ふるさと納税で納付先に訪れる返礼品提供 シールラリーで観光客の増加狙う

2019年9月10日(火) 配信

ふるさと納税における体験型プログラムをPRする

 ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合会(福井県・定住交流課)はこのほど、体感型ツアーを取り扱う自治体を紹介する「全国『ふるさとの魅力』体感プロジェクト」でシールラリーをスタートした。ふるさと納税の寄付者に対して、アクティビティなどの体験型PJを提供する自治体のをPRし、実際に訪れてもらうことが狙い。

 同キャンペーンは、同連合会のHPに掲載の対象プログラムに参加するごとにもらえるシールを3枚集めて、応募すると抽選で1~5万円相当の「ふるさと特産品」が当たる。実施期間は1月17日まで。

 同連合会はふるさと納税の本来の趣旨と理念を全国に伝えようと、2017年5月に設立。現在、72の自治体が加盟している。8月と11月を「ふるさと納税月間」として、都市圏で街頭PRやメッセージコンクールなどを実施している。

 同連合会は「ふるさとの魅力を実際に見て、聞いて、全身で感じることにより、納付先の地域は本人や家族にとって、何にも代えがたい『ふるさと』になるはず」と感動体験の広がりを期待している。

キャンペーン概要

主催:ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合
実施内容:ふるさと納税を通じて着地型の体験プログラム(アクティビティ体験や宿泊体験など)の参加者を対象とするシールラリーであり、参加ごとにもらえるシールを3枚集めて応募すると抽選でプレゼントが当たる。
プレゼント:ふるさと特産品(5万円相当)1人、ふるさと特産品(3万円相当)2人、ふるさと特産品(1万円相当)10人
対象プログラム数:105プログラム(5府県16市町村)※9月1日(日)時点で随時追加予定
実施期間:1月17日(金)まで
特設サイト:

 

 

 

ぐんまフラワーパーク、敬老の日に合わせて「花と暮らした昭和から平成時代」開催

2019年9月10日(火) 配信

「花と暮らした昭和から平成時代」

 カネコ種苗 ぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市)は9月14日(土)~9月23日(月・祝)、敬老の日に合わせて家族3世代で楽しめる企画展「花と暮らした昭和から平成時代」を開く。

 期間中、レストランでは昭和の学校給食を再現したメニューが提供されるほか、グランドゴルフ大会や寄せ植え教室が行われる。

 大花壇では、コスモスやセンニチコウ、ダリアが咲き、初秋の園内を彩る。9月21日(土)~23日(月・祝)には、花とアンティークをテーマにしたマーケット「古花市」も開く。

「花と暮らした昭和から平成時代」概要

主催:花と暮らした昭和から平成時代実行委員会

開催日程:2019年9月14日(土)~9月23日(月・祝)

開園時間:午前9:00~午後5:00

開催場所:フラワーホールおよび、園内

主なイベント:

9月14日(土)~16日(月・祝)花苗プレゼント・グランドゴルフ大会

9月15日(日)月明かりのダリアコンサート

9月16日(月・祝)とんとんポルケッタ(豚の丸焼き)

9月21日(土)~23日(月・祝)日光猿軍団による猿回し、古花市、発動機フェス

明光ネットワークジャパン、特定技能向け受験対策講座始める

2019年9月10日(火)配信

外国人への対策講座を設け、情報取得と学習の機会を提供する(写真はイメージ)

 個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパン(山下一仁社長、東京都新宿区)は2019年9月6日(金)、グループで運営する日本語学校のノウハウを生かし、特定技能1号技能測定試験「外食業・飲食料品製造業・宿泊業」向けの受験対策講座を開くと発表した。

 入管法の改正で新たな在留資格「特定技能」が新設され、企業は「特定技能1 号」として認定された外国人を上限5年まで雇用できる。同技能として認定されるためには、日本語能力試験と共に分野ごとの「技能試験」を受験する必要がある。在留資格「特定技能」での外国人受け入れは、日本の労働人口の減少に対する解決策の1つとして注目されつつも、外国人への周知や「技能試験」対策の準備が進んでいない現状があった。

 同社グループは、外国人への説明の機会と対策講座を設け、外国人に情報の取得と学習の機会を提供する。今回は、外食業、飲食料品製造業、宿泊業に向けた対策講座を実施するが、国内での試験実施日時の発表があった業種から、幅広く対応をしていく考え。同取り組みを通じて、外国人の日本企業への就職の機会の拡大と日本企業の人材不足解消に寄与していく。

講座概要

【宿泊業】

対策講座:2019年9月13日(金)~10月2日(水)毎週月・水・金の全9回

講座時間:午後6:30~8:30(2時間、休憩あり)

申し込み日時:2019年9月3日(火)~9日(月)

費用:初回特別価格2万9,800円(通常価格:5万9,800円)

【飲食料品製造業】

対策講座:2019年9月25日(水)~10月14日(月)毎週月・水・金の全9回

講座時間:午後6:30~8:30(2 時間、休憩あり)

申し込み日時:2019年9 月2 日(月)~18 日(水)

費用:初回特別価格2万9,800円(通常価格:5万9,800円)

【外食業】

対策講座:2019年10月14日(月)~11月1日(金)毎週月・水・金の全9回

講座時間:午後6:30~8:30(2 時間、休憩あり)

申し込み日時:2019年10月上旬

費用:初回特別価格2万9,800円(通常価格:5万9,800円)

実施場所

株式会社明光ネットワークジャパン 西新宿本社 セミナールーム

住所:東京都新宿区西新宿7丁目20番1号

(住友不動産西新宿ビル 29F/30F/32F(受付30F))

備考:

※掲載内容は発表時点の情報となる。そのほかの詳細は、株式会社明光ネットワークジャパン経営企画部のご担当者にご確認をお願いする。

 株式会社明光ネットワークジャパン 経営企画部 tel=03-5860-2112

【特集No.533】旅館ホテル組合と警察署が協定 外客対応など“別府モデル”全国へ

2019年9月10日(火) 配信

 大分県別府市旅館ホテル組合連合会(西田陽一会長)と別府警察署(佐藤由布美署長)は8月26日、同署内で「外国人旅行者などの対応に関する協定書」の調印式を行った。旅館やホテルで外国語対応が可能な人材が「通訳人」としてトラブル解決に協力する。併せて両者は風俗営業法ガイドラインも作成した。「接待」と「接客」の定義を明確にし、「接待」行為に当てはまらない宿泊施設は「風俗営業許可証の返納」への道筋も示された。旅館・ホテルと警察署が連携して「安全で安心な観光地」を目指す“別府モデル”が始動した。
【増田 剛】

 「外国人旅行者などの対応に関する協定書」は、別府市を訪れた外国人旅行者が困ったときに、市内の宿泊施設に勤務する語学堪能な人材がトラブル解消などに積極的に協力し、「安全で安心な別府市を目指していく」という内容だ。

 現在、別府警察署には、外国語の通訳が可能な警察官が約10人在籍している。しかし、3交代勤務のため、常時そろうことはなく、対応言語も英、中、韓国語など限られている。急増する外国人旅行者への対応に苦慮していた。

 9月20日には、ラグビー・ワールドカップ2019が開幕する。大分県内でも試合が開催され、外国人旅行者のさらなる増加が見込まれる。

 このような状況のなか、佐藤署長は「以前から別府市旅館ホテル組合連合会と対策を模索していた。今回の協定は課題解決の一つの方策となる」と両者の協力関係の強化に期待を寄せた。

 佐藤署長によると、6月13日に開かれた別府警察署協議会で、「訪日外国人対策」について委員に諮問を行ったところ、「『旅館・ホテルには外国語対応が可能な人材が豊富。旅館ホテル組合連合会の協力体制を整備することで、お互いに有用なシステムができるのではないか』との意見もあった」という。

 この意見に基づいて、両者が協議を重ねていった。意向調査では、同市内16施設66人の従業員が協力可能で、対応言語は7カ国語に及ぶ。

 今回調印した協定では、物の遺失や拾得、迷子(行方不明)、盗難被害届など、犯罪捜査に至らない程度の事案(警察事象)が対象となる。外国語対応が可能な66人は「通訳人」として無償で協力する。

 警察事象が発生し、警察で外国語対応ができないときには、警察官が当事者とともに、「通訳人」が勤務する宿泊施設に出向く。警察から「通訳人」への依頼は午前9時から午後5時までとし、30分程度を想定している。

 協力する旅館やホテルには英、中、韓、タイ語の「質問票」を備えている。外国人旅行者が「困っていること」を事前に記入することでスムーズな処理が可能になる。

安心して働ける 職場環境づくりへ

 一方、別府市旅館ホテル組合連合会の西田会長は、「困ったお客様には親切丁寧に接し、“別府温泉のファン”を増やしていきたい。そのために我われ組合は、別府警察署に最大限の協力をしていく」と強調した。「観光産業が成長し、地域に貢献し続けるには、これまで以上に安心して過ごせる安全な社会の確立が不可欠」との考えからだ。

 それだけではない。「優秀な人材を採用していくには、スタッフが安心して働ける職場環境づくりが必要」との視点から、別府警察署の指導のもと、「風俗営業法ガイドライン」を作成した。…

【全文は、本紙1766号または9月18日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

〈旬刊旅行新聞9月11日号コラム〉箸で食べると美味しい 繊細で、舌の上で味が何層にも広がる

2019年9月10日(火) 配信

お箸で食べると美味しい

 今夏は、出張する取材が続いた。新聞記者の仕事は、取材を終えた時点では、まだ仕事のスタートラインに立ったに過ぎず、この秋は会社のパソコンの前で一つずつしっかりと、特集記事にまとめようと決心した。

 
 そんなわけで、先週は月曜から金曜日まで、取材に出ることなく、机に座ってパソコンの画面に映る文字と格闘していた。
 
 毎日、規則正しく机の前で記事を書き続けていると、昼食も規則正しくなった。こう書くと、健康的な食生活になったように受け止められるかもしれないが、そうではない。月曜日から金曜日まで、会社近くのコンビニエンスストアで、同じ弁当を食べ続けてしまった。
 
 同じものを食べ続けることは、自分ではよくあるのだ。
 
 20代のころに働いていた会社では、近くにカレー店があり、1カ月で、昼夜を合わせて32食を食べたことがあった。別に「記録を作ろう」といった野心があったわけでもなく、「気づいたらそこにいた」というだけだ。上京してすぐのころは、マンションの隣にあった定食屋さんで毎晩、肉野菜炒め定食ばかりを食べ続けた。
 
 食に対するこだわりが弱いのか、「今日は何を食べよう」と考えるのが面倒くさいのか、気づいたら同じものを飽きるまで食べ続ける傾向にある。
 
 だが、こんな私でも食事の際にこだわるものがある。それは、この料理を「何で食べるか」だ。
 
 私は今のところ、幸いにも、箸とフォークとスプーンを使うことができる。この3つから自分の好きなもので食べる選択が可能だ。
 
 例えば、牛丼や親子丼、そぼろ丼などは、スプーンが用意されている店もあるが、私は必ず箸で食べる。グラタンやガパオライスもスプーンではなく、フォークだ。コーンバターも、スプーンで食べると一掬いで口に持っていけるが、フォークで食べた方が美味しいし、場合によっては先端の細い箸で一粒ずつ摘まみながら食べた方が、さらに美味しく感じる。
 
 以前、イタリアの高級ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」が上海で予定されていたファッションショーの宣伝動画で、アジア人女性がピザやスパゲティーを箸で食べようとして上手くいかないシーンを描き、「人種差別だ」と感じた中国で大炎上した。私がこの動画を見た率直な感想は、「滑稽さ」だった。
 
 「スプーンよりもフォーク、箸はさらに高度で複雑な指と脳の動きが必要である。その「箸を使う文化」のアジアを茶化したように映ったからだ。動画が何を表現したいのかが、どうしても理解できなかった。
 
 手や腕が自由に動かない人に、自動で口まで料理を運ぶ食事介助ロボットも開発されている。しかし、可能であるなら、人は自力で料理を自分の口に運びたいはずだ。私もそうである。なぜなら、その方が美味しいからだ。
 
 簡単にスプーンで掬って口の中に放り込むよりも、七面倒くさい箸の先端を駆使して口にする料理は、とても繊細で、舌の上で味が何層にも広がる。アジア人がフォークではなく、箸を選んだのは、きっと「その方が美味しい」と分かっていたからではないかと思う。箸を使うことによって、“より手の込んだ”美味しい料理を作ることが可能になったのだと誇りに思っている。
 (編集長・増田 剛)

 

 

 

日本最大級ハロウィンの祭典”カワハロ” 東京ゲゲゲイが登場

2019年9月10日(火)配信

ハロウィン・パレード(写真はイメージ)

 日本最大級のハロウィンイベント「カワサキ ハロウィン2019」(通称:カワハロ)が、2019年10月1日(火)~31日(木)までの期間、神奈川県のJR川崎駅周辺や各商業施設、各商店街で開幕する。昨年2,200人が参加した「ハロウィン・アワード」は27日(日)、新企画となる長さ50㍍の巨大ランウェイで子供が主役になれる「カワハロランウェイ」を26日(金)に実施する。

 今回は、平成から令和に新元号が変わったことから 「新時代への挑戦」をテーマに、未来ある若手クリエイターやパフォーマーを積極的に起用し、新たな時代の幕開けを象徴するカワハロを目指す。2020年に向けて、そして日本最大級のエンターテイメントとして、言語や国境、性別を超えたカワハロの魅力を未来に向けて発信していくことに努める。

今年のキービジュアルは「東京ゲゲゲイ」!ハロウィン・パレードに初登場

今年のカワハロキービジュアルは「東京ゲゲゲイ」

 カワハロの目玉でもある「ハロウィン・パレード」。昨年好評を博した、新川通りの全6車線を完全に封鎖したダイナミックなパレードは、日本最大級の大規模ハロウィンパレードだ。全長約1.7㌔のコースを、全国から集まる個性豊かな衣装に身を包んだ多くの参加者が、大通りを踊り歩く。

 パレードを先導するフロート車には、今年のカワハロキービジュアルである「東京ゲゲゲイ」が登場。今年のカワハロを象徴するように、パレードの先頭でダンスパフォーマンスやDJを披露し、パレードをさらに盛り上げる。

 世界で活躍するアーティスト集団「東京ゲゲゲイ」。カワハロプロジェクトチームが数年前から彼らにオファーし続け、ついに令和初のカワハロへの出演が決定した。キービジュアルは、川崎が誇る「工場夜景」をバックに撮影。芸術的・前衛的なカワハロの魅力や、多様性に富んだ川崎のイメージを世界に向けて発信する。

「ハロウィン・パレード」開催概要

日時:2019年10月27日(日)午後2:00~4:00

場所:川崎駅東口エリア

 (駅前京急線高架下通り~市役所通り~平和通り~新川通り)

出演:東京ゲゲゲイ、ほか

※「ハロウィン・パレード」の参加申し込みは、最下にある公式Webサイトから

【10/27(日)開催プログラム】

パレード参加者約2千人が参加する「ハロウィンアワード」

昨年のハロウィンアワードグランプリ

 個性的・クオリティの高さ・楽しみ方などあらゆる面から参加者の仮装を評価し、優秀仮装を決める伝統の「ハロウィンアワード」。昨年より審査方法を大幅にリニューアルした。

 審査員が会場の川崎駅周辺エリアに自ら飛び出して、個性的な仮装者を見つけに行ったり、公式アプリ上に参加者に多数の写真をアップしていただいた中から、もっともカワハロらしいアイデア、クオリティ、そしてエンターテイメント性を評価して、グランプリをはじめ、各賞を決定していく。

 グランプリには、賞金50万円を贈呈するほか、各賞入賞者にも賞品を贈呈する。

「ハロウィン・アワード」開催概要

日時:2019年10月27日(日)終日

場所:カワハロ会場エリア全体

審査:審査員回遊、ステージ審査

結果発表:2019年10月31日(木)

 ※詳細は後日、カワハロのwebサイトで発表される。 

毎年恒例の大人気イベントも開催!

「ダンシング・パンプキン」(アフターパーティー)

 毎年人気が高いパレード終了後のアフターパーティー「ダンシング・パンプキン」。ステージでは、パレード参加DJやパフォーマーが登場し、夜のカワハロを盛り上げる。昼間とは違い、夜の暗闇の中でよりリアルさを増したパフォーマンスにも注目!

<「ダンシング・パンプキン」開催概要>

日時:10月27日(日)午後4:00~10:00 ※予定

場所:ラ・チッタデッラ フットサルコート特設ステージ

その他のプログラムも随時情報解禁!

・今年初開催!川崎の「工場夜景」とのコラボ企画「ハロウィンナイトクルーズ」

・カワハロ第1回からの定番人気企画「ロッキーホラーショウ」

・大人気企画!名作ホラー映画「ZOMBIE」の音楽を生演奏上映「ゴブリン」公演

※その他、さまざまなプログラムを用意。決定次第、最下のwebサイトで発表する

※カワハロの各種プログラムへの参加申込やイベント詳細は、最下の公式webサイトから

【10/26(土)開催プログラム】

 今年初企画となる、子供とファミリーが長さ50㍍のランウェイ楽しむ「カワハロランウェイ」を開催する

カワハロランウェイ(写真はイメージ)

 川崎駅東口にある商店街「銀柳街」のアーケード内に、長さ約50㍍のランウェイが出現。約1,500人のお子様とファミリーが、思い思いの仮装で登場し、スポットライトを浴びてハロウィンの街の主役になれる新企画。

<「カワハロランウェイ」開催概要>

日時:2019年10月26日(土)午前11:00~午後5:00 ※予定

場所:銀柳街 アーケード内

料金:1組500円

参加者:キッズ、ファミリー限定

申し込み方法:カワハロ公式webサイトから事前申込

復活企画!ハロウィンをテーマにした縁日などが家族で楽しめる「キッズ・ハロウィン・パーク」

 ファミリーに人気が高い「キッズ・ハロウィン・パーク」が復活。ハロウィンをテーマにした縁日のほか、ブースやステージなど家族で楽しめるイベントがいっぱいだ。

<「キッズ・ハロウィン・パーク」開催概要>

日時:2019年10月26日(土)午前10:00~午後5:00

場所:ラ・チッタデッラ フットサルパーク内

カワサキ ハロウィン公式webサイト

奈良県に「蔦屋書店」2020年春開業予定 観光振興施設の役割担う

2019年9月10日(火) 配信

施設イメージ

 関西TSUTAYA(能登康之社長)とプレシード・パートナーズ(宮崎俊夫代表)は2020年春、奈良県奈良市に「奈良 蔦屋書店」をオープンする。県が進める 「大宮通り新ホテル・交流拠点事業」における会議場・観光交流拠点「奈良県コンベンションセンター」内に開業し、観光振興施設としての役割を担う。

 関西TSUTAYAが同施設の企画を、プレシード・パートナーズが運営を行う。コンセプトは“文化に囲まれ、好奇心の扉を開く場”。県内の観光や地元の名産品、奈良ならではの新しい知識の発見がある本・雑貨を提案していく考え。

 地域最大級の座席数となる「BOOK & CAFE」を通じ、近隣住民が日々使いたくなるような地域コミュニティ拠点と、国内外の観光客が寛げる空間を目指す。

大宮通り新ホテル・交流拠点事業について/奈良県公式ホームページ
http://www.pref.nara.jp/44892.htm
Nara Prefecture

関西TSUTAYA 概要

社名:株式会社関西TSUTAYA

設立:2017年2月27日

本社:大阪府吹田市垂水町1-56-16

代表:能登康之

代表電話番号:06-7634-7950

事業内容:「TSUTAYA」の運営及び、 関西エリアにおけるTSUTAYAフランチャイズ事業

プレシード・パートナーズ 概要

社名:株式会社プレシード・パートナーズ

設立:2014年4月30日

本社:東京都目黒区青葉台4-7-1プラトーヴェール3階

代表:宮崎俊夫

代表電話番号:03-5452-4592

事業内容:「TSUTAYA」、 「ベーカリーカフェ リトルマーメイド」の企画、 運営

11%増の737億円要求へ JNTO体制強化 最多の配分 20年度観光庁予算の概算要求

2019年9月10日(火) 配信 

概算要求の表 観光庁資料より

 観光庁は2020年度予算の概算要求で、東北復興枠を除き、前年度予算比11%増の737億400万円を求めた。うち、国際観光旅客税(出国税)を充当する項目は同7%増の520億円だった。新規事業はDMOが主体となる情報プラットフォーム構築と海外への教育旅行。全項目のなかで、日本政府観光局(JNTO)の体制を抜本的に強化するなどの「戦略的なプロモーションの実施」に、最も多い配分の約118億円を計上。政府目標である2020年の訪日客4千万人達成へ「即効性のある事業」を用意した。

【平綿 裕一】

 20年度の概算要求総計は、770億9900万円とした。出国税の520億円、一般財源の209億8700万(同21%増、事務費などの約7億円除く)、東北復興枠の33億円(同25%減)を合わせたもの。

 出国税で定められている使途の大枠は3つ。ストレスフリーで旅行できる環境の整備と、情報発信、体験滞在の満足度向上となる。3つの大枠に沿って各事業が枝分かれしていくが、現状はどのような使い道かは決まっていない。執行時に関係省庁へ配分する額も未定。

 観光戦略実行推進会議の場など活用し、民間有識者の意見を踏まえ、今後の予算編成過程で決めていく。出国税の予算額については、18年度の出国者ベース(外国人3200万人、日本人2千万人)で算出した。

 一般財源の柱は3つ。1つ目の「戦略的な訪日プロモーションの実施」は同30%増の126億7400万円を要求した。一般財源の半分以上を占める。2つ目の柱は「地方誘客の促進」で同9%増の15億9千万円、残りは「受入環境整備の
向上」で同10%増の60億2300万円を求めた。

 とくに訪日プロモーション施策のうち、「一元的な情報発信・地方誘客に向けたJNTOの体制強化」は117億5100万円の内数(JTNO交付金)と全項目で最高額を計上した。「来年度概算要求の大きな柱」(観光庁)とする。

 JNTO体制強化の軸は2つ。デジタルマーケティングと地域連携となる。

 デジタルマーケティングでは、JNTO内にあるデジタルマーケティング室を格上げし、デジタルマーケティングセンターを作る。訪日客の属性などのデータ収集は、今年度事業である程度可能になった。

 ただ、収集したデータをいかに分析するかが不十分なため、「データ分析の高度なスキルをもった人材を充てていきたい」とする。

 もう一方は地域連携の強化となる。「これまで地方自治体やDMOらと密に情報共有ができていなかった。ここを強化し、デジタルマーケティングで分析したデータをフィードバックする」(同)。JNTOと地域の好循環を生むため
の体制強化を進めていきたい考え。

 重点20市場の拡充もはかる。20年4月からは、中東地域とメキシコ、スイス、ニュージーランド、オランダを追加。重点25市場とする。併せて、観光統計の整備に7億円(同7%増)を計上して、新たな市場を含み市場を的確に把
握できるようにしていく。

 このほか、「東アジア市場のテコ入れが必要」とし、アジア市場向けの大規模プロモーション事業を盛り込んだ。

 なお、JNTOの海外事務所設置については、広州は今年中に、ドバイとメキシコシティは来年度中に開設する見通しだという。 

新規事業は2つ 教育旅行とDMOを

 相互交流に力を入れる。新規事業として「教育旅行を通じた青少年の国際交流の促進」に2千万円を要求する。教育旅行の現状分析や課題整理、諸外国との協議のほか、普及啓発活動を行う。

 現状、全体の海外教育旅行生徒数は増えているが、中国など一部市場は減り、2国間のギャップが拡がっている。

 来年度は中国市場をメインに進め、将来的にはインドや豪州など溝が広がる国へのアプローチもしていきたい考え。

 もう一方の新事業は「DMOによる宿泊施設等と連携したデータ収集・分析事業」で、1億6千万円を充てた。地域内の宿泊施設や観光施設などが集めた観光客データを、DMOに一元的に集約するためのプラットフォームを構築する。

 DMOがプラットフォームに集積したデータを分析して戦略を決め、地域の観光関連事業者に提供する流れをつくる。DMOの集めたデータは、JNTOのデジタルマーケティングセンターにも集積される見通し。

継続事業に新メニュー ブレジャーで消費増へ 

 「MICE誘致の促進」は3億1100万円で、同99%と伸び率では全項目中最も高い。MICE市場は世界で約30兆円といわれている。しかし、インセンティブ旅行は取り組みが遅れていると指摘がある。このため、インセンティブ旅行に
かかる特別なコンテンツ創出を進める。

 併せて国際会議などで日本を訪れる外国人旅行者への「ブレジャー」促進をはかる。ブレジャーはビジネスとレジャーを合わせた造語。出張の前後に休みをつけて、観光を楽しむといったもの。会議だけでなく、観光地を巡っ
てもらうことで、長期滞在による消費額増加を狙う。

 ブレジャー市場は旅行会社とも相談しながら開拓していく。インセンティブとブレジャーの両事業で8千万円を求めた。

 「観光産業における人材確保・育成事業」(2億4700万円、同53%増)では、初等中等教育から観光を学べるよう環境を整える。

 「幼い時から、観光というものを意識してもらいたい。ただ、(教育機関側からは)どのように指導すれば良いかわからないといった声が多い」という。このため、観光教育に活用できる教材などを作成・集約し、「観光教育
ポータルサイト」を構築。モデル事業やシンポジウムなども行う。

 「訪日外国人旅行者受受入環境整備緊急対策事業」(60億300万円、同10%増)の新メニューでは、トイレの洋式化を加えた。これまでもトイレの洋式化や機能向上はあったが、水洗式トイレのみが対象だった。

 未だ地方部などの人里離れた観光地に汲み取り式トイレがあり、評判が悪いという。新メニューでは、汲み取り式を水洗化するための浄化槽整備事業を支援していく。

民泊は14億円計上 違法物件の特定へ

 「健全な民泊サービスの普及」は同1%増の14億円を計上した。営業日数などの自動集計機能を、現システムに追加する改修を提示。今年度で構築した違法性が疑われる物件の特定するシステムも来年度に運用開始させたい考え。

税制改正要望 免税店の増加を 

 免税店の増加を狙う。現状は本人確認などの免税手続きを行う人員の配置が必要だが、顔認証ができる機器を設置した場合、人員配置を不要とするよう求めた。従業員を介さず販売する物品も免税対象としてほしいといった新
たな需要に対応するカタチだ。

 同庁が想定するのは、空港などでIoT技術を搭載した自動販売機が、ぬいぐるみや化粧品、五輪関連グッズなどを販売するような場面だ。

 従来の自動販売機は飲み物だけを販売するものが主流だったが、それでは免税対象となる5千円にはとどかなかった。ただ、今後は高額な商品も自動販売機で売り出される動きが進むと判断し、市場拡大前に先手を打つ。

 財政当局と調整中だが、自動販売機などで販売する場合でも、1つの免税店としてカウントする見通し。なお、19年4月現在で、全国の免税店数は5万198店に上る。

組織・定員要求 

 災害時などに外国人旅行者へ情報提供など的確に行うため、「外客安全対策官」を要求する。国際観光部にぶら下がる予定で、本省で5人、対応する運輸局に20人を要求する。

JR九州とANA、新幹線車両基地の見学会とフリーきっぷのマイル償還サービスを実施へ

2019年9月9日(月) 配信 

ANAのマイルで新幹線の車両基地見学会ツアーとフリーきっぷに交換できるサービスを始めた

 九州旅客鉄道(JR九州、青柳俊彦社長、福岡県福岡市)と全日本空輸(ANA、平子 裕志社長、東京都港区)はこのほど、新幹線車両基地の見学ツアーとJR九州フリーきっぷのマイル償還サービスをスタートした。利用者の利便性の向上で、新しい旅の価値を提供し、地域への誘客をはかる。

 両社はこれまで、ANAの観光情報多言語サイト「Japan Travel Planner」で、JR九州の観光列車「D&S列車」の特集し、国内外に発信。このほか、九州北部エリアをおトクに周遊できる訪日外国人向け鉄道周遊きっぷ「ANA & JR KYUSHU RAIL PASS」をANAの機内で販売してきた。

取り組み概要

JR九州の新幹線車両基地「熊本総合車両所」の見学ツアー

 熊本総合車両所では、日々JR九州が所有する新幹線の整備と点検を行っている。今回は、ANAマイレージクラブ会員限定ツアーとし、通常の見学では見ることのできない場所への案内も予定し、両社の特色ある取り組みを実施することで新たな旅の価値を提供する。
実施内容:
・新幹線基地「熊本総合車両所」の見学
・800系新幹線またはN700系新幹線の車内見学
・新幹線基地内での写真撮影
・子供向け制服着用による写真撮影
開催日:11月30日(土)
申込(抽選)期間:9月13日(金)~11月1日(金)
※申し込みの対象はANAマイレージクラブ会員のみ
※抽選で当選した人のみ、見学ツアーとマイルを交換することが可能
必要マイル数 1千マイル
定員数:40人
その他:・申し込み方法など詳細は、ANA SKY WEBで確認できる。
    ・実施内容は、車両運用上の都合などにより、急遽内容の一部変更または中止になる場合がある

 

JR九州フリーきっぷのマイル償還サービス

 九州への観光客の利便性向上のため、航空と鉄道を一貫して利用できるようJR九州フリーきっぷをマイルにて交換できるサービスを提供する。自然や食、歴史など世界に誇る多種多様な魅力を有する九州を、航空と鉄道で広域にわたって堪能できるサービスとなっている。
サービス提供期間:11月1日(金)~12月31日(火)
提供商品:

フリーきっぷ引換可能期間:2020年4月30日まで
その他 :
・当サービスの利用対象となる人は、サービス提供期間中に羽田発九州方面へのANA運航便を予約/購入したANAマイレージクラブ会員となる。
・マイル交換の手続きが完了後、約3週間を目安にフリーきっぷのバウチャー券(引換券)を郵送する。マイル交換からフリーきっぷの利用希望日まで、3週間を切っている場合は、受け付けない。バウチャー券を持っていない場合も、フリーきっぷとの引き換えはできない。
・その他詳細は、ANA SKY WEBで確認できる。

 

 

 

 

 

日本旅行、教育旅行を通して「第1回 TABLE FOR TWOアワード」のPR部門で3位を獲得

2019年9月9日(月) 配信 

表彰式のようす

 日本旅行(堀坂明弘社長)はこのほど、世界の食の不均衡解消を目指す日本発のNPO法人TABLE FOR TWO International(TFT)主催の「第1回 TABLE FOR TWOアワード」のPR部門において、ミューズとコラボレーションした取り組みで3位を獲得した。

 同NPO法人は、社員食堂や店舗でヘルシーメニューを売り上げた際、1食につき飢えに苦しむ子供の給食費1回分に当たる20円を寄付している。

 これまで企業や官公庁、大学、病院など719団体が参加。約7100万食をウガンダやルワンダ、エチオピア、タンザニア、ケニア、フィリピンに届けてきた。

 同アワードには、PR部門22件のほかメニュー・ドリンク部門22件と運動部門7件、商品・サービス部門10件がエントリーした。活動報告会に参加したTFT導入企業のCSR担当者など約200人が1人5票を投票し、表彰した。

 日本旅行は同NPO法人の取り組みに賛同し、芸能プロダクションのミューズとともにTFT検定プログラムを作成し、同NPO法人の取り組みをPRしている。 

 両社は「TFT検定2019 公式テキスト」も作成し、契約施設と共に開発したヘルシー弁当と合わせて、修学旅行用に中高生に提供。これにより学生が社会に貢献し、SDGsについても学べようにした。

ヘルシー弁当と一緒に提供した「TFT検定2019公式テキスト」