テレワーク拠点を自宅外に 定額利用サービス始める 楽天LIFULL STAY

2020年5月26日(火) 配信

Rakuten STAY HOUSE x WILL STYLE 内装

 楽天LIFULL STAY(太田宗克代表、東京都千代田区)は5月22日(金)、宿泊・民泊施設ブランド「Rakuten STAY」18施設を対象に、30泊分の宿泊権を購入し、定額で利用できるサービスを試験的に始めた。自宅やオフィス以外のテレワークの拠点を中長期で利用したい、という需要に応えたもの。

 5月22日―6月20日までの期間中、特設予約サイトで先着10人の購入申込を受け付ける。宿泊権は19万8000円(税込価格)。

 購入者は専用予約フォームから希望の宿泊施設や日時などを入力すると、5月22日―7月23日のチェックアウトまで、自由に宿泊ができる。予約は最低2泊から。複数の対象施設で何度かに分けての利用や、購入者が家族連れなどの複数人での利用も可能。

 対象施設は全室に無料Wi-Fiを完備する。調理器具や冷蔵庫、電子レンジなどを備えたキッチンや、洗濯乾燥機などの生活必需品がそろう。

 人との接触を最小限に抑えるため、タブレット端末からチェックイン・チェックアウトができる。スマートロックの導入で電気錠による部屋の出入りにも対応している。

 同ブランドの宿泊施設は、戸建て型・集合住宅型・一棟貸しなどの種類があり、一貫した設備やアメニティー、付帯サービスを受けることができるのが特徴。

「Rakuten STAY CONDOMINIUM」/「Rakuten STAY KYOMACHIYA」

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~鹿児島県・指宿、桜島~

2020年5月26日(火)配信

~鹿児島の香りで脳のスイッチオン~

 人の記憶と感情を呼び起こす“香り”をテーマに鹿児島を巡る旅。かつお節やお茶、国内唯一の芳樟(ほうしょう)ハーブガーデン、ウイスキー蒸溜所など多様な香りから脳への刺激を感じとってみてください。

【指宿・桜島】鹿児島の香りと温泉に癒される旅

「旅館コンサルタント大坪敬史の繁盛旅館への道(56)」 マイカー旅行プラン

2020年5月26日(火) 配信

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、旅行需要が激減しています。この事態が収束すれば、大規模な政府主導のキャンペーンも予定されています。

 ただ、完全に回復して以前のようにお客様が旅行できるようになるまでには、時間が掛かるでしょう。

 緊急事態宣言が出る前に、当社のクライアント先との話の中で、そのころに旅行に来られるお客様について、いくつかの特徴がありました。

 1つは、公共交通機関を極力使いたくないので、自宅から宿を自家用車やレンタカーで移動し、宿でゆっくりこもり、観光せずに直帰する。

 2つ目が、本人たちは情報を冷静に判断し、「こんな時に旅行に行くなんて」と言われないよう自己責任で旅行し、自分のための「お土産」以外は買わない。

 3つ目が、インスタやフェイスブックなどのSNSに投稿しない。ただ、コロナ収束後、投稿するかもしれないので写真は多めに撮影するという傾向がありました。

 そこで、「マイカーで旅行をしよう」という宿泊プランを、その時に造成しました。

 プランタイトルは【マイカープラン】★夕食&朝食〈個室食事処確約〉★上州牛付会席料理。さらにガソリンチケット付♪です。

 特典として①夕食&朝食(個室食事処確約)②ガソリンチケット(ENEOSプリカ)付。ENEOSプリカにしたのは、全国で約1500カ所の利用可能なサービスステーションがあることが理由です。

 ガソリン500円分チケット(1枚)は、1部屋につき1枚プレゼント。チェックイン時に、ガソリンチケットを渡しします。③駐車場料金無料 &駐車場は旅館から5秒、と記載しました。

 マイカー旅行の促進とともに、新規のお客様を想定したので、駐車場無料などもあえて掲載しています。というのも、旅館で駐車料金を取らないのは半ば常識化されています。そのことを理解していないお客様も多くおられます。

 さらに、駐車場も離れた場所にあるケースもあるので、あえて駐車場から旅館までの距離感を「5秒」という数字で表現しました。

 仮にプランが売れなくても、この宿泊プランをご覧になったお客様に「〇〇旅館ってこんな感じで行くことができるんだ」と思っていただければ、別の宿泊プランでのご予約にも結び付く、と考え造成しました。

 このような厳しい時世ですから、コロナ収束後でも「家の外に出たくない」と思うお客様も、相当数おられると思います。

 「そんなお客様に何をPRしても徒労に終わる」という考えではなく、「もう自粛はウンザリ。どこか安心して旅に出ることができるところないのかな」と思われるお客様にプランが届けば、宿泊いただける可能性はあります。

 コロナ感染の1日も早い収束を願い、以前のように「気軽に旅行できる環境」が戻ることを切望します。

コラムニスト紹介

大坪敬史氏

旅館コンサルタント 大坪 敬史 氏

大手旅行会社での実務業務を経て船井総合研究所入社。インターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増&即時業績向上ノウハウには定評があり、数多くの宿泊産業の業績向上に貢献。観光文化研究所を設立し代表取締役。

 

 

観光庁、「テーマ別観光による地方誘客事業」4件を継続選定

2020年5月25日(月)配信

2月23日開催した「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin江の島・藤沢」のようす

 観光庁は5月22日(金)、今年度の「テーマ別観光による地方誘客事業」として、各地域の取り組みや今年度の取り組み計画などを踏まえ、4件の継続選定を発表した。選定されたテーマは、Industrial Study Tourism、ONSEN・ガストロノミーツーリズム、郷土食探訪~フードツーリズム~、宙ツーリズム。

 同事業は2016年度からの取り組みで、特定の観光資源を活用して地方誘客をはかることを目的とする。複数地域のネットワーク形成と、課題や成功事例を共有することによる効果的な観光振興などを支援している。

 今後、選定されたネットワーク組織などが実施する観光客のニーズや満足度を調査するためのモニターツアー経費を観光庁が支援。このほか、受入体制構築のための共通マニュアル作成、効果的な情報発信のための共同Webサイトの作成などの必要な経費を支援し、効果的な観光振興を推し進める。

airbnb、体験の新コンテンツ提供 年齢や障害などアクセシビリティを考慮

2020年5月25日(月) 配信

airbnbの目標「体験を可能な限り多くのニーズに対応させる」を実現する。画像は描画教室のイメージ

 airbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、年齢や身体障害の有無に関係なく、だれもが必要な情報やサービスなどにアクセスできる「アクセシビリティ」に考慮し、新しい20以上のコンテンツのオンライン体験を受け付けた。情報利用におけるバリアフリー化の実施と意識を高めるグローバル・アクセシビリティ・アウェアネス・デーに合わせ、同社の目標「体験を可能な限り多くのニーズへ適合させること」を実現したい考え。

 新しく受け付けるオンライン体験として「音声で指導するカーディオボクシング体験」や「プロのダンサーによる障害者のためのヨガ体験」などを用意した。

 同社は収益を障害者の団体に寄付する体験も用意した。観衆のやる気を鼓舞するスピーチを行うモチベーションスピーカーやスポーツアナリスト、作家などとして活動する元米カレッジフットボール選手のEricLeGrand氏は、期間限定で「人までの話し方に関する特別セッション」を実施する。収益はChristopher & Dana Reeve Foundationに寄付される。

 英国の起業家兼アーティスト、テレビ司会者であり障害者の支援を行うアドボカシー活動を実施するSophie Morgan氏は、動物の描画教室のホストを務める。収益は障害者支援をする英国の非営利団体Leonard Cheshireに寄付される。

 アクセシビリティへの理解度の向上をはかりたい希望者には、手話教室をはじめ、オンラインで農場のミニチュアホースやロバと対面するコンテンツを用意。馬などの動物に対する統合的なセラピー「エクウィンセラピー」の利点に関する知識を深めることができる。

無償提供の「新型コロナ対応 多言語ピクトグラム」を紹介 JATA

2020年5月25日(月) 配信

新型コロナウイルス対策 チラシデザイン例

 日本旅行業協会(JATA)は5月21日(木)、観光事業者向けの多言語AIサービスを展開するアクティバリューズ(陳適社長、東京都渋谷区)が作成した「新型コロナウイルス対応 多言語ピクトグラム」を無償配布する情報を紹介した。

 観光事業者が実施する新型コロナウイルス対策を「見える化」することで、国内外の旅行者に安心してもらうとともに、事業者を支援するのが目的。施設内に掲示するポスターや、配布チラシ、Webサイトなどに活用できる。

 同ピクトグラムは、「施設・従業員の取り組み」と「お客様へのお願い」の2テーマに分類される。「施設・従業員の取り組み」には、接客スタッフのマスクの着用、館内共用部の消毒の強化などのほか、食事や会計のシーンに活用できるものもある。「お客様へのお願い」は、手洗いや検温など協力を呼び掛けるものがあり、2テーマ合わせて20点を超える項目を提供。今後、さらなる拡充を予定している。

 これらのピクトグラムは、素材の加工や制限、クレジットの記載などの条件は設けず、商用・非商用を問わず無償で利用できる。ダウンロードはこちらから可能(会社名、氏名、メールアドレスの入力必須)。

 同社はこれまで、観光業界向けの多言語AIチャットボット「talkppi(トーカッピ)」(英・中簡体・中繁体・韓・日)のサービスを提供している。文字と画像による案内が、施設の公式ホームページやSNSアカウントから24時間利用できるのが特徴で、宿泊施設や観光協会などで導入されている。

「きふやど」、宿泊クーポンを先払い販売 客足戻るまでの宿泊施設を支援

2020年5月25日(月) 配信

きふやど トップページ

 国際寄付機構(好岡夢貴代表理事、千葉県柏市)は、宿泊施設支援プラットフォーム「きふやど」の運営を始めた。一口5000円の宿泊クーポンを先払いで売り出し、宿泊施設に客足が戻るまでの資金繰りの手助けをする。クーポン購入時には「きふやど手数料」が掛かるが、法人の利益とせず新型コロナウイルスと戦う医療機関に全額を寄付する。

 現在、きふやどでは掲載する宿泊施設も募集している。ホテル・旅館・民宿・ペンション・ホステル・ゲストハウスなど形態を問わず、すべての宿泊施設が対象となる。

 宿泊施設に手数料や掲載料などの負担はなく、運営資金の確保にはクラウドファンディングを活用する。支援者へのリターンとしてカレンダーやトートバッグなどのオリジナルグッズ、広告バナー掲載、インタビュー型メッセージ掲載を用意。個人だけでなく企業からの支援も受け付けている。

The Wardrobe Hostel 六本木・下北沢、法人専用の1カ月連泊プラン売り出す

2020年5月25日(月) 配信

ホステルイメージ

 建築商売(田口啓右社長、東京都渋谷区)プロデュースするホステル「The Wardrobe Hostel 六本木・下北沢」はこのたび、法人専用の1カ月連泊プランを売り出した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環で、個人利用も可能。ホテルはそれぞれ六本木駅、下北沢駅から徒歩3分の立地で通勤時間の短縮がはかれる。公共交通機関の利用を最低限に抑えられるほか、家族への感染リスクも低減できるという。
 
 担当者は、同プランを公共交通機関の利用を最低限に抑え、感染リスクや心理的ストレスの軽減に役立ててほしい考えだ。

WILLER EXPRESS、6月1日から運行再開 コロナ対策講じ

2020年5月25日(月)配信

3密回避の対策イメージ

 WILLER EXPRESS(平山幸司社長、東京都江東区)は6月1日(月)から、新型コロナウイルス感染症の対策を施し、高速バスの運行を再開する。3密回避と衛生管理の対策を講じ、移動手段を必要とする乗客の移動を確保する。

 再開路線は、東京~仙台、東京~新潟、東京~長野、東京~名古屋、東京~大阪、大阪~名古屋、大阪~広島の7路線の昼行便。

 具体的な対策は、(1)5分で車内の空気を入れ替えられる外気モードを常時稼働した換気(2)隣の空席を確約する車内のフィジカルディスタンシング(3)運行ごとに使い捨てするフェイスカバーを装着した飛沫感染対策カノピーの設置(4)乗車前の検温実施による衛生管理――を実施する。

 なお、7月出発分の販売再開は、6月中旬を予定している。

HISホテルHD、テレワークプラン販売 仕事捗らないなどの声に応える

2020年5月25日(月) 配信

新しい生活様式の実践を後押しする

 HISホテルホールディングス(岩間雄二社長)はこのほど、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式と働き方のスタイル」の実践の一助として、変なホテルでテレワークを行う「ビジネスパック」と「ロボホンルーム活用プラン」を売り出した。利用期間は6月1日(月)~7月20日(月)。小さな子供がいる自宅でのテレワークが難しい、自宅のネット環境が悪く仕事が捗らないなどの声に応える。

 ビジネスパックは全国12棟の変なホテルで提供する。宿泊期間は5泊6日から最大15泊16日まで。客室は1人1室利用となる。同じ客室を長期間確保するため、客室に必要なものを置いたままにするなど、宿泊客専用のオフィスとして利用できる。価格は通常価格で1泊ごとに予約したときより、安くなっている。

 ロボホンルーム活用プランは、テレワークの際、客室に子供と一緒に入室するもの。子供はクイズの出題や名作文学の読み聞かせ、ダンスなどを行うロボホンで遊ぶことができる。同プランは、日中だけ客室を利用するデイユースと宿泊の2 種類。全国3棟のホテルで提供する。