訪日外国人旅行者の変化に対応、交通サービスの向上へ初会合開く 観光庁

2018年6月28日(木) 配信 

検討会のようす。東京・霞が関

 

観光庁は訪日外国人旅行者の急速な増加や旅行形態の変化に対応するため、交通サービスの向上に関する初会合を開いた。

 観光地の混雑などによる観光公害についても議論する。今年4月に出国税の使途を定めた国際観光振興法が成立し、公共交通機関の努力義務を拡充した。新たな財源も活用しつつ、変化する訪日需要の受け皿を整える。

 訪日外国人旅行者の今年5月までの累計は1319万人と好調だ。今年は3千万人を超す勢いをみせる。しかし、より地方部へ足を伸ばしているほか、FIT(海外個人旅行)化が進む。5年前の訪日中国人は7割が団体旅行だったが、今は7割がFITだ。旅行者のようすは一変している。

 「インバウンドのニーズはまだまだ尽きない。質の高い観光立国のために、外国人目線で受入環境を整備していく必要がある」。観光庁の水嶋智次長は6月27日に開いた初会合で会の意義を述べた。

 そもそも国際観光振興法は、いわゆる外客誘致法(1997年)の名称や基本方針などを改正したもの。これまで公共交通機関の努力義務の範囲は、多言語表記の情報発信などに留まっていた。改正に伴い、範囲をWi-Fi環境やトイレ、周遊パスなどの整備まで広げた。訪日外国人の利便性向上に向け、取り組みを強化することとした。

 今回立ち上げた「外国人観光旅客利便増進措置に関する検討会」で、具体的な内容などを詰めていく。

 座長となった山内弘隆氏(一橋大学大学院経営管理研究科教授)は、「(出国税などの)訪日外国人の利便増進するための財源もできた。これらを念頭に置き、より日本に来て消費してもらうための議論を進めたい。皆様の知見を得て結果を残したい」と語った。

 座長以外の有識者は次の各氏。

 大西弘人(日本レストルーム工業会運営委員会委員長)▽鈴木文彦(交通ジャーナリスト)▽高野淳司(矢野経済研究所 ICT・金融ユニットネットワークサービスグループ主任研究員)▽北條博史(無線LANビジネス推進連絡会会長)▽マイケル・ダイクス(エクスペディアホールディングス代表取締役ロッジングパートナーサービス日本・ミクネシア地区統括本部長)※敬称略

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(161)」北前船の寄港地 安宅のまちづくり(石川県小松市)

2018年6月28日(木)配信

安宅湊の日本遺産追加認定記念フォーラムを開催

1年半ぶりに訪ねた石川県小松市。前回は弥生時代の碧玉の玉づくりに始まる日本遺産(『珠玉と歩む物語』~時の流れの中で磨き上げた石の文化)の認定を記念したフォーラムに参加させていただいた。

 今回の舞台は、日本海に注ぐ梯川の河口に広がる北前船船主集落・安宅のまちである。安宅は、古代北陸道の宿駅(安宅駅)が置かれ古くから栄えた地である。小松湊は今の中心市街地・小松町と水路で結ばれ、梯川から引き込まれた多数の水路や堀で何重にも囲まれた浮城小松城下の外港として栄えた。その小松は既に江戸時代初期には藩米を大坂に直送する試みがなされていたが、北前船の本格化に伴い、安宅湊はさらに大きく繁栄した。

 安宅湊からは、江戸期には絹、畳表、茶、芋、九谷焼、宇川石などが積出され、江戸末期には石製品も主流となった。明治以降は、これらに加えて地域産品の銅や羽二重、瓦などが加わり、北前船による海運が小松の経済を支え、地域に富と多様な食や文化をもたらした。

 安宅といえば、多くの方々は歌舞伎18番「勧進帳」で知られる安宅の関をイメージする。その舞台、安宅住吉神社の対岸には、北前船の船主建物などが集積している。訪問した当日、安宅のまちでは、北前船船主や廻船問屋の屋敷を巡るスタンフラリーイベント「花の安宅に着きにけり/安宅夏の陣」が開催されていた。

 その1つ八田家では100年前につくられた御殿雛が飾られ、北前船主瀬戸家では、華麗な花嫁衣装や豪華な家財道具などが披露され、内外から集まった多くの観光客を魅了していた。このイベントは毎年開催されており、今年は北前船主が奉納した多くの船絵馬などがある安宅住吉神社も加わった。イベントは、町民有志でつくる「安宅活性化倶楽部」の主催で、毎年、2日間にわたって開催されている。

曳船保存会員による安宅まつり「木遣り音頭」も披露

 安宅のまちなかには、いまでも古い料亭が残り、昔から続く伝統の味を伝えている。また、9月初旬には、3日間にわたって安宅住吉神社の例大祭(安宅まつり)も開催されている。みこし渡御や曳舟、獅子舞、輪おどりなど、まちなかは、かつての北前船の時代を彷彿させるような活気を取り戻す。

 しかし、高齢化の進展や人口流出とともに、これらの祭りを担う若者の減少、地域の商工業(なりわい)の喪失など地域の空洞化も深刻である。日本遺産・北前船集落の追加認定は、こうした安宅の歴史に改めて光を当て、地域の自信につながるものと期待される。

 船主建物などは、今は、イベント時だけの公開であるが、観光交流客の増加が進めば、これらを受け入れるレストランやショップ、あるいは古民家を改装したゲストハウスなどの整備も期待される。地域が再び活気を呈するには、こうした文化資源を活用した経済の再生が不可欠だろう。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

 

貸切デザイナーズハウス6棟、今夏「那須ハイランドリゾート」にオープン

2018年6月27日(水) 配信

栃木県の那須ハイランドリゾートは今年7月、ハウスメーカーなどとコラボレーションし、貸切デザイナーズハウス6棟をオープンさせる。

ミサワホームグル―プとコラボ、青葉台エリアに3棟

 昨年創立50周年を迎えた大手ハウスメーカーの「ミサワホームグループ」とコラボレーションした宿泊棟は、 豊かな自然が調和する青葉台エリアに誕生する。

 西側に流れる「小川のせせらぎ」と「五感を刺激するそよ風」から涼感を愉しむことができ、比較的フラットな土地からは、木々の緑が望め、「森のガーデン」をイメージできる緑豊かなエリアだ。

 デザイナーズハウス3棟を新築し、1棟貸切で提供する。 屋根付き屋外テラスや広々としたリビング、暖炉など、自然環境を生かしつつ、プライバシーを守りながら、いかに緑を取り入れるか。森の中にいるような「ひととき」を過ごすことができる。

 那須ハイランド 青葉台プロジェクト

  ・全3棟(第一期) / 延床面積:95.40~ 98.87平方㍍

  ・宿泊人数 / 棟:2 ~ 6人 / 宿泊料金:平日/ 棟 3万9千円(税別)~

北山創造研究所とのコラボレーション、千景台エリアに3棟

 一方、千景台エリアには、「草津温泉再興」や「日本橋和の街づくり計画」など、数々の街づくりプロジェクトを通じて「人々が集う空間」を創造してきた北山孝雄氏が代表を務める「北山創造研究所」とのコラボレーションで3棟を新設する。

 関東平野を一望でき、絶景の大パノラマが眼下に広がる千景台エリア。「春の新緑・夏の青空・秋の紅葉・冬の雪景色」のような「千変万化の四季」を楽しむことができ、 傾斜に合わせて建物を配置することで、「広い空と関東平野」が一望できるという。

 滞在中は、スカイデッキでのバーベキューや、ダイニングで料理づくりを楽しんだ後は、暖炉のあるリビング囲んでゆっくりとくつろげる。風の音や鳥の声を楽しみながらのバスタイムも格別だ。

  那須ハイランド 千景台プロジェクト

   ・全3棟(第一期)/ 延床面積:65.66~69.06㎡

   ・宿泊人数 / 棟:2~6人 / 宿泊料金:平日 / 棟 3万9千円(税別)~

那須ハイランドリゾート

 御用邸や1300年の歴史ある那須温泉を有する栃木県那須郡那須町に位置し、那須高原最大の別荘地「那須ハイランド(約800万平方㍍、5千区画)」、北関東最大級の遊園地「那須ハイランドパーク」、日本最大級の「那須の森の空中アスレチック『NOZARU』」、「那須高原 TOWA ピュアコテージ in NASU HIGHLAND RESORT」をはじめ、約1500棟の保養所・ペンション・別荘が立ち並ぶ総合リゾートの総称。

宿泊予約窓口

那須高原 TOWA ピュアコテージin NASU HIGHLAND RESORT

所在地:栃木県那須郡那須町高久乙 3375

TEL:0287-78-1164

伊豆の人気オーベルジュで、フォトウェディング

2018年6月27日(水) 配信

伊豆高原にあるオーベルジュ・花の森 クラリスが、フォトウェディングサービスを始める

花の森 クラリス(静岡県伊東市)はこのほど、「フォトウエディング・マタニティフォト」の受け付けを始める。プロのカメラマンやヘアメイクアーティストが専属で、思い出の一葉を撮ってくれるサービスだ。伊豆高原を代表するオーベルジュで、マタニティ向け宿泊プランがとくに人気な同施設。大手予約サイトでは2年連続全国1位(マタニティ旅行)に輝くなど、新婚カップルや夫婦2人の記念旅行先として高い支持を集めている。

 新しくスタートする「フォトウエディング・マタニティフォト」サービスでは、洋館風の外観を持つ建物や、100種類以上のバラが咲き誇るナチュラルガーデンを背景に、2人だけの記念写真を撮影。データのほか、フォトアルバムも付く。

 ウェディングドレスや小物などもセットで価格は19万8千円から。1日1組で、宿泊者限定のサービスとなる。なお、上記価格には宿泊代金は含まれていない。下記公式ホームページから問い合わせれば、スタッフが最適な宿泊プランをおすすめしてくれるという。なお、ナチュラルガーデンは四季通して常緑のため、「年中受け付けている」(同施設担当者)。

本格星空観察ツアーが白馬八方尾根で7月14日よりスタート

2018年6月27日(水) 配信

白馬観光開発(本社:長野県北安曇郡白馬村、和田寛社長)が運営する白馬八方尾根では、今年もうさぎ平で7月14日(土)から、火星の大接近や流星群などの観測が楽しめるイベントを開催する。

白馬八方尾根で本格星空観察ツアーを開催する。

 白馬八方尾根では、夜のゴンドラリフトで標高1400㍍の絶景スポットへ登り、満天の星空が楽しめる2つの本格的な星空観察ツアー「天空の天体ショー」と「流星群観察会」を、2016年より実施している。眼下に広がる白馬村の夜景と頭上に瞬く満天の星空、天文歴35年のプロのベテラン天文ガイドによる解説は好評で、ツアー開始以降、天文ファンや家族連れはもちろん、女性グループやカップルなど幅広い客層が参加している。

 「流星群観察会」が実施される7月28日(土)と7月29日(日)には、みずがめ座デルタ流星群観察会のほか、2003年以来15年ぶりとなる火星の大接近に併せた特別イベント「火星観察会」を同時開催する。火星観察会は、火星人のコスプレをして参加し、火星人の気分を味わいながら火星観測をすることができるイベント。当日、火星人のコスプレをして参加いただいた方には、オリジナルグッズをプレゼントする。

 このほか、8月11日(土)~13日(月)にペルセウス座流星群観察会、10月20日(土)にオリオン座流星群観察会が開催される。特別夜間運行のゴンドラリフトでうさぎ平へ登り、宵の口の星空観察を楽しんだあと、流星群がピークを迎える深夜から明け方にかけて、流れ星やご来光が楽しめる。寝袋や防寒服のレンタルも用意する(有料、要予約)。

天文歴35年のプロのベテラン天文ガイドが解説する。

 また「天空の天体ショー」は天の川を始めとした季節の満天の星空や天体を観察することができる手軽な日帰りツアー。併設されるオープンテラスで開催され、大自然の解放感のなか、非日常的な空間が楽しめる。どちらも解説は天文歴35年のプロのベテラン天文ガイド・渡辺康充氏がつとめる予定(※)。

 ※事情によりガイドが変更となった場合でも天文に詳しい専門家が担当する。

 どのイベントも、昨シーズンより光学メーカーのKenko Tokinaと提携し、同社の双眼鏡を参加者に無料レンタルする。天の川は肉眼でもキレイに見えますが、双眼鏡を使うと、見える星の数が何倍にも増え、より一層星空の世界を楽しむことができる。今年は火星だけでなく金星、木星、土星も見頃となり、星空のほかに惑星も鑑賞できる。また、雨天や曇天で星空が見えない場合でも屋内で専門ガイドが楽しく天体レクチャーする。

 白馬観光開発は今後もスノーシーズンだけではなく、グリーンシーズンにも楽しんでもらえるイベントやコンテンツ新設に取り組んでいく考え。

天空の天体ショー

日程:7月14日(土)・15日(日)、21日(土)・22日(日)、

   7月28日(土)~8月26日(日)の期間は毎日、9月・10月の毎週土・日

場所:白馬八方尾根うさぎ平

料金:大人2300円/ 小学生1550円(ゴンドラリフト往復、ガイド代、消費税込み)

概要:ゴンドラリフトで登り、天の川を始めとした星空を楽しめる日帰りツアー。

流星群観察会

日程:7月28日(土)・29日(日) みずがめ座デルタ流星群観察会・火星観察会

   8月11日(土)~13日(月) ペルセウス座流星群観察会

   10月20日(土) オリオン座流星群観察会

場所:白馬八方尾根うさぎ平

料金:大人6900円/ 小学生4500円

 (ゴンドラリフト往復、ガイド代、朝食代、ソフトドリンク代、消費税込み)

概要:うさぎ平で一夜を通して流星群やご来光が楽しめる流星群観察会。各流星群のピークに合わせた日程で、夜から翌朝にかけて開催する。

VR作品で5体の国宝土偶の美しさを鑑賞

2018年6月27日(水) 配信

土偶の美しさをVRで鑑賞

東京国立博物館と凸版印刷は7月4日(水)から、縄文時代の土偶の美をテーマに、国宝指定の土偶5体の造形的な美しさに注目したVR(仮想現実)作品「DOGU 美のはじまり」を同博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で公開する。

 同VR作品の製作にあたり、新たに国宝「中空土偶」(北海道函館市蔵、函館市縄文文化交流センター保管)と国宝「合掌土偶」(青森県八戸市蔵、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館保管)の2体の高精細デジタル撮影と立体形状計測を実施。同デジタルデータを活用し、それぞれの土偶特有の表面の細かな文様や、実物では見ることが難しい部分の造形も詳細に鑑賞可能にした。また、函館市が取得したCTスキャンデータを用い、「中空土偶」の内部構造をVR上で可視化。内部に残る粘土紐の輪積みの跡など土偶の製作過程を推測することもできる。

 VR映像に登場する5体の土偶は、東京国立博物館で2018年7月3日(火)~9月2日(日)まで開催される特別展「縄文-1万年の美の鼓動」で展示されるため、実物とVR作品の双方の鑑賞も楽しめる。なお、国宝土偶の展示期間で国宝「縄文のビーナス」「仮面の女神」が展示されるのは、7月31日(火)~9月2日(日)まで。

VR作品「DOGU 美のはじまり」について

 およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代。つくられた土偶の多くは、女性をイメージしたカタチをしている。これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上るが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎない。それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、VR技術で美しく再現された土偶の姿を楽しむことができる。

VR作品「DOGU 美のはじまり」をもっと楽しもう!SNSに投稿して限定ステッカーをゲット

同作品の記念撮影スポットでの写真や感想などにハッシュタグ「#トーハクで土偶2018」または「#DOGUVR2018」をつけてSNS(交流サイト)に投稿すると、ミュージアムシアター限定ステッカーをプレゼントする。

交換日時: 7月4日(水)~9月30日(日)のシアター上演日。午前9:30~午後5:00(ただし、ステッカーがなくなり次第終了)

※祝日を除く、月曜日・火曜日はシアター休演日。

対象SNS: Twitter/Facebook/Instagram

交換方法: 投稿した画面をカウンタースタッフに提示 

白タク排除に向け、啓発キャンペーン実施へ 中部運輸局

2018年6月27日(水) 配信 

白タク排除に向けCP(画像はイメージ)

 

中部運輸局は昨今増えている白タクの排除に向けた啓発キャンペーンを行うと発表した。

 訪日外国人旅行者が急激に増加するなかで、スマートフォンなどで事前に予約・決済する配車アプリを使い、空港や観光地を中心に自家用車を使用してのタクシー行為(いわゆる白タク行為)が横行している。関東・近畿運輸局管内などで、警察当局に摘発を受ける事例も発生。今回は訪日外国人旅行者に安全・安心な旅行を楽しんでもらうため、愛知県警らと合同で実施する。

 7月5日(木)午後2時から中部国際空港アクセスプラザで、旅行者を対象に啓発チラシを配布する。訪日外国人旅行者が観光へ出る前に、違法でリスクの高い白タクを使わないよう呼び掛ける。

 白タクは、タクシーと違い、運転前のアルコールチェックや保険の義務付けがない。「白タクの事故でけがをした場合、補償が受けられない恐れがある」(同局)。日本では自家用車を使用して有料で人を乗せることは禁止されている。違反した場合は、3年以下の懲役か300万円以下の罰金、またはその両方が科されることがある。

楽天トラベルも、7月2日から新ロゴ!

2018年6月27日(水) 配信

楽天トラベルの新ロゴ。Rakutenの下に、漢字の「一」をイメージした意匠が配置されている

楽天トラベル(髙野芳行事業長)は7月2日より、ブランドのロゴマークを刷新する。楽天グループの世界共通ロゴが、丸の「R」から漢字の「一」へとリニューアルされ、楽天トラベルも新ロゴデザインに準拠したデザインとなる。

 漢字の「一」には、4つ(はじまりと、ひとつになる、一番・最高、唯一)の意味が込められ、従来の丸いデザインよりも、シャープな印象に。躍進に向けた意気込みを、内外に示す意味もある。

 はじまり(A New Start)は「新しいステージ、新しい挑戦のはじまりであること」を、ひとつになる(Unity )は「 グループ企業同士で、そして多様なパートナーと、世界中で一つのチームとなって挑戦していくこと」を意味する。

 一番・最高(Be the Best )は、「ユーザー、パートナー、コミュニティ、そして世界中の人々にとって、ハピネスを提供する1の存在となること」。楽天経済圏が包含する多種多様な人・地域・需要に向き合うことで、バリューを生み出そうとする姿勢を打ち出した。唯一(Only One )には、「パートナーの個性を生かしそしてエンパワーメントしていくこと」という思いを込めた。パートナーやカスタマーらの「一番」となれるよう、企業理念であるエンパワーメントを引き続き推進していく。

旅を通じて楽しくスマホを学ぶツアー売り出す

2018年6月27日(水) 配信

今後もさまざまな企画を行う

クラブツーリズムとキタムラは7月から、両社の顧客を中心に「旅」・「カメラ」・「写真」をキーワードにしたツアーや講座を共同で企画するプロジェクトを始動する。

 共同プロジェクトの第1弾として「旅行をしながら楽しく学ぶスマートフォン」をテーマに、スマートフォンを持っていない、基本的な使い方が分からない人など初心者を対象とした「体験型ツアー」を企画。併せて、スマートフォンは持っているが旅行での利用にさまざまな不安や悩みを抱える人を対象にした「目的別講座」も行う。同社は、「3月から首都圏を中心にテストツアーを販売したところ、3カ月間で約600人のお申し込みをいただき、反響の大きさを実感している」と語った。

【スマホ貸出つき】スマホをもって出かけよう!「ラ・ブラッスリーシェ松尾」でのフレンチコース料理と渋谷プラネタリウム 概要(一例)

 

設定日:8月 日帰りコースで複数日設定(現地集合・現地解散プラン)

出発地:新宿

旅行代金: 5千円

行程:

新宿旅行サロンにてスマホ講座を開講(午前9:00集合)→ 〈電車移動・別料金:170円〉→渋谷のフレンチレストラン「ラ・ブラッスリーシェ松尾」でコース料理の昼食→都内屈指のプラネタリウム「コスモプラネタリウム渋谷」で星空鑑賞 (午後4:30解散予定)

※希望者にはツアー終了後、カメラのキタムラ渋谷店にてスマホ購入相談を実施

ポイント:

1人1台スマートフォンを貸出(Yモバイル アンドロイドワンS1)

複数スタッフがサポート(協力:カメラのキタムラ、ソフトバンク)

スマホガイド進呈

外国人に人気なアクティビティ1位は「マリカー」に トリップアドバイザー

2018年6月27日(水) 配信 

1位になった「マリカー」

 

トリップアドバイザー(牧野友衛代表)はこのほど、同サイト上に投稿された外国語の口コミ評価をもとに「外国人に人気の日本の体験・ツアー2018」を発表した。

 政府は20年までに訪日外国人旅行者による消費額を8兆円へと押し上げることを目指している。ただ、17年は約4・4兆円で目標達成は厳しい見通し。今後は訪日旅行を物見遊山で終わせないため、アクティビティやツアーなどの体験型観光に力を入れる。これらを踏まえ、今回は体験型観光に関するランキングを取りまとめた。

 1位は「マリカー」となった。思い思いの着ぐるみで、カートに乗って街中を駆け抜けるアクティビティ。品川や秋葉原、渋谷、浅草などに店舗がある。「これらの地域ではカートで列を作る外国人の姿をよく見かけようになっている」(同社)という。2位はフクロウとの触れ合い体験のできる「アキバフクロウ」だった。上位30位の半分以上がツアー体験という結果になった。

 地域別に見ると、東京15施設、京都9施設、大阪3施設がランクインした。体験型観光は人気観光地に集中しており、地方に浸透するのはまだ時間がかかりそうだ。

 ランキングは観光地巡りツアーから日本食を楽しむ食ツアーまで、多様なツアーがあった。料理教室は複数あり人気を集めている。食ツアーも含め、外国人観光客の日本食への関心の高さがうかがえる。このほか、忍者や侍、茶道体験など日本古来の文化体験ができるサービスも多かった。一方で、自然と触れ合うタイプのアクティビティは、スキューバ体験や里山をサイクリングするものなどに留った。

外国人に人気の日本の体験・ツアー2018 トップ30

1 位 マリカー※/東京都品川区他

2 位 アキバフクロウ/東京都千代田区

3 位 ユカズ ジャパニーズ クッキング/東京都荒川区

4 位 英語通訳案内 まちタクシー/京都府京都市

5 位 Kimono Tea Ceremony Maikoya Osaka/大阪府大阪市

6 位 Cycle Kyoto/京都府京都市

7 位 マユコズ リトルキッチン ジャパニーズクッキングクラス/東京都渋谷区

8 位 えびす屋 京都嵐山總本店/京都府京都市

9 位 東京みらくるサイクリングツアー/東京都港区

10 位 Tokyo FooDrink Tour – Japan Wonder Travel/東京都中央区

11 位 忍者道場 忍道具屋/京都府京都市

12 位 Cooking School Yuka Mazda/東京都港区

13 位 Bicycle Tours Tokyo/東京都新宿区

14 位 Ninja Food Tours/東京都新宿区

15 位 Kyoto Free Walking Tour/京都府京都市

※同一アクティビティとして、複数の地域で展開されているものを統合

16位以下は下記から。

口コミピックアップ

8位「えびす屋 京都嵐山總本店」(京都府京都市) 

えびす屋 京都嵐山總本店

 “My brother and I had a brief ride with Yokouchi but he made it more fun. Beautiful little route they take you on, very smooth ride even when raining, and it was nice that our driver knew about Megaman (Rockman in Japan). I’d do it again, next time through the bamboo forest. Thanks Yokouchi.”(兄弟と京都旅行の際に、横内さんというドライバーに短めのガイドを依頼。悪天候にもかかわらず、美しい路地を案内していただき、快適な人力車の旅を楽しみました。「ロックマン」の話で盛り上がれたのも良かったです。次の機会があれば、是非横内さんに竹林探索を依頼したいです)

11位「忍者道場 忍者道具屋」(京都府京都市)

忍者道場 忍道具屋

 “One of the coolest experiences in Japan. I was lucky enough to have 1 on 1 instruction and I’d highly recommend paying the extra for the private lesson. The teacher was really personable, knowledgable and quick to critique and improve my ninja skills from breathing, walking and fighting like a real ninja. Not only was it a great time but also very informative and interesting to learn about the history, weapons, and philosophy of ninja warriors.”(日本旅行における最高の経験のひとつ。オプション料金でマンツーマンクラスを受講することをオススメします。品性の備わった知識豊富な講師のおかげで、効率的に忍者スキルを養うことができました。呼吸法、歩き方、戦い方などだけに留まらず、忍びの歴史や哲学も学べて有意義な時間をすごせました)

 18位「トーキョー アーバン アドベンチャーズ」(東京都中央区)

トウキョウ アーバン アドベンチャーズ

 18位にガイドが東京の街を案内する「トーキョー アーバン アドベンチャーズ」がランクイン。夜でも楽しめるサービスは、「ナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)」として経済拡大の新たな商機となっており、外国人の観光客向けにも注目され始めているという。

 “Fantastic way to experience some local Tokyo food and meet some traveler who also shared a passion for Japanese cuisine. Our guide Ayaka was fantastic and very friendly/knowledgeable. Also helped our group figure out the Tokyo metro and how to get back to their hotels after the tour, which was greatly appreciated. Small group size helped make the tour feel more personal and we were able to sample some great food and beverages.(東京のローカルなグルメ巡り、日本食に対する熱い思いを持った旅行者との交流の場として最適。アヤカさんは人当たりのよい、知識豊富なガイドさんでした。滞在先のホテルまでの地下鉄の利用方法等、ご丁寧に指示していただき、本当に感謝しております。日本食がより身近なものとなりました)

 “I’m an adventurous eater and this is my third trip to Japan but this tour allowed me to experience some food and culture I hadn’t known about or tried before (e.g. Daifuku Muchi, Monjya). Erika was an excellent guide. She was organised and thoughtful making for a relaxed atmosphere within our group of seven. It was a lot of fun and I would do it again. HIGHLY RECOMMEND!!!“(食べることに目がない私、この国を訪れるのは三度目ですが、今ツアーで日本食の奥深さを再認識させられました。 (大福、もんじゃ…etc)。専任ガイドさんは終始計画的に、我々7人グループを和ませてくれていました。是非また参加してみたいです)

評価方法…2017年4月~2018年3月の1年間にトリップアドバイザー上の日本の体験型観光(アクティビティ&ツアー)に投稿された外国語の口コミの評価、投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計