「観光立国ショーケースセミナー」1月8日開催 釧路、金沢、長崎らの取組事例を紹介する

2020年12月10日(木) 配信

観光庁

 観光庁は2021年1月8日(金)に、東京ビッグサイトで「観光立国ショーケースセミナーinツーリズムEXPO」を開く。地域資源を活用した観光地域づくりを学ぶため、北海道釧路市と石川県金沢市、長崎県長崎市の3市が、参加者に取組事例を紹介する。

 3市は15年度に「観光立国ショーケース」として選出され、多様な観光資源を活かした魅力ある観光地域づくりと、訪日外国人旅行者を地方へ誘客するモデルケースの確立を目指してきた。

 内容発表には、蝦名大也釧路市長と山野之義金沢市長、田上富久長崎市長が登壇する。

 当日は有識者と3市による意見交換会も行われる。ランドリーム代表取締役の原田劉静織氏や、東京女子大学現代教養学部国際社会学科の矢ケ崎紀子教授、日本政府観光局理事長代理の吉田晶子氏らが参加する予定。

 新型コロナウイルス感染症予防のため、参加者には手洗いや咳エチケットの徹底のほか、マスクの着用などを義務付ける。

 申込期限は21年1月7日(木)の午後5時まで。観光庁Webサイトかセミナーのチラシからグーグルフォームにアクセスし、必要事項を記入して申し込む。

ANAセールス、「オンライン巡礼旅」第3弾はハワイ 客室乗務員が現地情報を紹介 

2020年12月10日(木) 配信

客室乗務員がおすすめ情報を紹介

 ANAセールス(高橋誠一社長、東京都中央区)は12月9日(水)から、オンライン巡礼旅企画「ANAトラベラーズオンラインツアー」の第3弾を売り出した。ハワイに焦点を当て、ANAの客室乗務員が現地のおすすめ情報を座談会形式で紹介する。新型コロナウイルスの影響で旅行を控えている人も、自宅で旅気分が味わえる。

 今回、販売を始めた「客室乗務員がおすすめ!ANA国内線・国際線オンライン巡礼旅~第一編 ALOHA,HAWAII!~」は、現地情報のほか、ハワイ線に投入されているエアバスA380の機内設備やフライト時の業務内容、スーツケースの収納術など、多角的にハワイの旅情報を提供する。

 ツアー内では、チャットを使った質問コーナーのほか、ANAサプライズプレゼントが当たる抽選会、ツアー限定特別価格のハワイグッズも用意。オープニングではCAによる機内アナウンスもあり、開始直後から盛りだくさんの内容となっている。

 開催日時は、12月20日(日)午後12時から、1月15日(金)午後7時から、1月16日(土)午後12時から、1月22日(金)午後7時からで、所要時間は各回1時間半となっている。また、12月20日(日)と1月16日(土)はハワイと中継を結び、天候によって美しいサンセット風景も期待できる。

 料金はいずれも3980円で、定員は初回のみ15人、2回目以降は30人となる。

変なホテル、QRコードチェックインの対象者を拡大 チェックイン時間の短縮はかる

2020年12月10日(木) 配信

チェックインまでの流れ。QRコードをかざし、お客様情報の確認とサインでチェックイン可能

 HISホテルホールディングス(岩間雄二社長)は12月10日(木)から、チェックインの時間短縮と手続きの簡素化ができる「QR かんたんチェックイン」システムの利用者をOTA(オンライン旅行会社)の予約客まで広げた。これまで公式ホームページからの予約客に限っていたが、利用対象を拡大し、ウィズコロナ時代の“新しい観光様式”に対応する。

 同システムは予約の完了次第、利用客にQRコードを発行する。宿泊客はQRコードをフロントチェックイン機にかざしたうえで、画面に表示されるお客様情報の内容を確認し、サインするとチェックインができる。システムはコネクター・ジャパンと共同開発した。

 導入ホテルは、変なホテル東京 浅草田原町と変なホテル 関西空港、変なホテル 奈良、変なホテル金沢 香林坊、ウォーターマークホテル京都。変なホテル 小松駅前は開業日の12月24日(木)に取り入れる。

JALと青学が協定結ぶ 社会貢献できる国際的人材の輩出を

2020年12月10日(木) 配信

阪本学長(左)とJALの清水新一郎副社長

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長、東京都品川区)と青山学院大学(阪本浩学長、東京都渋谷区)はこのほど、人材育成の連携協定を結んだ。社会の発展に貢献できる教養豊かな国際的人材の輩出を目指す。

 2社は2019年度から、JAL社員による「ホスピタリティ・マネジメント講座」を開講。学生のキャリア支援として実践的な取り組みを行ってきた。今回の協定を機に、さらなる教育・研究交流を行い、ウィズコロナ、アフターコロナ時代の社会進歩に寄与する人財を育成していく。

 現在予定している活動内容は①JAL社員を講師とする社会連携講座の開設②実社会における共通課題の解決に向けた講座・研究を合同で行う③航空会社に関連したテーマについて、共に研究・教育活動を展開する――の3つ。

【参加募集中】観光産業で働く人とその家族を応援 スターフライヤーのプラネタリウム上映遊覧フライトに99人を招待

2020年12月10日(木)配信

写真提供:スターフライヤー

 旅行業界向け情報ウェブサイト「トラベルビジョン」を運営するエフネス(岡田直樹社長、東京都渋谷区)は、旅行・観光業界で働く人とその家族を応援するため、2021年1月31日(日)に、羽田空港発着の周遊企画フライト「観光産業応援!プラネタリウムチャーターフライト」へ、観光産業従事者99人(3人1組)を無料招待する。2021年1月3日(日)まで、参加者を募集している。

 コロナ禍で苦戦している旅行・観光産業に「笑顔と希望を」という企画の呼び掛けに、周遊企画フライトを実施するスターフライヤー(白水政治社長、福岡県北九州市)と、プラネタリウムの製造・販売・企画プロデュースを手掛ける大平技研(大平貴之社長、神奈川県横浜市)が賛同し、企画が実現した。航空機の運航支援やコンサルティング、チャーターサービスを行うWABが協賛し、ホテル・レストラン・ウェディングの業界紙の週間ホテルレストランもメディア協力する。

 スターフライヤーのプラネタリウム遊覧企画フライト「Starlight Flight produced by MEGASTAR」は北九州空港発着で、10月に1回、12月に2回実施(予定)され、いずれも予想を超える応募があった人気の遊覧企画フライトだ。1台で100万個の星を投影することができる大平技研の超小型プラネタリウム「MEGASTAR CLASS」を6台使い、機内でプラネタリウム上映やプラネタリウム・クリエーターの大平貴之氏による星空解説行う。

 今回のプラネタリウム遊覧企画フライトは初の羽田空港発着となる。「ちびっこたちに夢のひとときを感じてもらう」をテーマとし、「子供たちと一緒に搭乗して家族で楽しんでもらいたい」(トラベルビジョン)という。

 募集は2020年12月10日(木)~2021年1月3日(日)まで。当選発表は1月8日(金)の予定。なお、応募にはトラベルビジョンのメールニュースの登録が必要となる。

観光産業応援!プラネタリウムチャーターフライト

写真提供:スターフライヤー

出発日   :2021年1月31日(日)
発着空港  :羽田空港
フライト時間:約90分
招待人数  :99人※3人1組で必ず観光産業従者及び小学生の子供が入ること
募集期間  :2020年12月10日(木)~2021年1月3日(日)
当選発表  :2021年1月8日(金)
応募は下のリンクから

エフネスについて

本社        :東京都渋谷区神宮前2-19-16
代表取締役:岡田直樹
電話番号 :03(6628)6670
事業内容 :
 国際航空券・ホテル等の旅行商材の卸売、旅行業向け決済機能の提供、旅行業界向け情報ウェブサイト「トラベルビジョン」の運営など

築90年の旧家リノベーション 山梨県身延町に「1日1組限定の一棟貸し旅館」開業

2020年12月10日(木)配信

伝統的日本建築の一棟貸し旅館

 築90年の旧家をリノベーションした一棟貸し旅館「迎賓館えびす屋」(山梨県身延町)が、来春の本格開業を控えるなか、このほどテスト宿泊をスタートさせた。日本3大総本山の1つ、日蓮宗身延山久遠寺の入り口にあり、寺町の歴史や文化、自然を満喫できる施設だ。

 1日1組限定の宿で、2021年2月末までは貸切5万円の(食事別)トライアル価格を打ち出している。大正ロマンの色を残した洋間に、茶室にもなる和室、日本庭園、文化財に匹敵する欄間や、アーティストによる美術品、プライベートなアイランドキッチンやレインシャワーを兼ね備えた風呂も魅力だ。「農カフェ」も併設し、地域の食材を使い、ローカルガストロノミーをモットーに本物思考の食事を提供する。

 身延山は東京(関東)から一番近い日本仏教の総本山で、未だに宿坊が複数存在する。歴史的にも文化的にも貴重な場所で、関東随一の宿坊群と言われている。

KNT首都圏、星空保護区認定の神津島でモニターツアー実施へ 観光誘致事業の推進を

2020年12月9日(水) 配信

神津島の星空(ありま展望台より)写真撮影:成澤広幸

 近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏、大原浩社長)は12月11日(金)~14日(月)に、国内2例目の星空保護区に認定された東京・神津島でモニターツアーを実施する。参加者の感想を生かし、より魅力的な観光コンテンツを発掘するとともに、観光誘致事業を推進していく。

 「神津島の星空撮影&鑑賞会」ツアーは、総合光学機器メーカーのビクセン(新妻和重社長)による星空鑑賞会を実施する。写真家の成澤広幸氏ら島内外のカメラマンらとの星空撮影もあり、神津島ならではの星空イベントを2日間にわたって開催する。

 ツアーは、3泊4日(うち船中1泊)の行程で、島内観光なども行う。参加者にはアンケートに協力してもらい、今後の観光振興に役立てていく。

 同社では、神津島の「【星空の世界遺産】を目指す 東京都・神津島の『ダークスカイ・アイランド』実証事業」が、観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業に採択されたことを受け、神津島観光協会の委託により観光振興と観光誘致に向けた取り組みを行っている。

KNT-CT、ワーケーション情報を一元的に提供へ 日本テレワーク協会、NTTコミュと協業

2020年12月9日(水) 配信

ワーケーション情報の集約で利用者の利便性向上を(イメージ)

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT、米田昭正社長)は12月8日(火)、NTTコミュニケーションズ(丸岡亨社長)と日本テレワーク協会(栗原博会長)と協業し、ワーケーションに関する情報の相互連携に向けた取り組みを行うと発表した。

 ワーケーションに必要なワークスペースや宿泊施設、現地情報などを一元的に提供することで、利用者の予約、手配の利便性向上をはかる。サービス開始は来年1月の予定。

 施設の情報提供は、NTTコミュニケーションズが実証実験中のワーケーション専用アプリ「Dropin(ドロッピン)」を通じ、情報の検索、予約、決済を可能にする。

 KNT-CTは、同アプリに自社の観光関連情報ページをリンクさせ、宿泊施設や現地の見どころ、グルメなどを検索、予約できるようにする。また、近畿日本ツーリストの旅行販売サイトにワークスペース情報を掲載する。

 日本テレワーク協会は、全国のワークスペース施設を利用目的に応じて分類し、2社に情報提供する。

 3者の連携により、ニューノマル時代の生活様式や働き方、都会と地域の連携促進をはかっていく。

市内開催イベントに合わせBAYSIDE BLUE」と「あかいくつ」の運行時間を延長 車内にイルミネーションを装飾

2020年12月9日(水) 配信

観光スポット周遊バス「あかいくつ」

 神奈川県横浜市は12月26日(土)までの毎週土曜日、横浜駅からみなとみらいや山下エリアなどにアクセスできるバス「BAYSIDE BLUE」と、観光スポット周遊バス「あかいくつ」の運行時間を延長している。同市で行われているイベント「YOKOHAMAミッドナイトHAR★BAR 2020 CHRISTMAS」と、「ヨルノヨ」と連携した企画。便数は、「BAYSIDE BLUE」が2便と「あかいくつ」が1便で、車内にイルミネーションを装飾している。

 12月12日には、「YOKOHAMAミッドナイトHAR★BAR 2020 CHRISTMAS」来場者用循環バスとして、イルミネーション装飾したあかいくつの特別便も運行する。運行ルートは、横浜赤レンガ倉庫~横浜ロイヤルパークホテル~横浜ベイホテル東急~ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル~横浜ハンマーヘッド~横浜赤レンガ倉庫。

11月宿泊業倒産は8件 第3波影響受ける可能性も 東京商工リサーチ調べ

2020年12月9日(水) 配信

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 東京商工リサーチが発表した2020年11月の宿泊業倒産は8件(前年同月12件)と、4カ月ぶりに前年同月を下回った。20年1~10月の累計では113件で、過去10年間では東日本大震災のあった11年の134件に次いで2番目に多い。同社はGo Toトラベル事業による市場回復が、新型コロナウイルス感染第3波で「再び縮小する可能性がある」と危惧する。

 負債総額は15億9300万円(同183億6600万円)で前年同月比91・3%減となった。前年同月は負債145億4000万円の倒産が発生したため、大幅な反動減となったほか、負債5億円以上10億円未満の倒産は1件(同3件)にとどまった。

 地区別では東北が3件、関東2件、中部、北陸、近畿が各1件となった。

 おもな倒産事例として、古谷興業(神奈川県・箱根町)が、11月2日(月)に破産開始決定を受けた。負債総額は約3億円。芦ノ湖温泉で97年余りの歴史を有する「箱根宿夕霧荘」を運営していたが、近年業績不振が続いた。19年9月期にて売上高約1億8500万円まで低迷した。

 福島県相馬市のステーションプラザホテルは、JR原ノ町駅東口に隣接し、ビジネス客を中心に利用されていた。19年12月期には売上高6800万円を計上し黒字も確保していたが、今年に入って新型コロナの影響で業績が悪化した。先行きの見通しが立たず、11月13日(金)に破産手続開始を受けた。負債総額は1億500万円。

 一方、旅行業の11月の倒産は2件となり、2カ月ぶりに前年同月(4件)を下回った。20年1~11月の累計件数は26件で、19年(1~12月)の25件を11カ月ですでに上回った。休廃業・解散件数は139件にのぼり、前年同期の97件より1・4倍増となっている。負債総額は8500万円。2件ともに負債総額1億円を下回る小規模倒産となった。

 原因別はどちらも「販売不振」、形態別は「破産」だった。同社は原因について、「倒産せずとも事業継続を断念した企業の増加が鮮明となった」とみている。