「女将のこえ221」小口 正子さん、四季彩一力(福島県磐梯熱海温泉)

2019年4月30日(火) 配信

四季彩一力 小口 正子さん

自分の居場所

 昨年100周年を迎えた四季彩一力。四季彩という冠を象徴するのは、5千坪の日本庭園・水月園だ。すべての客室は庭園に面しており、文字通り四季の彩を味わえる。 

 正子さんは佐世保の出身。夫で社長の憲太朗さんとは東京で出会った。大学入学日にサークル勧誘のチラシの山から見つけた一枚。これこそ、憲太朗さんが作ったものだった。それは、もともと正子さんの興味があったお能のサークル。謡、仕舞、囃子を各流派の宗家に師事し、お能の「型」を叩き込んだ。

 卒業後はイギリスへ。私立の全寮制の学校に教員として赴任した。英国労働許可証の期限2年間は、3年に延長された。全校生徒たちが「帰らないで」と署名活動をしたのだ。親元を遠く離れて暮らす生徒たちの心に、正子さんは人として寄り添ったのだろう。

 帰国後は佐世保で家業に入った。父から接客や経営のイロハを学び始めたころ、「福島国体で宮様が3組おいでになるから早く来てもらいたい」と、一力に嫁ぐ。異文化で戸惑いもあったろうが、居場所を探り始めた。

 17年前、憲太朗さんとブライダル部門を立ち上げる。この話になると正子さんの瞳が輝く。「一力にしかないお二人らしいブライダルを創造し、人生の節目節目に寄り添える場所になれたら。一力の歴史の中で、私たちの代から始まる生涯顧客を創りたい」。

 ブライダルの過程では、両家の関係性や空気を察し、思いやりの心得などを立場を超えてアドバイスすることもある。

 「お食事処でお客様のご挨拶を終えた後、新郎新婦から届くご相談メールを、夜遅くまでチャットのようにやりとりすることも珍しくありません」。まさにプロデューサーでありカウンセラーでもあるのだ。

 東日本大震災で福島が負ったものは計り知れない。県外の宿泊客は激減したと聞くが、一力にはほとんど風評を受けない、地元に根付くブライダルがあった。義母で女将の潔子さんからの「ブライダルをやっていてよかった。ありがとう」は、正子さんにとって忘れられない言葉になったのではなかろうか。

 「私にとって、女将は羅針盤のような存在です。『発信型の宿であれ』という女将の気概を、受け継ぎたい。旅館は日本文化を伝える場所。正しい型をわきまえることで、型破りにならない新しいことにも挑戦できる。いま学生の娘にとっても、私がそういう存在になれたらと思う。スタッフにも身近な存在でありたい」。ここが、24年かけてつくった正子さんの居場所だ。

 (ジャーナリスト 瀬戸川 礼子)

住所:福島県郡山市熱海町熱海4-161▽電話:024-984-2115▽客室数:75室(300人収容)、一人利用可▽創業:1918(大正7)年▽料金:1泊2食付18,000円~(税別)▽温泉:アルカリ性単純温泉▽ブライダル「ブラッサムガーデン」はオーダーメイドで神前式・人前式・教会式に対応。全館無料Wi‐Fi完備。

コラムニスト紹介

ジャーナリスト 瀬戸川 礼子 氏
ジャーナリスト・中小企業診断士。多様な業種の取材を通じ、「幸せのコツ」は同じと確信。働きがい、リーダーシップ、感動経営を軸に取材、講演、コンサルを行なう。著書『女将さんのこころ』、『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと」等。

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(4月号)」

2019年4月29日(月) 配信

http://zoomjapon.info

〈巻頭言〉

クロード編集長

 日本の天皇の生前退位と新天皇即位に伴う新元号決定のニュースは、フランスの各メディアでも取り上げられました。ル・フィガロ(Le Figaro)紙は「REIWA」の言葉の由来や命名のされ方を中心に解説し、ル・モンド(Le Monde)紙は、加えて日本人の新元号の受け止め方や、IT対応の懸念、そして日常の中での西暦と和暦の併用についても言及しています。けれども、「令和」という言葉を理解するだけでは、この新時代に何が期待され、何が課題なのかは見えてきません。平成最後の月となったこの4月、本誌では「さよならHeisei」と題して特集を組み、日本社会が歩んだ平成の30年間を振り返りました。文化面では静岡県袋井市の小学校で実践されている食育についてのリポート、旅ページでは、旧東海道、江戸の趣を残す箱根八里の旅を紹介しています。

(編集長 クロード・ルブラン)

特集 さよなら平成…

3月中旬にパリを訪れた湯浅誠氏

 1989年に昭和が幕を閉じ、平成という新しい時代が始まったとき、人々はより豊かな未来を期待していた。しかし現在、大多数の国民が将来に期待をしていないという。政治的には、内閣が頻繁に入れ替わり不安定な時代だった。安倍内閣が再誕生してからは、経済効果が表れた一方、原発の再稼働が始まり、軍事力の増強がうたわれ、戦争ができる国へと変化しつつある。そのなかで、過去の戦争を悔やみ、平和を願いながら退位する明仁天皇は、日本の新たな象徴となるだろう。■加速化する格差社会:湯浅誠氏に平成の幕開けと貧困問題の始まり、そして現状について聞いた。■イノベーションとガラパゴス現象:長い間、世界からすべてをコピーすると言われてきた日本人は、平成に入り独自の技術革新に成功した。燃料電池車、i-modeケイタイや無料通信アプリの開発のほか、LEDなど画期的な製品を生み出したが、電化製品に関してはアジア他国に市場を奪われた。日本国内仕様のものが多く、海外に普及しなかったことが致命的だった。■市民権を得たオタクたち:マンガ、アニメ、地下アイドルなど、サブカルチャーが活発に発信され、その影響は海外まで広がっている。

〈ZOOM・JAPON 編集部発 最新レポート〉サクラ咲く

フランス仕様のキリンの広告

 よくフランス人から、日本で桜を見るのにベストな旅行時期はいつなのかという質問を受けます。満開の桜並木と、ひらひらと花びらが舞う薄紅色の世界は、年齢を問わず多くの人々の憧れのようです。最近はさらにその人気に拍車がかかり、「花見」への注目度も急上昇。3月末付のル・フィガロ紙は、パリから南西に約370㌔に位置するロワール地方モレヴリエ市内の東洋庭園内が花見ピクニックを解禁した情報を伝えています。パリでは、近郊のソー公園が昔から在仏日本人たちのお花見スポット。いつからか、そこに日本好きのフランス人たちも集うようになり、2013年には太鼓や阿波おどりのイベントも開始。ついにソー市公認の「Hanami」として、コスプレーヤーたちも集まる大イベントに成長しました。この時期に市内の地下鉄駅で目につくのは、キリンビールの広告。太鼓橋がかかる川とサクラ咲く谷の風景は、まるで桜源郷のよう。飲食店に設置された同じシリーズの紙コースターのピックアップ率も高く、コンセプトの人気を裏付けています。このようなフランス国内での桜をめぐる盛り上がりは、日本へのインバウンドに確実に一役買っていそうです。

 

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

「トラベルスクエア」平成は家業消滅の時代?

2019年4月28日(日) 配信

家業が持つファジーな人間味を

 
 平成の間で、どんな風景がいちばん印象的だった? と問われるなら、僕は平成9(1997)年の11月27日(だったと記憶する)、昼下がりの兜町と答えたい。
 
 そこには2つの震災や豪雨災害の跡を見た時のような激しさはなく、ごく普通のビジネス街の佇まいがあるだけだった。
 
 なぜ、日付まで覚えているかというと、その3日前、山一證券の倒産が伝えられたからだ。株式とはまったく別の用件で茅場町から兜町方面に行っていたのだが、衝撃を受けたのは、あまりに人が歩いていない風景だった。ふだんは証券会社の社員や株式売買の人たちで溢れている歩道にほとんど人影がない。
 
 その誰もいない白日夢のような景色に、僕は戦慄を覚えた。
 
 平成の旅館ホテルは、まさにそんな金融危機のなかで、「家業」としてのビジネス形態が崩壊していく過程だったように思う。不良債権処理、金融引き締めのなかで、貸しはがしが横行し、多くの旅館ホテルがファンドに買収されていった。バブル期の過剰投資に浮かれたことのツケもあったとはいえ、僕自身が敬愛していた旅館業の大先輩や、仲間と言っていい人たちが、いつの間にか消えて、いまだに消息不明の人も多い。「さらば友よ」はあまりに悲しい。
 
 一方、ファンドが乗り出して、オペレーターとマネジメントの分離がどんどん進んだ。B&B型や宿泊特化型など、旅館ホテルが持つコミュニティ機能よりも、旅(商用含む)のための基地機能が強調されるようになった。もはや、浴衣で宴会しにいく時代ではなくなってしまったのか。僕のように、旅館の大宴会場のふすまの外、上がり框に散乱するスリッパを眺めると「おっ、ご同輩やっておりますな!」とそれなりの旅情を感じる人には残念なことだ。
 
 一方、インバウンドの増加。これはもうこんなにも中国の経済発展が急速だと読み込めなかった僕自身の不明を恥じ入るしかないが、予約発生源のネットエージェント化と符節を合わせて、旅館ホテル業界の経営に大変革をもたらしている。
 
 インバウンドが無限定に流入し、営業はIT任せ。毎日の仕事のロボット化や新しい外国の方々の就労も増えるだろう。
 
 やはり、旅館ホテル業のビジネスフォームは、平成で大きく変わってしまったのだと思う。
 
 家業が持つファジーな人間味が薄れてきているのは、宿に機能だけではなく、ある種の詩情(ポエジー)を求めたい僕は不本意だが、これも大きな流れと納得している。
 
 これからの「令和」はそんな新しい脱・家業のビジネスフォームが、どれだけお客とそこで働く人々双方の幸福が増していくか、その技法に磨きをかけようという気持ちで迎えたいと思う。

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

 

熱海初!イチゴスイーツ専門店「いちごBonBonBerry 熱海ハウス」がオープン

2019年4月27日(土) 配信

1階イメージ

 観光関連事業を展開するフジノネ(水野正広社長、静岡県熱海市)はゴールデンウイーク初日の2019年4月27日(土)、熱海初のイチゴスイーツ専門店「いちごBonBonBerry 熱海ハウス」をオープンした。熱海駅から徒歩2分のところにあるビル1棟すべてをフル活用し、静岡県産のイチゴを使ったスイーツやお土産を販売する。イートインのほか持ち歩きできる商品もあり、熱海の街歩きがより楽しくなりそうだ。

 店舗は「いちごスイーツの夢のアトリエ」をコンセプトに作られ、各階ごとにテーマを設けた内装デザインになっている。1階はテイクアウトスイーツやお土産を販売。開放的な入り口と愛らしいピンク色を主体にした内装は、店の前を通る人も思わず足を止めてしまいそうだ。2階は工房で、パティシエがイチゴスイーツ(=芸術作品)を作る「アトリエ」をイメージ。3階はイチゴの苗を育てる農園を表現し、4階と合わせてイートインスペースを設け、カフェメニューの販売を行っている。

メニューの紹介

【散策しながら食べたくなるスイーツ】

▽温泉まんじゅういちご串 450円

老舗の温泉まんじゅうとイチゴを1本にまとめた、良いとこ取りのスイーツ。

▽食べ歩きボンボンいちご 600円

洋菓子のプチシューとフレッシュなイチゴを組み合わせた一品。散策のお供に。

▽ボンボンソフト 500円

濃厚なイチゴ味とミルクのコクが絶妙なバランスで味わえる。

 

【テイクアウトスイーツ】

▽いちごのババロア 500円

なめらかな口当たりのババロアの中には、甘酸っぱいイチゴがふんだんに詰まっている。

【カフェメニュー】

▽ボンボンパフェ 1600円

10粒以上のイチゴが使われている贅沢な一品。フレッシュなイチゴを思う存分、堪能できる。

▽いちごのクリームソーダ 600円

クリームソーダをイチゴカラーにした、見た目にも楽しい飲み物。街歩きで疲れた喉を潤してくれる。

※いずれも税込価格

店舗概要

店舗名:いちごBonBonBerry 熱海ハウス

オープン日:2019年4月27日(土)

概要: 1階/持ち歩きスイーツ、テイクアウトスイーツ、土産品販売、2階/工房、3階・4階/イートインスペース(カフェメニュー販売)

所在地: 〒413-0011 静岡県熱海市田原本町3-16

アクセス:JR熱海駅から徒歩2分

TEL:0557-55-9550

営業時間:午前10:00~午後6:00

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(171)」 まち歩きが観光になる(神奈川県小田原市)

2019年4月27日(土) 配信

前夜祭「宿場町小田原・夜のまちあるき」のようす

 日々のなりわい(生業)がツーリズムになる。いわゆる「なりわいツーリズム」を早くから提唱してきた神奈川県小田原市で、3月初旬に「日本まちあるきフォーラムin小田原」が開催され参加した。

 前夜祭「宿場町小田原・夜のまちあるき」に始まり、講演会とテーマ別ワークショップ、エキスカーションと3日間にわたるフォーラムには、おなじみ「長崎さるく」や弘前路地裏探偵団の「ひろさき街歩き」、北九州タウンツーリズムなど、全国から30地域以上の“まちあるき”仲間らが集まった。

 小田原のまちあるきの歴史は古い。きっかけは、2000年に市民主体のシンクタンク「小田原市政策総合研究所」による提案である。空洞化する中心市街地再生をテーマに、市民と行政が「車座」と呼ばれるワークショップを重ね、「まちづくり」と「まちあるき」を連携するなかで、さまざまな事業化プランが提案された。こうした提案に基づいて実現したのが「小田原宿なりわい交流館(旧井上商店)」や「小田原街かど博物館」(まち歩きの拠点)などである。

 提案は「なりわい」だけでなく、皇室や貴族・豪商の別邸群などの建築遺産の活用、そのもとで生まれた茶道・華道などの「粋・芸術」の活用(千年蔵プロジェクト)、松林や竹藪、水路、海浜などの自然の活用、出桁・蔵造商家の町屋活用など多岐にわたっていた。これらの構想を担うグループは、やがて小田原の活性化を目指してそれぞれの組織化を進め、今日に至っている。

まちあるきフォーラム全体会議

 2日目の午後に開かれたワークショップでは、こうした小田原の取り組みをもとに、「DMOとまちづくり」「まちあるきとインバウンド」など7つの分科会に分かれて熱心な討議が行われた。

 小田原は長い間、箱根の通過点という位置づけから観光には無頓着であった。その小田原が初めて「観光戦略ビジョン」を策定したのは16年である。小田原城に特化した観光を、地域全体に回遊できる仕組みづくりが計画の核となった。ここでも小田原のなりわいが注目された。海に面し、海からの産物を加工して蒲鉾や鰹節、干物などに加工する「海なりわい」、箱根に続く山の幸を生かした木工細工などの「山なりわい」、有名な曽我梅林の梅干しなどの「里なりわい」などを総合的に生かすというプランでもある。

 また、箱根を目指して近年急増する訪日外国人への訴求も意識して、17年には小田原DMOが設立された。ここで重点プロジェクトを絞り込んで、19年4月にはDMCの設立にまでこぎつけた。

 小田原の「なりわいツーリズム」の究極の目的は、生業の活性化、ひいてはまちの元気再生にある。観光客が増えることは望ましいが、これが地域の真の活性化につながらなければ意味がない。地域に根差した観光の1つのモデルであろう。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

東京・新橋にある鳥取県と岡山県の共同アンテナショップがリニューアルオープン

2019年4月26日(金)配信

4月26日(金)、「とっとり・おかやま新橋館」リニューアル発表会が行われた

 鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区)は4月26日(金)、リニューアルを記念したセレモニーを行った。平井伸治鳥取県知事と伊原木隆太岡山県知事をはじめ、鳥取県出身で女優の山本舞香さん、岡山県出身で女優の桜井日奈子さんが出席し、両県の魅力や特産品を存分にアピールした。

 平井鳥取県知事は「2階に全国唯一の年中無休のハローワークやコワーキングスペースが開設した。さらに多くの人に知ってもらいたい」と期待を込めた。伊原木岡山県知事は「岡山と鳥取のショールームになっている。オープンから4年半の蓄積を基にさらに素晴らしいアンテナショップにしていきたい」と意気込んだ。

 1階の売り場には約1600種類の商品が並べられ、旬の食材や特産品がさらに充実。商品を見ていた20代女性は「桜井日奈子さんのファンで来みました。岡山に行ってみたいです」と笑みがこぼれた。2階には「移住・しごと相談コーナー」を開設した。両県の専門スタッフが曜日を問わず常駐し、就職と移住の相談をすることができる。また、コワーキングスペースも設置し、出張で首都圏を訪れた際の活動拠点としての場所を提供する。

大勢の客でにぎわう1階ショップ

 同じく2階にある食事処「ビストロカフェ ももてなし家」では、今回のリニューアルでご当地グルメで有名な「ホルモンうどん」など鉄板焼きメニューの提供が可能になった。平日のランチビュッフェやスイーツが味わえるカフェタイム、単品メニューが充実するディナータイムと、どの時間に訪れても両県の旬の素材が味わえる。

54席ある店内

 食事処の名前や店内で見かける言葉「ももてなし」は、岡山県の「桃(もも)」と鳥取県の「梨(なし)」からとった造語で、両県が協力して来場者に「おもてなし」をしたいとの思いが込められている。明日からのゴールデンウイーク、「とっとり・おかやま新橋館」で旅行気分を味わうのはいかが。

両県をPRする山本舞香さん(左)と桜井日奈子さん

とっとり・おかやま新橋館 概要

住所:東京都港区新橋一丁目11番7号 新橋センタープレイス1・2階

【1階】ショップ

営業時間:午前10時~午後9時

TEL03-6280-6474、FAX03-6274-6136

【2階】ビストロカフェももてなし家

営業時間:午前11時~午後10時(ラストオーダー午後9時)

TEL03-6280-6475、FAX03-6280-6101

【2階】移住・しごと相談コーナー

相談時間:午前10時~午後6時(木金土~午後8時45分)年中無休(年末年始を除く)

TEL03-6280-6951、FAX03-6274-6975 (鳥取) 、FAX03-6274-6976 (岡山)

【2階】情報コーナー・事務局

相談時間:午前10時~午後6時

TEL03-3571-0092、FAX03-6274-6135

TEL03-3571-0092、FAX03-6274-6135

 

 

 

 

HTBの新社長に坂口克彦氏 澤田氏は会長に

2019年4月26日(金) 配信

HTBのwebページ

 ハウステンボス(HTB、澤田秀雄代表取締役社長、長崎県佐世保市)は4月26日に、5月21日付で、新たな代表取締役社長にエイチ・アイ・エス(HIS)の坂口克彦(取締役常務執行役員)氏が就くと発表した。澤田氏は代表権のない取締役会長となる。異動は5月21日に開催予定の臨時株主総会と取締役会において正式に決定する見通し。

 坂口氏は現在、HISとHTBの最高人事責任者(CHO)を兼ねている。HIS広報によると、「HTBから澤田が退いたわけではない。坂口がHISの役員としてではなく、HTBの社長職に専念することで、より体制を強化したカタチだ」と説明した。

新任代表取締役社長の略歴

氏名:坂口 克彦(さかぐち かつひこ)

1955年4月30日生(63歳)富山県高岡市出身

1979年3月 新潟大学工学部 卒業

1979年4月 ユニ・チャーム株式会社 入社

2012年6月 同社 取締役常務執行役員、企画本部長 兼グローバル人事総務本部長

2014年11月 同社 退任

2014年12月 株式会社エイチ・アイ・エス 入社

2015年1月 同社 上席執行役員、人事戦略(日本・海外)担当

2016年1月 同社 取締役、人事・人事戦略(日本・海外)担当

2018年1月 同社取締役上席執行役員 CSR担当、本社人事本部長、最高人事責任者(CHO)

2019年1月 同社取締役常務執行役員CSR担当、本社人事本部長、最高人事責任者(CHO)兼当社最高人事責任者

2019年5月 HTB代表取締役社長に就任予定

夜のコースを充実 はとバス、2019年7月~9月の東京横浜観光バスツアー売り出す

2019年4月26日(金)  配信

ヒルトン東京ベイ「ラウンジ・オー」(イメージ)

 はとバスはこのほど、2019年7月~9月の東京横浜観光バスツアー129コース(春からの継続分含む)を売り出した。バスツアーで初めて「チームラボ ボーダレス」に入場できるコースを造成するなど、夜のコースを充実させた。

 同社は今春発表した19年4~6月の東京横浜観光バスツアーから、夜コースのラインナップの充実に注力している。7~9月は、若い世代の新規顧客の獲得を目指し、「チームラボ ボーダレス」など若者に人気のスポットを取り入れるなどラインナップを拡充。「夜景の東京スカイツリーと浅草ビューホテルのディナー&カクテル」では、ホテルの最上階のバーで「はとバスオリジナルカクテル」を飲みながら、東京スカイツリーや浅草寺など新旧が織り成す素晴らしい夜景を楽しめる。

2019年7月~9月の東京横浜観光バスツアー(一例)

巨大なデジタルアート空間「チームラボボーダレス」とヒルトン東京ベイ

出発日:5月25日からの土・日・祝

運賃:大人9800円。子供(4~11歳)4550円(税込)

行程:

東京駅丸の内南口(午後4:00出発)=ヒルトン東京ベイ「ラウンジ・オー」(スイーツブッフェ/約20種類のデザートと約15種類の軽食)=TOKYO湾岸ドライブ=森ビルデジタルアートミュージアム(チームラボボーダレス入場)=東京駅丸の内南口(午後9:40着予定)

令和を記念してフラガールが「レイ」をプレゼント ハワイアンズがキャンペーン

2019年4月26日(金) 配信

令和キャンペーン(イメージ)

 スパリゾートハワイアンズは5月1日(水・祝)、新元号「令和」を記念しスパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム(フラガール)が来場者にレイをプレゼントするキャンペーンを行う。願いを込めて作り、その思いを相手に届けるものとして使用されてきた首飾り「レイ」と、新年号の「令」をかけ、令和という新時代への思いとこれからもレイ輪(わ)のようにお客様とつながっていきたいという思いを届ける。

 スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチームキャプテンのアウリイ晴奈さんは、「私たちフラガールにとって、”令(レイ)”は親しみのある言葉です。(新時代は)清らかで美しいフラの踊りのように、穏やかな優しい時代になってほしいと願いを込め、フラガールが来場者にレイをプレゼントします」と語った。

キャンペーン概要

日時:5月1(水・祝)午前9:00~午前11:00ごろまでの予定

※先着1千人

場所:スパリゾートハワイアンズ・入場口

内容:

新元号「令和」を記念し、フラガール2人が来場者に花の首飾り”レイ”をプレゼント

若旦那若女将プロジェクトを実施へ 全旅連青年部と学観連が調印式

2019年4月26日(金) 配信

扇谷舞さん(左)と、鈴木治彦部長

 全旅連青年部(鈴木治彦部長)と日本学生観光連盟(学観連代表=扇谷舞さん・桜美林大学3年生)は4月19日に、全旅連本部(東京都千代田区)で「日本学生観光連盟サポーター加盟協定」の調印式を行った。今年も若旦那若女将に密着体験プロジェクトを実施する。

 同プロジェクトは宿泊業に関心の高い学生が旅館の仕事を体験するもの。8月には長野県の渋・湯田中温泉郷で実施する。約10軒の旅館で、約40人すべての希望者を受け入れる予定だ。

 全旅連青年部は学生に旅館の仕事の実態を知ってもらい、学観連は、旅館の業務を実体験できるメリットがある。

 鈴木部長は「学観連とは、新たな可能性と明るい未来を築くために、今後も連携していきたい」と語った。

 扇谷代表は「若旦那若女将プロジェクトを通して、学生が旅館の魅力を感じ、発信する活動にしたい」と意気込みを述べた。

 このほか、協定書では企業見学や講演会の実施を盛り込んだ。

 学観連には14大学322人が入会。観光を学ぶ大学生同士の交流会を開いたり、高校生の修学旅行でガイドを行う「マナタビプロジェクト」などの活動をしている。