NAA、5月開港の78年を下回る 上半期国際旅客は約68万人

2021年7月29日(木) 配信

田村明比古社長。「貨物の便数は年内まで維持できる」との見通しを示した

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が7月29日(木)に発表した2021年上期(1~6月)の航空発着回数は、前年同期比27%減の5万8492回、航空旅客数は同79%減の173万7225人となった。 

 このうち、国際線旅客数は同89%減の68万6237人と5月20日に開港した1978年の同期を下回り最低だった。

 「消費者がコロナ禍の影響が少なかった昨年1~2月から、航空機の利用を控えたことが主な要因」(NAA)としている。

 国際線旅客便の発着回数は同23%減の2万1073回。国内線旅客便は発着回数が同40%減の9583回で、旅客数は43%減の105万988人。

 一方、国際線貨物便は同69%増の2万5783回と過去最高となった。旅客便の運休で貨物スペースが減少し、臨時便が運航されたことが主な要因。

 田村社長は「貨物便の便数は年内までは維持できる」との見通しを示した。

 同日に発表された6月の総発着回数は、前年同月比38%増の9610回。総旅客数は同110%増の29万9234人。太平洋とアジア線でビジネス需要が増えたことが影響した。

国内線の発着回復 夏休み需要増観越し

 7月1(木)~24日(土)までの国際線発着回数は、前年同期比73・9%増の3269回、出国旅客数は同59・5%%増の3万9300人だった。

 国内線の発着回数は、同45・3%増の1970回。前々年比では53・8%で21年6月同期の34・2%から回復した。LCC(格安航空会社)各社が夏休みの需要増加を見据えた。

 田村社長は「千葉県と埼玉県、神奈川県に緊急事態宣言が再発出される見込みであるため、今後の動向を注視したい」と話した。

KNT-CT、東日本高速道路と災害時における協力協定を締結 宿泊施設や輸送手段を確保

2021年7月29日(木) 配信

宿泊施設を確保する際のフロー例

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長)は7月28日(水)、東日本高速道路(NEXCO東日本、小畠徹社長)と「災害時における宿泊施設確保等の協力に関する協定」を結んだと発表した。締結日は7月15日(木)。

 協定により、地震や大雨などの自然災害時で高速道路が被災した際、道路上のお客や応援派遣者らに対する宿泊施設および貸切バスなど輸送の手配を迅速に行う。

じゃらん、「人力車を引いてほしい芸能人」ランキング 1位は「なかやまきんに君」が獲得

2021年7月29日(木) 配信

「じゃらん」人力車を引いてほしい芸能人ランキング

 リクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)が発行する旅行情報誌「じゃらん」はこのほど、「人力車を引いてほしい芸能人」のランキングを発表した。調査の結果、1位にお笑い芸人のなかやまきんに君さんが輝き、続いて2位にタレントの武井壮さん、3位にお笑い芸人の明石家さんまさんが選ばれた。

 調査は2021年5月21日(金)~24日(月)までの4日間、47 都道府県の20~50代を対象に、インターネットで実施した。有効回答数は1048人。

 同社によると、1位のなかやまきんに君さんはボディビル大会初優勝が記憶に新しく、持ち前の筋肉パワーで力強く、そして安定感抜群に街なかを案内してくれそうとのこと。2位は、いまもなお百獣の王を目指してトレーニングに励む武井壮さん。3位の明石家さんまさんは移動中のトークが楽しみと述べている。

 このほか、4位には主演ドラマで見せる筋肉隆々の肉体美を見せる俳優の鈴木亮平さん、5位にはこちらもボディビル大会への出場経験があるお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰さんがランクインする結果となった。

ネイキッドと「京友禅」 二条城を彩る万華鏡花火 8月1~15日開催

2021年7月29日(木) 配信 

2019年開催のようす

 ネイキッド(村松亮太郎社長、東京都渋谷区)は8月1(日)~15日(日)に、世界遺産・二条城で開催中の「二条城夏まつり2021~ネイキッド万華鏡花火~」で、「京の七夕」とコラボレーションしたアートを展示する。京都の伝統産業である「京友禅」と、同社のプロジェクションマッピングを融合させた「七夕の星空に打ち上がる万華鏡花火」の演出を行う。

 「京の七夕」では、京友禅に描かれた花々が万華鏡花火となって夜空に打ち上がるようすが楽しめる。

 この特別演出は、旧暦の七夕に当たる8月1(日)~15日(日)の期間中に、重要文化財「台所」の前庭で披露する。

 同イベントは、9月5日(日)まで開催。「京の七夕」は8月1(日)~15日(日)まで。

 前売りチケット料金は、月―木曜日は大人1200円、小学生800円。VR&ゴーグル付きチケットは大人1800円、小学生1400円。金土日祝は、大人1600円、小学生1200円。VR&ゴーグル付は大人2200円、小学生1800円。価格はすべて税込み。

 また、同イベントの関連VR作品として「NAKED NINJA ―Nijo-jo Castle― からくり万華鏡花火」も発売中。同社が完全3DCG化したバーチャル二条城に忍者として忍び込むストーリー。障壁画に描かれた生き物が飛び出してくる演出や、現存しない天守が復活するなど、不思議な二条城を探索できる。価格はVR映像とVRゴーグルセットで900円(税込み)。

東京都旅行業協会、東京都に要望書提出 今夏などの旅行需要消失で

2021年7月29日(木) 配信

村山吉三郎会長。緊急の支援を要望した(21年6月撮影)

 東京都旅行業協会(村山吉三郎会長)は7月27日(火)、会員への支援などを求める要望書を、東京都産業労働局観光部長の築田真由美氏に手渡した。4回目の緊急事態宣言が発令され、昨年春から今夏の旅行需要がほぼ消失したことなどを踏まえた。

 村山会長は「多くの会員各社は危機的な状況にある。緊急に支援してほしい」と訴えた。

 内容には①東京都休業協力金について旅行会社に適用すること②移動自粛要請で発生する取消料の補償③ソーシャルディスタンスを考慮した座席配置や旅マエに行うPCR検査に対する補助金の創設④Go Toトラベルキャンペーンなどの再開時に職場旅行を対象とすること⑤感染防止マニュアルを遵守する宿泊や交通機関などの利用を条件とした圏外旅行⑥ワクチン接種の補助業務や飲食店の感染防止対策点検など東京都の事業の優先受託――などを盛り込んだ。

 築田観光部長は「旅行会社が大変厳しいことは承知している。支援について前向きに検討する」と応えた。

オマツリジャパン、観光大使と連携 地域と祭りの魅力を発信

2021年7月29日(木)配信

全国の観光大使が地域自慢の祭りを紹介

 オマツリジャパン(加藤優子社長、東京都渋谷区)はこのほど、全国の観光大使と連携し、観光大使が地域の魅力を紹介する記事を「ご当地ガールズコレクション」として、同社ウェブメディアで配信を始めた。第1弾は愛知県岡崎市の「観光大使おかざき」、第2弾は三重県津市の「津クイーン」と連携。観光大使からご当地自慢の祭りや観光名所、グルメなどの地域の魅力を発信した。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、祭りやイベントが相次いで中止や規模縮小がされるなか、各地で地域振興のために活動する観光大使も活動の場を失っている。地域を盛り上げたいという想いをもって活動する観光大使と、オマツリジャパンが連携することで、観光大使の活動の場を創出したい考えだ。

 第1弾の「観光大使おかざき」では、岡崎市のシンボル「岡崎城」をはじめとする岡崎公園や、村積山などの自然スポット、グルメや土産などの魅力を紹介している。

 第2弾の「津クイーン」では、高田本山専修寺や榊原温泉などのおすすめ観光スポットや、ご当地グルメの津ぎょうざなどの魅力を紹介。このほか、津クイーンもパレードに登場する三重県最大級の祭り「津まつり」も紹介している。

関越トンネルに潜入 オンラインツアー「おうちでドラぷら探検たび」(NEXCO東日本・阪急交通社)

2021年7月29日(木) 配信

関越トンネルイメージ

 東日本高速道路(小畠徹社長、NEXCO東日本)と阪急交通社(酒井淳社長)は9月11日(土)に、Zoomを活用したオンラインでのインフラツアー「おうちでドラぷら探検たび 関越トンネルに潜入編」を開く。オンラインツアーは、高速道路会社では初。

 関越トンネルは、新潟県と群馬県の境にある谷川岳を抜ける全長約11㌔におよぶ日本最長の山岳道路トンネル。

 同ツアーでは、普段は見ることができない関越トンネルの非常時用の避難坑や、立坑などを見学できる。

 また、JR越後湯沢駅周辺の観光情報や、関越自動車道谷川岳パーキングエリアを案内する。コロナ収束後の訪問のきっかけとなるよう魅力を紹介する。

 全国どこからでも家の中にいながら、気軽にインフラの裏側を楽しめるツアーとなっている。

 ツアーは9月11日(土)の午前10時~11時半。参加費用は3000円。申し込み1件ごとに、特性トンネルカードとNEXCO東日本のグッズをプレゼントする。ツアーの応募は先着順となる。

小学生の親「夏休みに旅行する」が5割 昨年より旅行意欲が上昇(ナイル)

2021年7月29日(木) 配信

ナイルはこのほど、今年の夏休みの旅行に関するアンケート調査を行った

 定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル(高橋飛翔社長、東京都品川区)はこのほど、全国の小学生の子供を持つ1061人を対象に、今年の夏休みの旅行の有無や、旅行の交通手段について調査を行った。この結果、子供の夏休みに旅行する予定、または旅行したと回答した人は49・5%となり、昨年(39・5%)より増加した。

 「旅行しない(しなかった)」理由で、「コロナだから」が78・6%と、ほかの選択肢に差を付けて最多となった。次いで「仕事・子供の予定があるから」が8・9%、「お金がないから」が6・8%となった。

 旅行先に県内と県外どちらを選んだのかという問いには、県内が53・5%、県外が46・5%となった。昨年の調査では、県内が61・2%、県外が38・8%だったため、「県外旅行を選ぶ人が増えている印象だ」(同社)。

 旅行の際にメインとなる交通手段は、「自家用車」が最多の64・1%、次いで「飛行機」が19・5%、「電車」が10・8%、「レンタカー」が2・2%となった。

 自家用車を選んだ理由として、「便利・楽だから」との回答が多かった。昨年は約半数の人が「コロナ感染を避けたいから」と回答した。このことから、「密を避けたい」という意識よりも利便性を重視して自家用車を選択している人が多い結果となった。

 同調査は7月3(土)~15日(木)に、インターネットを用いて行われた。

 

祝!世界遺産登録 JALが特別塗装機など記念の取り組み実施

2021年7月29日(木) 配信

世界自然遺産(奄美・沖縄)特別塗装機(イメージ)

 日本航空(JAL)グループはこのほど、ユネスコ世界自然遺産への「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の登録と、「北海道・北東北の縄文遺産群」の世界文化遺産登録を祝し、記念の取り組みを実施すると発表した。「地域の宝から世界の宝となった『日本の世界遺産』と世界を”つなぐ”」、「自然との”共生・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」、「文化遺産の”保護・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」がテーマ。

 具体的な取り組みとしては、2つの世界遺産の特別塗装機を就航させるほか、機内誌での特集、世界遺産の専用ポータルサイト開設などを行う。専用サイトでは、登録された意義をはじめ、地域の魅力発信とともに、環境保全や希少種の保護、文化遺産の保護・保全など地域課題の解決にむけた取り組みを紹介していくという。

 JALグループは奄美・沖縄地域で、2016年から行政・地元企業・団体と連携し、世界自然遺産登録を推進するための共同体(鹿児島地区:63企業・団体、沖縄地区:47企業)の代表幹事社を務める。自社媒体を通じて奄美・沖縄地域の豊かな自然とそれを保護する人々の活躍を紹介する啓発活動や、希少生物の交通事故死防止活動・密猟密輸対策、環境保全活動など、さまざまな活動を通し、世界自然遺産登録活動を応援してきた。

 今後も、「ジェイエア(J-AIR)」をはじめ、地域航空会社の「日本エアコミューター(JAC)」、「日本トランスオーシャン航空(JTA)」、「琉球エアーコミューター(RAC)」を含めたJALグループ全社で、持続可能な地域活性化の実現を目指していく。

 また、北海道・北東北(青森県・秋田県・岩手県)地域では、機内誌・機内ビデオなどによる地域固有の風土・歴史をはじめとする魅力の発信や、縄文遺跡群の認知拡大を目的に空港スタッフが「縄文バッジ」を着用するなど、世界文化遺産登録活動を応援してきた。今後は、文化遺産の保護・保全と活用を両立させながら、地域への誘客プログラムなどを展開していく。

Paidy、WILLER TRAVELに導入 あと払いサービス可能に

2021年7月29日(木) 配信

「WILLER TRAVEL」の決済に、Paidyが利用できるようになった

 Paidy(杉江陸社長兼CEO)は7月27日(火)、WILLER(ウィラー)のポータルサイト「WILLER TRAVEL」に、後払いサービス「ペイディ」を導入した。ウィラーの高速バスやバスツアーなどが予約できる同サイトの支払い方法として、利用できるようになった。

 「ペイディ」は、携帯電話番号とメールアドレスのみで簡単に決済ができ、利用した金額は翌月にまとめて「あと払い」できる。さらに、利用金額を分割手数料無料(口座振替・銀行振込のみ)で3回に分けてあと払いできる「3回あと払い」も提供している。

 今回の導入によって、東京や大阪、京都など主要都市を結ぶ「WILLER EXPRESS」をはじめとする全国240路線を越える高速バスの決済で利用可能。また、テーマパーク、ホテルとセットのツアー商品の予約にも利用できるようになった。