長野・群馬の17スキー場で利用可 軽井沢ベースキャンプパスポート発売

2019年10月1日(火)配信

 本軽井沢会観光立町委員会(長野県北佐久郡軽井沢町)はこのほど、軽井沢町を中心に長野・群馬県内17スキーリゾートや5つのウインターアクティビティのほか、提携飲食店やショップを割引利用できる共通クーポン券「KARUIZAWA BASECAMP PASSPORT(軽井沢ベースキャンプパスポート)」2019-20シーズンの販売を始めた。

 避暑地としての軽井沢だけでなく、四季を楽しめるマウンテンリゾートとして発展させるため、冬の軽井沢を拠点に滞在し周辺エリアのウインターアクティビティを楽しんでもらうことを目的に、2017年から発売している。

 軽井沢を滞在拠点(ベースキャンプ)としクーポンを利用することで、スキーなどのウインタースポーツ、グルメを楽しむ以外にも、軽井沢周辺エリアや東京への日帰り観光など、好みに合わせた多様な滞在スタイルを楽しむことができる。

□軽井沢ベースキャンプパスポート概要

販売期間:2019年10月1日(火)-2020年3月31日(火)
利用期間:2019年12月1日(日)-2020年3月31日(火)
販売枚数:限定1千セット
販売金額:1セット2万1千円
                (5枚つづりのクーポン券+PASSPORT ID CARD(優待券※))
その他:期間中使い切れなかった未使用チケットは地域の特産品と交換可
※ID CARDの提示で町内外30以上の提携飲食店、ショップで割引・サービスが受けられる。

2019-20シーズンの変更点

 2017―18シーズンに長野県・群馬県の12スキー場、2アクティビティが連携しての初の取り組みスタートしたプロジェクト。3年目の2019―20シーズンは17スキー場、5アクティビティに拡大し、販売も開始は昨年から1カ月早い10月から、終了も利用者のニーズに合わせて3月末までとした。

参画スキーリゾートおよびウインターアクティビティ

17スキー場(順不同)※は今シーズンからの新規参加施設
 軽井沢プリンスホテルスキー場、小海リエックス・スキーバレー、草津スキー場、佐久スキーガーデンパラダ、シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳、ピラタス蓼科スノーリゾート、湯の丸スキー場、万座温泉スキー場、白樺湖ロイヤルヒルスキー場、菅平高原スノーリゾート、パルコールつま恋スキーリゾート、車山高原SKYPARKスキー場、八千穂高原スキー場、軽井沢スノーパーク、ブランシュたかやまスキーリゾート、池の平スノーパーク、Blue Resortエコーバレー(※)

5ウインターアクティビティ(順不同)※は今シーズンからの新規参加施設
 軽井沢屋外スケート、カーリング体験60分、雪&星ガラスを使用した吹きガラス体験(※)、雪の森探検スノーシューツアー、苔玉・苔庭(テラリウム)づくり<スイーツ・ドリンク付き>

購入方法

・インターネット公式サイト
・軽井沢町内提携施設
・販売代理店(リフト券販売サイトなど)

 

「SORANO HOTEL」 東京・立川に来年5月12日開業予定

2019年10月1日(火)配信

インフィニティプール(イメージ)

 立飛ホールディングス(村山正道社長、東京都立川市)らはこのほど、東京都立川市に建設中の「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」の開業を2020年5月12日(火)に予定すると発表した。開業に先駆けて2019年9月30日(月)、公式ホームページで宿泊予約の受け付けを始めた。ホテルの経営や運営は立飛ホスピタリティマネジメント(同)が担当する。

 「SORANO HOTEL」は、心にもからだにも健やかであることを意味する「ウェルビーイング」をコンセプトに、従来の枠にとらわれず新しいホテルの在り方を目指すホテル。「ウェルビーイング」を求める機運が高まるなか、慌ただしい日常から離れ、心身ともに心地よい寛ぎの時間と、食やスパ、温泉、エクササイズなどのさまざまなアクティビティを気軽に楽しむ「ウェルビーイング・ショートトリップ」という新しい旅のスタイルを提案する。

 同ホテルは、立川駅北側の約 3.9 万平方㍍の区画に、立飛ホールディングスが開発中の新街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」(2020年4月開業予定)内に開業する。サービス料なし、4人まで宿泊エクストラベッドチャージなし、エコロジーファーストの視点で選び抜いた寝具・アメニティの採用など、従来のホテルの常識にとらわれない発想で、これからの時代の“心地よさ”を提供する。

SORANO HOTELの特徴

<デザイン>

ロビー(イメージ)

 海外プレスティージブランドの商業店舗や「GINZA SIX」の内装など、グローバルに活躍するフランス出身のデザイナー、グエナエル・ニコラ氏がインテリアデザインを担当。洗練された心地よいナチュラルなトーンで統一されている。

 エントランスからロビーにつながる”テント”をモチーフにデザインされた空間は、屋内にいながらもキャンプや自然を連想させる、心身ともに自由で開放された時間を表現している。

<客室>

客室イメージ(プレミアパークビュー)

 全81室の客室が、52平方㍍以上のゆとりと、昭和記念公園に面したバルコニーを備え、大きくとられた窓が一層の開放感をもたらす。ベッドの配置も、客室中央に窓に向かって置かれ、パークビューを楽しむための贅沢な空間遣いになっている。

 ゆったりと3人まで滞在できる「プレミアパークビュー」、4人まで利用できスタイリッシュな和モダンタイプの客室を中心に販売を開始。1室あたりの宿泊料金設定としており、人数増やエクストラベッド利用による追加料金は一切なく、サービスチャージもない。

 また、バスルームアメニティに一度きりの使い捨てアイテムを置かないなど、お客様はもちろん地球環境や社会にも配慮した“心地よさ”を追求。小規模・独立系ホテルだからこそできる、従来の枠にとらわれない発想で、これからの時代に即した高品位・高品質、独自性豊かなホテルを目指すという。

<スパ「SORANO SPA」>

インドアスパ(イメージ)

 10~11階(屋上)の2フロアにまたがる「SORANO SPA(ソラノスパ)」の最大の特徴は、ルーフトップにある直線で約60㍍規模のインフィニティプール。水平線と空が一体となったかのような圧倒的な開放感が味わえ、快晴の日は富士山を眺めることもできる。併設されたルーフトップバーでも、時間とともに移り変わる景観を楽しめる。温浴施設のインドアスパ、ジャクジー、ナノミストサウナ、ジムスタジオなどを備えた10階の施設ともに、独自に掘削した温泉水を使用している。

 なお、両フロアとも水着着用の施設となる。

<レストラン「DAICHINO RESTAURANT」>

 「DAICHINO RESTAURANT(ダイチノレストラン)」は、食材の安全性への配慮はもちろん、“こころ”や“社会”にも健康で心地よい料理とおもてなしを提供する。土地ごとの風土にあった素材を、自然に無理なく育てるからこそ食材本来の滋味豊かな味わいが生まれる、との考えのもと、食材の生産者やルーツが分かるようディスプレイし、料理人の手元が見えるオープンキッチンで調理し提供する。

 メニューは、和食を基本に諸外国の文化や料理を取り入れ、いわばさまざまなエッセンスが混じりあい融合するクロスオーバーフードとして、アラカルト(単品料理)を中心に提供する。

「SORANO HOTEL開業記念プラン」販売中

期間:2020年5月12日(火)~2021年3月31日(水)

料金:1室1泊3万9千円(税別)から

 そのほか宿泊プランの詳細は、公式ホームページで確認できる。

東京の女子大生による、フリーペーパー「たびぃじょvol.19」発行 女の子のひとり旅を当たり前に

2019年10月1日(火) 配信 

「たびぃじょvol.19」発行

 学生団体mof.は10月1日に、フリーペーパー「たびぃじょvol.19」を発行した。たびぃじょは「女の子のひとり旅を応援する」をコンセプトに、東京の女子大生が4月と10月の年に2回、計1万部を出している。

 たびぃじょとは、「かわいくて、おしゃれで、おちゃめな ひとり旅好きな女の子のこと」(同団体)だという。「ひとりで旅に出ることが、すべての女の子にとって当たり前の選択肢になることを願っている」とする。

国内外の情報を掲載する

 誌面では、女の子がひとり旅に出る際の気を付けるべきポイントや、 実際に旅をしたメンバーによるレポートなど、背中をひと押しするような特集を組んでいる。

 今回の号では、巻頭記事にマカオでのひとり旅デビュー、海外記事はモンゴルとバリ、モロッコでの旅レポートのほか、国内は金沢、横須賀、川越での旅レポートを載せている。このほか、都内のスリランカカレーやかき氷、 シーシャの紹介をしている。

誌面イメージ

 都内のカフェや大学、全国のゲストハウスに設置し、無料配送も受け付けている。設置場所は下記ホームページで随時公開する。

団体概要

団体名:学生団体 mof.

代表者:中村優花

設立:2010年4月

事業内容:フリーペーパー発行、他企業との提携、旅イベントの開催

北海道の旅行会社4社 海外旅行中の自宅除雪代金を一部負担

2019年10月1日(火) 配信

対象の海外旅行商品を申し込めば、自宅の除雪代金を一部負担する

 北海道の旅行会社4社はこのほど、海外旅行中の自宅除雪代金を一部負担するサービスを始めた。「除雪が心配」を理由に、冬期の海外旅行を思い止まっている北海道民を支援する。

JTB、HIS、近畿日本ツーリスト北海道、日本旅行北海道の4社が参画

 キャンペーンに参画するのは、北海道で店舗展開するJTBと、エイチ・アイ・エス(HIS)、近畿日本ツーリスト北海道、日本旅行北海道の大手4社。対象の海外旅行商品を申し込むと、先着100世帯の自宅除雪代金(1万円)を助成する。

 「新千歳空港発着のフィンエアー、カンタス航空、ハワイアン航空の直行便利用商品で旅行期間が5日以上」などの条件がある。出発日は2020年1月3日(金)~3月16日(月)まで。

〈旬刊旅行新聞10月1日号コラム〉ラグビーW杯、国際情勢、消費税引き上げなど 今秋の観光に大きな影響を与える

2019年10月1日(火) 配信
ラグビーW杯、国際情勢、消費税引き上げなど10月以降観光に大きな影響が予想される
 2019年も残すところ、10、11、12月の3カ月となった。世界的なスポーツイベントの開催や、激動する国際情勢、消費税率の引き上げ、台風15号による被害などが、今秋の観光にも大きな影響を与えている。
 
 9月20日に開幕したラグビーワールドカップ2019は、開幕試合で日本代表がロシア代表に圧勝し、9月28日には優勝候補のアイルランド代表を撃破し、一気に盛り上がりを見せている。11月2日の横浜国際総合競技場での決勝戦まで、世界中のラグビーファンの熱いまざなしを受けながら、熱戦が繰り広げられるだろう。
 
 試合会場となった全国12都市や、キャンプ地では、それぞれ特色のある「おもてなし」が海外メディアにも報じられ、話題にもなっている。
 
 アジアで初めて開催されるラグビーW杯とあって、熱烈なラグビーファンや、出場国のサポーターらは、観戦とともに、日本観光も楽しみに来日しているはずだ。世界中の人たちに、日本の文化や自然のすばらしさを体験してほしいと思う。
 
 
 国際情勢も緊迫化している。 10月1日に中華人民共和国建国70周年の節目を迎えたが、香港で激化するデモも心配である。先日発表された8月の訪日香港人は、前年同月比4・0%減の約19万人と減少した。台湾でも来年1月に総統選挙が予定されており、近隣諸国・地域の動きが、日本国内の観光産業に大きな影響を与えるため、注視していかなければならない。
 
 日韓関係の悪化による影響も数値化された。8月の訪日韓国人が同48%減の約31万人と、前年同月に比べ半減した。韓国に近い九州や近畿など西日本で訪日韓国客の大幅な減少が続いている。日本政府観光局(JNTO)は9月25日に会見を開き、訪日韓国人の落ち込みについて、さまざまなデータを基に分析した。
 
 そのうえで、金子正志企画総室長は、「1つの市場に頼りすぎると、影響が大きくなる。1本足打法ではなく、タコ足打法ができるように、足腰を強化していく」と強調した。まさにその通りだ。現在開催中のラグビーW杯の開催地は日本各地に広がっている。「地域の魅力を知ってもらい、世界中に日本のファンが増える貴重な機会になればいい」と、観光の視点からも願っている。
 
 
 9月14日には、サウジアラビアの石油施設が爆撃用のドローンで攻撃された。石油の輸入の大部分を中東地域に依存している日本にも大きな衝撃が走った。
 
 さらに、10月1日から消費税率が8%から10%に引き上げられた。今年上半期は、改元による10連休や、祝賀ムードなどで観光業界にも追い風が吹いたが、消費税率の引き上げは、観光消費にも大きな向かい風となり、正念場を迎える。
 
 経済産業省は、消費税率アップによる需要減退や景気低迷に陥らないために、「キャッシュレス・ポイント還元事業」を展開している。中小・小規模事業者などによるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を、国が支援していく。10月以降、決済のキャッシュレス化が進んでいくことも予想される。
 
 
 台風15号による影響は今も続いている。千葉県では宿泊施設や観光施設の被害が大きく、復旧が遅れている。激化する自然災害への備えも万全にしてほしい。
 
(編集長・増田 剛)

Airbnb、千葉市と連携しイベント民泊実施へ 事前説明会や実務研修も

2019年9月30日(月) 配信 

ロゴマーク

 

 Airbnb(エアビーアンドビー)と千葉県千葉市はこのほど、2019年12月と20年1月に同市で開かれるイベントにあわせ、「イベント民泊*」を活用したホームシェアを行うと発表した。イベント民泊の宿泊施設を提供する新たなホストを募集し、ホストの支援や情報発信などについて共同で取り組みを進める。

 今回は、千葉市で開かれる「2019高円宮杯フェンシングワールドカップ東京大会(仮称)」の開催期間を含む19年12月12日(木)〜16日(月)と、「東京オートサロン2020」の開催期間を含む20年1月9日(木)~13日(月・祝)で、それぞれ最大4泊5日のイベント民泊を行う。ホストの受け付けは、9月30日(月)から11月18日(月)まで。

 10月19日(土)には、ホームシェアの始め方や基本的なルールを紹介する事前説明会を行う。時間は午前10:00から正午までで、会場はハロー会議室千葉駅前。定員は60人。

 宿泊者の募集方法や、対応方法、トラブル防止手法などの実践的な内容の「ホームシェア実務研修」も開く。日にちは10月26日(土)、11月7日(木)、11月9日(土)。同研修を受けることが、応募条件の1つとなっている。詳細は下記から。

ホームシェアホストを募集します(2019高円宮杯フェンシングワールドカップ東京大...
https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/sogoseisaku/tokku/homeshare_201912_202001.html

※申し込みは下記から

シェアリングエコノミー推進事業 | ホームシェアホスト 希望者募集
https://www.pasona.co.jp/pr/sharechiba/
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、千葉市に多くの来街者を迎えるおもてなしとして、民泊やガイドなどのシェアリングエコノミーを推進するプロジェクトが始動しました!

 千葉市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、同市に多くの来街者を迎えるおもてなしの1つとして、ホームシェアなどのシェアリングエコノミーを推進している。

 Airbnbと同市はすでに、「イベント民泊」第一弾として、19年9月の「レッドブル・エアレース千葉2019」と「東京ゲームショウ2019」でホームシェアを行っている。

 これまでAirbnbは世界中の地方都市が大規模イベントを誘致、主催する際に、ホームシェアリングというカタチでサポートしてきた。

 16年のリオデジャネイロオリンピック(ブラジル)で、Airbnbは代替宿泊施設公式サプライヤーとなった。3週間で8万人のゲストを迎え、リオデジャネイロ市内のホストは合計で30億円の収入を得たという。

 同社は「宿泊施設の数の不足や、イベント後の継続的な旅行者の誘致は、世界中の多くの都市が直面してきた課題でもある」と指摘し、イベント民泊時にこれまでのノウハウを生かした支援をする考え。

※…イベント民泊とは一定条件のもと、旅館業法の営業許可なく宿泊サービスができるもの。一定条件は①イベント開催時であり②宿泊施設の不足が見込まれ③開催地の自治体の要請などで自宅を提供するような公共性の高いもの――の3つ。

「名古屋―馬籠・妻籠」結ぶ直行バス 11月末まで限定運行

2019年9月30日(月)配信

妻籠宿(写真はイメージ)

 名鉄バスは東濃鉄道と共同で、「名古屋~馬籠・妻籠」間を結ぶ直行バスを、2019年11月30日(土)までの期間限定で毎日運行している。

 岐阜県中津川市に位置する「馬籠宿」と、長野県・南木曽町に位置する「妻籠宿」は、古い町並みが残る宿場町。それら名所を訪れる外国人旅行者が年々増加し、馬籠宿と妻籠宿を結ぶ旧中山道のハイキングも人気を集めている。中部・北陸地方の観光ルート「昇龍道」の主要観光地である名古屋と、馬籠宿・妻籠宿間に直行バスを運行することで、外国人旅行者の移動の利便性向上をはかる。

 また、4月1日から濃飛乗合自動車が実証運行している岐阜県の高山・下呂と馬籠宿・妻籠宿を結ぶ直行バスとの乗り継ぎも考慮し、昇龍道の主要観光地間の周遊がさらに促進されることが期待される。

概要

1.運行概要

 区間:名古屋~馬籠・妻籠

 期間:2019年10月1日(火)~11月30日(土)

 回数:1日1往復 ※運行ダイヤなど詳細は別紙参照

 運賃:大人片道 2,500円

2.運行事業者

 名鉄バス株式会社、東濃鉄道株式会社(共同運行)

名鉄バスホームページ:

GIGA RABBIT、大阪市のホテルからなんば駅に荷物を配送し預かるサービス開始

2019年9月30日(月) 配信

荷物預かり所(NLSC:Namba luggage storage center)

 当日配送サービスGIGA RABBIT(ギガラビット)を運営するインクロムプラス(金田仁二郎社長、大阪市浪速区)は10月15日(火)、大阪市内の本町・淀屋橋エリアなど、関西国際空港へ乗り換えが必要なホテルからなんば駅まで荷物を配送し預かるサービスを配送費込み1日500円で始める。

 旅行最終日の飛行機出発までの限られた時間で、買い物や観光をすることを可能にするために始める同サービス。チェックアウトの際に預けた荷物を南海なんば駅(南口)から徒歩1分の場所にある、荷物預かり所(NLSC:Namba luggage storage center)で受け取ることができる。

なんば駅荷物受取サービスの概要

1. 配送費込み1日500円で提供

 大阪市内のホテルからNLSCまでの配送料金を含めて、1日預かり料金500円で提供する。預かり料金500円は、なんば駅のスーツケースが入るコインロッカー利用料800円よりも300円安く、NLSCに直接預けた場合と同じ金額となる。ホテルからNLSCまでの配送費はGIGA RABBITが完全に負担する。

2. 午前11時に預けた荷物を午後1時にNLSCで受け取り

 午前11時までにホテルのフロントへ預けられた荷物をGIGA RABBITの配送車が回収し、午後1時からNLSCで受け取れる。NLSCの営業時間内(午前10:00~午後8:00)に荷物を受け取る必要があるが、南海なんば駅(南口)から徒歩1分の場所にあり、関西国際空港へのアクセスには抜群のロケーションだ。

3. USJエリア、本町・淀屋橋エリアのホテルとの契約

 サービスの導入はGIGA RABBITとホテルの契約が必要となる。募集するホテルの数は5施設程度を想定しており、1日70~100個のスーツケースを預かる目途が立った段階で募集を一旦終了する予定。

旅行アプリ「atta」 航空券検索サービスをAndroid版も始動

2019年9月30日(月)配信

アプリで宿泊施設のほか、航空券も検索できるになった

 ビッグデータとAIを使った旅行アプリ「atta(あった)」を運営するatta (春山佳久社長、東京都荒川区)は2019年9月30日(月)、同アプリのAndroid版を拡充し、全世界の航空券が探せる航空券検索サービスを始めた。既存の宿泊施設検索サービスに続き、お得な航空券も検索・比較できるようになった。なお、iOS版は25日(水)に拡充し、すでにサービスを始めている。

アプリで宿泊施設に続き、航空券も検索が可能に

 attaアプリは、2019年7月4日(木)に宿泊予約サービスを開始。世界218カ国・地域の138万軒を超えるホテルや旅館、民泊、別荘などの宿泊施設を、多数の宿泊予約サイトを横断的に一括で比較し、検索ができる。さらにAI機能を駆使することで、お得な宿泊予約を実現するアシストをしてきた。

 今回のサービス拡充により、既存の宿泊施設検索サービスに加え、全世界の航空券を取り扱うさまざまな旅行・航空会社サイトを横断的に一括で比較検索。さらにAIで航空券料金のトレンドを解析し、今後、航空券料金がより安くなる確率を提示する。提示航空券料金が下がったときに、ユーザーに対してリアルタイムにスマートフォンに情報を届ける、プライスアラート機能も搭載している。

attaアプリの特徴

全世界対応

 世界中218カ国・地域の138万軒を超えるホテルや旅館、民泊、別荘のほか、世界4,400の空港を離着陸する航空券の検索ができる

さまざまな旅行サイトを一括検索

 多数の旅行サイトが取り扱う宿泊施設や航空券を、横断的に一括で簡単に比較検索ができる

AIによる今後、宿泊料金や航空券料金がより安くなる確率提示

 AIを駆使し宿泊施設の需要共有状況や航空券の料金トレンドを解析。現時点の最安価格が、今後、より安くなる確率を提示する

プライスアラート機能

 提示宿泊料金や航空券料金が下がった際に、ユーザーのスマートフォンにお知らせメッセージをお届けする

空室アラート機能

 宿泊施設に空室が生じた際、ユーザーのスマートフォンにお知らせメッセージをお届けする

アプリ詳細紹介ページ

※ダウンロードは、各アプリストアで「atta」で検索

※対応言語は日本語、英語の2種類

水上観光交通インフラの構築へ 東京五輪”水辺に目を向ける”契機に

2019年9月30(月) 配信

(左から)岡野氏、崎山氏、阿部氏 取材はマーチエキュート神田万世橋のカフェで8月に行った

 国際観光施設協会(鈴木裕会長)はまちふねみらい塾と共同で、「東京の海事観光インフラづくり」の研究を進めている。両者が目指すのは、スーパーヨットの東京誘致に向けた可能性の検討や、羽田空港と都内を結ぶ水上交通システムの構築など。同協会の岡野正人事業委員長と、﨑山茂建築部会長、まちふねみらい塾の阿部彰専務理事に、「水上観光交通インフラ」構築の目的や、都内の水辺を観光資源として生かす可能性を聞いた。

 東京都内の河川は、江戸時代に大きな整備が行われ、今の姿が形作られた。残念ながら、江戸時代の遺構がほとんど残っておらず、現在ではその姿を見ることは難しい。
 このため、都内の河川を観光資源として考えた場合、1923年に発生した関東大震災以降の歴史に触れることがテーマになる。例えば、日本橋川に架かる25本の橋のうち、12本は震災の復興橋として架けられたもので、当時の姿を今も見ることができる。

 また、日本橋近くには、関東大震災後に建造された野村證券ビル(現・日本橋野村ビル)と江戸倉庫ビル(現・日本橋ダイヤビルディング)、東株ビルディング(現・日証館)も残っている。

  一方で、清澄白河から門前仲町に至る約6㌔の運河に、桜が水面に垂れ下がるように咲いている水路が約3・5㌔も続いていることは知られていない。
 阿部氏は「都内の水辺には、多くの観光資源が眠っている。これらを生かせるかは、洪水や高潮などからの安全を守りつつ、水辺を自由に活用する東京都のアイデアにかかっている」と語る。

都内には多くの観光資源が眠る(提供:まちふねみらい塾 阿部彰専務理事)

観光インフラとしてまちと水辺をつなぐ

 都内の水辺活用は、観光資源としての役割だけではなく、「交通インフラ」としての利用も、重要な課題だ。重要視しなければならないことは、「水路がまちをつなぐ」という視点に立ち、地域全体の観光資源をどう結びつけるかを考えること。岡野氏は、「水辺には、多くの人が集まる。パリ(フランス)やニューヨーク(アメリカ)など世界の水辺にある都市は、交通インフラなどとして上手に水を活用している」と指摘する。

 しかし、観光資源が集まる都心の内部河川は架かる橋の高さが低く、隅田川や海側で稼働する大きさの船では通行しづらい。さらに、既存の舟運事業者らが新規に水上観光事業に参加しようとする場合、船を係留する場所がなく、レジャー船のマリーナなどに高額な係留費用を支払うことになる。この負担が価格に転嫁され、観光客の負担にもなりうるという。「問題は旅行者が利用しやすい価格での観光商品を造成しにくいこと。事業船が内部河川の近くに停泊できる施設もインフラとして整備する必要がある」(阿部氏)。

スーパーヨットを日本に

 国際観光施設協会は阿部氏とともに、「東京の海事観光インフラづくり」の研究を進めている。今年7月には国土交通省海事局の水嶋智海事局長(現鉄道局長)に対し、同研究内容をもとにした提案書も提出し、意見交換を行った。

 なかでも、阿部氏らが注力するのが、外国人富裕層などが個人で所有する全長24㍍以上の大型クルーザー「スーパーヨット」を東京に誘致すること。同船を誘致することで、大きな経済効果が見込めると考えている。

 しかし同船を受け入れるには、日本では制度や受け入れ先の整備など課題は多い。

水辺活用を見直す契機は東京オリ・パラ

 同協会の﨑山氏はこれまでの研究を振り返り、「協会で実施した水上クルーズセミナーを通じて、川沿いの景観を生かしている建物が少ないということが分かった。港に付き物の倉庫などでもシドニー(オーストラリア)などでは非常にうまく見せている」と問題を提起する。  

 岡野氏は、「20年のオリンピック・パラリンピックは、臨海地区に選手村が造られ、競技場も多くが水辺にある。観客の移動などに、船が活用されれば、地上交通の負担も軽くなるのではないか」と説明する。

 阿部氏は岡野氏と同一の見解を示したうえで、「船の整備は、急病人や負傷者の緊急輸送にも備えるためにも有効で、それぞれの競技施設の付近に船着場を設置することは今からでも間に合う」と提言する。

 そのうえで3氏ともに、世界中から多くの人が訪れるオリ・パラ開催が、こうした課題を考えるきっかけとなり、水辺の活用に目を向ける契機になればと期待している。