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ロボット王国誕生、生産性高いテーマパークへ(ハウステンボス)

澤田秀雄社長
澤田秀雄社長

 ハウステンボス(澤田秀雄社長)は4月21日、東京都内で会見を開き、7月16日に世界最先端ロボットが登場する「ロボットの王国」をオープンさせることを発表した。同施設では過去5年間で(1)花の王国(2)光の王国(3)音楽とショーの王国(4)ゲームの王国(5)健康と美の王国――の5つの王国を展開。今回6つ目となる同王国では、「変なホテル」「ロボットの館」「変なレストラン」の3つのコンテンツを柱に、同施設は世界一生産性の高いテーマパークを目指す。

 変なレストランは、日本初のロボットが運営する本格ビュッフェレストランで、変なホテルのスピンオフとして位置づけられている。料理長のロボットは鉄板焼き職人で、見事なヘラ捌きで一からお好み焼きを作り、顧客に提供することができる。

アイドルロボット
アイドルロボット

 そのほかにも、10種類以上のカクテルやビールなどを提供できるバーテンロボットや、サービス業務を担当するロボットなどを配備。各テーブルの上には卓上ロボットの「タピア」を設置し、顧客とのコミュニケーションをはかりながら、空席状況のコントロールも行っていく。同レストランはオープンキッチンスタイルになっており、ロボットたちが調理する姿をガラス越しに見ることができる。

 ロボットの館は、(1)ロボットショーゾーン(2)企業ブースゾーン(3)ロボット体験ゾーン(4)ロボットヒストリーゾーン(5)ロボットショップゾーン(6)ロボット試乗ゾーン(7)ロボットアニメタイアップゾーン――の7つのブースで構成されている。ロボット試乗ゾーンでは、西日本では初登場となる1人乗りロボット「バトルキング」が登場。実際にロボットを操縦しながら、赤外線の銃で撃ちあうゲームをすることができる。さらに、ロボットステージゾーンでは、複数のロボットが繊細でコミカルなダンスを披露する。
 
 
 

富田直美経営顧問兼CTO
富田直美経営顧問兼CTO

 同社の富田直美経営顧問兼CTOは、同施設は私有地のため、許可を得ることなくさまざまな実用実験を行えることから、「ハウステンボスは実用実験をするには最適な場所。ロボット技術がここから世界につながるよう、数々の実験を行っていく」と語った。また澤田社長は、「世界一生産性の高いテーマパークを目指す」と意気込み、将来的にはロボット産業にも進出していく意向を明らかにした。

 このほど熊本・大分県で発生した地震による同施設への影響として、実際に震災以降、変なホテルのキャンセルが200―300人程度出ていることを報告。澤田社長は「2―3カ月は震災の影響を受けるが、それ以降は『九州、頑張ろうじゃないか』という動きに変わる」と述べ、今後「がんばろう九州キャンペーン」などを展開していくと語った。

(左から)タピア、パルミー
(左から)タピア、パルミー

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