京都のエコな旅提唱、エコホテル・旅館フォーラム

第3回エコホテル・旅館フォーラム

 京都グリーン購入ネットワーク(京都GPN)は2月2日、京都市内で「第3回エコホテル・旅館フォーラム」を開いた。京都府立大学の宗田好史准教授が「観光をグリーンに、京都のエコホテル・旅館のめざすもの」と題した基調講演を行った。宗田准教授は「市民の8割が環境保護を意識する時代。今後はエコ化しない宿泊施設は不利。スローフードやアグリツーリズムに関心が高まり、京都らしい昔ながらの質素な暮らしがトレンドになる」と語った。

 パネルディスカッションでは国際的なエコラベル「グリーンキー」の認証を受ける旅館「吉水」の中川誼美女将、ホテル「コープイン京都」の近藤格支配人、美山自然文化村河鹿荘の高御堂厚支配人、京都GPN事務局の下村委津子さんがパネラーとして登壇。

 「お宿吉水」では客室にテレビもエアコンもなくすべてセルフサービス。掃除もクエン酸や重曹を使い、食材は無農薬や有機栽培の野菜や卵しか使わない。中川女将は「安心と安全こそがこの上ないサービス」と話した。「コープイン京都」では自動販売機の削減やLED電球の導入などに取り組み、08年の年間水光熱費2237万円が10年には1939万円と大幅削減できたと報告。

 かやぶきの里で知られる美山町では昨年4月に南丹市美山エコツーリズム推進協議会を設立。河鹿荘では残飯を堆肥にしてりんご園で活用していることなどを紹介した。

 近藤支配人は「今後はエコホテル間のネットワーク作りも大事」と語り、下村さんは「エコホテルの情報を広めるための情報発信が必要」と課題をあげた。宗田氏は「府と市が共同で昨年京都駅に開設した総合観光案内所でもエコホテルの情報提供をしてはどうか」と提案した。

 京都GPNが京都府内の460軒の宿泊施設を対象に昨年実施した環境に関するアンケート調査によると、有効回答70施設のうち比較的取り組みが進んでいる項目はゴミの削減や分別、省エネ対策などで、とくに旅館では地産地消の食材の使用やリターナブル瓶推奨などが進んでいる。今後は「食べ残しを減らす工夫」「アメニティ持参の呼びかけ」「雨水利用」などが課題という。

であい博に92万人が来場、龍馬伝効果は535億円

昨年開催の「土佐龍馬であい博」の会場
昨年開催の「土佐龍馬であい博」の会場

 日本銀行高知支店は2月1日、昨年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の直接、間接効果を合計した経済波及効果の着地額を535億円と試算した。同行で昨年4月に試算した409億円を大幅に上回り、高知県県内総生産(08年度、2・2兆円)の2・4%相当となった。

 宿泊客数が19%、日帰り客数が29%のプラスと見込む。直接効果の内訳では飲食が101億円、交通65億円、宿泊52億円、土産49億円、その他75億円となった。

 大河ドラマに合わせ高知、安芸、梼原、土佐清水の県内4会場で開かれた「土佐・龍馬であい博」は、当初予想の65万人を大きく上回る92万人が来場。中心の高知会場は予想比59%増の63万人の来場者でにぎわった。

 レポートでは観光が高知経済の牽引力になるため、自然観光資源を活かした「滞在・体験型観光」の推進やオフ期の誘客、シルバー観光や外国人観光客への対応力強化などが必要と指摘する。

「こだわりの宿」が優秀賞、フード・アクション・ニッポン2010

 2月1日に発表された「フード・アクション・ニッポン アワード2010」で、農協観光の宿泊商品「地産地消・持参地消 こだわりの宿」が「コミュニケーション・啓発部門」の優秀賞を受賞した。同ツアーは「ツアー・オブ・ザ・イヤー2009」で国内旅行部門グランプリを受賞しており、2度目の快挙。

 同ツアーは2008年から売り出し、現在は全国263軒の宿泊施設が参画している。地場食材の使用度に応じて100%の「極める」と50%程度の「満喫」、地場食材2、3品の「味わう」の3コースがあり、料理研究や地元JAと協力して「地域に根差した食・農・観光」の提案をしている。ツアーは生産者が自ら生産した農畜産物を味わえる「持参地消プラン」や食事のみの「食事付き日帰りプラン」なども設定。また、提供した料理のレシピやお品書きのプレゼントもある。

 フード・アクション・ニッポン アワードは、農林水産省が日本の食料自給率アップのための国民運動として掲げる、フード・アクション・ニッポンに寄与する事業者や団体などの取り組みを表彰するもの。農協観光が受賞した部門のほか、「プロダクト部門」「製造・流通・システム部門」「研究開発・新技術部門」があり、大賞1件、部門最優秀賞を各部門1件、部門別優秀賞を各10件設けている。

湯西川温泉かまくら祭り、18回目の今年は「雪も豊富」

(右から3人目)斉藤文夫日光市長、(右から2人目)が伴弘美実行委員長
(右から3人目)斉藤文夫日光市長、
(右から2人目)が伴弘美実行委員長

 栃木県・湯西川温泉の第18回「湯西川温泉かまくら祭り」が佳境を迎えている。1月29日には平家の里前メイン会場でオープニングセレモニーが行われた。伴弘美実行委員長(湯西川館)、伴久一湯西川温泉旅館組合長(伴久ホテル)があいさつ。引き続き、来賓を代表して斉藤文夫日光市長、山越梯一日光市議会議長、高橋政則国土交通省関東地方整備局湯西川ダム工事事務所長、小松正義栃木県観光物産協会長が祝辞を述べ、テープカット。終了後、湯西川名物のけんちん汁「かまくら鍋」やつきたての餅が振る舞われた。

 かまくら祭り実行委員長の伴弘美さんは「首都圏からもっとも近い距離にあるかまくら祭り。今年は雪も豊富で、大きなかまくらやそり遊び場なども準備万端整った。会場内には手づくりの茅葺き屋根の売店ブースも初登場。今夜から日本夜景遺産にも認定されたかまくら祭りのライトアップも開始する。沢口河川敷会場と併せて美しい雪景色の夜景を堪能していただければ」と語った。

第18回「湯西川温泉かまくら祭り」

 第2節「深雪のにぎわい」は2月末まで。毎日午後5時30分から午後9時まで、会場内の巨大かまくらがライトアップされる。2月の毎週木・金曜日には平家集落会場のミニかまくらも点灯され、街全体が幻想的な雰囲気に包まれる。

 家族客に人気のかまくらバーベキューは2月末まで。料金は1人前1500円(2人前から)で、午前11時から午後3時まで1時間ごとの入替制。

 3月1日からは第3節「残雪のなごり」がスタート。沢口会場ではミニかまくらが点灯され、夜景のラストショーが楽しめる。雪どけ最後の3月21日まで開催の予定。

 問い合わせ=湯西川温泉旅館組合 電話:0288(98)0885(午後1時から4時まで)。

15市場の動向を説明、好調な韓国市場は来年も

韓国の市場説明会
韓国の市場説明会

 日本政府観光局(JNTO、間宮忠敏理事長)は2月4日、東京都港区の八芳園で「第8回JNTOインバウンド旅行振興フォーラム」を開いた。重点15地域の海外事務所長らが、各地域での訪日旅行に対するニーズなどを報告する市場説明会には、観光関係者など400人ほどが集まった。

 2010年の韓国の海外旅行市場は、景気回復の影響を受け大きく回復し、出国者数は32・7%増となった。とくに景気に左右されやすい女性の回復が顕著で、年齢別では50、60代の層が大きく増加。現在、韓国人の海外旅行先では日本が2位だが、伸び率では60・9%増でトップ。ソウル事務所の吉田隆所長は「来年も堅調な経済成長が期待できるので、海外旅行ブームは続く」と予想。

 マイナス要因としては、円高を挙げ、円安だった07年と比べると日本の物価が2倍に感じるという。また、韓国人には4泊5日以上の旅行は不人気で、2、3泊くらいの生活体験型旅行の人気が高いという。

 台湾の海外旅行市場は、10年の出国者数が940万人を超え、人口の4割以上が海外旅行に行っている計算になる。なかでも、日本は行きたい国、好きな国の1位。旅行者の7割がリピーターで、5回目以上という人が25%以上の好調ぶり。ただ、中国大陸との直行便開始による日本便の減少がマイナス要因。また、団体旅行からFITへの移行が顕著だが、大家族の台湾の場合は、家族旅行でも10―30人単位という。

 日本観光協会台湾事務所の井久保敏信所長は、(1)画一的でないプレゼン(2)セミナーや商談会は1時間(3)台湾人目線での広告などをアドバイス。「日本が売りたいものと、台湾が買いたいものはイコールではないので、台湾人の意見を取り入れるのがベスト」と話した。

 中国市場は、訪日旅行の需要が高く、日中関係の悪化が及ぼす影響は一時的であることを紹介。とくに女性人気が高く、20、30代の女性が訪日客の3割を占め、ショッピングとグルメが目的の上位にランクされた。団体旅行ではゴールデンルートに加えて北海道人気が定着。個人旅行では4、5日ぐらいの日数が人気という。

「旅と健康」テーマに、地域の連携とイノベーションを

岡村正会頭
岡村正会頭

 日本商工会議所(岡村正会頭)は2月3―5日に青森県で、地域観光の促進を目指す「2010年度全国商工会議所観光振興大会in青森」を開き、関係者約1200人が集まった。

 7回目となる今回は「旅と健康―ヘルシーな青森流のおもてなし―」をテーマに開催。1日目は、全国商工会議所きらり観光振興大賞の表彰式や基調講演、「旅と健康」をテーマにしたパネルディスカッションを実施。2日目は青森市と八戸市、西目屋村に分かれての分科会、3日目はオプショナルツアーを行った。

 初日の本大会で岡村会頭は、「今年の目標は『連携とイノベーション』。全国に514ある商工会議所の観光振興や地域活性化への取り組みを、点から面へとネットワークを全国に広げていき、日本を元気にしたい」とあいさつ。

 開催地である青森県商工会議所連合会の林光男会長は「青森は津軽海峡、太平洋、日本海に囲まれ、白神山地や八甲田山に代表される山々など自然が豊富で、リンゴやマグロ、にんにく、長芋など食材の宝庫。食・自然・文化・産業資源などを通した着地型観光プログラムの創造や地域活性化の可能性などを掘り下げ、この会が各地域の観光振興や町づくり振興の一助となれば」と期待を述べた。

石森秀三氏が基調講演
石森秀三氏が基調講演

 「全国商工会議所きらり観光振興大賞」表彰式では、TVドラマ化した小説「坂の上の雲」を軸に、各関係団体と連携し商品開発に取り組んだ愛媛県の松山商工会議所が大賞に選ばれた。振興賞は、漆器などの伝統的なものづくり産業を活用し、まちなか観光や城下町のにぎわい創出へ取り組んだ福島県の会津若松商工会議所と、滞在期間の延長とリピーターの増加を狙い、2市1町が行政の枠を超えて観光ルートづくりやイベント開催に取り組んだ長野県の諏訪商工会議所が受賞した。

 そのほか、今年度新設された観光立“地域”特別賞に静岡県の浜松商工会議所と宮崎県の日南商工会議所、奨励賞に山形県の山形商工会議所と岐阜県の神岡商工会議所、広島県の廿日市商工会議所が選ばれた。

 続いて、北海道観光学高等研究センター長の石森秀三氏が「次世代型ツーリズムの思想と手法」、フードアトリエ社長の熊谷喜八氏が「味な夢に翔ぶ」と題した基調講演を行った。

 石森氏は、世論調査や133カ国を対象とした旅行・観光競争力レポートを紹介。日本は、陸上交通インフラ8位、文化資源10位と上位につけたのに対し、政府の観光への取り組み83位、旅行・観光に対する親近性・親和性131位と低迷。「観光に対する国民の意識がまだまだ低く、観光の重要性が正当に評価されていない」と評した。また、視覚重視の「観光」から、五感重視の「感幸」、交流重視の「歓交」への変革について触れ、ニューツーリズムに加え、次世代ツーリズムである、ライフスタイルツーリズム、ウェルネスツーリズムについて述べた。

きらり観光振興大賞の表彰式
きらり観光振興大賞の表彰式

 続くパネルディスカッションでは、日本観光協会の丁野朗常務理事をコーディネーターに、石森氏をはじめ、JTBヘルスツーリズム研究所の高橋伸佳所長、温泉トラベルデザイン研究所の石井宏子代表、青森県観光連盟の丸戸眞樹専務理事が登壇し、テーマである「旅と健康」についてそれぞれの視点から語った。

 次回は、11年11月24―26日に北九州・下関で、産業観光、歴史の舞台観光、国際観光、連携観光の推進をテーマに開かれる。

第36回「100選」、華やかに開く

1410号1面

※PDFで開きます

各部門の表彰式とパーティー
今年から特別賞を「日本の小宿」に

 旅行新聞新社が主催し、全国旅行業協会(ANTA)と日本旅行業協会(JATA)が後援する新春恒例のイベント「第36回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」および「第31回プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選」「第20回プロが選ぶ優良観光バス30選」の表彰式と祝賀パーティーが1月21日、東京都新宿区の京王プラザホテルで開かれた。ホテル・旅館総合100選では石川県和倉温泉の加賀屋が31年連続の1位を獲得。表彰式では「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門の入選施設も表彰された。表彰式後の祝賀パーティーには約550人の業界関係者が出席し受賞を祝った。

No.270 地域巡回温泉リハビリバス - 高齢者・要介護の外出を支援

地域巡回温泉リハビリバス
高齢者・要介護の外出を支援

 内閣府認証NPO法人「日本トラベルヘルパー(外出支援専門員)協会」(篠塚恭一理事長)は、家に閉じこもったままの高齢者や、要支援・要介護者の外出を支援する「地域巡回温泉リハビリ外出支援バス事業」を実施している。1月30日には、同事業の中間報告会を開き、高齢者の外出意識に関するアンケート調査の結果や、事業内容などを紹介した。報告会では、先進事例として静岡県東伊豆町の福祉と観光の融合を目指すユニバーサルツアーへの取り組みも報告された。

【増田 剛】

「外出支援の社会化へ、シームレスな連携を」

 高齢になり、行動が不自由になってくると、人はどうしても家に閉じこもりがちになる。しかし、心身の健康のためには、地域の知人や物産に触れる日常的な外出や、たまには遠出をして、普段接することのない文化に触れる旅行も、介護予防や認知症予防につながると考えられている。一方で、現行の介護保険制度には、外出支援サービスが含まれていないこともあり、日本の要支援・要介護高齢者は、心身の健康を維持するために、十分な外出機会が得られていないのが現状だ。

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日本トラベルヘルパー協会
篠塚恭一理事長

 地域巡回温泉リハビリ外出支援事業は、日本トラベルヘルパー(外出支援専門員)協会が、福祉医療機構(WAM)の社会福祉振興助成事業として申請し採択された事業で、今年3月まで実施されている。理事長は1995年から高齢者や要介護者の外出支援や、介護旅行(ケアサービス付き旅行)に取り組んでいるSPIあ・える倶楽部代表取締役の篠塚恭一氏。

 日本トラベルヘルパー協会の提供する介護旅行は、「トラベルヘルパー」という介護技術と旅行知識を持った専門スタッフが同行し、乗り物への乗降介助や食事、入浴介助など身の回りの世話や旅行先のガイドをする旅のスタイル。旅行だけでなく、お墓参りや同窓会出席など、さまざまな外出の支援を行う。活動の目的は、超高齢化社会を迎えた日本で、とくに行動に不自由のある人のQOL(人生の質の向上)にある。「どんな要介護状態の高齢者でも外出機会を確保して、いきいきと暮らせる社会を実現していきたい」が理念だ。

 

※ 詳細は本紙1410号または日経テレコン21でお読みいただけます。

170周年フィナーレは「味覚」と「音楽」 吉川屋(福島県)

福島県穴原温泉の「匠のこころ吉川屋」さんでは、昨年170周年を迎えたことを記念して、今年の3月末まで1年以上に渡り記念プランを企画してきました。その最後を飾るイベント・企画として全国の皆様にお届けするのが

★★「新春パーティー 輝け!青春のグループサウンズ」(2月21日開催)★★
★★「人気急上昇中のブランド牛『福島牛』を味わっちゃおうプラン♪」(3月末まで)★★
の2プランです。

青春のグループサウンズは、オックスのリードボーカルとして一世を風靡した「真木ひでと」さんやブルー・コメッツのギターとボーカル担当「三原綱木」さん、ザ・タイガースでギターとボーカルを担当した「加橋かつみ」さんが出演し、なつかしい青春時代を今によみがえらせてくれます。当日は昼と夜の2部立て。昼の部は正午から食事、ショータイムは午後1時から2時半までで、お一人様22,000円(お飲み物付き)。夜の部は午後6時から食事、ショータイムは午後7時から8時半までで23,000円(同)。会場はコンベンションホール「瑞雲」です。

もうひとつ、「福島牛」プランは、夕食に福島県産ブランド牛のステーキ付の特別膳を楽しめる宿泊プラン。良質な霜降り、極め細やかで柔らかな肉質、豊かな風味が人気の逸品です。大人2名様1室利用で15,000円から。ご宿泊は吉川屋さんの中でも1番新しい新館の客室「凌雲閣」のお部屋です。このプランでご予約いただくと使えば使うほど得する17(い~な)チケット(←吉川屋さんの170周年ブログのチケット紹介)が付くので是非ご利用下さい。

表示の価格は諸税、サービス料等を含んだ総額表示です。お問い合わせはお電話024-542-2226、もしくは吉川屋さんホームページまでどうぞ。

日中企業経営者新年会、日本新華僑通信社など共催

日本新華僑報・蒋豊編集長
日本新華僑報・蒋豊編集長

 日本新華僑通信社などが主催する日中企業経営者新年会が1月25日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開かれ、160人を超える日本と中国の企業経営者や政界関係者らが集い、情報交換を行った。

 主催者を代表して日本新華僑報の蒋豊編集長は、「毎年この新年会を開いているが、今年はこれまでで一番多くの参加者が集い、日本人経営者も過去最高となった。さらに、若い経営者も増えており、経済発展に向けていい兆しだと思う。ビジネスチャンスを見つける交流の場となってほしい」とあいさつした。

 来賓として出席した参議院議員の西田実仁氏は「日本と中国の関係は切っても切れない関係。お互いに共通の利益、目的に向かって努力し合うことが大切だと思う」とし、「これからの日本にとって『中小企業』『中国』『中高年』の3つの『中』が大事」と語った。

孔健氏
孔健氏

 日中韓経済貿易促進協会会長の孔健氏は「昨年は日中関係が悪くなったが、皆さん、今日の会場の雰囲気を見れば、(両国の関係が悪化していないことが)よくわかるでしょう」と語り、力強く乾杯した。