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2020年春「星のや沖縄」が沖縄本島の読谷村に開業予定

2019年5月23日
編集部:木下 裕斗

2019年5月23日(木) 配信

新施設の外観イメージ。沖縄の城の史跡「グスク」をモチーフにした。

 星野リゾート(星野佳路代表)は2020年の春に、沖縄本島の読谷村に「星のや沖縄」を開業する。沖縄県では、八重山諸島の竹富島にある「星のや竹富島」に続く2軒目となり、異なる沖縄文化を提供できる施設を目指す。

 4月16日(火)の会見で、沖縄本島への進出理由について、星野代表は「星野リゾートファンは『有名観光地に1カ所、星野リゾートがある』と期待されており、沖縄本島に施設がないことは星野リゾートブランド全体の課題としていた」と説明した。

 同リゾートは、沖縄県の城の史跡である「グスク」をモチーフにしたもので、施設全体を高い塀が囲む。なかには、沖縄らしい建物をはじめ、原風景を再現したヤシやアセロラ、パパイヤなどの畑を設ける予定。沖縄で「イノー」と呼ばれるサンゴ礁に囲まれた、浅く穏やかな海の近くに位置し、すべての部屋で海を眺められる。また、プライベートプールも付く。全100室を設け、広さは200平米。パブリックスペースには、ライブラリーラウンジやスパなどを整備する。

 アクセスは、那覇空港から車で約80分の場所。価格は1泊1室8万円~30万円を想定している。予約開始は、19年10月ごろを見込んでいる。

 星野代表は、「今後も有名観光地をはじめ、私どもの知らない魅力的な地域に積極的な展開をはかりたい」と意気込みを語った。

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