KNT―CT、「メルカリ」「メルペイ」と業務提携 CTで「メルカリ教室」も開催

2019年9月11日(水) 配信

「メルカリ教室」のようす

 KNT―CT(米田昭正社長)はこのほど、国内大手フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリ(小泉文明社長)と、メルカリを使った決済サービスを展開するメルペイ(青柳直樹社長)との業務提携を発表した。顧客がメルカリを利用して創出した臨時収入を旅行消費につなげてもらうのが狙い。

 今回の共同展開により出品者は、不要品をメルカリに出品して得た売上金をメルペイにチャージすることで、近畿日本ツーリストの店舗で利用可能になる。

 これに伴い、クラブツーリズムは9月8日(日)、顧客を対象にした「メルカリ教室」を実施した。ワークショップ形式の講座で、メルカリの講師がアプリのダウンロードから出品までの手順をサポート。実際に出品したい私物を持参した20~80代の約20人が参加した。

 講座では5グループに分かれ、メルカリの仕組みを学んだあと、写真を撮る角度や値付け、出品する時間帯など、買い手がつきやすくなるようなアドバイスを受けた。

 10年前にプレゼントされた赤いバックを出品した主婦の長沼佳子さんは、「値段は自分だったら買いやすいと思う1480円にした。皆さんと話しながらの作業はとても楽しい。次は食器を出品したい」と感想を述べた。

出品に向けてスマートフォンを操作

 同講座は8日に2回開催されたほか、10月までに3回の開催を予定している。すべて満席で、キャンセル待ちは約300人を超え、関心の高さがうかがえる。

 今後、KNT―CTではメルカリでの売上金やポイントを地域活性化につなげたい考えで、KNT―CTパートナーズ会(約4000会員)との連携も目指していく。同社・マーケティング部未来創造室の井原優業務課長は「ホテルの売店など旅先で使えることで、地域でも還元される仕組みを構築したい」と語った。

業務提携による展開のイメージ

訪日宿泊客7割カバー サービスエリア拡充で15都道府県に オトモ

2019年9月11日(水) 配信

愛知・篠島のツアープラン「のどかで小さな篠島・日間賀島は、なんにもしないをしに行く場所」のひとコマ。(提供:オトモ)

 外国人旅行者向けプライベートツアーを行うotomo(オトモ)は9月9日、新たにサービスエリアを拡げた。北海道と宮城、愛知、岐阜、三重、広島を加え、全国15都道府県でツアーを提供していく。これにより、訪日客が泊まるエリアの約76%(延べ宿泊者数ベース)をカバーできるようになった。ツアー数は計300種以上となり、さらなるガイドサービスの充実化を進めていく。

愛知・篠島のツアープラン「のどかで小さな篠島・日間賀島は、なんにもしないをしに行く場所」(提供:オトモ)

 テーマ性のある同社オリジナルツアーが売りだ。プランはすべて独自の実地調査を経て造成している。エリア拡充に併せて70種以上のツアーを新たに用意。愛知・篠島の「のどかで小さな篠島・日間賀島は、なんにもしないをしに行く場所」など、地域の特色を生かしたものに仕上げた。

 オトモ代表の平塚雄輝氏は「訪日客需要の多くに対応できるようになった。今後はエリアを拡げる動きより、ツアー造成やガイド育成をこれまで以上に力を入れていきたい」と意気込んだ。

ガイドの内訳 オトモ資料より

 今年1月からサービスを始め、9月時点で600人以上のガイドが登録している。案内言語は英語が最多の63%で、2番目が中国語の17%、3番目は韓国語・フランス語の5%となる。

 通訳案内士を持っていない無資格者の割合は71%。有資格者を大きく上回っている一方で、ツアー満足度は95%と好評を博しており、ガイドの質の担保がはかられている。

 性別は男性45%、女性が55%と女性のほうが多い。職業をみると、1位から会社員の31%、自営業の25%、学生の21%、パート・アルバイトの9%、主婦の5%と続く。年齢は29歳以下が36%で最多となった。

ツアープラン分布 オトモ資料より

 これまでのツアー実績をみると、ツアー所要時間は4―6時間が最も多く78%を占める。提供地域は関東圏が150プラン、関西圏が64プラン、北海道/東北が34プランの順に多い。

 カテゴリーは全部で12区分あるが、最も人気だったのは「伝統文化」(提供割合:16・1%)。次いで「歴史&建築」(15・4%)、「風景&写真撮影」(11・7%)となった。

 サービス提供エリアは次の通り。

 北海道▽宮城県▽東京都▽神奈川県▽千葉県▽埼玉県▽愛知県▽岐阜県▽三重県▽大阪府▽京都府▽奈良県▽兵庫県▽広島県▽福岡県

旅工房×LiBzCAREER 働く女性向け海外旅行の企画者募集

2019年9月11日(水)配信

有給休暇を使って楽しむオトナ女子旅をプロデュース

 旅工房(高山泰仁会長兼社長、東京都豊島区)はこのほど、LiB(松本洋介CEO、東京都渋谷区)が運営する働く女性のための転職サイト「LiBzCAREER」で、新しい海外旅行プランを開発する企画メンバー3人の募集を始めた。

 企画メンバーの斬新なアイディアと、旅工房の各国専門のトラベル・コンシェルジュが持つ豊富な旅行知識を掛け合わせ、働く女性が旅行計画に負担を掛けず楽しめるユニークな旅行ツアーの企画・販売を目指す。

□​海外旅行のニーズが高まる一方、「計画疲れ」も

 2019年4月から年次有給休暇の制度が変わり、年10日以上の有給が付与されている社員に、年5日は必ず取得させることが企業に義務付けられた。働き方改革の一環で労働基準法が改正され、過重労働を防止し、適度な休息と仕事の生産性を高めることが狙いとされている。

 エアトリが実施した「有給休暇の活用方法」に関する調査では、76%が「海外旅行」へ行きたいという結果となり、海外旅行のニーズの高さがうかがえる。有給休暇の使い道として「海外旅行」の人気が高い一方で、旅工房が実施した「旅行」についての意識調査では、約7割の人が旅行の計画に「手間がかかる」「難しい」などのストレスを感じていることがわかったという。

海外旅行を気軽に楽しめるプランの企画メンバーを公募

 最低年5日の年次有給休暇取得により、今後ますます海外旅行の需要が増加することが予想される。働く女性が旅行計画に負担を掛けず、現地で楽しめる働く女性目線の海外旅行プランを開発する企画メンバー3人を「LiBzCAREER」で公募する。LiBzCAREERは、働く女性の転職のサポートだけでなく、他社の事業や商品づくりの場を創ることで、視野を広げていただく機会をつくりたいと考えている。

 企画メンバーには、ディスカッションをしながら、現状分析やターゲット層の選定・見直し、旅プラン開発の企画立案などを推進してもらう。企画メンバーの斬新なアイディアと、旅工房の各国専門のトラベル・コンシェルジュが持つ豊富な旅行知識を掛け合わせた新しいユニークな旅行ツアーの企画・販売を目指す。

公募概要

募集期間:2019年9月5日(木)~9月30日(月)

募集名:働く女性向け3泊4日の海外旅行プラン開発に携わる企画メンバー

応募要件:

 旅行業界の経験や知見は不要。気軽にエントリーをお願いしている。

 ・旅行が好きで、旅行プランづくりにご興味がある人

 ・大きな市場、多くのユーザーに対して魅力を感じる人

<歓迎要件>

 営業/マーケティング/PR戦略・施策など、何らかの企画立案の経験がある人

企画内容:

 旅プラン開発について、以下を旅工房のトラベル・コンシェルジュとともに、ディスカッションし、企画を作り上げていく。

 ・現状分析、ターゲット層の選定・見直し

 ・旅プラン開発の企画立案

開催日時:

 1回目(オリエンテーション):10月8日 午後7:00~9:00

 2回目:10月26日 午後5:00〜7:00

 3回目:11月上旬、土日 午後5:00〜7:00(予定)

※上記の会議以外で、プラン開発に向け各自で企画を推進してもらう場合がある。

開催場所:

 1回目:株式会社LiB(東京都渋谷区13 桜丘町13-15 LiBz HOUSE)

 2回目・3回目:旅工房オフィス

 (東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 46階)

参加の流れ:

 STEP1:エントリー(LiBzCAREERの登録が必須) 9月末まで

 STEP2:参加決定者へのご連絡 10月4日(金)

募集ページ

応募方法:「LiBzCAREER Collection」から公募

 ※応募者多数の場合、募集締切9月30日前に締め切る場合がある

水辺を生かしたまち 文化と芸術がキーワード JR東、WATERStakeshibaの概要を発表

2019年9月11日(水) 配信

JR東日本  深澤祐二社長(右)

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月9日(月)、竹芝ウォーターフロント開発計画WATERStakeshiba(ウォーターズ竹芝)の詳細を発表した。2020年7月14日をグランドオープンとし、その前後にも、オフィスやアトレ竹芝、劇団四季専用劇場、富裕層向けホテルが開業。「水辺活用」や「文化・芸術」をキーワードに、「舟運の活性化」や「(水辺の)環境再生・学習の場づくり」も進めていく。

 同日開かれた会見で同社の深澤祐二社長は「われわれが水辺の可能性を開くことで、東京の新たな魅力を引き出すとともに、駅まち一体となったまちづくりにより、竹芝、浜松町エリアの価値がますます向上するものと確信している」と計画の意義を説明。「今回の経験を品川開発プロジェクトなどまちづくりに生かし、当社グループの成長と東日本エリア全体の価値向上につなげる」と力を込めた。

 また、同社が進める「舟運の活用」に関しては、ホテルと羽田空港を結ぶ航路や、浅草やお台場などの観光地へのアクセス手段としての船の活用の可能性を探っていることも説明した。

東京の流行を発信するホテルに

タワー棟16階、ホテルロビーからの眺望

 タワー棟16―24階に開業する「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、2020年4月27日に開業する。ホテルは現在も建設が進んでいる。

 日本ホテルとマリオット・インターナショナルが初提携した富裕層向けホテルで、経営と運営は日本ホテルが行う。マリオット・インターナショナルの独立型ブランド「オートグラフ コレクション」を関するホテルは日本で2館目、新築では初めて。「今の東京のカッコよさと東京のトレンドの発信」をコンセプトに掲げる。

建設中のホテルロビー部分

 客室は全265室あり、全室に電子ピアノを導入するなど五感を魅了する体験を提供する。

 関係者は「制服も東京のモードスタイルをキーワードにしたものにするなど、最先端のライフスタイルのアイコンになりたいと考えている。ホテルをクリエイティブな人が集まる場所にしたい」と思いを語った。

水上バス外装一新 東京オリパラ仕様を披露 東京都公園協会

2019年9月11日(水)配信

登壇者や一般招待客を乗せたお披露目クルーズも実施

 東京都公園協会は8月28日、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開幕に向け、墨田区役所前発着場で大会マスコットデザインにラッピングした水上バスのお披露目式を開いた。披露した水上バス「さくら」「あじさい」の2隻は、同日から東京オリパラの開催終了まで運航する。

 ラッピングは、大会マスコットキャラクターの「ミライトワ」「ソメイティ」のイラストと、東京2020のエンブレムとした。「さくら」には同協会と連携している大会スポンサーの東武トップツアーズを、「あじさい」には同じく大会スポンサーのアサヒビールのロゴをそれぞれ施した。

船上に大会マスコットやスポンサーロゴなどを施す(さくら)

 式典当日の冒頭あいさつで、同協会の五十嵐政郎常務理事は「大会開催を来年に控え、競技会場が集まる湾岸エリアを中心に民間による事業が進められている」と説明。スポンサー企業と連携した水上バスの運航のほか、「ラッピング水上バスを活用したさまざまな企画をともに実施することで、東京2020大会に向けさらなる機運醸成をはかり、水辺のにぎわいを創出していきたい」と意気込みを語った。

 このほか、アサヒビール東京2020オリンピック・パラリンピック本部の遠藤琢司担当部長、東武トップツアーズの執行役員である秋月隆志スポーツ・東京2020事業推進部長、墨田区の山本亨区長などが登壇。式典後にお披露目クルーズを実施し、一般の招待客と初運航を楽しんだ。

お得に温泉旅行を ゆこゆこ秋の大感謝祭キャンペーン開始

2019年9月11日(水)配信

一番人気の秋の温泉旅行に向け、増税前にお得な情報発信

 温泉宿泊予約サービスや温泉メディア事業を行うゆこゆこホールディングスは2019年9月10日(火)、10月の消費税増税を前に、温泉旅行をお得に予約できる「ゆこゆこ 秋の大感謝祭キャンペーン」を始めた。期間は11月30日(土)まで。

 同CPは、消費税増税の対象となる国内旅行を盛り上げ、利用者にお得に温泉旅行を楽しんでもらうため、通常販売価格から1人当たり1千円以上割引された特別宿泊プランを、全国500宿以上の宿泊施設で展開する。また、ゆこゆこネットでは予約1件あたり2千円が割引となる限定クーポンも発行する。

10、11月の温泉旅行シーズン。消費税増税の対象となる国内旅行をキャンペーンで盛り上げる!

 観光庁の宿泊旅行統計調査の資料によると、18年の国内宿泊施設の延べ宿泊者数は、10月が7、8月に次いで多くなっている。同社が運営する宿泊予約サービス「ゆこゆこ」でも、秋の行楽シーズンは宿泊月の月間売上平均に対して10月が33%増、11月が32%増と、一番人気の温泉旅行シーズンとなっている。

 しかし、19年10月から始まる消費税増税は国内旅行も対象となるため、国内温泉地の旅行を控える動きが起こることも懸念される。同社は温泉に特化した宿泊予約サービスやメディアを運営し、国内温泉地を盛り上げることが地方や国内経済の活性化につながると考えている。

 このため、今回は利用者にお得に旅行を楽しんでもらいながら国内温泉地を盛り上げるため、特別宿泊プランと限定クーポンの実施に至った。

「ゆこゆこ 秋の大感謝祭キャンペーン」詳細

実施日程:2019年9月10日(火)午後3:00 ~11月30日(土)まで

実施内容:

 通常販売価格から1人当たり1千円以上割引された特別宿泊プランを、全国500宿以上の宿泊施設で展開。また、ゆこゆこネットでは予約1件当たり2千円が割引となる限定クーポンを発行する。

「ホテルトラスティ プレミア 日本橋浜町」開業へ 初のベーカリー併設で地域に寄り添うホテルを

2019年9月11日(水) 配信

右手が「ホテルトラスティプレミア日本橋浜町」。明治座の目の前に位置し、街並みに調和した外観に

 リゾートトラスト(伏見有貴社長)は9月12日、東京都中央区に「ホテルトラスティ プレミア 日本橋浜町」をオープンする。当社初の試みとしてホテルにベーカリーを併設した。宿泊客以外も利用でき、地域住民に寄り添ったホテルを目指す。同社は10月に熊本で同ブランドのホテルを、2020年6月に「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」を展開。東京五輪を前に建設ラッシュが続く。

ホテルの入り口

 「ホテルトラスティ プレミア」は「ホテルトラスティ」の上位ブランドとなる。ラグジュアリー性を高め、トラスティよりも宿泊料金は2~3割ほど高額になる。主なターゲットはビジネスパーソンや観光客ら。宿泊客の割合は「国内客が8割、外国人旅行者が2割ほど」(同社)を見込んでいる。

カフェ&バーラウンジ

 同ホテルのデザインコンセプトは「NIHONBASHI SECESSION」。ホテルには江戸切子などの日本独自のモチーフをさりげなく取り込んでいる。明治座通りに面したエントランスロビーは、カフェ&バーラウンジと一体化した吹き抜けで開放感を演出した。

エントランスロビー。開放感を演出

 ウィーン分離派のデザイン思想を模した外観は、日本橋浜町の街並みとの調和を表現。通りからホテルを眺めていた40代女性は「街が華やかになった」と開業を喜んだ。

 客室は全223室となり、ダブルとツインの2タイプのみ。全室のバスルームにはシャワーブースを取り付けている。

デラックスツインの室内

 もっとも多い部屋タイプは「モデレートダブル」(17・3平方㍍)で、2万8千円から。もっとも広い「デラックスツイン」(36・6平方㍍)は5万8千円からで、全12室用意した。

ベーカリー店内のようす

 ベーカリーではフランス最高級バター「エシレバター」を使った濃厚な「プレミア食パン」などを提供する。午前7時30分から開店し、売り切れ次第クローズ。オリジナルトートバックを購入すれば、次回以降にトートバックで買い物した際に合計金額から5%オフする(一部対象外)。

木下綾菜さんのプロモーションビデオ撮影のようす

 9月10日に同社は内覧会を開いた。女性アイドルグループ「さんみゅ~」のメンバー木下綾菜さんによる、同ホテルのプロモーションビデオ公開撮影が行われた。

 木下さんは大学で観光を学び、今春に卒業。国家資格の「国内旅行業務取扱管理者」を取得したという。木下さんは「父は旅行業を営んでいる。私も大学で観光を勉強し、旅行や観光関係の仕事をしたいと思っていたので、今回の仕事ができてうれしい」と笑顔で語った。

 ホテルについては「(一部の)部屋から東京スカイツリーを見ることができた。日本の象徴でもあるので、外国人旅行者の方も宿泊を楽しんでほしい」と話した。

きかんし創立70周年、540人が出席し祝う 「総合メディアセンターへ常に挑戦」

2019年9月11日(水) 配信

きかんし・佐藤操社長

 きかんし(佐藤操社長、東京都江東区)は9月6日(金)、東京都文京区の椿山荘で創立70周年記念祝賀会を開いた。同社で印刷する新聞社や雑誌など、メディア関係者を中心に約540人が出席した。

 同社は1949年9月1日、東京・西新橋に日本機関紙印刷所として創立した。2000年9月には、社名をきかんしに変更。04年には、本社社屋を江東区辰巳に移転した。

 佐藤社長は冒頭のあいさつで、「デジタル社会は一層進化していく。紙とデジタル、マーケティングの相乗効果を発揮できる総合メディアセンターとして常に挑戦していきたい」と、次の10年に向けて意気込みを語った。

読者の皆様へ 本紙購読料改定のお知らせ

 

2019年9月11日(水) 配信

 

 

 旅行新聞新社は2019年10月1日号から、「旬刊旅行新聞」の年間購読料を1万6500円(本体価格)+消費税に改定いたします。

 弊社は創業以来、内税方式とさせていただいておりましたが、消費税を別途外税方式でお預かりいただくように変更させていただきます。

 同日から消費税率が8%から10%に引き上げられるため、税込みの年間購読料は、1万8150円となります。また、1部売りは500円(本体価格)+消費税で550円で販売いたします。

 近年の新聞製作における印刷コストの高騰などに加え、紙面をお届けする発送料金の相次ぐ値上げにより、このたび新たな料金を設定させていただきました。

 なお、購読期間が2年間、3年間の長期購読につきましては、追加で差額の消費税をいただくことはございませんので、次期更新までは、今まで通りのご購読をお願い申し上げます。

 本紙はこれまで以上に、皆様に有益な情報を提供してまいります。ご理解をいただき、末永くご愛読いただけますようお願い申し上げます。

【旅行新聞新社】

沖縄・石垣島で「アイランダーサミット石垣」開催 観光客向けの体験型プログラムも実施

2019年9月10日(火) 配信

石垣島(イメージ)

 沖縄県石垣市(中山義隆市長)は10月3日(木)~6日(日)の4日間、「アイランダーサミット石垣」を開く。急速に高まる観光需要に対して新たなアプローチを見出し、住環境バランスを考慮した共生型ツーリズムの促進につなげていくのが目的。姉妹都市のハワイ・カウアイ島をはじめ、国内外から有識者や専門家を招き、アイデアや施策について話し合い、解決法を探る。

 サミット初日(10月3日)は、基調講演に隈研吾氏が登壇する。新国立競技場や石垣市役所新庁舎の設計をした同氏が「地球にやさしい島のあり方」について語る。基調シンポジウムは、「地球社会の未来を考える島へ」をテーマに、石垣市長やカウアイ郡長、イタリア・サルディーニャ島のセウーロ市長、慶應義塾大学の前野隆司教授らが討議を繰り広げる。

 2日目(10月4日)は、同サミットのメインである分科会を行う。「島」をベースにした“環境”や“経済”、“音楽”など9つのテーマを設ける。カウアイ島とサルディーニャ島のほかインドネシア・バリ島からの有識者や予防学者の石川善樹氏などが登壇する。

 3日目(10月5日)は、石垣島を訪れている観光客や市民が参加できるプロジェクトを実施。環境問題のひとつとして取り上げられる「漂着ゴミ」は、海に囲まれた石垣島も例外ではない。10年前からこの課題に取り組んでいるボランティア団体「海LOVEネットワーク」とともに、砂浜に打ち上げられたごゴミを拾うビーチクリーンを体験できる。

 “食”の体験もある。ガストロノミー(美食学)・プロジェクト」では、サルディーニャ島から来島したシェフと石垣島のイタリアンレストランのシェフが協働でイタリア料理を作り上げる。八重山農林高等学校などの協力を得て、地元の食材をふんだんに使用し、石垣島ならではのイタリア料理を観光客らに振る舞う。

 そのほか、「日本のハワイ」を演出する「KINI アロハフェスティバル2019」や石垣市内の高校と国内の大学が参加する「高大連携フォーラム」なども実施する。

 会場は石垣市内各所とフサキリゾートホテル&ヴィラズで、プログラムによっては浜辺にグランピングテントを張り、海風や星空の自然を体感しながら進めるものもある。

 サミット開催中の10月初旬、石垣島は真夏の暑さは少し和ぐが、まだマリンスポーツが楽しめる時季。期間中に石垣島を訪れる人は、石垣島で初めて行われるサミットに参加することで、通常の観光では味わえない発見があるかもしれない。

アイランダーサミット石垣 実施概要

日時:2019年10月3日(木)~6日(日)

会場:石垣市内各所、フサキリゾートホテル&ヴィラズ

主な日程別プログラム:

【10月3日(木)】基調講演(隈研吾氏)、基調シンポジウム

【10月4日(金)】アイランダーセッション(分科会)

【10月5日(土)】イシガキ・エクスペリエンス(体験型プログラム)として、「海LOVEフェスタ2019」(ビーチクリーン)、「高大連携フォーラム」(協力:産業能率大学、麗澤大学、八重山地区県立学校長会)、「KINIアロハフェスティバル2019」、「ガストロノミー(美食学)・プロジェクト」

【10月5日(土)】クロージングセレモニー

キックオフイベント【9月28日(土)、29日(日)】「キャンピングアース」(キャンプイベント)