絵の中に隠れた家光を探せ 羽田空港でAR作品を展示

2019年9月12日(木)配信

家光を見つけると、画面に江戸時代の風景が再現される

 文化庁は9月27日(金)まで、羽田空港国際線ターミナル5FでAR(拡張現実)作品「屏風から家光を探せ,からの,取り出す江戸時代」を公開している。同作品は、国立歴史民俗博物館所蔵の「江戸図屏風」、「江戸橋広小路模型」モチーフに開発ユニットAR三兄弟が制作した。

 挑戦者は、端末を同階はねだ日本橋にある9枚の絵にかざし、絵の中に隠れた徳川家光を探しだす。家光を見つけると、画面上に江戸時代の風景がAR技術によって再現される。

 文化庁は現在、日本各地域の豊かな文化資源の魅力を新たな視点で表現したアーティスト・クリエイターのメディア芸術作品を空港などで展示する、「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」を訪日観光客向けに展開している。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 「ラグビーバー」として期間限定オープン

2019年9月12日(木)配信

ラグビーバー イメージ

 ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル(神奈川県横浜市)は9月20日(金)から、ホテルの最上階ビューラウンジ「31st(サーティーファースト)」をラグビー国際大会の日本開催にあわせ、「ラグビーバー」として期間限定オープンする。

 期間中は、店内に設置した2台の大型モニターに同大会の生中継とハイライトを放映。横浜の夜景を望む空間で、ビールや軽食とともにラグビー観戦が楽しめる。

 料理は、ラグビー強豪国のニュージーランドやオーストラリアで親しまれる『フィッシュ&チップス』のほか、ラグビーをイメージしたホテルオリジナル「ラグビーカクテル」を用意する。

「ラグビーバー」概要

開催期間:9月20日(金)~11月1日(金)

※貸し切り営業日を除く

開催場所:ビューラウンジ「31st」(31階)

営業時間:平日、午後4:00~午後11:00(L.O.)
     土日・祝日、午後1:00~午後11:00(L.O.)

※フードのラストオーダーは、午後9::00

料金:

ドリンクチケット1セット 3千円(ドリンクチケット3枚、ドライスナック付き)

※来店時、1人につき1セット購入。チケット1枚で、好きなドリンク1杯と交換。

アジフライと軍港の街 松浦と佐世保を巡る旅 長崎県

2019年9月12日(木) 配信

海上自衛隊の護衛艦(佐世保市)

 長崎県は7月31日―8月2日、松浦市と佐世保市でプレスツアーを行った。松浦市はアジの漁獲量で日本一を誇り、2018年2月には「アジフライの聖地」を宣言。「アジフライ」を通して、交流人口を増加させたい考えだ。一方、佐世保市は今年、佐世保鎮守府開庁から130年を迎え、護守印めぐりなどで誘客に努めている。福岡県を中心に九州各県からの観光客が多いため、同県は「首都圏と関西圏からの観光客も呼び込みたい」と話す。

アジフライの聖地宣言

アジのフライと刺身(松浦市)

 松浦市は2018年2月、アジの漁獲量日本一を踏まえ、アジフライで観光客を増加するため「アジフライの聖地」を宣言した。同市は3月、アジフライを提供する29店舗を掲載する「松浦アジフライ食べ歩きMAP」を作成した。

 各店舗が使用するアジは、遠洋で捕れた甘くて酸味のあるものと、近洋で捕れた脂のノリが強いものを使い分ける。ソースもタルタルやウスターなど、店舗ごとに異なる味を使用することで差別化をはかっている。

 アジを刺身や焼き魚として提供する店舗もある。とくに、刺身は九州の甘い醤油で食べることにより、地域ならではの味をより一層楽しめる。

 食べるだけではない。松浦市場では、事前に申し込めば、陸揚げのようすや、サイズごとに仕分けするアジの選別を見学できる。船からフォークリフトに陸揚げするようすは圧巻だ。選別されたアジが入ったケースは、5段ほどに積み重ねる。積み重ねたケースは複数あり、アジの漁獲量日本一の様相をうかがい知ることができる。

 21年度には、新しい市場の供用を開始する予定だ。事前の申し込みがなくても見学可能で、セリのようすも観光客に開放する。

軍港として栄えた佐世保

旧佐世保鎮守府防空指揮所跡

 佐世保港は1889年、旧日本海軍が佐世保市に西域を守る目的で軍港を建設。戦後は海上自衛隊とアメリカ軍が港を使用してきた。両者は現在、さまざまな軍事施設を建設。佐世保市は一部を観光資源として活用している。

 このうち自衛隊敷地内の施設は、日本遺産を巡る海軍さんの散歩道徒歩ツアーに申し込むことで見られる、特別な観光地となっている。

 同施設内の見どころは、旧日本軍が第2次世界大戦当時、軍事機密としていた「旧佐世保鎮守府防空指揮所跡」だ。場所は基地内の端で周辺はひっそりしている。高射砲台の指揮を執り、港を守るうえで、重要な役割を果たした。当時勤めていた人は、家族にも、勤務地を秘密にしていたという。

 このほか施設内には「旧佐世保海兵団第8号庁舎」や「護衛艦くらま」の食堂を再現したレストランもある。同レストランでは、旧日本軍のレシピを基に作ったカレーを提供する。

 現役の艦船も観光資源として活用している。海からは軍港クルーズを通して、現役のアメリカ軍と海上自衛隊の艦船などを間近に見られることから人気が高い。 

 今回のプレスツアーでは安栄丸水産が運航する「SASEBO軍港クルーズ」を利用した。

 軍事的なことを知らない人もクルーズを楽しめるように、ガイドが各船舶に搭載してあるミサイルや機関砲の用途を説明する。派遣先と任務内容なども詳しく教えてくれる。

 同クルーズでは、陸上施設も解説する。弾薬庫や給油施設などが中心で、山に囲まれた佐世保独特の地形を軍事的に有利になるように生かした過程も案内する。 

護衛艦くらまの食堂を再現したレストラン

アメリカ軍との交流が深い

 佐世保市の中心街は、アメリカ軍の軍人との関係が密接だ。「他の駐留地と比較して、佐世保はアメリカ軍との交流が深い」(長崎県東京事務所の吉富達司次長)と話す。

 商店街の「さんくるシティ4〇3アーケード」では、アメリカ軍の利用者が多いことを受けて、一部店舗で「米ドル」での支払いが可能だ。レートは店によってさまざまで、入口にレートを貼る店舗もある。

 夜には外国人バーにアメリカ軍の軍人が来店する。日本人も飲食可能であり、アメリカの軍人との会話を楽しめる。

 同ツアーでは外国人バーの「プレイメイト」で、アメリカ軍において医療系の仕事をする人に会えた。アメリカ海軍式の乾杯の方法を、実践するなど文化交流も行った。

日本唯一の3部隊カレー

 「佐世保の自衛隊グルメの特徴は、陸上自衛隊と海上保安庁、海上自衛隊の陸上部隊のカレーを日本で唯一楽しめること」(吉富次長)と語る。

 海上自衛隊のカレーは、明治時代の日露戦争が始まりだ。当時は、白米中心の生活でビタミンが不足し、脚気で亡くなる人が多いことから、野菜を多く使用したカレーを導入したという。

 自衛隊のカレーのレシピを所有する市内の19部隊は、現在でも野菜を多く用いる伝統を引き継いでいる。同レシピを19店舗に提供。各店舗が再現し、売り出している。

 キャンペーンも実施中だ。20年3月31日まで自衛隊カレーを注文した人には、各部隊オリジナルのピンバッジをプレゼントする。さらに、10個集めた人にはコースターを、すべてのピンバッジを集めた先着100人には、シリアルナンバー入りの専用バッジフレームを贈呈している。

Expedia Group、アジア人旅行者のオンライン検索を変える 「世界をより身近に」

2019年9月12日(木) 配信 

Mark Okerstrom (Expedia Group、 代表取締役社長兼最高経営責任者)(左)と Laurence Liew (AI Singapore、 AI Industry Innovation ディレクター) (右)

 Expedia Groupこのほど、アジア人旅行者のオンライン検索を変えるAI(人工知能)ソリューションの開発を進めていくと発表した。シンガポールの政府機関が運営するAI Singapore(AISG)の主要プログラム「100 Experiments(100E)」※1の一環で、共同して行う。

 現在の検索エンジンでは、英語における旅行検索クエリ(検索時に打ち込まれる文言)の理解と検索結果の提供が効率化されている。インターネット利用者の25%がオンライン上で英語を使っているためだ。※2

 一方で、日本語や韓国語、中国語(簡・繁体字)などのアジア言語での旅行検索クエリは、「検索エンジンのパフォーマンスは著しく下がり、 検索結果の精度も急激に低下する」(同社)という。

 このため今回の取り組みで、アジア言語での旅行検索クエリのパターンや、アジア言語のニュアンスに対する理解度を高め、検索結果の精度向上・効率化をはかる。AI ベースのモデルを開発し、とくに日本語を先行して行ったうえで、他のアジア言語に適応していく考え。

 Expedia GroupのKevin Ng(Product and Technology シニアディレクター)氏は、「アジア太平洋のすべての地域で、オンライン旅行予約の消費額は急激なペースで拡大している。2020 年までにアジア太平洋地域は北米およびヨーロッパ西部を上回り、世界のオンライン旅行売上の40%以上を占めることが予想されている」とアジアに狙いを定めた理由を説明。※3

 Mark Okerstrom(代表取締役社長兼最高経営責任者)氏は、「Expedia Groupは世界規模の旅行プラットフォーム。 7000人を超えるデータアーキテクトやAIエキスパート、専門的なエンジニアがいる。AISGと組んで新たなAIソリューションを世に送り出すことは、アジアの言語で旅行を探す多くの人々に対して、世界をより身近にすることにつながる」と期待を込めた。

AI Singapore について

  AI Singapore (AISG) は、National Research Foundation Singapore (NRF) が創立した国のプログラムで、今後のデジタル経済を強化するため、シンガポールの人工知能 (AI) 技術を促進して、相乗効果を生み出し、高めることを目指している。

 AISGは、政府機関(NRF、the Smart Nation and Digital Government Office (SNDGO)、the Economic Development Board(EDB)、the Infocomm Media Development Authority(IMDA)、SGInnovate、the Integrated Health Information Systems(IHiS))が共同で運営している。

 AI Singapore の詳細は下記から

※1…AISGの主要プログラム「100E」は課題解決にAIの活用を希望する企業と、その課題の解決に興味を持つ現地の研究者をマッチングさせるプログラム。 2017年の創立以降、AISG には 100E プログラムへの参加に関心を持つ 300 社以上の企業から連絡があり、40のプロジェクトが承認され発足した。

※2出典 : Statista most common languages used on the internet as of April 2019: 

※3出典 : Statista Distribution of Digital Travel Sales Worldwide from 2014 to 2020, by region: 

訪日客向け「新幹線とクーポン」パッケージをベルトラで売り出す

2019年9月12日(木) 配信 

訪日客に需要の高い新幹線を組み込んだ商品をオンラインで

 ベルトラ(二木渉社長、東京都中央区)はこのほど、JR東海ツアーズと連携し、訪日客向けの新幹線往復チケットと特別クーポンをセットにした“Shinkansen Round Trip Package”のうち、「富士山」と「箱根」の2つのエリアから商品の取り扱いを始めた。

 ベルトラは国内OTA(オンライン旅行会社)として初めて同商品を取り扱う。訪日客の増加が見込まれるなか、需要の高い新幹線を組み込んだ商品を売り出し、FIT(海外個人旅行)を取り込みたい考えだ。

 今回の連携により訪日客は、店頭窓口でしか購入できなかった同商品をベルトラの英語サイトでも購入できるようになった。JR東海ツアーズも販路を広げられるなど互いにメリットがある。

商品概要

Shinkansen Round Trip Package「Mt.Fuji Area」
パッケージ内容:東京駅または品川駅から三島駅までの新幹線往復自由席券
特別クーポン内容:

東海バス1日乗車券:
 富士山を望む日本最長の大吊り橋「三島スカイウォーク」にアクセスできる。バスの車窓から眺める富士山も見どころだ。

三島スカイウォーク入場券:
 日本一長い400㍍の吊り橋から富士山を見ることができる。

 

Shinkansen Round Trip Package「Hakone Area」
パッケージ内容:東京駅または品川駅から小田原駅までの新幹線往復自由席券

特別クーポン内容:
箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー1日乗車券
 1日乗車券は箱根エリアの強羅温泉や彫刻の森美術館などにアクセスできる。

 

※食事は含まれておらず、ツアーガイドも同伴しない。
※同商品の購入時に、外国籍パスポートの提示を求めている。

 

「星野リゾート OMO5 東京大塚」、DJイベントに向けてスタッフ育成プログラム開始

2019年9月12日(木) 配信

「DJ育成プログラム」イメージ

 「星野リゾート OMO5 東京大塚」は9月14日(土)、ホテルスタッフをDJとして育成するプログラムを始める。同プログラムは12月6日(金)に始まる「オーツカ下町DJナイト」に向けての取り組みとなる。

 星野リゾートは、1人のスタッフがフロントや清掃、レストランなど複数のセクションをまたいで担当する働き方「マルチタスク」を導入している。これによりゲストにかかわるホテル業務の流れを把握することが可能で、あらゆる場面で柔軟に対応できるように教育している。

 これまでも「マルチタスク」として、スタッフが案内人となり街のガイドツアーを提供するなど通常のサービスの枠を超えたおもてなしを行ってきた。同ホテル流のおもてなしの一環として、DJのスキルを身に付けてイベントを盛り上げる。

 今回DJになるスタッフは4人で、全員レコードや機材を初めて触る未経験者。アメリカ発のインターネットラジオ「dublab」の日本ブランチであるdublab.jpとDJスクールを展開中のCD・レコード専門店ディスクユニオンの協力のもと、プロのDJから約3カ月間レクチャーを受ける。

「DJ育成プログラム」概要

期間:2019年9月14日(土)~11月末日(終了日未定)

協力:dublab.jp、ディスクユニオン

DJトレーニングスケジュール:

9月14日(土)レコード選盤会:新宿ディスクユニオン昭和歌謡館 午後3:00~午後5:00

9月17日(火)DJスクール入門編(DJの説明、機材の接続方法など):池袋某スタジオ 午後8:00~午後11:00

9月30日(月)DJスクール入門編(音楽の仕組み、MIXの仕方など):池袋某スタジオ 午後8:00~午後11:00

10月14日(月)DJスクール実践編(曲を流しての練習):池袋某スタジオ 午後7:00~午後10:00

10月27日(日)DJスクール実践編(曲を流しての練習):池袋某スタジオ 午後7:00~午後10:00

11月中 DJ仮デビュー:新宿ducafe ※観客の前で初めてのプレイ訓練

11月中 DJデビュー:OMO5 東京大塚4階OMOベース ※ホテル内での初めてのプレイ

12月6日(金)オーツカ下町DJナイト開始(以降毎週金曜日午後9:00~午後11:00)

一休コンシェルジュ、LINEトラベルjp「おでかけNOW」提携

2019年9月12日(木)配信 

「おでかけNOW」での掲載画面

 一休(榊淳社長)は2019年9月11日(水)、運営するトラベルWebマガジン「一休コンシェルジュ」が、LINEとベンチャーリパブリックが共同で運営する国内最大級の総合旅行情報メディア「LINEトラベルjp(LINE版)」で展開するおでかけ情報サービス「おでかけNOW」と提携を始めたと発表した。提携に伴い、「一休コンシェルジュ」の記事が「おでかけNOW」で同日から掲載をスタートした。

 「LINEトラベルjp(LINE版)」は、国内外のホテルや航空券、ツアーの検索・最安値比較ができる国内最大級の総合旅行情報メディア。そこで展開する「おでかけNOW」は、今いる場所や行きたいエリアの飲食店やイベント、アクティビティなどを簡単に検索と事前予約ができ、旅行前や旅行中、旅行後まで一気通貫したシームレスな旅行サービスを提供するおでかけ情報サービスだ。

 「一休コンシェルジュ」では、旅プランの提案・旅やお宿に関わる人のインタビューやコラムなど、旅行を“ワンランクアップ”するために参考となるプレミアム性の高いテーマの記事を多く配信している。「おでかけNOW」に掲載することで、主に旅行前に、おでかけ先や宿泊先を選ぶ際の情報収集に活用してもらうことを想定している。

 なお、一休が運営するレストランのオンライン予約サービス「一休.comレストラン」も「おでかけNOW」と連携を行い、レストランの検索と予約に利用できるようになった。

「一休コンシェルジュ」の記事掲載メディア合計5媒体へ

「一休コンシェルジュ」記事掲載メディア例

 「一休コンシェルジュ」はこれまで「Yahoo!ライフマガジン」「SmartNews」「NAVITIME」「NECパーソナルコンピュータ搭載ウィジェット」の4媒体で、記事掲載がされる提携を行ってきた。今回の提携開始で合計5媒体に拡大。今後も多くの人に楽しみでもらい、役立つような「厳選されたワンランク上の旅情報」を届けられるよう記事を作成、配信していくとする。

「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2019」応募締め切り11月1日 表彰式は12月18日

2019年9月12日(木) 配信

どのクルーズ旅行商品が「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2019」に選ばれるか

 日本外航客船協会(JOPA)の客船事業振興委員会(委員長=嶋田和芳・商船三井客船常務)は第12回となる「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2019」を実施する。

 オリジナリティーにあふれ、日本のクルーズ市場の拡大に貢献した「良質なクルーズ旅行商品」を企画造成、実施した旅行会社などを表彰する。

 対象はJOPA、日本旅行業協会(JATA)の加盟会社が企画造成し、19年1~12月末までに催行実施(予定含む)したクルーズ商品。

 応募締め切りは、19年11月1日(金)。表彰式は12月18日(水)午後4時30分から東京・平河町の海運ビルで行う。

選考委員は次の各氏。

【委員長】池田良穂(大阪経済法科大学客員教授)

【委員】上田寿美子(クルーズライター)▽越智良典(JATA理事・事務局長)▽種村国夫(イラストレーター)▽長井総和(国土交通省海事局外航課長)▽茂木政次(「クルーズトラベラー」編集長)▽吉田絵里(「クルーズ」編集長)

 問い合わせ=日本外航客船協会内、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2019実行委員会事務局」 tel03(5275)3710。

 

〈観光最前線〉四人囃子「一触即発」45周年

2019年9月12日(木) 配信

四人囃子「一触即発~デラックス・エディション」

 四人囃子が1974年に発表したアルバム「一触即発」の45周年を記念した再発プロジェクトが始動した。その第1弾としてCD3枚組の「一触即発~デラックス・エディション」、第2弾としてオリジナル・アルバムのアナログ復刻盤がリリースされる。

 10月23日発売のデラックス・エディションには、CD1枚目にオリジナル・アルバムの最新リマスター音源に加えて、マスターテープ発掘作業の際に見つかった「一触即発」のモノラル・ヴァージョンが初収録。

 CD2・3には、1973年7月に東京・杉並公会堂で行なわれた初のワンマンコンサート「ミラージュ・オブ・四人囃子」の完全版と、2001年に出演した「ワンステップへの旅 in うつくしま未来博」からのライブ音源が収録されるという。

【古沢 克昌】

ターゲットは40代以上 新生「東急プラザ渋谷」が2019年12月5日(木)開業 

2019年9月11日(水) 配信

(左から)東急プラザ渋谷の長尾康宏総支配人、東急不動産の岡田正志副社長

 東急不動産(大隅郁仁社長)は9月11日(水)、渋谷駅西口の再開発に伴い建て替えが進められている「東急プラザ渋谷」の開業日を2019年12月5日(木)にすると発表した。ターゲットは60代を中心とした40代以上で、全9フロアに69店舗(営業面積:約2500坪)の入居が決定。日本初出店の総合エンターテイメントレストラン「CE LA VI TOKYO」やライフプランをサポートする専用フロアなど、変化に富んだ環境を提供する。

 「大人をたのしめる渋谷へ」をコンセプトに、都会派の大人たちの関心が高いであろう「食」「健康」「美」「趣味」「ライフプラン」に焦点を当てた店舗構成とした。2~4階は主に物販を、5階はライフプランの相談ができる店舗が、6・7階は飲食フロア、17階は渋谷が一望できる屋上テラスを設置する。

 17・18階は、シンガポールのマリーナベイ・サンズや香港などに展開している「CE LA VI 」が、カフェとバー、ラウンジ、ダイニングを構える。

 同日にセルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)で開いた会見で東急不動産の岡田正志副社長は「“若者の街”といわれる渋谷で、あえて大人をターゲットにした。人生100年時代にふさわしい商業施設として新たな歴史のスタートをきる」と力を込めた。

 東急プラザ渋谷の長尾康宏総支配人は「旧東急プラザ渋谷の外壁の一部を、新東急プラザ渋谷に使用する。旧東急プラザ渋谷にお越しいただいていたお客様にも引き続き足を運んでいただきたい」とエールを送った。

 「東急プラザ渋谷」は、1965年に専門店複合商業ビルの「渋谷東急ビル」として開業。1973年に「渋谷東急プラザ」、2012年に「東急プラザ渋谷」に名称変更し、2015年3月に49年の営業を経て閉館した。今回の建て替えで、再開発事業ビル「渋谷フクラス」内にオープンする。