ハウステンボス サマーフェス開催 ナイトショーなど満喫

2021年7月12日(月) 配信

9日間連続で花火も打ち上げる

 ハウステンボス(長崎県佐世保市)は9月10日まで、南国ムードあふれるナイトショーや、開放感抜群のガーデンプールなどが満喫できる「サマーフェスティバル~光の街の夏祭り~」を実施する。

 場内のハーバータウンには、世界のビールやバーベキューグルメが堪能できる「ベイサイドパーティプレイス」が初登場。夕暮れに、特設ステージで陽気なタヒチアンダンスを中心に、にぎやかなトロピカルナイトショーを繰り広げるなど、夏のリゾート気分を味わうことができる。8月7日から15日までは、「夏のスペシャル花火」として、毎夜約3千発の花火も打ち上げる。

 ガーデンプールには、爽快感たっぷりの直径50㍍の巨大な流れるプールをはじめ、空高く打ち上がる大迫力のウォーターキャノン砲や、高さ10㍍から滑り降りる全長65㍍のメガスライダーがお目見え。小さい子供が安心して遊べる「ちびっこガーデン」も用意する。

 さらに、7月22日からはイルミネーションに包まれた「ナイトプール」を実施する。フォトジェニックスポットが登場するほか、人気の泡タイムもバージョンアップ。屋内型リゾートプール「森のプール」では、18歳以上限定のナイトプールも初開催する。

 このほか、ハウステンボス美術館では9月6日まで、「世界一美しい昆虫展」を開催。バーテンダー体験や海辺の生き物調査といった、夏休み限定の子供向け体験プログラムも用意するなど、大人から子供まで、この夏はおもいっきり楽しめるコンテンツがそろっている。

〈観光最前線〉地酒のオンライン物産展

2021年7月11日(日) 配信

福井県が開発した酒米「さかほまれ」で造った地酒が一堂に

 福井県が独自に開発した大吟醸専用酒米「さかほまれ」で造った地酒を集めたオンライン物産展が、各ECサイトで10月31日まで行われている。

 同物産展は、福井県大阪事務所とウェブ事業などを手掛ける「サイネックス」が協働で立ち上げたプロジェクト。同社のECサイト「わが街とくさんネット」に「さかほまれ」特設サイトを開設。楽天市場やPayPayモールなどでも販売するという。

 「さかほまれ」は、福井県酒造組合や福井県食品加工研究所などが10年の歳月をかけて開発。今年の全国鑑評会やIWC(インターナショナルワインチャレンジ)では「さかほまれ」で造られた地酒が金賞を受賞している。物産展では福井県内の13蔵元が、それぞれ自慢の一品を販売。数量限定なので興味のある方はお早目に。

【塩野 俊誉】

〈旬刊旅行新聞7月11日号コラム〉自然災害――「旅」と「気象」は密接な関係にある

2021年7月10日(土) 配信

 
 深夜に雨音で目が覚めた。 
 しばらく布団の中で騒音のような雨音と、窓から流れ込んでくる湿った風を感じながら、「これは災害につながる雨だ」と思った。そうするともう眠れなくなっていた。自宅のマンションは浸水のおそれはないが、近くの川が氾濫していないか心配になり、国土交通省のホームページやライブカメラなどを見ながら河川の水位を確認していた。

 
 その間も激しい雨は収まる気配がなかった。翌日、静岡県熱海市で大規模な土石流災害が発生したことをニュース動画で目の当たりにし、心が痛んだ。

 
 この原稿を書いている今も、どこかで大災害が発生しているかもしれない。地域の方々も、旅先で滞在されている方、移動中の方も、自然災害にはくれぐれも気をつけてほしいと思う。

 

 
 普段は東京に事務所があるため、都市部での生活が中心になっているが、長年携わる観光業界の取材活動や、個人的にも旅行が好きなため、全国の観光地や温泉地を訪れる機会が多い。

 
 私のような立場だと、地元の人でさえ「まさか」と思うような自然災害に遭遇したときに、「どのように対応すべきか」が強い関心事だ。無意識のうちに、心の準備をするように習慣づいている自分にも気づく。

 
 全国の秘湯巡りもしていたころは悪天候のなか、舗装されていない砂利道や、細い急斜面の“道なき道”も車で走った。突然の降雪で死を意識したこともあった。また、バイクで旅をするようになり、自然に対して良い意味で憶病者になった。

 
 北海道を一周したときには、見渡す限り何も無い広大な平地で突然雷が鳴り出したら隠れる場所が無いことの恐怖、タンクのガソリンは次のガソリンスタンドまで十分なのかという不安、ヒグマに遭遇したときには生身のままで危険な状況――などを身に沁みて感じた。

 

 
 元々が不用意な私のような人間でも、危ない橋をたくさん渡ってきた経験の積み重ねで、「旅」と「気象」は密接に関係していることを知った。いつの間にか、スマートフォンで気象予報のアプリをチェックすることがクセになっている。また、旅行中には、どのような危機的な状況でも連絡が取れるように、スマホをフル充電に近い状態を心掛けている。ちなみに妻は大抵、残量は30%以下で、私と比べて旅の心構えが希薄なのである。

 
 そして、おまじないのようだが、旅前には「旅の行程」をシミュレーションし、無事に帰宅したシーンを映像として脳内に投影する。これは結構大事なことだと思っている。

 

 
 海外旅行でもそうだが、旅行の最中にはさまざまなリスクが潜んでいる。飛行機に乗り、見知らぬ現地での街歩きや慣れない食事、地震や津波、台風などの自然災害を、一度頭の中で想像してみる。そのうえで、上手く危機をすり抜ける自分を、何パターンか反芻する。最後に、帰宅して、日本茶を飲みながら「あー、やっぱり狭くてボロいけど、この自宅が一番落ち着くなぁ」と独りごとを言う場面を思い描く。

 
 「平穏な未来の日常が、旅行前に上手く脳に映像として浮かび上がらなければ、無事の帰宅は訪れないかもしれない」と言い聞かせる。原始的だが、一番のリスク回避の方法だと信じている。

 

(編集長・増田 剛)

日光MaaS、環境省の「地域の脱炭素交通モデル構築支援事業」に採択 JTB、東武鉄道らの共同事業体

2021年7月9日(金) 配信

6事業者で共同事業体を組成

 JTB(山北栄二郎社長)は7月8日(木)、東武鉄道(根津嘉澄社長)と栃木県(福田富一知事)、JTBコミュニケーションデザイン (古野浩樹社長)、オリックス自動車(上谷内祐二代表)、トヨタレンタリース栃木(新井将能社長)と共同事業体を組成し、栃木県日光地域で進めている国内初の環境型・観光MaaS(仮称:日光MaaS)が、環境省の「地域の脱炭素交通モデル構築支援事業(自動車CASE活用による脱炭素型地域交通モデル構築支援事業)」に採択されたと発表した。

 脱炭素社会への移行と、周遊観光の地域活性化を同時に推進する日光MaaSを促進するとともに、「環境にやさしい観光地」としての日光地域のブランドを強化し、観光地における脱炭素の取り組みのロールモデルを目指す。

 同支援事業は、2050年カーボンニュートラル・脱酸素社会の実現に向け、温室効果ガスの排出を実質ゼロとする先導的モデルの構築を目指すもの。自動車CASEなどを活用した地域の脱炭素交通モデルの構築を通じて、民間企業などの先進的な取り組みを支援する。

 今回、採択された事業名は「環境配慮型・観光MaaS(仮称:日光MaaS)導入プロジェクト」。JTBと東武鉄道は、主にMaaSシステムの構築・運用を、栃木県とJTBコミュニケーションデザインはEV充電器設置・運用、オリックス自動車とトヨタレンタリース栃木はEVカーシェア車両設置・運用の役割を担う。

事業イメージ図

 今年度内の開始を検討している日光MaaSは、鉄道とバスをセットにしたお得なデジタルきっぷをはじめ、電気自動車(EV)など環境にやさしいモビリティと、拝観・入場チケット、自然体験などの観光コンテンツがワンストップで利用できる仕組み。検索、予約、決済はスマートフォンで行うことができる。

JTAがリモート航空教室の受付を開始 コロナ禍で新たな取り組み

2021年7月9日(金) 配信

パイロットや客室乗務員らと交流できる

 日本トランスオーシャン航空(JTA)は7月5日(月)から、小学生を対象にしたオンラインで参加できる「リモート航空教室」の受付を開始した。現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、社会貢献活動の一環として実施している航空教室を中止していることから、今回オンラインでの実施を始めた。

 リモート航空教室はZOOMを通して、普段見ることのできない航空機の場所や乗務員の緊急脱出訓練、空港で働く人のようすなどを知ることができる。また、パイロットや客室乗務員経験者、整備士との交流やクイズを実施するなど、子供が楽しく学べる内容となっている。

 開催は平日の午前10:00~11:30で、1開催につき1団体限定、原則1つの端末での受講とする。最小催行人数は10人。参加費は無料。申し込みは同社ホームページから。

「衣食住働遊」すべての拠点に スノーピーク、本社に22年春複合型リゾート開業へ

2021年7月9日(金) 配信

FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(イメージ)

 スノーピーク(山井梨沙社長、新潟県三条市)はこのほど、キャンプ場を併設している同社新潟本社の敷地を約5万坪から約15万坪に拡張し、「衣食住働遊」すべてを含んだ拠点の実現を目指す「Snow Peak未来構想プロジェクト」を始動すると発表した。第1弾として、2022年春に温浴施設を中心とした複合型リゾート「FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(フィールドスイートスパヘッドクォーターズ)」を開業する予定。キャンプ場の開業から10周年を機に、新たなステージへ進化させたい考え。

 複合型リゾートは建築家・隈研吾氏が設計し、粟ヶ岳が望める開放的な露天風呂や焚火を囲む感覚で楽しめるサウナを備える。宿泊施設はヴィラ棟3棟と、隈氏とスノーピークで共同開発したモバイルハウス「住箱₋JYUBAKO₋」を併設する予定。

 レストランは生産者と関係を深め、地元の食材を生かした食の提供で地域の魅力を発信する。店内はオープンキッチンを採用し、臨場感を楽しめるほか、全面ガラス張りにして、自然を身近に感じられるようデザインする。

夏休みは「ようかい」を探せ! 西宮市でスマホスタンプラリー実施

2021年7月9日(金) 配信

7月24日~8月29日に実施

 西宮観光協会(兵庫県西宮市)は7月24日(土)~8月29日(日)まで、スマートフォンを使ったスタンプラリーを開く。市内の38スポットで「ようかい」を探す回遊イベントで、夏休みに親子で楽しめる。

 同市のキャラクター「みやたん」の作者で、絵本作家のたかいよしかず氏の作品「ようかいむら絵本シリーズ」(国土社刊)から、約60体の「ようかい」や「かみさま」が各スポットで待ち受ける。各スポットに設置されたキャラクターパネルから二次元コードを読み取ると、スタンプが1つずつ追加される。アプリのダウンロードは不要。各スポットでは1人1枚ずつ「ようかい」カードがもらえるほか、10個スタンプを集めると特製のソフビフィギュアが当たる抽選に参加できる。

ロマンスカーとクマノミがコラボ 7月17日からロマンスカーミュージアムで

2021年7月9日(金)配信

ロマンスカーとクマノミ(イメージ)

 ロマンスカーとクマノミがコラボレーションーー。小田急電鉄は7 月 17 日(土)~30 日(金)まで、ロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市)で「オレンジ色のロマンス展」を行う。新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)との初コラボレーション企画。歴代ロマンスカーが並ぶロマンスカーギャラリーに、「クマノミ」をはじめとした相模湾のオレンジ色の魚たちが展示される。

ロマンスカーギャラリー

 海の日に当たる7 月 22 日(木・祝)には、新江ノ島水族館の飼育スタッフが、 ロマンスカーとクマノミの共通点や相模湾に生息するいきものについて解説するイベントも行う。

ロマンスゼリーポンチと江の 島 ゼリーポンチ

 期間中ミュージアムカフェでは、ロマンスカーをイメージしたオレンジのゼリーと、江 の島の海をイメージしたブルーゼリーに、ソーダとフルーツを加えた、夏にぴったりな 2 種類の限定ドリンクを販売。また、新江ノ島水族館の入館済みチケットの半券か、年間パスポートを提示すると、オリジナルステッカーをプレゼントするキャンペーンも実施する。

観光パスポート東美濃エリア7市町をお得に周遊 さまざまなおもてなしも

2021年7月9日(金) 配信

東美濃ガイドブック表紙

 東美濃歴史街道協議会は2022年2月28日(月)まで、東美濃エリア7市町をお得に周遊できる観光パスポート事業を展開している。

 岐阜県とリニア沿線7市町(多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、土岐市、可児市、御嵩町)で構成する同協議会が、東美濃エリアでの周遊活性と地産地消をはかることを目的に行うもので、7市町、310施設指定で同パスポートを提示すると各施設独自のおもてなし特典が受けられる。

 パスポートは電子版と紙版から選択可能で、電子アプリ版パスポート利用者限定で、参加施設で使える 500 円分のクーポンも発行する。

 別紙の観光案内所、道の駅などで発給される「観光パスポート」(紙版)を、参加施設利用時に提示した際に押印されるスタンプで応募できる懸賞も実施する。コースはスタンプの数に応じ3種類設けており、4市町以上で各1個以上のスタンプを集めると、Wチャンス賞として「東美濃周遊賞」にもエントリーできる。

【特集No.586】ON・ガス推進機構×旅行新聞 国立公園の魅力共創へ

2021年7月9日(金) 配信

 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(涌井史郎会長)と旅行新聞新社(石井貞德社長)は連携し、日本各地の国立公園の物語を紡ぎ、多彩な魅力と遊び方を発信する人材の育成を始める。国立公園とその恩恵によって成り立つ温泉地に訪れる人を増加させ、地域の活性化につなげることが狙いだ。両者は、国立公園や温泉地の魅力発信と、活性化に資する活動を進めるにあたり未来像を語った。

物語を紡ぐ人材を育成

 ――涌井会長は環境省の国立公園満喫プロジェクトの座長も務められています。日本の国立公園の魅力は、どういったところですか。

 涌井:日本と世界の国立公園の違いは、「1枚の絵ハガキ」で語れるかどうかです。日本の場合、国公有地、民有地と分けずに保護すべき場所に線を引いているので、国立公園内に「人の営み」があり、四季もあり、「1枚の絵ハガキ」では語りつくせない美しさがあります。人と自然がともに共創し合ってきたランドスケープが魅力であるとともに、他にはない特徴です。

 ポストコロナ時代は、「自然共生」と、エネルギーと物質の「再生循環」抜きには語れない世界が再構築されると考えています。こうしたなかで日本人が厳しい自然と対峙しながらどう共生してきたか、英知を文化的に学ぶ要素も日本の国立公園にはあると思っています。

 ――亀澤専務理事は、元環境省自然環境局長の立場から、機構内で国立公園の活用策を考案されています。

 亀澤:海外の国立公園は、大自然を堪能するだけの場所だと思います。

 一方、日本の国立公園は、涌井会長のおっしゃられるように「人の営み」があり、文化や歴史、農林水産業などとの関わりも見られます。 

 しかし、アメリカのように、1つの区域としてまとまって指定するのではなく、複数の地域を束ねて1つの国立公園として指定しているので、一般の人にとってはまとまりがなく、分かりにくくなっているのではないでしょうか。

 どう地域を一体化させPRするかがこれからは重要なので、国立公園の目線で、見直しをはかりたいです。

 ――石井社長は専門紙を通じ、観光業界の情報を発信しています。観光業界のなかでの国立公園の立ち位置をどう捉えていますか。

 石井:国内に34の国立公園がありますが、観光への活用は進んでいません。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、消費者の「自然」への注目が高まっています。今、両者で連携して「国立公園」の活性化への取り組みを始めるのは、時宣を得ていると思います。

 ――小川理事長は、昨年からONSEN・ガストロノミーツーリズムを通じた国立公園の活性化についてお話をされています。

 小川:ONSEN・ガストロノミーツーリズムは、定住人口や交流人口が減少することで衰退が進む温泉地や、国立公園の活性化を使命に立ち上げました。
 2016年にスタートし、19年までに日本各地、台湾を舞台にイベントを70回開催し、2万人に参加してもらいました。参加者からも、とても高い支持をいただいています。

 イベントを通じて改めて温泉地と国立公園が切り離せない関係であることを強く意識できたので、これからは「国立公園のファンづくり」がしたい。そのために、長期滞在ができる環境づくりなども進めていきます。

 ――ファンづくりというお話がありましたが、具体的な構想は。

 亀澤:我われと旅行新聞新社でこれから挑戦したいことは、「語り部」の育成です。国立公園を世の中に浸透させていくには、それを担う人をどう育てるかがカギになります。全国の温泉宿の女将さんや、観光施設の関係者などに、国立公園や温泉地での楽しみ方に長けた存在として、国立公園と人を結び付ける存在になっていただく。そのための認定講座と試験を計画しています。もちろん、語り部は、観光業界に関わりの無い方も歓迎します。

 自然以外に、歴史や食など、幅広いネタを深堀りし、提供することが、我われが育てたい人材と既存のガイドとの違いになります。

 コロナ禍で遠出が難しい状況になり、多くの人が自分の住んでいる地域に目を向けるようになりました。ONSEN・ガストロノミーツーリズムのイベントでも主催者が改めて地域を歩き、今まで気が付かなかった魅力を発見しています。自分が住む地域だけでもたくさんの発見があるならば、これまで目を向けていなかった国立公園では、もっとたくさんの発見があると思います。……

【全文は、本紙1837号または7月15日(木)以降、日経テレコン21でお読みいただけます】