国内・海外クルーズ会社11社が協働 10万円分のペア旅行券当たる「今こそクルーズ!キャンペーン」(JATA)

2023年10月19日(木) 配信

左から松浦賢太郎JOTCクルーズ旅行推進部会長、上野副会長、堀川会長、酒井会長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は10月18日(水)に開いた会見で、「今こそクルーズ!キャンペーン」の概要を発表した。同CPは、JATA、日本外航客船協会(JOPA、遠藤弘之会長)、日本国際クルーズ協議会(JICC、堀川悟会長)、国内・海外クルーズ会社11社が協働して、11月1日(水)から開始する。リピーターだけではなく、若年層を中心とした新たなマーケットの開拓を目指す。

 海外クルーズ会社も共に実施するキャンペーンは初となる。

 CPでは、2024年4月1日(月)~9月30日(月)出発の対象クルーズ商品に申し込んだ人を対象に、抽選で次回のクルーズに使えるクルーズ旅行券をプレゼントする。CPのホームページから、「初めてのクルーズへの期待やかつて乗船したクルーズへの思い出」などの写真やメッセージを投稿し、対象旅行期間中に実際に旅行した人から抽選で、10万円分のペア旅行券(2人1室)が当たる。贈られる旅行券は飛鳥Ⅱやにっぽん丸、MSCベリッシマ、ダイヤモンド・プリンセスの4船が対象。

 Wキャンペーンとして、写真・メッセージ投稿から優秀作品を選出し、船内の特別見学会への招待や、オリジナルグッズをプレゼントする。

 アウトバウンド促進協議会(JOTC)の酒井淳会長(阪急交通社社長、JATA副会長)は、「昨年は国内クルーズを対象としたキャンペーンを実施したが、今年は、普段はライバル同士である国内クルーズ会社が一緒に手を組んでCPを行うという、JOTCならではの取り組みとなった。さらには、外国のクルーズ会社9社も加わっての大規模CPとなる。リピーターや新規の方にも、クルーズの魅力を発見してもらえる機会となるよう応援していきたい」と話した。

 日本外客船協会の上野友督副会長(商船三井クルーズ社長)は、「このCPによりクルーズマーケットの拡大に期待している。最近のクルーズ船社の動向としては、郵船クルーズの新造船『飛鳥Ⅲ』や、商船三井グループの新クルーズブランド『MITSUI OCEAN CRUISE』の新巨大クルーズ船『MITSUI OCEAN FUJI』の導入、2027年の就航を目標に新造船2隻の建造予定など、各社事業拡大に向けた動きを見せている」と述べた。

 日本国際クルーズ協議会の堀川悟会長(カーニバル・ジャパン社長)は、「クルーズ船は不動産ではなく動産。日本以外の運航できる地域で船を動かすことで利益を生むことができる。今回のCPには外国船社も強く賛同し、さらなる日本のクルーズ市場の発展を目指すべく、非常に期待をしている」と強調した。

 

ツーリズムEXPO 大阪で来週開催へ

 JATAは会見同日、10月26(木)~29日(日)の4日間で開催されるツーリズムEXPOジャパン大阪・関西の概要を説明した。当初目標としていた1245小間から、出展小間数が1400小間以上(国内620小間、海外480小間、その他300小間)となり、参加国・地域数が70以上にのぼったことを報告した。参加企業・団体は1000以上。来場予定人数は15万人(業界日4万8000人、一般日10万2000人)とした。

 今大会は、「未来に出会える旅の祭典」を開催テーマとし、①旅のチカラで未来を明るく②Z世代に旅行の魅力を!③2025大阪・関西万博につなげるイベント──の3つをポイントに挙げた。

 アドベンチャー・ツーリズムや観光DXなど新しい旅のスタイルの展示や、宇宙旅行バーチャル体験、宇宙遊覧船の展示などを行う。

 また、今年から高校生だけではなく、大学生・専門学校生を入場無料とし、学生向けのイベントを計画しているほか、広報アンバサダーにはアイドルグループ「NMB48」のメンバーが就任した。

 さらに、2025日本国際博覧会協会の会場運営プロデューサー石川勝氏が基調講演を行うなど、大阪・関西万博に向けた多くのコンテンツを用意している。

 JATAツーリズムEXPOジャパン推進室の早坂学室長は、「コロナ禍を乗り越えて、ようやくツーリズムが活性化してきた。今の時代に相応しい新しい旅のスタイルの展示も用意している」とPRした。

ツーリズムEXPOジャパン推進室・早坂学室長

日観振など、日本遺産・昇仙峡にIoTごみ箱「SmaGO」設置

2023年10月19日(木) 配信

SmaGO(イメージ)

 日本観光振興協会(日観振、山西健一郎会長)は10月、日本たばこ産業(JT、寺畠正道社長)とJTB(山北栄二郎社長)と連携した「観光客受入に向けた環境整備プロジェクト」を始動した。第1弾として10月18日(水)、山梨県甲府市にある日本遺産「昇仙峡」にIoTスマートごみ箱「SmaGO」を設置した。

 同PJは、観光地の観光客受入環境整備やSDGs推進を目的として日観振が事業主体となり、JTのRethink PROJECTが協賛、JTBが地域連携・運営を行い、「SmaGO」の設置を推進するもの。今後も各社と連携し、「SmaGO」を全国的に設置することで、観光客の受入環境課題を解消し、持続可能な観光地づくりを目指す。

 「SmaGO」は、IoT技術を活用したスマートごみ箱で、通信機能を通じて、ごみの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握できる。ごみ箱が満杯になると自動的に圧縮され、通常の約5~6倍の容量を収容可能。ごみの収集作業を効率化でき、ポイ捨て対策やCO²排出量削減効果が期待される。

 設置場所は昇仙峡のロープウェイ乗り場、山頂、仙娥滝上の3カ所で各カ所1セット2台(計3セット6台)を設置する。設置期間は12月17日(日)までを予定する。

 日本遺産・昇仙峡は、例年秋の紅葉シーズンに観光客のピークを迎え、今秋も国内外からの観光客急増が予想される。ごみ問題対策や景観維持を目的に「SmaGO」を設置し、観光客の受入環境整備の実現をはかる。

東京ベイ東急ホテル最後のレストランフェア 11月11日から「ベイサイド クリスマスブッフェ」開催

2023年10月19日(木) 配信

ディナービッフェ(イメージ)

 東京ベイ東急ホテル(千葉県浦安市)は11月11日から、レストラン コーラルテーブルで「ベイサイド クリスマスブッフェ」を土、日、祝日のランチ・ディナー限定で実施する。

 12月31日(日)をもって営業が終了する同ホテルの最後のレストランフェアとして、12月24日(日)まで開催。 

 「四川風麻婆豆腐 いちごの黒酢マリネ添え」(ランチのみ)や「サーモンのセモリナ粉焼き 酸味の効いたいちご入りバターソース」(ディナーのみ)など、開業以来最も人気を集めたいちごの創作料理をメニューの一部に取り入れた今回のフェア。

 担当者は、「いちごを使用した創作料理に加え、揚げたて天ぷらやディナー限定のローストビーフなど、“苺一会”の豪華メニューでクリスマス気分を盛り上げます。5年間の感謝の気持ちを込め皆様のご来館をお待ちしております。東京ベイ東急ホテル最後の『ベイサイドクリスマスブッフェ』をぜひお楽しみください」とPRする。

 ベイサイドクリスマスブッフェの料金は、ランチが大人(13歳以上)4500円、小学生2600円、幼児(4歳~)1300円、3歳以下無料。ディナーが大人(13歳以上)5800円、小学生3400円、幼児(4歳~)1700円、3歳以下無料。料金にはサービス料と消費税が含まれている。

コンセプトルームは「泊まれる美術館」がテーマ サンシャインシティプリンス 画家モネのアート楽しめるイベント展開

2023年10月19日(木) 配信

コンセプトルーム

 サンシャインシティプリンスホテル(東京都豊島区)は2023年3月31日(日)まで 、 クロード・モネのアートが楽しめる、イギリス国立美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」とのコラボレーションイベントを展開している。

 「泊まれる美術館」がテーマのコンセプトルームは、同プラン用に特別に作られたクッションや「ロンドン ナショナル・ギャラリー」のロゴをあしらったベッドスローで装飾し、壁にモネの作品(複製画)を展示している。また宿泊者には、トートバッグやキーホルダー、ハンカチタオルなど5種類の特典を用意している。

 同ホテルではコンセプトルームに加え、館内壁面にモネの名作「睡蓮の池」の巨大フォトスポットを設置するなど、館内でもモネの作品を楽しめる仕掛けを企画した。

 ホテル1階「カフェ&ダイニング Chef’s Palette」では、モネの代表作「睡蓮の池」をモチーフにしたパフェ「The Water Lily Pond」を提供。

パフェ「The Water Lily Pond」

 レモンジュレで池をイメージし、その上に丸くカットしたフルーツを散りばめることで「睡蓮の池」を表現した一品で、同商品を注文した人には特典として、全4種類のオリジナルステッカーのうち1枚をランダムでプレゼントする。

「神戸クリスマスマーケット」開催 神戸布引ハーブ園で11月11日から

2023年10月19日(木) 配信

園内はクリスマスムード一色に

 神戸リゾートサービス(川上豪社長、兵庫県神戸市)は運営する植物園「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」で11月11日(土)から12月25日(月)まで、「神戸クリスマスマーケット2023」を開く。

 同園は標高400メートルの山上に位置し、神戸の街並みを一望する人気スポット。四季折々約200種7万5000株のハーブや花々が咲き誇る。

 期間中、園内の展望広場でドイツの工芸品やオーナメントなどクリスマスに関連する雑貨を販売する。ドイツの醸造所の「特製グリューワイン」やホットチョコレートも販売し、クリスマスムードを盛り上げる。

 また、園内には25メートルのメタセコイアが1600灯の電球でツリーに仕立てられる「森のクリスマスツリー」や、高さ6メートルの「クリスマスタワー」が登場する。

苗場ドラゴンドラ周辺の紅葉が見ごろ 11月5日まで営業中

2023年10月19日(木) 配信

ゴンドラから紅葉の絶景が楽しめる

 新潟県・湯沢町の苗場スキー場にある「苗場ドラゴンドラ」周辺で、山全体の紅葉が見ごろを迎えている。

 苗場ドラゴンドラは、苗場プリンスホテルがある標高921メートルの「苗場高原」と、山頂に広がる同1346メートルの「田代高原」を結ぶ全長5481メートルの日本最長のゴンドラ。運営する西武・プリンスホテルワールドワイド(東京都豊島区)は、スキーシーズンのほか、新緑と紅葉の時期に観光運行を行っている。

 紅葉営業は11月5日(日)まで。10月下旬から11月にかけては山麓付近の「カラマツ」の紅葉が見ごろを迎え、その後黄金色に変化していくため期間を通して紅葉狩りを楽しめるという。

 運行時間は午前9時から午後3時まで。料金(往復乗車券など込み)で大人3800円、小学生2200円。

4年ぶりに浅草で「桐生八木節まつり」開催 10月21・22日

2023年10月19日(木) 配信

過去開催時のようす

 浅草六区エリアマネジメント協会(安田和章代表理事)と六区ブロードウェイ商店街振興組合(熊澤永行代表理事)は10月21日(土)と22日(日)に、浅草六区(東京都台東区)で「桐生八木節まつりin浅草」を開く。群馬県桐生市の協力のもと、4年ぶりに復活する。

 「桐生八木節まつり」は来場者約50万人を誇る北関東最大級の祭りで、この夏はコロナ禍を経て4年ぶりに開催された。「桐生八木節まつりin浅草」では、桐生八木節まつり協賛会と桐生市観光物産協会の協力で本場の八木節や踊り子が登場。現地の熱気を届ける。また今年は、日本コカ・コーラの「こだわりレモンサワー檸檬堂」の特別協力で、レモンサワー片手にまつりが楽しめる工夫が仕掛けられるという。

 公演は各日午後1:30~、2:30~、3:30~、4:45~の4回で、最終を除き、各回30分程度の予定。 

北海道・鶴居村でタンチョウを観察 ジャルパックがアドベンチャートラベル

2023年10月19日(木) 配信

アウトドアマスターガイド・安藤氏が監修

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は10月16日(月)から、北海道・鶴居村でタンチョウを観察するアドベンチャートラベル商品を売り出した。北海道知事認定アウトドアマスターガイド・安藤誠氏監修のツアーで、通常では行くことができないスポットへ同氏が案内する。

 カメラマンでもある安藤氏が、凍てつく冬の早朝、ひとときだけピンクに染まる川で静かに羽繕いなどをするタンチョウの奇跡の瞬間をガイドする。自身のカメラを持参すると、安藤氏が写真撮影のレクチャーやアドバイスもしてくれるという。

 宿泊は安藤氏が営むロッジ「ウィルダネスロッジ・ヒッコリーウィンド」で。宿は鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリに隣接し、悪天候でも野生のタンチョウを観察することができる。

 また、同宿の魅力は安藤氏の妻・忍氏の料理。20年以上、スローフードの活動を続けてきた忍氏が、北海道産や鶴居村産の食材をふんだんに使った食事を提供する。

 出発日は2023年12月21日(木)、24年3月3日(日)で行程は3泊4日。募集人数は各10人。旅行代金はダイナミックパッケージのため変動するが、1例は1人27万円。

民間パビリオン発表会第2弾 動画公開などで構想発表 大阪・関西万博

2023年10月19日(木) 配信

大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」も参加

 2025年日本国際博覧会協会(会長=十倉雅和・日本経団連会長)は10月18日(水)、東京都内で大阪・関西万博に出展する民間パビリオンの構想発表会第2弾を開いた。

 民間パビリオンを出展する13者のうち6者がプロモーション動画を公開するなど、パビリオンの具体的な構想を発表した。10月4日の第1弾では7者が発表しており、全13者のパビリオンの概要が明らかになった。

 第2弾でプレゼンテーションした6者は、吉本興業ホールディングス▽パソナグループ▽ゼリ・ジャパン▽バンダイナムコホールディングス▽飯田グループホールディングス▽大阪外食産業協会。

 大阪・関西万博のスペシャルサポーターに就任したWebメディア「QuizKnock」の伊沢拓司氏と鶴崎修功氏がファシリテーターとなり、出展事業者とトークセッションを行った。

 なお、第1弾で発表した7者は、日本電信電話▽電気事業連合会▽住友EXPO2025推進委員会▽パナソニックホールディングス▽三菱大阪・関西万博総合委員会▽玉山デジタルテック▽日本ガス協会。

滋賀県がサイクルスタンプラリーを開催 長浜市と高島市で周遊観光を

2023年10月19日(木) 配信

10月21日(土)から11月20日(月)まで長浜市と高島市でそれぞれ行われる

 滋賀県はサイクリングで県内の周遊観光を気軽に楽しんでもらうため、10月21日(土)―11月20日(月)まで長浜市と高島市でデジタルスタンプラリーを開催する。

 長浜市の「長浜サイクルスタンプラリー」では、長浜城歴史博物館や国友鉄砲ミュージアム、姉川古戦場などの戦国ロマン溢れる市内を巡り、歴史情緒に触れながら観光スポットを楽しめる。

 一方、高島市の「びわ湖高島サイクルスタンプラリー」では、マキノ高原やメタセコイア並木、湖西の松林など琵琶湖と周辺の里山などを巡り、自然に触れて癒されることができる。

 同県では、「いいサイクリング」にちなみ11月3日(金)を「ビワイチの日」、同日から9日までを「ビワイチ週間」と定め、県内各地でさまざまなサイクルイベントを開催している。

 自転車で滋賀県内を周遊する人をサポートする滋賀県公式観光案内アプリ「ビワイチサイクリングナビ」をスマートフォンにインストールすれば簡単に参加可能。同アプリには、ルートプランニングやナビゲーション、観光ガイドの機能などもある。

 参加者には、市内の特産品や施設の招待券などの景品が抽選で当たる。

 問い合わせ=滋賀県商工観光労働部観光振興局ビワイチ推進室 ☎077-528-3746。