観光バス5社が連携「全国縦断バスの旅」オンラインツアー  9月20日(日)動画を無料公開

2020年9月16日(水)配信

 コロナ禍で大きな影響を受けている地方の観光バス事業者が連携し、「全国縦断バスの旅」と題して鹿児島から北海道まで、各地の見どころを観光バスで巡る「オンラインバスツアー」を、9月20日(日)の「バスの日」(※)に合わせて無料で公開する。

 南薩観光(鹿児島県南九州市)、琴平バス(香川県琴平町)、両備ホールディングス(岡山県岡山市)、丸一観光(石川県七尾市)、札幌観光バス(北海道札幌市)の5社が企画した。コロナ禍で苦境に立たされる状況下でも、バス旅行の楽しさを広く伝え、またバス旅行の楽しさを忘れずにいてもらうために、「オンライン」などを切り口に新しい取り組みを始めている各社。「バスツアーは安っぽい」「団体バスツアーってオワコン」と言う声もあるが、「地域に根差すバス会社が企画する旅は違いがある」とPRに力を入れる。常に大切な地元のお客に寄り添い、そして地域のパートナー(取引先)に寄り添い、自社を含めて3者が幸せになれる旅を提案している。そんな想いをもって取り組む全国の仲間と共に、オンラインバスで日本を縦断する旅を企画した。

 配信は9月20日(日)午後1時から同2時40分頃まで。札幌観光バスは、札幌市の「白い恋人パーク」からの生配信を行う予定。

(※)1903(明治36)年9月20日に京都市で二井(にい)商会がバス事業を開業したことにちなみ制定

バスの日「日本縦断バスの旅」

 

野外の旅行が回復傾向に 今秋の国内旅行トレンド トリップアドバイザー

2020年9月15日(火) 配信

長野県・白馬村

 トリップアドバイザー(ステファン・カウファー社長)はこのほど、日本人旅行者への意識調査と、同サイトの利用状況データを基に、今秋の旅行傾向についてまとめた。温泉やアウトドア・自然散策エリアの宿泊需要が回復傾向にあるほか、昨年同期と比べ長野県・白馬村や、静岡県・熱海温泉への宿泊が最も回復した。

 全世界で秋のシーズン(9月1日~11月30日)の国内旅行は徐々に回復傾向にあり、旅行者の約3分の2(65%)が国内で秋の休暇を計画していることが分かった。このうち、79%が9月の旅行を考えているという。

 新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以来、3密を避けられるとして人気が高まっているアウトドア関連の旅行は、今秋も引き続き人気となっている。

 今秋の旅行トレンドとして、「リラックスやリフレッシュのできるところ」がトップに上がった。

 宿泊日数は、日本人を含む世界の旅行者のうち、55%が2~5泊、36%が1泊で予約を検討していた。旅行者の多くが出発予定日まで1週間を切った段階で、旅の予約をしていることが分かった。

 国内行き先ランキングでは、1位長野県・白馬村、2位静岡県熱海市、3位三重県志摩市、4位静岡県伊東市、5位長野県・軽井沢町――と続いた。

 ラグジュアリーや、海の見えるホテルの人気が最も回復してきている。ペット同伴可や、ハイキング・ビーチなどが周辺で楽しめる施設の予約も、回復が早い傾向にある。

「まち歩きの楽しみ」発売 旅行作家・秋山秀一氏が世界の観光事情を語る 新典社

2020年9月15日(火) 配信

世界観光事情 まち歩きの楽しみ 秋山秀一・著

 新典社は「世界観光事情 まち歩きの楽しみ」を9月1日(火)から全国の書店で販売している。旅行作家の秋山秀一氏が旅をした世界35の「まち歩き」の話を収録する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡航が制限されている今、「『まち歩きの楽しさ』を感じていただきたい」(同氏)とした。

 同氏が旅をした35国・地域のエピソードの中で、中国・上海を「変化の速さに驚かされる、エネルギッシュな街」と紹介している。20年以上前に旅をした時と、現在の上海の街並みを比較して、その新・旧の楽しみ方を教える。

 「客家が築いた世界文化遺産の土楼群」で、福建土楼に訪れた話では、世界文化遺産に認定されてから、暮らしの場が観光地に変貌するようすを同氏の視点から解説する。

 フランスの影響が色濃く残されたカナダのケベック・シティは「北米唯一の城郭都市」として、イギリス統治下に建設されたカナダ最大の要塞・シタデルの西にある戦場公園を紹介。ケベックの400年の歴史を、まち歩きをしながら触れる。

 「アジアとヨーロッパの交差点」であるトルコ・イスタンブールでは、グランド・バザールで店主と交流した体験談や、トプカプ宮殿を堪能した思い出を語る。

 ドイツ有数の名城を擁する古都・ハイデルベルクや、「歩いて楽しむ街」としてローテンベルクを紹介した。映画の舞台ともなった美しい街並みや、人口の100倍もの観光客がやってくる「旅をする人が心に思い描く中世の街の風景」の魅力を語る。

 A5判、本文203㌻、本体1950円(税別)。

 問い合わせ=☏03(3233)8051。

阪急、ワーケーション体験モニターツアー実施 導入企業をサポートへ

2020年9月15日(火) 配信

長崎県・福江島でモニターツアーを実施する(イメージ)

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は9月15日(火)、ワーケーションの導入を検討する企業や団体を対象に、オンラインセミナーと長崎県・五島列島の福江島での体験モニターツアーを実施すると発表した。

 コロナ禍によってワーケーション導入の検討が加速するなか、個々の企業が抱える課題を浮き彫りにし、解決のサポートを行う。また、同社が持つ全国各地のネットワークを活用し、新たなワーケーション候補地の開拓や環境整備を行うとともに、地域経済および人々の交流の活性化をはかる。

 オンラインセミナーは10月14日(水)に実施する。ワーケーションの先進地といわれる和歌山県や、日本航空(JAL)の事例紹介、体験者などによるパネルディスカッションを行い、導入へのノウハウを提供する。参加費は無料だが、事前の登録が必要になる。定員は先着500人

 3泊4日の行程で行うワーケーション体験モニターツアーは、“地域から学ぶワークショップ”や現地ならではの体験を盛り込む。ツアー期間は2021年1月12日(火)~15日(金)。参加前後にはEQ(心の知能指数)スコア測定を実施し、心の変化を可視化することでワーケーション効果を検証する。

 旅行代金は、東京・大阪発着が5万2000円、福岡発着が4万5500円(いずれもGo Toトラベル事業支援適用後の実額)。問い合わせは、東京団体支店まで。

京の宿 北海舘 お花坊 期間限定企画「国内ハネムーン」、「小さな修学旅行」の予約受付を開始

2020年9月15日(火) 配信

生花で飾られた階段でのショット

 北海舘(小西晴夫代表、京都府京都市)は9月15日(火)、運営する京の宿 北海舘 お花坊で、期間限定特別企画「国内ハネムーンプラン」、「小さな修学旅行プラン」の予約受付をスタートした。期間は、新型コロナウイルスが終息するまで。

 「国内ハネムーンプラン」では、京都の老舗呉服屋・貸衣装のエ・マーサとコラボレーションし、最高級の衣裳でウエディングフォトを撮ることができる。館内は貸し切りで自由に利用することができ、両親との食事会なども開くことができる。

 館内は、錦市場にある錦佐竹生花店とコラボレーションし和花を飾りつけており、歴史ある建物とそれを鮮やかに彩るたくさんの和花に囲まれて、特別な時間をパートナーと過ごせる。

 「小さな修学旅行プラン」は、新型コロナウイルスの影響で修学旅行が中止になった学生とその保護者が対象で、普段提供していない修学旅行用のメニューを用意。1組学生最大6人、付き添いの保護者6人まで利用が可能で、同社のつながりを生かし、希望の観光地のチケットや伝統工芸体験の手配なども行う。

 

【愛知県】東海道・美濃路・飯田街道を歩く日帰りツアー、11月に開催

2020年9月15日(火)配信

[東海道]七里の渡し

 愛知県で11月に、「東海道」や「美濃路」「飯田街道」を歩いて旅する日帰りツアーが開かれる。県の「街道観光推進事業」として、クラブツーリズムが企画した。

 愛知県は、東海道や美濃路、飯田街道をはじめ、多くの歴史街道にゆかりのある観光資源を有している。県内各地では、歴史街道や歴史的な町並みを活用した観光振興や、街歩きイベント等の取り組みが積極的に行われている。今回実施するのは下の3コースだ。

街道ツアー(全3コース)について

(1)東海道

「チャーター船で行く 旧東海道唯一の海路『七里渡し』と専門ガイドと歩く旧東海道宿場町」

出発日:2020年11月11日(水)・15日(日)
旅行代金:12,900 円(1人あたり・税込)
コース:
 名古屋駅(午前8:40)発=桑名の渡し~(七里の渡しを貸し切り船で渡る~宮の渡し・・・宮宿(熱田神宮/ひつまぶしなどの昼食)=赤坂宿(大橋屋(旧旅籠鯉屋)入館)・・・(御油の松並木)・・・御油宿・・・国府=名古屋駅(午後6:40)着予定 [ =:バス ~:船 ・・・:徒歩 ]
その他:バス1台につき19人限定/バス座席は1人2席使用/最少催行人数10人/歩行距離約3キロ・約3時間

(2)美濃路

「ガイディングレシーバーで説明を聞きながら3つの宿場町をめぐる江戸初期から400年の歴史ある街道・美濃路」

出発日:2020年11月4日(水)・8日(日)
旅行代金:6,980 円(1人あたり・税込)
コース:
 名鉄・国府宮駅(午前9:00)集合・・・稲葉宿(稲葉宿本陣跡広場)・・・禅源寺・・・高木の一里塚跡・・・萬葉公園・高松分園(散策)・・・萩原宿・・・萩原商店街=(タクシー)=旧湊屋分右衛門邸(昼食・見学)・・・起宿・・・一宮市尾西歴史民俗資料館=(タクシー)=名鉄・一宮駅(午後3:00)解散
[ =:タクシー ・・・:徒歩 ]
その他:現地集合・解散/最少催行人数10名/歩行距離約8キロ・約3時間

(3)飯田街道

「足の神様として知られる足助八幡宮で足腰の健康祈願!紅葉の香嵐渓と足助町並み食べ歩き」

出発日:2020年11月19日(木)・29日(日)
旅行代金:7,980 円(1人あたり・税込)
コース:
 名古屋駅(午前9:30)発=香嵐渓ウォークと中馬街道(駐車場・・・香積寺・・・飯盛山・・・足助城(見学)・・・足助町並みをガイド同行で期間限定開放の旧田口邸などを見学&食べ歩き・・・足助八幡宮・・・駐車場)=名古屋駅(午後5:30)着予定[ =:バス ・・・:徒歩 ]
その他:バス1台につき30人限定/最少催行人数16人/歩行距離約6キロ・約4時間

各コース共通の案内:
 添乗員同行
 1人参加可能
 歴史に詳しいガイドが同行し、離れてもよく聞こえるガイディングレシーバー付
 当商品はGO TOキャンペーンは対象外

ツアーの申し込み先:
 クラブツーリズムテーマ旅行センター 電話052-300-0011

パンダくろしお貸切「秋の南紀白浜温泉の旅」 JR西日本、アドベンチャーワールド、日本旅行

2020年9月15日(火) 配信

パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』

 西日本旅客鉄道(JR西日本)、アドベンチャーワールド、日本旅行の3社は9月11日(金)、ラッピング列車を貸切運行する「貸切パンダくろしお『サステナブル Smile トレイン』で行く秋の南紀白浜温泉の旅」の販売を始めた。

 JR西日本とアドベンチャーワールドがコラボした「パンダくろしお」の新デザイン「サステナブル Smile トレイン」が、7月23日(木)にデビューしたのが同企画のきっかけ。

 初日はアドベンチャーワールドで遊び、翌日は白良浜での宝探しを始めとした半日ツアーなどで白浜の旅を楽しむことができる。

 同列車内でアドベンチャーワールドのグッズが当たる抽選会を開催したり、利用客全員にパンダくろしおオリジナルグッズをプレゼントしたりなど、楽しめるポイントを多数用意する。

 ツアーは日本旅行大阪予約センターや、日本旅行・日本旅行・リテイリングの京阪神の支店・店舗で販売している。

 旅行日は10月31日(土)~11月1日(日)。同ツアーはGo Toトラベルキャンペーンが利用可能だ。

 また、日本旅行の企画商品「赤い風船」では、白浜までの「往復JR」と「アドベンチャーワールド1日入園券」がセットになった日帰り旅「JR限定列車で行く! 気軽に日帰り」も販売している。

JTB、外国人目線で日本の魅力を再発見 全国通訳案内士と旅するツアー販売

2020年9月15日(火) 配信

全国通訳案内士と旅をする(イメージ)

 JTB(山北栄二郎社長)で高品質旅行を専門に扱う「ロイヤルロード銀座」は9月7日(月)から、新商品「全国通訳案内士と旅をするプライベート英語ツアー」の受け付けを始めた。日本人のお客が、訪日外国人旅行者の目線で日本の魅力を再認識できる機会を提供する。

 全行程に同行し、英語で案内を行うとともに日本語の補足説明を加える。英語のレベルはお客の希望に合わせるため、これから英語を学びたいシニアや語学留学を延期している学生なども参加しやすい。観光地や体験メニューは、事前に希望を確認する完全オーダーメイド制となっている。

 「密を避けたい」というお客からの要望に対し、単独グループのプライベートツアーを実現。交通手段は、人数に合わせて同店保有の大型バス「ロイヤルロードプレミア」または提携会社のハイヤーを使用する。ロイヤルロードプレミアムは、通常45人乗りのスペースに客席10席を設置。全席窓側独立型シートを採用している。ハイヤー利用の際は、高級感のある黒塗りのアルファードクラスを手配する。

 発着地は、お客の希望地からの発着が可能だが、「ロイヤルロードプレミアム」利用の際は制限がある。プランは、日帰りから手配可能となっている。

 全国通訳案内士は、日本を訪れた外国人旅行者に対して、日本語以外の言語(英語、仏語、西語など)で観光案内するプロのガイド。だが、コロナ禍によって外国人旅行者が減少し、ガイドする機会が失われている。これらの状況を鑑み、今回のツアーが誕生した。

 

宇宙旅行の拠点化、沖縄・下地島を宇宙港に

2020年9月15日(火)配信

下地島空港に設ける宇宙航空機用の格納庫イメージ

 PDエアロスペース(緒川修治社長、愛知県名古屋市)は9月10日(木)、沖縄県宮古島市の下地島空港の利活用事業に「宇宙港」事業を提案し、同県と基本合意した。今後は有人・宇宙旅行の拠点化に向けて、宇宙飛行機の機体開発と並行し、宇宙港の整備に取り組む。

 同社は民間主導で宇宙飛行機の開発を行い、宇宙旅行や宇宙太陽光発電所建設など、民需としての宇宙利用の拡大を目指している。ANAホールディングスやエイチ・アイ・エス(HIS)グループ、みずほグループなどが出資。計画では、今年12月から無人実証実験機の飛行試験を始め、2025年に有人宇宙飛行を始めたい考えだ。

 宇宙港事業では、下地島空港を有翼型宇宙機(スペースプレーン)の離発着場として整備を行う。宇宙飛行機の飛行試験をはじめ、宇宙機用ハンガー(格納庫)を用いたテナント事業、宇宙旅行に対応する訓練事業、観光事業を展開していく計画だ。

 下地島空港は、3,000メートル長の滑走路や高度な航空管制機能を備え、加えて南北に訓練空域を保有している。東アジアを中心としたグローバルな客層への地理的優位性を有するなど、宇宙港の適地として高いポテンシャルを有するとされている。

PDエアロスペースの緒川修治社長

 11日に東京都内で記者会見した緒川社長は「すべて準備がそろい、宇宙旅行開始に向けて一直線に進むところまで来ている。皆さんと事業を回していき、みんなで宇宙に行けるような環境づくりをしていきたい」と話した。

 記者会見には、スペースポートジャパンの山崎直子代表理事と、HISの澤田秀雄会長兼社長が出席。澤田会長兼社長は「宇宙ホテルの準備をしているので、ホテルまでをロケット(有人宇宙飛行機)で行きたいと思っている。期待している」とあいさつした。

茶臼山高原から応援CP 東三河の鍋や紅葉楽しむ 愛知県

2020年9月15日(火) 配信

茶臼山高原の紅葉(イメージ)

 愛知県はこのほど、地域経済の回復のため、観光誘客地域活動事業「愛知のてっぺん茶臼山高原から東三河を応援」キャンペーンを行う。イベントを実施、開催することで、新型コロナウイルス感染症で影響を受けた事業者への支援、雇用の確保、露店・キッチンカーの販売機会の創出をはかる。期間は9月19日(土)~11月8日(日)までの土・日・祝日(計19日間)。

 「鍋で笑顔に! 茶臼山高原の秋は地元食材を楽しむ」では、地元食材や東三河の食材を使用した鍋を無料で振る舞う。1日300食を茶臼山高原の緑地広場で提供する。午前10時から開始し、なくなり次第終了。

 「紅葉一番乗り! 愛知県で最も早く紅葉を楽しもう」では、緑地広場で東三河・三遠南信地域の事業者によるグルメ・キッチンカー出店で飲食販売を行う。各開催日2店舗ずつ出店し、計38店が出店予定。

 「写真で東三河を応援しよう! 『撮って東三河応援企画』」では、茶臼山高原の特設写真スポットで記念撮影した写真を、インスタグラムまたはツイッターに「#東三河を応援」のハッシュタグを付けて投稿すると、観光リフト券が100円割引となる。割引後料金は大人往復が700円、小人往復が400円。投稿完了後、総合案内所で写真を提示すると、割引料金でリフト券を購入できる。