「KAWAII」テーマ 特別な宿泊施設を限定提供 増田セバスチャン氏とコラボ ブッキング・ドットコム

2019年10月28日(月) 配信

3泊限定

 ブッキング・ドットコム・ジャパンはこのほど、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅなどのプロデュースをしている増田セバスチャン氏とコラボレーションした特別な宿泊施設「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」を計3泊分限定で提供すると発表した。10月29日(火)午後7時に世界同時に予約受付を始める。当選は先着順となっている。

 日本のKAWAII文化と「和」を融合させた宿泊施設で、十二単のような柄×柄の空間と、増田氏のアイコンでもある「キノコ」と「クマ」も使用し、「Bookingらしからぬ部屋」(同社)に仕上げた。アパートメントホテル「MIMARU東京 赤坂」の一室を、このためだけに改装している。

 1泊当たりの料金は2020円と破格。「来年の東京で開催される国際的イベントにちなんだプライス」(同社)だという。日程は11月13~14日、11月14~15日、11月15~16日のみ。

室内イメージ

 国外ではMen in Blackやアダムス・ファミリーなどとコラボした今回のような企画があったが、これまで日本で提供されることはなかった。

 宿泊者特典として、「KAWAII Japanese Room – Addicted to TOKYO」限定の浴衣を用意した。部屋で使用されているさまざまな柄を1つに集約。宿泊中の寝巻として使うことはもちろん、持ち帰ることもできる。

 なお、期間中に「MIMARU東京 赤坂」に宿泊した人も、ルーフトップで今回の世界観を味わうことができる。増田氏のもう1つのアイコンであるキノコを大胆にあしらい、「ビルに囲まれた東京のど真ん中で、KAWAIIを体験することができる」(同)という。

 13~15日の3日間に、午後3時から9時にルーフトップに足を運ぶと、ノベルティとして1日先着100人にオリジナル手ぬぐいをプレゼントする。

ルーフトップに現れる異空間

 同施設を監修した増田氏は「東京から生まれる魅力的なカルチャーは世界の人たちを夢中にさせる。その理由は創意工夫とオリジナリティ。Too muchに見えるが、無数の色や柄に自分が溶け込むような心地よさ、そんなJapaneseな部屋を目指した」とコメントした。

日本初の「KAWAII Japanese Room- Addicted to TOKYO」予約方法

 10月29日(火)日本時間午後7時にブッキング・ドットコムの予約ページから、世界同時に受付が始まる。

1泊あたりの料金: ¥2,020(税込)

住所: 東京都港区赤坂7-9-6

予約: 予約に関する詳細は下記から

増田セバスチャンについて

増田セバスチャン氏

  アーティスト、 アートディレクター。1970年生まれ。90年代より演劇・現代美術の世界で活動をはじめる。1995年より原宿に活動拠点を持ち、一貫した独特な色彩感覚からアート、ファッション、エンターテインメントに渡り作品を制作。

 日本のKAWAII 文化を牽引する第一人者としても知られ、 2011年きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、 2015年「KAWAII MONSTER CAFE」プロデュースなど、 世界にKAWAII文化が知られるきっかけを作った。

 2014年にニューヨークで個展「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」を開催。2017年度文化庁文化交流使としてオランダ、南アフリカ、アンゴラ、ボリビア、ブラジル、アメリカ各地で講演、ワークショップ、作品制作を行う。

  2020年に向けた参加型アートプロジェクト「TIME AFTER TIME CAPSULE」を世界各地で展開中。 世の中に存在するすべての事象をマテリアルとして作品を創造しつづける。 平成29年度文化庁文化交流使、 京都造形芸術大学客員教授、 ニューヨーク大学客員研究員。

白川郷の「村まるごとガイドマップ」公開へ 歴史や文化、生活などをより深く

2019年10月28日(月) 配信

スマートフォンがガイドブックに

 白川郷の地域価値向上を目指す合掌ホールディングス(鈴口悦子代表、岐阜県・白川村)は2019年11月1日(金)、訪客向け音声ガイド付き英語マップ「村まるごとガイドマップ」を公開する。村全体を1つの博物館や美術館のように捉え、スマートフォン上で白川郷の歴史や文化、生活風土などを学ぶことができる。

 白川村や高山市、飛騨市、浅草で同社が行った街頭インタビューによると、豪欧米の訪日外国人は現地の歴史や文化、生活風土に高い興味を示していることが分かった。

グローバル・デイリー社とのインタビュー風景

 とくに白川村のような歴史や文化を継承している地域では、 「どのような生活している人がいるのか?」「後継者問題は深刻か?」「この地域のメインの収益源は何か?」など、地域をより知りたいという質問が多数あった。

 「これらの知的好奇心に対応するマップが必要だと感じた」(同社)。これまでの観光名所を列挙するだけのようなマップでなく、白川村の歴史や文化、生活などをより深く知ることができるように仕上げた。マップによって地域の周遊を促し、滞在時間を増やす狙いもある。

 村まるごとガイドマップ の3つの特徴

マップのイメージ

1.現地の歴史・文化・生活風土などに興味を持つ外国人旅行者向けの音声ガイド付きマップ

2.村全体を1つの博物館や美術館のように捉え、 音声ガイドと共に楽しむことが可能

3.観光客のスマートフォンからアクセス可能で紙の地図を減らしていくエコな取り組み

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(177)」かつての軍事要塞の島、猿島(神奈川県横須賀市)

2019年10月27日(日) 配信

横須賀製鉄所を描いた絵図面(横須賀市自然・人文博物館所蔵より引用)

 「かつて横須賀は日本有数の観光地であった」。2014(平成26)年末制定の横須賀市観光立市推進条例の前文である。自らの地を「観光地」と思う市民は少数派であり、驚きの声で迎えられた。

 横須賀が観光地のようににぎわったのは、幕末の1865(慶応元)年、この地に横須賀製鉄所が開かれたときのことである。当時の近代産業の最先端施設である製鉄所を一目見ようとする観光客であふれ、多くの旅籠が軒を連ね、日本初の観光マップもつくられた。マップには遊覧船が浮かぶようすが描かれているが、いま横須賀で人気の軍港クルーズ船を彷彿とさせる。観光とは地域の「光」を見るという意味だが、その光がまさに横須賀製鉄所であったのである。

 では何故、こんな前文が生まれたのか。横須賀は日本初の軍港都市(海軍鎮守府)として発展し、戦後は自動車産業や造船・機械など製造業中心の産業都市として発展してきた。このため長い間、「観光」という産業は忘れ去られていた。しかし、人口減少と相次ぐ製造業の撤退、基幹産業の停滞が続き、新たな産業振興が強く求められていた。それが地域の新たな産業を誘発し、地域を活性化させる観光であった。

 この条例に基づき、横須賀市観光立市基本計画とアクションプログラムが策定され、また昨年2月には「横須賀再興プラン」も制定され、横須賀は観光に大きく舵を切った。

 最新の横須賀再興プランは、これから目指すまちづくりの3つの方向性を示した。「海洋都市」、音楽・スポーツ・エンターテインメント都市、そして個性ある地域コミュニティーのある都市である。

 とりわけ海洋都市づくりは、横須賀の古くて新しい大きな課題である。久里浜・浦賀の歴史から、現在地に海軍鎮守府が置かれた歴史をみても、横須賀が海洋都市として発展してきたことや、これからも海洋を生かした都市づくりに優位性があることは言うまでもない。三浦半島の付け根にあり、東京湾防御の要の位置にある地政学的な優位性が、横須賀の歴史を生んできた。

かつての軍事要塞の島、猿島

 海洋の活用は、ウィンドサーフィンワールドカップをはじめ、温暖で大都市に近い地の利を生かして、横浜DeNAベイスターズの総合練習場、横浜F・マリノスの練習場の誘致などが特筆される。同時に、日本遺産に認定された鎮守府都市の歴史を生かすために、この10月までアニメONE PIECEイベントでにぎわう猿島や走水などの砲台、浦賀ドック、戦艦三笠、ヴェルニー公園などを回遊できる「ルートミュージアム」の整備も楽しみである。最近では、首都防衛のための海上要塞として建設された第二海堡の上陸ツアーなども注目されている。

 海洋都市としての魅力づくりは我が国全体の課題だが、日本開国の地である横須賀が再びその先端を拓いてほしい。

(東洋大学大学院国際観光学部 客員教授 丁野 朗)

「トラベルスクエア」微細な積み重ねが問題

2019年10月26日(土) 配信

英国の元祖旅行代理店「トーマス・クック」社が倒産

 やはり9月末に起こった英国、旅行代理店の元祖にして老舗、トーマス・クック社の倒産がショックだ。詳しい分析はこれから出るのだろうが、一方で「起きるべくして起きた」という印象もあるが、どんなに歴史があっても潰れるときは一瞬、というのは諸行無常だなあ、と思う。
 
 現実の死因は、中国資本からの資金注入の道が閉ざされ、キャッシュフローが止まってしまったことのようだ。すでに、1年前には経営悪化で中国から1千億円余りの資金援助を受けていたようだが、すでに焼石に水状態だったのか、すぐに資金ショート。追加融資を求めたが、そこで振られてジ・エンド。
 
 表面的にはブレグジット問題と今夏、欧州を襲った熱波で旅行需要が激減したことによる販売不振が引き金になったと言われるが、問題の本質はそこにはないと考える。
 
 レイモンド・チャンドラーが犯罪について語った名言、「犯罪は病気そのものじゃない。ただの症状なんだ」を借りれば、「倒産は病気そのものじゃない。ただの症状にすぎない」となる。
 
 結局、旅行代理店としての社会での存在意義の低下が倒産という症状を生み出した病根だろう。
 
 それはすでに云云かんぬんされている。ネットによる消費者のエージェント離れということだろう。旅行しようというとき、かつては交通手段についても、ホテル予約に関しても、エージェントに頼むのが早くて、楽だった。それがネットで消費者が自前でやれるようになった。「別に、トーマス・クックなくても旅行できるよね」という消費者の小さな、小さな声が積もり積もっていく。それを放っておいたことが、企業の頓死という症状を生んでしまう。
 
 そんなこと、当たり前でしょ、という声が聞こえてきそうだし、何年も前から警戒信号を出し続けてきたという人もいるだろうが、どれだけ本気だったかというと、かくいう僕も含めて、頭を丸めなければいけないと自戒する。
 
 微細な、とりあえず放っておいてもいいような「不満」の蓄積は、心の奥底で起きていることなので、なかなか察知できない。
 
 結果として、トーマス・クックをこのような症状に追い込んだネット予約の波だって、これからどうだろう? 今の宿泊サイトは確かに便利かもしれないが、僕などその都度、会員登録を要求されたり、身元保証の手続きが何度もあったり、小さな不満が溜まりつつある。もしかしたら革命的な検索エンジンが現れて既存のネット体系を一気に過去のものにするかもしれないではないか。
 
 「頓死」を避けたいのなら、当たり前の日常に潜む、「微細な不満」の小さな小さな声に謙虚に耳を傾ける習慣が必要だ。

 

 

コラムニスト紹介

松坂健氏

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

 

浅草六区が新PJ開始、週末はキッチンカー出店の歩行者天国に

2019年10月25日(金)配信

新プロジェクト記者発表会のようす

 浅草六区エリアマネジメント協会(安田和章代表理事)は2019年10月25日(金)、国家戦略道路占用事業に認定された浅草六区ブロードウェイを活用した新プロジェクト「浅草六区-Connect with the world-」の開始を発表した。浅草六区ブロードウェイを全面開放し、国内外とつながり、共存・還元していく持続可能な文化を発信するさまざまな取り組みを行っていくとする。

 浅草六区ブロードウェイでは、PJの皮切りとして25日(金)・26日(土)の2日間に「桐生八木節まつりin浅草」を開催。さらに毎週末、スマートフォンで注文・支払い可能なキッチンカーが出店する「TOMODACHI STREET」を実施する。日本各地の唯一無二な文化である“祭り”を同地に誘致し、“国内外問わずコミュニケーションが活性化する場”として整備し開放していくことに取り組む。

 浅草六区では、今後も国家戦略特区での規制緩和などを最大限に生かし、国や行政、民間企業や地域の関係団体と連携。人や文化が集い、コミュニケーションを活性化する場を作ることで、世界とつながり、文化を発信する興行街としてのさらなる躍進を狙う。

10月25・26日に「桐生八木節まつり in 浅草」

浅草六区で過去に開催した「桐生市八木節まつり」のようす

 東京都台東区に位置する浅草は、昨年度に年間5583万人の観光客が訪れた。国内はもちろん、多くの外国人観光客が訪れている。観光客数の多い浅草で、地方の独自文化の結晶である“祭り”を披露する場を提供。外国人観光客にとっては“日本らしさ”の体験を、日本人観光客や地元の人には「まだ知らない日本」を知ってもらい、地方が抱える観光課題の解決を目指す。

 第1弾は、群馬県桐生市の桐生八木節まつりが催される。

期間:2019年10月25日(金)・26日(土) ※25日は雨天中止

 午前11:30~午後5:30 ※雨天中止・小雨決行

内容:

 本番さながらの櫓が登場し、群馬県桐生市による演舞披露やみんなで踊る一般参加タイムのほか、群馬県桐生市のPRブースが設置される。

毎週金・土・日・祝日は「TOMODACHI STREET」

「TOMODACHI STREET」イメージ

 浅草六区周辺は、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ホテルの開業や建設ラッシュが続き、外国人観光客にとっては観光するだけでなく、宿泊する“場”にもなっている。

 しかし、観光地特有の課題である夕食や社交場を含めた“ナイトライフ”の充実に、街として対応し切れていない。官公庁調査の「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」では、訪日外国人観光客から観光シーンでの“コミュニケーション不足”が不満として上位に上がり、観光立国を目指す日本では大きな課題とされる。

 そこで、浅草六区はナイトライフの充実をはかり、美味しい食事を楽しみながら、国境や言葉の壁を越えた国際コミュニケーションを促す“場”を提供する。

期間:2019年10月25日(金)以降の毎週金・土・日・祝日 ※25日は雨天中止

 午前11:00~午後9:00 ※雨天中止・小雨決行

内容:

 来店者のスマートフォンで12言語の注文と支払いが可能なキッチンカーが、最大約19台出店。インバウンド対策とキャッシュレス対策を実施する。さらに、浅草六区ブロードウェイ上のパラソルとテーブルには翻訳機を設置し、国際交流を促す仕掛けづくりを行う(12月以降設置予定)。

会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」、Bluetooth機能搭載の新サービス開始

2019年10月25日(金) 配信

COCOHELI PREMIUM

 AUTHENTIC JAPAN(久我一総代表、福岡県福岡市)が運営している山岳での遭難を対象にした会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」はこのほど、会員証(発信機)にBluetooth機能を搭載したCOCOHELI Premium(ココヘリプレミアム)の受付を始めた。

 専用受信機でなければ探すことができないために、「自宅で会員証を紛失した場合に自分では探せない」点と、「山へ行く時以外は使えない」――2点の課題を解決するために、Bluetooth機能を搭載した。スマートフォンとの連携が可能になり、子供の迷子対策や、荷物やカギの紛失防止、駐車場での車探しなど、日常生活での利用が広がる。

 COCOHELI Premium会員には、従来のココヘリ会員へ付帯する補償制度のほかに、動産総合保険を追加、同モデルを装着した物品の盗難や破損に対して2万円まで補償する。

会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」

 遭難や滑落などの山岳遭難を対象にした会員制の捜索ヘリサービス。2019年10月現在の会員数は約3万人。

 発信機となる会員証を貸与し、もしもの際は上空から会員の場所を特定、目視捜索などで起きる人為的ミスが無く、迅速かつ正確な位置情報を救助組織へ引き継ぐ。最も時間を要する「捜索時間」を大幅に短縮し、生存率の向上や失踪者の減少につながる。

 民間の航空会社と提携し、全国の山域はすべてカバー。全国34都道府県の警察や防災ヘリ、ハイパーレスキューなどに導入されている。過去1年間では22件の遭難案件を解決した。

COCOHELI Premium ココヘリ・プレミアム
https://hitococo.com/cocoheli_premium/

19歳・20歳は船旅が無料 じゃらんリサーチセンター、海マジ!に「旅客船での船旅」のカテゴリーを追加

2019年10月25日(金) 配信

さるびあ丸(東海汽船提供)

 「じゃらんリサーチセンター」(JRC)はこのほど、若年層需要創出プロジェクト「海マジ!〜MARINE MAGIC〜」(海マジ!)に、「旅客船での船旅」のカテゴリーを追加した。若者は、東海汽船など3社を利用した船旅が無料で楽しめる。

 無料乗船体験ができるのは、「丸文松島汽船」(宮城県)が運航する「松島から塩釜(片道コース)」など3コースと、「東海汽船」(東京都)の竹芝桟橋―伊豆大島往復の船旅、「神戸シーバス ファンタジー号」(兵庫県)の45分クルージング。

船で楽しむ松島の旅(丸文松島汽船提供)

 「クリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーなど、記念日イベントが多い秋冬に、非日常感が味わえる『旅客船での船旅』を拡充することで、若年層が海に触れる機会をより一層創出する」(JRC)と力を込める。今後は、事業者数の拡大も視野に入れている。。

 
 「海マジ!」は、19歳・20歳が無料でマリンアクティビティを体験できる若年層需要創出プロジェクトとして、2018年度にスタートした。今年度は6月13日(木)にスタートし、3月31日(火)まで実施する。サーフィンやボディボードなどのマリンアクティビティを無料で体験できる機会を提供することで、マリンレジャーをきっかけとした国内総旅行回数増加をはかるのが狙いだ。

「丸文松島汽船」で楽しむ、宮城県・松島の旅

 松島は、宮島(広島県)と天橋立(京都府)と並び日本三景と称される景勝地。丸文松島汽船内から、大小260の島々が作り出す美しい風景が楽しめる。

無料体験できるコース:

「松島から塩釜(片道コース)」、「松島 発着 湾内周遊コース」、「塩釜から松島(片道コース)」

「東海汽船」で楽しむ、東京都・大島の旅

 竹芝桟橋を午後10:00に出航するするさるびあ丸で行く伊豆大島の旅が楽しめる。船は午前6:00に伊豆大島に着くので、朝から効率的に島内観光を楽しむことができる。

「神戸シーバス ファンタジー号」で楽しむ、兵庫県・神戸の旅

 早駒運輸神戸シーバスが運航する「ファンタジー号」は、「海を眺めながら移動する、45分の船上カフェ」がコンセプトの遊覧船。2階にあるカフェでは、オリジナルメニューを味わうことができる。

 みなとまち・神戸の街並みが楽しめる45分間のクルージングでは、ドック入りしている潜水艦や建造中の大型貨物船、迫力ある飛行機の離発着が見られることもあるという。

海マジ!概要

対象者:

2019年度に19歳の人(2000年4月2日〜2001年4月1日生まれ)
2019年度に20歳の人(1999年4月2日〜2000年4月1日生まれ)

実施期間:〜2020年3月31日(火)

参画施設:45施設

※10月24日(木)時点。今後増加予定 。

利用方法:スマートフォンのアプリ「マジ☆部」をダウンロードし、「海マジ!」へ会員登録

無料で体験できる「旅客船での船旅」:

丸文松島汽船(宮城県)
東海汽船(東京都)
神戸シーバス ファンタジー号(兵庫県)

※それぞれ事前予約が必要。無料乗船できる日や諸条件が各施設ごとに異なるため、詳細は必ずアプリで確認。無料になるのは「乗船料」のみ。船内での飲食や、現地での温泉や食事などは自己負担。

アイデアと腕を競う 第16回料理コンテスト開く(日本ハウス・ホテル&リゾート)

2019年10月25日(金) 配信

最優秀賞の谷地さんの作品

 日本ハウス・ホテル&リゾート(阿部孝二社長、東京都千代田区)は10月10日、栃木県・那須町の「ホテル森の風那須」で、グループ施設の調理スタッフを対象に「第16回料理コンテスト」を開いた。アイデアと腕を振るい、最優秀賞には、ホテル森の風鶯宿の谷地洋一郎さんが作った「濃厚ブイヤベースおでん チーズ味噌添え」が受賞した。

 料理の魅力向上を目的に、年2回開催している同コンテストの今回のテーマは、「心も体も温まる料理」。食材は自由だが、原価300円以内という条件のもと、9月の予選選考を通過した6作品が決勝に進んだ。

 審査員は、旅行新聞新社編集長の増田剛氏と、下野新聞社常務の飛田博通氏、とちぎテレビ常務の水越規夫氏、リクルートライフスタイルじゃらん(栃木担当)の上原貴雅氏、楽天トラベル(栃木担当)の江上理恵氏、そして日本ハウス・ホテル&リゾートの阿部社長の6人が務めた。

コンテスト後に記念撮影

 審査はそれぞれの作品を「見栄え」「味」「アイデア」「テーマ性」「商品化」の5項目で採点。最優秀賞には、洋食の魚介ベースのスープ「ブイヤベース」を参考に、和食の昆布だしを合わせたおでんにチーズ味噌を添えた谷地さんの作品が高い評価を受け、栄冠に輝いた。

 優秀賞は、笠井紗希さん(ホテル森の風鶯宿)の「秋鮭のムニエルとカリフラワーのポタージュ オランデーズソースを添えて」が受賞した。

 特別賞には、最年少19歳の大井七海さん(ホテル那須森の風〈フォンターナ〉)の「オランジェット風カルツォーネ」が選出された。

 アイデア賞には、中田宏明さん(ホテル東日本宇都宮)の「那須豚のスペアリブとキノコの四川風パイ包みスープ」と、入沢篤男さん(ホテル東日本宇都宮)の「国産牛の湯引き大根と山芋のコンポート スープ仕立て すだちと柚子胡椒の香りで」、坂本裕介さん(ホテル森の風立山)の「揚げ里芋のカニ餡かけ」の3作品が受賞した。

 阿部社長は「斬新なアイデアが見られ、商品化も検討したい」と、調理スタッフのさらなる切磋琢磨へ期待を込めた。

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(10月号)」

2019年10月25日(金) 配信

http://zoomjapon.info

〈巻頭言〉

クロード編集長

 去る9月26日、親日家としても知られるジャック・シラク元仏大統領が死去しました。連日さまざまなエピソードがテレビやネットで流れていますが、氏の気さくな人柄や、政党を超えた「国全体の大統領」であったこと、そしてイラク戦争に反対したことは誰もが讃えるところです。ところで、死去が伝えられた日、シラク政権時に彼の側近であったラファラン元首相は、中国建国70周年の式典に出席するため、北京に滞在していました。式典で習主席は、親中派として名高いラファラン氏の長きにわたる中仏親交活動に対して、国家勲章を授与。中仏関係の発展を印象付ける出来事でした。さて、日本のアジア外交は?本誌10月号では、フランスでも報道されている日韓関係悪化の事情について特集。文化面では仏語訳された「昭和天皇物語」を、旅頁では秋の猪苗代湖を紹介しています。

(編集長 クロード・ルブラン)

特集 「日韓関係悪化」

韓国では日本製品のボイコット運動が続いている

 日韓関係に陰りが見え始めた数カ月前、ここまで2国の関係性が悪化するとは誰が想像していただろうか。アメリカと同盟を組むこのアジアの隣国同士が対立する根本的な原因と、和解の可能性を探ってみた。■元ジャーナリストとしてソウル在住経験のある、韓国政治に詳しい静岡県立大准教授・奥薗秀樹氏による日韓関係の解説。同氏は、政治レベルと市民レベルの日韓交流の温度差を冷静に分析し、政治が次世代の文化交流に及ぼす影響を危惧。■在日韓人歴史資料館を取材。在日コリアンたちの証言を元に過去の歴史を紐解くと、現在の緊張関係の理由が見えてくる。近代の日韓関係は、韓国を大日本帝国の保護国とする日韓協約(1905年)、朝鮮半島が大日本帝国の植民地となることをうたった韓国併合条約(1910年)など、そのベースには戦争の歴史が存在する。■カルチャーに国境はない?日韓関係の対立がエスカレートするなかで、日本におけるなど「韓流」人気は衰え知らず。東京のコリアンタウン・新大久保の韓流ショップは、若い女性を中心とした客で連日賑わっている。過去の韓流ブームも合わせ、日本におけるドラマや音楽、コスメなど韓国カルチャーを総括した。

〈ZOOM・JAPON 編集部発 最新レポート〉ラグビーW杯

Bir-Hakeim駅で開催されたおりがみのアトリエ©Nicolas Martin-RATP

 フランスにおける最近の「日本」の話題と言えば、何と言ってもラグビーW杯。開催前はさほど「日本」そのものがクローズアップされてはいませんでしたが、いざ始まると自ずとホスト国にも注目がいきます。仏国内で最も視聴率の高いテレビ局TF1は、この時期に合わせて「日本の旅の手帖」なる30分番組を6回のシリーズで放映しました。日本に初めて訪れるフランス人の視点で観光情報をバランスよく取り込みながら、W杯開催地である釜石のほか、祭、修験道など伝統文化を紹介。パリ市内では、パリ交通公団RATPが、エッフェル塔に最寄りの地下鉄駅でおりがみアトリエを開催して、フランスチームを応援。日本人おりがみ作家と共に、地下鉄を利用する老若男女がトリコロールカラーで自国のシンボルである雄鶏を折っていました。こうした趣向を凝らしたイベントがある一方、W杯期間中に最も日本が注目されたのは、アイルランドチームに勝利したことです。本誌が昨年あえて特集を組んだ通り、欧州では日本にラグビーの歴史があることはほとんど知られていません。強豪アイルランドを倒した日本代表は、昨今の日本イメージアップの最大の立役者かもしれません。

 

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

やまなし女将の会が研修会 「女将の役割」テーマに 弊社・石井社長が講演

2019年10月25日(金) 配信

やまなし女将の会が研修会を開催(9月26日)

 山梨県内の旅館・ホテルの女将たちが結束し、地域経済の活性化や観光振興をはかる目的で2012年に発足した「やまなし女将の会」(河野暢子会長)は9月26日、石和温泉「富士野屋夕亭」で研修会を開き、41人が参加した。

 主催者を代表して河野会長があいさつし、山梨県観光部の山岸正宜次長、やまなし観光推進機構の鎌田誠一理事長が来賓のあいさつを行った。

 セミナーでは「やまなし観光を支える女将の役割」をテーマに、旅行新聞新社の石井貞德社長が講師を務めた。セミナーの冒頭で、旅行新聞が毎年実施している「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の台湾キャラバンのプロモーション映像を上映。続いて今年7月1日に開催した第30回「全国旅館おかみの集い(女将サミット)2019東京」の会場のようすを撮影した映像を流し、「女将サミットの成り立ち」や、「どのような目的で開催しているのか」などを紹介した。

 セミナーのメインテーマである「女将の役割」については、事例を挟みつつ、女将一人ひとりに向け、①「女将という仕事を楽しんでください」②「自分の宿を、自信をもっておすすめできることを発信してください」③「今までの旅館の常識を捨ててください」――という3つの言葉を投げ掛けた。「自分の仕事を愛する努力」と、「自信をもって女将業を楽しもうではありませんか」というメッセージで締め括った。

 セミナー終了後には、昼食・意見交換会も行われ、やまなし女将の会の八田知子副会長が乾杯の発声を行い、続いて山梨県森林環境部林業振興課の水野淳子さんが、山梨県発の新たなブランドきのこ「山梨夏っ子きのこ(クロアワビタケの新品種)」をPRした。