イベントの都パリでは、一般消費者も入場可能なサロン(SALON)と呼ばれる国際見本市・展示会が目白押し。その数は年間を通して優に400を超えます。毎年3月に開催される「Salon Mondial du Tourisme(SMT)」は国内最大規模の国際旅行博で、主催者発表によると来場者数は3日で延べ10万人弱、リヨンやリールなど地方都市での開催も含むと合計で17万人余りといいます。このサロンのメディアパートナーである弊誌は、3年前からこの時期に合わせて日本国内の1地方にスポットを当て、全ページを通して特集を組む試みを続けています。一昨年の広島、去年の北海道に続き、今年の注目は大地震発生からまもなく3年を迎えようとしている熊本県。観光情報に加え、この地域の歩みと今の姿を多角的に取材し、その奥深い魅力を紹介しています。