堀川遊覧船とスサノオマジックコラボ、全船屋根に特別ラッピング

2024年8月5日(月) 配信

 

 島根県松江市の国宝・松江城の堀で「堀川遊覧船」を運航する松江市観光振興公社は8月22日(木)から10月6日(日)まで、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の島根スサノオマジックの特別ラッピング船を期間限定で運航する。

 通常運航便全船の屋根に、コラボデザインを施す。チームカラーである鮮やかな「スサノオブルー」やエンブレムなどで彩る。

 各乗船場もスサノオマジックデザインのシールやのぼり旗などでデコレーション。ふれあい広場乗船場では特別展示も実施する。

 プレゼント企画も実施。船内にスサノオマジックに関するクイズを掲示し、正解回答者のなかから抽選で観戦ペアチケットや選手サイン入りTシャツなどをプレゼントする。

 8月24日(土)と9月下旬の土・日・祝日いずれか1日には、選出とチアパフォーマンスグループ「アクア☆マジック」のメンバーによる乗船イベントも行う。

NAA、高校生向け航空専門学校説明会を初開催 新しい滑走路供用開始へ人材確保はかる

2024年8月5日(月)  配信

説明会(左)と見学ツアーのイメージ

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は8月29日(木)、「全国航空専門学校合同説明会」を成田空港で初めて開催する。2028年度末に新滑走路の供用開始し、さらなる利用者の増加が見込まれるなか、将来の航空業界の人材確保をはかる。

 同説明会は、航空専門学校9校を一堂に集め、今後の進路を検討している高校生を対象に実施。各校の担当者が高校生と直接話し、学校への入学を検討してもらう。

 さらに当日は参加者を対象に、グランドハンドリングなど働く現場を見学する事前申込制の空港見学ツアーも行う。申し込みは、空港のホームページで受け付けている。

国内初のティアラミュージアムが高崎にオープン 百衣大観音のティアラも初公開

2024年8月5日(月) 配信

国内外の50点以上のティアラを公開

 国内初のティアラ専門美術館がオープンへ――。8月8日(木)、群馬県高崎市・観音山に四季庭園を備えた「観音山ティアラミュージアムTARO KAMITANI」がオープンする。世界中から集められた100年以上前のティアラや、開館を記念して製作された「高崎百衣大観音」のオリジナルティアラも初めて公開する。

 美術館は、世界的なセレブや花嫁、映画・CMなどのオリジナルティアラを多数デザイン製作し、レンタルティアラブランド「TARO KAMITANI」を全国展開する、ティアラデザイナーの紙谷太朗氏が総合監修。同ミュージアムの館長も務める。

 展示するティアラはフランスやイタリアなどの100年以上前の歴史的なものや、日本の明治時代の和ティアラ、現代の結婚式で使用されているものなど、約50点以上が並ぶ。すべてのティアラが着用可能。このほか、ティアラデザイナーのアトリエも併設し、公開する。

 「高崎百衣大観音」のオリジナルティアラ「jiai(慈愛)」は蓮の花と葉の雫をモチーフにデザイン。大観音を本尊とする「慈眼院」とコラボレーションし、「慈愛と希望」のメッセージを込めた。日本電気硝子が開発した、宝飾ガラス「infiora©︎」を使用し、自然の光を受けて神秘的な輝きを放つという。

 ミュージアムの開館時間は木・金・土曜日の午前10時~午後6時まで。場所は高崎市石原町2879₋1、バス停「洞窟観音入り口」からすぐ。観覧料は無料だが、入館は完全予約制。公式インスタグラムなどから予約を受け付けている。

鉄印帳デジタル、エリア制覇者全員に 記念鉄印をプレゼント

2024年8月5日(月) 配信

「エリア制覇記念鉄印」イメージ

 Webアプリ「鉄印帳デジタル」は8月1日(木)から、第三セクター鉄道等協議会の各エリアの「エリア制覇記念鉄印」プレゼント企画を始めた。

 エリアは「北海道・東北(8社)」、「関東・新潟(7社)」、「中部(10社)」、「関西・中国・四国(9社)」、「九州(6社)」の5つ。各エリア内にあるすべての鉄道会社が販売するデジタル鉄印を、各社につき1個以上集めた人を対象に、各社のロゴマークが入った「エリア制覇記念鉄印」をプレゼントする。

 エリア制覇記念鉄印の申し込み方法などの詳細は、専用Webページ(https://ma.yomiuri.co.jp/tetsuin_areacomplete)から。さらに、全エリアを制覇した人に向けて、「全国コンプリート記念」の特典準備を進めているという。

アイヌ文化拠点「ウポポイ」で夏休み特別イベント 8月10~18日まで

2024年8月5日(月) 配信

「夏休みはウポポイ!」メインビジュアル(画像提供:(公財)アイヌ民族文化財団)

 北海道・白老町のアイヌ文化の拠点「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、8月10日(土)~18日(日)までの9日間、夏の特別イベント「夏休みはウポポイ!」を開く。踊り体験や、ものづくりワークショップを通して、アイヌ文化を体験する。

 特別版ウパㇱクマ「いっしょにうたおう!おどろう!」は、文化解説プログラム「ウパㇱクマ」に、来園した人も参加して一緒に踊るイベント。鶴をまねて一緒に踊るのは、開業以来初めて。参加者全員に羽となる衣装を貸し出す。8月10~12日の各日午後1:00~1:20、3:00~3:20の2回実施する。定員は各回150人程度。

 「ポロトコタンの夜」は8月10日と17日の午後5:30~6:45まで伝統的コタン内ステージで、ポロトコタン(旧アイヌ民族博物館)で受け継がれてきた歌や踊りなどの芸能を披露する。ウポポイでつくったサッチェㇷ゚(干し魚)の試食もあり、食の解説も行われる。

 ものづくりワークショップは木の皮から糸よりを作るものや、口琴、箱、団子を作るプログラムを用意する。口琴づくりは有料(1000円)。

「観光人文学への遡航(50)」 日本の複線型学校制度

2024年8月4日(日) 配信

 戦前及び戦時下の教育課程は、現在とは異なり「複線型学校制度」であった。

 複線型学校制度とは、主にヨーロッパ諸国で発展し定着してきた制度であり、小学校を卒業した段階から異なる修業年限、学校種が併存している学校制度である。戦前の日本では、小学校卒業後は、個々の生活環境や将来への志望によって中学校、高等女学校、高等小学校、実業学校など多様な進路を選択していた。エリート養成の狭き門である大学へ進学するには、まずは中学校に進学し、中学校の後に高等学校または大学の予科を経るルートしかない。この中学校もまた地域のエリートが進学するところであった。

 (旧制)専門学校は、いまの専門学校とは異なる位置づけの学校である。中学校からの進学先で、大学に準じる扱いであった。専門学校は、大正期から昭和期にかけて量的拡充がはかられた。1920年には校数74校、生徒数2万2千人であったものが、1940年には校数121校(1・6倍)、生徒数約8万8千人(4倍)へと増加した。うち女子生徒の数は1677人から1万9900人と12倍近くも増加していた。

 ちなみに、大半の(旧制)専門学校は、戦後の教育改革で6・3・3・4制の単線型学校制度に変化していくなかで、(新制)大学または短期大学になる道を選択した。

 一方、現在の専門学校の起源となる学校は、戦前においてはほとんどが各種学校であった。その各種学校は、正規の学校系統には属しておらず、寺子屋や藩校などが学制下においての尋常小学校や中学校になっていくなか、私塾、家塾といったものが、各種学校のカテゴリーに属することとなる。 

 各種学校は、明治以降の近代的な学校体系が整備されていく過程において、正規の学校体系から取り残されたいわゆる「不完備」の学校を包括する教育制度として扱われた。その法制度上の位置づけは学校系統に属している学校と比較すると曖昧ではあったが、このことが、法に拘束されず自由に成長していくというその後の発展につながっていく。戦前の各種学校の規模は、最大時で約2500校、生徒数は約37万人にのぼり、主な教育内容は予備教育、実業教育、女子教育、宗教教育などであった。

 各種学校と制度化された学校との間には、絶対的な差異がないとしたら、両者を区別しているのは「国家の意思」であるとしている。すなわち、国家が新しい種類の学校を国の制度的学校と認めた途端にそれは各種学校であることをやめて、制度化された学校になる。そうやって、複線型の制度が維持、強化されていくことになった。その複線型学校制度は、太平洋戦争が始まり、小学校が国民学校となり、枠組みはそのまま維持されたまま、戦時の国家総動員体制へと進んでいくことになる。

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

〈観光最前線〉中小旅行業の未来像模索

2024年8月3日(土)配信

活発に意見交換が行われた

 滋賀県旅行業協会(北川宏会長)は7月12日、中小旅行業の未来像を模索しようと会員同士が腹を割って話し合う座談会を初開催した。集まった20社は大きく分ければ「旅行会社」と「バス会社」だが、旅行会社といっても個人中心、個人・団体両方、着地型専門、インバウンド向けプライベートツアー、サイクリングツアー専門など業務領域は多岐にわたる。またコロナ禍のなかで新規事業としてキッチンカーレンタルや宅配弁当業務を始めたという報告もあった。

 いかに安く仕入れるか、高付加価値型で単価を高めよう、大手に対抗するために協業化が必要だ、さまざまな意見が出た。通常総会で顔を合わすだけでは普段どんな仕事をしているのかわからなかったが、もがきながらも何とか歩みを進めようとする姿が垣間見えた。

【土橋 孝秀】

「持続的な観光まちづくりに向けて」 白馬村長・丸山俊郎氏が登壇(Rakuten Optimism2024)

2024年8月2日(金) 配信

Rakuten Optimism2024 ビジネスカンファレンスに白馬村村長・丸山俊郎氏が登壇

 楽天グループ(三木谷浩史会長)は8月1(木)~4日(日)、東京ビッグサイトを会場に、「Rakuten Optimism2024」を開催している。業界向けのビジネスカンファレンスと、一般ユーザー向けのフューチャーフェスティバルの2つのコンテンツを用意した、楽天グループ最大級の体験イベント。

 ビジネスカンファレンスでは、楽天グループのビジネスリーダーに加え、第一線で活躍するスピーカーが登壇した。

 8月2日(金)には、常務執行役員トラベル&モビリティ事業ヴァイスプレジデントの髙野芳行氏と、長野県・白馬村の丸山俊郎村長が「持続的な観光まちづくりに向けて」をテーマにセッションを行った。

 丸山氏は、東京ディズニーランド・ジャングルクルーズ船長や、オーストラリアへのワーキングホリデーなどを経て、家業である「信州白馬八方温泉しろうま荘」の支配人に就任。

 2012年には、旅行業界のアカデミー賞とされる「ワールド・ラグジュアリー・ホテル・アワード」のラグジュアリー・スキーリゾート部門で、しろうま荘が日本初となるグローバルウィナーを受賞した。

 16年には、富裕層向け旅行誌「ラグジュアリートラベルガイド」主催のグローバルアワードセレモニーで、世界一の支配人とされる「ジェネラル・マネージャー・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。

 22年に白馬村長に就任、23年には白馬村がUNWTOのベスト・ツーリズム・ビレッジに認定された。

 丸山氏は、「大学を卒業した年、ちょうど長野オリンピックが開催されていた。外国のお客様を迎え入れるためにホテルの建設やハード面の改修が行われ、投資が大きかった一方で、将来的にこの投資が回収できるかという懸念を当時から抱いていた。オーストラリアへのワーホリの経験から、ソフト面の強化について学んだ」と話した。

 また、「ディズニーからは、……

苗代町を周遊するバス「ひでよくん号」運行開始 11月10日までの土日・祝日 

2024年8月2日(金) 配信

「ひでよくん号」出発式のようす

 福島県・猪苗代町の観光地を周遊するバス「ひでよくん号」がこのほど、運行を開始した。11月10日までの土・日曜日、祝日に走る。町から委託された猪苗代観光協会(神田功会長)が会津乗合自動車と連携して運行する。

 同バスはJR猪苗代駅と野口英世記念館、長浜、いわはし館、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館、土津神社、亀ケ城公園、道の駅猪苗代の8施設を結ぶ。車体は一般的なバスよりも大きな窓が取り付けられており、車窓からの景色も楽しめる。

 7月20日の初日には出発式が行われた。猪苗代観光協会の神田会長は「手軽に観光できる。多くの人に町の魅力を伝えたい」と語った。

 バスは1日6便の運行で、1回乗車は大人400円、子供(小学生)200円。1日フリー乗車券は大人700円、子供350円。チケットは猪苗代観光協会やバス車内、スマホアプリRYDE PASSで販売している。

野菜が主役のスパイスカレー屋がオープン 淡路シェフガーデンbyPASONAに

2024年8月2日(金) 配信

(左)和×スパイスカレー、エスニック×ハーブカレー

 兵庫県・淡路島西海岸のさまざまな料理ジャンルのコンテナ店舗が並ぶ屋外型リゾートレストラン「淡路シェフガーデンbyPASONA」に8月3日(土)、野菜が主役のスパイスカレー「農園CURRY Spice×Spice」がオープンする。自社農園のAwaji Nature Farmで栽培した新鮮野菜を使ったスパイスカレー2種を提供する。

 「エスニック×ハーブカレー」は淡路島産の鶏肉と玉ねぎを使用し、ココナッツミルクとスパイスが効いたエスニック調のグリーンカレー。グリーンチリやレモングラスなど、エスニックスパイスのルーに、自社農園のハーブを合わせた。まろやかな口当たりのあとにくる辛さが特徴。

 もう1つの「和×スパイスカレー」は、白味噌やすし酢などを自社農園のハーブと合わせ、淡路牛をじっくり煮込んだ。淡路牛のうま味とスパイスの辛さが絶妙にマッチした一品という。辛さは3段階から選べる。

 どちらも全体を覆うほど豪快にトッピングされた野菜がメインで、その日に仕入れた新鮮な野菜を焼いたり揚げたり、マリネにしたり、それぞれの野菜の良さを引き出す調理法で仕上げる。

 また、カレーに合う飲み物として、ラッシーも提供する。自家製の淡路島苺シロップや淡路島牛乳、淡路島ヨーグルトから作る「淡路島苺ラッシー」と桃の果肉が入った「桃ラッシー」の2つ。

 いずれもカレーは1200円、ラッシーは780円。営業時間は午前11時~午後8時まで、定休日は水曜日。