佐賀市メイン通りに180万球のイルミネーション

2017年11月21日(火) 配信

サガ・ライトファンタジー(唐人町東線)

JR佐賀駅から県庁までの中央大通り(シンボルロード)約1・2㌔を中心に180万球の電球で装飾する「サガ・ライトファンタジー」が来年1月8日(月)まで行われている。フォトジェニックなスポットとしておすすめだ。

 大通り沿いの主要箇所のスポット電飾、商店が手掛ける自主電飾、企業協賛による電飾、さらには市民参加し電飾を行うことで、街の魅力を高め市街地の活性化をはかろうと取り組んでいる。主催はサガ・ライトファンタジー実行委員会。

 佐賀県庁では、県内一の高さを誇る展望ホールで、夜景プロジェクションマッピング「星空のすいぞくかん」も開催している。窓ガラスをスクリーンにすることで、佐賀の夜景のなかを魚たちが自由に泳ぎまわるようすを演出している。人の動きにあわせて広がる魚群や、窓に触れると現れる魚など、親子で楽しめる仕掛けも盛りだくさんだ。

サガ・ライトファンタジー

街路樹にもイルミネーションが

開催期間:2017年10月31日(火)~2018年1月8日(月・祝)

点灯時間:午後5:00~午前0:00 ※イベント開催日は変更あり。

開催場所:佐賀市中央大通り(シンボルロード)約1・2㌔

イルミネーションスポット:

 佐賀駅南口、駅前まちかど広場、駅前交番西交差点、唐人町まちかど広場

 唐人町東線、佐賀玉屋前、白山アーケード、エスプラッツ

 佐賀バルーンミュージアム、水の郷まちかど広場、佐賀県庁など

これからの主なイベント:

 サガ・ライトファンタジーフォトコンテスト(11月30日(木)まで)

 クリスマスイベント(12月23日(土・祝)、午後5:00-同7:00)

  ファイナルイベント(1月7日(日)、午後6:00から)

アート県庁プロジェクト「星空のすいぞくかん」

佐賀市内の夜景を背に泳ぐイルカ
来場した人々を星空の世界へと誘う入り口

開催期間:(開催中)~2018年3月31日(土)

開催時間:午後6:30~午後10:00

開催場所:佐賀県庁展望ホール

     佐賀市城内1丁目1-59

     JR佐賀駅から徒歩20分、バス停「県庁前」から徒歩1分

全国のグルメと物産、ご当地キャラが大集合!「町イチ!村イチ!2017」を開催

2017年11月21日(火) 配信 

前回の会場のようす

全国の町村が一堂に会し、特産品や観光資源などをアピールするイベント「町イチ!村イチ!2017」が2017年12月2日(土)、3日(日)の2日間、東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催する。

 「町イチ!村イチ!」は、特産品や観光資源などの町村の魅力を首都圏の人へアピールすることを目的に開かれている。2011年に1回目を開催し、今回で4回目。前回は2日間で、メイン会場に延べ5万2千人が来場した。町村に出展者を限定している点が特徴で、今回は日本全国から約340町村もの参加を予定する。

町村自慢のグルメや物産が楽しめる!

前回の食堂コーナー

 町村自慢のグルメや物産、ご当地キャラに加え、郷土芸能やパフォーマンスを披露するステージや、町村関係者と来場者が交流する場となる「あの町!この村!暮らしのイロハ情報コーナー ~あったらいいな。こんなふるさと~」も開設。暮らしのイロハ情報コーナーでは、先着で「町イチ!村イチ!2017」オリジナルのノベルティ配布も予定している。

 イベント会場は、北海道、東北、関東、北信・東海、近畿、中国・四国、九州の7つのエリアに分かれる。「特産品展示・販売コーナー」では、「じゅんさい」(秋田県三種町)、「小川和紙」(埼玉県小川町)、「香住ガニ」(兵庫県香美町)、「陶助おこし」(佐賀県有田町)などを購入できる。一部商品は試飲・試食も可能。「食堂コーナー」では、「能登豚丼」(石川県中能登町)、「半田そうめん」(徳島県つるぎ町)などご当地グルメが楽しめる。

 今回は12月の開催(前回は9月開催)にちなみ、会場内のロビーギャラリーに巨大な「クリスマスツリー」や「そり」を設置するほか、クリスマスをイメージさせる演出や装飾を予定。

「くまモン」など、約100体以上のご当地キャラが登場

富山県入善町の「ジャンボ~ル三世」

 特設ステージでは、町村ごとに特色ある郷土芸能やユニークなパフォーマンスをご覧いただけます。さらには、熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」、富山県下新川郡入善町のマスコットキャラクター「ジャンボ〜ル三世」など、約100体以上の「ご当地キャラ」が会場の各所でパフォーマンスを繰り広げる。また、「震災復興応援コーナー」では、被災地で復興に取り組む町村や団体の活動を紹介する。

「町イチ!村イチ!2017」概要

日時:

2017年12月2日(土)正午~午後7:00、3日(日)午前10:00~午後5:00

場所:

東京国際フォーラム ホールE、ロビーギャラリー(東京都千代田区丸の内3-5-1)

サテライト会場:有楽町駅前地上広場(有楽町駅前)

入場料:無料

主催:全国町村会

後援:

内閣府、総務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、観光庁、

全国知事会、全国市長会、全国都道府県議会議長会、全国市議会議長会、

全国町村議会議長会、東京都、読売新聞社

各コーナーの概要

*カッコ内は会場

1.特産品展示・販売コーナー(ホールE)

 町村自慢の特産品を展示・販売する。一部商品の試飲・試食も楽しめる。

2.町イチ!村イチ!食堂(ホールE)

 地元食材を使った郷土料理やこだわりグルメを販売する。
 毎回、人気の食堂には行列ができる。

3.町イチ!村イチ!ステージ(ホールE・有楽町駅広場)

 町村ごとに特色のある郷土芸能、ユニークなパフォーマンスなどを披露する。
 ステージの間には、町村のPRも行われる。

4.震災復興応援コーナー(ホールE)

 震災など自然災害の復興に取り組む町村や団体などの活動をパネル展示で紹介、応援するコーナー。

5.あの町!この村!暮らしのイロハ情報コーナー(ロビーギャラリー)

 町村の生活や仕事など、ふるさとで暮らす際の“あれこれ”を紹介するコーナー。
当日は、実際に町村の担当者と直接相談することもできる。また、移住・定住の魅力や町村の取り組みをステージやパネル展示などで紹介。コーナーを訪れた人へ先着で、「町イチ!村イチ!2017」オリジナルのノベルティ配布も予定する。

*ブース出展町村はホームページで検索が可能。

6.町イチ!村イチ!マルシェ(有楽町駅広場)

 有楽町駅前広場のサテライト会場では、各町村から直送の新鮮な野菜や果物を販売する。ふるさとがお届けする「冬の旬」をぜひ自宅へ。

7.伝統工芸実演・体験コーナー(ロビーギャラリー)

 町村には伝統的な技術・技法が永年にわたって受け継がれている。そんな伝統工芸を熟練の職人さんが実演する。希望者は体験も可能。

8.ご当地キャラに会える(各会場)

 会場のいたるところに約100体以上ものご当地キャラクターが登場。各町村のPRを行う。たくさんのキャラクターと触れ合ったり、一緒に写真を撮ったり。特別な1日の思い出にしよう。

 

福井・若狭で写真投稿募集中!優秀作には特産品も

2017年11月21日(火) 配信

福井県・若狭路(わかさじ)各地で撮影された写真を交流サイト(SNS)などへ投稿するイベント「若狭路フォトミッション」が、来年1月31日(水)まで開かれている。

 若狭路を訪れ、絶景を撮影するなどの「ミッション」をクリアした写真を撮影し、ハッシュタグをつけて投稿する。

 ミッション以外の写真でも若狭路を満喫している画像は大歓迎。SNSを利用していない場合は、写真データをメールで送付またはプリントを郵送して応募できる。

 締め切り後に審査を行い、優秀作品に選ばれた応募者には、越前がにや三ツ星若狭牛などの特産品をプレゼントする。

若狭路フォトミッション

応募期間:2018年1月31日(水)まで

投稿までの流れ:

1)若狭路フォトミッションのSNS公式アカウント(Instagram、Twitter、facebookいずれか)をフォロー

2)若狭路各地で「ミッション」をクリアする写真を撮影

  ミッション:「絶景」、「おもしろ写真」、「体験(している場面)」を撮影

   ※ミッション以外の写真でも若狭路を満喫している写真なら応募も可

3)SNSに以下のハッシュタグを付けて投稿。

  絶景の写真 「#若狭路フォトミッション #若狭絶景」

  おもしろ写真「#若狭路フォトミッション #若狭おもしろ」

  体験写真  「#若狭路フォトミッション #若狭体験」

  ミッション以外の写真「#若狭路フォトミッション」

【SNS以外で応募する場合】

 メールでの応募先: photo☆wakasaji.jp (☆を@にかえて送信)住所、名前、年齢、電話番号を記載する。

 郵送での応募先: 〒918-8321 福井市問屋町3-903(株)福井テレビ開発内「若狭路フォトミッション事務局」宛

Lサイズ程度にプリントした写真に、住所、名前、年齢、電話番号を明記のうえ送付。(注:応募写真は返却されない)

入賞発表:2018年2月中旬

プレゼント:ベストショット賞「越前がに」(1人)

      絶景賞「三ツ星若狭牛」(2人)

      ユニーク賞「若狭ふぐ鍋セット」(2人)

      体験賞「うなぎ蒲焼」(2人)

全応募作品中、各省に該当しなかった優秀作品には「若狭路満喫賞」として特産品を75人にプレゼント。

問い合わせ:

 若狭湾観光連盟 TEL:0770(64)5640

(株)福井テレビ開発「若狭路フォトミッション事務局」TEL:0776(26)2275

「舞妓はんバー」で、プレ金は特別体験 

2017年11月21日(火) 配信

プレミアムフライデーは舞妓さんと

月末金曜日は、舞妓さんと。京都ブライトンホテルは、2017年11月、2018年1月と3月の プレミアムフライデーに「舞妓はんバー」を開く。

 アトリウムロビー中央のラウンジ・バーで、京都の五花街のうち、上七軒と宮川町の芸妓さん、舞妓さんとお酒や会話を楽しむ今回のイベント。花街での芸事やしきたり、日常生活など、なかなか聞くことができない質問にも気さくに答えてくれるほか、写真撮影も自由。オードブルやドリンクとともに、優雅で貴重な時間を楽しめる。

イベント概要

開催日:2017年11月24日(金)、2018年1月26日(金)、3月30日(金)

時間:[2部制]午後6:00~、午後7:00~

内容:ラウンジ・バー「クー・オ・ミディ」で舞妓さんとのひとときを過ごしたのち、好きなレストランで食事を楽しむ。

食事:

テラスレストラン「フェリエ」、京懐石「螢」、鉄板焼「燔」、中国料理「花閒」

料金:

上記店舗で、1人1万3千円、1万5千円、1万8千円、2万3千円の中からメニューを選択(税込)。

※お食事と舞妓はんバータイム(オードブルプレート、乾杯ドリンク込) 

※テラスレストラン「フェリエ」では、1万3千円、1万5千円のみ(税込)

※ラウンジのみ利用(舞妓はんバータイム、オードブルプレート、乾杯ドリンク込)の「ラウンジプラン」も、1人5千円(税込)で受け付けている。     

予約・問合せ:TEL 075―441―4318(ラウンジ・バー「クー・オ・ミディ」)

オープン型宅配便ロッカー新たに16駅に設置

2017年11月21日(火) 配信

宅配便サービスを拡充

小田急電鉄は2017年11月28日(火)から、宅配事業者の荷物を受け取ることができる「オープン型宅配便ロッカー(PUDOステーション)」を新たに16駅に配置する。今回、小田急江ノ島線・多摩線にも導入することで、小田急線全線における設置駅は、計24駅(25カ所)となる。

 同ロッカーは、当初ヤマト運輸のクロネコメンバーズ会員を対象に、自宅で荷物を受け取ることができなかったときの再配達先として利用していた。現在では、佐川急便や、DHLジャパンの荷物にも対応。そのほか、日本最大級のファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」での購入時に、商品の受け取り場所として指定できるなど、利便性の向上をはかっている。

「鉄道駅等での受取インフラの整備促進」(出典:国土交通省「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」報告書【平成27年10月14日】)

 設置拡大は、「鉄道駅等での受取インフラの整備促進」(出典:国土交通省「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」報告書)に基づいた取り組み。同社では、引き続き、駅の利便性向上に加え、宅配の再配達発生による社会的損失への対応に努めていく。

設置詳細

名称:

オープン型宅配便ロッカーPUDO(プドー)ステーション

サービス開始日:

2017年11月28日(火)町田駅

※他の15カ所は、順次使用開始予定(下記参照)

設置駅・仕様・利用開始時間・サービス開始日:

設置駅などの詳細

仕様の詳細:

ロッカー仕様詳細

利用可能宅配事業者(2017年10月現在):

・ヤマト運輸

・佐川急便

・DHLジャパン

※「ZOZOTOWN」の商品購入時の荷物受け取りも可能

設置済みロッカー詳細

北海道・滝川で2月、紙袋ランターンフェス開催

2017年11月21日(火) 配信

ロウソクによる灯りは、わずか3時間の夢の世界

北海道滝川市で来年2月17日(土)に「第16回たきかわ紙袋ランターンフェスティバル」が開かれる。

 市民が思い思いに、紙袋に切込み模様を入れたり、絵を書いたり、セロファンを貼るなどして装飾。なかにロウソクを立てて火を灯すと、通りは優しく柔らかい光に包まれる。心も体も暖まるわずか3時間の催しだ。

 2003年、滝川市出身の彫刻家・五十嵐威暢(いがらし・たけのぶ)さんの発案で、駅前通りに約2千の「紙袋ランターン」が並べられたことが取り組みの発端。市民やファンに支えられ、今では1万5千個もの作品が集まるまでになったという。

 会場各所では温かい飲み物を無料で提供する「ふるまいコーナー」や地元グルメを味わえる出店もある。

第16回たきかわ紙袋ランターンフェスティバル

子供からお年寄りまで、作品を作る人すべてが主役になれる。
国道沿いを紙袋ランターンで彩る。1日で400人を超えるボランティアが参加するという。
当日は紙袋ランターンの製作体験も。作った作品を会場に並べてみては!
会場各所では「ふるまいコーナー」や出店もある。

開催日:2018年2月17日(土)

開催時間:午後5:00(点灯)~同8:00

会場:JR滝川駅前から商店街にかけて

問い合わせ:たきかわ観光協会 

      TEL:0125(23)0030 午前9:00~午後5:00

ゴルフ目的の交流人口増を目指す

2017年11月21日(火) 配信

楽天が東南アジアでゴルフ予約サイト「Golfasian」と連携を強化する

楽天はこのほど、東南アジアを中心にゴルフ場・ツアーの予約サイトを展開する「Golfasian」との連携強化を発表した。国内外のゴルフ場予約や、関連旅行商品の造成など、ゴルフ目的の交流人口増加を目指す。

 国内では、海外ゴルフ場の予約範囲拡大や、ゴルフ目的の海外ツアー商品の提供を通じ、「楽天GORA」の会員向けサービスを充実させる。「Golfasian」会員向けには、予約できるゴルフ場の範囲を広げ、インバウンドの取り込み増加をはかる。ゴルフツアーなど、「Golfasian」が提供する旅行商品の予約サービスには、楽天トラベル(高野芳行事業長)が協力する。

マレーシア往復4万円、ANAがロングステイ用運賃設定

2017年11月21日(火) 配信

(左から)弓野氏、平田氏、アズラン氏

全日本空輸(ANA)はこのほど、マレーシアへのロングステイ向け新運賃を設定した。エコノミークラスは、東京からクアラルンプールまで4万円で往復できる。通常の運賃でロングステイ用の航空券を購入すると往復37万6千円というから、新運賃は破格だ。販売期間は12月31日(日)まで。

 搭乗期間は2018年1月10日(水)~9月30日(日)まで。エコノミーのほか、ビジネスクラスも設定しており、往復9万円。別途燃油サーチャージや空港税などが別途加算される。設定路線は成田―クアラルンプール線、羽田―クアラルンプール線。滞在期間は9日~6カ月で、日本国内で往路・復路各1回乗り継ぎ可能だ。予約変更・払い戻しは手数料が1万円かかる。

人気ナンバーワンの国、マレーシア

 マレーシアはロングステイ財団の調査で、海外ロングステイの希望国で11年連続ナンバーワンに選ばれる人気の地。マレーシア政府観光局のノール・アズラン東京支局長は「治安や経済が安定し、コストが安い」とマレーシアの魅力を売り込んだ。また、ロングステイ用の特別制度「マイセカンドホーム」が整備されていることや、日本のパスポートであれば90日間まで滞在できることなどを紹介。ぜひ今回の航空券でマレーシアを訪れてほしいと呼び掛けた。

ロングステイ需要の取り込みへ

 ロングステイ財団の調査によると、海外に2週間以上滞在するロングステイ人口は年間約158万人。ANAはこの需要を取り込むため、今回ロングステイ用の運賃を設定した。これまでも長期滞在向けの運賃は欧州や中国、北米などで設定していたが、ビジネス利用を想定していたとし、余暇のロングステイを意識したのは初めてという。11月20日(月)の会見で、マーケティング室観光アクション部観光振興チームの平田郁子アシスタントマネージャーは「今後も国際線の拡充とサービス向上に努めたい」とした。

 また、ロングステイ財団の弓野克彦理事長は「ロングステイは海外旅行人口の底上げにつながる。今後も、さまざまな地域でロングステイ運賃が展開されることを期待する」と語った。

“ハートフルな温泉宿”28軒紹介 山崎まゆみ〈著〉「続バリアフリー温泉で家族旅行」

2017年11月21日(火) 配信

「続バリアフリー温泉で家族旅行」表紙

 温泉エッセイストの山崎まゆみ氏はこのほど、書籍「続バリアフリー温泉で家族旅行」(昭文社、本体1500円+税)を発刊した。2015年に出版した前作が好評だったため、山崎氏が太鼓判を押す“ハートフルな温泉宿”を新たに28軒掲載した。

 「足腰の弱った親を安心して連れて行ける温泉」、「おじいちゃん・おばあちゃんを囲んで3世代、4世代の家族旅行にお薦めできる」ことを宿の選定基準としている。また、施設などハード面だけでなく、宿の主人や女将、スタッフなどの“体が不自由な方を受け入れる気持ちがある”ことも優先している。

 同書では、どの温泉宿も湯船の写真を大きく紹介しているのが特徴。驚くのは、大浴場や貸切風呂の断面図を掲載し、浴槽の形状を図解し、段差ごとに深さや、幅などを細かく説明している点だ。

 予約前のチェックポイントの覧も設け、宿の受入態勢や配慮している部分を細かに紹介している。

 施設の項目では、車イス使用者の駐車場のスペースや場所、車イス送迎の有無、駐車場から玄関までの段差の個所などが一目で分かる。食事の項目では、アレルギーや、きざみ食などの対応ができるかなどの情報も得られる。

 山崎氏自身も前作の出版後に手術を受け、その後湯治によって体を整え、仕事に復帰した。「20年以上も温泉を取材してきたが、体にメスを入れたからこそ、温泉の底力を思い知った」と山崎氏は語る。「温泉をあきらめていた方にこそ、温泉でくつろぎを得ていただきたい」との願いが詰まっている。

 問い合わせ=電話:0570―002060(ナビダイヤル)。

海外人口は過去最高 訪日ロングは2W以上と定義 ロングステイ財団

2017年11月21日(火) 配信

弓野克彦理事長

 ロングステイ財団が11月8日に発表した「ロングステイ調査統計2017」によると、16年のロングステイ推計人口は海外が過去最高の158万6598人となった。国内は前年から77万人減の769万人。また、今回はインバウンドについて初めて定義し、2週間以上の滞在をロングステイとした。人数などは把握できていないが、欧米地域は2週間以上の滞在者が50%を超えるという。

 同日、東京都内で開いた発表会で弓野克彦理事長は、海外ロングステイ人口は200万人を目指しているとし、「達成にはシニア層だけではなく現役世代に広げていかなくてはならない」と言及。調査でも12年から16年までの推移をみると、40―59歳の現役世代の海外ロングステイ人口は成長しており、期待感を示した。

 一方、国内はロングステイの需要はあるが、長期滞在できる宿泊施設などが不足していることを指摘。調査では、キッチンや家具などの設備や長期滞在に有利な料金設定を求める声が多かった。需要が伸びると予測されるインバウンドロングステイも、顧客となる欧米人が滞在する環境がないとし、インフラ整備の必要性を強調。「経済波及効果の高いロングステイを今後も推進していく」と意気込んだ。

 調査動向を発表した事業部の川嶋彩氏によると、国内ロングステイのキーワードは「コト消費」という。必要な情報として「体験ツアー情報」を挙げた人が36・1%と最多となり、「ロングステイ先で何ができるかが重要」とした。

 滞在目的別にみると、希望都道府県の総合トップ10に入っていない地域が1位になる項目もあった。例えば好きな地域1位の愛媛県は総合19位、趣味・スポーツ1位の岡山県は総合16位となっている。「ターゲットを明確にし、強みを生かしたマーケティングが成功の鍵」。

 また、移住への関心がロングステイ経験者は未経験者よりも18・8ポイント高いことから、「移住促進にはまずはロングステイヤーを増やすことが有効だ」と述べた。

 ロングステイ市場の伸びには、働き方改革のワーク・ライフ・バランスも重要になってくることから、今後はテレワーク協会などとの連携も進める。発表会には同協会の富樫美加事務局長を招き、働き方改革について語り合った。