江戸東京博物館、4月1日リニューアル 初公開の浮世絵などで華添える

2018年3月15日(木) 配信

初公開の「歌撰恋之部 物思恋」(喜多川歌麿/画 蔦屋重三郎/版
1793年(寛政5〉頃)など、楽しみな企画が目白押し

東京都江戸東京博物館(江戸東京博物館)は4月1日(日)、半年間の全館休館を経て再オープン。7日(土)までトークセッションなどさまざまな企画を行う。

 今回のリニューアルでは、ミュージアム・ショップ、レストランが新しくオープンするほか、エレベーターなどの館内施設の更新が行われた。同館では再オープンを記念し、浮世絵「市川鰕蔵の竹村定之進」(東洲斎写楽)と「歌撰恋之部 物思恋」(喜多川歌麿)を常設展示室で初公開。再オープン記念WEEK「EDO→TOKYO VISION」江戸東京の歴史・文化とつながる一週間では、「美意識」と「サステナブル」をキーワードに、異なった分野で活躍する専門家やアーティストによるクロストークやパフォーマンスが実施される。

再オープンイベント 概要

再オープン記念WEEK「EDO→TOKYO VISION」江戸東京の歴史・文化とつながる一週間

テーマ:「受け継ぐ美意識」

日時:4月1日(日)・午後2:00~午後3:30

内容:

 江戸時代は、日本においてアートが大衆のものとなっていった時代。以来400余年、現代を生きるクリエイターたちに受け継がれているものは何か、トークとパフォーマンスを通じて、江戸の美意識とその可能性を探る。

出演:

ライブパフォーマンス

しりあがり寿氏(漫画家)鶴澤寛也氏(女流義太夫三味線)

トークセッション 

橋本麻里氏(ライター・エディター)※コーディネーター、岡塚章子氏(東京都江戸東京博物館 学芸員)しりあがり寿氏(漫画家)、鶴澤寛也氏(女流義太夫三味線)、天明屋尚氏(現代美術家)

テーマ:「サステナブルな暮らし」

実施日:4月7日(土)

内容:

 江戸時代の暮らしの知恵を知ることで、東京の未来のライフスタイルが見えてくる。サステナブルやリユースなどをキーワードに、江戸の専門家と現代の活動家たちを交え、これからの東京を楽しくサステナブルに生きるヒントを探る。

時間・出演者:

午後2:00~午後3:50、 落語、トークセッション

落語、古今亭菊千代氏(一般社団法人落語協会 真打)。

トークセッション、辻信一氏(文化人類学者、環境運動家)※コーディネーター、アズビー・ブラウン氏(デザイナー・作家)、古今亭菊千代氏(一般社団法人落語協会 真打)、末吉里花氏(一般社団法人エシカル協会代表理事)、ソーヤー海氏(共生革命家・東京アーバンパーマカルチャー創始者)、藤森照信氏(東京都江戸東京博物館館長)

午後6:00~午後7:00、 レキシさんのスペシャルライブ

※ スペシャルライブは事前抽選で当選された人に、整理券を配布。当日は原則として整理券を持っている人が観覧可能。事前抽選と整理券配布についての詳細は、3月26日(月)に江戸東京博物館のホームページで告知する。

主催:東京都江戸東京博物館

会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室内 中村座前

費用:4月1日(日)のみ入館無料。以降の日程は常設展観覧料(一般:600円)が必要。

NHKスペシャル関連企画「大江戸」展

 「大江戸」という名が史料に現れるのは18世紀中頃。江戸の推定人口が100万人を超えたあたりから。この頃の江戸は、上方を凌駕する経済力を持ち、独自の文化を成熟させていました。1590年(天正18年)徳川家康の入封以前は、小さな城下町だった「江戸」がいかにして政治・経済・文化の中心へと発展していったのか。「江戸の成り立ち」「江戸城の絵図」「火事と江戸」「水辺の風景」「写された風景」の5つの視点から、「大江戸」の繁栄の歴史を追い、巨大都市としての特性を見つめる、NHKスペシャル「シリーズ 大江戸」(全3回・今春放送予定)関連企画。

江戸始図 松江歴史館蔵は、昨年に発見され、話題を呼んだ、江戸時代初め頃の江戸城を描いた絵図。

会期:4月1日(日)~5月13日(日)

会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室

主催:東京都、東京都江戸東京博物館、NHK

費用: 4月1日(日)のみ入館無料。以降の日程は常設展観覧料(一般:600円)が必要。

特集展示「写楽の眼 恋する歌麿―浮世絵ベストコレクションー」

  浮世絵師 東洲斎写楽と喜多川歌麿は、すぐれた描写力で、18世紀後半を中心に江戸文化の最前線で活躍した。版元の蔦屋重三郎によって才能を見出され、世に送りだされた2人の浮世絵、特に写楽の役者大首絵、歌麿の美人大首絵は、人々に新鮮な驚きを与え、現代でも高い人気を誇っている。今回は、当館所蔵の写楽・歌麿浮世絵版画作品と関連資料30点を厳選し、展示。この中には、初公開となる作品が含まれている。

初公開の「市川鰕蔵の竹村定之進」東洲斎写楽/画 蔦屋重三郎/版 1794年(寛政6)。力のこもった目の形象は、江戸東京博物館のロゴマークのデザインのもととなった。

会期:4月1日(日)~5月6日(日)

会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン「江戸の美」、「芝居と遊里」コーナー

主催:東京都、東京都江戸東京博物館

費用:4月1日(日)のみ入館無料。以降の日程は常設展観覧料(一般:600円)が必要。 

あなたが感動した宿 蔵王国際ホテル(山形県・蔵王温泉)

2018年3月15日(木) 配信

旅行新聞新社では本紙付録の冊子読者やネットユーザーを対象に、「あなたが感動した宿」のアンケート調査を実施しました。人気を集めた宿のなかからおすすめの施設を紹介します。

山形県 蔵王温泉 八右衛門の湯 蔵王国際ホテル

 蔵王の大自然を満喫できる「八右衛門の湯 蔵王国際ホテル」。ロビーラウンジからは滝が、客室からは四季折々の山が見え、館内の随所で雄大な自然を目にすることができる。客室は贅沢な造りのジュニアスイートや、蔵王の山々を一望できる南館和室が好評だ。

 総木造りの温泉棟「八右衛門の湯」は、掛け流しの天然温泉で、足湯、内湯、露天風呂を楽しめる。また、3つの貸切風呂「山・森・里の恵み湯」では檜や御影石の湯船で、心ゆくまでリラックスできる。

 料理は、「地産美味」をコンセプトに山の幸を取り揃えている。なかでも評判の山形牛は、コクがあり非常にジューシー。山形の旬が奏でる心のこもった料理を、堪能したい。

宿データ

山形牛をいただける会席料理
貸切風呂「山の恵みの湯」

住所  〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉933

TEL  023(694)2111 FAX  023(694)2113

チェック IN 午後2:00  OUT 午前10:00

風呂  男女別大浴場各1、男女別露天風呂各1、貸切風呂3

泉質  硫黄泉

客室  全62室

料金  1万3千~4万9千円(税別)

サントリーコーヒー「BOSS」×「スパリゾートハワイアンズ」がコラボ

2018年3月15日(木) 配信

 

日本には“バス”で行ける“ハワイ”があった!毎月25日は「ボス&ハワイアンズの日」に!!ハワイアンズがBOSS色に!!ボスバスをはじめ、ハワ~イ自販機、隠れBOSSが登場!!

 サントリー食品インターナショナルと常磐興産は、サントリーコーヒー「BOSS」と福島県いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」のコラボレーション企画として、「#ボスでハワイ #バスでハワイ」キャンペーンを実施している。

 働く人の相棒「BOSS」が「休み方改革」をテーマに実施している「勤続25年 ボスでハワイ!」キャンペーンを進めるなか、「スパリゾートハワイアンズ」から声がけがあったことをきっかけに、コラボレーションが実現した。

 「BOSS」が「スパリゾートハワイアンズ」の観光大使に就任し、「BOSS」缶コーヒーのサンプリングやラッピングバスの運行など、コラボレーション企画を実施する。

「#ボスでハワイ #バスでハワイ」キャンペーン概要

場所:スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市常磐藤原町蕨平50)

期間:3月5日(月)~8月25日(土)

■「ボス&ハワイアンズの日」

 実施日:3月から8月までの毎月25日

 内容:入場券購入窓口で「ボス&ハワイアンズの日」と伝えると、来場者先着250人に「BOSS」缶コーヒーをプレゼント。

■「ボスバス」運行

 対象バス:宿泊者専用無料送迎バス「ハワイアンズエクスプレス」北千住便

 運行時間:往路 午前9:30東京発⇒10:15北千住⇒午後1:00ごろハワイアンズ着

     復路 3:00ハワイアンズ発⇒6:05北千住着⇒6:45東京着

 運行期間:3月5日(月)~3月31日(土)

■“ハワ~イ”コラボ自動販売機

 実施期間:3月5日(月)~5月末ごろ(予定)

 対象自販機:「スパリゾートハワイアンズ」内のサントリー自販機2台

 内容:期間中、サントリー自販機の「BOSS」製品の“あったか~い”ボタンが “\(^o^)/ハワ~イ”に。

■「隠れBOSSを探せ」キャンペーン

 実施期間:3月5日(月)~3月31日(土)

 参加方法:スパリゾートハワイアンズ内に隠された「BOSS」キャラクター25個のうち5個を見つけて撮影し、受付に提示すると「プライドオブボス」をプレゼント。

  ※参加は期間中、1人1回のみ。

娯楽費など8千億円へ 訪日外国人にお祭り開放

2018年3月15日(木) 配信 

検討会のようす。東京都内のザ・ペニンシュラ東京で開かれた

 

観光庁は3月14日(水)に、「楽しい国 日本」検討会のとりまとめで、2020年までにコト消費の娯楽費などを8千億円とする目標を定めた。体験型コンテンツの底上げのため、単価向上の工夫や、市場調査に着手していく。外国人へのお祭り開放や、ナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)などの検討も進める。

 「目標としては高い数値だが、しっかりとやっていく」(事務局)。20年までに訪日外国人の消費額目標を8兆円とするが、17年は4兆4千億円だった。1人当たりは15万3921円で、このうち娯楽・サービス費は5014円。割合では3・3%と低い。「(訪日外国人に)富士山などの典型的なイメージが浸透し、多様な体験ができる『楽しい国』といった認知度は低い。これらは消費額にも表れている」と分析。今回の提言で、関係省庁との連携や各種課題解決に向けた方針を示した。

 神社仏閣などの特別な「場・資源」と、宿泊や音楽などの「機能・コンテンツ」を掛け合わせるなど、単価を上げる工夫を検討していく。体験型コンテンツを実施する事業者の経営安定化に向けては、市場調査に着手する。事業者数などの基礎データのほか、経営状況・課題を抽出。目標達成に必要な支援策を練り、実施していく考え。

 体験型コンテンツの定番化を目指す1つとして、お祭りを外国人へ開放する。現在は、受入体制が未整備で参加方法などは不明瞭となっている。今後は問い合わせなどを一括して受け付ける専門窓口の設置を視野に入れる。外国人の対応ができる人材の確保・育成のためのノウハウ集も作成する。外国人参加枠を設けるなどの受入環境を整備したうえで、プロモーションを打ち出す。

 ナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)では、課題について官民で協議する場を設置する。各種情報を発信するため、外国人目線のポータルサイトづくりも進める。このほか、各地の公共空間などを利用したプロジェクションマッピングの環境も整えていく。阻害要因となる規制の緩和も検討を行い、公共空間などの活用を促す取り組みを推進する。

【速報】民泊法の遵守を強調 (Airbnb)

2018年3月14日(水) 配信

登壇し、政策について語る、Airbnbのクリストファー・レへイングローバル政策担当最高責任者

Airbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、東京都内で記者説明会を開いた。同社グローバル政策担当最高責任者であるクリストファー・レへイン氏が登壇し、住宅宿泊事業法(民泊法)施行後の、国内でのビジネス展開について持論を述べた。民泊法を遵守したうえで、仲介業者として活動することを改めて強調。ホスト(住宅宿泊事業者)に対しても、法の遵守を徹底させる。

 現時点での登録物件数は6万2千件。昨年3月と比べ、30%増となった。届け出が始まる3月15日(木)以降、ホストは取得した届出番号を登録することができるようになる。6月14日(木)までに確認が取れない場合には、物件掲載を取りやめる方針だ。

届出番号登録画面のイメージ(同社報道資料より)

 レへイン氏は、「プラットフォーマーとして、時代に見合う責任の取り方をしないといけない。日本の地域住民との調和が取れなければ、ビジネスの発展・継続は難しい」と世論や国民感情に考慮していくと訴えた。今後も理解が得られるよう取り組みを進める。3月15日(木)には政府関係者との対談も予定。意見交換を行う。

大阪環状線「ブライダルトレイン」で結婚式を挙行 JR西日本や日本旅行

2018年3月14日(水) 配信 

ブライダルトレインで結婚式を挙げた牛丸智裕さんと佳子さん

JR大阪駅から発車した臨時列車が、環状線を約40分かけて一周し、同駅へ戻るまでに挙式を執う「ブライダルトレイン」。3月4日(日)、東京都練馬区在住の牛丸智裕さん(26)と佳子さん(26)がブライダルトレインで結婚式を挙げた。

 この結婚式は、西日本旅客鉄道(JR西日本)と、ホテルグランヴィア大阪、日本旅行が共同で企画し募集したもので、第1回は2015年11月22日の実施し、今回が2回目。円を描くように走る環状線にあやかり、“円満なご夫婦”を願って行われる人気企画だ。

 2人は関西出身で大学時代に知り合い、よく大阪環状線を利用してデートを重ねたという。卒業後は智裕さんが東京へ赴任、佳子さんが大阪で勤務と、遠距離恋愛を続けていた。しかし、昨年春に佳子さんが東京へ転勤したのを機に同居、その後入籍した。結婚式場を探しているときにこの企画が目に留まり、「思い出に残る結婚式を挙げたい!」と応募したという。

 春のやさしい日差しに包まれたこの日、新郎新婦と親族、参列者約50人を乗せた大阪環状線の新車両323系は午後12時38分に大阪駅を出発。「大阪の街のように明るく楽しい家庭となることをお祈りしています」という車内アナウンスで開式した。

 ウェディング仕様に、華やかに飾り付けられた車内で、2人は誓いの言葉、指輪の交換、誓いのキスのあと、大阪駅の新林駅長を立会人とし、結婚誓約書に署名、結婚の成立が宣言され、婚姻届受理証明書が手渡された。心地よく揺れる電車と参列者の温かい拍手の中、無事に閉式した。

車内で祝福されながらの指輪の交換

 参列者には式の記念に、特別仕様のオリジナル記念切符が贈られた。また、新郎新婦の2人が感謝の気持ちを込めて全員のきっぷに鋏を入れながら周る、電車内での結婚式ならではの楽しいイベントも行われた。

 沿線ではさまざまなお祝いのサプライズもあった。天王寺駅からはJR西日本のキャラクター「イコちゃん」が乗り込み、2人へ記念品をプレゼント。親族や友人もまじえて記念写真を撮った。芦原橋駅ではJR西日本の社員とラグビー部の人からお祝いの横断幕とメッセージ、そしてラグビーボールが贈られた。また、西九条駅では駅員に加え駅内のお店の店員や居合わせた乗客がメッセージボードを掲げて盛大にお祝いした。JR西日本の社員からは、新婦がお気に入りの「うれしいたのしい大好き」のサックス演奏が贈られ、心を込めたサプライズに新郎新婦も参列者も大きな幸せに包まれた。

 午後1時20分に、“日本一幸せ”な電車323系は大阪駅に到着。到着後、智裕さんは「たくさんのサプライズに感謝の気持ちでいっぱいです。このサプライズでみんながたくさん笑ってくれたように、笑顔にあふれた家庭をつくりたいです」と話した。佳子さんは「イコちゃんのお祝いが嬉しかったです。みんながハッピーでいられる家庭にしたいと思います」と笑顔で語った。

 この後、大阪駅に隣接する「ホテルグランヴィア大阪」で披露宴が行われた。会場にはこの日の結婚式に使用された電車、323系を模ったウェディングケーキ、「大阪環状線ケーキ」が用意され、新郎新婦の特別な1日に彩りを添えた。

富士急ハイランドで小学生以下無料カーリング体験 一般利用も

2018年3月14日(水) 配信

「山梨県カーリング協会」によるカーリング体験

富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)は、2018年3月17日(土)と18日(日)の2日間、小学生以下の子供限定で「山梨県カーリング協会」による「無料カーリング体験教室」を開く。

 実際の試合で使用されるカーリングシートの約2分の1のシートの上で、20㌔のカーリングストーンやブラシを使用する。初めてでも楽しくカーリングを体験できるよう、レッスンを受けられる。

 また、富士急ハイランド屋内スケートリンクで4月8日(日)まで開かれる「1/2カーリング体験」では、一般の利用者もカーリングを楽しめる。午前中は家族や団体の利用者が1時間単位で貸し切ることができ、午後は一般利用ができる。カーリングストーン6個・ブラシ2本・ステップのセットを使い、ストーンを3回滑らせて、ハウスと呼ばれる中心円に近づけられると景品がもらえる。

小学生以下の子供限定 「無料カーリング体験教室」概要

開催日時:2018年3月17日(土)、 18日(日)午前 11~12時/午後1~2時

開催場所:富士急ハイランド正面入口屋内スケートリンク「シアターリンク」

対象:小学生以下の子供限定、先着60人

受付:「シアターリンク」にて先着順で受付。 ※ 定員になり次第受付を終了。

参加料金:無料

 「1/2カーリング体験イベント」 概要

開催期間:2018年3月10日(土)~4月8日(日)

営業時間:午前10時~午後1時/団体・一般貸切営業   午後1~5時/一般向けカーリング体験

開催場所:富士急ハイランド正面入口屋内スケートリンク「シアターリンク」

料金:団体・貸切営業/1時間1シート 5千円
                一般営業/1ゲーム 500円
                 ※団体・貸切営業については、富士急行営業部03-3376-1121まで。

手ぶら観光の促進へ 日旅店舗、京阪神の駅ナカで手荷物預かりサービス

2018年3月14日(水) 配信

荷物を持たずに観光を(写真はイメージ)

手ぶら観光促進へ――。日本旅行と、西日本旅客鉄道(JR西日本)、手荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak」を運営するecboは今年1月に締結した業務提携に基づき店舗での手荷物預かりサービスを開始。今後も、JR西は西日本エリアを中心に、日本旅行は全国で店舗を拡大していく。

 サービスを行うのは、ジェイアール西日本マルニックスが運営する手荷物預かり所「Crosta京都」と「Crosta新大阪」「Crosta関空」の3店舗と日本旅行の「TiS金沢支店」、「TiS京都支店」、「京都四条支店トラベルカウンター」、「TiS新大阪支店」、「TiS大阪支店」、「TiS岡山支店」、「TiS広島支店」の7店舗。予約は「ecbo cloak」のWebサイトで行える。

 ecbo cloakは、「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービス。17年1月にスタートし、カフェや美容院、レンタサイクル、着物レンタル店、神社などの多種多様なスペースを荷物預かり所として活用している。

世界遺産・二条城桜まつり 「映像×光×音」の現代的アート

2018年3月14日(水) 配信 

世界遺産・二条城桜まつり(メインイメージ)

世界遺産である元離宮二条城(京都府・中京区)で、「二条城桜まつり 2018-桜の宴- Directed by NAKED」が、2018年3月23日(金)~4月15日(日)まで開催される。

 イベント演出・制作を手掛けるのは映像制作会社の「ネイキッド」(村松亮太郎社長、東京都渋谷区)で、二条城桜まつりの演出を手掛けるのは昨年に続き、今年で2回目。昨年のプロジェクションマッピングを中心とした構成から、演出内容を変え、プロジェクションマッピングだけでなく、光と音の演出を加え、現代的アートで演出箇所も拡大している。

京都の名所×現代的アートが融合した花見

 昨年の桜まつりでは、期間中の来城者数が33万5711人(日中・ライトアップ営業時間含む)と、日本中から注目される京都の桜スポットのなかでも、名所の1つとなっている。今年は昨年も人気だった唐門でのプロジェクションマッピング演出に加え、光と影、そして音を使って現代的アートのアプローチで二条城の建築物、そして二条城に咲く、山桜、里桜、八重紅枝垂桜(ヤエベニシダレ)など50品種300本もの桜を演出する。

 今年は昨年にはなかったお堀の演出を加え、唐門に彫り込まれた龍をイメージし、龍が桜の宴に来場者を誘うバックストーリーで会場演出を構成している。春を起こしていく白い龍が二条城を通り抜けていくさまを、唐門ではプロジェクションマッピングで映像、そして、お堀に光と影、音響を用いるなどして会場全体を演出している。

 さらに、上記の通常演出だけでなく、「和」を中心としたステージイベントや、京都の名産や名店の飲食ブース、物販コーナーなど、国内外の観光客が桜の咲いていない早春の時期でも、二条城で桜や花見を楽しむ企画を多数用意する。

開催概要

イベント名称:「二条城桜まつり2018-桜の宴-Directed by NAKED」

開催時期:2018年3月23日(金)~4月15日(日)

開催時間:

 昼 午前8:45~午後5:00(最終受付 午後4:00)

 夜 午後6:00~午後9:30(最終受付 午後9:00)

開催場所:元離宮二条城(住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541)

主催:京都市

協賛:(公社)京都市観光協会、(一財)京都市都市整備公社、(株)ワン・ワールド、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、(株)近畿日本ツーリスト関西、Nankai Stage co.,ltd、鳳電気土木(株)/(株)BALL・LAB

協力:京都名店会(京都物産出品協会)、西日本旅客鉄道(株)、東海旅客鉄道(株)、阪急電鉄(株)、京阪ホールディングス(株)、京福電気鉄道(株)、近畿日本鉄道(株)、西日本高速道路(株)、阪神高速道路(株)、京都外国語大学、京都産業大学

後援:京都商工会議所、京都新聞、NHK京都放送局、KBS京都、エフエム京都

総合演出:NAKED Inc.

株式会社ネイキッド(NAKED Inc.)について

 1997年、村松亮太郎を中心に、映像ディレクター/デザイナー/CGディレクター/ライターなどが集まり設立されたクリエイティブカンパニー。メディアやジャンルを問わず、映画/広告/TV/インスタレーションなど、さまざまなクリエイティブ活動を続ける。近年は、プロジェクションマッピングを始めとしたさまざまな技術や美術造作、演出を組み合わせ、光を使った空間の総合演出を手がけている。現在、企画・演出・制作を手掛けたイベントやショーが通算200万人以上を動員している。

せとうちDMOが、日本百貨店協会らと連携

2018年3月14日(水) 配信

せとうちDMOが、日本百貨店協会・JSTOらと連携。中国・四国エリアの百貨店でイベントを行う(写真はイメージ)

中国・四国エリアの百貨店で、3月16日(金)から「せとうちフェア」が行われる。せとうちDMO(デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)らが主催するもので、水産物やお酒、缶詰など、「瀬戸内ブランド登録商品」を一堂に集めた。インバウンドの百貨店に対する関心を高め、地域の消費増に寄与する狙いもある。

 同DMOでは、独自の審査基準を設定。基準に見合う逸品を集め、情報発信を行うことで、瀬戸内エリアのブランド強化を狙う。地元に在住するライターが、生産者や商品を取材し、ピックアップしたおすすめポイントを公式ホームページで紹介するなど、オウンドメディアの強化にも注力している。

 今回のイベント「せとうちフェア」では、日本百貨店協会、ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)と連携した。買い物とともに、観光パンフレットやガイドマップに触れる機会も設ける。

 免税対応など、インバウンド1人当たりの購買単価は6万8千円(18年1月、日本百貨店協会)。免税品の総売上高は280億円を上回っており、前年同期と比べ30%増と好調が続く。せとうちDMOではこれまで、海外富裕層向け旅行会社の誘致を実現するなど、観光分野での誘致に力を注いできた。日本百貨店協会、JSTOとの協力を通じ、インバウンドの百貨店に対する興味関心を伸ばし、地域の消費増に寄与する考えだ。

「せとうちフェア」のスケジュールと開催場所

 ・3 月 20 日(火)~ 4 月 9 日(月)  そごう・西武 そごう広島店 「せとうちフェア」 地下 1 階特設会場

・3 月 20 日(火)~ 3 月 25 日(日) 広島三越 7階催物会場

・3 月 28 日(水)~ 4 月 3 日(火) 岡山髙島屋 地下 2 階食料品売場

・3 月 28 日(水)~ 4 月 3 日(火) 天満屋岡山本店 てんちか FOOD GARDEN「菓子イベントコーナー」

・3 月 16 日(金)~ 3 月 18 日(日) 天満屋倉敷店 「せとうちフェア」 地階特設会場

・3 月 28 日(水)~ 4 月 3 日(火) 天満屋福山店 地階食彩館イベントスペース

・3 月 21 日(水・祝)~ 5 月 6 日(日) 高松三越  高松空港内ショップ コーナー