「韓国絶品グルメ30選商品コンテスト」9~11月出発のツアー対象(JATA×韓国観光公社)

2023年7月28日(金) 配信

韓国絶品グルメ30選ロゴマーク

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は韓国観光公社と共同で、9月1日(金)~11月30日(木)出発までの商品コンテストを行う。同コンテストでは、16社22団体が参加。商品魅力度、商品告知方法、最終集客人数などのチェック項目で優れた4商品を表彰する。ツアー商品には専用ロゴが付けられる。表彰は12月中旬を予定。

 このコンテストは、アウトバウンド促進協議会(JOTC)・東アジア部会における部会活動の一環。2019年にJOTCが制定した「韓国絶品グルメ30選」の各社の商品化が、コロナの影響で停滞していたことを受け、再度各社に使ってもらうことで魅力ある韓国の食をアピールする。ソウル一極集中緩和と、高付加価値を提供するのが目的。

 東アジア部会韓国ワーキング座長の上大信康氏(日本旅行ツーリズム事業本部海外旅行推進部部長)は、「日本からの送客は66万人。対して、韓国からの送客は258万人で、約4倍の開きがある。双方向交流のアンバランスさを少しでも是正したい」とした。

 コンテストについて、「実際に地方へ行っていただき、その土地の歴史や文化を合わせて知っていただきながら、本場の味を楽しんでもらいたい」と期待を述べた。

 韓国絶品グルメ30選のうち、全羅北道では全州マッコリ定食、慶尚北道では安東チムタク、釜山広域市ではテゲ(ズワイガニ)が楽しめるなど、韓国人にも人気のあるメニューを楽しめる。

 韓国観光公社の日本地域センター長兼東京支社長の金観美氏は、「日本のニーズに合わせた観光コンテンツや、地方ならではの新しい魅力をPRし、韓国全土へと足を運んでもらうためのさまざまな事業を行っている。エントリー各社へ最大限販売支援を行う。日本の旅行者に、海外旅行の楽しさを思い出していただければ」と話した。

左から姜煕珠氏、金観美氏、上大信康氏(日本旅行)、伊藤清香氏

京都丹後鉄道、タンゴ・エクスプローラー オマージュトレイン運行

2023年7月28日(金) 配信

2011年まで定期運行していたタンゴ・エクスプローラー

 京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINS(飯島徹社長、京都府宮津市)は、8月11日(金・祝)から「TANGO EXPLORERオマージュトレイン」を運行する。1990~2011年に定期運行していたタンゴ・エクスプローラーを、現存するKTR800形車両で再現。約2年程度、運行区間の西舞鶴―豊岡駅間を乗車区間の運賃のみで乗車できる。

 タンゴ・エクスプローラーは、運行終了後も鉄道ファンや沿線地域の人からの人気が衰えることなく、現車両の保存を望む声や、また乗りたいなどといった声を多く寄せられていたという。そこで同社はこのような声に応え、感謝の気持ちを伝えたいという思いから「オマージュトレイン」の運行を実現させた。

オマージュトレインの車両ラッピング全体

 オマージュトレインは、外装がタンゴ・エクスプローラーと同じライトベージュメタリックのカラーで、ボディーラインは宮福線で親しまれた赤と緑を採用。側面には「Revival homage」と記されたタンゴ・エクスプローラーのロゴを配置している。

 内装は、実際に使用していた一部の座席を移設し、すべての座席には運行当時と同様の丹後ちりめんのシートカバーを設置。壁面に運行当時の走行写真を貼り、当時のようすを思い起こしながら乗車できるようにした。

 運行ダイヤは、8月8日(火)ごろに京都丹後鉄道Webサイトで公開を予定している。

東京メトロ×岡山県 メトロで巡るゆかりの地スタンプラリー実施

2023年7月28日(金) 配信

 東京地下鉄(東京メトロ)と岡山県は8月4日(金)から、「東京メトロで巡る 岡山県ゆかりの地スタンプラリー」を実施する。小石川後楽園など、沿線にある同県ゆかりの地の最寄り駅にスタンプを設置し、地域のにぎわいづくりに貢献する。

 スタンプは「小石川後楽園」最寄りの後楽園駅と「馬越恭平像(恵比寿ガーデンプレイス)」の恵比寿駅、「二松学舎大学」がある九段下の3カ所に設置する。小石川後楽園の外堀に使用されている石は、岡山藩主を組頭とする石垣方四組に属していた備中成羽藩主・山崎甲斐守らの「刻印」が刻まれている。また、同県井原市出身の馬越恭平氏は日本初のビヤホール「恵比寿ビヤホール」を開設。二松学舎大学前身の漢学塾二松学舎は、同県倉敷市出身の三島中洲氏が設立している。

 各駅に設置の専用台紙に3つのスタンプを集めて、岡山県アンテナショップのとっとりお・おかやま新橋館(東京都・新橋)へ持参すると先着で2000人に達成賞「大原美術館ポストカード」をプレゼントする。実施は8月27日(日)まで。なお、達成賞はなくなり次第終了する。

ご当地ドリンクをアピール、高知県などが周遊企画

2023年7月28日(金) 配信

県内各地でご当地ドリンクが楽しめる

 高知県県内市町村、民間企業組織連続テレビ小説博覧会推進協議会」722日(土)、県内77当地ドリンクアピール企画「福(こうふく)土佐御朱飲”り」

 端麗辛口土佐伝統的く、お茶、柑橘使ったドリンク、県内ブドウ醸造ワインクラフトビール多種多彩飲み物がそろ。い高知自然環境生み出で、飲料高知魅力再発見という。

 参加店舗対象飲料購入と、「御朱ステッカらえる。ドリンクごとに77種類ステッカがそろう。

 購入デジタルスタンプラリ参加スタンプ特産品プレゼント応募る。

吉田栄作さん記念ミニライブ、10月1日川崎・東急REIホテルで

2023年7月28日(金) 配信

今年俳優デビュー35周年を迎える吉田栄作さん

 神奈川県川崎市川崎キングスカイフロント東急REIホテル(岡部久子総支配人)101日(日)、俳優歌手吉田栄作俳優デビュ35周年記念イベント

 今年開業5周年を迎えたホテルとのコラボイベント。館内1にあカフェ「The WAREHOUSE BUSINESS LOUNGE&CAFEで、アコースティックギタミニライブライブチェキ会(写真撮影会)やCD即売会実施る。

 コーヒーな吉田さん考案オリジナルカクテルコーヒ当日限定販売る。

 午後132公演。所要1時間。料金席(前方3500円、席(後方2500円。い1ドリンク

 ホテルはコラボレーション企画として、吉田さんのサイン入りホテル5周年トートバッグやライブ鑑賞チケットなどが付いた宿泊プランと、ランチブッフェ付きのプランを販売する。

ホテルメトロポリタン 鎌倉が企画 8月1日から「朝涼みの鎌倉さんぽ」ツアースタート 

2023年7月27日(木) 配信

人通りの少ない鎌倉を楽しんで

 ホテルメトロポリタン 鎌倉(神奈川県鎌倉市)は8月1日(火)から、「朝涼みの鎌倉さんぽ」ツアーを期間限定で実施する。

 人力車でおなじみのえびす屋鎌倉の俥夫が、人力車を曳きながら話す鎌倉の魅力や各スポットのうんちくなどを歩きながら紹介する企画。

 コースは日替わりだが、各コース共通で鎌倉農協連即売場(レンバイ)での解散となる。散策ルートは鶴岡八幡宮や本覚寺、妙本寺など同ホテル近隣の寺社や、小町大路などの裏路地を両社の担当者が実際に歩き組み立てた。

 担当者は、「宿泊の醍醐味のひとつは、早朝のとても静かでゆったりとした時間が過ごせること。人通りの少ない鎌倉をぜひお楽しみください」とPRする。

 「朝涼みの鎌倉さんぽ」ツアーは、8月31日(木)までの実施で、同ホテルの宿泊客が対象。料金は無料で、チェックイン時に先着で受け付ける。出発時間は朝8時で、所要時間は40~50分程度。

「天王洲キャナルフェス2023夏」7月28(金)~30日(日)開催 天王洲を「文化観光の体験都市」へ

2023年7月27日(木) 配信

天王洲キャナルフェス夏2023(7月28~30日開催)

 天王洲・キャナルサイド活性化協会(三宅康之代表理事、東京都品川区)は7月28(金)~30日(日)の3日間、アイルしながわ(旧東品川清掃作業所)、天王洲オーシャンスクエア、天王洲キャナルイーストを会場に「TENNOZ CANAL FES 2023-SUMMER-」(天王洲キャナルフェス2023夏)を開催する。

 目玉企画は、今年で4回目となる跡見学園女子大学の篠原ゼミ(篠原靖准教授)の学生と、協会会員のパナソニックグループとの産学連携として、「令和の日本の夏まつり」をテーマに、学生のアイデアと、パナソニックの先進技術が融合した体験型コンテンツを多数出展する。

 昨秋から実証実験を重ねているクラウド型街巡りガイドサービス「Smart Town Walker®」や、遠隔コミュニケーションシステム「AttendStation®」をバージョンアップして、観光DX商品開発に向けたサービスも提供する。

 「体験観光型・令和のヨーヨー釣り」では、日本の夏まつりを代表する縁日コンテンツであるヨーヨー釣りを、映像プロジェクションと極微細ミストのテクノロジーで演出を行う。

 このほか、天王洲地区に点在するアートを近距離モビリティ(電動車いす・電動キックボード)に乗り、自ら操縦して巡る体験型ツアーなど、さまざまな体験を用意している。

 官民学が連携して、天王洲の街の活性化に取り組んでいる、天王洲・キャナルサイド活性化協会の三宅代表理事は、「今回は、パナソニックの先進技術と、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部篠原ゼミの学生とのコラボレーションにより、次世代のおもてなしや、感性を織り込む観光DX商品の開発にチャレンジしている」と紹介。

 さらに、「この産学連携による実証実験を重ねることで、天王洲が『文化観光の体験都市』として、街のコンバージョン(転換や変化)を目指したい」と語る。

有望市場“インド” 海外人材送り出し機関が宿に売込む (日本旅館協会など)

2023年7月27日(木) 配信

インド人の魅力や実績などをアピールした

 日本旅館協会(大西雅之会長)は7月25日(火)、日本ホテル協会と全日本ホテル連盟、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会と、東京都内で外国人人材の送り出し機関と登録支援機関、監理団体とのマッチング会を初めて開いた。192の宿と人材事業社29社が参加。アジアの外国人の受け入れが活発化するなか、新たな有望市場としてインド人材の活用を促した。

 佐藤勘三郎副会長は、「人材不足で宿の運営に支障が生じている。今後もマッチング会を開き、出席者が成果を得られるようにしたい」と語った。

日本旅館協会副会長の佐藤勘三郎氏

 来賓の駐日インド大使館のサンジーブ・マンチャンダ一等書記官は、日本とインドの両政府が2021年、特定技能の活用で互いの利益向上をはかる覚書に署名したことや、これまで日本語教育などが実施されたことを紹介。「宿泊事業者にインド人の優秀さを知ってほしい」と呼び掛けた。

サンジーブ・マンチャンダ氏

 武井俊輔外務副大臣は、「おもてなしによる十分なサービスの提供が日本の魅力だが、人手不足で生かすことが難しい状況だ。外国人の活用を真剣に考えたい」と話した。

武井俊輔外務副大臣

 セミナー「インドをもっと身近に」では、全日本空輸(ANA)の片桐常弥インド総代表が「インド人の優秀さを発信し日本で在留者を増やすことで、訪問需要増加を目指している」と語った。

片桐常弥氏

 インドの年齢別人口は50年ごろまで、20代が最多になる状況が続くという。一方、インドの失業率は約20%と高く「人手不足の日本との親和性は高い」と強調。ヒンディー語や英語などを学ぶため、「言語学習への抵抗も少ない。文法が似ている日本語の習得は早い傾向にある」という。

 その後、宿泊施設と送り出し機関などがいくつかのテーブルに分かれて、インド人の魅力や実績などをアピールした。

企業向け体験型ワーケーション商品テスト販売 JAL、農協観光ら

2023年7月27日(木) 配信

3社が協力

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)と農協観光(清水清男社長)、ロイヤリティ マーケティング(長谷川剛社長)はこのほど、企業・団体向けの体験型ワーケーション旅行商品「北海道・美幌町 植樹体験ワーケーションツアー」のテスト販売を開始した。お互いの長所やノウハウを結集し、ニーズが高まっているSDGsを意識した体験型ワーケーションを提供する。

 近年、企業の社会的責任として、持続可能な社会活動に取り組む企業や団体が増えている。ワーケーションも従来のバケーションスタイルから、農作業や地域貢献などSDGsを意識した体験型へのニーズが高まっており、組織のチームビルディング強化や社員のウエルビーイングにつながると期待されている。

 こうしたことを受け、新しい働き方の推進と普及を目指してきたJALと、2021年10月に同町で「Pontaの森」の植樹活動を開始したロイヤリティ マーケティング、農業体験などの旅行商品の企画・販売を行ってきた農協観光が協力。植樹体験を通じた環境保全学習と、組織におけるチームビルディング強化をはかるためのソリューションを構築した。なお、JALと農協観光は22年7月に、農山漁村地域における第1次産業の活性化・地域活性化の取り組みで地域課題解決を促すため、業務提携契約を結んでいる。

 今回のテストツアーは今秋に全3回実施する。2泊3日で旅行代金は1人9万8000円。旅行企画・実施は農協観光。

舞鶴YMCA国際福祉専門学校「宿泊観光人材奨学金」を創設 対象となる日本人学生、外国人留学生を募集中

2023年7月27日(木)配信♯旬刊旅行新聞♯舞鶴♯ニュース

7月12日関係者が舞鶴で会見

  舞鶴YMCA国際福祉専門学校(加藤俊明校長、京都府舞鶴市)はこのほど、「宿泊観光人材奨学金」を創設した。

 年間の学費90万円の3分の2の60万円を支援するもので、返還は不要、卒業後の就労義務もない。奨学金を受けるためには、宿の繁忙期(夏期2か月、冬期2か月)に実施する現場実習の受講が必要。受け入れる宿泊施設は、奨学金費用の負担と、現場実習期間中の住居と食事(昼と夕)を提供する。

 持続可能な観光人材の育成の仕組みを創り、インバウンドに対応できる優秀な観光人材を育て、活躍の場を提供することが狙いだ。

 京都府北部では、コロナ禍前から宿泊業の人手不足が顕著で、人手不足が要因の経営の悪化や廃業も起こっていた。こうした状況を踏まえ、宿泊施設らの協力のもと宿泊業の専門職育成の仕組み作りを決定。

 京都府北部でホテル、旅館運営を行うアウルコーポレーション(京都府京丹後市)、ホテルベルマーレ(京都府舞鶴市)、訪日関連事業を手掛けるアヤベックス(京都府綾部市)、京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)が協力し、24年から人材育成を開始する。

  舞鶴YMCA国際福祉専門学校では、2年間宿泊業人材の育成に特化したカリキュラムが実施される。また同年から、外国人留学生の受け入れも開始。現在、対象となる日本人学生、外国人留学生を募集しており、外国人留学生には授業期間中も住居と朝夕のアルバイトをホテルベルマーレが提供する。

 また卒業後は就労VISA(技術・人事・国際業務)を取得可能で、就職先をアヤベックスがし紹介する。