東武トップツアーズ、訪日旅行者向けに着地型販売サイト開設

2024年10月2日(水)配信

インバウンド向け着地型観光商品の販売サイト(イメージ)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月1日(火)、インバウンド旅行者向け着地型観光商品の販売サイトを、LINKTIVITY(孔成龍社長、同千代田区)のプラットフォームを活用して運用を開始した。

 同プラットフォームにより、日本到着前の旅マエに東武鉄道浅草駅、東武日光駅、鬼怒川温泉駅を訪れる観光商品の予約・決済が可能となった。同様に、滞在中や日光・鬼怒川温泉へ向かう旅ナカで予約・決済も可能。旅行者は現地に到着後、スムーズに目的とする観光や体験を楽しめる。

 販売する着地型観光商品は、「NIKKOPASS」をはじめ、日光東照宮など日光の寺社拝観券や、東武ワールドスクウェアや日光江戸村などの入園券などが含まれる。現地で楽しめる着地型観光コンテンツの開発・販売も順次予定しているとした。

東武ホテル10ホテルで2025年おせちの予約開始 今年は二段重も

2024年10月2日(水) 配信

和洋中冷凍おせち 二段重

 東武ホテルはこのほど、2025年のおせちの予約をグループ10ホテルで始めた。24年に全面リニューアルを行い、冷凍おせちの販売を開始。好評だったという。商品は手元に届いてから約1カ月の保存が可能で、好きなタイミングで食べることができる。今年は新たに和洋中二段重を加えた。

 開発には東武ホテルの味を冷凍で再現するため、各料理長が集結し、検討を重ねた。国産和牛や北海道産のブランド豚、トリュフなど上質な素材を使用し、製法は「3Dショックフリーザー」を用いた。

 おせちは「和洋中冷凍おせち 二段重」が和洋中計54品で2万9500円(税込)。11月20日(水)までの予約で早割が適用され、2万6550円(税込)になる。「和洋中冷凍おせち 三段重」は計61品で、3万8000円(税込)、早割は3万4200円(税込)。いずれも別途、送料が2100円となる。

 配送方法はクール冷凍便で12月30日(月)の配送となり、時間指定は不可。予約や詳細は各ホテル公式ホームページへ。

ファンタジースプリングスのラッピング新幹線運行へ  JR東日本×オリエンタルランド

2024年10月2日(水) 配信

ラッピングのイメージ(C)Disney

 東日本旅客鉄道(JR東日本、喜㔟陽一社長、東京都渋谷区)とオリエンタルランド(吉田謙次社長兼COO、千葉県浦安市)は10月10日(木)から、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」をテーマにした特別車両の新幹線を期間限定で運行する。E5系でのフルラッピング新幹線は初めての運行。

 特別車両「Magical Journey Shinkansen」は、「ファンタジースプリングス」を構成する3つのディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の象徴的な場所やキャラクターが描かれ、新エリアの世界観が表現されている。車内でもカーテンや車内メロディなどで、その雰囲気が体験できるという。

 運行区間は東北・北海道新幹線(東京~新函館北斗間)で、おもに「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」として運行する。初便ははやぶさ2号で、仙台駅発午前6時35分の予定。運行期間は2025年6月上旬ごろまで。

遅延や欠航の補償手続きがスマホなどで可能に ANAが「ANA Smart Travel」に機能追加

2024年10月2日(水) 配信

補償申し込みサイトの画面イメージ

 全日本空輸(ANA)はこのほど、「ANA Smart Travel」に新たな機能を追加した。遅延や欠航による補償手続きがスマートフォンなどモバイルデバイスで行えるようになった。同サービスは国内初という。

 「ANA Smart Travel」は2022年5月から始動した新サービスモデルで、スマートフォンなどを通し、旅の計画から機内、到着後のあらゆる場面でサポートを行い旅の体験向上をはかっている。

 新機能では、ANA都合による国内線・国際線の運航便の遅延や欠航が発生した場合、立て替えた費用の清算や詫び金、そのほかの補償の受け取り手続きをANAウェブサイト内の「補償のお申込みサイト」から行える。これまでは空港カウンターに並んだり、郵送での手続きが必要だったが、ANAアプリでも簡単にアクセスできるようになり、その場で手続きが可能になった。また、補償の受け取り手段として、口座振込のほか、電子マネーやANAマイルなども選択でき、申請状況も照会可能になったことで利便性が向上した。

 このほか、23年1月から羽田空港国内線で開始している、ANAラウンジの混雑状況をアプリなどで確認できるサービスを24年度中にも成田空港国際線で導入する予定だ。

長野県で最速の11月1日オープン目指す 軽井沢プリンスホテルスキー場

2024年10月2日(水) 配信

昨年の造雪作業のようす

 軽井沢プリンスホテルスキー場(佐藤光紀総支配人、長野県・軽井沢町)は10月4日(金)から、造雪機2基で造雪を開始すると発表した。長野県で最も早い11月1日(金)のオープンを目指す。オープン時は2コースの予定。

 10月8日からは全8基の造雪機を24時間フル稼働させ、1日約450トン、オープンまでに約6000立方メートルの雪を造る。11月1日には全長400メートルのC1くりの木コースとE1プリンスゲレンデ、「日帰りスノーマンパーク」をオープンする予定。営業開始後も造雪を続け、来年1月上旬までに全14コースをオープンする計画だ。

JTB、多摩の周遊促進へ 観光型MaaS「ぶらたま」実施

2024年10月2日(水)配信

オンデマンドタクシーで多摩地域をお得に巡る

 JTBは10月26日(土)~11月30日(土)までの土・日・祝日の計12日間、多摩地域(八王子市、立川市、福生市)で観光型MaaS事業「ぶらたま Produced by るるぶ」を実施する。同事業の特設サイトで多摩地域の観光・グルメ情報を提供し、相乗り型のオンデマンドタクシーの運行や利用者への特典で、多摩地域での周遊の活性化を狙う。

 実施2年目となる同事業は、多摩地域の19カ所の観光スポットで乗降可能なオンデマンドタクシー(NearMe主催)を運行する。Webからの事前予約で利用でき、他の利用者と相乗りすることで通常のタクシーよりお得に利用できることもあるという。また、多摩地域の飲食店など約20店舗で、オンデマンドタクシーの予約画面を提示すると特典を受け取れる。

 オンデマンドタクシーの料金は初乗り300円、2㌔ごとに加算運賃100円が増える。運行時間は午前10時~午後5時まで。利用登録が必要で、予約は乗車当日のみ(利用開始30分前まで)。支払いはクレジットカード決済のみ、料金の確定は降車時となる。

 乗降スポットは次の19カ所を予定する。

 【福生市】福生駅▽福生ベースサイドストリート▽田村酒造場▽石川酒造

 【立川市】立川駅▽立川防災館▽南極・北極博物館▽ららぽーと立川立飛▽昭和記念公園

 【八王子市】八王子駅▽東京富士美術館▽滝山城跡▽道の駅八王子滝山▽Hachioji Farmer’s kitchen ふぁむ▽八王子城跡▽高尾山口駅▽磯沼牧場/TOKYO FARM VILLAGE▽三井アウトレットパーク多摩南大沢▽桑都テラス

 このほかの詳細・予約については、「ぶらたま Produced by るるぶ」特設サイトから。

日観振が「日本遺産 御周印」を制作 日本遺産の認知向上と体感する旅行促進へ

2024年10月2日(水) 配信

御周印イメージ

 日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都港区)はこのほど、全国104件の日本遺産ごとに異なるオリジナルデザインのスタンプ「日本遺産 御周印(ごしゅういん)」と専用の「日本遺産 御周印帳」を制作した。日本遺産の認知向上と日本遺産を体感する旅行の促進が目的。文化庁と日本遺産連盟、全国の日本遺産協議会協力のもと、各地の日本遺産地域の構成文化財や観光案内所などに設置する。

 名称は全国の日本遺産を周遊してほしいという思いを込めて「周」の文字をつけたという。「御周印」は専用の「御周印帳」を持参した人限定で押印する。9月26日以降、各地で準備が整い次第、順次開始する。

 専用の御周印帳は、蛇腹折りの帳面で表紙は赤と青の2パターン用意した。中面のデザインもそれぞれ異なる。中面には朱書きで「日本遺産」の文字があらかじめ印字されており、そこに「御周印」を押印することで完成する仕組み。今年度は無料で配布するが、来年度以降については現時点で未発表。

 御周印帳は10月26日(土)開催の「日本遺産フェスティバルin極上の会津」(福島県会津若松市)内で配布する。日程や場所は未定だが、今後「日本遺産の日」のイベントでも配布する計画という。

【人事異動】国土交通省(10月1日)

2024年10月2日(水) 配信

 国土交通省は10月1日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付(観光庁観光地域振興部観光資源課長)柳瀬孝幸

KASSE JAPAN、路線バスの廃品販売 収益を路線維持につなげる

2024年10月2日(水) 配信

商品の一部

 九州産交グループで、熊本県内で物産や観光の振興によって地域活性化に取り組むKASSE JAPAN(有元隆社長、熊本県熊本市)は10月1日(火)から、グループ会社で廃車となった路線バスの部品や廃品を利活用したアップサイクル商品を売り出した。販売による収益を九州産交バスと産交バスへ還元し、地域路線の維持につなげる。

 同商品は熊本県特産品購入サイト「KUMATOKU(くまトク)」で販売。地域の加工業者によってバス営業所へ納品される。その後、路線バスによる貨客混載でサクラマチ クマモト(熊本県熊本市)に商品を集約。梱包後、宅配便で購入者に送られる。これにより、KASSE JAPANは送料の負担を軽減するほか、路線バス網を商品の配送手段として活用することで地域路線の維持に貢献する。

 販売品は、つり革や降車ボタン、バス停などの廃品130点のほか、座席シートを使用したトートバッグや折り畳みイスなどのアップサイクル品16点。さらに、バス玩具20点が発売されている。

古屋旅館(熱海温泉)、不要となった浴衣800着を老人ホームに寄贈

2024年10月2日(水) 配信

浴衣を受け渡す古屋旅館の内田宗一郎社長(左)

 静岡県・熱海市の老舗温泉宿「古屋旅館」(内田宗一郎社長)は10月1日(火)、宿泊客用の浴衣約800着を、同市内の特別養護老人ホーム「姫の沢荘」に寄贈した。

 古屋旅館は9月に「街歩きしやすい」デザインの浴衣に一新。これにより、宿泊客用に使用していた浴衣が不要になった。「汚れやほつれもなく、上質な反物を使った浴衣を廃棄するのはもったいない」と、内田社長が理事を務める「姫の沢荘」に相談したところ、快く引き取っていただけたという。

 内田社長は「廃棄を減らし、必要とする地域のために活用できたことをうれしく思う」と話す。

 姫の沢荘の担当者は「資源が高騰しているなか、寄贈していただけることはありがたい。入所者の着用、清拭用、人形づくり用として大切に、有効に活用したい」と謝意を述べた。