LOVEあいちキャンペーン開始 旅館女将も期待、SKE48がPRへ

2020年6月29日(月) 配信

LOVEあいちキャンペーン

 愛知県は7月1日(水)から、新型コロナウイルス禍で影響を受けた観光関連事業者を支援するため、「LOVEあいちキャンペーン」を開始する。SKE48がPRキャラクターを務め、6月26日(金)のキックオフイベントで大村秀章知事を訪問した。

 同CPは愛知県民それぞれが、県内の「ダイスキなところへ行き、ダイスキなモノを食べ、ダイスキなコトをすることが地域経済の復活につながる」考えで実施される。

 CP内容は、県内発着の旅行商品の代金2分の1相当(上限1万円)を助成する。SKE48メンバーがおすすめする県内観光スポットで、スタンプラリーを開催する。高速道路周遊プランとして、ETC乗り降り自由の、65施設で使える観光商品券付ドライブプランを販売する――など。

 キックオフイベントには愛知県ホテル・旅館生活衛生同業組合理事長の渡邉幸一氏、蒲郡温泉郷(愛知県蒲郡市)の蒲郡女将さん会・渡邉栄子会長と石川京子副会長が出席した。

 それぞれ、「県内観光にスポットをあてて、県内の皆様に愛知の魅力を発信することは大変ありがたい」(渡邉氏)、「このようなCPの支援のもと、皆様に是非お越しいただきたい」(渡邉会長)、「旅館でゆっくりと温泉に入って、癒しの時間をお過ごしいただければ」(石川副会長)と語った。

 SKE48メンバーの青海ひな乃氏、江籠裕奈氏、古畑奈和氏が出席し、PR活動に向け「県民の皆さんと『ダイスキ』を共有できるよう、頑張っていきたい」と決意を述べた。

 知事は「SKE48の皆さんには、県民の皆様の『ダイスキ』を大いに作って、掘り起こしていただきたい。愛知の観光が再生するため、本CPを盛り上げていきたい」と意気込んだ。

「あんしんバイキング」提供開始 感染拡大防止に配慮して楽しむ 湯快リゾート

2020年6月29日(月) 配信

あんしんバイキング イメージ

 湯快リゾート(西谷浩司社長、京都府京都市)は7月1日(水)から、新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮した「あんしんバイキング」を提供する。ウィズコロナの状況下でも安心して食事を楽しめるよう、安全対策と衛生管理を徹底する。

 バイキングメニューは、期間限定の熟成牛ステーキや寿司、刺身、天ぷらなどの人気料理をそろえる。

 接触感染防止では、料理は小皿に盛り付け、常に衛生的なトングを使用する。

 飛沫感染防止では、利用客にも手袋とマスクの着用を要請し、温かい料理はスタッフが取り分けて提供する。

 3密回避では、混雑状況を管理して入店時間の分散を行い、部屋や共有スペースなど食事場所の選択を可能にする。

 同サービスの対象となるのは、山中温泉山中グランドホテル、南紀白浜温泉白浜彩朝楽、白浜御苑、ホテル千畳、伊勢・志摩鳥羽彩朝楽――の5館。

 7月10日(金)からは、バイキングタイプを採用している全館での提供を予定している。

京都市民に地元の魅力を 「地元応援!京都で食べよう、泊まろうキャンペーン」開始

2020年6月29日(月)配信

 京都市と市観光協会は2020年6月19日(金)から9月下旬まで、市民に京都市内の宿泊施設や飲食店を利用してもらう「地元応援!京都で食べよう、泊まろうキャンペーン」を実施している。キャンペーン利用者を対象に、京都ならではの豪華賞品が当たる抽選も実施する。

 新型コロナウイルス感染症の拡大で、京都市内の農林業や伝統産業、観光業、運輸業など、幅広い事業において需要が低迷している。キャンペーンを通じて、とりわけ甚大な影響を受けた飲食店や宿泊施設を市民に利用してもらい、地元京都の奥深い魅力を再認識してもらうとともに、市内消費を盛り上げ京都経済の回復につなげる。

 キャンペーンは京料理から中華・洋食まで、約400店舗の多彩な飲食店が参加し、スタート。7月からは宿泊施設も加わる。対象店舗では、市民限定の特別メニューや特別料金プランを用意。最近注目を浴びている「マイクロツーリズム」にも取り組む。

 期間中、対象店舗で特別プランを利用した人に、プレゼント抽選券を配布する。兼記載のQRコードから応募すると、京都肉や伝統産業品など1万円相当の逸品が、3000人に当たる。

海に一番近い”ベイサイドテラスで爽快な夏の宵を 7月1日(水)から「はまビア!」スタート

2020年6月28日 (日)配信

海の見えるビアガーデン(イメージ)

 ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル(横浜市西区)は7月1日(水)から、夏季限定で海の見えるビアガーデン「はまビア!」を開催する。“海に一番近い”ベイサイドテラスで、潮風を感じながら、爽快な夏の宵が楽しめる。

 料理は、ソフトシェルシュリンプのオーブン焼きや、オリジナルスパイスに漬け込みじっくり焼き上げたポークスペアリブなど、ビールに合うシェフこだわりの本格メニューを取りそろえる。

 「海を目の前に望むオープンエアーのテラス席で、潮風を感じながらリゾート気分を味わえる絶好のロケーションは他にはない魅力です。都心の喧噪を逃れ、海を眺めながら優雅なひとときをお楽しみください」とPRする。

非接触温度センサーを導入 ベッセルホテルカンパーナすすきの

2020年6月27日(土) 配信

フロント前に設置された「非接触温度センサー搭載システム」

 ベッセルホテルカンパーナすすきの(大谷孝弘支配人、北海道札幌市)は7月1日(水)の営業再開に合わせ、非接触温度センサー搭載システム「HESTA AI Security Gate」を導入する。「札幌市内のホテルでは初めて」という。

 同ホテルは新型コロナウイルス感染拡大防止のために、4月27日(月)から休館していた。北海道庁から発表された「新北海道スタイル」安心宣言を踏まえて、非接触検温のシステムを取り入れた。

 同システムは、警視庁や厚生労働省にも採用されているもの。フロント前で、高精度のセンサーで体温をチェックし、マスクをしたまま約0・2秒で検温ができる。

 検温後37・5度以上の宿泊客には接触型の体温計で正確な検温と、健康チェックシートの記入をみて対応する。

 そのほか、スタッフのマスク着用や手洗い、出勤時の体調チェック、施設内のこまめな換気、設備や客室の消毒・洗浄、ソーシャルディスタンス保持――などの対応を行い、店内掲示やホームページで周知している。

検温のようす

クラブツーリズム、安心・安全に向けた取り組みを制定 「3密」を避けた新基準ツアーも

2020年6月26日(金) 配信

ホームページに公開した動画の一例

 クラブツーリズム(CT、酒井博社長)は 6月18日(木)、新型コロナウイルス感染予防に対する取り組みとツアー参加者へのお願いを、動画と併せてホームページで公開した。お客が安心してツアーに参加できるよう、感染症予防対策を徹底する。また、独自のガイドラインに沿った新基準のツアー「クラブツーリズム ニュースタイル」を売り出した。

 基本対策は①3密対策②接触対策③飛沫対策④体調管理――を軸とする。具体的な取り組みは、添乗員やスタッフの検温やマスクの着用などの体調管理、消毒液の設置、ツアー参加人数の制限、対策ガイドラインを順守している施設の選定などを行う。

 ツアー参加者へのお願いには、健康チェックシートへの記入やソーシャルディスタンスの確保、各自での手荷物運搬などを挙げる。

 動画は約3分にまとめられ、これらの内容がツアー出発前、受付、ツアー中など、場面ごとに分かりやすく説明している。

 “新しい旅の形”のツアーとして売り出した「クラブツーリズム ニュースタイル」は、同社のガイドラインに基づいて作られた。バス1台の人数を19人以下に限定し、「密集」「密閉」「密接」を避けた旅を提供。バス座席はお客同士の距離を考慮するほか、換気機能のある観光バスを利用する。ツアー中は、自由散策や通常より長い滞在時間など、密を避ける工夫を取り入れる。なお、8月出発までの貸切バスは、窓側席のみ利用とする。

 6月18日(木)に売り出しを開始し、首都圏、関西圏、中部圏、北海道、福岡県出発の約40コースを展開。当面は、日帰りバスツアーや日帰り現地集合プランなどを中心としていく。

クラブツーリズム基本対策

1.3密対策:ソーシャルディスタンスの確保やツアー参加人数の制限、利用する空間の換気を実施 

2.接触対策:接触部分の定期的な消毒や適切な場所への消毒液等の設置、接触機会の削減を実施

3.飛沫対策:マスク類の着用や他者との距離の確保、飛沫拡散機会の削減を実施 

4.体調管理:体調の確認や検温などを実施

同社の具体的な取り組み

1.ツアーディレクター(添乗員)および当社スタッフの検温などの体調管理の徹底

2.ツアーディレクター(添乗員)および当社スタッフの、業務中におけるマスクまたはフェイスガード等の着用

3.バス乗降口など適切な場所への消毒液等の設置

4.ツアー参加人数を限定し、人と人との距離を考慮したバス座席に案内。8月出発まで貸切バスは1人2席または窓側席のみの利用(送迎バス、路線バスは除く)

5.車内換気システムのある貸切バスを利用(一部、島しょ部を除く)

6.バス車内の接触箇所は、毎日消毒を実施

7.ツアーでは自由散策など密を避ける観光と長めの滞在時間を用意※ガイディングレシーバーの使用など、密集しない対策を取り団体行動へご案内する場合あり

8.各業界の対策ガイドラインを順守している観光・食事・宿泊施設を選定

ツアー参加者へのお願い

1.ツアー参加前に検温を実施ください。熱がある、咳が出る、喉が痛いなどの症状がある方はご参加いただけません

2.ツアー参加前に健康チェックシートに記入し必ず提出ください

3.定期的な手指の消毒とツアー中のマスク類の着用をお願いします

4.熱中症対策のため、屋外では人との距離を確保し適宜マスクを外してください

5.ツアー中のソーシャルディスタンス確保にご協力ください

6.バス車内での飲酒・食事・大声での会話はお控えください

7.手荷物の運搬や写真撮影は接触機会削減のため各自でお願いします

具体的な取り組みおよびお客様へのお願いについてはこちらの動画はこちらから。

東京都、アニメなどコンテンツを活用した誘客促進事業を支援

2020年6月26日 (金)配信

アニメの舞台になった場所(イメージ)

 アニメ・マンガ、キャラクター、映画・ドラマなどの映像コンテンツを活用する誘客事業を支援――。東京都は7月17日(金)まで、「アニメ等コンテンツを活用した誘客促進事業費補助金」の募集を行っている。

 補助の対象となる実施主体は、都内区市町村や都内の観光協会、都内を拠点とする商工会、商工会連合会、商工会議所など。2以上の都内区市町村が、広域連携補助事業者として実施することも可能だ。

 対象となるのは①情報発信(映画やドラマの撮影が行われたロケ地を紹介する観光マップの制作など)②集客イベント(地域ゆかりのアニメにちなんだ声優トークショーなど)③施設・構造物などの建設・改修・整備――に関する事業。

 集客イベントを実施する場合は、東京都の「事業者向け東京都感染拡大防止ガイドライン 「新しい日常」の定着に向けて」に基づく感染防止策を講じることが条件となる。

 補助率は、都内区市町村が3分の2以内、観光振興団体が5分の4以内。補助限度額は、施設・構造物等の建設・改修・整備に関する事業が1件2000万円、情報発信などに関する事業、集客イベント事業は1件500万円(2つ以上の都内区市町村が連携して実施する際は1000万円)となる。

東京都、「サテライトオフィス設置等補助金」の今年度の募集を開始

2020年6月26日(金)配信

オフィス イメージ

 東京都は11月30日(月)まで、今年度の「サテライトオフィス設置等補助金」の募集を開始した。

 補助対象者は、市町村と企業等大企業、団体、NPOを含む企業など。補助対象となる経費は、2021年3月末までに完了する整備・改修費と、サテライトオフィスの工事完了日の翌日から2年間の運営費。「都内の市町村部で新たにサテライトオフィスを設置すること」や、「複数の企業の労働者が利用できる共用型のサテライトオフィスであること」などが補助要件となる。

 補助限度額は整備・改修費で1500万円、運営費600万円。補助率は2分の1で、補助事業者が保育所を併設、または年間を通じた計画的なサテライトオフィス利用者のスキルアップなどをはかる事業を実施する場合に、補助限度額・補助率が増額される。

コロナ対策表示で安心・安全を提供 トリップアドバイザーが新機能「トラベルセーフ」追加へ

2020年6月26日(金) 配信 

新機能『トラベルセーフ』 掲載例:三井ガーデンホテル銀座プレミア

 トリップアドバイザー(ステファン・カウファーCEO、米国・マサチューセッツ州)はこのほど、ホテルとレストランにおいて、施設掲載ページに安全対策を表示する機能を追加した。安全対策をしている施設をフィルター機能で検索でき、旅行者の安心につながる。

 新機能「トラベルセーフ」は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設がどのような安全対策をとっているのか旅行者が簡単に知ることができる。口コミフォームや、施設オーナーへのメッセージフォームも設置する。

 同社は現在サービスを展開している49の国や地域の1万3850軒を超える施設が、新機能を活用していると発表したうえで、「『トラベルセーフ』によって従業員や旅行者の健康、安全を守るための対策をきちんと示すことができる。旅行を心待ちにしている人たちに、必要な情報を提供していく」との考えを示した。

日本旅館協会の新会長に浜野浩二氏(佳松御苑) 「継続性を大事に、協会の存在価値を高めたい」

2020年6月26日(金) 配信

浜野浩二新会長

 日本旅館協会(北原茂樹会長、2439会員)は6月17日(水)、東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで2020年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、浜野浩二氏(佳松御苑、北海道)が新会長に就任した。

 北原会長は冒頭、「宿泊業界にとって最大の危機を迎えている真っ只中。新型コロナウイルスの1日も早い終息を願っている」とあいさつした。「コロナの対策について政府に要望していかなければならないことが、まだまだたくさんある。新体制に引き継ぎ、宿泊4団体をリードしていってほしい」と力を込めた。

 今年度は新型コロナウイルス対策事業として2000万円を計上した。Go Toキャンペーンの開始と合わせて、本部から各支部連合会が実施する需要喚起事業に対して分配する。また、正会員の会費免除なども行う。このため、収支は5000万円を超える赤字となるが、留保資産などにより、協会の運営には支障はないという。

 新会長の浜野氏は就任にあたり、「大事なことは継続性を持って、日本旅館協会の存在価値を高め、会員であることに誇りを持てる会にしたい。多くの会員と議論し、問題を共有し、解決へ努力していきたい」と意気込みを語った。

浜野新会長(左)と北原前会長(右)が握手

 1期2年間、会長を務めた北原氏は、協会の70歳定年制の規定に従い、勇退する。退任のあいさつで、「2月からコロナ対策本部を立ち上げなければならない状況となり、支部連合会の総会にも出席することができなくなった。申し訳ない気持ちでいっぱい。やり残したことがたくさんある」と悔しさを滲ませた。「皆さんの協力がなければこの難局は乗り越えられない」とし、浜野新体制の支援を呼び掛けた。

 新体制の主な役員は次の各氏。

【会長】

浜野浩二(佳松御苑)

【副会長】

大西雅之(あかん遊久の里鶴雅/あかん湖鶴雅ウイングス)

佐藤勘三郎(伝承千年の宿佐勘)

渡邊幾雄(やまの宿下藤屋)

松﨑陽充(まつさき)

金原貴(時わすれ開華亭)

岡本厚(不死王閣)

永山久徳(鷲羽山下電ホテル)

奥村敏仁(大和屋本店)

桑野和泉(由布院玉の湯)