JTA、輸送協力で能登半島を応援 能登・沖縄コラボのフェア開催中

2024年2月16日(金) 配信

「冷凍すし」などが販売される

 日本トランスオーシャン航空(JTA)は2月16日(金)~18日(日)に能登半島地震の復興支援で開かれている「能登×沖縄 うまいもの大フェア」の輸送協力を行っている。毎日1往復で運航している定期便「那覇―小松(石川県)線」を活用し、金沢まいもん寿司が出品する「冷凍すし」を空輸する。

 うまいもの大フェアは石川県の特産品や能登の水産物、加工品、支援グッズ、沖縄の特産品などを販売する。会場は那覇市第一牧志公設市場3階で、主催はポンテヴェルデ。

 金沢で有名な、金沢まいもん寿司の開発商品「冷凍すし」は、港から直接仕入れた新鮮な魚介類をその日のうちに加工し、独自の技術で冷凍した握り寿司。冷凍とは思えない味を追求しており、今回は能登地方の鮮魚を用いた「冷凍すし」などを提供する。

22宿すべて休業、売上損失20億円の和倉温泉 復興支援のクラファン募集へ(和倉温泉観光協会)

2024年2月16日(金) 配信 

和倉温泉は5月15日(水)までクラウドファンディングを受け付けている

 和倉温泉観光協会(多田邦彦会長、石川県七尾市)はこのほど、令和6年能登半島地震により大規模な損壊被害を受け、ほとんどの旅館が休業に追い込まれている和倉温泉の復興支援のため、クラウドファンディングを始めた。

 現在、和倉温泉の22の旅館(全客室数約1300部屋、収容人数約6600人)が休業しているほか、旅館・温泉施設・商店・護岸・グラウンドなどの建物や施設は、概算で1000億円以上の被害が出ていると見込まれる。また、2024年1~2月の宿泊見込みが約7万7000人だったところ、地震の影響で100%キャンセルとなり、約20億円の売上が損失している状況にあり、3月、4月もキャンセルが相次いでいる。

 同協会は、「いま私たちができるのは、事業者の方一人ひとりの傍らに寄り添って、一緒に前を向いて進んでいくことだけです。皆様のご支援が和倉温泉の力になります。ご支援のほどよろしくお願いいたします」とコメントしている。

 クラウドファンディングは、READYFOR上で5月15日(水)まで受け付ける。

3月2日に乗り物体験型施設「モンキーパーク駅」開業 日本モンキーパーク

2024年2月16日(金) 配信

名鉄グループならではの乗り物体験を

 愛知県犬山市にある遊園地・日本モンキーパーク(小島智弘所長)は3月2日(土)、名鉄グループならではの体験型アトラクション施設、名鉄のりもの館「モンキーパーク駅」を開業する。電車の運転シュミレータなどのコンテンツが楽しめる。入館の予約はすでに開始している。

 コンセプトは「“のりもの”がある毎日をドキドキ・ワクワクの体験に」。グループ各社の「のりもの体験コンテンツ」を通して、子供たちにもっと乗り物を好きになってほしいとの思いを込めた。施設名は子供たちの「やってみたい!」を叶える出発駅になりたいという意味で名付けた。

 モンキーパーク駅では、シュミレータのほかバスドライバー体験やなりきりフォトスポット、車掌アナウンス体験などができる。入館料は500円で利用時間は30分、事前に時間指定の予約が必要。また、運転シュミレーターは1回800円で事前予約制。なお、モンキーパークへの入園料は別途必要となる。

 同園では3月9日(土)から乗り物関連のイベント「トミカ・プラレールフェスティバル」を実施。乗り物好きは一層楽しめるとアピールしている。イベントは6月30日(日)までの予定。

来館者急増の原爆資料館で電子チケット試験導入 行列解消・混雑緩和などに期待

2024年2月16日(金) 配信

チケット購入イメージ

 広島平和記念資料館(原爆資料館、広島県広島市)は2月16日(金)、アソビュー(山野智久CEO、東京都品川区)が提供する電子チケットサービス「ウラカタチケット」と予約管理システム「ウラカタ予約」の試験導入を行う。来館者急増に伴う行列の解消や混雑緩和を目指す。

 同施設は、2023年5月に開かれた「G7広島サミット2023」をきっかけに、国内外からの来館者数が急増した。最大2時間の入館待ちなど、行列や混雑が生じていたことから、広島市は、現地販売のみとしていた入館チケットを、オンラインで事前購入できるシステムの導入を検討し、このほど「ウラカタチケット」の試験導入を決めた。

 同システムによって、オンライン上でのチケット事前購入や予約、修学旅行などの団体利用時の事前入館手続きが簡略化される。

 電子チケットは、2月16日(金)から発売。入館受付期間は3月1日(金)~25年3月31日(月)とし、来館予定日の90日前から購入できる。

 料金は大人200円、高校生100円。

JATA、能登半島地震への義援金520万円を寄付

2024年2月16日(金) 配信

JATAはこのほど、石川県へ総額520万円の義援金を寄付した

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は2月16日(金)、令和6年能登半島地震の被災地復旧と復興支援のため、会員企業84社などから義援金を募り、同協会としての義援金を加えた総額520万円を、石川県の災害義援金口座へ寄付した。

 JATAは、「被災地の一日も早い復旧・復興に向け、今後も会員会社とともに可能な支援を検討していく」とした。

全旅連・井上会長、和倉温泉旅館協同組合を訪れ義援金贈呈 現地視察と意見交換も 

2024年2月16日(金) 配信

(左から)多田氏、谷﨑氏、井上氏、鈴木氏

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長)は、JR七尾線が和倉温泉駅まで運行再開した2月15日(木)、和倉温泉旅館協同組合(谷﨑裕理事長)に義援金100万円を贈呈した。

 井上会長と、鈴木治彦常任理事は運転再開後最初の特急「能登かがり火1号」に乗車して和倉温泉を訪れた。

 現地を視察しながら、谷﨑理事長(日本の宿のと楽)と、全旅連の多田計介常任顧問(ゆけむりの宿美湾荘)から和倉温泉の被災状況や、断水の状況での復旧隊員の受け入れ対応などをヒアリングした。また、金融の柔軟な対応や、雇用調整助成金、断水の復旧などの課題についても意見交換した。

多様なニーズへ対応 ホテルJALシティ長野が4月に客室リニューアル

2024年2月16日(金) 配信

デラックスツインイメージ

 ホテルJALシティ長野(関根宏総支配人、長野県長野市)は4月18日(木)、9~11階の客室をリニューアルオープンする。新たに「ニュースタンダードフロア」客室を4タイプ用意し、多様なニーズや幅広い年齢層のスタイルに対応する。

 「善光寺へと続く街並みや山並み」をデザインのモチーフに、モダンでシンプル、機能的な客室を目指した。

 客室タイプはデラックスツインからニュースタンダードシングルまで4種類で、客室数は計42室。予約は3月18日(月)から受け付ける。

3月4日(月)、ストックホルム事務所を開設 26カ所目のJNTO海外拠点

2024年2月15日(木) 配信

ストックホルム事務所・若林香名所長

 日本政府観光局(JNTO)は3月4日(月)、26カ所目の海外拠点として、スウェーデンにストックホルム事務所を開く。北欧地域(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランド)からのインバウンド促進を目指し、現地の旅行業界関係者などとのネットワーク構築や、マーケティング活動を拡充する。

 ストックホルム事務所では、2023年度から重点市場となった北欧地域を管轄し、現地消費者の志向やトレンドなどの新情報を把握し、現地の旅行業界関係者や一般消費者に対して、効果的なプロモーションを展開する。また、日本の自治体・DMO・観光関連事業者へ、有益なマーケット情報を提供する。

 所長には、若林香名氏が就任する。若林所長は、17年にシドニー事務所長を務めた経歴を持つ。

 JNTOは、「海外旅行が旺盛な北欧地域は、市場開拓の余地が大きい。24年に新たな直行便の就航の予定もあるこの好機を捉え、日本の観光関連事業者の皆様とともに、誘客に取り組んでいく」とコメントした。

 開所日には、現地の政府・旅行業界関係者などを招待して開所式を行う。

海外ツアーの検索サイトをリリース ジャルパック

2024年2月15日(木) 配信

検索サイトのトップページ

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は2月14日(水)、目的に合わせた海外旅行ツアーが検索できる新サイト「JALパックおまかせ海外ツアー」を開設した。

 同社がおすすめする多彩な商品のうち、出発地や目的地から、またホテルグレードや添乗員付きなど条件を選んで旅の目的から検索することも可能。「航空券+宿泊」に観光や食事、送迎などをセットした海外ダイナミックパッケージの新プランも用意した。

 同検索サイトでは世界52都市、全446コースをそろえており、今後も順次拡大していく予定だ。

「クラフトホテル瀬戸内」 香川県東かがわ市に3月1日開業(ダイブ)

2024年2月15日(木) 配信

中庭のチャペルサウナ(右奥)と水盤

 人材サービスやグランピング施設運営などを行うダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)は3月1日(金)、香川県東かがわ市に同社初のホテル業態となる「クラフトホテル瀬戸内」を開業する。

 閉業した旧「三本松ロイヤルホテル」を全面改装し、リニューアルオープンする。

 コンセプトは、「瀬戸内のローカル感とつながる滞在型アウトドアホテル」。元々、中庭にあった三角屋根のチャペルを、約36平方㍍の広さのフィンランドサウナに改装。チャペル前の芝生スペースには、水盤を設置するなどして、中庭全体で非日常のリゾート感を創出する。

 中庭を望むテラス席ではご当地グルメを使ったアウトドアディナーが楽しめる。瀬戸内エリアのクラフトビールなどを提供する「CAFE&BAR」も備える。

 客室は全35室。宿泊料金は素泊まりで1人あたり1泊1万450円から(季節変動あり)。比較的リーズナブルな価格設定で、若い世代の旅行需要を取り込む。