箱根リトリートフォーレ「芸術家になるホテル」を通年企画 第1弾はモネにまつわる特別料理とポーラ美術館をセットに

2019年11月14日(木)配信

旅する画家モネのあしあと

 箱根・仙石原の温泉ホテル「箱根リトリートフォーレ」は、「芸術家になるホテル」と題して、アートを鑑賞するだけでなく、創り、特別メニューを味わえる企画を、通年で始める。アートの街・仙石原の美術館作品にちなんだ料理を味わい、作品創りを体験し、さらに美術館を訪れることで理解を深め、仙石原のアートを盛り上げる。第1弾として印象派画家のモネにまつわる特別メニューとポーラ美術館入館券がついた宿泊プランを来年3月末まで販売する。

芸術家になるホテル『味わう×創る×観る』

メニューはフレンチコース

 仙石原は多くの美術館があり世界的に有名な作品が所蔵されている。美術館での鑑賞をより深く理解し、楽しんでもらいたいと考え、それらの作家や作品にちなんだアートを創り味わう宿泊プランを用意する。

 料理は毎回異なる作家をとりあげ、そのストーリーやテーマにまつわるメニューを用意する。一部は自身で作品を仕上げるメニューもあり“味わう”だけでなく“創る”も体験してもらう。美術館の入館券が付いているので、実際にその画家の作品を鑑賞することで、より一層鑑賞が印象深いものとなる。

 ホテルのデッキテラスとラウンジにはアートワークスペースを設けているので、パステルなどを使い風景の塗り絵なども楽しめる。

「旅する画家モネのあしあと」クロード・モネ編

クロード・モネ「睡蓮」1907年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵

 フランス印象派画家「モネ」は美食家として有名だ。モネが残したレシピの数々より、秋の地元の厳選食材を用いて箱根風にアレンジした特別フレンチコースをポーラ美術館監修・協力のもと開発した。「ブランマンジェのベリーとアサイーのスープ仕立て」は、モネの代表作《睡蓮》にも描かれている、「水の庭」を、皿の中に再現。仕上げに、マロウブルージュレにレモン汁をかけることによって、水の庭が夕焼けで変わるようにゆっくりと変化する様子を楽しめる。

宿泊プラン名:
 【アートな宿泊プラン】画家『モネ』の世界を、観て、食べて、作る旅
販売期間  :2020年3月31日まで
料金    :2名1室利用時、2万7千-10万7千円(1泊2食付/税込)
       ※部屋タイプと曜日により料金が異なる
特典    :ポーラ美術館入館券
       ※睡蓮の作品は複数あるため、期間中に展示替えされる場合もある
料理コース :特別メニュー「旅する画家モネのあしあと」全6品

ホテル概要

 ホテル名「箱根リトリートフォーレ」の“フォーレ”とは「前へ」という意味のスウェーデン語で、従来型の温泉宿ではない進化型の「スモールギャザリング」を楽しむホテルスタイルを提供している。

ホテル名称:箱根リトリートフォーレ
所在地  :神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1286-116
部屋数  :37室(広さ27-109平方メートル)
料金   :1泊2食付一人25,200円~(消費税、入湯税別)
アクセス :
 小田原駅・箱根湯本駅よりバスで「俵石・箱根ガラスの森前」停下車、徒歩5分
電話   : 0460-83-9090(午前10:00-午後7:00)

一休の高級貸別荘予約サイトでオープン3周年記念セール お得な限定プランも

2019年11月14日(木)配信

全国より厳選したバケーションレンタルの人気施設から、お得な限定プランを提供

 一休(榊淳社長)は2019年11月12日(火)、上質な貸別荘やグランピング施設、古民家など個性豊かな宿泊施設のレンタル予約サイト「一休.comバケーションレンタル」で、サイトオープン3周年の記念セールを始めた。全国より厳選したバケーションレンタルの人気施設から、お得な一休限定プランを集め、ホテルや旅館と異なる新しい体験を提供する。キャンペーン期間は、2020年2月29日まで。

 同サイトを通して、「割引価格」「一休ポイントやその他特典の付与」など、お得に予約できる一休限定の特別プランを用意する。一休ポイントは即時利用が可能なため、今回のセールで付与されたポイント分を割り引いた金額で予約できる。期間中、セールの施設やプランは順次追加を予定し、キャンペーンページか各施設のプランページから確認できる。

 「一休.comバケーションレンタル」は、国内初めての高級貸別荘の厳選予約サイトとして、16年11月にオープン。掲載数は開始当初の100施設から、現在約780施設まで拡大している。いずれのジャンルでも安心・安全・快適に過ごせる、品質管理が行き届いたラグジュアリーな施設のみに厳選。結果として、全施設のクチコミレビュースコア平均は、5点満点中4.7点(19年10月末現在)を記録している。

「3周年感謝セール」概要

実施期間:2019年11月12日(火)~2020年2月29日(土)

 セールを含む「一休.comバケーションレンタル」のお得な情報は、一休会員(登録無料)へのメールマガジンでも配信している。

キャンペーンページ:

https://www.ikyu.com/special/01/vr_3nd_anniversary/
https://www.ikyu.com/special/01/vr_3nd_anniversary/

※同キャンペーンはプラン毎にポイント倍率が異なる。実際のポイント倍率は、プラン詳細画面で確認をお願いする。

観光庁、旅行・宿泊商品最大5千円引き 補助金創設 「ふっこう割」で観光復興を

2019年11月13日(水) 配信

被災地の観光需要の喚起をはかる

 観光庁はこのほど、台風15、19号の被災地域に対して、観光復興をはかるための補助金を創設し、旅行商品などの割引支援を始めた。被災地における1泊以上の旅行・宿泊商品の料金を、一人一泊当たり最大5千円支援する、いわゆる「ふっこう割」だ。日本人だけでなく外国人も割引商品を買える。一連の災害により予約取消など影響を受けた被災地で、観光客の呼び戻しに力を入れる。

 補助金の対象は災害救助法適用地域になった市町村がある14都県となる。旅行・宿泊商品の割引支援の限度額は、日本人が1万5千円、外国人は5万円。一泊当たりの割引額は、日本人も外国人も同様の5千円となる。補助金は今年度中まで行う見通し。

※12月24日時点の記事は下記から

ふっこう割、長野と茨城、東京で販売開始 宮城や群馬など6県で年内に売り出す見通し

 商品の割引額は、各都県が限度額内でそれぞれ設定できるようにした。そもそも今回の補助金は、各都県が旅行会社や宿泊事業者、OTAと連携し、造成した割引商品に係る費用などを補助するもの。

補助金のスキーム図(観光庁資料より)

 日本人の場合、限度額が1万5千円のため、1泊5千円引きにすると3泊しか泊まれない。ただ、1泊の割引価格を3千円に設定すれば、5日間宿泊でき、長期滞在を促すこともできる。「各都県で創意工夫ある商品を作れる仕組み」(観光庁)を作り上げたカタチだ。

 一方、各都県の割引商品の売り出し時期は、まだ決まっていない。観光庁は11月13日、各自治体らに補助金の説明を行った。このなかで「(販売時期が)年明けになるといった自治体や、早ければ11月中に始められると話した自治体もあった」(同)という。

 補助金は国土交通省の予備費に盛り込まれている。政府は8日、台風15、19号の被害に対し、国交省関係で総額92億円の予備費を閣議決定した。このうち、29億円を観光需要の喚起に向けた施策に充てた。

 29億円のうち、今回の割引支援に24億4700万円を計上。残り約4億5千万円は、JNTO(日本政府観光局)による被災地域を中心とした訪日プロモーション事業に充当した。

 これまで観光庁では、2016年の熊本地震、18年の西日本豪雨や北海道胆振東部地震などで、災害から旅行需要を回復させるため、旅行商品などを割り引く「ふっこう割」を実施している。

 なお、今回の対象地域は次の通り。

※12月24日時点の記事は下記から

ふっこう割、長野と茨城、東京で販売開始 宮城や群馬など6県で年内に売り出す見通し

 岩手県▽宮城県▽福島県▽茨城県▽栃木県▽群馬県▽埼玉県▽千葉県▽東京都▽神奈川県▽新潟県▽山梨県▽長野県▽静岡県

令和元年台風第15号および第19号観光支援事業費補助金の創設 | 2019年 | トピック...
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics06_000238.html
2008年(平成20年)10月1日に発足した観光庁の公式ウェブサイトです。観光庁の紹介や観光立国実現のための施策などを紹介しています。

第45回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選の発表について

2019年11月13日(水)配信

「100選」ロゴマーク
「100選」ロゴマーク

 旅行新聞新社が主催する恒例のイベント第45回「「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の投票が今年も10月1日(火)から始まり、同31日(木)に締め切られました。投票にご協力いただいた多くの旅行会社の皆様に感謝いたします。「100選」は全国の旅行会社からの投票に基づき、「ホテル・旅館100選」と「観光・食事、土産物施設100選」および「優良観光バス30選」「水上観光船30選」を選出し、表彰する事業です。ランキングの発表および、表彰式は次の通り行います。

ランキング発表

日時:2019年12月11日(水)の午前中

手法:当ホームページで発表

※読者の皆様には12月11・21日合併号紙面で詳細をお伝えします

表彰式・祝賀パーティー

日時:2020年1月17日(金)午前11時~

場所:京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿)
※入選された各施設様には12月上旬、郵送で式のご案内をお送りさせていただきます

トリップアドバイザー、「日本人に人気の無料観光スポット 2019」発表 工場見学が最多 “無料のレベルを超えている”

2019年11月13日(水) 配信

ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所

 トリップアドバイザー(牧野友衛代表)はこのほど、 投稿された口コミをもとに「旅好きが選ぶ! 日本人に人気の無料観光スポット2019」を発表した。トップ20をみると工場見学が6施設と最も多く、次いで庭園や公園が5施設ランクイン。「無料でこれだけ見学できるのは貴重」や「無料のレベルを超えています」といった口コミが多く寄せられたという。

JAL工場見学 Sky Museum

 同ランキ具は今年で9回目。1位の座には「JAL工場見学 Sky Museum」(東京都大田区)が2年連続で輝いた。2位は昨年の7位からランクアップした「黒部ダム」(富山県立山町)が、3位は「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」(北海道余市町)が8位から順位を上げ初のトップ3入りを果たした。

 一方で、地上およそ約100メートルの高さから神戸の名所や街並みを眺望できる「神戸市役所 展望ロビー」(兵庫県神戸市)など計7施設が初登場した。同社は、「日本各地にある未だ知られていない魅力的な施設が多くランクインする結果となった」とランキングを振り返った。

「旅好きが選ぶ!日本人に人気の無料観光スポット2019」トップ20

1位(1)JAL工場見学 Sky Museum/東京都大田区

2位(7)黒部ダム/富山県立山町

3位(8)ニッカウヰスキー余市蒸溜所/北海道余市町

4位(14)東京ジャーミイ トルコ文化センター/東京都渋谷区

5位(19)ファーム富田/北海道中富良野町

6位「初」ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所/宮城県仙台市

7位「初」神戸市役所 展望ロビー/兵庫県神戸市

8位「初」皇居東御苑(旧江戸城本丸跡)/東京都千代田区

9位(-)サントリー白州蒸溜所・天然水南アルプス白州工場/山梨県北杜市

10位(5)ホテルニューオータニ日本庭園/東京都千代田区

11位(18)エアーパーク(航空自衛隊 浜松広報館)/静岡県浜松市

12位(2)キリンビール 横浜工場/神奈川県横浜市

13位「初」京都御所/京都府京都市

14位「初」海上保安資料館 横浜館/神奈川県横浜市

15位(-)ANA 機体工場見学/東京都大田区

16位「初」浜名湖ガーデンパーク/静岡県浜松市

17位(4)海上自衛隊呉史料館/広島県呉市

18位「初」モエレ沼公園/北海道札幌市

19位(-)野毛山動物園/神奈川県横浜市

20位(13)東京都庁展望室/東京都新宿区

※()内は昨年順位。 「初」は今年初登場。

なお、トップ20は以下の旅リストからも見ることができる。

口コミピックアップ…13位「初」「京都御所」(京都府京都市)

京都御所

 2016年から通年公開となり、これまでより気軽に見学できるようになった「京都御所」。かつて即位などの諸種の儀式や公事が行われた「紫宸殿」や天皇の日常の居所とされた「清涼殿」など、歴史建築が多く現存する。

 「御池庭」では、春には桜、秋には紅葉と、季節ごとに異なる風景が楽しめる。口コミでは、予約なしで見学できることに対し喜ぶ声や、「歴史的・芸術的価値の高い建物の数々はもちろんですが、庭園の素晴らしさに感動しました」といった声が目立った。

口コミピックアップ…16位「初」「浜名湖ガーデンパーク」(静岡県浜松市)

浜名湖ガーデンパーク

 浜名湖花博の会場を再整備し2005年に開園した。広大な園内には花畑やさまざまな庭園があり、季節を問わず美しい景色に出会える。

 とくに花が一面に咲き誇る「花ひろば」やクロード・モネの庭園を模した「花の美術館」について、口コミでは「四季を通して手入れの行き届いた花が楽しめ、 とても癒やされます」「花の美術館前の庭園では、たくさんの花が咲き乱れ、とても美しくて感動!!」といった声が多く寄せられていた。

 このほか、子供が遊べる広場や、家族で楽しめる遊覧船ガーデンクルーズなど多様な施設があることから、子連れ家族からカップル、シニアまで年齢関係なく楽しめるといった声もあった。

口コミピックアップ…18位「初」「モエレ沼公園」(北海道札幌市)

モエレ沼公園

 世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけた。広々とした園内には、彫刻作品や人工の山、噴水、遊具などが整然と配置され、北海道の雄大な自然とアートが融合している空間が印象的。

 口コミでは、「人工の山、芝生広場、水遊び場、オブジェ、そしてレストランと広大な敷地になんでもあります」「四季折々行きましたが、春はエゾヤマザクラの名所、夏は噴水、秋は紅葉、冬は歩くスキーが楽しめます」と評価されていた。

 【評価方法】…同ランキングは、2018年10月から2019年9月の1年間にトリップアドバイザーに投稿された日本語の口コミの評価(5 段階)の平均点、口コミの投稿数などをもとに、有料であることが一般的と思われる観光施設・資料館・ツアーなどのうち、無料で楽しめる日本国内の観光スポットを選び、独自のアルゴリズムで集計したもの。また、投稿された口コミで、その施設が無料であることについて言及されている施設を対象としている。

 ランキングは下記からも見ることができる。

「地下調節池」特別見学ツアー、来年2月まで実施 東武トップ

2019年11月13日(水)配信

神田川・環状七号線地下調節池(東京都建設局提供)

 東武トップツアーズ(坂巻伸昭社長)は2019年11月12日(火)、東京都と締結した神田川・環状七号線地下調節池見学会「見学者拡大パートナー」の協定に基づき、特別見学ツアーを行うと発表した。11月~来年2月までの期間、地下調節池と外郭放水路を組み合わせたコースなど3コース、全18回を予定。現在は11月23日分のみ先行販売が行われ、次回の12月14日分以降は順次、販売を予定する。

 同社は2018年から、国が管理する治水施設「首都圏外郭放水路」(埼玉県)に関する見学会の企画運営に携わり、インフラ施設を観光資源として活用していく取り組みを積極的に展開してきた。今回は「インフラツーリズム第2弾」として、より多くの人に巨大インフラ施設の“観光”を楽しめるようにコースを設定した。

 各コースにテーマを設け、観光を楽しみながら東京都での河川事業の取り組みや、河川施設の役割などをより深く知ることができる内容を提供する。

ツアー実施の経緯

神田川取水口(東京都建設局提供)

 東京都では、近年の豪雨災害が各地で発生している現状を踏まえ、河川施設整備の目的や効果、役割をより多くの人に見てもらう取り組みとして、現在平日に開いている「神田川・環状七号線地下調節池」見学会を、土曜日にも拡大して試行することを決めた。東武トップツアーズは、同取り組みを一緒に進める「見学者拡大パートナー」として特別見学ツアーを実施する。

ツアー概要

設定コース:

A.巨大インフラ探求の旅

 ~神田川・環状七号線地下調節池と首都圏外郭放水路

B.地域の魅力をめぐる

 ~神田川・環状七号線地下調節池と古刹・深大寺

C.東京の水辺事業を体感

 ~神田川・環状七号線地下調節池と隅田川橋梁群ライトアップクルーズ

設定日:計6日間

 2019年11月23日(土)、12月14日(土)

 2020年1月11日(土)、1月25日(土)、2月8日(土)、2月22日(土)

申込み:特別見学ツアー申込サイト

※現在11月23日分のみ先行販売中。12月14日以降のツアーは順次販売予定

2020年1月11日から、松山城で周遊イベント「松山城冬の陣」スタート 「リアル宝探し」などさまざまな企画を実施

2019年11月13日(水) 配信

松山城(イメージ)

 愛媛県松山市は2020年1月11日(木)~3月8日(日)まで、松山城で周遊イベント「松山城冬の陣」を行う。「リアル宝探し」や「AR(拡張現実)アプリを活用したポイントラリー」、「忍者巨大迷路」など、さまざまな企画を展開する。

 「リアル宝探し」は、城を周遊しながら松山城ロープウェイ駅舎で無料配布される宝の地図に描かれた謎の解読に挑戦する謎解きイベント。クリアした参加者には、城のオリジナルグッズなどの記念品がプレゼントされる。企画は、体験型イベントのリアル宝探しを展開するタカラッシュが担当する。

 「忍者巨大迷路」は、二之丸史跡庭園に設営される。迷路の大きさは、約12㍍×15㍍で、脱出までの時間は約15分。

 今回初めて行われるポイントラリーは、昨年度完成したARアプリ「攻略松山城」を利用して楽しむ。同アプリでは、狭間からの射撃や隠門での侵入者撃退のようすなど、これまで想像することしかできなかった光景を迫力の動画で楽しめる。すべての動画ポイントを散策した人には、松山城オリジナル登城符を期間限定でプレゼントする。

 また1月11日には、オープニングイベントとして地元の100家族が参加する「チャンバラ合戦―戦―」が開催される。併せて、松山城の初代城主加藤嘉明と同じ七本槍の加藤清正が率いる「熊本城おもてなし武将隊」をゲストに迎え、演武を披露する。

25万個の電球が冬の新宿を彩る「新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20」開催 小田急グループ

2019年11月13日(水) 配信

新宿サザンテラスの「樹々ゴールドイルミネーション」

 小田急グループは 11月13日(水)から、小田急線新宿駅周辺の各商業施設をひとつの“まち”に見立てたエリア「新宿テラスシティ」で、光のイベント「新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20」を始めた。約25万個の電球と花の装飾が冬の新宿を彩り、訪れた人を楽しませている。

 今回で14回目を迎えた同イベントは「Colors」をテーマに、ピンクとイエロー(ゴールド)、ブルー、パープル、レッドの5色のイルミネーションが輝く。新宿ミロードや新宿サザンテラスなどにはフラワーフレームのフォトスポットを設ける。

柔らかさとボリュームを兼ね備えたイルミネーション(モザイク通り天井)
電球と花を組み合わせている

 新宿ミロードのモザイク通りでは、花とイルミネーションを組み合わせた花のトンネルが幻想的な空間を演出する。

フラワーウォール(モザイク通り)

 坂をのぼった先には、音の演出に合わせて色が変化するフラワーウォールを設置。夜だけでなく、昼間もフォトスポットとして楽しめる。他には新宿西口ハルクなどにも設置されている。

 11月29日(金)からは、サザンテラス広場にフラワーイルミネーションパークが登場。イエローを基調とした大きな花の模型に囲まれながら写真を撮ることができる。

 「新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20」は小田急線新宿駅西口から南口まで、広範囲にわたってみることができる。今年の冬は、新宿テラスシティにイルミネーション散策に出掛けてみるのもよいかもしれない。

概要

名称:新宿テラスシティ イルミネーション’19-’20

場所:新宿テラスシティ内(新宿サザンテラス、小田急ホテルセンチュリーサザンタワー、小田急百貨店、新宿西口ハルク、小田急エース、新宿ミロード、新宿ミロードモザイク通り、Flags)

期間:2019年11月13日(水)~2020年2月16日(日)

※新宿サザンテラス広場のオブジェは11月29日(金)から2020年1月15日(水)までの点灯となる。

※新宿西口と小田急エースなどの一部装飾は、12月25日(水)までの点灯となる。

※Flagsの街路樹は11月1日(金)からの点灯となる。

点灯時間:午後5時~午前0時(12月は午後4時半から点灯する)

※時期や施設により異なる。

※開催期間や内容は、予告なく変更する場合がある。

※点検などにより、予告なく消灯する場合がある。

問い合わせ先:小田急エージェンシー内「新宿テラスシティ運営事務局」

電話:03-3346-3420(午前10時~正午、午後1時~午後6時 ※土日祝日除く)

新宿テラスシティ | 小田急グループ
http://www.odakyu.jp/terrace-city/
新宿西口ハルク+小田急エ-ス+小田急百貨店+新宿ミロ-ド+新宿サザンテラス+ホテルセンチュリ-サザンタワ-=新宿テラスシティは、小田急とお客さまがつくる心地よい「まち」です。イベント・キャンペ-ン情報や、エリアマップ、待ち合わせスポットなどをご案内いた...

イタリア 廃村の危機から再生した理念「アルベルゴディフーゾ」を探る

2019年11月13日(水) 配信

ジャンカルロ・ダッラーラ氏

 日本ファームステイ協会(平井伸治会長理事)は10月28日(月)、東京都内で日伊国際農泊シンポジウムを開いた。イタリア・アルベルゴディフーゾ協会会長のジャンカルロ・ダッラーラ氏の基調講演や、パネルディスカッションを通じて、「アルベルゴディフーゾ」(分散した宿)の理念を理解しながら、日本の「農泊」の可能性を探った。

     ◇

 「観光先進国のイタリアでは、『アルベルゴディフーゾ』という新しい観光振興、地域再生の理念を推進している」――と、同協会副会長理事の皆川芳嗣氏は切り出した。イタリア語で「アルベルゴ」は「宿」、「ディフーゾ」は「分散した」を意味し、「分散した宿」を表す。

 イタリアでは、1976年に北部の村・フリウリで地震が発生。美しい村が壊れ、廃村の危機に直面した。活力を取り戻すために、地域の空き家や空き店舗など既存の施設をリノベーションし、「一つのホテル」のように運営し地域を再生していく――アルベルゴディフーゾの考え方が生まれた。大きなリゾートホテルを誘致する手法とは対極にある。

 「農泊」を推進する日本ファームステイ協会は今年7月、アルベルゴディフーゾの理念に触れるために、イタリアで実践している地域を視察した。皆川氏は「自然災害の多い日本でも、適応できるのではないか」と、全国から集まった出席者に提案した。

 10月25~26日に北海道・倶知安町で開催されたG20観光大臣会合でも、世界中の有名観光地で頭を悩ませている「オーバーツーリズム(観光公害)」についても議論された。

 「息の長い地域に溶け込んだツーリズムが大事。その意味で『農泊』に大きな可能性を感じている」と皆川氏は強調した。「農泊を推進していくことはSDGs(持続可能な開発目標)の考え方にも適った方策だと思っている」。

農水省、観光庁も「農泊」に期待

 同シンポには、農林水産省の江藤拓大臣がビデオレターを寄せた。農山漁村への滞在型旅行を「農泊」として推進している同省は、意欲のある515地域を農泊地域として採択し、旅行者の受入態勢の整備などの支援を行っている。江藤大臣は「地方を訪れる外国人旅行者も増えており、農泊への取り組みによって、農山漁村地域の活性化につなげていきたい」とメッセージを送った。

 観光庁も「農泊」を後押しする。2018年に地方部における外国人延べ宿泊者数は前年比17・8%増の3848万人泊。全体の宿泊者数に占める割合は4割を超えている。

 同庁観光地域振興部の村田茂樹部長は、「外国人旅行を地方部に誘客するうえでアルベルゴディフーゾの取り組みを参考にしたい」と意欲的だ。

 「古民家などを改修し、『住むように泊まる』まちづくりによって、農山漁村の魅力を体験できる」と高く評価する。「モノからコト消費が可能な『体験型観光』を推進し、日本政府観光局(JNTO)と一緒に国内外に周知していきたい」と村田部長は力を込めた。

水平方向に広がり環境への負荷少ない

 基調講演「アルベルゴディフーゾとは何か? 地域における効果と日本、世界での展開」に登壇したジャンカルロ・ダッラーラ氏は、「垂直方向に伸びる(従来型の)大規模なホテルが建てられると、村に大きな環境的な負荷がかかる。また、それら大型ホテルは村の生活からかけ離れたところに造られる」と批判的だ。「しかし、アルベルゴディフーゾはすでに村に存在する民家20~30軒を活用する。村全体に水平方向に広がっていくため、環境にも負荷が少ない」。

 旅行者はアルベルゴディフーゾの「心臓部」である受付でチェックイン後、カギをもらう。共有空間やレストランなどについて、ホテルのスタッフに説明を受ける。希望すれば部屋で朝食をとることも可能だし、清掃も毎日される。

 現在、イタリアには約100、世界には地中海エリアを中心に約300のアルベルゴディフーゾがある。クロアチアやスイス、ドイツ、サンマリノ、アルバニアにもできているという。

 ダッラーラ氏は、「一番共感し、プロジェクトを推進してくれているのが日本」と語り、「数年以内に10くらいできるのではないか」と見通す。

経済活動として雇用を生むこと

 アルベルゴディフーゾであるための最低限の要件は、①統一された経営②すでに村にある建物③住民がいなければならない――の3点を挙げた。

 統一された経営については、「投資をして起業する経済活動であり、雇用を生むものでなければならない」との考えを示した。「すでに村にあるもの」に関しては、「活用する空き家や空き店舗は伝統的なスタイルで、地域に根差したもの」とし、「これらの家々が200㍍以内にあることを推奨している」と語った。また、「生活」を売っているため、住民がしっかりと生活していることも最低条件とした。

 ダッラーラ氏は、「旅行者は“本物”を探しに来る。アルベルゴディフーゾには、大都市に行ってしまった若者たちを地元に呼び戻し、定着させる力がある」ことを強調した。

パネルディスカッションのようす。(左から)青木氏、島村氏、長谷川氏、上山氏、藤本氏

 パネルディスカッションでは、ノンフィクション作家の島村菜津氏、日本で最も美しい村連合常務理事の長谷川昭憲氏、百戦錬磨社長の上山康博氏、農協観光社長の藤本隆明氏の4氏が登壇。東洋大学名誉教授の青木辰司氏が進行し、それぞれの立場から、アルベルゴディフーゾと日本の「農泊」の親和性や、可能性などについて議論した。

日本初! 訪日客が免税品をネット注文→ホテル受け取り 「Tax Free Online.jp」をリリース

2019年11月13日(水)配信

 ファッションに特化したEC支援やPRプラットフォームを開発・運用するアイエント(大森智人社長、東京都渋谷区神宮前)は、外国人が日本に旅行で訪れる際に購入する免税品をネットで注文し、宿泊ホテルで受け取れる「Tax Free Online.jp (タックスフリーオンラインドットジェーピー)」をリリースした。まずは、hotel MONday豊洲からサービスを始める。

サービス提供の背景

 近年、日本を訪れる外国人観光客数は大幅に増加し、免税品の購入など国内の消費行動に大きく貢献しているが、訪日客にとって異国免税店での買い物は時間を要するとともに手続きの面倒さも課題となっている。
 一方、便利な買い物ツールとしてインターネット通信販売に代表される電子商取引(Eコマース)サービス市場は年々拡大基調にある。しかし従来のEコマースは、免税販売をすることができなかった上、「言葉の壁」や「サイトの利用時の煩雑な手続き」「決済時の不安」などから外国人観光客にとっては利用しづらいサービスだった。
 そこで「外国人観光客が安心して気軽に、便利に、免税でお得な買い物ができるようにしたい」という思いから、Webで注文しホテルで免税処理をするサービスをリリースした。

特徴

 ECサイトで買い物をするように商品を注文すると、宿泊ホテルに直接配送される。ホテル滞在期間中に対面で免税手続き、支払い、商品の受け取りができる。外国人観光客が免税手続きに時間を取られたり、たくさんの土産を持って移動をしたりすることなく、日本を満喫できる。

  安心安全で便利に買い物ができるように、以下の機能を取り入れている。

1)OCR認証導入
       (カメラによるパスポートの自動読み込み機能で面倒な入力は必要なし)
2)キャッシュレス決済
    (対面決済のため、ネット上に決済情報を登録する必要がなく安心)
3)英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、日本語の4カ国言語対応

免税商品受け取り場所

・ Hotel MONday豊洲
・ ザ・スクエアホテル銀座 (2019年12月スタート予定)
・ インソムニア 赤坂    (2019年12月スタート予定)
 ※今後、全国のホテル・空港・ショッピングモールなどに拡大していく

取り扱い商品

 食品、調味料、お菓子、飲料、コスメ、ヘアケア、小物家電

今後追加予定商品
 雑貨、書籍、コミック、雑誌、スポーツ・アウトドアグッズ、日本の名産品、ファッション、酒類 など

パートナー企業を募集中

ホテル、旅館など訪日外国人との接点が多い宿泊施設事業者
 本サービスを導入することで新たな収益源と宿泊施設としての差別化となる。宿泊者以外の外国人も免税品の受け取り場所として指定することができ、次回予約へのPRにもつながる。

免税市場に参入したい小売メーカー、EC事業者
 取引は免税免許を持つアイエントとのB to B国内取引となるので、国内ECのスキームをそのまま活用し訪日外国人への販売が可能。

サービス概要

サービス名:『Tax Free Online.jp』
サービス開始日:2019年11月5日(火)

運営会社

名称:アイエント株式会社
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目18−3 神宮前Sビル7F
設立:2011年3月9日
事業内容:新規事業にTax Free Online.jp (タックスフリーオンラインドットジェーピー)にて、ファッションに加え食品・電化製品・コスメ等、多彩な商材を取り扱う。
代表者:代表取締役 大森智人