ベンツ日本と星野リゾートがコラボ 宿泊客へのレンタル開始

2019年1月28日(月) 配信 

メルセデスベンツ×星野リゾートイメージ

メルセデス・ベンツ日本(上野金太郎社長、東京都品川区)と星野リゾート(星野佳路代表、長野県軽井沢町)は、星野リゾートの一部施設にメルセデス・ベンツを配備し、滞在中に利用できるサービスを2019年1月25日(金)から開始した。

 両社は、「ニッポンの旅を、クルマでもっと楽しもう」という想いのもとコラボレーション。今回のサービスは、メルセデス・ベンツを気軽に体験できる取り組み「Tap! Mercedes!(タップ!メルセデス!)」の第3弾として実施する。

 メルセデス・ベンツ日本は、2018年1月から「日本を生きるあなたへ。」という広告キャンペーンを展開し、日本の利用者に喜ばれる活動に注力してきた。一方、星野リゾートは季節感や地域の個性を生かした企画を実施し、旅行者が日本の魅力を再発見できる機会を提供してきた。新サービスは、こうした両社の想いが合致し実現したもの。旅先を満喫するうえで最適なメルセデス・ベンツを滞在先に用意することで、旅の楽しみ方を広げ、日本の魅力を再発見して欲しいと考えている。

サービス概要

予約受付/サービス開始日:2019年1月25日(金)から

実施施設/配備車両:

星のや軽井沢…メルセデス・ベンツ GLC(1台)

利用料金(税込)

3時間 6時間 9時間 12時間 24時間
6,000円 10,000円 13,000円 16,000円 21,000円

星野リゾート OMO7 旭川(おもせぶん)…メルセデス・ベンツ GLA(1台)

利用料金(税込)

3時間 6時間 9時間 12時間 24時間
3,500円 6,000円 8,000円 10,000円 14,000

利用方法:

 対象施設の宿泊客限定で利用可能。宿泊予約後、または現地で案内される車両予約サイト「Mercedes-Benz Rent(メルセデス・ベンツ レント)」を通じ、インターネット上で予約・決済などの手続きを行う。サービス詳細は、以下URLから確認できる。

「Tap! Mercedes!」について

 現在メルセデス・ベンツ日本では、最高のブランド体験“Best Customer Experience”を目指し、利用客に期待以上の満足感を得てもらうための活動に注力している。 「Tap! Mercedes!(タップ!メルセデス!)」はその一環として2018年8月にスタートしたもので、スマートフォン1つで気軽に、より多くの人にメルセデス・ベンツの魅力を体験してもらうための取り組み。

DMM.com 「DMMスクラッチめくたび」第3弾を発売 4施設が対象

2019年1月28日(月) 配信 

最大で宿泊料が無料になる

DMM.com(片桐孝憲最高経営責任者、東京都港区)は1月28日(月)から宿泊割引クーポンサービス「DMMスクラッチめくたび」の第3弾を売り出した。パソコンとスマートフォンで購入可能。1枚500円でその価格以上の割引クーポンなどが必ず当たる。

 今回の対象施設は1泊1人当たり1万円以上の高級旅館とホテルの4カ所。最大で宿泊料が全額無料になる。20~80%の割引クーポンは施設が決める最大人数まで適用できる。クーポンは2月11日(月)から最大6カ月間有効だ。

第3弾「DMMスクラッチめくたび」概要

 

販売期間:1月28日(月)~2月27日(水)10時59分

発売枚数:各500枚限定(売り切れ次第終了)

有効期限:2月11日(月)から3~6カ月(施設によって異なる)

クーポン取得方法:購入後14日以内に購入時に登録された住所にクーポン券が郵送される

対象施設

■飯坂ホテル聚楽

 飯坂温泉は宮城県の秋保温泉・鳴子温泉とともに「奥州三名湯」と謳われる名湯で、東北一の規模を誇る。日本最古の温泉としても知られ、温泉街には風情のある建物が多くレトロな街並みが人気だ。
<東京方面からのアクセス>
車の場合:東北自動車道経由 約3時間40分
電車の場合:東北新幹線経由 約2時間 (最寄り:飯坂温泉駅)
※ホテル⇔飯坂温泉駅間の無料送迎有り
<クーポンラインナップ>
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A 賞 ペア宿泊券(1泊2食付き)
参考価格(1人当たり) 12,500円→無料!
B 賞【80%OFF】ペア宿泊割引券(1泊2食付き)
参考価格(1人当たり) 12,500円→2,500円!
C 賞【60%OFF】宿泊割引券(1泊2食付き) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 12,500円→5,000円!
D 賞【40%OFF】宿泊割引券(1泊2食付き) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 12,500円→7500円!
E 賞【20%OFF】宿泊割引券(1泊2食付き) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 12,500円→10,000円!
Wチャンス賞 90分飲み放題フリーパス ※グループ全員に適用可
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■わか松知多

 知多半島の海側に位置する内海温泉。わか松 知多は目の前に伊勢湾の広がるのオーシャンビューの絶景が広る。旅館を一歩出れば、眼下に広がる砂浜と海のせせらぎで非日常の滞在ができる。
<東京方面からのアクセス>
車の場合:新東名高速道路経由 約4時間40分
電車の場合:東海道・山陽新幹線経由 約3時間10分(最寄り駅:内海駅)
※ホテル⇔内海駅間の無料送迎有り
<クーポンラインナップ>
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A 賞 ペア宿泊券(1泊2食付き)
参考価格(1人当たり) 19,400円→無料!
B 賞 ペア宿泊券(素泊まり)
参考価格(1人当たり) 10,800円→無料!
C 賞 【70%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 10,800円→3,240円!
D 賞 【50%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 10,800円→5,400円!
E 賞 【30%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 10,800円→7,560円!
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■伊東小涌園

 伊東温泉湧出口は722口(現用295口)を数え、毎分約3万1520リットル(25~68℃)にものぼる豊かな湯量は全国有数(静岡県では一番)を誇る。
<東京方面からのアクセス>
車の場合:東名高速道経由 約3時間
電車の場合:東海道山陽新幹線経由、約1時間20分(最寄り駅:伊東駅)
※ホテル⇔伊東駅間の無料送迎有り
<クーポンラインナップ>
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A 賞 ペア宿泊券(1泊2食付き)
参考価格(1人当たり)17,280円→無料!
B 賞 ペア宿泊券(素泊まり)
参考価格(1人当たり) 10,000円→無料!
C 賞 【70%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 10,000円→3,000円!
D 賞 【50%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 10,000円→5,000円!
E 賞 【30%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 10,000円→7,000円!

■ゆとりろ西伊豆

 土肥温泉は西伊豆では最も古く、歴史のある温泉だ。駿河湾が近く、夏は海水浴、冬は温泉と年中問わず人気の温泉地だ。

<東京方面からのアクセス>
車の場合:東名高速道経由 約3時間
<クーポンラインナップ>
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A 賞 ペア宿泊券(1泊2食付き)
参考価格(1人当たり) 18,360円→無料!
B 賞 【50%OFF】ペア宿泊券(1泊2食付き)
参考価格(1人当たり) 18,360円→9,180円!
C 賞 【30%OFF】宿泊割引券(朝食付き) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 15,120円→10,584円!
D 賞 【30%OFF】宿泊割引券(素泊まり) ※グループ利用可
参考価格(1人当たり) 12,960円→9,072円!
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観光庁ら3庁が連携 「スポーツ文化ツーリズムアワード2018」表彰式開く

2019年1月28日(月) 配信 

入賞者らと田端長官(右から3番目)、宮田長官(同4番目)、鈴木長官(同5番目)

スポーツ庁、文化庁、観光庁の3庁は1月24日(木)に羽田空港ターミナル内で、第3回「スポーツ文化ツーリズムアワード2018」の表彰式を開いた。表彰式後には3庁の長官がトークセッションを行った。表彰式ではマイスターとチャレンジの2部門で、計5団体が受賞した。

 スポーツ庁の鈴木大地長官は代表者あいさつで、「スポーツ文化ツーリズムの取り組みが、各地域に大きな実りをもたらすように皆様と協力して進めていきたい」と語った。3庁でのアワードは今年で3回目となる。3庁が手を組み、新たな日本ブランドを確立、発信して、訪日外国人旅行者を増やし、国内活性化をはかっていく狙い。

 マイスター部門では3団体が入賞した。サイクルツーリズムを行う「ツール・ド・ニッポン」では、全国でイベントを開催するなか、地域の特性に合わせて内容を変え、海外からの誘客につなげる仕組みなどが評価された。

 カヤックで農業用水路を下る「イデベンチャー」は、地域の文化資源である農業用水路を活用し、スポーツアクティビティに転換している。スポーツとエコロジーを上手く掛け合わせた点も評価の対象となった。

 雪かきをアクティビティとした「国際スポーツ雪かき選手権」は、「雪かき」という社会問題を逆転の発想でスポーツ化した。新たなスノースポーツであり、社会貢献・地方創生につなげている点が評価を受けた。

スポーツ文化ツーリズムアワード2018

 一方、チャレンジ部門には残り2団体が入賞した。夜のボートクルージングを行う「十勝ナイトリバークルージング」は、自然を上手く活用したナイトタイムエコノミー(夜遊び経済)の取り組み。訪日外国人旅行者を含め、今後の発展が期待できる点が入賞理由となった。

 「世界一自由な空へ 翼に乗っていこう 南陽は空もバリアフリー 空飛ぶ車椅子体験」は、日本で唯一、車イスのパラグライダーフライトを行う。車イス利用者だけでなく、視覚障害者などにもスポーツをする楽しみを届ける取り組みとして入賞した。

 ※マイスター部門:過去3回以上のイベント開催実績または3年以上継続的な取り組みであり、国内外の観光客の増加に寄与しているもの

 ※チャレンジ部門:マイスター部門の応募条件を充足しないが、1回以上の実施実績がある取り組みであり、地域への国内外からの観光客の増加効果が期待できるもの

トークセッション

トークセッションのようす

 ――今回のアワードの感想は。

 スポーツ庁(鈴木大地長官):「年々レベルが高くなっている。3庁は独立しているが、互いに連携することで、より大きなことができると実感してきている。スポーツにおける競争の面だけでなく、体験型の広義なスポーツをより発信してもらえたら」

 文化庁(宮田亮平長官):「私は雪国の生まれだが、雪国のつらい部分を、あえて、雪のない国に体験させるというのは素晴らしい。『まさか』の一言だ。新たな日本の資源になる」

 観光庁(田端浩長官):「バリアフリー旅行は非常に重要視している。バスの改良などハード面のアプローチはしてきたが、空を飛ぶという発想は我われにはまったくなかった。本当にいい取り組みだと思う。今後、しっかりと根付かせてほしい」

 ――2020年向けての取り組みは。

 スポーツ庁:「とくに武道ツーリズムと、アウトドアツーリズムに力を入れている。2つのプロモーション動画は、合計500万回以上の再生回数となっている。武道は日本の発祥。体験してみたいという訪日外国人旅行者が多くいて、各地には特色ある武道があるので、どんどん地方に送客したい」

 ――スポーツ文化ツーリズムによる地域活性化について。

 観光庁:「いわゆる、モノ消費からコト消費に向かっていることが、非常に重要な行政課題となっている。2018年の訪日外国人旅行者数は3119万人となったが、より地方に足を延ばしてもらい、長く滞在して楽しんでもらい、より消費してもらうことが必要になる。コト消費は地方において大きな可能性がある。外国人旅行者はアクティビティを重要視しているので、外国人旅行者の目線で取り組み、磨き上げることが大事になる」

事業者からヒヤリング 人気列車 マナー問題に 地方鉄道有識者会議

2019年1月28日(月) 配信 

会のようす

観光庁は1月25日(金)、訪日外国人による地方鉄道利用促進に向けた第2回の有識者会議を開いた。JR九州などの事業者にヒヤリングを行った。同社の人気観光列車は、日本人を大きく超える外国人旅行者が乗車する。ただ車内のマナー問題も明らかとなった。次回は地方自治体からもヒヤリングをし、年度内に「インバウンド誘客促進ガイドライン(仮称)」を策定する見通し。

 博多から由布院・別府間を走る特急「ゆふいんの森」は、今年の3月に30周年を迎える。同社の最も古い観光列車であり、一番人気だ。外国人旅行者の割合は、多いときは7~8割を占める。さらに30年経つ今も乗車効率は8割を切ることがないという。海外旅行博や台湾の旅行会社とセミナーを開くなど、積極的にPRしている。

 ただ課題もある。お客に対するWebアンケートで、荷物の置き方や車内で大声で話すなど、外国人旅行者に対する意見もあった。

 荷物置き方に関しては置き場を広げ、手ぶら観光などの取り組みを進めている。車内マナーについては、従業員からの声掛けなど、地道に注意喚起をするしかないと頭を抱える。

 高速バスなどを運行するウィラーは、北海道・JR釧網本線での取り組みを紹介した。現状、観光地の鉄道や路線・観光バスなどは、それぞれ価格や支払い方法が異なるところが多い。同社では、それぞれを1つの価格と予約、支払い方法に設定した。鉄道から観光地への2次交通も整えてシームレスにつないだ。

 具体的にはJR釧網線フリーパスや知床斜里駅発着路線・定期観光バス、摩周駅発着のレストランバスをまとめた。スマートフォンで手に入る電子クーポンとし、食事やイベントで割引を受けることができるようにした。

 北海道胆振東部地震の影響で減少したものの、外国人旅行者からは全体の3分の1の予約があった。

 一方で委員からは「日本にある鉄道を1カ所で把握できない」と、一元的に発信する仕組みが必要だと指摘があった。

 国鉄の分割民営化から30年以上が経つ。JR各社は独自で情報発信の方法を確立してきたが、外国人旅行者には分かりづらい面がある。今後は解決に向け、それぞれの垣根を取り払えるように、各社の歩み寄りが必要になりそうだ。

 なお、次回は2月21日の開催を予定する。地方自治体や各地域のDMOなどから話を聞く。このため田口芳郎参事官は「次回は委員の皆様の予定も鑑みて、地方開催を考えている」と述べた。

「たびらく」日本人の海外駐在員がすすめる飲食店を簡単に検索&予約

2019年1月28日(月) 配信

たびらく(鬼石真裕社長、東京都目黒区)は1月28日(月)、日本人の長期海外駐在員が厳選した世界各都市のベスト100飲食店を簡単に検索・予約できるサービス「たびらく」をリリースした。

 「たびらく」は食をはじめ、個々の旅行者に合わせてアクティビティや観光名所など旅行中のさまざまな行動への提案ができるよう、 AIの技術などを取り入れた「旅ナカの総合プラットフォーム」の提供を目指す。

 海外各地や世界共通のグルメレビューサイトは日本人の味覚・感覚と評価が異なる場合がある。そのギャップをなくすため、今回レビュアーを日本人に限定。さらに現地を知り尽くした“長期海外駐在員”に絞ることで、ガイドブックに載っていないマニアックで美味しい飲食店の提案を可能にした。また、あえて1地域当たりの掲載店舗数の上限を100までにし、本当にすすめたい飲食店だけを提案する( 都市によって掲載数が100店舗に満たない場合がある)。

 「たびらく」がリリース前に飲食店のレビューを募ったところ、長期海外駐在員がすすめる527店舗のうち、国内の大手予約サイトで予約できる店は18店舗と3%以下だったという(※1)。せっかく海外旅行へ行ったのだから、満席で希望レストランに入れないという事態は避けたいところだが、海外旅行では言語の壁によって個人予約がストレスとなるケースが多い。記者もニューヨークの人気レストランを予約する際に、現地の親戚に電話予約を頼んだ経験がある。こうした背景から、「たびらく」では同サイト内で簡単に“代理予約”を依頼できる機能を設けており、海外旅行の強い味方となってくれそうだ。

 なお、同社調べによると、レビュアーを“海外駐在員”に限定した飲食店の検索・予約サイトは日本で初めて。2019年内に予約数10万件を目標に掲げる。
※1:国内外のレストランのオンライン予約ができるウェブサイトとアプリ「オープンテーブル」で検索

「そうだ 京都、行こう。」 “二代目旅人”に柄本佑さんが決定

2019年1月28日(月) 配信 

ナレーション収録中の柄本さん

東海旅客鉄道はこのほど、「そうだ 京都、行こう。」の2019年春キャンペーンを開始し、2019年1月26日(土)から新CM「2019春はあけぼの・日の出篇」の放映を開始した。同キャンペーンは昨年秋に25周年を迎え、“初代旅人”としてスタート時からナレーションを務めた俳優・長塚京三さんが卒業。“二代目旅人”として、新たに俳優の柄本佑さんが選出された。

CMのメイキング映像とインタビュー映像が公開中

 同CMのメイキング映像では、柄本佑さんの初めてのナレーション収録現場に密着。収録前の打ち合わせで、スタッフがサプライズで用意した“初代旅人”である長塚京三さんから“二代目旅人”へのメッセージを渡され驚くようすや、初めてとは思えないほど、深みのある声で堂々と映像に声をのせるようすを視聴できる。

 収録後に行われた柄本さんへのインタビューでは、普段仕事についてあまり意見を言わない家族から、「いい仕事をもらったね」と言われたという貴重なエピソードを披露し、「ちょっと親孝行でしたね、喜んでいました」と一言。さらに、「“そのときの自分”を素直に表現し、作品の中で成長を見せていきたい」という“二代目旅人”としての意気込みも語った。

 同メイキング映像とインタビュー映像は、1月25日(金)からYouTube公式チャンネルで公開中。2月16日(土)からは、第2弾CM「2019 春はあけぼの・さくら篇」も放映する。

YouTube公式チャンネル:

2019年春キャンペーンとは

 2019年春キャンペーンは「春はあけぼの」を入り口に、さまざまな京都の春の楽しみ方を紹介する。新CMでは、1千年以上の時を経てもなお色褪せない京都の朝の美しさを、京都・北山エリアで撮影した壮大な映像とともに伝える。第1回目CMから変わらず使用される音楽「私のお気に入り(My Favorite Things)」は、次世代の音楽シーンを担うアーティスト「東京塩麹」が編曲を担当した。

「女将のこえ218」伴 千恵子さん、湯乃宿 清盛(栃木県湯西川温泉)

2019年1月27日(日) 配信 

湯乃宿 清盛 伴千恵子さん

 大人と犬限定の温泉宿

 
昨年11月1日。わんわんわんの日に、湯乃宿 清盛は犬と一緒に泊まれる宿としてリスタートした。

 
 千恵子さんと夫で板長の克也さん、次女夫妻の佳穂里さん、裕一さんの4人で家族会議を開き、満場一致で決定。両夫妻はそれぞれ大型犬のビリー、小型犬のベルと暮らしており、「ペットは家族」と考えているのだ。

 
 とはいえ、清盛はもともと大人限定の宿。これに加えて「大人とペットのみ」と、さらに対象を絞るのは勇気がいったという。

 
 「でも、いまテレビをつけるとペットと料理ばかりでしょう。需要があると思ったんです」と千恵子さんは語る。実際、12月末までの2カ月間で、30匹が泊まりにやって来たという。

 
 宿泊客が喜ぶのは、館内のどこでもペットと一緒にいられるということだ。「私たちも犬を連れて、そういう施設に泊まりに行きましたが、客室以外はペット不可のエリアが意外と多くて、私たちもビリーやベルも寂しい思いをしたんです」。

 
 そこで清盛では、大浴場の浴槽以外は、脱衣所も食事処もどこでも同伴可とした。それで問題が起きたかというと……。

 
 「起きません。私たちも驚いたのですが、想像以上にしつけが行き届いているんです。正直な話、昔、お子様も受け入れていた頃よりずっとマナーがいいんですよ(笑)」。

 
  しかも、犬を介して宿泊客同士の交流が自然に生まれるのも嬉しい効果だった。

 
 今市市でピアノの先生をしていた千恵子さんが、縁あって湯西川に嫁いで39年。当時は寿司居酒屋でまだ旅館ではなかったが、「先代には温泉を掘る勇気があった」と言う。

 
 湯西川といえば、平家落人が傷を癒したとされる歴史ある温泉地だが、近代になって自分たちで新たに温泉を掘る人はいなかった。湧出に成功してしばらくは、日中は日帰り温泉、夜は居酒屋を営んだ。この時期は、将来の旅館経営を考える時間にもなったようだ。

 
 居酒屋には、近隣の宿泊客や働く人が夜食を食べによく訪れ、彼らの本音を耳にする機会があった。

 
 「料理が冷めてちゃ駄目だよな」、「俺たちばかり働かせて」と。

 
 「それなら、私たちが率先して働こうと思い、家族4人だけの経営になりました。また料理は、厨房に食事処を併設し、出来立てをお出しできるようにしました」。

 
 宿としては後発だと、伴さん夫妻は口を揃えるが、新しい挑戦を続けてきたから今がある。「大きくなくていいから家族で楽しく働きたい」、それが千恵子さんの願いだ。

(ジャーナリスト 瀬戸川 礼子)

住所:栃木県日光市湯西川980▽電話:0288-98-0500▽客室数:5室(16人収容)、一人利用不可▽旅館創業:1998年▽料金:1泊2食付9500円~(税込)▽温泉:アルカリ性単純泉▽獣医の助言で犬の食事は提供なし。大人だけの宿泊可。犬用の浴衣がインスタ映えすると好評。伴さんは湯西川温泉女将会会長。

 

コラムニスト紹介

ジャーナリスト 瀬戸川 礼子 氏
ジャーナリスト・中小企業診断士。多様な業種の取材を通じ、「幸せのコツ」は同じと確信。働きがい、リーダーシップ、感動経営を軸に取材、講演、コンサルを行なう。著書『女将さんのこころ』、『いい会社のよきリーダーが大切にしている7つのこと」等。

「トラベルスクエア」5月の10連休に向けて

2019年1月26日(土) 配信 

 

5月の10連休に向けてサービス業は……

 
この正月の5日に横浜までコンサートを聴きに行き、その帰り道、僕の大学の卒業生が働いているホテルのレストランに立ち寄った。

 
 三が日は終わっていても、中華街は混み合っている。さぞかし、このホテルも忙しかったのだろうなと思いながら、テーブルに着いた。しかし、僕の席担当のサーバーさん、ぼんやりしていて、見るからにお疲れだ。

 
 卒業生が来てくれたのだが、彼女もやはりお疲れ気味。「大晦日から今まで休みなく働き詰めですから、みんな疲れ切っています。こんなことじゃ、いけないんですが」とけなげな弁明だ。

 
 ホテルやレストランの仕事は、人様が遊んでいるときに身を粉にしなければいけない宿命。でも、どんな繁忙期でも、きちんと休みを与えないと、油切れしてくるのは当たり前だろうに、そんなゆとりシフトも組めない現状なのだろう。

 
 こんなことでは5月の10連休が思いやられる。一般の人には福音かもしれないが、サービス業の人たちには、どうか。

 
 実際、ホテルや旅館の経営者と話をしていても、需要増はありがたいけれど、こちらの従業員体制の問題の方が深刻、と口をそろえて語ってくれる。お正月のラッシュでも精いっぱいのシフトで回しているのに、10連休ともなると、疲労で倒れる人が続出するのではないか、と心配ばかり膨らむし、これがきっかけで「やっぱり、接客の仕事は自分を壊しちゃう」とやめてしまう人が激増するのではないか、という危惧もある。

 
 政府はレジャー需要増だから文句あるか、ということかもしれないが、休みを増やす政策だけだと、ますます旅行需要の週末集中型が加速して、この業界がいちばん望んでいる平日と週末の繁閑格差の解消にならない。

 
 それに、そういうレジャー需要を支えるサービス業に従事する人たちの「幸せ」をどう捉えているのか。人様が楽しい時を過ごせるように、普通の人が休んでいるときに、働く方々の気持ちは貴重なものだ。何か報いる手立てはないものか。

 
 政府やお役所から、そういう大事な方々をねぎらう言葉の二つや三つ出てきてほしいと痛切に思う。だって、遊びたい人たちばかりじゃ、世の中、回っていかない。

 
 僕などは、そういう週末労働する方々には最低賃金を2割以上高くしていいと思っているほどだ。全業種に平等に値付けするのではなく、最低賃金だって、業界格差があっていいというのが暴論気味だが、僕の考え。そしてサービス業経営者には別途法人税の軽減を考えるとかする。

 
 そうでもしないと、人を遊ばせる仕事のステータスがいつまでたっても底辺労働であり続けてしまうのではないか。そこがいちばんの心配だ。

 

(跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授 松坂 健)

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年から跡見学園女子大学教授、現職。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

観光ハンドブック「長崎の世界遺産めぐり」 1月26日(土)から全国の書店で発売

2019年1月25日(金) 配信

1月25日(金)、長崎県東京事務所の松尾剛次長(左)と長崎県観光振興課の北原智紀係長が本紙を訪れハンドブックを紹介した。

世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の観光ハンドブック『長崎の世界遺産めぐり「オトナ周楽(しゅうがく)旅行」ハンドブック』が、1月26日(土)から全国の書店で発売される。B6判、オールカラー100ページ。価格は800円(税別)。

 2018年7月に長崎県で2件目の世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシンタン関連遺産」は、離島を含め点在している長崎県と熊本県天草市の12の資産で構成されている。一度の旅行ですべての構成資産をめぐることは難しいが、その価値は禁教によるキリシタン潜伏のきっかけから潜伏の終わりを迎えるまでの独自の文化的・宗教的伝統であるため、「ぜひすべての構成資産を巡っていただきたい」(長崎県)という。

 今回発売する観光ハンドブックは、12の構成資産や関連資産の歴史をはじめ、周辺のグルメ情報や観光スポットが紹介されているほか、オリジナルグッズが当たるスタンプラリーも楽しめる。自由に使えるメモ欄に旅の思い出を記したり写真を貼ると、自分だけの旅の記録手帖にもなる。

観光ハンドブック「長崎の世界遺産めぐり」概要

 

仕様:B6判 オールカラー100ページ
価格:800円(税別)
発売日:2019年1月26日(土)から
発行:長崎県観光連盟
販売箇所:
 【東京】銀座蔦屋、代官山蔦屋、中目黒蔦屋、長崎県アンテナショップ「日本橋長崎館」
 【大阪】梅田蔦屋、枚方蔦屋
 【九州】各書店、長崎県内のコンビニエンスストア(※発売開始から1カ月間)
 インターネット販売サイト「Amazon(アマゾン)」
特徴:
◆「長崎と天草地方の潜伏キリシンタン関連遺産」の歴史解説
◆全12構成資産のポイントをピックアップ
◆構成資産ごとに周辺のおすすめグルメスポット紹介
◆構成資産ごとに周辺マップを掲載、おすすめの観光スポット紹介
 ※スマートフォンでマップ内QRコードを読み取ると、グーグルマップを表示する便利な機能付き
◆自由に使えるメモ欄を設け、旅の思い出としてイラストや写真の貼付など、自分だけの旅の記録を手帖として残すことができる
◆構成資産をめぐるスタンプラリーで集めたスタンプ数に応じた素敵なプレゼントを用意

横浜駅直通エンタメビル「アソビル」 3月15日に開業決定

2019年1月25日(金) 配信 

「遊べる駅近ビル」がオープン

アカツキライブエンターテインメント(香田哲朗代表取締役CEO、小林肇代表取締役CPO、東京都品川区)は2019年3月15日(金)、横浜駅直通の複合型エンターテインメントビル「アソビル」を開業する。

 体験コンテンツの第1弾として、2階の常設体験イベントフロア「ALE-BOX (エールボックス)」内に、リアル脱出ゲーム「Escape from The NINE ROOMS(略称:9rooms)」、「ハートの女王からの脱出」をオープン。そのほか、3階ものづくり体験マーケットフロアでは、月額会員権などをクラウドファンディングサイト「Makuake」にて特別価格で売り出す。

 さらに、屋上フロア「マルチスポーツコート」のバスケットボールイベントを、横浜がホームタウンのプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」が監修することも決まった。

 なお、一部のフロアと店舗のオープンは別日を予定。地下1階アミューズメントバー「PITCH CLUB」は4月5日(金)、4階屋内キッズパーク「PuChu!(プチュウ)」(仮称)は5月から営業開始を予定する。

アソビルについて

 「遊べる駅近ビル」をコンセプトにした、横浜駅みなみ東口通路直通予定の複合型体験エンターテインメントビル。横浜中央郵便局別館をリノベーションする屋上、地上4階~地下1階建てのビルに、フロアごとにテーマの異なるさまざまな体験を提供する。

ALE-BOX(エールボックス)

 2階「ALE-BOX」は、「厳選されたエンタメ体験のセレクトショップ」をコンセプトに、常時複数の体験イベントが開かれるフロア。コンテンツは定期的に入れ替わるため、来場のたびに新鮮な体験と驚きが味わえる。

 3月の開業時に導入される体験コンテンツの1つとして、SCRAPとアカツキライブエンターテインメントが共同開発したリアル脱出ゲームの最新作「9rooms」が登場。大掛かりな仕掛けや最新鋭のシステムが用意された「連続する9つの部屋」を舞台に、部屋ごとに出題される謎を解き明かす新感覚のリアル脱出ゲームだ。

 アカツキライブエンターテインメントは、これまでのイベントクリエーションや、アカツキグループのモバイルゲーム制作で培ったノウハウを元に、デジタル機器やシステムの企画から開発までを担当している。デジタルとリアルの融合により、「五感」を駆使した謎解きが可能となった。

 同時に、「横浜ヒミツキチオブスクラップ」もオープンし、初回には2013年に名古屋で1週間限定で開催されたのみの幻の公演「ハートの女王からの脱出」がバージョンアップして復活する。

横浜ヒミツキチオブスクラップ公式サイト:

(1)Escape from The NINE ROOMS (略称:9rooms)

タブレットを操作し、9つの部屋の謎を解き明かす

 「9rooms」は文字通り、「連続する9つの部屋」から脱出を目指すまったく新しい体験型ゲーム。1~4人1組でタブレットを手に持ちながら、部屋ごとに出題される謎を「五感」を駆使して次々に解き明かし、制限時間50分以内に脱出を目指す。これまでに無かった大掛かりな仕掛けや、最新鋭のシステムが参加者を非日常空間へと誘う。

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(2)ハートの女王からの脱出

不思議な国のアリスの世界を楽しめる

 ファンから根強い人気を誇る、2013年に名古屋にて1週間限定で開催された幻の公演が、2019年バージョンとして装いも新たに生まれ変わる。遊びたいタイミングで即ゲームをスタートすることができる新システムを導入し、1~4人の好きな人数で行うスタンディングタイプのリアル脱出ゲーム。ポップでキュートな”不思議の国のアリス”の世界を楽しめる。

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「ハートの女王からの脱出」 | 横浜ヒミツキチオブスクラップ
http://realdgame.jp/ajito/yokohama_himitsu/2019/01/fromheartqueen.html

ものづくり体験マーケット「MONOTORY」先行特別価格で会員募集中

 3階「MONOTORY(モノトリー)」は、陶芸やアクセサリー、革小物、キャンドル作りなどのものづくりワークショップが毎日行われる国内最大級のものづくり体験マーケット。「アトリエ・ワークショップ」「ショップエリア」「ラウンジスペース」の3つを軸に、初心者から本格派まで、ものづくりを気軽に楽しめる空間を提供する。

 「アトリエ・ワークショップ」では、ハンドメイドの人気作家やカリスマ講師が、MONOTORYオフィシャルアーティストとして、毎日さまざまなワークショップを開催する。ワークショップは20ジャンル200種類以上の展開を予定。陶芸専用の大型電気釜や溶接機、デジタルファブリケーション機材(レーザーカッターやUVプリンター)など、各ジャンルのものづくりに必要な専門機材をそろえている。

MONOTORY公式WEB:

施設概要

所在地:神奈川県横浜市西区高島2丁目14-9 アソビル

交通:横浜駅みなみ東口通路直通、横浜駅東口から徒歩2分

主要用途:体験型エンターテインメント施設、飲食店、事務所 など

施設面積:約11,900平方㍍(約3,600坪)

階数:地上4階、地下1階、屋上

施設運営者:株式会社アカツキライブエンターテインメント

WEBサイト:以下のページリンクから