沖縄の星空を本格観賞 HISが初開催

2018年5月28日(月) 配信 

沖縄の星空を堪能する

エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)は7~9月に、沖縄本島初の本格的な夜空の星を鑑賞するツアー「五感で感じる沖縄の夏 美ら宙(ちゅらそら)」を行う。創業66周年を迎える天体望遠鏡日本国内トップメーカーのビクセン(新妻和重社長、埼玉県所沢市)と協業し実現した。美ら宙の鑑賞プランを沖縄の新しいナイトタイムエコノミーとして提案し、地元地域を巻き込み地方創生にもつなげていく考え。

 星空観賞プラン会場であるうるま市「海の駅・あやはし館」は、琉球国を創り出したといわれる二神(アマミチューとシルミチュー)が祀られている、沖縄有数のパワースポット浜比嘉島も近い。今回、プランは2つ用意した。1つは週3回のレギュラーイベント「琉球美ら宙ものがたり」で、もう一方は七夕期間限定の「七夕ティンガーラ・スターコーミング」となる。

 同プランはHISの沖縄旅行はもちろん、体験型プランのみでも参加できるようにした。本格仕様の天体望遠鏡や高性能双眼鏡を使うことで、普段観ることのない星を観察することができる。さらに地ビールのオリオンビール飲み放題や、うるま市の写真家による星空との記念撮影付きだ。

 7月4~10日の期間限定プランで天の川と宙(そら)の星を探す「星集め」はビクセンの「星のソムリエ®※1」が案内する。3カ月の鑑賞プラン実施期間中は地元うるま市観光物産協会と共催する。同社は「沖縄本島東海岸の観光活性化につなげていく」と力を込める。

プラン概要

・琉球美ら宙ものがたり

実施日:7月12日~9月29日 週3回(月・木・土)

旅行代金:プレミアムプラン送迎付き 大人8800円/子供(4~12歳)6800円 幼児(0~3歳)無料

・七夕ティンガーラ・スターコーミング

実施日:7月4日~7月10日 旅行代金:プレミアムプラン送迎付き 大人9800円/子供(4~12歳)7800円/幼児(0~3歳)無料

集合時間(共通):午後6:00(ツアーは約5・5時間) ※送迎なしプランの場合は現地集合(午後7:45)

集合場所(共通):LeaLeaラウンジOKINAWA/沖縄県那覇市久米2-3-15COI那覇ビル1階

※1「星のソムリエ(R)(星空案内人(R))」は山形大学の商標登録。「七夕ティンガーラ・スターコーミング」ではビクセンの星のソムリエ(R)(星空案内人(R))が、「琉球美ら宙ものがたり」ではHIS専属の星のソムリエ(R)(準星空案内人(R))がガイドを務める

立山黒部アルペンルートで6月9日「佐々成政武者行列」開催

2018年5月28日(月) 配信 

佐々成政武者行列

富山県富山市・長野県大町市・立山黒部貫光で組織する「立山黒部アルペンルート佐々成政武者行列実行委員会」は、2018年6月9日(土)に、立山黒部アルペンルートをメイン会場に「佐々成政武者行列」を開催する。

雲上の武者行列で戦国時代にタイムトリップ!

 このイベントは、立山黒部アルペンルートの玄関口である富山県富山市、長野県大町市で公募により選ばれた各10人が佐々成政役や重臣などに扮し、立山黒部アルペンルートを練り歩くもの。中間点である室堂では、合同イベントとして富山・大町両隊が立山信仰ゆかりの大姥尊(うばそん)を受け渡すほか、佐々成政公のザラ峠越えの逸話紹介や、来場者には、お酒や郷土料理「さらさら汁」の振る舞いがある。

佐々成政公のザラ峠越えとは

 いまでも冬の立山登山は危険だが、現在から約430年ほど前の戦国時代に佐々成政はそれを果たした。なぜ危険な挑戦をする必要があったのか。今から430年ほど前、富山を治めていた佐々成政は、信長の死後、秀吉方と戦いになり苦戦していた。そこで、敵が攻めてこない雪の降る冬のあいだに、山を越えて家康に援助を求めようとした。これが「さらさら越え」。(豪雪で知られるザラ峠を超えたことから・諸説あり)

 当時の状況は、敵に囲まれていたため、他のルートを取ることはできず、数多くの苦難を切り抜け、雪崩に脅かされ多くの家臣を失いながらも、ザラ峠を越え、現在の長野県大町市を通り、家康のいる浜松に到着したのだが、家康を説得することはできなかった。

雪の大谷を行進

佐々成政武者行列イベントの見どころとスケジュール

午前8:10~:富山城出発イベント(富山隊)馬上の佐々成政公を中心に勝ちどきをあげ出発。勇壮な武者行列が富山城から行進し富山駅へ。その後、各種乗り物で室堂を目指す。城址公園内の富山市まちなか観光案内所で、馬のえさやり体験(午前10:00~午後4:00)を楽しめる。

正午12:00~同12:30:室堂合同イベント(富山隊・大町隊)

 富山・大町両隊が記念品などを交換。佐々成政公のザラ峠越えの逸話を紹介し、立山信仰ゆかりの大姥尊(うばそん)像を受け渡す。また、無料振る舞いとして、来場者に、お酒や郷土料理「さらさら汁」を振る舞う。

 ※数量・時間限定

午後2:05~:黒部ダムえん提上イベント(大町隊)合同イベント後、大町隊は黒部ダムへ。雄大な自然を見渡せるダムえん堤上で、和太鼓演奏や、来場者と写真撮影を行う。

午後3:50~:西正院大姥堂イベント(大町隊)西正院(大町市)で野口百姓衆の迎えの言葉を受け、成政公が大姥尊像を奉納。勇ましい勝ちどきをあげイベントをしめくくる。

※武者行列に参加する公募エキストラの募集はすでに終了している。

※当日の天候状況により、イベントの実施内容に変更の場合あり。

※室堂での振る舞いは数に限りがある。

今年も見どころ満載!立山黒部アルペンルート

第25回立山・雪の大谷ウォーク 2ndステージ

~さぁ、冒険の始まりだ!天空のSnow parkへ~ Adventure編~

開催期間:2018年5月7日(月)~6月22日(金)

イベント会場OPEN時間:午前8:45~開場(中央広場)

【ウォーキングゾーン】

 入場時間:午前9:30~午後3:15(入場午後3:00まで)

 参加費:入場無料

立山黒部アルペンルート佐々成政おもてなし武将隊 パフォーマンス

開催期間:2018年5月28日(月)~6月1日(金) 黒部ダム(ダムレスハウス前)に登場

映画「黒部の太陽」撮影セットレプリカ

石原裕次郎記念館のレガシーがご当地「黒部ダム」に

 2017年8月末に惜しまれながら閉館した石原裕次郎記念館(北海道小樽市)。ここで展示されていた映画「黒部の太陽」関連の展示品を黒部ダム新展望広場特設会場に移築。映画「黒部の太陽」上映からちょうど50周年を迎える2018年4月より公開を開始した。

映画『黒部の太陽』撮影セット(トンネルレプリカ)等の展示|黒部ダムオフィシャ...
http://www.kurobe-dam.com/event_info/kurobe_taiyo.html

関電トンネルトロリーバス ラストイヤー企画

 トロバスラスト・カウントダウン Instagramキャンペーン実施中

関電トンネルトロリーバス ラストカウントダウン
http://camp-in.jp/torobus-lastrun
関電トンネルトロリーバス ラストイヤー特別企画

ホテルこうしゅうえん、和のリゾートヘ 改装費に5億円(HMI)

2018年5月28日(月) 配信

改装イメージ

ホテルマネージメントインターナショナル(HMIホテルグループ、比良竜虎社長、東京都中央区)は、石川県輪島市にある 旧ホテル高州園を3月29日(木)付で輪島観光開発から事業承継し、「ホテルこうしゅうえん」としてオープンした。5月16日(水)には事業継承記念披露宴を開いたほか、新たな運営計画を発表。今後、能登・輪島地域で本格的な「和のリゾート」を目指していくとした。

客室の改装イメージ

 新計画には5億円の改装費を投入。和の一流リゾートとして顧客に愛される充実した施設とすべく、1階のロビーからつながる木製デッキの設置などのパブリックスペース機能を充実させる。一部の客室は、一般的な和室を格調と趣を備えた和モダンな洋室に改装し、インバウンドやファミリー層にも利用してもらいやすい施設とする予定。さらに、2階のギャラリースペースは日本海の恵みが堪能できるレストランにし、広大な日本海のオーシャンビューが望めるスペースとする。

 また、輪島市の協力のもと、ビーチサイドリゾートに相応しい散策コースや子供向け遊具の整備なども行いながら、日本の原風景を実現し、能登・輪島地域の振興をはかりたい考え。

 2019年3月の完了を目指し、整備を進めていく。

施設概要

 ■所在地
〒928-8588 石川県輪島市塚田町2-31-6
TEL: 0768-22-8888  FAX: 0768-22-7010

 ■建物概要
敷地面積/4093.98平方㍍
ホテル延床面積/16286.65平方㍍
階層/地上9階  地下1階

■営業施設
客室数/132室(和洋室、和室、洋室)
宿泊可能人数/650人

食事処/まいもん街 (142席)<2F>、和食処「くいしんぼう」(21席)<1F>
宴会場/松・竹・梅:270畳400人
あすなろ:104畳130人
椿・藤:72畳100人
鶴・亀:72畳100人
水仙:36畳35人
百合:21畳20人
その他施設/おまつり広場<地下1F>、シーサイドラウンジ「漁り火」<1F>
大浴場・露天風呂<1F・2F>、売店<1F>
駐車場/乗用車100台、バス30台

JTB、先行投資で17年度増収減益 22年に営業利益200億円へ

2018年5月28日(月) 配信 

JTBの髙橋広行社長(5月25日、国土交通省で会見を開く)

JTB(髙橋広行社長)がこのほど発表した2017年度通期(17年4月~18年3月)連結決算によると、売上高は海外M&Aなどによる増加分257億円を上積みし、前期比2・0%増の1兆3230億円となった。一方、海外M&A関連に約30億円、大幅な組織改正や、経営改革に約50億円の合計約80億円を費やしたことで収益は縮小。営業利益は同49・5%減の51億円、経常利益は同27・7%減の94億円、当期純利益は同80・1%減の10億円と、増収減益となった。5月25日(金)に開いた会見で髙橋社長は「意志を持って先行投資したうえでの減益」と説明した。

 部門別の売上高をみると、国内旅行が同0・7%減の5751億円、海外旅行が同0・1%増の4627億円、訪日旅行が同5・0%減の679億円、グローバル事業が同50・3%増の823億円。

 国内旅行は、九州エリアに復調の兆しがあったものの、中部以東の東日本地域が伸び悩んだ。台風や大雪など自然災害が相次ぎ減収に。エースJTBは同1・4%減、法人営業は同0・1%増となった。

 海外旅行は欧州が回復基調、ハワイも好調に推移した。ルックJTBは同2・3%増、法人営業も2・3%増と堅調。グローバル・デスティネーション・キャンペーンの第1弾を実施したシンガポールが大きく伸び、第2弾のオーストラリアに期待をかける。

 訪日旅行はG7伊勢志摩サミットの反動などにより減収となったが、個人旅行向け商品が好調。JAPANiCAN、サンライズツアーとも取扱人員が増加した。

 グローバル事業は海外M&Aによる175億円分の増収に加え、店舗網の拡大や既存事業の強化に取り組み、奏功した。

 18年度通期は、売上高は同2・0%増の1兆3500億円、営業利益は同75・3%増の90億円、経常利益は同6・6%増の100億円、当期純利益は389・0%増の51億円を見込む。

 髙橋社長は「営業利益200億円を安定的に達成できる企業に向けて、22年までの5年間で1千億円規模の先行投資を計画している」と述べた。今後、M&Aの継続や、デジタルテクノロジーを活用した次世代店舗の展開、デジタル人材の育成などへ積極的に投資していく考えを示した。

機内誌「AGORA」6月号掲載、JMBプレミアムツアー販売開始 ジャルパック

2018年5月28日(月) 配信

花火イメージ

ジャルパックはこのほど、JALグループ機内誌・会員誌「AGORA」の6月号に掲載されるJMBプレミアムツアー「ポレイア」「ポレイア ネオ」「JMBセレクション」の各商品を売り出した。国内は「東京花火大祭2018」と市川海老蔵氏の舞踏を楽しむツアーなどを設定する。

「AGORA」 6月号掲載ツアー

出発日:2018年7月~2019年3月発 (コースにより異なります)

■JMBプレミアムツアー 「ポレイア」 「ポレイア ネオ」
 部屋・食事はもちろん、随所にこだわり贅を尽くした極上の時間を過ごせるプレミアム海外ツアー「ポレイア」、 1人から催行の海外ツアー「ポレイア ネオ」。日本発着JALビジネスクラスまたはプレミアムエコノミークラスを利用する。

■JMBプレミアムツアー 「JMBセレクション」
 ホテル・食事・旅程・テーマにこだわった上質な国内・海外ツアー「JMBセレクション」。ポレイアのこだわりはそのまま、快適になったエコノミークラスで楽しみむ。海外ツアーでは、 JALビジネスクラス/JALプレミアムエコノミークラスも用意する。

【国内】
新コース:JMBセレクション

3年振りに復活する東京の夏の風物詩と歌舞伎が融合

「東京花火大祭 2018」と市川海老蔵の舞踊を特別桟敷席で愉しむ 2日間

市川海老蔵氏

 2018年8月11日(土)、日本各地から内閣総理大臣賞クラスの花火師が集結し、東京の夏の風物詩が「東京花火大祭 2018」として復活する。
 オープニングを飾るのは、歌舞伎俳優・市川海老蔵氏。大輪の花火を背に海老蔵氏が披露する新作の舞踊は、江戸文化と東京モードのクロスオーバ“EDOMODE”をコンセプトにする「東京花火大祭 2018」にふさわしい幕開け。東京湾を彩る花火大祭と市川海老蔵の舞踊をじっくり観覧できる特別桟敷席で堪能できる。宿泊は会場からほど近い「グランドニッコー東京 台場」を用意する。

出発日:2018年8月11日(土・祝)
出発地:大阪

JMBセレクション

圧倒的な大自然と、癒しの空気に包まれて
「種子島・屋久島 4日間」(観光タクシープラン)

屋久島いわさきホテルとモッチョム岳

 世界自然遺産の「屋久島」と、隣の島の「種子島」を全日、地元に詳しい観光タクシーで見どころを一巡する。両島で感じられる自然の雄大さと、独特の空気感は数ある国内離島のなかでも格別なもの。 ゆっくりと楽しみたい。
 宿泊は当地トップランクの宿。屋久島では温泉に2連泊する。登山行程のない優しい旅程なので、体力にあまり自信のない人でも、気軽に参加できる。

出発日:2018年7月16日(月・祝)~11月24日(土)
(ただし、 8/8~18、 9/12~17、 9/19~24、 10/3~8の出発を除く)
出発地:東京・大阪

【海外】

JMBセレクション
JALビジネスクラス/JALプレミアムエコノミークラス利用

アトラス山脈を越え、モロッコの2つの顔を満喫
マラケシュのアマン・リゾートに泊まるモロッコ周遊とサハラ砂漠の旅 11日間

アマンジェナ

 本コースでは、雪を頂いたアトラス山脈を境に、北側の大西洋に面した温暖な地域と、南側の荒涼とした砂漠地帯の“2つの顔”を紹介する。アトラス山脈をバスで越えることで、地形や風景のダイナミックな変化が体感できる。 イスラム文化の美しい建築物や、迷路のような路地にスパイスの香りが漂うスーク(市場)が異国情緒あふれるモロッコの町。なかでも家々の外壁、ドア、階段など町全体が青く彩られ、神秘的な雰囲気を味わえることで人気の高い町シャウエンや、珠玉のラバト、フェズ、マラケシュ、カサブランカを巡る。

 世界遺産の町フェズやマラケシュでは、それぞれ2連泊するので終日かけてたっぷり観光楽しめる。宿泊は、古都フェズでは旧市街の中心に佇む、ルレ・エ・シャトー加盟の邸宅を改装した「リヤド・フェズ」、マラケシュではイスラム建築の優美な漂うアフリカ大陸初のアマン・リゾート「アマンジェナ」を用意。アラビアの雰囲気漂うラグジュアリーホテルの最高のホスピタリティを堪能でき、モロッコらしい旅情が満喫できる。

 また、壮大な自然もモロッコの魅力。世界最大の砂漠、サハラ砂漠では、 4WDに分乗してメルズーガの大砂丘から美しい日の出を観賞するほか、「モロッコのグランドキャニオン」といわれるトドラ渓谷、標高2,260㍍のティシュカ峠からアトラス山脈の眺望が望める。また、土レンガの城塞(カスバ)とオアシスが点在するカスバ街道をドライブし、世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥの集落を散策。 1月、 2月の出発は、桜に似た春を告げる花、アーモンドの花も楽しめる。

出発日:2019年1月19日(土)、 2月9日(土)
出発地:羽田

「変なSIMカード」7月1日にサービス開始へ 75の国と地域で通信可能

2018年5月28日(月) 配信 

サービス開始に向け、キャンペーンも実施

HISモバイル(猪腰英知社長)は7月1日(日)から、海外旅行時に75の国と地域で通信できる「変なSIMカード」のサービスを始める。

 1日500円で200MBまで。200MBを超えると低速(128kbps)通信となる。利用時の通信設定(APN設定)は専用アプリが自動的に書き換えを行う。通常レンタルWi-Fiでは返却が必要だが、変なカードは1度本体を買えば何度でも使える。「煩わしさを減らしつつ利用しやすい仕様」(同社)とした。夏に向け、変なカード本体と海外通信費1日分が無料になるキャンペーンなども実施する。

変なカードを利用した通信の手順

 同サービスの対象者は日本からの海外渡航者で、「SIMフリー」「SIMロック解除」のスマートフォン保有者。1日単位でプラン設定できるので、現地にいる間だけ利用することができる。高速4G・LTE回線を利用し、テザリング機能で変なカードを持っていない同行者も通信可能だ。出国前に専用アプリで渡航先の通信プランを購入すると、到着後はアプリが自動接続し通信できるようになる。

アプリイメージ

 親会社のHISと連携してCPも展開する。HISが全国で開催する“スーパーサマーセール”の期間中(5月26日~6月18日)、①40日以上前②7月20日~10月31日に出発――の旅行に成約すると、「変なカード」本体と海外通信費1日分が無料になる。HIS各店舗に来店して成約した先着1万人が対象。なお、9月30日までは本体を980円(通常1980円)で販売する。

ルートイングループ、台湾東部地震に対し義捐金1千万円寄附

2018年5月28日(月) 配信

台湾の人々から受けた支援に対し、ルートイングループが義捐金を寄附(写真はイメージ)

ルートイングループ(永山勝利会長)は5月22日(火)、台湾東部地震に対する義捐金を台湾の衛生福利部に寄附したと発表した。寄附総額は、1053万5520円。

 今回の支援は、東日本大震災や熊本地震など日本の災害発生時に台湾の人々から受けた支援への恩返しとして実施。2月14日(水)、ルートインジャパンから1千万円を寄附。その後2月14日~4月1日(日)まで全国のグループ施設に募金箱を設置し、利用客の協力で集まった義捐金に従業員からの寄付を併せた53万5520円を、5月16日(水)に寄附した。

「旅館コンサルタント大坪敬史の繁盛旅館への道(44)」タブレット対応HPは必須か?

2018年5月27日(日) 配信

スマホ、タブレット対応のホームページの構築を

 当社のクライアント先のスマホ比率を、グーグルアナリティクスでリサーチしたところ、最高でスマホ比率が80%超えの施設がありました。これには非常に驚きました。

 およそ、スマホ比率の平均は50から65%の範囲内でしたが、近年タブレットで検索する比率が上がってきたことも影響して、(タブレット比率が)15%近くの数値を計上している施設もありました。

 ここまで読んで、内容がご理解できない方は、まず自社のホームページ(HP)製作会社(管理会社)に問い合わせてみて下さい。
 「うちの宿のスマホ比率どうなっていますか」と確認をすれば、すぐに分かると思います。

 さて、ここから本題ですが、HPのレスポンシブ対応の必須が言われて久しい昨今、早めにレスポンシブ対応を実施した施設ほど、
「PC」ホームページ、「スマホ」ホームページの2つのサイトを構築されておられます。

 これら2つの対応サイトを構築しているだけで、モバイルフレンドリーテストには合格します。
 ※モバイルフレンドリーテストについては、下記にアクセスして参照下さい。 

ぜひ、皆さんの施設のURLも確認してみてください。

 ただ、いくらPCサイトを作り込んでも、モバイルフレンドリーでないと意味をなさない、というのが最近の潮流です。

 話を戻しますが、タブレットで検索した場合「スマホ」ホームページが表示されます。
しかし、タブレットの大きさに対して、「スマホ」ホームページは「スマートフォン」向けの大きさに作られていますので、歪な画面に見えてしまいます。

 タブレットを使う人は、PCページをご覧になって操作することもありますが、多くのサイトはタブレットで検索した場合に「スマホ」ページがヒットしてしまいます。そうなると、タブレットで検索したお客様のイライラ感がつのり、離脱率が上昇します。その結果、転換率が下がって、せっかくHPを検索いただいたお客様を逃してしまうことにもなりかねません。

 ただ、タブレットを使ってHPを見る人の比率が今までは低かったので、積極的な対処はしていませんでした。皆様の施設でも、タブレットの比率が10%未満の場合は、早急な対処は必要ないかと思われます。

 しかし、10%を超えたとなると、今後は対策をした方が公式HPからの受注は増えることでしょう。結論からいいますと、今さら言うまでもないことですが、スマホ対応は必須です。

 さらに、タブレット比率が10%を超えたら、タブレットでも最適化されるホームページの構築が望ましいと断言できます。

 成果の測れない紙媒体や、ムダな広告をかける費用があるのであれば、今一度公式HPを見直されることをオススメいたします。

コラムニスト紹介

大坪敬史氏

旅館コンサルタント 大坪 敬史 氏

大手旅行会社での実務業務を経て船井総合研究所入社。インターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増&即時業績向上ノウハウには定評があり、数多くの宿泊産業の業績向上に貢献。観光文化研究所を設立し代表取締役。

 

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(160)」「農泊」と地域の魅力づくり(宮城県登米市)

2018年5月26日(土)配信

栗原市側から見た伊豆沼の景色

 ようやく春めいてきた3月下旬、宮城県登米市を訪ねる機会を得た。週末には、「東北フードマラソン」を控えた格好の時期でもあった。赤ワインで有名なメドック地方(ボルドー)で、約1万人近くの仮装ランナーが、美しいぶどう畑のコースを楽しみながら走る「メドックマラソン」にヒントを得て4年前から開催している。主会場の長沼フードピア公園では、地元グルメの飲食・物販ブースが並ぶ「登米フードフェスティバル」や、被災地の復興状況を見学する「東北風土ツーリズム」も同時開催される。いわば地域ソリューション型のスポーツ大会であり、昨年の「スポーツ振興賞」では見事、大賞を受賞した。その運営に携わってきた阿部康彦実行委員長などとも、久々の再会であった。
 

 その登米市は古くから東北屈指の穀倉地帯として知られ、ラムサール条約の伊豆沼・長沼の周囲には悠々たる美しい田園風景が拡がっている。また、旧登米(とよま)町は、かつての伊達家の城下町の風情が残り、「東北の明治村」とも呼ばれている。
 

 登米市での今回のテーマは、「農泊・インバウンドセミナー」。農林水産省「農泊」推進事業の一環である。新たに発足した「食農体験ネットワーク登米協議会」代表の農業生産法人・伊豆沼農産の伊藤秀雄社長や事務局を務めるブランド総合研究所の田中章雄さんから、農泊の動向と意義や登米の現状などについて講演と報告があり、私も農泊における地域資源活用の手法などについてお話をさせて頂いた。
 

 いわゆる「農家民宿」を核とする日本のグリーンツーリズムは、1992年に農水省主導の研究会に始まり、以来、四半世紀もの長い間、活動を続けてきた。農家民宿、農業体験、農家レストランや直販などのメニューを軸に展開してきたが、必ずしも成功してきたとは言えない。その主たる理由は、顧客からみた農村エリアの魅力を総合的にマネージメントし受け入れる体制ができてこなかったこと、農家側の主体的な取り組みが育つ前に補助金に頼る体質になっていたことなどであろう。全国で500地域を目指すという今回の「農泊」は、これまでの政策・取り組みとどこが違うのか。これらは上記の課題にどこまで応えられるのかといった検証が不可欠である。

伊豆沼農産の農家レストラン「くんぺる」(登米市HPより)

 登米では、伊豆沼農産などの農業生産法人が「農泊の中核を担う法人」としてマネージメントに乗りだす。伊豆沼・長沼や地域に古くからある農村と食などの固有景観、個々の農家の主体的参加を促すマネージメント体制など、地域魅力を総合的に活かす取り組みが重要である。30年前、わずか4㌶ばかりの水田と豚10頭で事業をはじめ、今や40人の従業員を抱える伊豆沼農産・伊藤社長の銘は、「農業を食業に変える」である。高付加価値農業の自立と地域を巻き込んだ「大人のファームステイ」への取り組みが次の大きな目標である。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

日韓交流人口1千万人時代に向け、「7人7色」のテーマ旅行をPR 韓国観光公社

2018年5月25日(金) 配信     

シンサンヨンKTO日本支社長があいさつ。約60人が参加し、熱心に聞き入った

 

韓国観光公社(KTO)は5月25日(金)に、東京都内で旅行・航空業界、マスコミ向けに2018年の韓国テーマ観光説明会を開いた。同社は今年2月に7人組の韓流グループBTOBを韓国広報大使に任命。平昌冬季オリンピック後の新たな観光素材としてメンバーを活用した「7人7色」のテーマ旅行を設定し、力を入れている。日韓観光交流人口の1千万人時代に向け、改めて韓国の魅力を紹介した。

 7つのテーマは公演と伝統市場、スポーツ、国際イベント、異色体験、食べ物、クルーズ。メンバー7人がそれぞれ1つ担当しPRしていく。

 とくに「公演(ソ・ウングァン氏担当)」は新たな韓国の観光素材として浮上してきた。韓国・大学路には約165カ所の劇場がある。英・ウェストエンドの約50カ所、米・ブロードウェイの約40カ所と比べ3―4倍ほども多い。

 「韓国らしく、韓国でしか見られないし、ここでしか体験できない旅行テーマが『公演』。これほど劇場が集まっているところは世界にない」。同日の会見で、チョンジンスKTOテーマ商品チーム長は自信をみせた。

 大学路では9月28日~10月31日から、韓国最大の公演観光フェスティバル「ウェルカム大学路」を開く。昨年から同社が行っている。韓流ドラマやK―POPなどのように、韓国の次なるコンンテツ“K―ミュージカル”として育てていく方向だ。

BTOBメンバーのソ・ウングァン氏

 同日にスペシャルゲストとして登場したBTOBのソ・ウングァン氏は「日韓の文化が共有できる場が今後もできてくれればいい。私たちもさまざまな活動を通して頑張っていきたい」と語った。

 このほか、アジア最大規模のEDMイベント「ワールドクラブドームコリア2018」などを紹介した。昨年は約12万人が参加し、今年は23のステージで約200人のDJが集うという。期間は9月14~16日の3日間。

 17年の日韓観光交流人口は945万人で、今年にも1千万人を超える見通し。KTO日本支社長のシンサンヨン氏は「平昌冬季オリンピック後は訪韓日本人旅行者も増えて、明るい兆しが見えてきた」と期待を述べた。