川根茶でおもてなし 茶ービスエリア@川根温泉 3月23日(土)、24日(日)開催

2019年3月22日(金) 配信

静岡県島田市の道の駅「川根温泉ふれあいの泉」を、茶処川根の「茶サービス」で来訪者をもてなすサービスエリアにする催し「第2回 茶ービスエリア@川根温泉」が3月23日(土)、24日(日)の2日間限定でオープンする。

 静岡県中部地域の観光振興および観光事業活性化を目的に、さまざまな企画に取り組むするが企画観光局が、川根温泉活性化のために考案した催しだ。第1回は2017年12月に開催し、約2千人が来場した。

 当日は道の駅「川根温泉ふれあいの泉」には地域のお茶屋がブースを出店するほか、お茶をアレンジした料理「お茶バーガー」や限定スイーツ、限定商品「茶オル」などを販売する。

 お茶の生葉300キロを温泉施設内の露天茶風呂や足湯、プール、さらに屋外に設置予定の「お茶の葉プール」に投じる。子供の遊び場「お茶の葉プール」ではVRゴーグルを使った3D体験も実施する。

 同時開催のかわね桜まつりかい場とは、増便した定期シャトルバスで行き来できるので、桜の季節に新茶を待つ川根が盛り上がる2日間になる。

第2回 茶ービスエリア開催概要

開催日時:2019年3月23日(土)、24日(日) 午前10:00-午後4:00 雨天決行
会場  :道の駅川根温泉ふれあいの泉(静岡県島田市川根町笹間渡220)
     川根温泉ホテル(静岡県島田市川根町笹間渡195-1)
     かわね桜まつり会場(静岡県島田市川根町家山地区)
イベント:
 お茶をアレンジした特別メニューを出店ブース、温泉施設内で提供
 300キロの茶葉を使った露天茶風呂、お茶プール、お茶足湯
 手揉み茶体験
 T-1グランプリ(小学生のお茶の淹れ方競技大会)
 パラグライダータンデム体験
 ステージイベント(JA茶果菜によるパフォーマンスなど)
 当日限定茶オル販売

茶ービスエリア 川根温泉
http://www.shimada-kawane.jp/chavicearea/
茶ービスエリアとは、川根温泉が限定でお茶に特化したサービスエリアとなり、お茶にちなんださまざまな商品やサービスを提供いたします。

KNT‐CT、「東京2020 Let’s55 ~レッツゴーゴー~ with 野村ホールディングス」にバーチャルサイクリング体験ブースを出展

2019年3月22日(金) 配信

東京2020オリンピックのオフィシャルサービスパートナーのKNT‐CTホールディングスは3月30日(土)~31日(日)、「東京2020 Let’s55 ~レッツゴーゴー~ with 野村ホールディングス」にバーチャルサイクリング体験ブースを出展する。また、同社グループのクラブツーリズムは、非公開の東京証券取引所の裏側見学ができる日帰りツアーを実施する。

 Let’s 55は、東京2020オリンピック・パラリンピックへの入り口として、大会がが開催される2020年までに全55競技を体験するプロジェクト。同社のブースでは、東京2020大会の自転車競技開催地である静岡県と協働し、実際の自転車を使ったバーチャルサイクリングが体験できる。参加者は200㍍タイムトライアルへのチャレンジを行い、優秀な記録を出すと静岡県から記念品がもらえる。

 KNT-CTホールディングスは、3月24日(日)に行われる「東京2020Let’s55~レッツゴーゴー~with 福島県」にもブースを出展する。同会場では、東京2020大会から新競技として採用された「スポーツクライミング」のなかから、壁を制限時間内にいくつ登れるかを競う「ボルダリング」体験の機会を提供。子供や初心者でも安心して体験できるよう、インストラクターがサポートする。

「東京2020Let’s55~レッツゴーゴー~with 野村ホールディングス」(第4回)

日時:3月30日(土)、31日(日)

場所:東京証券取引所

内容:16競技の体験ステージ、ブースなど

   (初開催競技はシッティングバレーボール)

共催:東京2020組織委員会、野村ホールディングス

東京証券取引所へ行こう!通常非公開の証券所裏側見学と東京2020Let’s55~レッツゴーゴー~with野村ホールディングス」イベントに参加! 概要

出発日:2019年3月30日(土)・31日(日)

行程:

日本橋駅・・兜神社・・日証館(外観)・・東京証券取引所(マーケットセンター内を取引所社員が案内、東京2020Let’s55with野村ホールディングスイベント見学)・・小網神社・・銀行発祥の地・・コレド室町(昼食)・・東京証券取引所(自由解散)

出発地:東京メトロ日本橋駅

食事:昼食1回

添乗員:同行

旅行代金:6990円(大人・子供同額)

企画・実施:クラブツーリズム

「東京2020Let’s55~レッツゴーゴー~with福島県」(第3回)

日時:2019年3月24日(日)

場所:

福島県いわき市(「アクアマリンパーク」、「イオンモールいわき小名浜2階マリンコート」、「小名浜潮目交流館」)

内容:11競技の体験など(初開催競技は車いすテニス)

共催:東京2020組織委員会、福島県

「また帰りたくなる、佐渡」がテーマ 「PEACH LIVE 」Vol.17発行

2019年3月22日(金) 配信

PEACH LIVE佐渡号を手に持つ客室乗務員

ピーチ・アビエーションはこのほど、フリーマガジン「PEACH LIVE 」Vol.17「佐渡」号を発行した。「また帰りたくなる、佐渡」をテーマに、古き良きカルチャーが残る佐渡島(新潟県)のアクティビティやグルメに着目。ガイドブックとは違う視点で、まだ知られていないリアルな魅力を紹介する。

 「佐渡号」では、標高900㍍付近の天然杉が見られる周遊コースや、ジャズが流れる路地裏の焼き鳥店、希少な地鶏タマゴを使った究極のロールケーキを扱う老舗菓子店などを、同社の主要顧客層である20~30代の女性に響くコンテンツを中心に、佐渡の「今=LIVE」を紹介する。

 ファッション業界で働く女性スタッフらが体験した、佐渡の自然を満喫できるアクティビティも紹介する。読者は、シーカヤックやトレッキングなど、女性でも楽しめる佐渡ならではのコンテンツを、PEACH LIVEの世界観を通して体感できる。

媒体情報

言語:日英併記

発刊日:隔月20 日(奇数月)

配布場所:

Peach の国内線・国際線の全路線で、客室乗務員が配布。国内線空港カウンターなど

発行部数:3万部

JTBら、宮崎の活性化にインフラツーリズムの推進を本格化

2019年3月22日(金) 配信 

連携イメージ

JTBと宮崎交通、ソラシドエア、九州電力は3月20日(水)、宮崎県の活性化を目的に電力インフラ(ダムや発電所、送配電設備など)を観光資源としたインフラツーリズムを本格的に推進すると発表した。第1回と2回のツアーは、3月22日(金)午前10時から販売を始める。

 JTBと九州電力は2018年11月にダムや発電所周辺地域の活性化を目的としたダムツアーを行い、「大変好評をいただいた」という。

 さらなる県内観光資源の発掘と磨き上げを目指し、新たに宮崎交通、ソラシドエアを加えた4社が連携。各社の強みを融合させたインフラツーリズムを推進していく。観光客を広く県内外から呼び込み、交流人口拡大を通じた宮崎県の地域活性化やPRにつなげていく方向だ。

第1回ツアー概要

第1回ツアー

ツアー名: 宮崎県耳川水系 ダム・発電所ツアー

見学場所:九州電力 上椎葉ダム、塚原ダム、山須原ダムほか

旅行代金:大人1名 4万9000円

出発日:4月20日(土)1泊2日

発着地:宮崎

募集人数:先着22人(18歳以上に限る)

申込み先:たびーと、または、JTB宮崎支店 〔Tel:0985(29)3511(平日午前9:30~午後5:30)〕

 【第2回ツアー概要】

第2回ツアー

ツアー名: 宮崎県一ツ瀬・小丸川水系を巡る電力インフラツアー

見学場所: 九州電力 一ツ瀬ダム、小丸川発電所、送配電設備ほか

旅行代金: 大人1人(1室2人以上の場合)で、宮崎発が4万3000円、東京発が7万7000円

出発日:5月22日(水)1泊2日

発着地: 宮崎・東京

募集人数: 先着45人(18歳以上に限る)

申込み先: 宮交観光ホームページ、または、宮交観光〔Tel:0985(32)2323(平日午前9:30~午後5:30)〕

【上天草市複合型スポーツ&ヘルスツーリズム事業】未来へ向けた健康づくり 子供たちも医療体験で学ぶ機会を

2019年3月22日(金) 配信

菜の花ウォーキング

 熊本県上天草市(堀江隆臣市長)は住民の健康意識の向上と交流人口の増加を目指して、2017年度から民間活力開発機構(里敏行理事長)と協力して、「複合型スポーツ&ヘルスツーリズム事業」に取り組んでいる。2月2日には、「菜の花ウォーキング」を実施。同イベントに合わせ、健康測定ブースを設置し、参加者の健康意識を高めた。また、昨年11月23日には、未来を担う子供から高齢者まで全世代が“楽しみながら健康について学ぶ”「け~な健康フェア」を開いた。

【増田 剛】

菜の花ウォーキング

 上天草市は楽しみながら健康意識を高めようと、ウォーキングやさまざまなスポーツイベントと合わせて、健康度を測定するブースを設置している。

 2月2日には、早春の恒例イベント「菜の花ウォーキング」を実施した。同市松島エリアの「100万本の菜の花園」を起点に、天草観海アルプスの高舞登山(標高117㍍)を目指す5㌔(約1時間30分)のコース。

 準備体操のあと、地元マスコットの「上天草四郎くん」が見送るなか、地元住民や県外からの参加者ら300人がスタート。菜の花畑を抜けて、高舞登山の山道をゆっくりと歩いた。

 山頂の展望台では心地よい汗をぬぐいながら、天草の島々や、五橋が織り成す絶景を一望。「運動と美しい景色によってリフレッシュできた」という声も聞かれた。

「まんさい汁」が振る舞われた
盛況だった餅まき大会

 その後、出発地点の松島総合センター「アロマ」に戻りゴール。ウォーキング終了後には、野菜や、だご(団子)がたくさん入った「まんさい汁」、“ヘルSEAメニュー”の1つ「サワラの南蛮漬け」が振る舞われた。また、宿泊補助券や航空券が当たるお楽しみ抽選会や、餅まきなど楽しいイベントも催された。

 健康福祉部健康づくり推進課は、健康測定のブースを設置。骨密度や血圧などをチェックしながら、健康志向の高い参加者に一層関心を高める活動を行った。

健康測定のブースを設置

け~な健康フェア

 昨年11月23日には、「市民の健康の大切さと病院の機能を認知してもらう機会に」(健康づくり推進課)と、市立上天草総合病院と協力して「上天草け~な健康フェア2018」を実施した。会場は、松島総合センター「アロマ」。

 同イベントは「未来へ向けた健康のテーマパーク」がテーマ。小学生以上を対象に、医師や看護師、薬剤師などの医療業務に慣れ親しんでもらうための“疑似体験コーナー”も実施。内視鏡をさわったり、薬(お菓子)を調剤したり、看護師さんに変身したり、遊びながら医療体験を楽しんだ。ライフキネティックにも挑戦した。

ライフキネティック体験

 小学生による「こんな薬あったらいいな」発表会なども行われた。

 健康チェックブースでは、肺年齢や各種健康測定を実施。レスキュー隊の指導による救急蘇生も多くの人が体験した。

肺年齢チェックのようす
レスキュー隊指導による救急蘇生体験

 ステージでは、園児による和太鼓子やみんなでエアロビ、子宮頸がん検診普及ボーカルユニット「S.K.K」のライブも行われた。くまもんも参加し、ダンスや発表のお手伝いをした。

 健康づくり推進課は「子供たちから高齢者まで全世代が楽しく健康を意識できる環境を提供していきたい」と話している。

子供たちが医師や薬剤師に

全車両にモービルアイ 衝突防止補助で安全対策(帝産観光バス)

2019年3月22日(金) 配信

モービルアイ装置

 帝産観光バス(市川慎一社長、東京都品川区)は今年2月、新たな安全対策として全291台の貸切バス車両に衝突防止補助システム「モービルアイ」を装着した。

 衝突被害軽減ブレーキが標準装着された新車にも衝突警報と車間距離警報の機能を持つモービルアイを装着した。大手貸切バス事業者で全車両に装着したのは国内初。

 モービルアイとは、車両の前面ガラスに取り付けた単眼カメラをセンサーとして画像処理し、事故の危険を伴う車間距離や歩行者の動きなどを即座に察知し、アイコン表示と警報音で運転士へ衝突防止を通知する運転支援装置システム。運転士の「第三の眼」として追突の可能性を予防し、危険の最大2・7秒前に伝えることができる。主な機能は、追突警報・低速時追突警報・車間警報・車線逸脱警報・歩行者警報・速度標識表示機能となる。

車両フロント部に設置

 導入にあたり、国土交通省の定める「ASV(先進安全自動車)講習」を実施し、運転士・ガイド・整備士・事務職の全社員に機能と効果を説明した。

 モービルアイ機器の活用で、プロにふさわしい安全運転技術を統一的、合理的に教えることができ、今後は全車両から集まるデータを有効活用し、安全運転技術の教育に役立てる。

 同社は「同一会社の安全は一定の基準で一貫しているべき」と考え、「お客様を守るため、そして乗務員の安全のため、今後も安全対策に取り組んでいく」とコメントしている。

 問い合わせ=☎03(5460)1201。

〈旬刊旅行新聞3月21日号コラム〉イン・アウトバウンドの不均衡 国家間の「観光制裁」のリスクにも

2019年3月21日(木) 配信

訪日と出国双方向の観光発展が望ましい

 
麻生太郎副総理兼財務大臣は3月12日、韓国の元徴用工訴訟で日本企業の資産売却などの措置が取られた場合、報復カードとして、韓国人のビザ免除措置の廃止を含む、厳格化も例示した。

 
  国益に絡む外交のギリギリの駆け引きの中で、現実的なあらゆる手段が検討されるべきだと思う。国家間で「報復」の手段を考えたときに、自国の不利益が最小で、相手国のダメージが最大というのが最も効果的だが、この入国ビザの厳格化がどの程度、日本経済にも影響を与えるのか、観光業界はしっかりと考え、さまざまな準備をしておかなければならない。

 
 米国のドナルド・トランプ大統領と、北朝鮮の金正恩労働党委員長との2度目の会談が2月27、28日にベトナム・ハノイで開かれたが、合意に至らなかった。その後、北朝鮮は非核化への交渉を中断する姿勢も見せている。

 
 一時期は融和ムードが漂っていたが、さらに厳しい局面が予想される。このような緊張が高まる東アジアにおいて、日本と韓国の関係は、先に述べた韓国人の入国ビザ厳格化も議題に上がるほど、悪化の一途にある。

 

 
 2018年の訪日外国人旅行者数は3119万人。一方の出国日本人は1895万人。韓国からは750万人以上が日本を訪れ、中国(約838万人)に次いで2番目。一方、日本から韓国を訪れた旅行者数は300万人弱だ。日本は現在、トップの中国をはじめ、近隣アジア諸国では、アウトバウンドよりもインバウンドの方が圧倒的に多い状態となっている。

 
 国連世界観光機関(UNWTO)の出典で、日本政府観光局(JNTO)がまとめた17年の「世界各国・地域への外国人訪問者数」ランキングによれば、上位10カ国は①フランス②スペイン③米国④中国⑤イタリア⑥メキシコ⑦英国⑧トルコ⑨ドイツ⑩タイ――の順だ。

 
 11位はオーストリアで、日本は12位。かつて30位前後だった日本がいつの間にか、上位にランクされるようになった。上位10カ国には、アジアでは中国とタイが入っている。中国は6074万人、タイが3538万人のため、20年に目標の4千万人を達成すれば、観光大国(トップ10)の仲間入りも十分考えられる位置まできた。

 

 
 観光大国に成長することは素晴らしいことであるが、輸入と輸出のバランスが崩れたところには、経済制裁で狙われる危険性が高まる。

 
 THARD(高高度迎撃ミサイルシステム)を配備した韓国に対し、中国が韓国への団体旅行を制限する「観光制裁」を発動し、韓国の観光産業は未だにその影響を受けている。1億5千万人規模の海外旅行者を有する中国が特定の国や地域への渡航を制限すれば、相手国は大きな痛手となる。一方、日本が韓国に対し検討している入国ビザの厳格化は、中国が韓国に行っている制裁とは異なる構図であるため、自国への経済的な影響も含め、熟慮が求められる。

 

 
 入国ビザの厳格化という措置の賛否はさておき、日本も政治と観光を絡めた制裁を他国に起こし得る状況であるということを肝に銘じなければならない。イン・アウトバウンドの不均衡な現状は、危機管理上のリスク要因と捉える視点も必要であり、現行のアンバランスな国際観光政策では、基盤があまりに脆弱だ。

(編集長・増田 剛)

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(3月号)」

2019年3月21日(木) 配信

http://zoomjapon.info
クロード編集長

〈巻頭言〉

 イベントの都パリでは、一般消費者も入場可能なサロン(SALON)と呼ばれる国際見本市・展示会が目白押し。その数は年間を通して優に400を超えます。毎年3月に開催される「Salon Mondial du Tourisme(SMT)」は国内最大規模の国際旅行博で、主催者発表によると来場者数は3日で延べ10万人弱、リヨンやリールなど地方都市での開催も含むと合計で17万人余りといいます。このサロンのメディアパートナーである弊誌は、3年前からこの時期に合わせて日本国内の1地方にスポットを当て、全ページを通して特集を組む試みを続けています。一昨年の広島、去年の北海道に続き、今年の注目は大地震発生からまもなく3年を迎えようとしている熊本県。観光情報に加え、この地域の歩みと今の姿を多角的に取材し、その奥深い魅力を紹介しています。

(編集長 クロード・ルブラン)

特集 熊本-歴史と自然の中で-

水上村に移住し、藍を育てて暮らす一家

 昨今、新しいライフスタイルを求めて熊本県へ移住する人が増えているという。雄大な自然が広がるこの大地はまた、さまざまな歴史の重要な舞台でもあった。そんな熊本を取材すべく、現地に赴いた。■地元を熟知する地方紙、熊本日日新聞社を訪問。水俣病の報道から震災時のようす、そして地域の復興について聞いた。■3.11をきっかけに首都圏から県内に移り住み、農業に従事する人々がいる。彼らは自然との共存の中で未来への希望を探る。■出身地の熊本で森を守り、自給自足の生活を送る正木高志氏。その独自の哲学について話してもらった。■隠れキリシタンの歴史を伝える天草。今日そこには寺社と教会が共存するのどかな光景が広がる。■チッソ水俣工場や世界文化遺産に登録された三池炭鉱万田坑など、日本産業の発展と環境問題の提言に大きく貢献した歴史を持つ熊本を知る。■地震後の修復工事が進む熊本城。秋には修復が完了し、その威容を再び拝むことができるようになる。■食と風景を同時に楽しめる、肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」に乗ってみた。■和王牛など地元産の食材を堪能できるお店を紹介。■阿蘇山の雄大な自然をレポート。

〈ZOOM・JAPON 編集部発 最新レポート〉飴細工に見た発信力

飴細工の作品をじっくりみつめる中・高生たち

 今年で6年目を迎える外務省主導の「日本ブランド発信事業」は、いわば日本文化のアウトバウンド事業。先日パリとレンヌで開催された飴細工のイベントもその一環です。この催しのために日本から招かれたのは、東京を拠点に活躍する現代飴細工の第一人者・手塚新理さん。講演・実演会には、一般参加者に混じり、日本語を学ぶ学生たちや調理学校の関係者なども参加。レンヌでは、会場となった中等・高等学校の子供たちが、熱で柔らかくなった飴をハサミだけであっという間に色々な動物の形に変えていくという日本独自の技術に興味津々。「熱くないの?」「普通の飴と味は違うの?」など、ひっきりなしの質問と、ガラスの造形作品のような金魚型の飴を熱心に見入っている姿が印象的でした。「伝統だから魅力的」ではなく、「技術にこだわり、よいと思うものを時代に合わせて進化させていく」という手塚さんは、飴細工づくりを人々の「憧れの仕事」にすべく、今回のように海外でのパフォーマンスも辞しません。そんな手塚さんのプロデュースによって、日本国内では後継者不足が一転して、弟子入り志願者が続出とか。発信力とは、ビジョンの明確さに比例しているようです。

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

しまじろうと謎解き!東京ドームシティで冒険型イベント開始

2019年3月20日(水) 配信

“ヒーロー”になれるのが魅力

東京ドームシティアトラクションズ(東京都文京区)は3月20日(水)から、親子で参加する冒険型謎解きイベント「しまじろうと ゆめのヒーローランド」を開始した。SCRAPが手掛ける「リアル脱出ゲーム」と、ベネッセコーポレーションのこどもちゃれんじ30周年記念の映画「しまじろうと うるるのヒーローランド」がコラボレーションした。

 同企画は、SCRAPとこどもちゃれんじが共同開発した親子で挑戦する謎解きイベント。2018年春に開催した第1弾の「しまじろうと まほうのゆうえんち」は東京と大阪で約5万人を動員し、好評だった。子供の成長と親子の絆をテーマにしており、専用の体験メニューや実際の遊園地の乗り物に乗るなど、多彩な要素を盛り込んでいる。

しまじろうとゆめのヒーローランド概要

ヒーローステッキでまちを救え

 

 今回のイベントの舞台はロボットが活躍する「ヒーローランド」。ある日、町で働くロボットたちが突然壊れ、パニックになったヒーローランドをしまじろうたちと協力しながら救うというストーリー。しまじろうの世界観に浸りながら、親子で遊園地内にちりばめられた謎を解いていく。 

 発明家・うるるが開発した「ヒーローステッキ」とマントで子供は“ヒーロー”に変身できるという演出で、子供の心をつかむ。ヒーローステッキは魔法の言葉を唱えながら回すと効力を発するという設定で、園内での謎解きや課題を乗り越える際に使用する。

ミッションを一生懸命こなすヒーローたち

 

 イベント開催に先立ち、東京ドームシティアトラクションズは3月17日(日)にモニターツアーを実施した。子供の対象年齢は2歳以上と幼児から参加できることから、比較的幅広い年齢層の“ヒーロー”たちが園内の冒険を楽しんだ。しまじろうたちが登場する映像に食い入り真剣に指示を聞いているようすや、ミッションを一生懸命こなすヒーローたちに、“ヒーローの助手”を務める保護者も満足そうな表情を見せていた。

 アトラクション乗車券が1人2回分付いた親子ペアチケットは前売りが3800円、当日が4200円。追加チケットは子供の前売りが2100円、当日が2300円、大人は同1700円、同1900円。2歳以上はチケットが必要になる。各種チケットはコンビニエンスストアなどで販売している。

開催日時:2019年3月20日(水)~6月2日(日) 午前10時~午後6時まで(受付は午後5時まで)。※5月3日~5月6日は午前9:30分開始

宇治市ご当地キャラクター監修本 第3弾を3月18日から配布開始

2019年3月20日(水) 配信

おうじちゃま監修本の第3弾

宇治商工会議所は、宇治市公認ご当地キャラクター「チャチャ王国のおうじちゃま」の監修本「三室戸・黄檗(おうばく)・木幡(こわた) おさんぽ帳」(全56ページ・A5・フルカラー)を作成し、3月18日(月)から配布をはじめた。

 「六地蔵手帖」「小倉大辞典」に続く、第3弾は、「三室戸寺」「萬福寺」といった観光資源のある三室戸・黄檗、「こはタウン」の誕生などで活気づく木幡の、3つの地域に焦点を当て企画。公募で受け付けた100の商店や企業と社寺を掲載した。3月18日(月)から掲載施設や該当地域の市内公共施設やJR駅、宇治市観光センター、宇治商工会議所で配布している。

 合わせて、三室戸寺や萬福寺などを絵柄にし、同地域はもちろん、宇治の情報を発信する「おうじちゃま公式SNS」の紹介なども盛り込んだ限定クリアファイル3種も制作した。こちらも監修本とあわせて、掲載施設で配布している。

三室戸・黄檗・木幡おさんぽ帳」について

冊子概要:A5判冊子(56頁)・フルカラー・掲載店舗・企業・社寺100件
配布開始:2019年3月18日(月)~
配布場所:冊子掲載先、該当エリア公共施設およびJR駅、宇治商工会議所 他
初回部数:2万冊
※チャチャ王国のおうじちゃま公式Webページでも公開している。

チャチャ王国のおうじちゃま」の紹介

おうじちゃま公式イラスト

 2012年度京都府地域力再生プロジェクト事業として、全国一般公募にて寄せられた629通の作品から、宇治茶大好き大使「抹茶ーず」の監修にて2013年3月に誕生した。「ゆるキャラグランプリ2014」では全国5位入賞(関西1位・京都府1位)に輝き、2019年1月にはご当地キャラ初の海外オフィシャルショップ3店舗がオープンした。