外貨両替サービスで提携 世界11通貨に対応、京都駅内に1号店開く(日本旅行、みずほ、Ctrip、京都駅ビル、JFS)

2023年9月6日(水) 配信

外貨両替所イメージ

 日本旅行(小谷野悦光社長)はこのほど、JFS(陳清揚代表)、みずほ銀行(加藤勝彦頭取)、トリップドットコムグループおよび子会社上海Ctripフィナンシャルサービス(章婷婷代表)、京都駅ビル開発(若菜真丈代表)とともに、訪日外国人観光客向けインバウンド施策として、外貨両替サービスにおける戦略提携を始めた。

 日本旅行ら5社は9月13日(水)から、京都駅構内にある日本旅行TiS京都支店内に、京都駅ビル開発の協力の下、Ctripの外貨両替所をオープンする。

 対象となる通貨は、米ドル、ユーロ、中国元、オーストラリアドル、英ポンド、香港ドル、カナダドル、タイバーツ、スイスフラン、シンガポールドル、スウェーデンクローナ──など11通貨に対応している。

 飛行機や新幹線など主要の交通機関を重点的に、2024年度中に10店舗までの拡大を目指す。

日本バス協会、日本のバス120年 清水会長がメッセージ発信

2023年9月6日(水)配信

清水一郎会長

 日本のバスは、1903(明治36)年に京都で運行を始めてから、今年9月20日(水)の「バスの日」で120年の節目を迎える。これを契機として、日本バス協会の清水一郎会長(伊予鉄グループ社長)は8月31日(木)、メッセージを発信した。

 同協会は周年記念として9月1日(金)、バス停にまつわる写真投稿の募集を「X(旧ツイッター)」で始めた。テーマは「バス停から見える風景」と「バス停のある風景」の2つ。同協会の「X」アカウントをフォローし、「#日本のバス120年」と、「#バス停から見える風景」または「#バス停のある風景」を付けて投稿し応募できる。

 期間は9月30日(土)まで。テーマごとに優秀な作品を選考し、「日本のバス120年サイト」上で10月下旬ごろ発表を行う。

 このほか、各都道府県バス協会やバス事業者などでは、バスに親しんでもらうためのイベントなどを実施している。

 清水会長のメッセージ(要旨)は次の通り。

バスが新しい日本の未来を築く~日本のバス120年に当たって~

 1903(明治36)年9月20日、日本で初めてのバスが京都の地を走って、120年を迎えます。

 バス事業は、少子高齢化の影響などで、元々厳しい経営状況でしたが、新型コロナウイルス感染症により、本当に苦しみました。路線バスはコロナ禍で4千億円もの赤字となり、これは、10年や20年では取り戻せません。貸切バスも団体旅行が消失してしまい、まさに、バス事業は戦後最大の危機を迎えました。さらに、人手不足、燃料高、バスは追い込まれています。

 バスが無ければ、子育て政策の推進と言っても、通学もできません。ピンチをチャンスと捉えて、危機を乗り越えていかなければなりません。

 バスの最大の使命は安全の確保です。皆さまから信頼されるバスであることを誓います。安全という原点に返り、バスを夢のある産業にしたい。キャッシュレス化、EVバス、自動運転バスなど、皆さまから喜ばれるバスを目指して参ります。

 今後も、バスが走り続けていくことができますよう、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。

持続可能な取り組みで新たな発展を JATA関東支部と東京都が訪日セミナー

2023年9月6日(水) 配信

JATA関東支部鈴木誠一支部長

 日本旅行業協会(JATA)関東支部インバウンド委員会は8月29日(火)、東京都産業労働局観光部と共催でインバウンドセミナーを開き、82人が参加した。10回目を数えた今回のセミナーでは、急速に回復する訪日旅行市場において、持続可能な観光に取り組む意義や新たな発展の在り方などを学んだ。

 冒頭、あいさつに立ったJATA関東支部の鈴木誠一支部長はインバウンド市場について、コロナ禍からの順調な回復を示す一方、「現場から、日本のホスピタリティの質の低下が聞こえてきている」と懸念を示した。急激な需要の回復に伴い、観光産業の現場では人手不足が深刻化しているが、とくに顧客から苦言が多いのが宿泊施設だという。

 鈴木支部長によると、訪日客は日本的サービスを期待しており、高い価格帯で質を担保しているホテルなどは満足度が高いが、中間層の価格帯のホテルを利用する訪日リピーターから、コロナ前よりもおもてなしの質が下がったというクレームが増えている。

 「競合のタイは満足度の高いホスピタリティを提供しており、訪日リピーターの減少が懸念される。外国人観光客獲得はグローバルの戦いで、勝ちにいかなければならない」と危機感を露わにし、持続可能な観光と量から質への転換の必要性を訴えた。

 東京都産業労働局観光部の向井一弘部長は、都が東京都観光産業振興プラン「プライム観光都市東京」を旗印に観光施策を進めていることを紹介。「観光産業の経営力を下支えし、観光資源の磨き上げを推進している」と述べた。

 東京都の名所づくりとして、10月31日、池袋に新たなアニメの拠点を設ける。都が所有するセル画などを一般公開し、訪日客を誘致したい考え。夜間観光の充実は、プロジェクションマッピングの助成や都庁舎のライトアップなどを行う。同部企画調整担当の國生哲郎課長は、「東京をマッピングの聖地にしていきたい」と意気込んだ。

観光庁専門官・大野一氏

 セミナーには、観光庁観光産業課専門官の大野一氏が登壇し、「持続可能な観光に取り組む意義」について講演した。

 大野氏はオーバーツーリズムの弊害を紹介したうえで、貴重な観光資源を喪失しないためにも旅行会社による持続可能な旅行商品造成の重要性を述べた。ビジネスには懐疑的な意見も聞こえるというが、「データによると世界の83%の旅行者が持続可能な観光は不可欠と考えている。とくに欧州や豪州で意識が高く、ビジネスチャンスだ」と強調。「旅行会社の皆さんには、地域の取り組みの頑張りに応え、持続可能な観光地として伸ばしていく役割がある」と力を込めた。

 また、「今の小・中学生は当たり前にSDGsを学んでいる。取り組まなければ将来の働き手や顧客も得られない」と注意を促した。

 こうしたうえで、「持続可能な取り組みは0か100かではない」とし、観光庁が作成している「日本版持続可能な観光ガイドライン」などを参考に、「肩の力を抜いて、できることから取り組んでほしい」と呼び掛けた。

オーバーツーリズム対策第1回会議開く 観光客急増で混雑緩和・マナー啓発など推進(観光庁)

2023年9月6日(水) 配信

「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に関する関係省庁対策会議」のようす

 観光庁は9月6日(水)、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に関する関係省庁対策会議」を開いた。会議には内閣官房や警察庁、デジタル庁、総務省、文化庁、経済産業省、環境省、国土交通省各局が出席。今秋までに具体策を取りまとめる方針だ。

 7月の訪日外国人旅行者数は約232万人と、コロナ前19年の78%まで回復している。国内外の観光需要が急速に回復していることにより、一部の地域では混雑やマナー違反による地域住民への影響や、旅行者の満足度低下につながるとして問題視されている。

 8月26日(土)に開かれた岸田文雄首相と沖縄県観光関係者との車座対話では、オーバーツーリズムへの懸念や、持続可能な観光推進に向けて多くの意見が寄せられた。これを受けて岸田首相は、「観光客が集中することによって生じる混乱や、マナー違反による混乱など、政府として重要課題だと受け止め、この秋にも対策を取りまとめていきたい」と発言した。

 対策会議の冒頭で、議長を務めた髙橋一郎観光庁長官は、「これまで観光庁では、混雑の緩和あるいはマナー啓発などに取り組む地域への支援を行ってきたが、今般の総理のご発言を受け、より一層取り組みを推進する必要がある」とし、地域の意向や関係省庁の提案・意見を踏まえて、より実効性の高い対策をまとめていく考え。

観光庁・髙橋一郎長官が議長を務めた

大阪観光局とぐるなびが連携協定 食テーマに地域活性化目指す

2023年9月6日(水) 配信

ぐるなびの杉原章郎社長(左)と大阪観光局の溝畑宏理事長

 大阪観光局(畑宏理事長、大阪府大阪市)び(杉原社長、東京都千代田区)829中心相互連携強化連携協定締結た。

 テーマ観光ルート開発地域魅力り、関連イベント開催、2025大阪・関西万博醸成共同取り組

 同局万博2029以降開業見込IR(統合型リゾート施設)見据観光戦略1て、大阪全国周遊う「日本観光ショーケース」事業取り組最大誘客要素位置付

 も、若手シェフ育成目的とコンテスト「RED35主催社員地方移住魅力発掘る「地域お企業人」制度実施ている。

 同日記者会見溝畑理事長大阪素晴らしいコンテンツが、世界的認知度、消費単価全国各地コンテンツ掘り起連携で、欧米富裕層対策テーマ大阪全国ルート取り組でいい」

 杉原社長は「国内外富裕層対象ヘリ移動レストラン食事セットプランテスト販売ている。今回連携に、大阪日本各地域感動体験取り組たい

町民80人でおもてなし 秋の里山・山形県西川町で10月21日 ONSEN・ガストロノミーウォーキング開催へ

2023年9月6日(水) 配信

五感で秋を体感

 月山の麓、山形県・西川町で10月21日(土)、ONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。今年2回目となる今回は、約80人の町民がおもてなし。美しい紅葉風景の中、秋の里山散策が楽しめる。

 今回のコースは、睦合地区(睦合公園・設楽酒造・長登観音)、吉川地区(坂の上公会堂・かわどい亭・トラヤワイナリー)、海味地区(寒河江川)を巡る約9㌔。

秋の風物詩「芋煮会」も

 寒河江川のほとりでは、山形の秋の風物詩「芋煮会」を実施。このほか各ガストロノミーポイントでは、月山和牛やアケビ、キノコなど秋のめぐみをふんだんに使った郷土料理が楽しめる。

 ウォーキング終了後は、県内では珍しいセルフロウリュができるサウナもある水沢温泉館の温泉で一休みしてみてはいかがですか。

 参加料金は、大人、子供(小学生)ともに5000円(ガストロノミー〈食事・飲み物〉・温泉入浴券・傷害保険込み)。

過去のイベントのようす

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新社長に富田哲史氏 浩安前社長は会長に (日の丸自動車興業)

2023年9月6日(水) 配信

富田哲史新社長

 日の丸自動車興業(東京都文京区)はこのほど、8月1日(火)付で富田哲史氏が代表取締役社長に就任したと発表した。

 6月8日(木)開催の取締役会において決議。富田浩安前社長は、同日付で代表取締役会長に就任した。

◇ ◇

 富田 哲史氏(とみた ・てつふみ)。2003年上智大学文学部史学科卒業後、キヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)入社。06年日の丸自動車興業入社、12年常務、17年専務、20年代表取締役副社長などを歴任。

観光庁、全旅連青年部の「宿フェス」を支援事業に 訪日客の地方誘客や消費拡大へ

2023年9月5日(火) 配信

今年行われた宿フェスのようす。次回は2024年2月14(水)~15(木)に実施する

 観光庁は8月31日(木)、「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の2次公募で、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)の「宿フェス Yado Fes for visitors to Japan」を採択した。

 同事業は、訪日観光客の地方誘客や観光消費の拡大促進が目的。観光事業者が連携して地域に根差した観光資源を磨き上げる取り組みをサポートする。今回は6月5日(月)~7月7日(金)に公募を実施。606件が選定された。

 消費者に向けて、さらなる宿の魅力発信に努めようと、全旅連青年部は2024年2月14(水)~15日(木)に、宿フェス Yado Fes for visitors to Japanを行う。

六甲高山植物園、10月中旬から紅葉見ごろ 9月23日からの土日祝はライトアップも

2023年9月5日(火) 配信

イメージ

 六甲山観光(寺西公彦社長、兵庫県神戸市)が運営している六甲高山植物園は10月中旬から11月中旬、神戸市街地よりも一足早く紅葉の見ごろを迎える。9月23日(土・祝)~11月23日(木・祝)の土日祝日は、六甲ミーツ・アート芸術散歩2023beyond関連イベントとして、園内の木々をライトアップしてアート作品と共に楽しめる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」を開催する。

 時間は午後5時~午後8時。チケット販売終了は午後7時、受付終了は午後7時半。

 大人1900円、小人950円。なお、六甲ミーツ・アート芸術散歩2023beyondナイトパス付観賞パスポートでも観賞することができる。

 六甲高山植物園は、11月23日(木・祝)まで開園している。開園時間は午前10時~午後5時。イベント時は延長する。

 入園料は中学生以上が900円、小人が450円。

城下町の風情が残る温泉地 鳥取県鹿野町で10月1日 ONSN・ガストロノミーウォーキング開催へ

2023年9月5日(火) 配信

鹿野城跡

 鳥取県・鹿野町で10月1日(日)、ONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。

 戦国時代に築かれた居城跡が残る鹿野の城下町は、現在もその街並みを残し、まるでタイムスリップしたかのように当時の歴史や風情を感じられる場所。また、因幡地方の名峰である鷲峰山を望めるコース一帯の田園風景は、日本の原風景そのもので大自然との一体感を存分に堪能できる。

 約8㌔のウォーキングの途中には、「鳥の劇場」での役者になり切ってのミニゲームなどさまざまな体験プログラムを用意している。

 各ガストロノミーポイントでは、鹿野地鶏ぴよの「鹿野地鶏焼き」、そば処としても有名な鹿野の定番グルメ「鹿野そば」、鳥取県中部のご当地グルメ「牛骨ラーメン」やローカルフード「とうふちくわ」などここならではのグルメを、地域の工場で生産される地ビールや地酒、ワインなどとともに楽しめる。

鹿野温泉

 「城下町の風情が残る温泉地をお楽しみください」と関係者がPRする今回のイベント。イベント終了後は、町内の鹿野温泉(国民宿舎山紫苑、ホットピア鹿野)か隣接する浜村温泉(旅風庵)でゆったりとした時間に浸り、1日を締めくくるのがおすすめ。

 参加料金は、大人、子供(小学生)ともに4000円(ガストロノミー〈食事・飲み物〉・温泉入浴券・傷害保険込み)。

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