世界水準DMOへ初会合開く 制度見直し求める声も 観光庁

2018年11月8日(木) 配信 

検討会のようす

 

観光庁は11月7日(水)に東京都内で、新たな「世界水準のDMO」(先駆的インバウンド型DMO)を形成するため、有識者による初会合を開いた。

 現行の日本版DMO登録制度は、関係者間の合意形成やKPI設定など5項目を満たせば登録できる。今年7月末時点で国内208法人にまで増えたが、人材と財源に問題を抱えるところが少なくない。有識者からは「観光協会が看板の掛け替えをしているだけ」との声もあり、制度自体の見直しも求められそうだ。

 検討会の主な論点は2つ。「現在のDMOの取り組みや課題」と、「世界水準のDMOのあり方」となる。今後の検討会でDMOからヒヤリングを行い、世界水準のDMOの登録要件の絞り込みや新基準を検討する。併せて全体の底上げをはかる対応策も練っていく。

 田端浩観光庁長官は冒頭、「我われも試行錯誤しているのが現状。検討会を通じ、今までの検討を超えるような方向性を議論いただきたい」とあいさつした。

 今年中に残り2回の会を開く。年明け後に論点整理を経て、中間とりまとめは今年度中に行う見通し。座長となった東洋大学国際観光学部国際観光学科の矢ケ崎紀子教授は「短期間でのとりまとめは難しい作業となるが、地域目線で進めていきたい」と語った。

12月23日に文化庁京都移転推進シンポジウム 参加者募集中

2018年11月8日(木) 配信 

写真左からパネリストの落合陽一氏、小山薫堂氏

文化庁京都移転準備実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所)は2018年12月23日(日)、文化庁の京都移転の機運醸成をはかることを目的としたシンポジウムを開く。「文化芸術による新しい価値の創出と地方創生」をテーマに、文化庁の京都移転が持つ可能性などについて議論する。

 10月に機能強化された「新・文化庁」が発足し、文化庁が中核となって文化行政を総合的に推進していく体制がスタート。本格移転の規模や移転場所などは決まっており、2021年度に京都に移転すると発表している。

「文化庁京都移転推進シンポジウム」概要

日時:2018年12月23日(日) 午後1:30~4:30

場所:京都劇場(京都市下京区東塩小路町901京都駅ビル内)

募集定員:700人(入場無料、申し込み多数の場合は抽選)

 主催: 文化庁京都移転準備実行委員会(構成:京都府、京都市、京都商工会議所)

プログラム:

(1)オープニング ratio(レシオ、複合パフォーマンスユニット)

(2)あいさつ 西脇隆俊氏(京都府知事)、門川大作氏(京都市長)

(3)「新しい文化政策」アイデアコンテスト(※)受賞者発表会

 ※「新・文化庁」に期待される新しい文化政策のアイデアコンテスト

(4)パネルディスカッション

「文化芸術による新しい価値の創出と地方創生」

  ~文化庁京都移転がもたらす新たな可能性~

<パネリスト>

・落合 陽一 氏(メディアアーティスト)

・小山 薫堂 氏(放送作家、京都館館長)

・竹宮 惠子 氏(漫画家、京都精華大学大学院マンガ研究科全学研究機構国際マンガ研究センター長)

・村田 善則 氏(文化庁次長)

<コーディネーター>

・中村 伊知哉 氏(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、京都国際映画祭実行委員長)

 申し込み:

 「ハガキ」「電子メール」「ホームページ(所定フォーマット記入)」「FAX」のいずれかで、2018年10月22日(月)~12月5日(水)までに、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、電子メールアドレス、同伴者氏名(フリガナ/1人まで可能)を添えて、文化庁京都移転推進シンポジウム事務局へ申し込みをお願いする。

 申し込みされた人には、「抽選結果」に関わらず連絡ハガキが送付される。

<申込先>

文化庁京都移転推進シンポジウム事務局

〒604-8162 京都市中京区七観音町634 株式会社コンベンションリンケージ内

FAX:075-231-6354

E-mail:bunkacho-iten2018☆c-linkage.co.jp

 (※☆を@マークに置き換えて送信)

ホームページ:以下のページリンクから

新・文化庁の京都移転
http://www.c-linkage.co.jp/bunkacho-iten2018
新・文化庁の京都移転のwebサイトです。文化庁京都移転「新しい文化政策」アイデアコンテストと文化庁京都移転推進シンポジウムの情報を掲載しています。

KNT関東、アニメBANANA FISHオフィシャルツアー売り出す

2018年11月8日(木) 配信

シーズン終了後、ゆかりの地を巡る
Ⓒ吉田秋生・小学館/Project BANANA FISH

近畿日本ツーリスト関東はこのほど、テレビアニメ「BANANA FISH」に登場するアメリカ・ニューヨークをめぐる「BANANA FISHオフィシャルツアー in NY」をインターネットの専用ページで売り出した。ツアーは、シリーズ終了後の2019年2月に行われる。

  ツアーでは物語の重要な局面の舞台となる地「アメリカ自然史博物館」や、第11話「美しく呪われし者」に登場した「グランドセントラル駅」や「エクスチェンジ・プレイス」周辺、第3話「河を渡って木立の中へ」から登場するチャイニーズ勢の本拠地「チャイナタウン」、自由の女神へと向かう「スタッテンアイランドフェリー」などの舞台を巡る。使用される市内観光のバス車内では、アッシュと英二の「オリジナルボイス」が流れるほか、貸切ディナーパーティーにて「最終回」特別上映会「BANANA FISH」最終回の特別上映会。また、 ツアー参加者限定の「オリジナルコラボグッズ」もついてくる。

商品概要

行程:

2月20日:成田空港発。空路ニューヨークへ。 (ニューヨーク泊)

2月21日:終日、バスでニューヨーク市内観光(「BANANA FISH」ゆかりの地を巡る)。夜は、貸切ディナーパーティー (ニューヨーク泊)

2月22日:午前のニューヨーク市立図書館見学後、自由行動。(ニューヨーク泊)

★オプショナルツアー:アッシュの軌跡をたどるディープな街歩きツアー(別料金)

2月23日:空路帰国の途へ (機内泊)

2月24日:成田空港到着

出発日:2019 年2月20 日限定

利用予定航空会社:ユナイテッド航空

利用予定ホテル:ワトソンホテルまたはウェリントンホテル

食事:朝食3回、昼食1回、夕食1回付   ※この回数に機内食は含まれない

添乗員:同行

最少催行人員:30人

旅行代金:26万4千円(2人1室利用、大人1人)

申込受付期間:12月14日(金)午後5時まで

受付:

「北海道ふっこう割」実施! クラブメッド・北海道トマム、サホロの旅行が割引に

2018年11月8日(木) 配信

スノーマウンテン

クラブメッドは、北海道内の「クラブメッド・北海道 トマム」と「クラブメッド・北海道 サホロ」で「北海道ふっこう割」を活用した宿泊プランを2018年11月1日(木)から販売している。

予約開始日 :2018年11月1日(木)
対象リゾート:北海道 トマム、サホロ
宿泊日   :2019年2月28日(木)チェックアウト分まで(2月27日(水)宿泊まで)
対象プラン :3泊以上のパッケージプラン及び宿泊プラン
対象年齢  :4歳以上
ルームタイプ:すべてのルームタイプ
予約窓口  :コンタクトセンターで電話のみの受け付け
割引内容  :・パッケージプラン
        2月28日までに旅行が終了する3泊以上のパッケージプランが
        対象で4歳以上1人につき、2万円の割引。
       ・宿泊プラン
        2月28日までにチェックアウトする3泊以上の宿泊プランが
        対象で2人以上1室利用の1部屋につき6万円の割引

クラブメッド・北海道 トマム

開業日       :2018年12月7日(金)
冬季シーズン営業期間:2018年12月7日(金)~2019年3月31日(日)

 昨年12月にオープンした、サホロに次ぐ国内2軒目のマウンテンリゾート。この時期にここでしかできないトマムの体験“マスト トライ エクスペリエンス(Must Try Experience)”を開催する。

マストトライエクスペリエンス:
 ・北海道の上質なパウダースノー
 ・現地の源泉牛肉による焼肉
 ・ウィスキー・酒テイスティング
 ・幻想な氷の世界「アイスヴィレッジ」
 ・国内最大級の屋内ウェイブプール 「ミナミナビーチ」

クラブメッド・北海道 サホロ

開業日       :2018年11月30日(金)
冬季シーズン営業期間:2018年11月30日(金)~2019年4月7日(日)

 昨年、設立30周年を迎え、この冬リニューアルオープンする。アイヌ文化を取り入れた新たなデザインの客室や大人ビギナー用スキーマジックカーペットの導入など、アップスケールして営業する。スキーをはじめスノートレッキング等のアクティビティやカナディアンバスが楽しめる。

クラブメッドについて

「何も考えず、ただリラックスする時間。人生にはバカンスが必要なはずです。」
1950年に先駆的な考え方のもとスタートしたフランスの会員制バカンスクラブ。

 クラブメッドは、例えば友人の別荘に遊びに行った時のようにゆっくり気楽に滞在し、日常の疲れを取り除いていく、いわゆるフランス風バカンスを提案している。

 現在では、世界24カ国、約70カ所にリゾートを運営。透明度が高い美しい海でおもいっきり太陽を感じられるモルディブやモーリシャス、メキシコ カンクンに至る世界の一流リゾート地で展開している。

 家族向けリゾート施設、ビーチリゾート運営にはとどまらず、1956年にスイス、レザン村に最初のスキーリゾートをオープンさせて以来、フランス シャモニーをはじめとする、ヨーロッパのアルプスをメインに世界中26軒の山岳リゾートを経営するスノーリゾート・マウンテンリゾートの国際的リーダーだ。

バカンスダイヤル(問い合わせ先)

 TEL:0120-790-863(フリーコール)

岡山県が復興メッセージ動画を公開!出身の千鳥さんとブルゾンちえみさんも出演

2018年11月7日(水) 配信

「岡山県復興メッセージ動画」ロングバージョンより

岡山県は、11月7日(水)から「晴れの国おかやま特設サイト」で「岡山県復興メッセージ動画」を公開した。7月の豪雨災害での全国からの支援に対する感謝の気持ちと復興に向けたメッセージが込められている。県は、動画の配信で復興の気運を盛り上げ、誘客を促進したい考えだ。

 動画には、岡山県出身で「おかやま晴れの国大使」のお笑い芸人・千鳥さん(ノブさんと大悟さん)とブルゾンちえみさんが伊原木隆太岡山県知事と共に出演している。

 内容は、千鳥さんとブルゾンちえみさん、伊原木隆太岡山県知事が出演する「岡山県復興メッセージ動画」のフルバージョンが2分19秒と、ブルゾンちえみさんのみが出演する22秒のショートバージョンの2種類となっている。

旅程造成ツール「たびアプリ」 大阪周遊パス支援機能を追加

2018年11月7日(水) 配信 

スマホ表示イメージ

エアライン・アライアンス(東京都台東区)はこのほど、スマートフォンで飛行機内も使える旅程造成ツール「たびアプリ」に、大阪観光局が販売する「大阪周遊パス」のサポート機能を搭載したと発表した。

 大阪観光局が運営する大阪、難波観光案内所の2カ所で、周遊パス乗車券の販売とあわせて「たびアプリ」利用を案内している。アプリは5カ国6言語(日本語・中国語繁体字・中国語簡体字・韓国語・英語・タイ語)に対応。対応言語で記載されたアプリ案内のフライヤーを配布し、ダウンロード利用を促している。アプリには、京阪神エリアの免税店や観光、飲食店などの情報もスポット登録された。

 アプリは無料。大阪周遊パスは1日券2,500円、2日券3,300円で、有効期間中は観光スポット35カ所以上の入場と、バスや電車の運賃が無料となる。

オフライン環境イメージ
オンラインマップ(Google Map)連携イメージ

提供の背景

 大阪周遊パスは年間150万人を超える利用があり、周遊パスユーザーの利用実績や傾向と、エアライン・アライアンスが取り組んでいたLCC機内誌ユーザーの声を解決するアプリの目的や機能が一致していたため採用された。

 大阪観光局は長年にわたり、海外でのプロモーションで周遊パスの周知を行い、大阪を訪れる外国人に認知されてきた。たびアプリはWi-Fi環境のないLCCや海外航空会社機内で、告知や事前に利用方法を予習することができ、訪ねてみたいスポットをつないでコースを作ることも可能だ。

 さらに、周遊パスの爆発的ヒットの要因である「旅人が実際に周遊したコースをSNSで競い拡散する」こともアプリ機能で可能。

たびアプリの概要

<特長>

 多くの旅行アプリは観光情報がベースにあり、それに付帯してアクセス情報が掲載されているが、たびアプリは機内誌の利用客の声をもとに、開発段階から「機内で使える」「旅程造成ツール」であることをベースとしている。オフライン環境で使用することを前提とする場合、「立ち寄りスポットデータ」をスマホ側に持たせることが必要なため、「スポット情報」が登録されている。効率よく周るために必要な経路や乗換案内など、機内や旅先で直面する事象を解決するツール。

 たびアプリは、訪日外国人観光客向けにドン・キホーテなどの免税店スポットも登録、スポットは現在地から近い順に表示される仕組みなど、求めているものをすぐに提供できるよう利用者視点でシステムを開発した。

周遊パス販売窓口配布フライヤー

<詳細>

福島県・猪苗代町内スキー場が全面滑走可能! 共通シーズンリフト券を発売

2018年11月7日(水) 配信

猪苗代スキー場

猪苗代観光協会は、福島県耶麻郡猪苗代町の6つのスキー場で利用できる「猪苗代町全スキー場共通シーズン券」を、2018年10月1日(月)から販売している。

シーズンリフト券の概要

名称:猪苗代町全スキー場共通シーズン券
滑走できるスキー場:
 猪苗代スキー場・猪苗代リゾートスキー場・ファミリースノーパーク ばんだい×2・箕輪スキー場・沼尻スキー場・リステルスキーファンタジア
販売開始:2018年10月1日(月)から販売中
販売料金:[一般]    4万円(税込)
     [小・中学生] 1万5千円(税込)
利用期間:2018年12月22日(土)~2019年3月24日(日、予定)
     ※ナイター営業・早朝営業も可
     ※スキー場の営業期間とは異なるので注意。
申し込み方法:専用の申込用紙に必要事項を記入の上、写真2枚をつけ郵送。
       下のWEBサイトより申し込み可。申込用紙も印刷できる。
その他:猪苗代町にふるさと納税すると送られてくる、ふるさと納税対象商品になっている。

猪苗代町全スキー場共通シーズン券発売の背景

 スキー人口の減少に伴い、猪苗代町内の各スキー場は入り込みが減少していった。そこで、本来ならばライバル同士である福島県耶麻郡猪苗代町の6つのスキー場(猪苗代スキー場・猪苗代リゾートスキー場・ファミリースノーパーク ばんだい×2・箕輪スキー場・沼尻スキー場・リステルスキーファンタジア)が一致団結し、共通シーズン券を発売した。取り組みは2016年からおこなわれている。

ハンディを持って街中へ 日本橋・人形町エリアでプロジェクト本格始動

2018年11月7日(水) 配信 

今回の仕組み(イメージ)

無料スマートフォン事業を行うhandy Japan(勝瀬博則CEO)はこのほど、ロイヤルパークホテルと連携し、「handyを持って出かけよう」プロジェクトを人形町・日本橋エリアで、本格的に始めたと発表した。旅行者の回遊性を高めることで、地域活性化に寄与する。

 具体的にはハンディを通して、ロイヤルパークホテルの宿泊客にプロモーションなどを行う。提携する人形町42店舗、日本橋の27店舗で、会計が最大20%割引なる特典などを用意する。2エリアとも19年3月31日までの期間が定められているが、状況に応じては店舗数を拡大してサービスを提供していく考え。

 なお、同プロジェクトは、今年2月から実施された「handyを持って人形町へ出かけよう!」よりも提携店舗数を増やし、エリアを広げた拡大展開された取り組みとなる。

日本橋提携店舗

「handyを持って日本橋へ出かけよう!」プロジェクト概要

人形町の提携店舗

「handyを持って人形町へ出かけよう!」プロジェクト

インフラツーリズム盛り上げろ 普及に向けイベント開催

2018年11月7日(水) 配信 

イベントは東京都市大学の二子玉川夢キャンパスで開かれた。ポスターセッションのようす

ダムやトンネルなどの社会インフラを観光資源とする「インフラツーリズム」は近年、他にひけをとらない力をつけてきた。国土交通省や東京都市大学、JTBらで構成する「インフラツーリズム推進会議」(議長=同大学名誉教授の吉川弘道氏)は11月2日(金)、普及や理解促進に向けてイベントを開いた。全国各地の取り組みを掲示したポスターセッションや事例紹介などを行った。ただ、普段では味わえない体験ができると人気を博す一方で、認知度が低いといった課題も透けた。

 イベントは昨年に続き2回目の開催となる。ポスターセッションの始まりには、兵庫県にある世界最長の吊橋「明石海峡大橋」のパネルが置かれていた。ツアーでは普段立ち入れない管理用の通路から主塔へ上ることができる。海面上から300㍍の高さで、360°の圧巻の眺望を楽しめる。年間1万人のツアー参加者のうち、1~2割は台湾人を中心とする訪日外国人からと、海外からの人気に火が付き始めている。

 業界内でも関心は高まっている。イベントを主催する推進会議は当初6人だったが、今は16人まで増えた。「インフラツーリズムはプレミア感が強く、非日常を味わうことができる。観光素材としては一級品だ」。同推進会議の立ち上げ期から参加するJTBの久保田義則(営業二課観光開発プロデューサー)氏はいう。

インフラツーリズムについてのポスターが立ち並ぶ

 地域との連携で好事例も

 ワークショップでは、群馬県の八ッ場ダムと沖縄北部ダム、埼玉県の首都圏外郭放水路のインフラツーリズムについて、それぞれの国交省地方整備局から報告があった。刻々と変化する建設現場や壮大な建造物の仕組みを解説することで、目的の1つとなる社会インフラの理解を進めている。

 好事例も出てきた。八ッ場ダムでは跡見学園女子大学と地元住民らが手を組み、より一般に広まるよう取り組んでいる。ダムを見たあと、参加者が周辺の温泉街に立ち寄るなど、地域活性化に一役買っている。

 巨大な地下神殿と称される首都圏外郭放水路は、本格的な防災インフラ観光施設として利活用が進む。国や自治体、関係団体と協議会を設立し、地域活性化の呼び水として力を入れている。国内初の民間企業が運営する社会実験行い、見学会を毎日実施。50本の柱が立ち並ぶ調圧水槽では、日々参加者が驚きの声を上げているという。

ワークショップで事例報告が行われた.

 課題は山積 初の有識者会議開催へ

 一方で、課題は山積する。「インフラツーリズムという言葉は、一般の人の2割も知られていない」(国交省総合政策局公共事業企画調整課観光・地域づくり事業調整官の菅太氏)と、認知度が追い付いていない。このほか受入環境が整っているのは一部で、まだまだ埋もれている施設は多い。

 建設業界との折り合いも課題の一つとなる。現在建設中の新国立競技場は、恰好の観光素材となる。旅行会社側は商品化したいが、建設業界からは工期が遅れると平行線をたどっているという。

 そもそもインフラの公開や開放は、政府目標を実現するための「観光ビジョン」に組み込まれている。東京・元赤坂にある迎賓館などのユニークベニューと、同様の位置付けとなる。菅氏は「観光庁とも連携して取り組んでいきたい」とする。

 今後、政府は課題解決や普及に向け本腰を入れる。11月9日(金)にはインフラツーリズムの有識者会議を初めて開く。会議での提言なども含め、認知度の向上と受入環境の整備、先進事例を増やせるかが、普及への壁となりそうだ。

「2019ホノルル歌舞伎」チケットとオフィシャルツアーを発売(JTB)

2018年11月7日(水) 配信

JTBはこのほど、2019年3月2日(土)~6日(水)に米国ハワイ州で開かれる「2019ホノルル歌舞伎」の鑑賞チケットと、チケット付きのツアーをオフィシャルホームページで売り出した。

 「2019ホノルル歌舞伎」は25回を迎えるホノルルフェスティバルの一環として、八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助の襲名記念特別公演として行われる。

「2019ホノルル歌舞伎」オフィシャルツアー概要

・日程    ※4コースを設定
①:2019年3月1日(金)~6日(水) 6日間
②:2019年3月2日(土)~6日(水) 5日間
③:2019年3月7日(木)~12日(火) 6日間
④:2019年3月8日(金)~12日(火) 5日間

・旅行代金:26万円~29万円

・募集人員:各 30人(最少催行人員:15人)、※③のみ 20人(最少催行人員:10人)
 
 オフィシャルツアー①と②の日程は、初日公演S席での鑑賞、3月4日昼食後に中村芝翫氏と約30分の懇親の席を設けた。③と④では千穐楽を鑑賞できるほか、パレードの参加や長岡花火を特別席で楽しめる。

 同社は、ホノルルフェスティバルに第1回から支援を行っている。日本の伝統文化である歌舞伎を世界へ発信することで、ハワイと日本の文化交流活性化を目指している。

「2019ホノルル歌舞伎」オフィシャルツアー 申し込み先

・「2019ホノルル歌舞伎」~ハワイ日系移民150周年事業~オフィシャルホームページ

KABUKI IN HAWAII 2019|2019ホノルル歌舞伎~ハワイ日系移民150周年事業~
https://www.jtbbwt.com/entertainmenttour/hawaiikabuki/
エンタメツアーのJTBが協賛する「2019ホノルル歌舞伎」の公式サイトです。公演情報や最新情報、チケット情報をお届けいたします!

・「2019ホノルル歌舞伎」公演事務局(JTB 新宿第一事業部内) 
tel:03-6632-1045 営業日:平日午前10時~午後4時(休日:土、日、祝日)