富士山麓の観光業を支援 クイズフェスティバル2月19日から

2021年2月5日(金) 配信

富士河口湖町の新たな観光イベント

 山梨県・富士河口湖町観光連盟は2月19日(金)~23日(火)までの5日間、新たな観光イベントとして、「富士山の日クイズフェスティバル」を開く。新型コロナウイルス感染症の影響で、落ち込んだ富士北麓地域全体の観光業を支援する。富士山と4つの湖を改めて観光資源として生かすため、2月23日の「富士山の日」を機に、新しい観光を意識しながら、冬季の観光需要の開拓とイメージアップをはかるのが狙い。

 本事業は吉本興業と連携し、同社のタレント発信力やデジタル展開力を生かしたプロモーション活動を行う。また、同町の従来のイベントである「河口湖冬花火」や、「富士山の日」をキーワードとした山梨県内各地で実施される関連イベントとの連携を予定する。

 期間中は、オンライン上でも参加可能な一般参加向けクイズイベント「富士山クイズLIVE」やスマートフォンで参加可能な「富士河口湖クイズラリー」、富士急行沿線の特別列車で開催される「よしもと芸人と行く!富士急行クイズ列車」など多彩なイベントを実施する。

 同連盟の山下茂代表理事は「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、官民問わずイベントは自粛傾向にあり、現状は守りに徹しているかと存じます。しかしコロナ禍の長期化により、行政の各種支援が見込めなくなる未来を視野に入れたとき、新たな事業の開発や既存事業の再構築など、より攻撃的に取り組むことが必要であると考えます。現状の国内情勢でのイベント開催に非難の声もあるかと存じますが、万全の対策を講じたうえで、勇気を持って取り組んでいきたいと思います」とコメントしている。

 

イベント詳細

1.富士山クイズLIVE

日時   :2021年2月23日(火・祝)午後1:30~3:30

場所   :富士河口湖町 勝山ふれあいセンター さくやホール

定員   :来場者:100人程度 ※コロナウイルス感染の状況により変動

      オンライン:定員なし

出演(予定):ココリコ 遠藤、レイザーラモン、天津 木村、尼神インター、

      ニューヨーク、中継(ダンビラムーチョ、世間知らズ)

参加方法 :1.リアル参加(会場参加)

      ・電話での申し込み 富士河口湖町観光連盟 0555-28-5177

                 受付時間:午前10:00~午後4:00

      ・Webからの申し込み 富士河口湖町観光連盟HPより

      2.オンライン参加

      ・Webからの申し込み 富士河口湖町観光連盟HPより

 

2.富士河口湖クイズラリー

日時    :2021年2月19日(金)~23日(火・祝)

場所    :富士河口湖観光総合案内所、

       富士河口湖町クイズラリースポット10カ所

定員    :なし

 

参加方法  :申し込み不要。どのクイズポイントからでもスタート可

景品配布場所:富士河口湖観光総合案内所 午前9:00~午後5:00

 

3.よしもと芸人と行く!富士急行クイズ列車

日時   :2021年2月20日(土)、21日(日)、23日(火・祝)

      午前・午後/1日2本運行 ※23日は午前のみ

場所   :富士急行沿線 大月駅~河口湖駅間

定員   :1運行/最大75人 ※コロナウイルス感染の状況により変動

出演(予定):20日:おかずクラブ、3時のヒロイン、鈴川絢子、大西ライオン、

         ダンビラムーチョ、ひょっこりはん

      21日:ニューヨーク、ガンバレルーヤ、ぼる塾、ジョイマン、

         ダンビラムーチョ、ひょっこりはん

      22日:レイザーラモン、尼神インター、鬼越トマホーク、

         ダンビラムーチョ、ひょっこりはん、8.6秒バズーカー

参加方法 :富士河口湖町観光連盟HPより申込み

孤高の画家「小倉尚人展―祈りと宇宙―」3月3日(水)~21日(日) 東京・日本橋髙島屋で

2021年2月4日(木) 配信

小倉尚人展(日本橋髙島屋)3月3~21日まで

 「小倉尚人展―祈りと宇宙―」が3月3日(水)~21日(日)まで、東京・日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホールで開かれる。主催はNHKプロモーション、後援は朝日新聞社。

 小倉尚人(1944~2009年)は求道の画家として、生涯を通じて内面世界を深く追求した。若いころから、セザンヌやジャスパー・ジョーンズなどの影響を受ける。仏画や曼荼羅も積極的に学び、独自の作風を次々に展開した。30歳代に発表した抽象曼荼羅は美術界の注目を受けたが、名利を嫌って世間との交流を絶ち、40歳以降は隠棲の画家の道を選ぶ。自室で修行のように仏画に向かい合い、祈りを込めて制作を続けた。

 密教の宇宙観を、独創的な大画面の抽象曼荼羅として描く一方、山水の中で瞑想する観音の、静寂で高貴な境地を三十三観音図で描写した。

 描いた作品の多くは生前に発表することなく、福島県・南相馬郡にある自らの菩提寺(岩屋寺)に納めた。同展を監修した竹村牧男氏(仏教学者、前東洋大学学長)は「孤高の仏画師、小倉尚人の作品には、神々しい霊性が漂っています。本展は、東日本大震災10周年の時機にあたり、震災によって亡くなられた方々の鎮魂と、被災された方々へのお見舞い、そして復興への祈りを籠めての開催となります」と語る。

 入場時間は午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)。最終日は午後5時30分まで(午後6時閉場)。入場料は一般1000円、大学・高校生800円、中学生以下無料。なお、混在緩和のため、入場は「Webでの日時事前予約」を行う。予約開始は2月17日(水)午前10時から。

JTB、体験ツアー事業者とDMO向けの新事業開始 ボークンと連携で流通チャネル構築へ

2021年2月4日(木) 配信

「JTB BOKUN」ロゴマーク

 JTB(山北栄二郎社長)は2月3日(水)から、体験・アクティビティ事業者やDMO向けの新事業「JTB BOKUN」を開始した。トリップアドバイザー社のBokun(ボークン)事業部と提携し、新たな流通チャネルを構築することで、事業者の発展と地方創生の推進につなげていく。

 体験型ツアー商品の需要拡大を見据え、新たに立ち上げたデジタルソリューション事業「JTB BOKUN」は、さまざまな予約サイトに接続し、商品在庫・予約を一元管理できるシステム。体験型商品を国内外で効率よく販売する。

 JTBは、世界中の体験・アクティビティ事業者にBtoBプラットフォームを提供しているBokunシステムの国内におけるライセンスを取得し、事業者やDMOにさまざまなサービスを提供していく。体験型商品を集約し、国内外のチャネルと接続して流通・販売する「ツーリズム・プラットフォーム(TPF)」の構築を進めている。運用開始後、お客は旅マエ・旅ナカを問わず、商品を直前まで予約購入することが可能になる。

イメージ図

 体験・アクティビティ事業者へのサービス内容は、複数の予約サイトの一括管理や在庫状況の管理、OTAへの接続によるグローバル展開などがある。また、体験型コンテンツの企画・商品化支援もある。

 DMO・観光協会は、Web上で体験型コンテンツの予約・販売・決済ができるほか、販売データを活用したデジタルマーケティングの機会を提供する。

 宿泊施設は、自社サイトやフロントにおいて体験型商品を販売することで、付帯収入を得るきっかけを創出する。

 新事業の展開にあたり、「JTB BOKUN」主催の事業者・DMO向け説明会を実施する。開催日時は、【事業者向け】2月10日(水)午前10時~11時半/ 午後2時~3時半、2月17日(水)午後2時~3時半、 2月24日(水)午後2時~3時半【DMO向け】2月17日(水)午前10時~11時半、 2月24日(水)午前10時~11時半。申込は「JTB BOKUN」のホームページで受け付けている。

 JTBでは昨年4月、国内観光施設のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現を支援する合弁会社「グッドフェローズJTB」を設立。チケットのTPFを構築し、サービスを展開している。

じゃらん、「一緒にいちご狩りをしたい芸能人」ランキング発表 1位は「綾瀬はるか」が獲得、8位が黒一点で「佐藤健」に

2021年2月4日(木)配信

(質問)「一緒にいちご狩りに行ってみたいと思う芸能人を教えてください」

 リクルートライフスタイル(淺野健社長、東京都千代田区)が企画・編集する旅行雑誌「じゃらん」はこのほど、「一緒にいちご狩りをしたい芸能人」のランキングを発表した。調査の結果、1位には女優・綾瀬はるかさんが輝き、続いて2位に同・深田恭子さん、3位に大食いタレントのギャル曽根さんが選ばれた。唯一の男性芸能人として、8位に俳優・佐藤健さんがランクインした。

 調査は2020年11月20日(金)~27日(金)までの8日間、47都道府県の10代~60代以上の男女を対象に、インターネットで実施した。有効回答数は2498人。

 同社によると、綾瀬はるかさんは「明るく楽しめそう」と支持を集めたことが1位を獲得した要因。3位のギャル曽根さんは、「どれだけ食べるかみてみたい」という声が多く、美味しそうに食べる大食いタレントならではの理由が目立つ結果だったと述べた。今回のアンケートでは、イチゴのもつ「かわいらしさ」や「みずみずしさ」のイメージとマッチする、明るく、健康的な印象の芸能人が多数ランクインする結果となった。

さっぽろ雪まつり×札幌観光バス×ニコニコ 2月6日正午からオンラインバスツアーを生配信

2021年2月4日(木)配信

 札幌観光バス(福村泰司社長、北海道札幌市清田区)は、札幌観光協会、ドワンゴと連携し、2021年2月6日(土)正午から「オンラインさっぽろ雪まつり2021」バスツアーをニコニコ生放送で配信する。

 ツアータイトルは、「【リモート観光】バスガイドさんと行く『オンラインさっぽろ雪まつり2021』バスツアー≪さっぽろ雪まつり×札幌観光バス×ニコニコ≫」。同社の新車バスで行くバスガイド同行ツアー(乗客はスタッフのみ)にカメラが同乗し、約6時間の生配信を行う。バスガイドの案内とともに、雪像や札幌の観光名所を巡る企画で、自宅などにいながらバス旅行に参加しているような臨場感を楽しめる。

 配信は2021年2月6日(土) 正午~午後6時頃まで。視聴は無料で、予約も不要。途中参加もできる。さっぽろテレビ塔やさっぽろ羊ヶ丘展望台(雪像3基を紹介)、円山動物園、サッポロビール園などを訪れるほか、札幌の夜の定番「シメパフェ」なども紹介。企画を通じて札幌の冬の魅力を発信する。

 当日は札幌観光バス公式YouTube「なまらさっかんさん」で、「裏ちゃんねる」と位置付けたサブ番組(無料・予約不要)も同時配信する。

定山渓ぬくもりの宿ふる川の宿泊者限定 2月12(金)~21日(日)、アイヌ文化体験モニター実施 札幌アイヌ協会

2021年2月3日(水) 配信

札幌アイヌ協会は2月12~21日に、アイヌ文化体験モニターを行う

 北海道・札幌アイヌ協会は2月12(金)~21日(日)に定山渓ぬくもりの宿ふる川に宿泊した人限定で、アイヌ文化体験モニターを行う。「伝統楽器のトンコリ制作体験」や「アイヌの食と自然食材をイメージできる刺繍体験」、「アイヌとともに定山渓周辺の魅力を探るタクシープラン」の3つを用意する。体験料は無料。

 札幌在住のアイヌがガイドとなり、「SDGsの観点からアイヌが大切にしてきた自然との共生や関わりを通して、持続可能な社会の在り方を共有していく」(同協会)。

 るるぶやじゃらん、楽天で販売している同旅館のモニター宿泊プランを予約することで、体験モニターに参加できる。体験で制作したものは土産として持ち帰ることが可能。

 同事業は、観光庁が実施する「あたらしいツーリズム」の一環で行われる。ウィズコロナ時代の新しい高付加価値ツアーとしてプレミアム体験を提供する。

新マルチタスクで人材育成 長野県・あぶらや燈千 宿泊業の生産性向上シンポジウム①

2021年2月3日(水) 配信

観光庁は2月2日(火)、第1回宿泊業の生産性向上シンポジウムを開いた

 観光庁と日本生産性本部は2月2、5、9、16、18日の全5回で、宿泊事業者の生産性向上に向けての取り組み事例を紹介する「宿泊業の生産性向上シンポジウム」を行う。2月2日(水)に開かれた第1回シンポジウムでは、長野県・燈火、旬遊の宿 あぶらや燈千社長の湯本孝之氏が「新マルチタスクオペレーションの再構築と人材育成」をテーマに講演を行った。

 冒頭、湯本氏は昨年の緊急事態宣言が発令された際、「Go Toトラベルキャンペーンの発表もなかったこともあり、売り上げの見通しがまったくつかない状態だった」と振り返った。

 一方、施設が休業しているなか、「5月は週4回×4週の、計16日間で全社員研修を実施した」と紹介。6月は週末のみに営業し、平日は全社員研修で質の向上に取り組んだ。

 組織は小型化し、少ない人数でも最大の利益を出せる体制を考え、全体最適化後の新しいマルチタスクを取り入れた。

 以前のマルチタスクは「フロント&仲居」と「内務&調理」だったが、緊急事態宣言後は「予約&フロント」、「調理&仲居」、「内務&デシャップ」を新たに加えた。

 また、人材研修・CSアップ研修の一環として、調理の仲居接客や予約のフロント接客、機械設備の技術研修など、「誰でも回るような組織体制」を目指して研修や教育を行った。

 研修の結果は、スキルマップを毎月全社員で確認し、PDCAサイクルを用いてレベルアップをはかった。レベルアップはそのまま評価に反映した。

 そのほか、社員の意識改革に向けて、湯本氏は「全員参加型組織を謳っている。社員全員に経営感覚を持ってもらうように、マネジメントゲーム研修などを受けてもらった」と語った。社員一人ひとりの利益、経営、CSに対する意識の向上を目指した。

 新型コロナウイルス禍での取り組みの結果、2020年上半期(6~11月)の営業利益が、前年同月比で約500%増の3700万円(前年同月は619万円)となった。

 今後の課題として、経営理念とビジョンを社員全員に浸透させ、人材の定着化をはかる。また、DX化に取り組み、ソフトウェアを共有(API連携)して業務効率を向上させる。そのほか、「リスクヘッジを踏まえた新規事業にも取り組んでいく。社員が働きやすい職場環境づくりにも尽力し、賃金や休日取得率をアップさせ、設備や人材に投資していく」と展望を語った。

再発見!日本の真ん中 中部5県の写真投稿CPを実施中

2021年2月3日(水) 配信

インスタに中部の写真を投稿しよう(石川県・兼六園、イメージ)

 日本観光振興協会中部支部は2月28日(日)まで、SNSを活用した「再発見!日本の真ん中」キャンペーンを実施している。インスタグラムで「#再発見日本の真ん中」のハッシュタグをつけて中部5県の写真を投稿すると、抽選で旅行券などが当たる。

 対象は富山県と石川県、福井県、岐阜県、愛知県。風景や歴史文化、グルメなど内容は問わない。過去に撮影した写真でも投稿できる。「日本観光振興協会中部支部」の公式アカウントをフォローし、「#再発見日本の真ん中」「#撮影県」「#撮影場所」のハッシュタグをつけて投稿すると応募が完了する。

 抽選プレゼントはJTB旅行券5万円相当を1人に、中部の特産品が選べるギフトカタログを10人に用意する。

KNT北海道、国交省北海道開発局と協定締結 被災地に派遣する職員の宿泊施設確保に協力

2021年2月2日(火) 配信

(左から)国交省北海道開発局の倉内局長とKNT北海道の谷口社長

 近畿日本ツーリスト北海道(KNT北海道、谷口哲也社長)は2月1日(月)、国土交通省北海道開発局と「災害時における職員の宿泊施設の確保等の協力に関する協定」を結んだ。

 大規模自然災害発生時に、国交省が自治体支援のために派遣するエキスパート職員「TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)」が利用する宿泊施設と移動手段を迅速かつ円滑に確保する。

 同日に行われた締結式には、KNT北海道の谷口社長と国交省北海道開発局の倉内公嘉局長が出席した。今回の協定締結により防災危機管理の支援体制を強化していく。

東京都など、バス事業者を支援 コロナ対策の補助拡充へ

2021年2月2日(火)配信

写真はイメージ

 東京都と東京観光財団は1月29日(金)、バス事業者向け安全・安心確保緊急支援事業(新型コロナウイルス感染症緊急対策)において、対象経費などを拡充すると発表した。バス車内に設置する高効率空気清浄機などを、補助の対象に追加する。

 都らはこれまで、都内に営業所があるバス事業者などを対象に、観光バスの感染拡大防止策を補助してきた。バス車内の感染防止仕切り板や、サーモグラフィーなどの整備に、経費の5分の4以内、1台当たり8万円を上限に補助している。今回の拡充分である高効率空気清浄機などを設置する場合、1台当たり30万円までの上限となる。

 申請期限は2月26日(金)までの消印有効。申請した事業は4月30日(金)までに実施する。ただし、高効率空気清浄機などを設置する場合は、5月31日(月)まで延長。昨年4月1日(水)以降で交付決定前に着手した事業も、実施の確認ができれば対象にできる。

 申請方法は、同財団ウェブサイトにある申請書類に必要事項を記入のうえ、郵送(簡易書留)で提出する。ただし、募集期間中でも補助金申請額が予算額に達した時点で受付を終了する。