阪急交通社社員33人が、高野参詣道女人道の道普請 環境保全活動に取り組む

2024年7月29日(月) 配信

 阪急交通社(酒井淳社長)は7月27日(土)、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産である高野参詣道女人道の道普請を実施した。雨量の多い高野山の参詣道の傷みを修繕・保全する試みで、2014年に活動開始。悪天候やコロナ禍による延期を経て、登録20周年となる今年に活動を再開した。

 熊野古道・高野参詣道は、伊勢神宮と並ぶ紀伊半島を代表する観光資源。同社でも、添乗員同行の周遊型ツアーや、語り部と歩く世界遺産の旅などを販売し、年間を通じて「信仰の道」に案内している。

 道普請は、今回で6回目を迎える。同社従業員33人とその家族が参加した。和歌山県の関係者が「道普請」の意義について説明し、その後、雨水などで浸食された高野山大門北側付近の高野参詣道女人道に、約1㌧の土を入れる修復作業を行った。

タッチ決済乗車で初乗り140円分をキャッシュバック Visa×東急

2024年7月29日(月) 配信

7月29日~8月11日までキャンペーン展開

 ビザ・ワールドワイド・ジャパン(シータン・キトニー社長、東京都千代田区)と東急電鉄(福田誠一社長、東京都千代田区)は7月29日(月)から、東急線にVisaタッチ決済で乗車すると、初乗り料金相当の140円をキャッシュバックするキャンペーンを始めた。世田谷線を除くすべての東急線全駅で実施する。

 東急では5月15日から、タッチ決済対応のカードや同カードが設定されたスマートフォンなどを使用した後払い乗車サービスを世田谷線を除く全駅で開始した。より多くの人にVisaタッチ決済によるスムーズでスピーディーな乗車体験をしてもらおうとキャンペーンを開催する。期間は8月11日(日)まで。

 Visaのキトニー社長は「今回のキャンペーンがVisaのタッチ決済の利便性とスピーディーさを体験いただくきっかけになり、またショッピングだけでなく、公共交通機関におけるスムーズな乗車体験を実感いただける機会になればと思う」とコメント。

 東急の福田社長は「今後もお客様のニーズや時代の変化に迅速・柔軟に対応した乗車サービスを提供することで、新たな移動需要を創出し、顧客体験(CX)の向上と人と情報が行き交う豊かで活気ある地域社会の実現に取り組んでいく」と意気込んだ。

Paidy、旅行トレンド予測 今夏は「国内メリハリグルメ旅」

2024年7月29日(月) 配信

2024年夏のトラベルトレンドレポートを発表

 後払い決済サービス「ペイディ」を提供するPaidy(杉江陸社長兼CEO)はこのほど、ペイディ利用者を対象にした調査を実施し、旅行の価値観や今年の夏の旅行トレンドなどを発表した。

 調査結果から、3人に1人は円安の影響を考慮しているものの、「旅行は人生を豊かにする自己投資の一つだと思う」と回答。約半数(47%)が「国内旅行を楽しみたい」と回答したほか、半数以上(55%)が「旅行ではお金をかけるところ、節約するところを決めてメリハリをつけたい」と考えているとわかった。旅行中に最もお金をかけたいものは「食事(48%)」と圧倒的に多く、旅行の過ごし方についてはその土地の「食」を楽しみたいという声が多く上がった。このような結果から、同社は今年の夏の旅行トレンドを「国内メリハリグルメ旅」と発表した。

 このほか、旅行商品の購入時にあって良かったペイディのサービスは、分割手数料無料の「3回あと払い」が最も多く、ペイディを利用して旅行関連の買い物をした人のうち97%が利用して良かったと、満足度が高い結果となった。

 同調査は、ペイディ利用者を対象に2024年6月14~18日にオンラインで行い、集計されたもの。全国から計1295人の回答を集めた。

京都嵐山オルゴール博物館で夏休みの自由研究を 京都市内の小学生を無料招待

2024年7月29日(月) 配信

~世界最古のオルゴール展~「オルゴールってなーに?」を開催

 開館30周年を迎えた、京都嵐山オルゴール博物館(京都府京都市)は8月1日(木)から9月1日(日)まで、「~世界最古のオルゴール展~『オルゴールってなーに?」を開く。子供にも分かりやすくオルゴールの歴史や仕組みを紹介し、夏休みの自由研究に役立つオルゴールワークシートを用意する。また期間中は、京都市内の小学生を無料で招待する。入館には中学生以上の保護者の同伴が必要。

 「世界最古のオルゴール展」本展は8月1日~9月29日まで。1796年、スイスの時計職人が世界最古のオルゴールを発明。自由に身近で音楽を聴くことができなかった時代に、自動で音楽を演奏するオルゴールは画期的な存在だったという。こうした歴史やまだ日本では知られていないオルゴールの世界を紹介する。

 このなかで、夏休み期間中に展開する「オルゴールってなーに?」では、子供を対象とした体験コーナーなどを用意。普段オルゴールに触れる機会がない子供たちにも、ワクワクした体験を味わってもらおうと企画する。

 このほか、売店ではハンドオルゴールと呼ばれる「カリンバ」の製作キットを販売しており、組み立てから装飾まで世界に一つだけのオルゴールをつくることができる。

「佐渡島(さど)の金山」 ユネスコ世界文化遺産登録決定

2024年7月29日(月) 配信

「佐渡島(さど)の金山」世界文化遺産登録決まる

 インド・ニューデリーで開催されたユネスコ(国連教育科学文化機構)の世界遺産委員会は7月27日(土)、「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を決定した。

 1997(平成9)年に、市民団体による世界遺産登録に向けた運動が始まってから27年、“悲願の達成“となった。

 新潟県佐渡市(渡辺竜五市長)は、審査期間中に東京・新潟・佐渡の3会場でパブリックビューイングを開催し、関係者や市民が審査の行方を見守っていたが、登録が決まると喜びを分かち合った。

 昨年12月16日には、100年先の子供たちに佐渡文化を継承していくことを目的に、同市内で「佐渡島世界遺産登録・島民団結シンポジウム」を開くなど、国、新潟県、そして地元の島民が一体となって登録に向けた取り組みを進めていくことにも力を入れてきた。

 世界文化遺産登録決定を受けて、佐渡島は9~10月に、「しま夢㏌佐渡2024」を開催する。佐渡の歴史と風土の中で育まれてきた「芸能と食」に焦点を当て、佐渡金山の町・相川を1つの会場と見立てた「分散型ツーリズム」を楽しんでもらえるように、準備を進めている。

 佐渡観光交流機構の本間雅博理事長は登録決定を受け、「佐渡島の金山は、江戸時代から現代に至るまで、長い歴史の中で多くの人々の努力と情熱によって支えられてきました。その歴史と文化を守り、次世代に伝えていくことが私たちの使命であり、今回の世界遺産登録はその重要なスタートの一歩となります。今後、佐渡島を訪れる多くの方々に、その歴史と魅力を存分に味わっていただけるよう、当機構としても一層努力して参ります」とコメントしている。

秩父鉄道が「ガリガリ君」とのコラボイベント 8月1日~9月30日まで

2024年7月29日(月) 配信

過去のSLガリガリ君エクスプレス

 秩父鉄道(牧野英伸社長、埼玉県熊谷市)は8月1日(木)から、赤城乳業(井上創太社長、埼玉県深谷市)の協力で、「ガリガリ君」とのコラボレーションイベント「ガリガリ君が秩父鉄道に遊びにやってくる2024」を開く。SL運行やアイスバー型記念乗車券販売、シールラリーなどを実施する。イベントは今年で11回目。今年は9月30日(月)まで。

 8月2、3、22、23、31日の5日間は「SLガリガリ君エクスプレス」を運行する。特別ヘッドマークを掲出し、アイスバー型特別乗車記念証をプレゼントする。車内では、じゃんけん大会を実施し、勝った人に「ガリガリ君グッズ」をプレゼント。運行日の午前9時40分から、熊谷駅ホームでは「ガリガリ君アイスバー」を配布する。

 シールラリーは期間中、秩父鉄道・熊谷駅と秩父駅、長瀞トリックアート有隣倶楽部(入館者限定)でシールを配布。3枚集めてホームページの専用フォームから応募すると、抽選で50人に「ガリガリ君オリジナルエコバッグ」をプレゼントする。

 また、アイスバー型の記念乗車券は秩父鉄道の羽生駅と熊谷駅、ふかや花園駅、寄居駅、長瀞駅、秩父駅、御花畑駅の各駅窓口や同鉄道通販サイト「ちちてつe-shop」で売り出す。販売価格は800円で、売り切れ次第終了する。

亀の井ホテル青梅がご当地アクティビティを開始 「泊まる」価値を高める

2024年7月28日(日) 配信

そば打ち(左)やラフティングなど用意

 亀の井ホテル青梅(加藤悟支配人、東京都青梅市)はこのほど、ご当地アクティビティメニューの販売を開始した。宿泊者に「泊まる」価値を高める充実のホテルステイを提供したい考え。

 青梅は奥多摩の山々や多摩川が望める豊かな自然に囲まれた地域。その恵まれたロケーションを生かした体験アクティビティを多数用意した。創業1702(元禄15)年の老舗蔵元「小澤酒造」の酒蔵見学をはじめ、水がきれいな青梅の環境を生かした「そば打ち体験」など、地域にフォーカスした企画を用意。

 また、ホテルの前を流れる多摩川では、ラフティングやSUPツアーなど、大自然のロケーションを生かしたアウトドアアクティビティメニューを始めた。

 「亀の井ホテル」は2022年7月に「かんぽの宿」をリブランドして誕生した。今年4月には、筑波山(茨城県つくば市)と那智勝浦(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)が加わり、現在39ホテルを全国に展開している。

 今後は「亀の井ホテル」ブランドとして、宿泊体験の価値を上げるその土地ならではのアクティビティを各ホテルで展開していく予定だ。

ANA X、TaaSに国内レンタカー予約サービス追加へ 一部ANAマイルでの支払いも可能

2024年7月27日(土) 配信

「ANAトラベラーズレンタカー」をリニューアル

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、スマートフォンで旅の検索から予約、管理まで完結するサービス「TaaSプラットフォーム」で、国内レンタカー予約サービスを開始した。「ANAトラベラーズレンタカー」をリニューアルし、宿泊との一括予約が可能になったことで、より利便性を高めた。レンタカー利用でマイルが貯まるほか、一部のレンタカー会社ではANAマイルでの支払いも可能になった。

 同社は2026年の完成を目指す「 TaaSプラットフォーム」構想を掲げており、第1弾として今春から国内宿泊予約サービスを大幅にリニューアルし、予約可能な宿泊施設を拡充している。

 今後はプラットフォーム上にアクティビティやゴルフ、海外ホテル、海外レンタカーなどを順次追加し、ANAウェブサイトやアプリ上ですべてのサービスを一括手配できるよう整備していく予定だ。

リニューアルキャンペーン実施

 今回のサービス開始を記念し、9月30日(月)までの予約で通常、レンタカーの利用100円につき1マイルのところ、5マイルが貯まるマイル5倍キャンペーンを実施する。対象利用期間は8月1日(木)~10月31日(木)配車分まで。

ロケツーリズム協議会、ロケ誘致と活用へ実践的な学び深める 24年度2回目の会合開く

2024年7月26日(金) 配信

会合のようす

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長、東京都港区)は7月18日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で2024年度2回目の会合を開いた。自治体や企業、制作者が集まり、ロケ誘致と活用について実践的な学びを深めることが目的。

 今回は、グループワーキングを実施。撮影実績の活用・拡散、地域内外へのPRを学ぶ「プロモーション」、撮影サポートの環境整備への知識を身に着ける「ロケーションサービス」、民間事業者が誘致を目指す「企業」、ロケツーリズムの基礎を習得する「ガイダンス」の各コースに分かれ、実践的な知識を深化した。

 このうち、プロモーションでは、映画やCMなどの舞台となった地域のほか、エンタメ情報などを発信する雑誌ロケーションジャパンの山田実希編集長が講師を務めた。

 自治体や事業社などが一般公開前に、各地で撮られた映像を広報誌やSNSを通じて写真でアピールすることについて、山田編集長は「『シーン写真をください』と制作者にお願いするだけでは、もらえない可能性がある。発信によるドラマや映画などへの集客効果も説明してほしい」と呼び掛けた。

 さらに、掲載する画像の補足として、出演者が座った、または立っていた場所のほか、具体的なシーンの内容などを加えることで、「地域への来訪とファンの増加につながる」とした。

 その後のまとめで、同コースに参加していた北海道・上富良野町の大道千アキ氏は「現在、撮影が行われている作品もあるため、ロケ実績を上手く発信できるよう、(セミナーで学んだことを)仕掛けていきたい」と感想を述べた。

那覇空港に初のホテル、「ファーストキャビン」25年8月開業へ

2024年7月26日(金) 配信

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 ファーストキャビンHD(小林千花社長、東京都港区)は2025年8月、沖縄県の那覇空港内に初の宿泊施設となる「ファーストキャビン那覇空港(仮)」を開業する予定だ。

 24時間運用可能な那覇空港で、深夜便就航を見据えた取り組みとして、同社初の沖縄出店となる。空港内では羽田空港、関西国際空港に次いで3番目。

 那覇空港の国内線と国際線の中間に位置する1階の空き区画と、2階のゲームセンターのエリアにホテルスペースができる構想。男女別エリアで全72室、シャワーブースやラウンジスペースも備える計画。今年10月の着工を予定している。