ガスツー世界フォーラム開催日変更 22年12月13~15日へ延期(観光庁)

2022年3月29日(火) 配信

第7回ガストロノミーツーリズム世界フォーラムは今年12月へ延期する

 観光庁はこのほど、今年の6月13(月)~15日(水)に奈良県で開かれる予定だった「第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」(国連世界観光機関、UNWTO主催)の開催日を、同年12月13(火)~15日(木)に延期することを発表した。国内外での新型コロナウイルス感染状況や、日本の水際対策に係る措置などを踏まえたうえで判断した。

 UNWTOは、ガストロノミーツーリズムの普及のため、15年のスペインフォーラムから毎年「ガストロノミーツーリズム世界フォーラム」を開いている。

 日本で同フォーラムが開催されるのは初めて。会場は奈良県コンベンションセンターを予定する。

 官民が集まり、世界での観光や食文化への理解の促進などへ向けて有益な情報を提供するほか、固有の食文化を世界に向けて発信するPRの場となる。

 各国の観光大使級・政府関係者や、自治体関係者、教育関係者、シェフ、観光関連事業者、出版社など、国内外から延べ1800人程度が参加する予定だ。

京都シティホテル、自己破産申請へ 「負債は推定4億円」(帝国データバンク)

2022年3月29日(火) 配信

 京都シティホテル(柴田能英社長、京都市上京区)は3月15日までに事後処理を弁護士に一任し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、「負債は推定4億円」という。

 同社は1979(昭和54)年3月に設立したシティホテル運営業者。客室数74室を有し、宴会場や大浴場も備え、ビジネス客や国内外の旅行客、修学旅行など幅広い需要に対応。2018年1月期には年間収入高約3億円を計上していた。

 しかし、近年はホテルの建設ラッシュによる競争激化で、業況は低迷。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、観光客需要は大幅にダウン。21年1月期の年間収入高は約4800万円に落ち込んでいた。

 その後も長引くコロナ禍で集客に苦戦していたなか、業況改善の見通しも立たないことから今回の事態となった。

【PR】優雅さ香る快適リゾート 水明館(岐阜県下呂温泉)

2022年3月29日(火)配信

臨川閣「下留の湯」

 飛騨川沿いに建つ宿で、「臨川閣」「飛泉閣」「山水閣」と数寄屋造りの離れ「青嵐荘」の4つの建物からなる。客室タイプも和室、和洋室、温泉露天風呂付きなど多彩にそろう。
 お風呂も臨川閣3階にある低温・高温浴槽やヒノキにこだわった下留の湯、飛泉閣9階の展望大浴場、山水閣1階の野趣あふれる野天風呂、さらに貸切り風呂などバラエティ豊か。
 食事は地元の旬な食材を、客室での日本料理や和洋折衷会席料理、和食処での和食会席、レストランでのフレンチや中国料理で味わえる。
 さらに館内には能舞台や茶室、画廊などもあり快適なリゾート空間を演出する。

横浜市歴史博物館、9月22日まで鉄道特別展開く 開業150周年で歴史紹介

2022年3月28日(月) 配信

特別展のようす。市内で現在運行中の旅客鉄道会社8社と貨物会社2社なども紹介している

 横浜市歴史博物館(佐藤信館長、神奈川県横浜市)は9月22日(木)まで、特別展「みんなでつなげる鉄道150年―鉄道発祥の地よこはまと沿線の移り変わり―」を開いている。

 3月18日(金)にはメディア向けの内覧会を開き、同館を運営する横浜市ふるさと歴史財団の五味文彦理事長は、新橋(東京都港区)と横浜を結ぶ日本初の鉄道が開通から今年150年を迎えたことや、横浜市営地下鉄が開業50周年を経た現状を説明。「注目が集まる鉄道と横浜市が共に歩んできた歴史を紹介する。この機会に故郷を見直してほしい」と趣旨を述べた。

五味文彦理事長。「注目が集まる鉄道と横浜市の歴史を紹介する」と述べた

 同展では、横浜市における鉄道の歴史をはじめ、市内で現在運行中の旅客鉄道会社8社と貨物会社2社の過去の事業や事業概要などを紹介している。

 主な展示資料は、日本で初めて線路を設ける際、計画した進路上に位置した熊野神社を人力による曳家で移し替えたようすを描いた「鉄道線路鉄道線路敷設に伴う熊野神社社殿工事絵馬」や、1912年(明治45)年に発行された京浜急行電鉄の定期券など。

 また、6月22日からは、展示品を一部入れ替える。

 同展の企画を担当した学芸員の小林光一郎氏は「鉄道愛好家をはじめ、さまざまな年齢層に楽しんでもらいたい」と語った。

学芸員の小林光一郎氏。「鉄道愛好家をはじめさまざまな年齢層に楽しんでほしい」と語った

県民割支援の運用変更 地域ブロックまで拡大へ(観光庁)

2022年3月28日(月) 配信 

観光庁は3月25日(金)、地域観光事業支援(県民割)の運用を変更することを発表した

 観光庁は3月25日(金)、地域観光事業支援の対象である県民割支援の運用を変更することを発表した。3月21日(月)にすべてのまん延防止等重点措置が解除されたことを受け、4月1日(金)から、県民割支援の対象に、地域ブロックまで支援対象の範囲を拡大する。

 地域ブロックの範囲は、北海道・東北、関東、北陸信越・中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄──の6区分。

 なお、支援対象範囲の拡大は、地域ブロック内都道府県間の同意を前提とする。

 支援の期間は、4月28日(木)宿泊分(4月29日チェックアウト分)まで延長することとした。

 また、利用条件についても、ワクチン接種歴や陰性検査について、ワクチンを3回接種済みであること、または検査結果が陰性であることを求めた。

 ただし、県を跨がない同一県内旅行はワクチン2回・陰性証明など、知事の判断で従前の運用を適用することもできる。

【山形県】赤湯温泉桜まつり4月9日(土)から 世界的にも珍しい「エドヒガンの群生地」

2022年3月28日(月) 配信

 山形県南陽市の烏帽子山(えぼしやま)公園で、2022年4月9日(土)~5月5日(木)まで、赤湯温泉桜まつりが開かれる。

 日本さくら名所100選に選出される烏帽子山公園は、世界的にも珍しい「エドヒガンの群生地」だ。園内では約160本のエドヒガンをはじめ、25種約1000本の桜が楽しめる。期間中は午後6~10時にライトアップを行うほか、伝統芸能や神輿、民踊などさまざまなイベントも企画している。

 眼下には赤湯温泉街が広がり、まち歩きや温泉とともに桜を楽しめる。また、毎年4月18日に烏帽子山八幡宮の石造り大鳥居注連縄掛け替え神事が執り行われ、多くの参拝客でにぎわいを見せる。

赤湯温泉桜まつり

会期:4月9日(土)~5月5日(木)※ライトアップは午後6~10時
市内物産販売:4月9日(土)~4月30日(土)
大鳥居注連縄掛け替え神事:4月18日(月)午後2時~
各種イベント:
 ・赤湯中学校吹奏楽部演奏会     4月16日(土)午前11時~
 ・みんなで踊ろう 赤湯民謡サークル 4月23日(土)午前11時~
 ・赤湯龍桜會 神輿渡御          4月24日(日)午後1時~
 ・スタンプラリー          4月9日(土)~4月30日(土)

【PR】気配り、心配りを大切にする宿 加賀屋(石川県和倉温泉)

2022年3月28日(月)配信

全景

 七尾湾の波打ち際に「雪月花」「能登渚亭」「能登客殿」「能登本館」の4棟からなる、1906(明治39)年創業の老舗宿。
 訪れる人すべてが心から寛げるような気配り、心配りを大切にし、多くの旅人から高い評価を得ている。
 客室では、季節の花々が出迎える。露天風呂付き客室や七尾西湾を望む客室もあり、ゆったりとした空間を演出する。大浴場には海を一望する空中露天風呂や野天風呂、サウナ、イタリアンタイルが鮮やかな女性用「花神の湯」などがある。
 食事は山海の幸を盛り込んだ会席。調理人のプロの技ともてなしの心が郷土の味を引き立てる。このほか館内に散りばめた美術品を巡るのもおすすめ。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(206)」文化で甦る地域づくり (福井県小浜市)

2022年3月27日(日) 配信

「旧古河屋別邸」護松園

 地域には、かつての輝いた時代の歴史を象徴する数多くの優れた建物がある。北前船でにぎわった福井県小浜市もその1つである。

 3月初旬、その象徴ともいうべき県指定文化財「旧古河屋別邸」護松園を訪ねた。護松園は、江戸時代に北前船船主として活躍した古河屋が小浜藩主らを迎え入れるために建てた迎賓館である。1815(文化12)年の建築で築200年以上経つが、建物の風格や細部に拘った造りは、派手さこそないが、誠に趣のある建物である。

 その建物がリノベーションされ、若狭塗箸のギャラリーやカフェなどを備えた憩いの場「GOSHOEN」として昨年5月にオープンした。所有者の老舗箸メーカー「マツ勘」が、畳間の一部を板張りにして箸のギャラリーに改装、台所はカウンター形式のカフェに。書院二間にはモダンなソファを配置し、庭を眺めながらコーヒーが味わえる。さらには、コワーキングスペースや郷土の歴史・デザイン関係の書籍などを集めたギャラリー、蔵を活用したミュージアムや庭の整備なども進んでいる。

書院はモダンなソファのくつろげる空間に変身

 小浜市は、2011(平成23)年に歴史文化基本構想を策定し、昨年7月には小浜市文化財保存活用地域計画が文化庁から認定された。この地域計画の副題である「おばまだからできること。」というタイトルには、小浜の歴史文化とともに、小浜西組(重要伝統的建造物群保存地区)など、長年にわたってまちづくりに関わってきた市民の思いが表現されている。

 今回の訪問は、この地域計画の実行母体となる「文化財保存活用支援団体」の創設と活動のあり方がテーマであった。地域の文化財は、行政などが管理するもののほか、社寺や個人所有の建物などが数多くある。

 これらの文化財の保存活用は、行政だけでなく、所有者である民間の活動が不可欠である。支援団体に求められる取り組みは、文化財の活用を前提としたブランド価値の向上や、新たな生業・事業の創出などの活用とともに、その担い手・人材の育成や文化財保全の仕組みづくりなどが求められる。

 今日の文化政策は、観光と文化を対立的に捉えるのではなく、良好な関係を築きながら、相乗的な効果を生み出していく、いわば「共生」の考え方が重視されるようになってきた。さらには、文化資源を適切な投資によって社会的価値や便益を極大化するという新たな視点も加わっている。

 その考え方を具体化し支えるのが、地域の保存活用支援団体である。小浜では、地域DMOの㈱まちづくり小浜などが核となり、古民家再生による町家ステイや文化財を活用した多様なイベントなども展開されている。

 文化財の保存と活用は、これからの観光まちづくりの肝となろう。この分野でも小浜の取り組みは先行モデルとして誠に注目される。

(日本観光振興協会総合研究所顧問 丁野 朗)

【PR】秘境の奥只見を船上から楽しむ 奥只見湖遊覧船(新潟県魚沼市)

2022年3月27日(日)配信

錦秋に染まる銀山平コース

 奥只見湖は、はるか彼方に連なる日本百名山の会津駒ヶ岳、燧ケ岳、平ヶ岳、二百名山の荒沢岳などを望む。
 また、湖を取り巻く雪渓とブナ林や北欧のフィヨルドを思わせる神秘的な新緑、山々が青い空に映える夏、さらに自然が造り出す様々な造形物や木々が一面紅葉に染まる秋など四季折々の姿を見せる。
 22キロのトンネルを抜けた先に広がる絵画の様な迫力満点の大パノラマが広がるここは、まさに手付かずの大自然が残る秘境として訪れる人々に癒しと感動を与える。
 遊覧船はこれら山並みの残雪が美しい新緑から、錦を彩る紅葉まで、季節ごとに変化する湖の表情を船上から堪能できる。

【PR】地上35㍍の絶景天空庭園風呂 満ちてくる心の宿 吉夢(千葉県小湊温泉)

2022年3月26日(土)配信

誕生の湯

 地上35㍍の絶景天空庭園風呂、夕陽の見える宿に選定され露天風呂や大浴場から眺める夕日が格別。   
 2021年に御降800年を迎えた日蓮宗大本山誕生寺門前に位置し、群棲する鯛の様子が見学できる鯛の浦遊覧船も徒歩1分の位置にある。
 また、現代の名工と令和2年秋の黄綬褒章を受章した、総料理長が創る南房総の海と里の恵みが堪能できる食事も魅力の1つ。
 客室はツインルームの洋室から小湊漁港を眺める和室、太平洋を眺めるオーシャンビューの和室、家族用のデラックス和洋室、露天風呂付和洋室、ジェットバス付洋室、ジェットバス付和洋室、さらに貴賓室等様々なタイプの部屋がある。