小児用交通系ICカード利用で小児運賃一律50円に 相鉄バス、25年3月15日から開始

2024年12月24日(火) 配信

現在運行している相鉄バス

 相鉄バス(大久保忠昌社長、神奈川県横浜市)は2025年3月15日(土)から、小児用交通系ICカードを利用した際の小児運賃を一律50円に改定する。キャッシュレス化推進や子育て世代の家計負担軽減に向けた取り組みの一環。また、同日には65歳以上の人が全区間利用可能な「ほほえみパス(IC定期券)」の販売も開始する。

 小児IC運賃は全区間1乗車につき50円とする。乗車時に小児用交通系ICカードをタッチするだけで、自動で50円が引き落とされる。現在、期間限定で実施している「ちびっこ50円キャンペーン」は1月7日で終了する。

 また、現在展開中の「ほほえみ会員証(一定額で乗車証を購入のうえ、乗車の都度100円支払う方法)」は25年4月30日発売分をもって廃止となり、全区間利用可能な交通系ICカード定期券形式「ほほえみパス」に移行する。ほほえみパスは1カ月5600円、3カ月1万5960円、6カ月3万240円。

 いずれも初回はマイナンバーカードや保険証など年齢が確認できる本人確認書類の提示が必要になる。

観光×防災で全国の緊急避難場所を紹介 特設サイト「Evacuation Site seeing防災観光地」

2024年12月23日(月) 配信

「防災観光地」キービジュアル

 リゾートバイトなどの人材派遣を行っているグッドマンサービス(月花拓美社長、東京都千代田区)はこのほど、観光地の新たな魅力を発信しながら災害時の助けとなる情報を提供するため、全国の「観光」と「防災」の二面性を持つ「防災観光地」を紹介する特設サイト「Evacuation Site seeing防災観光地」を公開した。

 観光地の魅力を楽しみながら防災への意識をたかめ、日本の観光振興と防災啓発の両面から、地域振興につなげたい考え。また、全国の宿泊施設へポスターを掲出する予定だ。

 同社は、「昨今、地震や津波などの自然災害が頻発し、とくに東日本大震災や熊本地震の際には多くの観光客が避難方法を知らず、困難な状況に直面した。同サイトにより、日本の観光振興と防災啓発を同時に進めることで、観光地を盛り上げながら、もしもの際の緊急避難場所になることを知っていただくことで、国内外のお客様に地域へ安心して訪れていただく環境づくりができる」とした。

 防災観光地の例として、宮城県・石巻市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)、三重県・錦タワー、静岡県・磐田市渚の交流館津波避難タワー、高知県・中土佐町第1号・2号津波避難タワー、高知県・黒潮町佐賀地区津波避難タワー、石川県・禄剛埼灯台台地、大阪府・大阪城公園──などを紹介している。

大学向け危機管理サービス「大学110番」提供開始 日旅海外グループTASKAL

2024年12月23日(月) 配信

大学向け危機御管理サービス「大学110番」提供開始

 日本旅行(小谷野悦光社長)の海外グループ会社であるTASKAL RESOURCES SDN.BHD.(壁田忠幸社長、マレーシア・クアラルンプール)は、日本国内の大学を対象とした危機管理サービス「大学110番」の提供を始めた。

 同サービスは、海外での重大事案発生時に、24時間365日体制で迅速な事故対応を提供する。平時から危機管理に関する相談を受け付けるほか、大学内の海外危機管理マニュアルの整備をサポートする。

 また、事案発生直後には対策室を設置し、専門家を派遣して現地での支援を行うなど、対象者の安全を確保するための総合的なサポートを提供する。

 利用料金は、1校当たり年間24万円。最小契約単位は1年間。大学が把握している日本人学生の留学者数が2000人未満の大学に限る。

 同社は、「コロナ禍が一段落し、海外への派遣学生数も回復傾向にあるものの、国際情勢の不安定さは依然として続いている。海外での事件、事故、テロ、暴動といった不測の事態に巻き込まれるリスクが増加している」とした。開発背景として、「派遣学生数の増加に伴い、大学が追う安全配慮義務に関する事案の発生確率も高まっている。実効性のあるサポートを手ごろに利用したいという声に応えてサービスを開発した」と話した。

ANAにキュン!12月のキャンペーン内容を発表 ANA X 

2024年12月23日(月) 配信

毎月29日は「ANAにキュン」

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)はこのほど、毎月29日に開催する「ANAにキュン!」の12月のキャンペーン内容を発表した。29日はANA(全日本空輸)感謝の日と位置づけ、月替わりで割引クーポンなどさまざまな「キュン!」を感じる企画を実施している。今月はANAトラベラーズの国内ダイナミックパッケージで使えるクーポンを2種類用意するほか、キュン!専用商品も設定する。

 ANAトラベラーズのホテルは全国の対象ホテルで特別プランを用意する。ゴルフは、冬から春におすすめのゴルフ場でキュンの日だけのお得なプランを設ける。

 海外ダイナミックパッケージ&オプショナルツアーは、最大20万円の割引クーポンを用意する。

 また、ANA Mallでは数量限定でおすすめの食品と日用品を特別価格で提供するほか、空港売店ANA FESTAではマイルが2.9倍になる。

 ANAにキュン!は12月29日(日)の午前零時~午後11:59まで。今月は9企画を実施する予定で、詳細は当日の発表となる。

【人事】JTB、人事異動に伴う役員人事(2月1日付)

2024年12月23日(月) 配信

正式には株主総会、取締役会などで決定

 JTBは2025年2月1日付の人事異動に伴い、役員人事を発表した。正式には株主総会、取締役会などで決定。詳細は次の通り。

 (2月1日)取締役兼常務執行役員財務担当(CFO)兼グローバル統括本部長(取締役兼常務執行役員財務担当(CFO)兼グローバル統括本部長訪日インバウンドビジネス担当)武田淳

 取締役兼常務執行役員経営戦略担当DX担当(CSO、CDXO)(取締役兼常務執行役員経営戦略担当(CSO))藤井大輔

 執行役員ビジネスソリューション事業本部事業推進部長(ビジネスソリューション事業本部事業推進チームマネージャー)渡辺紳

 執行役員内部統制担当法務担当(CCO)(執行役員ガバナンス担当内部統制担当(CGO))松岡徹

 常務執行役員ツーリズム事業本部副本部長兼全社広域営業推進担当兼東日本エリア広域代表訪日インバウンドビジネス担当(常務執行役員ツーリズム事業本部副本部長全社広域営業推進担当兼東日本エリア広域代表スポーツビジネス戦略担当兼横須賀支店長)山田仁二

 執行役員ツーリズム事業本部顧客戦略担当(執行役員ツーリズム事業本部事業改革推進部長CX戦略担当)小林美江子

 執行役員ツーリズム事業本部事業推進部長スポーツビジネス戦略担当(執行役員ツーリズム事業本部事業推進部長スポーツビジネス戦略担当)福井貴裕

 執行役員ツーリズム事業本部海外旅行ビジネスモデル改革担当(執行役員ツーリズム事業本部海外旅行バリューチェーン改革担当)深澤俊一

 執行役員ツーリズム事業本部Web戦略担当国内旅行ビジネスモデル改革担当(執行 役員ツーリズム事業本部Web販売事業部長Web戦略担当)池口篤志

 【退任】(1月31日)執行役員DX担当(CDXO)各務茂雄

JR東海参与の須田寬氏が死去 本紙で連載コラム執筆

2024年12月23日(月) 配信

須田寛氏

 東海旅客鉄道(JR東海)参与の須田寬氏が12月13日(金)、老衰のため死去した。93歳。葬儀は近親者のみで行った。後日お別れの会が開かれる。

 須田氏は1954年、日本国有鉄道に入社。1987年に国鉄の分割民営化で、JR東海の初代社長に就任。会長、相談役などを経て、2024年7月に参与となった。また、本紙の連載コラム「提言!これからの日本観光」も執筆していた。

1月24日から「飛鳥Ⅱ」25年上期商品の販売開始 夏の魅力満載の20コース

2024年12月23日(月) 配信

客船「飛鳥II」

 郵船クルーズ(遠藤弘之社長、神奈川県横浜市)は2025年1月24日(金)から、同社が運航する「飛鳥Ⅱ」の2025年上期商品20コースを売り出す。日本の魅力を知り尽くす飛鳥クルーズだからこそ提案できる、夏の魅力満載のラインナップという。

 上期商品は25年7月13日~9月23日にかけて横浜・神戸・金沢・小樽・函館を出発する1泊から12泊までの全20コース。愛知県の蒲郡と静岡県・西伊豆の松崎に初寄港する。秋田竿燈まつりと青森ねぶた祭、阿波おどりなどの伝統的な夏祭りを専用の観覧席から間近で堪能できるクルーズや、伊東花火、熊野花火、蒲郡花火などの花火を船上から楽しむクルーズなど、日本の夏を堪能できるコースをそろえる。船内では、盆踊りや縁日など夏ならではのイベントも開催予定だ。

 また、幅広い世代で楽しむことができる、ハッピーファミリークルーズとして西伊豆・松崎へ寄港する「サマークルーズ(25年8月1日発3日間)」など全7コースを設定。子供向けのイベントやキッズルームの開設、ベビーシッターも乗船する。

 スケジュールなど詳細は飛鳥クルーズホームページへ。

日本酒列車を運行、260人が車内で土佐酒楽しむ、大阪モノレールや高知県など

2024年12月23日(月) 配信

車内ではよさこい演舞も

 大阪モノレール(佐藤広章社長、大阪府大阪市)と大阪モノレールサービス(生澤克彦社長、同)、高知県は12月14日(土)、同県の土佐酒や皿鉢弁当をモノレール車内で楽しむ「大阪モノレールの日本酒列車 高知よさこい号」を大阪空港―門真市駅間で運行した。

 2025年大阪・関西万博のオリジナルデザインのラッピング列車「EXPO TRAIN2025 大阪モノレール号」を貸し切り運転し、昼間と夕方に2便設定した。各便定員130人が満席になる盛況ぶりで、車内ではよさこい演舞もあり、大いに盛り上がった。

 筆者は午後4時40分発の第2便に乗車し、その魅力を取材した。

 万博記念公園駅出発と同時に土佐酒で乾杯。県内にある19の酒蔵の土佐酒がすべてそろい、飲み比べが楽しめる。なかには、酒造りに欠かせない酵母を宇宙空間と水深6千㍍の深海で培養した「宇宙深海酒」もあった。お酌を互いにしていると、隣の人が「まけまけでいいですか?」と聞いてくる。「まけまけ」とは高知では溢れんばかりに注ぐことを言うらしい。つまり、「なみなみ」と同義なのだ。そんな楽しい会話もあり、和気あいあいとした雰囲気で、列車は進んで行く。

 食事も豪華だった。カツオのたたきや宿毛ぶりの照り焼き、四万十ポークの生姜焼き、きびなごフライ・じゃこ天などが盛り込まれた皿鉢弁当が用意され、ついつい酒が進む。高知では宴会のことを「おきゃく」と呼び、皿鉢料理と酒でわいわい盛り上がるのがお決まりだが、その雰囲気を味わうことができた。

 列車に同乗した県酒造組合認定の土佐酒アドバイザー森裕子さんは「2024全米日本酒鑑評会で高知の酒は19が金賞に輝き、金賞受賞数・率とも日本一になった。辛口のイメージが強い土佐酒だが、最近ではリンゴのような香りの酵母『CEL(セル)-24』や宇宙空間で培養した宇宙酵母を使うなど、さまざまな取り組みをしている」と話した。

 また、中土佐町の漁師町である久礼(くれ)で大正時代から続く田中鮮魚店を営む田中隆博社長は「カツオは味にバラつきがあり選別が難しく、うちの店では6本に1本、20%弱は刺身に適さない。久礼はカツオの刺身で高い評価を受ける地域。徹底的にこだわった『土佐久礼かつお』を食べにぜひお越しください」とアピールしていた。

 列車は約2時間で万博記念公園駅に戻った。同駅コンコースで同時開催していた観光物産展で、土佐久礼の冷凍カツオを買って帰ろうとしたら、すでに完売。残念だが仕方ない。KITTE大阪にあるアンテナショップ「とさとさ」で買うとするか。

土佐酒と皿鉢弁当に舌鼓

年末年始限定で山口県・秋芳洞をライトアップ 「秋芳洞『光響FANTASY』」12月30日~1月3日まで

2024年12月23日(月) 配信

幻想的な空間が広がる秋芳洞

 山口県・美祢市観光協会は12月30日(月)~2025年1月3日(金)まで、山口県美祢市秋芳町の鍾乳洞、秋芳洞(あきよしどう)で、年末年始限定のライトアップイベント「秋芳洞『光響FANTASY』」を開く。

 国の特別天然記念物の秋芳洞は総延長11.2キロを超え、国内第2位を誇る。通常、洞内は白色の照明でライトアップされているが、今回は異なるカラー照明と普段にはない音響で彩り、光と音で幻想的に演出する。

 ライトアップは1日2回、1回あたり2時間ライトアップし、ゆっくりと楽しめるという。なお、照明と音響は照明デザイナーの石井幹子氏が演出する。

 開催時間は午前10時からと午後2時から。1DAYフリーパスは大人1300円、中学生1050円、小学生700円。入洞受付時間は午前8:30~午後4:30まで。

日本海の藻塩と食べる「ほうじ茶塩プリン」販売 鳥取砂丘の「TottoPURIN」×海と日本プロジェクト

2024年12月22日(日) 配信

ほうじ茶塩プリン

 OMOI(川村諒志社長、鳥取県鳥取市)が運営する鳥取砂丘のプリン専門店「TottoPURIN」はこのほど、日本財団の「海と日本プロジェクト」とコラボレーションした商品「ほうじ茶塩プリン」を売り出した。海を未来に引く継ぐため、オールジャパンで推進するプロジェクトとともに、海と親しみ、海を味わうために日本海の藻塩を使用したプリンを開発した。

 同商品は付属の「日本海の藻塩」をかけて食べる濃厚なプリン。藻塩は日本海の清浄海域で汲み上げた海水と海藻の灰を合わせた上澄みを大釜で煮詰めて作っている。一般的な塩とは違い、海藻の旨味が凝縮されており、プリンとの相性が良いという。

 同店は「鳥取県産のほうじ茶とあんこに、粒感のある日本海の藻塩をかけながら、ぜひご賞味ください」とアピールしている。なお、藻塩は少しずつかけて食べることをすすめている。ほうじちゃプリンの価格は580円(税込)。