【特集№506】北海道胆振東部地震の現場対応  有事から平時への切り替えは

2018年10月19日(金) 配信 

 北海道では今年に入り自然災害の脅威にさらされた。胆振東部地震が発生した9月6日未明、北海道全域が停電し、公共交通機関は麻痺した。国内外の観光客は足止めを受けることとなり、不安な1日が始まった。すでに発災から1カ月半以上が経過し、北海道はほとんどが元の元気な姿を取り戻している。今回は現場レベルで対応してきた人らに、改めて発災当時になにを行っていたかを取材した。

【平綿 裕一】

大宮裕輔氏

 

 新千歳空港は6日の地震により終日閉鎖し、観光客は動けなくなった。千歳観光連盟では、訪日外国人旅行者らの避難者対応や地域観光の状況を発信するなど、災害時における取り組みを迅速に行った。同連盟の事業推進部観光推進グループ大宮裕輔マネージャーに、発生時の初動について振り返ってもらった。

災害発生時の初動は  前向きな情報発信心掛ける

 6日午前、大宮氏はいつも通り出勤した。入居しているビルは薄暗かった。非常用電源はあったが、必要最小限の電力しかなかった。事務所に大きな被害はないが、併設する観光案内所などを臨時休業にした。午前のうちに判断し、Webサイトで日本語と英語で発信した。昼までには電力が切れ、真っ暗になった。

 午後、市の観光スポーツ部から「市内に観光客向けの避難所を設置する。対応してくれないか」と要請があった。空港が閉鎖して観光客は行き場を失くしていた。大宮氏ともう一人英語とタイ語を話せる職員を連れ、2人で外国人旅行者の対応に向かった。

 現地に着いたあと、避難者を乗せた第1陣のバスが到着した。その日のうちに300人ほどが避難所に入った。ほとんどが外国人旅行者だった。ただ、避難者名簿は日本語で作成されていたため、各項目を英訳した。記入項目は氏名や性別、住所など。避難所は薄暗く記入しづらいうえ、受付待ちの列が長くなっていた。そこで大宮氏は迅速に対応するため、住所欄には国籍を記入してもらうよう記入欄に上書きした。簡単なことだったが、見直す必要があると感じた。慌ただしく過ぎ、夜10時を回っても対応に追われていた。

 7日は、前夜に停電が一部復旧したため、事務所は通常通り営業した。併設する案内所も営業を再び始め、観光客が多く訪れた。スマートフォンを充電したいとの声があり、ビル管理者の判断でビルのコンセントを開放した。フロアのいたるところに座り込み、充電する姿が目立った。

 一方、千歳エリアに一部営業できない施設があった。各施設の営業状況を調べ、客からの問い合わせに備えた。一つひとつに電話して聞き取った。地元密着型の観光案内所だからこそ、すぐに電話して確認できた。

 施設の情報はインターネットに載っている。しかし、すぐに情報は更新されない。直接聞き取らなければ正確性に欠けてしまう。情報発信時に気を付けるべき点だった。 

 8日時点では停電もほぼ改善し、空港は国内線、国際線ともに復旧した。避難所には情報を英訳したものを貼り出した。避難者は市が手配したバスで、避難所から最寄りの駅に送った。……

【全文は、本紙1715号または10月25日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

〈旬刊旅行新聞10月21日号コラム〉美しき「転調」の世界  正統を装いながらの転調に酔いたい

2018年10月21日(金)配信 

転調によって別世界へと連れて行かれる

「夢がある空間」と感じる身近な場所は、旅行会社の店舗とパン屋さん。つい足を踏み入れたくなる。パン作りは大変な作業だと傍からも分かるが、出来上がったパンが並ぶ光景は、人を幸せにさせる力がある。

 アーネスト・ヘミングウェイの小説で、スコット・フィッツジェラルドとリヨンからパリへのドライブの最中、朝にホテルでこしらえてもらったトリュフの味付けをしたロースト・チキンと、マコンの辛口の白ワインとともに、美味しいパンを食するシーンがある。すごく気に入っている。旅とパンはとても相性がいいのだ。

 旅先では、しばしばご当地の駅弁を購入する。振り返ると、新幹線や特急列車の中では、パンよりもごはんを選ぶ機会が多かったことに気づく。

 それでも、何回かに1回はサンドウィッチを買う。サンドウィッチは味の当たり外れが大きい。防腐剤の匂いがするものは耐えられない。手間がかかるが、やはり手作りに限る。

 個人的に好きなものは、キュウリとハムを挟み、マヨネーズに辛子を少し強めに効かせたものだ。ワインのつまみにもなるし、それだけで一気に大人の味になる。

 白いパンに挟まれたキュウリのシャキシャキとした瑞々しい食感を楽しみながら、そのうちにハムの深い味わいと、辛子のアクセントが少し遅れて効いてくる。重層的であり、協奏の一瞬が味わえ、「もう一度……」を求める。ひと口の世界で、幾度か転調が生じ、異なる世界を堪能できる。

 一流の料理人は、この転調を上手に操る。一見、何の変哲もないコロッケであっても、最初から最後まで単調な味付けではなく、途中から「別世界への旅」が仕掛けられている。最初に驚くような美味を感じても、ずっと同じ味であれば、感動は薄れていくものだ。

 小説や映画も優れた作品には、起承転結の「転」がドラマチックに仕込まれている。漆黒の夜空に花火が描く世界もそうだ。華麗に開いた大輪の華に感嘆の声が漏れ、キラキラと別の色彩に輝きながら散っていく様に、再び歓声が上がる。

 一方で、最近見た目の奇抜さや、パフォーマンスに力を入れる創作料理などを売りにする料理店によく出会う。だが、肝心の味が一本調子では、本当の感動を与えることはできない。「写真映え」など、安易なサプライズや感動を強要させたがる経営者に、この類が多い。

 旅館も到着したときには、オーソドックス(正統的)な感じで迎えながら、上質な転調により、隠し玉を徐々に効かせ始めるというのがいい。さりげなく垣間見せる宿の底力に、宿泊客は唸りたいと思う。

 転調するためには、転調を効果的に酔わせる基調の正統な美しさが必要だ。その心地よい流れから世界を一転させ、驚かすには周到な準備と、力技が要求される。のっけからサプライズを起こして、「あとはその勢いで」というスタイルとは、根本的な部分が異なる。

 ストレートさがうける場合もある。新鮮であり技巧を排した潔さと、それゆえに直線的な強さもある。しかし、目や耳、舌の肥えた客には、何の捻りもない「作品」に退屈さを感じてしまう。正統を装いながら、内側に秘めた「転調」の絶妙な加減に、知らずうちに心が震えるのである。

(編集長・増田 剛)

エクスペディア、ドコモが業務提携 海外旅行向け新機能を開発 観光ルート自動提案も

2018年10月19日(金) 配信 

機能イメージ

 NTTドコモとエクスペディア・ジャパンは10月19日(金)、日本の海外旅行者向けサービス分野で業務提携を結んだ。同日からエクスペディアの日本サイト向けに、ドコモが新たに開発した「海外渡航先決定支援」機能を拡充した。来年には海外で観光ルートを自動で提案する機能も追加する見通し。海外旅行でもスマートフォンを使う機会が増えている。両者の強みを生かした機能を充実することで、相互送客や互いの会員基盤の強化や拡大を狙う。

 エクスペディアは世界ブランドの旅行サイトプラットフォームを、ドコモは新たな機能開発や技術を提供する。今後は利用促進をはかるキャンペーンや、今回発表された2つ以外にも新たな機能を開発していく考えだ。

 今回追加された「海外渡航先決定支援」機能では、旅行先の検討時にWe❤Expedia(エクスペディアが旅のアイデアを提案する旅行メディア)に載っている写真と地域情報から行き先を探すことができる。旅行先の写真がランダムに表示され、気に入ったものがあればその記事を読むことができる。旅行先が決まれば、ホテルや航空券を簡単にエクスペディアから予約できるという。 

街歩きルート提案機能イメージ(※変更になる可能性あり)

 一方の「街歩きルート提案」機能では、現地で時間が空いたとき、出発地と到着地、空き時間を入力するだけで、観光ルートを自動で提案してくれる。カフェ・レストラン、スパ・エステなど、好みのジャンル指定のほか、現在位置からスマートフォンでの検索や地図と連動させる見込みだ。さらに表示された地域周辺のパッケージツアーや、現地アクティビティーなどのエクスペディアの旅行商品を予約できるようにする。

和歌山初開催!ヨーロッパの街並みで冬のスカイランタン

2018年10月19日(金)配信 

「フェスタ・ルーチェ」in 和歌山マリーナシティ

昨年は8万人の人が訪れた光のフェスティバル「フェスタ・ルーチェ」が、今年は11月3日(土)から2019年2月11日(月・祝)までの86日間、和歌山マリーナシティ ポルトヨーロッパで開かれる。

 2年目となる今年は、イルミネーションはもちろん、光の遊園地やプロジェクションマッピングをはじめ、イベントなども昨年以上にスケールアップする。まるでヨーロッパの街並みにいるかのような雰囲気を楽しめる。

 さらに今回は、和歌山初!となるスカイランタンのリリースをを11月17日(土)に行う。冬のヨーロッパの町並みに1千個ものスカイランタンが夜空に浮かぶ景色は絶景間違い無し。ランタンチェットを購入して、ランタンのリリースに参加してみては。

スカイランタンのリリース(概要)

開催日時: 2018年11月17日(土)
会場: 和歌山マリーナシティ ポルトヨーロッパ
主催・運営: スターリーナイトカンパニー、フェスタ・ルーチェ実行委員会事務局
ランタンチケット: 1千個限定
       大人チケット「スカイランタン+入場券」 4千円
       子供チケット「スカイランタン+入場券」 3,500円
       スカイランタンチケット「スカイランタン のみ」 3千円

スターリーナイトカンパニー
https://www.snc-jp.com/fr
イベント企画会社

ANA、復興支援で「”でかけよう北海道”の集い」開催 道内8自治体が「元気です!」アピール

2018年10月19日(金) 配信

ANAの平子裕志社長

 

全日本空輸(ANA、平子裕志社長)は10月15日、北海道胆振東部地震への復興支援の一環として「“でかけよう北海道”の集い」を東京都内で開いた。北海道自治体や政府関係者、旅行会社ら約250人が一堂に会し、官民一体となって復興に取り組む構えをみせた。北海道自治体からは札幌市と稚内市、紋別市、旭川市、中標津町、釧路市、帯広市、函館市の各首長が登壇。8地域すべてが「元気な北海道」をアピールした。

 開会にあたりANAの平子社長は、観光客の回復について「ANAだけでは限界がある。政府と自治体、旅行会社らの団結が不可欠だ」と強調した。

高橋はるみ北海道知事

 高橋はるみ北海道知事は「9月6日、確かに北海道は大変だったが、復興への歩みは着実に進んでいる。今夜の集いを心の元気に変えて、さらに観光地としての魅力を磨きあげていきたい」と力を込めた。

 観光庁の田端浩長官は「北海道は自然・文化・食・気候という観光振興の4条件を揃える貴重な地域。早期回復は日本経済にとって、重要な課題だ」と復興支援に前向きな姿勢をみせた。

 北海道出身の農林水産省・吉川貴盛大臣は「北海道はこれからも食と観光で頑張っていく。今日がそのスタートの日となると確信している」と会の開催を喜んだ。

 “でかけよう北海道”は、ANAが北海道胆振東部地震を受け、9月から実施している復興支援プロジェクト。羽田―札幌間の早期割引運賃値下げなどを実施し、北海道各空港の利用促進や各地の活性化への貢献を目指している。

道内8自治体が「元気です」とアピール

ジェットスター、「旅先で『好き』を追いかける“star★”になろう!キャンペーン」実施

2018年10月19日(金)配信

「いつか」ではなく「いま」、旅先で「好き」をとことん追いかけるさまざまな”star★”を発掘し、応援する

ジェットスター・ジャパンは来年9月30日まで、「旅先で『好き』を追いかける“star★”になろう!キャンペーン」を実施している。

 今年8月から低運賃のLCCの特徴を生かし、行きたい場所で「好き」を追求するライフスタイル「フライ&アクティビティ」をスタートさせた同社。今回のキャンペーンでは、「行った先」と「楽しんだアクティビティ」を指定のハッシュタグなどをつけて、インスタグラムに投稿した人の中から、2カ月に1回最大5人を“star★”として認定。認定者には、今後さらに「フライ&アクティビティ」を楽しんでいただくため、3千円分のジェットスター・フライトバウチャーをプレゼントする。

「旅先で『好き』を追いかける“star★”になろう!キャンペーン」 概要

応募期間:2019年9月30日(月)午後5:00まで(日本時間)

※キャンペーンは延長する場合がある。

応募資格:日本国内在住の人

※未成年の応募は、事前に親権者または未成年後見人の承諾を得る。

応募方法:

1・ジェットスター・ジャパンの公式Instagramアカウント「@jetstar_japan」をフォロー

2・以下に記すような形式で、「どこで何をしたか」を書いたうえで、指定のハッシュタグなどをつけて自身のInstagramアカウントから投稿

①「○○で××した!」というように、「○○」にはジェットスターの国内就航地を、「××」には体験したこと(趣味など)を書く。(ジェットスター国内就航地は、東京または成田、札幌、大阪、名古屋、高松、松山、高知、福岡、大分、熊本、宮崎、長崎、鹿児島、沖縄から選んで記載)

②ハッシュタグ「#ジェットスター」「#FlyAndActivity」と、「@Jetstar_Japan」の記載

※ジェットスター・ジャパン公式アカウントをフォローしていない場合は、応募が無効になる。投稿写真の確認のため、応募資格者のInstagramアカウントが「公開」に設定されている必要がある。投稿内容はジェットスターの自社メディアや広告媒体などに使用する場合があり、使用の際にはテキストなども含めてイメージを損なわない程度に投稿内容を加工・修正する場合がある。

投稿期間と当選連絡:

第1回:~ 2018年11月30日(金)。当選連絡、12月31日(月)まで

第2回:18年12月1日(土) ~ 19年1月31日(木)。当選連絡、19年2月28日(木)まで

第3回:19年2月1日(金) ~ 19年3月31日(日)。当選連絡、19年4月30日(火)まで

第4回:19年4月1日(月) ~ 19年5月31日(金)。当選連絡、19年6月30日(日)まで

第5回:19年6月1日(土) ~ 19年7月31日(水)。当選連絡、19年8月31日(土)まで

第6回:19年8月1日(木) ~ 19年9月30日(月)。当選連絡、19年10月31日(木)まで

※同じ投稿期間内でも異なる投稿期間でも、複数回投稿できるが、当選は年間を通じて、それぞれ1人1回。

【賞品】:ジェットスター・フライトバウチャー3千円相当(各投稿期間最大5人ずつ)

日本旅行、「飛び出そう!関西!」CP連動商品売り出す

2018年10月18日(木) 配信

公式ロゴ

日本旅行はこのほど、「行こう!関空から!アジア・ヨーロッパ・オーストラリア」を売り出した。関西エアポートが実施する「飛び出そう!関西!」キャンペーンに連動した専用商品。同社オリジナル特典として、空港内ラウンジ利用30分無料券と、旅行先での食事1回(11、12月出発限定)をプレゼントする。

 「飛び出そう!関西!」キャンペーンは、関西エアポートと日本旅行業協会(JATA)関西支部、JATAの海外旅行委員会が行っている。台風21号によって被害を受けた関西国際空港の利用の促進が目的。19日開設予定の専用ホームページ上でアンケートに答えると、抽選で同空港発着の海外パッケージ旅行などが当たる。

「行こう!関空から! アジア・ヨーロッパ・オーストラリア」商品 概要 

設定方面

アジア:韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、ベトナム

オーストラリア:ケアンズ

ヨーロッパ:フィレンツェ・ローマコース ロンドン・パリコース パリコース

※いずれも関西国際空港発の国際線設定

設定期間

出発日:2018年11月1日~2019年1月31日

AR技術で手荷物を事前にチェック KAYAKが無料アプリ発表

2018年10月18日(木) 配信 

手荷物にカメラを向けるだけ

旅行検索エンジンのKAYAKはこのほど、AR(拡張現実)技術を使った「荷物のサイズ測定ツール」を発表した。スマートフォンを用い、自宅にいながら持込み手荷物を荷物棚に収納できるか分かるようにした。航空会社を問わず、空港到着前に格納可能かどうかを確認できる。

 荷物を計測は、KAYAK無料アプリの航空券検索ページ内「荷物のサイズ測定ツール」ボタンをクリックし、距離測定のために床をスキャンした後、スマホのカメラを荷物に向けるだけ。荷物の正確なサイズを計測し、機内持ち込みの可否を表示するだけでなく、各航空会社の手荷物超過料金も比較できる。

  ※現時点で同ツールはiOS 11.3以上のデバイスのみ対応

歴史ある闇の空間の魅力に迫る 朝日旅行「トンネル歩き日帰りツアー」実施へ 

2018年10月18日(木) 配信

レトロなカンテラ風の照明と美しい煉瓦が魅力

朝日旅行(石森隆社長、東京都港区)は12月15日(土)と2019年1月13日(日)に静岡のトンネルを歩く日帰りツアーを実施する。案内人は、トンネル探求家の花田欣也氏。旅行会社に勤務するかたわら、“トンネルあるき”をライフワークとしている。花田氏の解説のもと、歴史あるトンネルならではの闇の空間、魅力を味わえる。

トンネル探求家の花田欣也氏

 同ツアーはインフラツーリズムの潮流を受けて企画された。静岡県内に現役で残る、国指定登録文化財の宇津ノ谷明治トンネルと巌井寺トンネルを、貸し切りバスでめぐる。

 コースは安全に歩けるトンネルを設定したため、ハイキング程度の軽装で参加できる。東京発着のツアーとなっており、料金は大人1人1万5800円、子供1万5千円。なお、来年5月には関西で第2弾ツアーを予定している。

平成最後の「小諸城址 懐古園 紅葉(もみじ)まつり」開く

2018年10月18日(木) 配信

小諸城址 懐古園・三之門から秋の色彩を望む

長野県・小諸市の「こもろ観光局」は、小諸城址 懐古園において10月20日(土)~11月18日(日)まで「懐古園紅葉(もみじ)まつり」を開く。高原のまち小諸市は首都圏より早く紅葉が始まる。また、標高2千㍍から標高600㍍まで1400㍍もの高低差を持つため、長期間にわたって楽しむことができる。

 「懐古園紅葉(もみじ)まつり」期間中には、園内でさまざまなイベントを実施。また、こもろ観光局では、県内外からの観光客に向けて「小諸をバスでめぐるツアー」の実施や「温泉」「果物狩り」「蕎麦処」を紹介するマップの無料配布を行う。

平成30年 小諸城址 懐古園 紅葉まつり(2018年10月20日~11月18日開催)
https://www.komoro-tour.jp/blog/momiji-matsuri2018/
  ~詩情あふれる高原の古城~  小諸城址 懐古園 紅葉まつり 平成30年10月20日(土)~11月18日(日)   紅葉の懐古園は格別です。 苔むした石垣と真っ赤に染まったモミジとのコントラ

 

生した石垣から覗く紅葉

今年初の紅葉を!首都圏からのアクセス抜群

 小諸の代表的な観光名所である「小諸城址 懐古園」では、例年10月下旬~11月下旬にかけて、モミジ、イチョウ、ケヤキ、カエデなどが次々と色づき見頃を迎える。日本100名城や、日本の歴史公園100選にも選ばれた「小諸城址 懐古園」は、城郭が城下町より低い位置に配された日本で唯一の「穴城」としても有名。「紅葉まつり」の時期には、苔むした石垣との鮮やかなコントラストが楽しめる。首都圏の紅葉をさきどる小諸市は、東京から車で約2時間半、電車で約1時間半とアクセス抜群。近隣の軽井沢からは車で30分という近さ。紅葉シーズンには、例年、県外からも多くの観光客が訪れている。

期間中の園内ではイベントが盛りだくさん

大人気の「甲冑野点」

 日本で唯一といわれる「甲冑野点」は、例年行列ができるほどの大人気イベント。甲冑に身を包んだ武士によって、東屋でお茶やお菓子が振る舞われる(一服500円)。「藤村記念館 開館60周年記念演奏会」では、小諸義塾で教鞭をとっていた島崎藤村の詩の世界を、紅葉の下で箏(こと)の演奏とともに味わえる。他にも、県内各地から約700点の菊や菊人形などが出展される「東信菊花展」、弓道場「懐古射院」の一般公開、400年の歴史を持つ小諸城の無料ガイドツアーなど、さまざまなイベントが実施される。

浅間山麓に広がる、息をのむ「黄金のカラマツ林」

 10月下旬~11月下旬にかけては、「小諸城址 懐古園」のみならず、市内各地が赤や黄に彩られる。なかでも、山々を黄金色に染めあげるカラマツ林は息をのむような美しさ。2018年8月30日に登山規制が緩和され、山頂まで登れるようになった浅間山(前掛山)は「黄金のカラマツ林」の名所。登山道途中に位置する「湯の平」では、周囲を黄金に染めるカラマツ林と目前に迫る浅間山が織りなす圧倒的風景が広がる。標高2524メートルの浅間山(前掛山)への登山では市街地よりさらに早く紅葉を味わえる。浅間山(前掛山)登頂後には、こもろ観光局が発行している「浅間山(前掛山)登頂証明書」を入手して、登頂の思い出として楽しむことができる。

マップを片手に「十の温泉」「旬の果物」「新そば」を味わおう

塩で食べる本物の蕎麦の味

 こもろ観光局では、紅葉シーズンの小諸を多角的に味わってもらおうと、2種の観光マップを無料配布する。「八つの源泉・十の温泉~小諸温泉山まっぷ」では、市内にある温泉の数々を「温泉山」に見立て、これを「湯覇」してもらうことをコンセプトに8つの源泉と10の温泉を紹介。標高差1,400㍍の間に点在する温泉からはそれぞれに異なる紅葉の風景が味わえる。

 「小諸 獲れるよ 山まっぷ」に掲載された農園では、紅葉とともに真っ赤に熟したりんごの摘みたて食べ放題が体験できる。持ち帰りも可能。また、小諸の各蕎麦店舗では、一年で最も美味しいとされる秋に収穫された「新そば」を味わえる。紅葉に囲まれて味わう温泉や旬の味覚には、この時期ならではの格別さがある。

車なしでも楽しめる!お得なバスツアー

 こもろ観光局では、11月25日(日)までの土曜・日曜・祝日に「小諸をバスでめぐるツアー」を実施する。コースは4つの中から選べ、300年以上の歴史をもつ天然自然の冷蔵庫「氷風穴」や、伝説「牛にひかれて善光寺参り」の舞台となった「布引観音」、ソラリスなどの高級ワインを生産する「マンズワイン小諸ワイナリー」、日本画家・白鳥映雪の代表作などを収める「小諸高原美術館」などをめぐる。お酒も楽しめるのは、運転をしなくて済むバスツアーならでは。各コースでは、入場料や利用料の割引、商品のプレゼントといった特典も受けられる。

4月7日~小諸の人気スポットをめぐれるバスツアー始まります!豊富な特典も!
http://komoro-tour.jp/blog/komobus/
【車がなくても小諸の人気観光スポットをめぐるバスツアー!豊富な特典付き!】 |小諸をバスでめぐるツアー 小諸の人気観光スポットを楽しめる「小諸をバスでめぐるツアー」がスタートします! コースは

お得に!渋滞知らず!しなの鉄道タイアップ「もみじパスポート」無料配布

 こもろ観光局では、紅葉まつりの期間に合わせ「信州・小諸城址 懐古園もみじパスポート」を、しなの鉄道・軽井沢駅にて配布する。懐古園をはじめとする小諸市内の観光施設に持参することで、入場料の割引サービスが受けられる。同パスポートは、しなの鉄道・軽井沢駅の窓口にて、小諸駅までの切符を提示していただいた方に「無料」配布する。

 2017年秋の「懐古園 紅葉まつり」の時期には、美しい紅葉を観るために多くの観光客が訪れ、市内には慢性的な交通渋滞が発生した。これを踏まえ、公共交通機関を利用した“エコ”で“利便性の高い”観光を促進していく。

【概要】
名称:信州・小諸城址 懐古園もみじパスポート
価格:軽井沢駅にて小諸駅までの切符(片道480円)提示で「無料」
配布場所:しなの鉄道・軽井沢駅窓口
内容:市内観光施設の入場料割引
   小諸城址 懐古園 500円→400円
   小諸高濱虚子記念館 300円→200円
   小諸高原美術館・白鳥映雪館 500円→400円

紅葉まつり 開催概要

期間:10月20日(土)~11月18日(日)
<紅葉まつりの主なイベント>
・第53回東信菊花展
日程:10月20日(土)~11月4日(日)
時間:午前9:00~午後5:00
場所:懐古園内馬場

・藤村記念館 開館60周年記念演奏会「紅葉の中・箏で奏でる藤村詩の世界」
日程:10月28日(日)
時間:午前10:30~、午後1:30~
問い合わせ:藤村記念館 0267-22-1130

・甲冑野点(のだて)
日程:11月4日(日)、11日(日)
時間:午前10:00~午後3:00
場所:懐古園内東屋
一服:500円
問い合わせ:こもろ観光局 0267-22-1234

・草笛教室
日程:期間中の日曜日
時間:午後1:00~午後3:00
場所:懐古園内東屋
内容:小諸草笛会会員による草笛の吹き方教室(無料)

・こもろ観光ガイド協会ボランティアによる園内ガイド
日程:10月20日(土)・21日(日)、10月27日(土)~11月11日(日)、11月17日(土)・18日(日)
時間:午前10:00~正午、午後1:00~3:00
場所:各回それぞれ開始時間に三の門前集合

・寅さん全作フィルムで観よう会
日程:11月10日(土)
時間:午後2:00~
場所:懐古園内やすらぎ会館(旧寅さん会館地下)
料金:大人1,000円、学生500円、中学生以下無料
内容:第40作「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」の上映

・懐古射院(弓道場)一般公開
日程:期間中の日曜・祝日
時間:午後1:00~午後3:00

・「信州・小諸フォトコンテスト入選作品」展示in武器庫
日程:期間中毎日
時間:午前9:00~午後4:00
場所:懐古園内武器庫

・横山祖道展in武器庫
日程:期間中毎日
時間:午前9:00~午後4:00

長野県小諸市とは

 長野県小諸市は、人口4万2641人(2018年1月1日現在)で雄大な浅間山の南斜面に広がり、市の中央部を千曲川が流れ、標高2千㍍から標高600㍍まで1400㍍もの高低差を持つ。

 「懐古園」として知られる小諸城址は、春の桜、秋の紅葉など季節を通し数多くの観光客が訪れている。また、城郭は浅間山の火山灰土が雨で削られた谷を利用していて、城下町よりも低い位置にある日本で唯一の「穴城」として日本100名城にも選ばれている。文豪、島崎藤村や高濱虚子のゆかりの地でもある「詩情あふれる高原の城下町」。

 小諸市へは、東京から約160㌔、車で2時間半・電車で約1時間半とアクセス抜群。軽井沢町からは「しなの鉄道」で24分、車で約30分。