HIS、海外の鉄道オンラインツアー販売 趣味で集まるコミュニティ創設の第1弾として

2021年1月18日(月) 配信

商品のイメージ。日本で使われなくなった中古車両のようすを配信する

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)は1月14日(木)、欧州エキスプレスと連携し、鉄道オンライン体験ツアー「HISリモ鉄」を売り出した。趣味によるオンラインコミュティ創出を目的に、第1弾として趣味人口が14万人を超える「鉄道」のツアーを造成した。

 同社のオンライ体験ツアーはこれまで、累計2000種類以上を催行した。現地ガイドによるライブ「観光ツアー」や「季節限定」などのコンテンツが人気だという。

 HISリモ鉄は、欧州エキスプレススタッフとHISの鉄道好きスタッフが手掛けた。同商品ではロシアで世界最長の走行距離を運行するシベリア鉄道や台湾の彰化にだけに残るという現役の扇形車庫などを中継。インドネシアやミャンマーでは日本で使われなくなった中古車両のようすなども紹介する。すべての商品は鉄道の細かい解説と音に重点を置く。

 このほか、参加者には、バーチャル背景としても利用できる世界の鉄道オリジナル壁紙をプレゼントする。

国宝・石清水八幡宮を照らす 「祈りのともしび~和の心~」2月20(土)~23日(火)に開催

2021年1月18日(月) 配信

「国宝・石清水八幡宮 祈りのともしび~和の心~」

 京都山城地域振興社(お茶の京都DMO)は2月20(土)~23日(火)、京都府八幡市の石清水八幡宮でライトアップイベント「国宝・石清水八幡宮 祈りのともしび~和の心~」を開催する。同事業はナイトタイムの付加価値の高い観光を作る目的で、観光庁の「あたらしいツーリズム」の一環で実施される。

 期間中は本殿や境内をLEDライトでライトアップするほか、京都芸術大学の学生らが制作したアート作品「祈りのオブジェ」を飾る。また、地元住民が手掛けた竹製の照明などを並べて、夜の鎮守の森を灯りで彩る。

 八幡宮参道ケーブル内では、日本航空のCAが車内アナウンスを行い、旅気分を演出する。

 ライトアップのようすや巫女舞などは、LIVE中継でWeb配信する予定だ。

 2月20(土)~23日(火)の午後5~8時に点灯する。期間中は国宝社殿の特別昇殿参拝ができる。入場は無料。

 マスクの着用と、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のインストールが必須。

 

Go To利用実績 約8282万人泊利用、割引支援額は4842億円(20年12月15日現在)

2021年1月18日(月) 配信

観光庁

 観光庁はこのほど、2020年7月22日(水)~12月15日(火)までのGo Toトラベル事業の利用実績を発表した。利用人泊数は約8282万人泊、割引支援額は約4842億円となり、このうち地域共通クーポンの付与額は、約1011億円(10月1日~12月28日)規模に達した。

 1人泊当たりの割引支援額は約4626円で、1人泊当たりの旅行代金は約1万3218円と推計した。

 同事業開始からの利用人泊数は、8月末時点で少なくとも1533万人泊、9月末で2950万人泊、10月末で5156万人泊、11月末で7722万人泊と、前月比1000万人泊以上増で推移している。

「BackpackFESTA2021」オンライン開催に、2月28日、3月6日・7日の3日間

2021年1月18日(月)配信

サブタイトルは「僕らはまた、旅に出る」

 TABIPPO(清水直哉社長、東京都渋谷区)は、全国の若者が集まる日本最大級の旅イベント「BackpackFESTA2021」を2月28日(日)、3月6日(土)・7日(日)の3日間に渡って開くと発表した。今回が11回目で、初めてオンラインでの開催となる。

 「BackpackFESTA」では、世界中を旅したゲストによるトークライブを実施する。これからの新たな挑戦の参考になる話や、次の旅先を決めるヒントになる話など、幅広いジャンルのコンテンツを用意する。出演ゲストは、旅系YouTuberやインスタグラマー、写真家などのインフルエンサーらが参加する。公式サイトで出演ゲストを発表しており、随時更新が行われるとされる。

 このほか、最優秀賞受賞者に世界一周航空券が贈呈される学生向けコンテストの決勝戦や、参加者の交流会も予定している。これらはYou Tube(有料ステージ)と、Zoomウェビナー(無料ステージ)から視聴できる。

 開催時間は午後1:00~7:40予定。チケットは完全前売り制で、料金は学生1000円、社会人2000円、3日間チケット2900円。1月31日(日)までの早割ならば、学生800円、社会人1000円、3日間チケット2300円で購入できる。チケットは、LINE公式アカウントから送られるチケット販売サービス「Peatix」から。なお、無料ステージも事前申し込みが必要なため要注意。

「川崎宿起立400年プロジェクト(仮称)」 第1弾は記念ロゴマークを募集

2021年1月18日(月)配信

『東海道五拾三次 川崎・六郷渡舟』

 神奈川県川崎市川崎区は、2023年に迎える「東海道川崎宿起立400年」を記念したロゴマーク制定のため、2021年1月15日(金)~2月15日(月)の間、ロゴマークデザイン案を公募している。

 「東海道川崎宿」は、江戸幕府によって整備された五街道の1つ、東海道に設置された宿駅。1623年、東海道の宿駅のなかでは最後の時期に新設され、いくつもの浮世絵や俳句の題材となっている。

 川崎区では、2023年に「東海道川崎宿」が起立400年を迎えることから「川崎宿起立400年プロジェクト(仮称)」を立ち上げた。これまで以上に川崎宿の魅力を積極的に発信し、より多くの方に愛される町にするべく、地域のさまざまな団体が一体となりプロジェクトを推進していく。

 今回、プロジェクトの第1弾として川崎宿起立400年を記念したロゴマークを募集・制定する。応募はプロ・アマチュアを問わず、誰でも可能。最優秀作品は、今後「川崎宿起立400年プロジェクト(仮称)」内のホームページやイベント等に使用され、最優秀作品の作者には、10万円の副賞が授与される。募集期間は2021年2月15日(月)午後5時まで。3月下旬に最優秀作品を発表する。応募方法などの詳細は区の公式ホームページから。

普及型コミュニケーションアバターで「ホッピング観光」 三重県内3施設で実証実験

2021年1月18日(月) 配信

3施設にニューミーを設置

 ANAグループのavatarin(アバターイン)このほど、三重県の実施するクリ“ミエ”イティブ実証サポート事業での実証実験・社会実装のサポートを行う事業者として採択されことを発表した。

 「海の博物館」、「鳥羽水族館」、「ミキモト真珠島」の3施設協力のもと、各施設に同社が独自開発した普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を設置。アバターの特徴である瞬間移動を生かした、複数拠点間を次から次へと移動する新たな観光スタイル「ホッピング観光」の実証を行い、新たな観光モデルを検証する。

 参加者は海に関する3施設をツアー形式で回り、自宅から自身のパソコンを使い各施設に置かれているアバターロボットを遠隔操作し各施設を楽しむ。現在増えているオンラインツアーとの違いは、自分の意志で見たいものがみられ、現地の人誰とでもコミュニケーションがとれること。

 実施日時は1月23、24、30、31日、2月6、7、13、14日の午後1:15~2:15(状況によって実施時間を変更の場合あり)。参加費は2000円で事前予約制となる。

 また、1月24、31日、2月7、14日には、1日3回、計12回「羽水族館内ホッピング観光実証」も行う。こちらも参加費は2000円で、事前予約制。アバターは、同館の特色ある2つのスポット、「極地の海」と「人魚の海」に設置される。

 ANAグループでは2019年4月に、アバター準備室を開設し実証実験をスタート。20年に同社を設立した。これまで全国でニューミーを使い、買い物や、鑑賞などの体験を通じた実証実験を進めてきた。今回三重で行う実験は、これまでの内容を進め、複数施設をつないだものとなる。

 同社はコロナ禍で移動が制限されるなか、アバターを通し各施設の魅力に事前に触れてもらうことで、今後の三重への旅行につなげてもらいたい考え。

横浜で日本初の常設都市型ロープウェイ 「YOKOHAMA AIR CABIN」4月22 日に運行へ

2021年1月18日(月) 配信

運行開始後のイメージ

  神奈川県横浜市は1月13日(水)、日本初の常設都市型ロープウェイ 「YOKOHAMA AIR CABIN」の運行を4月22 日(木)に開始すると発表した。JR桜木町駅―新港ふ頭を片道5分で結ぶ。営業時間は午前10時から午後10時までで。事業主体は、みなとみらい21地区(MM21)の遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業。運賃は大人1000円、子供500円。

 ゴンドラは定員8人で、36基すべてバリアフリー対応、冷房を完備する。フィルム型LEDを搭載し、夜は新しいMM21地区の夜景を演出。泉陽興業は運営する「よこはまコスモワールド」や周辺施設の運営者とも連携をはかり、MM21地区のより一層のにぎわいを生み出す考えを示す。

 ゴンドラの開業は、市が進める都心臨海部全体の回遊性を高める取り組みの一環で、「まちを楽しむ多彩な交通の拡充」が目的。関係者は、「町全体が魅力的に変化していることを訪れる人に感じてもらうとともに、20年、30年先のにぎわいにつなげたい」と期待感を示す。

  市ではこのほかみなとみらい21地区から新港地区、MM21中央地区など4カ所で歩行者が安全かつ快適に移動できる歩行者デッキの整備なども進めている。

 また、水上交通事業者らと連携し「水辺からの眺望を楽しみながら移動できる水上交通の充実」など、まちを楽しむ多彩な交通の拡充に向けたさまざまな取り組みも進めている。

大堀相馬焼バーチャル伝承館、ネット上で“開館” ~21年3月福島県・浪江町にオープン予定の「大堀相馬焼伝承館(仮)」完成に先駆け~

2021年1月17日(日)配信

バーチャル伝承館

 大堀相馬焼協同組合(小野田利治理事長、福島県浪江町)はこのほど、ウェブ上に「大堀相馬焼バーチャル伝承館」をオープンした。

 福島県浪江町の「道の駅なみえ」内には現在、町の伝統工芸・大堀相馬焼の工房や展示・販売のための施設(仮称:大堀相馬焼伝承館)が、2021年3月のオープンを目指して建設中だ。より多くの人にこの施設へ関心を持ってもらおうと、完成に先駆けて仮想空間で開館した。

 バーチャル伝承館では、実際にその場にいるかのように施設内を見てまわることができる。展示・学習コーナーをはじめ、販売コーナー、工房内のろくろ場、窯場の4カ所に「入室」し、インフォメーションマークをクリックすると、大堀相馬焼の歴史や技法が学べるほか、画面上でろくろを回す体験もできる。販売コーナーは通販サイトにリンクし、ネットショッピングやZoom陶芸体験も可能だ。サイト上での定期的なイベントの開催も予定している。

 大堀相馬焼は、浪江町大堀地区に受け継がれてきた、江戸時代から300年余の歴史を持つ伝統工芸。2011年の東日本大震災と原発事故で浪江町は全町避難となり、20軒以上の窯元たちは全国へ分散避難を余儀なくされた。その約半数が各地で工房再建を果たし、伝統の灯を守っている。

 2017年3月、浪江町の一部で避難指示が解除されたが、大堀地区はいまだに避難区域として残る。2021年、町の復興シンボルでもある「道の駅なみえ」内に大堀相馬焼伝承館が完成すれば、元の大堀には戻れなくても、ついに浪江町内に拠点が復活することとなる。

宮古島のサトウキビ畑でオンラインツアー開催 黒糖作りを学べる

2021年1月16日(土) 配信

Zoomでオンラインツアーに参加できる

 オルタナティブファーム宮古(松本克也代表、沖縄県宮古島市)は、コロナ禍で宮古島への修学旅行がキャンセルになった教育機関・団体や個人旅行を断念した人向けにサトウキビ畑へのオンラインツアーを無料で開催する。

 ツアーでは、サトウキビの栽培~収穫~黒糖作り~精製糖ができるまで「畑から食卓まで」の全工程を、楽しく学べる。Zoomで宮古島のサトウキビ畑とつないで、資料・写真・動画を見ながら、バーチャルで黒糖作りを体験できる。

 昨年3月以降、コロナ禍の移動自粛で体験案内の機会が減少した。昨年7月、修学旅行の高校生向けに提供していたオンライン事前学習サービスを改良して、事前送付する栽培・収穫・黒糖作りの体験キット1式を使って、バーチャル&リアル体験できるオンライン体験プログラムのサービス提供を始めた。

 さらに通常のオンライン体験プログラムより、気軽に誰でも参加しやすいプログラムとして、体験キットを使わないバーチャルツアープログラムも始めた。今回は、教育機関・団体向けは完全無料、個人旅行向けは土曜午後4時と日曜午後1時の回を無料で案内する。

ツアー概要

バーチャルツアーの流れ:

(1)宮古島の紹介:地理・気候・文化・果物・野菜などを紹介

(2) サトウキビの紹介:植生、歴史、特徴などを紹介

(3)工程紹介:栽培~収穫~黒糖作り~精製糖が出来るまでを紹介

開始時間:午前9:00~、午後1:00~、午後4:00~ 1日3回開催(2日前午後6時までの事前予約が必要)

所要時間:60分

参加人数:1~50組(1組最大20人)

通常価格:1組2,000円

旅行前に簡易検査、コロナ検査をツアーに導入(旅工房)

2021年1月15日(金)配信

(写真左)新型コロナ抗原検査「ICheck」で安心して旅へ

 旅工房(高山泰仁会長兼社長、東京都豊島区)は1月15日(金)、新型コロナウイルスのための簡易抗原検査キット「ICheck」を、国内旅行の一部商品に本格導入すると発表した。同検査キットのツアーへの導入は、旅行業界初の試みとされる。

 「ICheck」は、ICheck(金子賢一社長、東京都千代田区)が提供する新型コロナウイルスの抗体・抗原検査サービス。新型コロナウイルスの抗原の有無を、唾液を使った検査(15分)で調べられる。場所を選ばず、自宅での検査も可能だ。

 同検査キットは、チャーター便(JALボーイング767)での遊覧飛行や、羽田空港での航空教室、海外旅行教室を体験できるツアー「乗って!学んで!もらえる!週末旅」で活用している。出発前に検査して陽性反応が出た場合は、当日の参加を控えてもらい、その後、公的な証明書をもって全額返金する。

 同社は、お客の「旅行前や旅行先で体調が悪くなったときに手軽に検査できるモノが欲しい」という声に注目し、同検査キットの導入を進めてきた。今後は、全ツアーを対象に、同検査キットを希望者へ送付するオプションの追加を検討している。同時に、企業の出張や団体ツアーへの導入も検討しているとした。