新会長は田中美岐氏(日昇別荘) 全旅連女性経営者の会(JKK)

2019年4月18日(木) 配信

松﨑久美子会長があいさつ

全旅連女性経営者の会(JKK、会長=松﨑久美子・ふもと旅館女将、85会員)は4月17日(水)、東京都内で2019年度通常総会を開き、役員改選で新会長に田中美岐氏(日昇別荘、京都府京都市)を選任した。

田中美岐新会長

 田中新会長は「令和と共に就任し、身が引き締まる思い。女性のしなやかさを生かして、新しい時代を進んでいきたい」と抱負を述べた。

 松﨑会長は「忙しいと思いつつも2年間、おかげさまで会長を務められた」と謝辞を述べた。今後については「目標の90会員に届かなかった。会員数増加に向けて、努力したい」と意気込みを述べた。

 新体制のスローガンは「皆で、一歩踏み出そうではありませんか? Let’s take one more step!」を掲げた。労働環境・生産性の向上と時流に即した勉強会の実施、全都道府県への会員拡大を目指す。

 総会には全旅連青年部の鈴木治彦部長が駆けつけた。鈴木部長は「JKKとは年に2~3回、共同で事業や研修などを設けるよう各委員に指示した」と連携を強化する方針を語った。

19・20年度役員は次の各氏。

【会長】田中美岐【副会長】橋本英子(会務系委員会及び東日本担当)▽小林佳子(事業系委員会及び西日本担当)【総務・財務委員長】齊藤靖子【広報IT委員長】野口露珠【研修委員長】松本由起【インバウンド委員長】山田佐知【監事】岡本尚子▽佐藤祐子

水樹奈々さんが応援隊長 地域資産と、アートやアクティビティを融合させたイベント「えひめさんさん物語」開催へ

2019年4月17日(水) 配信

出演者が、「えひめさんさん物語を通じて東予東部地域の魅力を発信するとともに、より多くの方に愛媛県に訪れてほしい!」とアピール

愛媛県東予東部地域(新居浜市、西条市、四国中央市)で4月20(土)~11月24日(日)まで、初の地域振興イベント「えひめさんさん物語」が行われる。キャッチコピーは、「三都を巡る、きらめくモノ・コトさがし」。3市の関係団体からなる東予東部圏域振興イベント実行委員会(中村時広会長=愛媛県知事)が、「別子銅山遺産」や「紙」、「子供」などの地域資産と、アートやアクティビティを融合させたイベントを展開する。

  えひめさんさん物語は、「ものづくり物語」や「あかがね物語」など6個のコアプログラムで構成する。5月に行われる「ものづくり物語」では、地域の特徴である「ものづくり」産業をアーティストの視点で見つめ直し、魅力を新しく発見して広く発信。たてものに「顔」をプロジェクションすることで展開される野外劇「工場のおしばい」や、アーティストや工場関係者よるナビゲート付き見学ツアー「ファクトリーツアー」などのプログラムを実施する。

 4月15日に東京都内で制作発表会が行われ、中村会長が「東予東部地域の各市で発達した産業を生かし、地域の人に愛媛の魅力を改めて感じてもらうとともに、全国の人々にも愛媛県の良さを知ってもらい、より多くの人々に訪れてもらいたい」とPRした。そのうえで「えひめさんさん物語各プログラムの展開を通して、地域の新たな魅力を発見し、全国へ発信する」と趣旨を説明した。

中村時広東予東部圏域振興イベント実行委員会会長(愛媛県知事)

 また会場では、伊予観光大使の声優アーティスト、水樹奈々さん(新居浜市出身)の「えひめさんさん物語」応援隊長就任式も行われた。

水樹さんに応援隊長の巨大名刺を贈呈

「えひめさんさん物語」 イベント概要

開催場所:新居浜市、西条市、四国中央市 ほか

開催期間:2019年4月20日(土)~11月24日(日)

第一話 ものづくり物語

開催月:5月

開催場所:東予東部全域

内容:工場のおしばい・アーティスト in ファクトリー・オープンファクトリー

第二話 子どもの物語

開催月:7月

開催場所:新居浜市

内容:子どものまち:小さなさんさん都

第三話 水の物語

開催月:8月

開催場所:西条市

内容:「水に浮くまち」アートプロジェクト・うちぬき氷プロジェクト

第四話 山の物語

開催月:4~11月

開催場所:東予東部全域

内容:

石鎚山脈フォトコンテスト・ハジメテトザン・山と湖のフェスティバル・あかがね仲持ちチャレンジ&ガイドウォーク など

第五話 あかがね物語

開催月:10月

開催場所:新居浜市

内容:天空の音楽祭

第六話 紙の物語

開催月:11月

開催場所:四国中央市

内容:パフォーマンス「紙のサーカス」・インスタレーション

島根で学ぶおもてなし 観光のプロを育成へ 

2019年4月17日(水) 配信 

島根県でおもてなしを

島根県は2019年7~11月の5カ月間、観光業未経験者を一流の観光人材に育てる「しまねおもてなし塾」を開講すると発表した。同県には国内外からの観光客が急増している。県の魅力をしっかりと伝えてリピーターになってもらうため、“おもてなし人材”を増やしたい考え。

 研修期間中は、座学が3カ月間、実地就労研修が2カ月間ある。実地研修では、旅館・ホテルの接客方法や集客プランの企画など、現場ですぐに役立つ知識を観光業のプロから学ぶことができる。月に16日間の研修は固定で、月給14万円が支給される。

 なお、5月12日(日)には東京・日本橋で「離島キッチン」で説明会を開く。「観光業界で働きたい」「島根を盛り上げたい」「島根で働きながらPR術を学びたい」など、熱意のある人材を募る。

イベントエントリーページ

「しまねおもてなし塾」の詳細

しまねおもてなし塾 - ウィズスタッフサポート
http://withstaff-s.co.jp/omotenashi.html
島根県を中心としたお仕事情報サイト

日本初の「アグリツーリズモリゾート」2019年秋、那須に開業

2019年4月17日(水) 配信 

星野リゾート リゾナーレ那須

星野リゾート(星野佳路代表、長野県軽井沢町)は2019年秋、栃木県那須町にリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ那須」を開業する。同ホテルは、リゾナーレブランドとして4施設目の開業となり、那須の魅力とリゾート滞在を組み合わせた日本初の「アグリツーリズモリゾート」を目指す。

「アグリツーリズモ」とは

 イタリア語でアグリクルトゥーラとツーリズモの造語で、都会の喧騒から離れその土地の農体験や自然体験、文化交流を楽しむ観光のかたち。ヨーロッパ発祥と言われ、イタリアを中心とする世界各国で楽しまれている。  

コンセプト

 栃木県那須エリアは、那須連山が広がり自然豊かな環境にあるため、高原野菜やハーブなどさまざまな農作物の生産活動が盛んな地域となっている。また、四季折々の那須の大自然を身近に感じ、年間を通してさまざまなアクティビティを楽しむことができる。そこで、地域の生産活動に触れる体験を軸に、リゾートホテルでの食事とさまざまなアクティビティを加えることで、那須の魅力とリゾート滞在を組み合わせた新たな旅のスタイルを発信したいと考え、敷地内で運営する畑やアクティビティ施設などを拠点とし、季節ごとに変わる那須の情景とともに自然を遊びつくす「アグリツーリズモリゾート」を提案する。

施設紹介

 那須岳の山裾、標高約500㍍に位置し、約4万2千坪の敷地に、宿泊棟・農園「アグリガーデン」・アクティビティ施設「POKO POKO」・2つのレストランで構成されている。東京から新幹線とバスで約1時間半という立地にあり、農作物を育む地域の風景に親しみながら、アグリツーリズモを楽しめる。

宿泊棟:天然生林が広がる3つの宿泊棟エリアに全43室の客室が点在する。エリアによって異なる自然の景色を楽しみ、その時期ならではの時間を過ごすことができる空間となっている。

アグリガーデン:アグリツーリズモリゾートの中心となるアグリガーデンでは、畑と温室のグリーンハウスがあり、1年を通してさまざまな農作物を育てる予定となっている。種まきから収穫体験、ワークショップなどを通じて、その時期にしか体験できない農作物の魅力の再発見を提案する。

POKO POKO:大人も子供も夢中になり自然を遊ぶアクティビティを提供する場所となっている。屋外の広場では、春夏秋冬それぞれのテーマを設けて、自然と一体になりながら楽しむアクティビティを計画している。屋内には、BOOKS&CAFEとネット遊具ゾーンの2つのゾーンがある。BOOKS&CAFEは、カフェやライブラリーに加え、採れ立て野菜を使って作るピザ用の石窯を設ける。ネット遊具ゾーンは、全長約6.5㍍の網を張り巡らせた空間で、全身を使って遊ぶことができる。

2つのレストラン:「メインダイニング」では、アグリガーデンで収穫される野菜やハーブを使ったイタリア料理をコースで提供し、「ビュッフェレストラン」は、野菜をテーマにしたビュッフェスタイルの料理を提供する。

施設概要

施設名:星野リゾート リゾナーレ那須

所在地:〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301

施設構成:客室、メインダイニング、ビュッフェレストラン、アグリガーデン、POKO POKO、大浴場、スパ

客室数:43室

料金:1泊朝食付2万1千円~(2人1室利用時1人当たり、税込)

アクセス:JR東北新幹線「那須塩原駅」から送迎バス40分、東北自動車道黒磯板室I.C.から30分

開業時期:2019年秋(予定)

日本旅行 夏から秋の家族向け海外旅行商品の2シリーズを発売

2019年4月17日(水) 配信 

「ファミバケシリーズ」のパンフレット

日本旅行(堀坂明弘社長)はこのほど、夏休みのファミリー向け海外旅行商品「ふぁみバケ」と夏の主力商品「夏から秋のイチ押し」シリーズを売り出した。

 「ふぁみバケ」は、家族旅行を通じて子供の生きる力を育む「旅育」をテーマに、オプショナルツアーを数多く用意している。その土地ならではの体験ができるよう、「学び」「体験」「交流」の3ジャンルの商品を売り出している。このほか、親が平成生まれの家族を対象にした「平成家族割」を新たに設定。「夏から秋イチオシ」では、今年も家族割を設定。家族3人以上の出発で、1グループにつき1万割り引になる。

 同社は5月12日(日)、日本旅行サービス パルコヤ上野営業所(東京都)で「ふぁみバケ」の説明会を実施する。「海外旅行で子供は育つ!!(イカロス出版)」の著者で、「旅育」をテーマに活動している木舟周作氏が登壇。家族旅行の心配ごとや持ち物など、自身の体験に基づいた話をする。

ふぁみバケ商品概要

商品名:夏の家族旅行の決定版「ふぁみバケ」シリーズ(ハワイ、グアム、オーストラリア、アジアの4方面/成田・関西発)
設定期間:7月1日(月)~9月30日(月)
商品のポイント:

「旅育」をテーマにしたオプショナルツアー(一部ツアー)を多数ご用意
 家族旅行を通じて子供の生きる力を育む「旅育」に着目し、その土地ならではの貴重な経験ができる「オプショナルツアー」を多数用意した。「学び」、「体験」、「交流」の3つのキーワードに分類し、「ふぁみバケ」ならではの「旅育」を提案する。

 「平成家族割」が新登場。
  パパ・ママが平成生まれの若いファミリーの旅行を応援する「平成家族割」を新たに設定した。平成生まれ、かつ大人代金で2人以上のご予約で、1家族につき1万円を割引する。

 家族にお得な旅行代金の設定
 子供代金(2歳以上12歳未満)が大人代金の半額、さらにハワイ、グアム、オーストラリアはジュニア代金(12歳以上18歳未満)も大人代金の半額(成田発限定)、ベッドなしの子供代金は大人代金の半額以下、幼児代金(2才未満)は無料となる。また、子供代金が無料や大人代金の半額になる「ふぁみバケ」専用オプショナルツアー「ふぁみバケ+ぷらす」を多数設定している。そのほか、家族にうれしい仲良しシート(航空座席)を追加代金不要で用意している。

  3世代旅行ファミリールームやうれしいおもてなし用意
 リビングやベッドルームが別れたファミリールームなど多彩な部屋タイプを用意した。そのほか、3世代申込特典として、食事クーポン付きの特典や、空港からの送迎に家族だけの専用車を用意している。 (各方面により条件がある)

ふぁみバケが提案する「旅育」オプショナルツアーの一例:
学び:キッズ英語プログラム1日(ハワイ)「ハワイパームスイングリッシュスクール」の子供限定のエデュケーショナルプログラムを体験する。教室内での英語のレッスンに加えて、ハワイならではのアクティビティやフィールドトリップを通じて、素晴らしい経験ができる。
催行日: 7月22日(月)~8月30日(金)の月~金曜、対象年齢:6~12歳
料金(1人):2万9900円

体験:「ジャングルクルーズ体験 アドベンチャーリバークルーズ」(グアム)
遊覧船「プラウドメリー号」でタロフォフォ川をクルーズする。途中「ラッテストーン」などの遺跡見学のほか、火起こしや椰子の葉編みなど、古代の人々の暮らしの知恵を学ぶ。
催行日:7月1日(月)~9月30日(月)の毎日
料金(1人):大人1万2800円、子供(5~11歳)6400円、幼児(0~4歳)無料

体験:「ケアンズ唯一の水族館貸切!ケアンズ水族館 夢のお泊り体験」(オーストラリア)
 8月13日限定のスペシャル企画!夜の魚たちのようすを観賞しながら水族館に寝袋で泊まる。日本ではなかなか見ることができない生き物たちのようすを鑑賞したり、生態などが学べる。
催行日:8月13日(火)宿泊限定
料金(1人):大人、子供同額2万5千円

体験:「旅育におすすめ!ふぁみパックシンガポールの休日5・6日」(シンガポール)*同プランはツアー。
 2日目はシンガポール市内から車で30分のマレーシア・ジョホールバル観光へ案内する。陸路での国境越えは海に囲まれた日本ではできない体験。3日目はセントーサ島を満喫できる3つのプランから選べる。また、世界初のナイトサファリで日本の動物園との違いを体験できる。
出発日:7月1日(月)~9月30日(月)
旅行代金(1人):大人17万5千円~、子供8万7500円~(3人1室利用時)
*関西発は4日間プランから設定。 大人16万3千円~、子供8万1500円~(3人1室利用時)

「夏の主力商品」概要

「夏から秋」シリーズのパンフレット

商品名:「夏から秋イチオシ」シリーズ(成田・羽田・関空発)
設定期間:(成田・羽田発)5月6日(月)~12月25日(水)(関西発)7月1日(月)~12月25日(水)*設定期間は方面により異なる。
発売日:4月5日(金)より順次発売中*アメリカ・カナダ・オーストラリアは5月17日(金)発売予定。

商品のポイント

家族にお得な旅行代金の割引「家族割」を設定
  7~9月出発、家族3人以上の予約で1家族につき1万円割引
 一部コースに、家族にお得な旅行代金の設定
  プーケット、バリ、ダナンなら巻頭スペシャル「みんなDE」シリーズがおすすめ。
子供代金(2歳以上12歳未満)やベッドなしの特別子供代金がお得
  プーケットなら、12~16歳のベッドありジュニア割引代金もあり。ハワイ・グアム・アジア・アメリカ・カナダ・オセアニアの全11方面のラインナップを用意。ホテルやフライト、観光チョイスなどが豊富に用意している。

方面別のポイント(一例):

関空発のシンガポール航空621便(夕刻便)利用のツアーを新設
 4月27日(土)より関空発シンガポール路線に増便されるシンガポール航空621便(夕刻便)を利用したツアーを新設。
 ハワイ ランドオンリー「現地発着プラン」を新設。(関空発・ホノルルステイ限定)
 成田発日本航空利用なら夕食ミールクーポン(6900円相当)1枚付き
 グアム 巻頭スペシャル「日本旅行グアム支店 支店長がおすすめするスペシャルグアム」
 早めのお申込がお得。出発90日前までの予約でワンランク上の部屋を用意している。
 (一例)オンワード・ビーチ・リゾート→「ウイング海に面した部屋」→「タワー海に面した部屋5階以上」を用意

JTBが地元企業2社と三浦半島観光案内事業の合意書を締結

2019年4月17日(水) 配信

第二海堡(提供:トライアングル)

JTB(髙橋広行社長、東京都品川区)はこのほど、かながわ信用金庫(平松廣司理事長、神奈川県横須賀市)と海運会社のトライアングル(鈴木隆裕社長、神奈川県横須賀市)と三浦半島観光案内事業に関する合意書を締結した。民間の3者が連携して三浦半島の地域活性化を目指すのが狙い。観光資源が豊富な三浦半島を観光客や地域住民に周知させる活動を行っていく。

 かながわ信用金庫は、神奈川県を中心に48店舗を展開して、地域密着型の金融機関として地元に根ざした取り組みを行っている。トライアングルは、日米の艦船が見られるクルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」や猿島航路などの旅客船運航事業、海難救助事業などを展開している。

連携合意の目的

 横須賀市をはじめとする三浦半島における地域活性化を目指し、次に掲げる事項について具体的に実施して推進をはかっていく。
(1)地域の根幹的な課題の抽出
(2)観光を中心とした地域活性に資する協業事業の開発
(3)協業事業による三浦半島域内での交流人口の拡大
(4)雇用創出など地域経済への貢献

具体的な実施事項

 類まれな観光資源が多く存在する三浦半島において、その資源を活用し観光客だけでなく地域住民にも広く知れわたるように下記の事項に取り組んでいく。
(1)第二海堡や猿島、走水低砲台等「東京湾要塞」に関する案内人育成
(2)上記(1)に関して必要な研修の実施
(3)旅行会社等からの依頼に関しての案内人の派遣受付
(4)上記(1)に付随するお土産商品の開発・販売

モニターツアーの実施

「第二海堡&猿島 上陸ツアー」

 具体的な実施事項の取り組み内容として、育成した案内人によるモニターツアーを実施する。
・出発日 :2019年4月21日(土) ①午前8:15~午後12:15 ②午後12:15~午後4:45
・旅行代金:大人・子供 4800円 (1人) ※子供:小学校1年生~小学校6年生
・募集人員:各70人 (最少催行人員:各50人)

無人島・猿島(提供:横須賀市)

※東京湾要塞とは
 三浦半島は東京湾要塞地帯の中心であり、明治維新以来陸海軍のさまざまな施設が設置された日本の最重要軍事拠点だった。2019年4月から本格的なツアーが始まる第二海堡や年間20万人以上が来訪する無人島・猿島など歴史的遺産物が数多く点在し、見どころの多い観光資源となっている。

楽天、旅行関連本ランキング発表 東京と大阪の違い顕著に

2019年4月17日(水) 配信 

東京都と大阪府ランキング

楽天(三木谷浩史会長兼社長)はこのほど、運営するオンライン書店「楽天ブックス」の2019年1~3月の売り上げデータをもとに、「購入エリア別 旅行関連本ランキング」を発表した。東京都のトップ20のうち海外旅行本が66.3%を占めたのに対し、大阪府では地元旅行本が69.2%を占めた。東京都と大阪府の違いが顕著なだけでなく、各エリアでもそれぞれの地域特性が明らかになった。

 各エリアでみると、北海道・東北はトップ20のうち11タイトル、売り上げ冊数ベースでは54.3%が地元旅行本だった。「5月の気持ちの良い季節にツーリングをしようという人も多いのか、ツーリング関連の本が3冊ランクインしていた」という。

 関西はトップ20のうち14タイトル、売り上げ冊数でみると68.6%を地元旅行本が占めた。海外旅行本の割合はわずか2.7%で他のエリアと比べて圧倒的に低かった。首都圏はトップ20のうち12タイトル、売り上げ冊数ベースでは61.6%が海外旅行本で、国内旅行本は13.2%と他のエリアと比べ唯一20%を下回った。

 首都圏に次いで海外旅行への関心が高かったのは、九州・沖縄。トップ20のうち8タイトル、売り上げ冊数ベースで40.1%が海外旅行本だった。一方で、国内旅行本も30%を超えるなど、国内外の旅行を楽しむ人が多いようだ。

各エリア別ランキング

 楽天ブックスでは、「2019年版 旅行ガイド特集ページ」を設けている。下記から閲覧可能

※エリア:北海道+東北(北海道/青森/岩手/宮城/秋田/山形/福島)▽首都圏(埼玉/千葉/東京/神奈川)▽東海(岐阜/静岡/愛知/三重)▽関西(滋賀/京都/大阪/兵庫/奈良/和歌山)▽九州+沖縄(福岡/佐賀/長崎/熊本/大分/宮崎/鹿児島/沖縄)

※計算方法:2019年1月1日から2019年3月31日までに販売された旅行関連本の販売データを基に独自集計

観光庁、新宿御苑でナイトタイムエコノミー 夜風に吹かれ揺れる八重桜にうっとり

2019年4月16日(火) 配信 

満開の八重桜が咲き乱れる

東京・新宿御苑で初の八重桜ライトアップイベントが4月15日(月)に開かれ、観光客や仕事帰りのサラリーマンらが夜風に吹かれゆらゆらと揺れるサクラに酔いしれていた。今回は一旦閉園したあとにライトアップのため再度入場できるようにしている。

 

 八重桜ライトアップ(環境省主催)では14日(日)~18日(木)の5日間(午後7~9時半)、観光庁がナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)として桜や食、伝統芸能などのエンターテイメントを組み合わせた夜間の観光コンテツを提供している。外国人旅行者の満足度向上や消費拡大を狙う。

八重桜の下で楽しむインバウンド

 会場に訪れた外国人旅行者は、頭上いっぱいに広がる満開の八重桜のした、想い想いに花見を楽しんでいた。八重桜との写真を撮っていたご夫婦(60代)は、「満開で圧巻。今年最後の花見だと思う。見ることができてよかった」と笑顔で語った。

星野リゾート 台湾・台中に進出 「星のやグーグァン」を開業へ

2019年4月16日(水) 配信 

豊富な源泉を利用している露店風呂

星野リゾート(星野佳路社長)は6月末~7月末までに、台湾・台中の郊外にある温泉地グーグァンに「星のやグーグァン」をオープンする。同社が台湾で初めてプロデュースするラグジュアリー温泉リゾートで、コンセプトは「温泉渓谷の楼閣」だ。星のやバリ(インドネシア・バリ島ウブド)に続いて、2軒目となる海外施設だ。

温泉地グーグァンの魅力を語る星野佳路社長

 4月16日(水)に開いた会見で、星野社長はグーグァンを選んだ理由として、「日本にはあまりない『湯量と高い温度、水量』が魅力的。すべての客室に、源泉掛け流しの半露天風呂を設けられる」と説明した。

 同ホテルは台中駅から車で90分の場所。富士山よりも高い山々に囲まれている。「自然豊かな場所なので風が通り抜け、山を眺めながら温泉に入れる」と魅力を強調した。

客室・水明の客室半露天風呂

 客室は50室で、広さが75~216平方㍍。ほとんどの客室がメゾネットになっており、温泉フロアを設けている。料理は日本料理を提供する。素材は台湾のものを使用する。「新たな食の魅力に出会える」(同社)という。従業員は現地で採用。開業に向けて日本で研修を受けている。具体的な開業日と予約受付開始日は、5月上旬に決定する予定。

 星野社長は「将来は日本人を含む外国人旅行客にも訪れてほしい」とアピールした。

ホテル概要

施設名 :星のやグーグァン
所在地 :台湾台中市和平区博愛里東關路一段温泉巷16号
交通 :台北松山空港より台北駅で乗り換え、高速鉄道台中駅から車で約90分
客室数 :50室(全室半露天風呂付)
付帯施設 :大浴場、プール、スパ、ダイニング、ガゼボ、ライブラリーラウンジ、など
チェックイン :午後3:00
チェックアウト :午後12:00
宿泊料金 :1泊1室6万5千円~
開業 :2019年初夏(予定)
予約受付開始 :2019年5月中旬(予定)

ミニチュアの神が監修した「見立ての世界」に泊まれるホテル!

2019年4月16日(火) 配信

竹の部屋

世界に1つだけのアート空間に宿泊できる「Marugott Hotel(まるごとホテル)」が2019年4月7日(日)、京都府京都市にオープンした。部屋の監修には、情熱大陸に出演したミニチュアの神・田中達也氏と世界一有名な柴犬の「柴犬のまる」の飼い主である小野慎二郎氏、クリエイター「パントビスコ」氏が参加。3者ともホテルの監修は今回が初の試み。非日常のアートな空間を追求したホテルで、3人の有名インスタグラマーの世界観をまるごと体験できる。

部屋を監修した3者の紹介

田中達也氏

 田中氏はミニチュア写真家・見立て作家で、日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」をインターネット上で発表し続け、国内だけにとどまらず海外からも注目を集めている。アジア各国で個展を開き、台湾では「ミニチュアの神」と呼ばれている。

 また、小野氏(柴犬まる飼い主)は Instagramのフォロワーが現在、250万人を超える。2015年11月にはその発信力から三重県の観光大使に就任した。都道府県で犬としての観光大使は国内初。 2016年4月 タイム (雑誌)に最も影響のある動物100に選出される。まるの影響力の大きさと人気から「スター」「巨柴」「ベスト・ドッグ」「世界一有名な柴犬」と国内外で評されている。

 「Pantovisco(パントビスコ)」は インスタグラムでの作品投稿が話題となり、現在約41万人のフォロワーを抱えるマルチクリエイター。 雑誌・Webで8本の連載を抱えるほか、三越伊勢丹、KIRIN、アウディ、BEAMSなど、この約3年間で700社以上からコラボオファーが寄せられる。広告制作をはじめ、TV・イベント出演、アニメ原作、キャラクター制作など、業種や媒体を問わず活躍の場を広げている。2018年は池袋、名古屋そして福岡で大規模な個展を開催。代表作は「カオス絵日記」「乙女に捧げるレクイエム」「ヘチタケシリーズ」などがあり、作品総数は6千点を超える。

部屋の一例

パンの部屋

「竹の部屋(田中達也氏監修)」

 和をテーマに、寿司や田んぼなどをモチーフとした部屋。 ベッドは玉子の寿司。宿泊するとまるで、ミニチュアの世界にいるような感覚を味わえる。

「パンの部屋(田中達也氏監修)」

 パンがテーマで、壁やテーブルはパンの装飾だらけ。 ベッドやソファは飾っている作品がそのまま飛び出してきたような感覚が味わえる。サンドウィッチのベッドに寝る気持ちよさを感じてほしいという。

ホテル情報

ホテル名:Marugott Hotel(まるごとホテル)

住所:京都市下京区下鱗形町534-1 シャトーあと村1F TEL075-744-0706

アクセス:清水五条駅より徒歩5分 ホテル

運営元:Aishare