来年3月、門司港駅グランドオープン 大正時代の姿に復原される

2018年11月16日(金) 配信

復原工事中の門司港駅(10月9日のようす) 画像、JR九州提供

九州旅客鉄道(JR九州)は来年3月、門司港駅(福岡県北九州市)をグランドオープンする。同社は現在、鉄道駅で初めて重要文化財に指定されている貴重な駅舎の復原工事を行っている。市民や観光客に1日でも早く復元駅舎を見てもらうため、11月10日からみどりの窓口など復元駅舎の一部の運用を開始している。

コンコース(JR九州提供)

 門司港駅の復元工事は、2012年9月に始まった。当初は駅舎の修理と保存を目的にした工事だったが、「当時の姿に戻してほしい」との市民らの声を受け、復原工事に切り替えた。

完成イメージ図(JR九州提供)

 駅舎の工事は、1914(大正3年)当時の姿に復原することを基本とする。一方で、1931年に増築された西側上家などは、歴史的価値を尊重し保存される。また、門司港駅のシンボルである大時計は、1918年に九州で初めて設置された電気時計としての歴史的価値を尊重し、新たに新調される。内装も残されていた資料などをもとに、できる限り当時の姿に復原する。併せて、駅舎グランドオープンにあわせ、2階に洋食レストラン「みかど食堂byNARISAWA」、1階に「スターバックスコーヒー」がそれぞれ開業する。

1914(大正3年)ごろの門司港駅。JR九州提供

日本旅行が顧客満足度で1位に JCSI調査の旅行業種で

2018年11月16日(金) 配信 

日本旅行が顧客満足度で1位に

日本旅行は、2018年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査において、旅行業種の「顧客満足度」で初の1位となった。

 JCSI(Japanese Customer Satisfaction Index)調査は、日本生産性本部サービス産業生産性協議会が2009年から実施している顧客満足度調査。サービス産業の生産性をはかるうえで重要な「顧客満足」を数値化・可視化し、公表している。

 日本旅行は「顧客満足度」のほかに、実際にサービスを利用した際に感じる「知覚品質」、利用したサービスの内容について、肯定的に人に伝えるかどうかの「推奨意向」も1位となった。

 さらに、今後もそのサービスを使い続けたい、使用頻度を上げたいと感じる「ロイヤルティ」の指標でも首位を獲得した。

 今回の評価に対し、日本旅行は「当社へのご不満や改善要望、感謝の声などお客様の声に真摯に耳を傾け、継続的な商品やサービスの改善により、『お客様満足の最大化』を目指していきたい」と話している。

工事前最後の完全公開 KNT「奈良赤レンガ監獄ナイトフェスタ」行う

2018年11月16日(金) 配信

夜の監獄を体験しよう

KNT-CTホールディングスは11月23日(金・祝)~25日(日)、旧奈良監獄で「奈良赤レンガ監獄ナイトフェスタ」を行う。

 イベントは、同日行われる「奈良赤レンガFESTIVAL」との連動企画で、監獄見学と監獄内の中央看守所2階でのプロジェクションマッピングの上映が行われる。木内酒造(茨城県)が同イベントのために特別調合した限定クラフトビール「監獄ストロング麦酒」も楽しめる。

中央看守所プロジェクションマッピング(イメージ)

 旧奈良監獄は1908年(明治41年)に誕生し、2017年まで使用されていた刑務所。重要文化財の指定を受けている。昨年には、耐震工事を行い、史料館やホテル、レストラン、温浴施設などからなる体験型複合施設として活用されることが発表されており、「明治150年」記念イベントの一環として行われる「奈良赤レンガFESTIVAL」が、耐震改修工事に入る前の最後の完全公開となる。

「奈良赤レンガ監獄ナイトフェスタ」開催概要

開催日時:

11月23日(金・祝)~25日(日)。午後6:00~午後8:30(最終入場、午後7:30まで)

入場料:2500円(大人・子供とも同額)

入場料に含まれるもの:

旧奈良監獄の観覧料(資料館・プロジェクションマッピング・館内見学)、イベント限定のクラフトビール(監獄ストロング麦酒)またはソフトドリンク一杯、無料シャトルバスもチケット提示で利用可能。

※20歳以上の人の同伴が必要で、未成年者だけでの入場はできない。施設内の見学では、明治時代の監獄の建物をそのままの状態で見学するため、段差や階段が多くバリアフリー化されていない。旧奈良監獄内での車イスを使用と、未就学児の参加はできない。

LINEトラベルjp、カタール航空のチケット比較検索可能に

2018年11月16日(金) 配信 

カタール航空の比較検索が可能に

ベンチャーリパブリックとLINEが運営する「LINEトラベルjp」はこのほど、中東を代表するエアラインのカタール航空との直接連携を始めた。これにより、カタール航空が取り扱うすべての航空券を、「LINEトラベルjp」で比較し検索できるようになる。日本では羽田、成田空港に就航している。

 カタール航空はスカイトラックス社による名誉ある「ファイブスター・エアライン」(5つ星評価)の認定を受けている。「一度は乗ってみたいエアライン」と評されるなど、世界1位の評価を受けるビジネスクラスはもちろん、ハイレベルなサービスと快適性を体験できるエコノミークラスを提供する人気のエアラインだ。

跡見女子大の篠原ゼミの学生がジャルパック、国交省と協力 熊本県・南阿蘇の魅力を開発しモニターツアー実施

2018年11月16日(金) 配信 

立野ダムの工事現場を訪れた参加者(左端が篠原准教授)

跡見学園女子大学で観光を学ぶ篠原ゼミの学生が着地型旅行を企画した「南阿蘇観光未来プロジェクト」のモニターツアーが11月3(土)~4日(日)に実施された。

 学生らは今年5月から現地を何度も訪れ、ジャルパック(江利川宗光社長)の支援によってツアーを造成。国土交通省九州地方整備局、熊本県・南阿蘇村の方々と協力しながら、手作りのツアーを開発していった。半年間関わってきた産学官プロジェクトの集大成として、学生らは18人の一般参加者に南阿蘇の魅力を案内した。

阿蘇カルデラの地形を学ぶジオツーリズムも

 同ツアーでは、4年半後に完成予定の「立野ダム」の建設現場を同ダムの工事事務所長の鵜木和博氏と見学する「インフラツーリズム」や、現地ガイドによる阿蘇の世界でも珍しい水無カルデラの地形を学ぶ「ジオツーリズム」など、新たな観光のかたちを提案。さらに、熊本地震で崩落した阿蘇大橋の現場を訪れ、被災者の声を聞く「防災ツーリズム」の要素も取り入れた。

熊本地震による村道断層の現場

 阿蘇山の裾野で200年の歴史を誇る地獄温泉の清風荘は熊本地震で被災した。現在は営業を休止中だが、河津誠社長の営業再開に向けた強い意志を聞きながら、足元から湧き出る「すずめの湯」で足湯も楽しんだ。

地獄温泉「すずめの湯」で足湯を楽しむ

 さらに、震災の影響で現在、立野~高森駅間を往復運転中の南阿蘇鉄道のトロッコ列車「レストラントレイン」で、学生らが考案したスペシャルランチを振る舞うなど、温かみのある企画が随所に盛り込まれた。

南阿蘇鉄道の「レストラントレイン」は目玉企画となった

 今回のプロジェクトでは、学生たちは現地を4~5回訪れた。「地元を動かすことはすごく大変だと感じた」と印象を語る学生もいた。

プロジェクトに参画した学生やジャルパック、国交省、南阿蘇村の方々が記念撮影

 篠原靖観光コミュニティ学部准教授は「講義中心の観光学ではなく、地域の人たちと力を合わせて、手作りのツアーで心を伝える体験は、学生たちにとっても貴重な体験となった」と話している。

食の都・庄内をたん能! 奥田政行シェフらが競演 12月9日(日)山形県湯野浜温泉・亀や

2018年11月16日(金) 配信

山形県湯野浜温泉の亀やで12月9日(日)、「出羽三山詣」の後、温泉につかり、美食を楽しんだという江戸時代の習わしを、現代版にアレンジした特別メニューを楽しむ企画が開かれる。

 腕を振るうのは、庄内の洋食文化の第一人者で、食の都庄内親善大使の太田正弘氏(フレンチ)、世界の料理人1千人に選ばれた奥田政行氏(イタリアン)、羽黒山参籠所(さんろうじょ)「斎館」の料理長を務める伊藤新吉氏(精進料理)の3人。庄内を代表する料理人の競演が楽しめる。

「庄内」を代表する料理人が夢の競演

日時:2018年12月9日(日)午後6:30から
料金:1万円(税込)
会場:湯野浜温泉 亀や
参加申込み:電話0235(75)2301 「食の競演」係へ

詣でる、つかる、いただきます

 開山1400年の出羽三山のふもとに広がる庄内地方・鶴岡。江戸時代には「月山・過去」「羽黒山・現在」「湯殿山・未来」を巡る、出羽三山詣でが流行した。詣でた後は湯につかり、美食を楽しむ習わしがあり、この地方では「精進おとし」として今も受け継がれている。

新潟県・庄内エリアで大型観光キャンペーンも

 新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)が来年10-12月に行われる。庄内地域と新潟県を対象にしたDCの開催は2009年以来2回目。今年の秋はプレキャンペーンを実施している。

 今回のテーマは「日本海美食旅(ガストロノミー)」。エリア内の豊かな食を軸に、それを育んできた自然や歴史・文化などの背景もあわせて全国に発信する。ガストロノミーとは「美食学」のこと。作り手も食べる側も、「食を通じて地域を知るコト」が、重要かつ目的になっている。今回は総合プロデューサーに雑誌・自遊人(じゆうじん)の岩佐十良編集長を迎え、日本有数の食文化都市をアピールする。

提言「労働力喪失時代の『スマート・エコノミー』を目指して」発表へ 日本生産性本部が生産性シンポ

2018年11月15日(木) 配信 

労働力喪失時代の生産性向上戦略を議論

日本生産性本部(茂木友三郎会長)は12月4日(火)、大手町サンケイプラザ4階ホール(東京都千代田区)で第3回生産性シンポジウムを開く。テーマは「労働力喪失時代の生産性向上戦略~持続可能な社会経済システムの提言~」。

 冒頭、日本生産性本部サービス産業生産性協議会幹事・サービス産業生産性向上戦略プロジェクト座長の村上輝康氏(産業戦略研究所代表、NTTドコモ社外取締役)が、提言「労働力喪失時代の『スマート・エコノミー』を目指して」を発表する。

 パネルディスカッション「『スマート・エコノミー』の実現に向けて」には、菊地唯夫氏(ロイヤルホールディングス会長兼CEO)、針谷了氏(湯元舘会長)、デービッド・アトキンソン氏(小西美術工藝社社長)、藤重貞慶氏(ライオン相談役)、浅野大介氏(経済産業省商務・サービスグループサービス政策課長)が登壇する。 

 パネルディスカッション「『スマート・エコノミー』を促進する経営のあり方を考える」には、斎藤敏一氏(ルネサンス会長)、田川博己氏(JTB会長)、八野正一氏(全国労働組合生産性会議副議長)、森川正之氏(経済産業研究所副所長)が登壇する。

 2つの討論会の進行役は、冒頭に提言を発表する村上座長が務める。

 日本生産性本部は1955年に設立。経済界や労働界、学識者、消費者など各界の代表者によって構成されている。2018年度から「人口減少下の新たな生産性運動の基盤整備」を中期運動目標のテーマに据え、生産性に関わるさまざまな課題に取り組んでいる。

 同シンポジウムの問い合わせは、tel03(5511)2030。

光の球体で立体ツリー、チームラボがお台場に展示

2018年11月15日(木) 配信

ツリーオブスフィア

チームラボは12月1日(土)から、東京・台場のお台場ヴィーナスフォートのオリーブ広場で、光の球体を集めた巨大な光のツリー「チームラボ:ツリー オブ スフィア」を展示する。展示は来年2月下旬まで。

 光の球体の集積によって形作られた立体のツリーは高さ8㍍、直径6㍍。光の球体は、音色に合わせて色が変わる。人が叩くと、光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。そして、そのまわりの球体も呼応し、同じ光の色に変化し音色を響かせていき、次々にまわりの球体も連続的に呼応していくという。

 また、お台場ヴィーナスフォート(森ビル運営)では期間中、天空から雪が舞い降りる降雪イベント「SNOW WISH」や、クリスマスイルミネーション「VenusFort Illumination 2018 -Thankful HEART-」など、さまざまな体験型のクリスマスやウィンターイベントが開催される。

チームラボ:ツリー オブ スフィア

展示期間: 2018年12月1日(土)~ 2019年2月下旬
会場: ヴィーナスフォート オリーブ広場(東京都江東区青海1-3-15)
入場料: 無料
時間: 午前11:00 ~ 午後11:00 ※期間によって異なる
休館日: 施設休館日に準ずる

teamlab.art
https://www.teamlab.art/jp/e/tree-of-resonating-spheres/

米国の旅行雑誌で日本が世界で最も注目を集める旅行先に!

2018年11月15日(木) 配信

授賞式のようす

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、11月14日(現地時間)に米国で最も発行部数が 多く 、世界の旅行市場に影響力を持つ雑誌「Travel + Leisure(トラベル・アンドレジャー)」の「 Destination of the Year」に日本が初めて選出された。同賞は、同誌編集部が近年の旅行者の伸びや旅行会社からの声、トレンドなどを踏まえて世界で最も注目を集める旅行先を選ぶもの。

  また、インド・南アジア版の「Travel + Leisure&South Asia」でも、20万人の読者投票によるベストMICEデスティネーション部門で東京が1位を獲得した。

 「 Destination of the Year」は今年で5回目の発表。過去の受賞国は2014年がミャンマー、15年がキューバ、16年がポルトガル、17年がカナダとなっている。

 今回の日本受賞は外国人旅行者の急伸や豊かな食文化、伝統文化、自然景観、芸術など多様性に富んだ魅力が高く評価された。「幅広くさまざまな体験ができる日本に、読者の注目も集まっている」と同誌編集長のJacqueline Gifford氏はコメントした。

 今後、同誌の12月号やオンライン版で日本特集が組まれる予定。オンライン版はゴールデンルートとして人気を誇る東京や京都、広島から自然豊かな北海道、温泉地の九州など日本各地の魅力が記事や動画で紹介されるという。

大切な人を深谷ねぎでねぎらおう! 11月23日は「深谷ねぎらいの日」 

2018年11月15日(木) 配信

東京都内での発表会に臨んだ小島進深谷市長とふっかちゃん(11月14日)

ねぎの収穫量全国1位を誇る埼玉県深谷市は、今年から11月23日(金)の勤労感謝の日を「深谷ねぎらいの日」とし、新しい習慣として、大切な人へ「深谷ねぎ」を贈り、日頃の労をねぎらう取り組みを始める。

 「深谷ねぎらいの日」スタートを記念して、まず11月20日(火)に東京・有楽町で多くの人をネギでねぎらうため、500束のネギ束を配布する。当日は深谷市のイメージキャラクター“ふっかちゃん”も街頭で配布をお手伝いする。

 「深谷ねぎらいの日」当日の11月23日(金・祝)には、市内店舗でネギ束を販売するほか、深谷ねぎを使った料理の販売、深谷ねぎをより美味しく食べるための料理提案などを行うなど、新たな習慣として市内各所で「深谷ねぎらいの日」を盛り上げる。

 深谷ねぎは通年で収穫されるが、晩秋から冬にかけてのものは糖度が高くとろけるような食感が特徴で、これからの季節は温かい料理にもぴったりだ。市では「この機会に深谷ねぎで大切な人をねぎらって」とPRしている。

東京・有楽町でのねぎ束配布

日時:2018年11月20日(火)午前11:00~午後5:00
場所:東京交通会館前(東京都千代田区有楽町2丁目10-1)
数量:500束を配布(深谷ねぎは中瀬青果市場、上武生産市場提供)

11月23日「深谷ねぎらいの日」

ブーケにアレンジした「ねぎ束」

 11月23日(金・祝)当日は、市内店舗でネギ束を販売するほか、深谷ねぎを使った料理の販売、深谷ねぎをより美味しく食べるための料理提案などを行うなど、新たな習慣として市内各所で「深谷ねぎらいの日」を盛り上げる。

<協力店舗>
イトーヨーカドー アリオ深谷店(埼玉県深谷市上柴町西4-2-14)
とんとん市場 深谷店(埼玉県深谷市上野台2540-5)・川本店(埼玉県深谷市菅沼87-1)
花園ショッピングセンター 食品館ハーズ(埼玉県深谷市荒川850-1)
とんかつ&ハンバーグ たくとみ(埼玉県深谷市小前田474-1)
すたんど割烹 三善(埼玉県深谷市西島町2丁目20-12)
中瀬屋製菓店(埼玉県深谷市曲田231-1)   ほか