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映画・お茶・宿泊が一体となったホステルが東京都・両国にオープン予定

2019年6月7日
編集部:木下 裕斗

2019年6月7日(金) 配信

宿泊スペースで映画を鑑賞し、お茶を堪能できる

 蒼樹(ソーウッド)(包怡萱社長、東京都渋谷区)は2019年夏、泊まれるシアター「Theater  Zzz」(シアターズィー)をオープンする予定だ。同ホステルは「数奇と出会い風景が重なる」をコンセプトに、お茶と映画、旅の3つの要素が1つの空間で集約し、風景が重なり合うことで新たな可能性を発見を与えるような特別体験を提供する。

 ホテル内の茶屋「CHASURU」では、自らブレンドするお茶を楽しみながら広々としたくつろぎの空間と仕事ができる「カフェスペース」、大型スクリーンを設置し、厳選された映画をBGVとして投影する施設内シアタースペースを展開する。

 夜間は茶席を宿泊スペースに変え、オープンステージにテントを張る。休日は交流をテーマに厳選した映画の上映イベントを開き、海外の人と地元の人が一緒に映画を楽しみ、上映会後はお茶を楽しみながら交流を深めることもできる。

施設の特徴

茶屋「CHASURU」
 お茶と花、フルーツ、薬膳を自分の体調や気分に合わせてブレンドできるシステムで、味だけではなく、香りや色の変化など、お茶を深く知ることで自由に楽しむことができる創造型茶屋だ。宿泊施設と一体となっているため、宿泊している海外から来たゲストも体験できる。夜はお茶カクテルなど健康に配慮した独自のお酒メニューを提供し、地元客と宿泊客が交流できる場となっている「CHASURU」は独自ブランドとして今後は茶屋として単独での出店も検討している。ティーエッセイスト・日本茶アーティストの茂木雅世さんがお茶の選定及びオリジナルレシピ開発を監修する。

多くのお茶を用意。花とフルーツ、薬膳とブレンドできる

ティーエッセイスト・日本茶アーティスト 茂木雅世(煎茶道 東阿部流 師範・茶育指導士
  急須で淹れるお茶=煎茶とそのまわりをちょっとだけおもしろくする活動を行う。  煎茶をただの飲み物としてではなく、より人の奥深くに、もっと身近に、暮らしの中に取り入れてもらいたいという想いのもと、ワクワクするお茶の場をさまざまな形で創り続けている。

THEATER
 同シアターでは、足を伸ばしてお茶と茶菓子でくつろぎながら映画を鑑賞することができ、夜はそのままシアタースペースにテントを張り宿泊できるなど、通常の映画館とは一味違う体験を提供する。また、シアタースペースでは、”あたらしいシーンは、Theaterからはじまる”をテーマに数々のシアターイベントをプロデュースしている、クリエイティブチームDo it Theater(ドゥイット・シアター)が企画協力として参加し、交流をテーマにした英語字幕での日本映画の上映やゲストを呼んでの上映会などさまざまなイベントを定期的に実施予定となっている。海外から来たゲストと地元の人々が一体になって楽しめるイベントの開催を予定している。

THEATERのようす

Do it Theater
 ”あたらしいシーンは、Theaterからはじまる”をテーマにイベントを企画プロデュース。 累計3万人以上が来場する「品川オープンシアター」や横浜赤レンガ倉庫を舞台とした「シーサイドシネマ」、 ロックバンドSuchmosとタッグを組んだ「DRIVE IN THEATER Suchmos」など、あらゆるスタイルの体験を意欲的に作り出している。

「ものがたり食堂」で活動する「Food Director さわのめぐみ」
 家族全員が料理人という家庭で育ち、物心が着くころには同じ料理の世界に。 2年間イタリアへ修行、帰国後、イタリア料理という枠から飛び出しさまざまな料理を提供したいとの考えから店舗を持たず、宅配で料理を提供している。 宅配や食べるアートイベント「ものがたり食堂」を中心に活動。

その他利用シーン
 広々とした空間は、海外から来たゲストの人や地元の人も、蔵前・両国エリアで稽古に励む力士たちもゆったり利用できるシアター・カフェ空間として設計し、コワーキング利用や、20年に向けた海外撮影クルーの拠点、女子会や講演会、学生団体や企業によるハッカソンなどさまざまな形態での利用も想定している。

空間デザイン
空間の特徴
 劇場型ホテル「Theater Zzz」の一番の特徴は、劇場の起源である屋外劇場の形状を生かしたことによる。屋外劇場では身分も人種も違う人々が集い交流を深めていた。そのイメージを活かし、足元には芝生、見上げると天井に麦畑が広がり、まるでピクニックに出かけたかのような開放感や楽しさを体験できる空間となっている。

遊休空間の利用
 昼間はお茶、夜は宿泊、休日はシアターやレンタルスペースなど、1つの空間をさまざまな形態と表情に変化させ、それぞれが抱える遊休空間を別の形態が補い合うよう構築している。空間と時間の有効活用を極力まで突き詰めた設計となっている。

未完のデザイン
 同ホステルはたくさんの要素が集まる場所であり、どれかに偏ることなく、それぞれの要素が滲み出すような空間デザインとなっている。そのため、壁で仕切るのではなく、もっと繊細で柔らかな境界でパブリックとプライベート、宿泊客と地域住民、時間と空間をつないでいる。表面的な飾りで表現するのではなく、時間軸により奥行きを与える空間を意図した。一見不整合にも見えるこのデザインは、時間とともに記憶を重ね、風景に溶け込み成長していくもの。未完であることこそが和のデザインだと同社は考えている。

出店エリア
 イーストトーキョーエリア(台東区・墨田区・江東区)は「江戸東京博物館」「北斎美術館」など、江戸にまつわる美術館・博物館が点在している。また、浅草・上野には古くからある建築物や、老舗のお店、下町情緒ある通りなど、江戸文化を象徴するスポットとして、世界各国から観光客が集まるエリアだ。最近では、両国~蔵前~清澄白河エリアに海外の有名コーヒースタンドやチョコレートの専門店、新進のベンチャー企業が出店するなど、隅田川を中心に新しいカルチャーが点在している。このようにローカルとグローバルが融合するエリアに「Theater Zzz」の1号店をオープンすることで、海外からの観光客と地元の人々のハブとして日本文化を発信する拠点になることを目指す。

ホステル概要

名称:Theater Zzz(シアター ズィー)
住所:〒130-0011 東京都墨田区石原1丁目18−7 1F
アクセス:都営地下鉄大江戸線 両国駅より徒歩4分、JR 総武線 両国駅より徒歩11分、都営地下鉄浅草線 蔵前駅より徒歩12分
テント数:16テント(最大18人収容)※男女共用
開業日:19年夏予定

運営会社概要

商号:蒼樹株式会社(ソーウッド) 英表記(SOOWOOD CO.,LTD.)
所在地 :〒150-0002東京都渋谷区渋谷 1-12-8 ILA 美竹ビル 507
代表取締役: 包 怡萱
業務内容:不動産企画開発、不動産運営管理、ホテル運営、ホテル開発コンサルティング
 

 

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