歴史学者・平山優氏と沼津で戦国史跡バスツアー 1月27~28日

2023年12月8日(金) 配信

「どうする家康」の時代考証務める人気歴史学者と戦国史跡めぐる

 静岡県沼津市は2024年1月27(土)、28(日)の1泊2日で、NHK大河ドラマ「どうする家康」の時代考証も務める歴史学者・平山優氏による沼津市を中心とした戦国史跡バスツアーを開く。平山氏自らがツアー行程を考案。2日間にわたり本人が史跡ガイドを行う。

 平山氏は歴史講演会を開催するとすぐに定員が埋まる人気歴史学者。今回は同氏が以前からよく訪れている徳川と武田、北条を中心とした戦国史跡を巡るツアー。同市は「今回セレクトした沼津の史跡には、私はよく足を運んでいます。見過ごしがちな、ちょっとした史跡かもしれませんが、そこでは昔、さまざまなドラマが繰り広げられていました。ご参加頂く皆さんとともに、歴史のドラマを改めて追体験したく思っています」とコメントしている。

 ツアーの申し込みは12月18日(月)まで。定員は35人で、応募多数の場合は抽選となる。旅行代金は1人38500円(税込)、大人・子供同額。出発と解散は沼津駅。

不正根絶へ、有識者委員会を設置 再発防止策取りまとめは年度末を予定(JATA)

2023年12月7日(木) 配信

日本旅行業協会はこのほど、コンプライアンス徹底に係る有識者委員会の設置を発表した

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は12月7日(木)、定例会見を行った。11月に発生した同協会会員5社による談合疑いなど、度重なる不祥事を踏まえて、外部有識者による「旅行業界におけるコンプライアンス徹底に係る有識者委員会」を設置することを発表した。髙橋会長は、「有識者から指摘を受け、再発防止策の早急な取りまとめと、不正の根絶を目指し、業界の信頼回復に努める」と述べた。

 新型コロナ禍以降の旅行業界では、雇用調整助成金の不正受給や、Go Toトラベル事業・全国旅行支援などの政府の支援に関わる不正受給、自治体の受託業務に関わる過大請求など、複数の不正事案が発生した。

 これらの事案を受けてJATAは、観光庁の指示のもと会員各社への総点検や、コンプライアンス手引きの作成、経営者向けのコンプライアンス研修、職員向けのeラーニングなど、再発防止に向けたさまざまな取り組みを実施してきた。

 こうしたなか、2023年11月、青森市の新型コロナ患者の移送業務の入札について、談合の疑いがあるとして、JATA会員企業5社に公正取引委員会が立ち入る事案が発生した。

 髙橋会長は、「度重なる不正が発覚し、旅行業界全体の信頼を失墜させたことは痛恨の極みである。JATAのこれまでの取り組みが結果として十分でなかったと言わざるを得ず、業界の代表として深く反省し、改めてお詫びを申し上げる」と謝罪した。

 さらに、「今後このような不正を未然に防ぐために、有識者委員会の設置を含め、より徹底した組織的な取り組みをしていかなければならない」との考えを示した。

髙橋広行会長

有識者委員会設置で従前の防止策見直し

 JATAはこのほど、観光庁からの指導を受け、外部の有識者による委員会を設置する。

 委員会では、①会員会社で行う総点検にあたって留意すべき事項②点検結果や調査報告書などからわかる原因の分析③JATAによる今後の再発防止策についての評価や改訂──を検討する。

 蝦名邦晴理事長は、「委員会の再発防止策の提案を受けながら、会員各社の協力を得て、速やかに再発防止策を実施していく。二度と不正事案が発生しないように全力を尽くしていく」と力を込めた。

 委員長は、元東京地検特捜部長を務めた弁護士の五十嵐紀男氏。委員には、山田秀雄氏(弁護士)、樫谷隆夫氏(公認会計士)、中村葉志生氏(企業倫理・コンプライアンスに係るコンサルタント)、ほか日本経営倫理学会元副会長の大学教授──などが参加する予定だ。

 12月中に第1回会合を立ち上げ、遅くとも24年3月末までに再発防止策を取りまとめる考え。

 また、当面の対策として、12月8日(金)からコンプライアンス内部通報相談窓口を設置する。

全旅連青年部、ワシントン開催の民泊協議会に参加 日本の事例紹介し違法民泊への世界指針作成へ

2023年12月7日(木) 配信

塚島英太部長が登壇した

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)は11月15(水)~17日(金)、アメリカ・ワシントンDCで開かれた世界各国の宿泊業界団体が加盟する対違法民泊に関する議論を行い、世界共通のガイドラインの作成を目指す世界民泊協議会(Global ReformBnB)の第2回総会に日本のホテル・旅館の宿泊アライアンスを代表して参加した。

 全旅連青年部からは、塚島英太部長が登壇。日本では、宿泊販売サイトへの掲載に行政から発行された営業許可書の提出が必須で、無許可営業の施設は掲載できないことを紹介した。

 一方で、行政などが特定の販売サイトにルールを指導していないため、違法民泊を排除できない国が存在しているとした。これによって、税逃れや住宅用地の価格高騰、居住人口の減少などにつながることを説明した。

 Global ReformBnBでは、今回登壇した国をはじめとした世界各国の事例を集約し、共通のガイドラインの策定を進めていく。

 

カウンター式屋形船「あかね」の日本国内と欧州(EU)の内装意匠権を取得(晴海屋)

2023年12月7日(木) 配信

船内

  屋形船晴海屋(安田進代表、東京都江東区)はこのほど、保有するカウンター式屋形船「あかね」が類似のないカウンタータイプの屋形船として、日本国内と欧州(EU)の内装意匠権を取得したと発表した。

  「類似のない特別な空間」と「美食と伝統を味わう食体験」で唯一無二の「日本文化」を提供することをコンセプトに、伝統的な和の要素と現代の洗練されたデザインを融合させた内装が施されている同船。最大11人が着席できるカウンター席では、豊洲市場直送の新鮮な魚を中心に据えた懐石料理を提供している。

  また同船では、インバウンド需要の高まりを受け、外国語対応やベジタリアンメニューへのアレンジも行っており、国内外の乗船客から好評を博しているという。

料理人が目の前で調理を行うことがこの船の魅力の一つ

 安田社長は「料理人が目の前で調理を行うことがこの船の魅力の一つ。今回船をリニューアルしたことで、料理と空間のつり合いが取れるようになり、晴海屋のコンセプトである『浮かぶ料亭』がカタチになった」と語る。

五感使い遊び堪能 自然生かし関係・交流人口創出(相模原市プレスツアー)

2023年12月7日(木) 配信

野外環境アート作品

 神奈川県相模原市はこのほど、市の中山間地域における自然環境を生かした関係・交流人口創出への地域の取り組みを発信するプレスツアーを行った。

 津久井地区「つちざわの森」では、里山の環境保全と関係・交流人口の創出を目指すヘリテッジキーパーの取り組みを視察。森林浴や専任インストラクターの指導のもと森の中にあるアップダウンに富んだコースを滑走するMTB体験など、五感を使って森遊びを堪能し魅力に触れた。

 現在も多くの芸術家が移住してきている中山間地域藤野地区では、芸術のまちとして有名になった背景や、今現在も多くの芸術家が移住したくなる動機などを3人のアーティストから学び、その後大自然の中に溶け込む芸術作品の鑑賞や作品作りを体験。このまちならではの魅力を全身で体感した。

 相模原市の北西部藤野地区には太平洋戦争中、戦火を逃れ、藤田嗣治や猪熊弦一郎ら多くの芸術家が疎開してきたという。その後、神奈川県が「ふるさと芸術村構想」を1986年に提唱。旧藤野町には、野外彫刻などが点在する一周約6㌔の「芸術の道」や「藤野芸術の家」などがつくられた。

 芸術の道には、28体の野外環境アート作品が配置されており、美しい大自然、里山の景観と共に芸術鑑賞を楽しむことができる。

 芸術鑑賞を楽しんだあと、実際に自分だけの作品作りを気軽に楽しめるのもこの地区の魅力。「藤野芸術の家」には、木工、陶芸、ガラスを使った工芸作品作りが楽しめる工房があり、初心者でも短時間でオリジナル作品を作ることができる。今回のプレスツアーでは、砂を吹き付けて皿やコップ、ライトなどのガラス製品の表面に模様をつけるサンドブラストを体験した。

藤野やまなみ温泉

 中山間地域を巡る旅の締めくくりは、今年8月に施設改修工事を終えリニューアルオープンした「藤野やまなみ温泉」で癒されるのもおすすめ。露天風呂と内湯それぞれで源泉100%の温泉が楽しめる施設で、桜の時期には夜桜のライトアップも実施、温泉に浸かりながら、花見も楽しむことができるという。

ツーリストアイチ、富裕層訪日客向けに美濃焼絵付けツアー 茶道や写経も実施し地域消費拡大へ

2023年12月7日(木) 配信

絵付け体験

 ツーリストアイチ(岡部清次郎社長、愛知県春日井市)は12月9日(土)から、美濃焼の絵付け体験ができる「“やきもの”体験ツアー」を行う。富裕層の訪日外国人客をターゲットにし、日本の陶芸文化を広め、地域の観光消費拡大を目指す。

 同ツアーは1泊2日で岐阜県多治見市の施設を訪問。ミシュラングリーンガイドで2つ星に認定されている幸兵衛窯では、七代 加藤幸兵衛さんから美濃焼の魅力について聞き、絵付けを実施する。セラミックパークMINOの懸舟庵で美濃焼の茶器を使用する茶道も行う。さらに、永保寺では座禅と写経を体験。個室料亭 澤千でうなぎ料理を堪能する。

 出発地は多治見駅、宿泊場所はくれたけインプレミアム多治見駅前となる。料金は12万円。申し込みは同社のWebサイトで受け付けしている。

関西国際空港に新国際線出国エリアが開業

2023年12月7日(木) 配信

KIXを運営する関西エアポートの山谷佳之社長CEO、ブノア・リュロ副社長Co-CEOをはじめ関係者がテープカットセレモニーを実施

 関西国際空港(KIX)に12月5日(火)、新国際線出国エリアがオープンした。現在リノベーション工事中の第1ターミナルビル内にオープンしたもので、南北の出国審査場を中央に集約。よりスムーズに出国手続きが進められるようになった。

 出国エリア内には総合免税店の「KIX DUTY FREE」もオープン。日本の国際空港では最大のウォークスルー型の免税店で、出国手続きを終えた搭乗客が搭乗ゲートに向かう動線上に位置する。

 このほか、飲食店9店舗、物販7店舗、ブティック9店舗、サービス1店舗が開業。4つの雰囲気の異なるエリアを設け、出発までの時間が楽しめるようにした。

 なお、KIXは2025年春に新国際線保安検査場とラウンジの運用を開始し、グランドオープンする予定だ。

12月15日、羽田空港のT1に「羽田産直館」オープン

2023年12月7日(木) 配信

羽田空港第1ターミナルにオープン

 日本空港ビルデングは12月15日(金)、日本全国の魅力を発信する「羽田産直館」を羽田空港第1ターミナルにオープンする。羽田空港という立地を生かし、全国各地の旬の果物や野菜など新鮮で高品質な農産物をはじめ、海産物や肉、菓子類など幅広い特産品を販売する。

 常設の全国特産品コーナー、ラーメンや全国銘酒を楽しめるイートインコーナーのほか、日本全国のさまざまな自治体と連携。期間限定で地域特化型の商品展開やイベントを実施する地域連携PRコーナーも展開する。

 オープン日当日から来年1月8日(月)までの「北海道フェアin羽田空港」を皮切りに、日本全国のさまざまな自治体と連携していくという。

 場所は、第1ターミナル2階のマーケットプレイス。営業時間は午前7:00~午後8:00。

【精神性の高い旅~巡礼・あなただけの心の旅〈道〉100選】-その32-空海の生誕地 善通寺(香川県善通寺市) 1250年の時を超えて 聞こえてくる空海の言葉

2023年12月7日(木) 配信

 今からちょうど1250年前、讃岐国屏風浦で空海はこの世に生を受けた。その場所が現在の善通寺である。幼名を佐伯真魚と称した。

 

 幼少のころから聡明で、聖徳太子の生まれ変わりとか、唐の高僧不空三蔵の生まれ変わりとかとも言われていた。

 

 ある日、幼い真魚が泥遊びをしていたところ、通りかかった勅使が、突然馬を下りて深々と礼拝した。訝しがった周囲の人に対して、勅使は「あの方は、尋常の人ではありません。四天王が白傘を持って、前後に相随っているのが私には見えるのです」と返答した。空海の神童ぶりもさることながら、この勅使の本質を見抜く感性もまた賞賛に値する。こうやって1人の天才が出現する奇跡だけでなく、その天才を見抜き、潰さず、育て上げる周りの人々の力こそが理想郷を作り上げる社会だ。最近の世界はむき出しの欲望で人を容赦なく叩き潰す。今こそ空海が育った善通寺に残る温かい空気感をもう一度日本全国に取り戻したい。

 

 

 空海生誕1250年を記念して、善通寺ではこれでもかとばかりに御開帳に次ぐ御開帳が行われていた。

 

 まず、五重塔の内部の特別公開である。高さ43㍍の堂々たる五重塔は、上部から伸びる心柱が特徴的である。心柱は6本の木材を継いだもので、屋根裏から鎖で吊り下げられ、礎石と心柱の間には6㌢の隙間がある。これが礎石に到達したときに五重塔は完成すると言われているそうだ。それはいつになるのだろう。

 

五重塔

 

 金剛界胎蔵界両界大曼荼羅の御開帳も行われた。これはなんと200年ぶりだそうだ。もう次回拝むことは叶わない。このことからも、自分の人生など仏様の世界からするとほんの一瞬なんだということを実感させられる。

 

 そして、圧巻は御影堂奥殿を再現した御開帳である。御影堂は、空海が生まれた佐伯家の邸宅跡に建てられた寺院で、奥院は母君玉寄御前の部屋があった場所とされている。御影堂の地下には、約100㍍の通路をめぐる「戒壇めぐり」がある。真っ暗な中を南無大師遍照金剛と唱えながら左手を壁伝いに進み、その中央には大日如来像が安置されたところにようやく辿り着く。参拝したあと、また真っ暗な道を壁伝いに帰っていく。戻ったときに、僧侶の方から、真っ暗な中の壁にはぎっしり仏様が描かれており、あなたは仏様に導かれて往って還って来られたのだよと言われた。そうだったのかとはっと気が付き、改めてここは自己を見つめなおす精神修養を行うまさに道場であることを実感した。これは普段から入場することができる。

 

御影堂。「戒壇めぐり」もここにある

 

 大日如来像のある場所のちょうど真上に、漆黒の大師像と、お守りする四天王が安置されており、これらは普段は見ることができない。大師と四天王とともに、愛染明王坐像、降三世明王像、両界曼荼羅図、弘法大師十二大弟子像もあわせて今回忠実に再現されて御開帳された。

 

 四天王が大師を守る姿は、まさに善通寺に伝わる故事の通りである。

 

空海生誕1250年を記念して今年だけの限定御朱印。幼名の「真魚」と記されている

 

 善通寺を去ろうとしたそのときに、私の母くらいの年齢の女性に呼び止められた。ひとしきり世間話をしたあと、「もしよろしければ拙宅でお茶でもいかがですか」とお誘いいただいた。これが御接待というものか。お遍路さんを見返りのない愛で茶菓や食事を振る舞うことを八十八ヶ所沿道では御接待と言われているが、私は松山出身でありながら、御接待をしたことも受けたことも見たこともなかった。こんな垣根のない人と人との関係性は、53年の人生で初めての経験だ。今までに幾重にも重ね着していた鎧兜をすべて脱いだ瞬間だった。

 

旅人・執筆 島川 崇
神奈川大学国際日本学部国際文化交流学科教授。2019年「精神性の高い観光研究部会」創設メンバーの1人。

「 ミシュランガイド東京2024」発表 新三つ星に寿司「青空」(中央区) 掲載数は過去最多の504軒に

2023年12月6日(水) 配信

ミシュランガイド東京2024 三つ星掲載店が壇上で記念撮影©MICHELIN

 日本ミシュランタイヤ(須藤元社長、群馬県太田市)は12月5日(火)、東京都港区の国立新美術館で「ミシュランガイド東京2024」掲載店発表セレモニーを開いた。掲載数は過去最多の504軒で、3年ぶりに新三つ星店が誕生した。

 東京はスタートした08年版から17年連続で、世界で最も星付き飲食店・レストランが多い都市となった。

 須藤社長は24年度版から新カテゴリー「セレクテッドレストラン」の追加や、コロナ禍に「ミシュランガイドアプリの日本ローンチと、そのユーザビリティーの向上に努めてきた」と進化を強調した。

髙橋一郎観光庁長官

 来賓として出席した髙橋一郎観光庁長官は「日本が世界に愛される美食の宝庫となったのは、皆様のたゆまぬ努力と日本の食文化の発展への強い想いによるもの。敬意を表したい」と祝辞を述べた。

 三つ星は12軒で、新規に寿司「青空(はるたか)」(中央区)が掲載された。