「紅花まつり」7月8(土)~9日(日)開催 日本の「紅」をつくるまち山形県・白鷹町

2023年6月22日(木) 配信

山形県・白鷹町は7月8~9日、「白鷹紅花まつり」を開く

 山形県・白鷹町は7月8(土)~9日(日)、第28回白鷹紅花まつりを開く。主会場は白鷹町まちづくり複合施設(白鷹町役場)。このほか、町内の各観光施設や公民館でマルシェや体験コーナー、ステージイベントが行われる。

 白鷹町は、「日本の『紅』をつくるまち」として、紅花の生産から加工までの一貫したシステムを評価されて、山形県最上川流域エリア(県内4市4町)として日本農業遺産に認定されている。また、紅花交易による現代に伝わる紅花文化の価値が認められ、日本遺産にも追加認定を受けた。

 約1・4㌶の広さを持ち1000万輪もの紅花を咲かせる中山大紅花畑を始めとした紅花畑が、町の約20カ所に点在する。

 祭り期間、白鷹町まちづくり複合施設では町内の美食や手芸品、紅花の切り花などを販売する。

 このほか、紅花染め(体験料は1200円)や機織り(体験料1000円)を体験できる。

 紅花(はな)の館では、紅花の開花期間中、紅花摘み体験「紅花摘み猫の手隊」や紅もち体験を実施する。

 「紅花摘みは猫の手も借りたい」といわれるほど忙しいことから名付けられた体験名。収穫量に応じて謝礼(1㌘当たり1円)も出るのがユニークだ。

 また、7月1(土)~31日(月)は、イタリア料理SIATTACAとパレス松風で、紅花を活用した「紅ランチ」を提供する。価格は税込み2500円。2日前まで要予約。予約は2人から受け付ける。

HIS、パスポート取得費用の補助対象拡大 取得者増加を見越して

2023年6月22日(木) 配信

SUPER SUMMER SALE第2弾のイメージ

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は6月22日(木)からスタートした「SUPER SUMMER SALE第2弾」で、パスポートの取得費用の補助対象を現在の12歳未満の子供とハネムーナーに加え、60歳以上と母娘での旅行、1人旅に拡大した。旅行に関わる費用負担を軽くすることで、海外旅行の敷居を下げる。
 
 コロナ禍による出入国制限などでパスポートの新規取得または更新する人が減ったなか、今年は国際交流の再開で取得者が増えることを見越しているという。

 対象は6月22日(木)~7月31日(月)に申し込み、7~10月に出発する1人当たりの旅行代金が20万円以上のツアーの利用者。新たな対象者には6000円をキャッシュバックする。また既にパスポートを取得している利用者には、Wi-Fiレンタルまたはオプショナルツアーの代金を最大6000円割り引く。

JAL、3度目のエコノミークラス世界一を獲得 SKYTRAX社アワードで

2023年6月22(木) 配信

「ワールド・エアライン・アワード」受賞のようす

 日本航空(JAL)はこのほど、仏・パリ航空ショーで開かれた、英国を拠点とする航空会社の格付け会社・SKYTRAX社主催の「ワールド・エアライン・アワード」で、「ワールド・ベスト・エコノミークラス」部門1位を受賞した。エコノミークラスの総合評価が世界で最も優れている航空会社を表彰する部門で、国内航空会社で同賞の受賞歴はJALのみ。JALは今回3度目の受賞となる。

 「ワールド・エアライン・アワード」は1999年から開始。SKYTRAXが全世界の航空会社を対象に世界100カ国以上の利用者へ独自のオンライン調査を行い、毎年各部門のランキングを発表する。

 JALは世界で最も優れているエコノミークラスシートに贈られる「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」部門も6回連続、7回目の1位を獲得した。SKYTRAX社からは、エコノミークラスでは広々とした座席を提供し、快適性を実現していることや、客室乗務員の商品・サービスに関する高い知識、親しみやすい接客、先鋭シェフ監修の機内食などが高く評価された。

 またJALは今年2月、SKYTRAXの調査員が評価を行う「ワールド・エアライン・スター・レーティング」でも最高ランクの「5スター」を獲得。JALは「エコノミークラスはもちろん、ファーストクラス、ビジネスクラスにおいても世界最高品質の商品やサービスを追求している」とコメント。「これからも多くの人々やさまざまな物が自由に行き交う、心はずむ社会・未来を実現し世界で一番選ばれ、愛されるエアライングループを目指していく」と力を込めた。

じゃらんアワード2022関東・甲信越、地域大賞は「秩父」 優れた宿泊施設を表彰

2023年6月22日(木)配信

各表彰の受賞施設による記念撮影を行った

 宿泊予約サイトなどを運営するリクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)は6月15日(木)、2022年度に顕著な実績を収めた宿泊施設や地域を表彰する「じゃらんアワード2022」の関東・甲信越ブロックを発表した。同日、東京都内のホテルで開いた「じゃらんフォーラム2023」内で、表彰式が行われた。

 独自性・協働性に優れた地域として、じゃらん編集長が選ぶ「元気な地域大賞」は、「“ちちぶ乾杯共和国”で国民を元気に!魅力の再発見で地域消費UP♪in秩父・長瀞」(埼玉県秩父市・横瀬町・皆野町・長瀞町・小鹿野町)が選ばれた。エリア全体の課題だった宿泊につながる観光コンテンツの不足や、地域総消費額の伸び悩みの解決に向けて、毎月ワークショップを開催。よりリアルな課題抽出、エリアの魅力採掘、惹きの強いコンテンツ設計・実施までやり遂げたプロセスが高く評価された。

 新規性・独自性に優れたプランや取り組みなどをした宿泊施設を表彰する、じゃらん編集長が選ぶ「ベストプランニング大賞」は、浅草ビューホテル(東京都台東区)を選出した。「じゃらんパック」プロデューサーが選ぶ「じゃらんパックプロフェッショナル大賞」は、東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート(千葉県浦安市)が受賞。

 お客との優れたコミュニケーションを取られた宿泊施設を評価する「じゃらん OF THE YEAR ベストコミュニケーション大賞」は、島田屋ホテル(長野県伊那市)が、「じゃらん OF THE YEAR プロフェッショナル大賞」を、FUJISAWA HOTEL EN(神奈川県藤沢市)がそれぞれ選ばれた。

 このほか、各表彰1位の入選施設は次の通り。

【じゃらん OF THE YEAR 売れた宿大賞】

 1~10室「源泉かけ流しの宿 櫻休庵」(神奈川県・強羅温泉)▽11~50室「ホテル龍城苑」(栃木県・大田原温泉)▽51~100室「雨情の湯 森秋旅館」(群馬県・伊香保温泉)▽101~300室「ホテル南風荘」(神奈川県・箱根湯本温泉)▽301~500室「ホテルオークラ東京ベイ」(千葉県浦安市)▽501~700室「東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート」(同)▽701~1000室「グランドニッコー東京ベイ舞浜」(同)▽1001室以上「アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉」(千葉県千葉市)

【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(総合部門)】

 50室以下「山本小屋ふる里館」(長野県・長和町)▽51~100室「うぶや」(山梨県・富士河口湖温泉郷)▽101~300室「東京ステーションホテル」(東京都千代田区)▽301室以上「ホテルメトロポリタン川崎」(神奈川県川崎市)

【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(朝食部門)】

 50室以下「山本小屋ふる里館」(長野県・長和町)▽51~100室「うぶや」(山梨県・富士河口湖温泉郷)▽101~300室「東京ステーションホテル」(東京都千代田区)▽301室以上「天然温泉 扇浜の湯 ドーミーイン川崎」(神奈川県川崎市)

【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(夕食部門)】

 50室以下「山本小屋ふる里館」(長野県・長和町)▽51~100室「ホテルレジーナ河口湖」(山梨県・富士河口湖町)▽101~300室「鬼怒川温泉ホテル」(栃木県・鬼怒川温泉)▽301室以上「浅草ビューホテル」(東京都台東区)

【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(接客・サービス部門)】

 50室以下「山本小屋ふる里館」(長野県・長和町)▽51~100室「うぶや」(山梨県・富士河口湖温泉郷)▽101~300室「白玉の湯 華鳳」(新潟県・月岡温泉)▽301室以上「ロイヤルパークホテル」(東京都中央区)

神戸空港で夏休みの思い出を 親子で早朝の滑走路ウォーク

2023年6月22日(木) 配信

昨年の滑走路ウォークのようす

 関西エアポート神戸は7月22日(土)、神戸空港で小・中学生を対象にした「夏休み・早朝親子滑走路ウォーク」を開く。空港運用開始前の早朝に、普段は立ち入りができない滑走路を歩きながら、駐機している航空機や化学消防車などを見学する。

 神戸空港に就航している航空会社のスタッフや、関西エアポートグループ公式キャラクター「そらやん」も参加予定とし、「これを機会に、普段は入れない貴重なエリアで夏休みの思い出作りを」と呼び掛けている。

 開催は7月22日(土)の午前5:00~6:30の早朝。定員は120人で参加費は無料。応募締切は7月11日(火)で、応募多数の場合は抽選を行う。申し込みは神戸空港ホームページから。

 なお、早朝で公共交通機関は運行していないため、自家用車などで来場可能な人に限る。

全旅協大阪 吉村会長が再任 「今年は反転攻勢の年に」

2023年6月22日(木)配信

吉村実会長

 全旅協大阪府旅行業協会(吉村実会長)は6月30日、大阪府大阪市内のホテルで2023年度定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で吉村会長を再任した。

 吉村会長は「観光業界も少しずつ日常を取り戻しつつあるが、団体客の取り扱いが多い我われにとっては、まだまだこれから。今後は旅行会社と受入機関が力を合わせ、ときには柔軟に変化しながら、自分たちで観光業界を盛り上げていくべき。今年は反転攻勢の年にしたい」と意気込みを語った。

 新年度事業としては、旅行者の安心・安全の確保に重点を置いたツアー造成や、コロナの影響で大きく変化した旅行形態への対応などに取り組むことが決まった。

 引き続き行われたオーサカ・ゼンリョの第17回定時株主総会では、岡本浩史代表が昨年度の状況を報告。「全旅クーポン発券額は前年度比192%増の32億4800万円と大きく伸び、コロナ禍前の19年度比でも20%増となった。会員各位のご尽力の賜物。感謝したい」と述べた。

金子博美会長

 同日には、宿泊・観光施設や案内所などで構成するオーサカ・ゼンリョ協力会(金子博美会長)の通常総会も行われ、任期満了に伴う役員改選では、金子会長を再任した。

 金子会長は「観光業界は多様な業種に波及効果がある。我われ自身が明るく元気になることで、日本の各業界をけん引していきたい」と述べた。

 総会後には、会員や来賓など約160人が参加しての合同懇親会が盛大に開かれた。

京都府旅行業協会 北澤会長が続投 関係団体との連携強化へ

2023年6月22日(木)配信

あいさつする北澤孝之会長

 京都府旅行業協会(北澤孝之会長、151会員)は5月24日、京都府京都市内で2023年度通常総会を開いた。役員改選で理事5人を選挙で選出した。直後の理事会で会長が決まらないため、6月8日に改めて開いた理事会で北澤会長の続投を決めた。京都全旅の社長には森野茂氏が就任した。

 北澤会長は総会の冒頭あいさつで「新型コロナの5類移行によって、京都には、日本人だけでなく多くの外国人が押し寄せている。さらに、団体旅行も少しずつ回復しつつあり、3年半の辛抱の反動が見られる」と述べた。

 議事では所定の議案をすべて決定した。今年度は、試験・研修事業や関係団体との連携強化をはかる。研修旅行は、来年2月の「第18回国内観光活性化フォーラムinあいち」に合わせて実施する予定だ。

 総会後には、同協会顧問の伊吹文明元衆議院議長をはじめ、勝目康衆議院議員、京都市の門川大作市長ら多くの来賓が駆けつけ、懇親会が行われた。

 新役員は次の各氏。【会長】北澤孝之(ツアーポート)【副会長】森野茂(アルファトラベル)【専務理事】西河豊治(萬転)【会計理事】岩﨑全慶(近畿観光)【理事】尾池文章(コムス)【監事】中村充治(明星観光バス)▽丸山智弘(トラビュー観光)

和歌山県旅行業協会 新会長に古市氏 来賓に岸本和歌山知事

2023年6月22日(木)配信

古市啓悟新会長

 和歌山県旅行業協会(板橋豊勝会長)は5月23日、紀三井寺ガーデンホテルはやし(和歌山県和歌山市)で第11回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、古市啓悟氏(野鉄観光・クリスタル観光バス社長)を新会長に選出した。

 板橋会長は「新型コロナの感染法上の位置づけが5類に移行となり、世間では観光産業の復活と言われているが、実際にはインバウンドやOTA(オンライン旅行会社)による個人旅行が中心であり、我われのようなリアルエージェントの復活は、まだまだ。そのためにも、あらゆるお客様に安心・安全な旅を提供するべく、これからも精一杯努めていこう」と呼び掛けた。

 来賓の岸本周平和歌山県知事は「県では現在、ゼロベースからブランディングの見直しを行っている。和歌山県の観光資源には、精神性や持続可能性、物語性がある。ユニバーサルツーリズムやジェンダーフリーも、1300年前の熊野詣からあった。それらも含め、新たなブランディングを確立し、県民全員で共有していくことが大切。皆さんと一緒に和歌山県を盛り上げていきたい」とあいさつした。

青木査稚子理事長

 続いて、協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長)の通常総会が行われ、任期満了に伴う役員改選では、青木理事長を再任した。

 青木理事長は、2020年から取り組む「わかやま12湯推進協議会」の活動について、昨年9月に南紀勝浦温泉で「第2回わかやま12湯サミット」を開催したことや、大阪の旅行会社などと連携してツアーを組んだことを報告。「今後も広域に着地型旅行を広げていきたい」と述べた。

 同日には、協定機関で構成する協力会の通常総会も行われ、総会後には、セールス会や合同懇親会が盛大に開かれた。

京旅協協同組合 森野理事長を再任 京都市の活性事業に取り組む

2023年6月22日(木)配信

森野茂理事長

 京都府旅行業協同組合(森野茂理事長)は5月30日、京都府京都市内で2023年度通常総会を開き、役員改選で森野理事長を再任した。

 森野理事長は「きょうと魅力再発見プロジェクトによって多くの組合員が助けられた。京都市や京都府中小企業団体中央会、協同組合大阪府旅行業協同組合、兵庫県旅行業協同組合などとの連携事業で、何とか今期を乗り越えることができた」と述べた。

 京旅協各種クーポンの22年度取扱高は前年度比217・8%増の5億6896万円まで回復した。組合事業の柱の1つ、岡崎桜回廊十石舟めぐりは、例年3月末から5月の大型連休まで運航しているが、今年は27日間の運航で乗船客数は1万4392人となった。森野理事長は「40カ国から乗船者があり、過去最高の売り上げを記録した」と報告した。

 新年度は、昨年度に引き続き、京都市から受託した市北部山間地域の活性化事業や、組合員数・協定機関数の増強、ユニットプラン・貸切バスキャンペーンの企画、共同販売などに取り組む。

 総会後には、京都府の山下晃正副知事や京都市の門川大作市長らが参加し、懇親会が行われた。

おもてなし経営研究所 第20回おもてなしセミナー「サービスの本質」語る

2023年6月21日(水) 配信 

6月20日(火)、第20回おもてなしホスピタリティセミナーを開いた

 おもてなし経営研究所(代表=西川丈次・観光ビジネスコンサルタンツ社長)は6月20日(火)、東京都内で「第20回おもてなしホスピタリティセミナー」を開いた。講師にはおもてなし経営研究所の西川氏と、「世界一のサービスマン」と呼ばれるメートル・ドテルの宮崎辰氏(Fantagista21代表)が登壇した。

 セミナーには約110人が参加し、熱心に耳を傾けていた。

西川丈次氏

 西川氏は、「行動を『考動』に変える! ~コロナで変わるおもてなし~」をテーマに話した。

 西川氏自身が体験したホテル・旅館・レストランなどでのおもてなしとの出会いのエピソードを話した。

 「我われの役割は、創客のために仕事をすること」だと参加者に語り掛け、「おもてなし力は感性にかかる。質のいいおもてなしは気付かないほどにさりげないもの。アンテナを高く張り、良いサービスを追い続けてほしい」と伝えた。

宮崎辰氏

 宮崎氏は、「世界一のおもてなし~サービスの本質~」をテーマに、普段のメートル・ドテル業において心掛けていることを語った。

 ゲスト講師の宮崎氏は、2010年に「シャトーレストラン・ジョエル・ロブション」のサービスチームの最高責任者であるメートル・ドテルとなった。12年には「クープ・ジョルジュ・バティスト」サービス世界コンクールで優勝した経歴を持つ。 

 お客の情報を事前に集めて、レストランの司令塔として現場を回すのがメートル・ドテルの役割。また、「人間の感情が出るのは先端や元の部分。寒いときには肩の付け根が上がり、足先が動くもの。そうやって今目の前にいる人の情報を集めることで感情接客ができる」とアドバイスした。

 心掛けるサービスとして、ナチュラル・スタイリッシュ・エンターテインメントの3つの視点からお客にアプローチを掛けているという。

 「すべてのお客様は根本的な欲望として『気に掛けてもらっている』という感情を得たい」とし、「秒単位でケアされていることをどのように伝えるかが『接客』です」と結んだ。