軽井沢の大自然を堪能 白糸の滝真冬のライトアップ

2018年12月3日(月) 配信 

軽井沢・白糸の滝真冬のライトアップ

白糸ハイランドウェイ(中川均社長、長野県北佐久郡)は、2018年12月21日(金)~2019年3月10日(日)までの金・土・日曜日限定で、軽井沢の観光名所・上信越高原国立公園内にある白糸の滝で「軽井沢・白糸の滝真冬のライトアップ」を行う。

「白糸の滝真冬のライトアップ」とは

 高さ3㍍、幅70㍍の白糸の滝をスクリーンに、真っ暗な空に映し出される星空や雪、浅間山の伏流水のため氷点下でも凍らない白糸の滝、これらを暖かな光源でライトアップする。

 昨年まで開かれていた「氷柱イルミネーション」を発展させ、冬でも夜の白糸の滝を楽しめる観光スポットとして今年からイベントを開始。夏のライトアップとは違い、自然を強調したライトアップとなるため、晴天時は夜空の星を鑑賞でき、澄んだ空気の中で昼間には気が付かない自然の美しさを再認識できるイベントとなっている。

 イベントが開かれる白糸の滝は、上信越高原国立公園内にあるため、環境省へ自然公園法に基づく手続きを経て、光量、色味、制作方法などに配慮したイルミネーションが行われている。

イベント詳細

開催場所:白糸の滝

開催期間:

2018年12月21日(金)~2019年3月10日(日)の期間中18日間

期間は以下の3つのセッションにわかれる(※)

 Christmas Session

  2018年12月21日(金)~25日(火)

 Spring Festival Session

  2019年2月1日(金)~4日(月)、2月8日(金)~11日(月)

 Spring Comes Session

  2019年3月1日(金)~3日(日)、3月8日(金)~10日(日)

(※)開催日以外でライトアップは行わないので注意

開催時間:

 Christmas Session 午後5:00~午後7:00

 Spring Festival Session 午後5:30~午後7:30

 Spring Comes Session 午後6:00~午後8:00

料金:有料道路通行料金のみ

アクセス:以下のページリンクから

アクセス|軽井沢・白糸ハイランドウェイ
http://www.karuizawa-shw.com/access/index.html
旧軽井沢から北軽井沢・草津温泉へぬける白糸ハイランドウェイへのアクセスについて。

※路線バスなど公共交通機関はイベント開催時間は走らない。自家用車またはタクシーでの通行となる。

※中止の場合は公式ホームページでお知らせされる。

<来場者プレゼント>

 料金所で、「DRIVE&LOVE」という合言葉を伝えると使い捨てカイロがプレゼントされる。

 2月10日(日)には「ホットドリンク・ホットタオル」を、先着200人に軽井沢チョコレートファクトリーのスイーツがプレゼントされる。

※当日は午後5:30、午後6:30に軽井沢駅から無料シャトルバスを運行予定。

詳細はホームページで発表される(定員50人)

「白糸ハイランドウェイ」とは

 1963年開通の延長10㌔の有料道路で、人気観光スポットの「白糸の滝」「竜返しの滝」を有する「軽井沢の本当の素顔が見える森の道」。今回のイベントは、氷柱イルミネーションを発展させ、観光スポットである白糸の滝をメインとしたイベントとなる。

 毎年7月末~8月末にかけて、白糸の滝でプロジェクションマッピングも実施。

URL以下のページリンクから

宿泊予約開始、12月31日までの予約で割引も!HOTELユーラシア舞浜ANNEX

2018年12月3日(月) 配信

HOTELユーラシア舞浜ANNEX(イメージ)

武蔵野(安田信行社長、埼玉県朝霞市)はこのほど、2019年2月21日(木)に千葉県浦安市にグランドオープンする「HOTELユーラシア舞浜ANNEX」の宿泊予約を開始した。12月31日(月)までの電話予約で宿泊が割引になるオープニングキャンペーンも実施している。

コンセプトルームイメージ

 

 同社は同じエリアで「スパ&ホテル舞浜ユーラシア」を運営しているが、新ホテルは宿泊特化型でコストパフォーマンスを重視した。宿泊料金は抑えて、東京ディズニーリゾートや東京観光を中心に楽しみたい女性グループが主なターゲット。館内は女性スタッフの意見を取り入れながら、写真映えを意識した内装に仕上げる。また、自由にアメニティを選べるようにアメニティワゴンを設置。女性に嬉しいサービスを用意する。

 このほか、朝食は無料でブッフェが楽しめる。会場の「ラ・マルシェ」は100人収容でき、6:30~9:30まで利用できる。

 客室数は計163室で全室禁煙。部屋タイプはベーシックルームを中心にスタンダードツイン、グループ2段ベッドルーム、コンセプトルームなどがある。

 アクセスはJR舞浜駅から車で15分。駅とホテルを結ぶシャトルバスを運行予定だ。

 オープニング宿泊キャンペーンの予約で利用できる期間は2019年2月21日~3月20日。宿泊予約問い合わせ=Tel 047-700-7002。

「男気」で無料のチャンス ファーストキャビン御堂筋難波

2018年12月3日(月) 配信 

勝っても悔しがってはいけないのが「OTOKOGI‐PAY」

大阪市中央区のコンパクトホテル「ファーストキャビン御堂筋難波」は、宿泊客全員とスタッフ1人がゲームをし、勝った人が”男気”で全員分の宿泊料金を支払うプラン「OTOKOGI-PAY」を開始した。対象期間は2018年12月3日(月)~2019年1月31日(木)まで。要予約で4人グループのみが対象となる。

イチかバチかの無料のチャンスorプレゼント!?

 「○○ペイ」といわれる、スマホやクレジットカードを使った多様な決済方法が広まるなか、同ホテルはグループ利用が高まる忘新年会シーズンに向けて、 日本で初めて“究極の支払いレス”プラン「OTOKOGI-PAY」を考案した。

 4人グループで「OTOKOGI-PAY」を予約すると、宿泊客全員とスタッフ1人でじゃんけん・くじ引き・トランプ・サイコロの中から1つ選んでゲームをし、勝った人が全員分の宿泊料金を支払うシステム。スタッフが勝った場合は、同ホテルが全員分の宿泊料金を支払ってくれる。

トランプはジョーカーが出たら「勝ち」

 ただし「ゲームをしない」選択もあり、特典として朝食やワンドリンクなど2,600円相当のサービスがプレゼントされる。全員無料のイチかバチかのチャンスか、確実に受けられるサービスを選択するかの究極の選択を迫る。

「OTOKOGI-PAY」概要

期間:2018年12月3日(月)~2019年1月31日(木)まで

対象:要予約・4人利用限定(同行者そろってのチェックインが必要)

 ※男性、女性、男女グループのどれでも可

内容:宿泊客全員とスタッフ1人が、じゃんけん・くじ引き・トランプ・サイコロの中から1つ選んでゲームをし、勝った人が男気で全員分の宿泊料金を支払ってもらうプラン。もしスタッフが勝った場合は、全員分の宿泊料金が無料になる。ゲームをしない場合は、朝食・ワンドリンク・おつまみ1品・VOD(ビデオオンデマンド)といった2,600円分がサービスされる。

「ファーストキャビン御堂筋難波」について

 2009年に誕生した、飛行機のファーストクラスをイメージした新しいコンパクトホテル。コンパクトな高級空間に安心で快適な機能がそろい、今までにない未来型ホテルとして利用されている。

住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波4-2-1 難波御堂筋ビル4F

 御堂筋線「なんば」駅 13号出口直結

キャビン数:合計111キャビン

 男性キャビン 85キャビン

 女性キャビン 26キャビン

チェックイン:午後3:00

チェックアウト:午前10:00

ホームページ:以下のページリンクから

ファーストキャビン御堂筋難波|ファーストキャビン公式サイト
https://first-cabin.jp/hotels/18
カプセルホテルでもなく、ビジネスホテルでもない、新しいスタイルのホテル「ファーストキャビン」。快適性と機能性を追求したキャビンをご用意しています。

「海の京都」の認知拡大はかる 首都圏で初の説明会

2018年12月3日(月) 配信

「海の京都に来てやぁ」と呼び掛け
舟本浩京都府副知事(左から2人目)、大同社長(左から3人目)

海の京都エリアの魅力を発信する説明会が11月30日(金)、首都圏で初めて開かれた。海の京都は、京都府北部の7市町(福知山市、舞鶴市、綾部市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町)の総称。説明会では、京都丹後鉄道が運行する観光列車や、丹後天酒(地酒)、丹後ちりめんを中心に魅力を紹介した。併せて、元伊勢籠神鎮座1300年事業など、来年の観光話題も提供した。

 説明会を開いた京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)は、2016年7市町の観光協会を統合し設立された。京都府とも連携して、総合的な観光地経営を進めている。

 大同一生社長は、「京都府への観光の新しい選択肢として、首都圏で海の京都の認知拡大と、浸透をはかる」と語り、「季節ごとの獲れたての食材を味わえることが一番の魅力。一度食べていただければ、良さを分かってもらえる」とPRした。

伊勢神宮に酒造りを伝えた地、丹後

 12の酒蔵がある同エリアでは、6年前から「丹後天酒プロジェクト」が進められている。「丹後天酒」とは、同エリアで地酒をさす言葉。丹後が「伊勢神宮に酒造りを伝えた地」ということが元伊勢籠神社所蔵の文献からわかり、名付けられた。同じく6年前から始まった「丹後天酒まつり」などを通じ、魅力を発信している。

個性的な丹後天酒の数々

 「丹後天酒まつり」は、同エリアで酒造りを行う8蔵の蔵元が自ら企画する蔵開き。酒蔵見学や杜氏の酒談義などを楽しめる。東西約90㌔の広域に酒蔵が点在しているため、4蔵が参加できていないが、すべての蔵が参加できる環境づくりも進められている。

 プロジェクトを推進する丹後酒蔵ツーリズム運営委員会の古田豊弘委員長(天橋立 酒鮮の宿まるやす、オーナー)は、「本来は地域でそろうことが多い酒質が、水質や文化圏の違いなどで不統一であることと、杜氏の個性が強いこと」を魅力に挙げ、「酒蔵巡りを通年の観光コンテンツとして育てていきたい」と語った。

平谷キッズが最優秀賞、観光課題の解決アイデア創出で

2018年12月3日(月) 配信

「平谷キッズ・ビレッジ・プロジェクト」が最優秀賞に選ばれた

平谷村教育委員会(長野県)の移住定住や子育て支援を手掛ける「平谷キッズ・ビレッジ・プロジェクト」が、新しいアイデアを短時間で創出する「アイデアソン」の最優秀賞に選ばれた。

 同イベントは、コンピュータ・ソフトウェアとコンピュータネットワークシステムの企画や開発などを行うレッドハット(望月弘一社長、東京都渋谷区)が主催。観光をテーマに同社のシステムで、課題の解決をはかるアイデアを募集した。

 平谷村のプロジェクトが考案した「子供のための小さなリゾート」は、システムを使い家族で旅行に来てもらいやすい日を判断し、イベント企画などを行うアイデア。季節ごとのレジャー情報を提供することでリピーターになってもらい、定住につなげる。

 表彰式で「平谷キッズ・ビレッジ・プロジェクト」の関係者は、「村には多くの観光施設がある。今回の受賞をきっかけに、村に遊びに来てもらい、魅力を体感してほしい」と語った。

 レッドハット執行役員、テクニカルセールス本部長の佐藤和喜氏は、「平谷キッズ・ビレッジ・プロジェクトのアイデアは、今後新しいビジネスモデルに発展していく、大きな可能性を秘めている」と語った。

 優秀賞以下の受賞アイデアは、次の通り。

 【優秀賞・当日賞】みんなでおたすけ(Miku氏)【優秀賞】観光おもてなしソリューション(完倉京子氏)

アプリ、ダレノガレ明美さんをイメージキャラクターに起用 リゾートバイトの認知拡大へ

2018年12月3日(月) 配信 

(左から)ダレノガレ明美さんと庄子潔代表

観光地での住み込み求人サイト「はたらくどっとこむ」を運営するアプリ(庄子潔代表、東京都新宿区)は11月28日(金)に、タレントのダレノガレ明美さんをイメージキャラクターに起用した「アプリ リゾート イメージキャラクター就任発表会」を開いた。

 同日には「アプリ リゾート」のイメージキャラクターに就任したダレノガレさん出演の新ウェブCMをお披露目した。庄子代表は、「リゾートバイトはまだまだマイナーな働き方なので、イメージキャラクターのダレノガレさんを通じて、さらなる認知拡大に努めていきたい。今後は外国人労働者の増加が予測される。宿泊面などの課題に対して、これまでのノウハウを生かして貢献したい」と意気込みを語った。

笑顔で話すダレノガレさん

 ダレノガレさんは、今リゾートバイトをやるとしたらどこで働きたいかと聞かれると、「今、温泉にハマっているので旅館で働いてみたい。友達と一緒に、旅館のお風呂とか磨きたいですね」と笑顔で話した。

12月23、24日にJALベルスターが演奏会、グランドニッコー東京 台場で

2018年12月3日(月) 配信

JALベルスター

グランドニッコー東京 台場(東京都港区)は12月23日(日・祝)、24日(月、休)に日本航空(JAL)の客室乗務員有志によるJALミュージックベル隊「JALベルスター2018」の演奏会を開く。クリスマスソングを中心に全9曲を披露する。「JALベルスター」は1995年の結成以来、毎年伝統を引き継ぎクリスマスの時期に演奏を行っている。

アトリウムに星屑イメージのイルミネーション

 また、同ホテル館内では12月25日(火)まで、冬の夜空から降り注ぐ星屑をイメージした「STARDUST CHRISTMAS」をテーマに、クリスマスイルミネーションを実施している。ロビー中央のモニュメントにはハープのようなオブジェを設置して流れ星を演出するなど、写真映えする華やかな空間に仕上げている。25日まで、このイルミネーションを記念した写真投稿キャンペーンもインスタグラムで行っている。

JALベルスター2018演奏会

開催日時:12月23、24日 両日午後4:30、6:00の2回公演(入場無料)

演奏時間:各回20分程度

演奏場所:グランドニッコー東京 台場 2階アトリウム(台場駅直結)

クリスマスインスタグラム写真東京キャンペーン

キャンペーン実施期間:12月25日午後11:59まで

賞品:抽選で3組にブッフェレストラン「GARDEN DINING」のペアディナー券プレゼント

応募方法:①グランドニッコー東京 台場の公式インスタグラムアカウント@grandnikkotokyodaibaをフォロー②お台場で見たクリスマスらしい風景の写真を撮影③「#お台場クリスマス」のハッシュタグをつけて投稿する(複数枚投稿可)※当選者には終了後にインスタのDMで連絡する。メッセージの送信をもって発表とする。また、当選していなくても同ホテルアカウントで写真を紹介する場合がある。

ホテル京阪 京都と銀座に新ホテル開業  サラリーマン金太郎カルタ大喜利開催

2018年12月3日(月) 配信

2018年12月に「ホテル京阪 京都八条口」(京都市南区)と「ホテル京阪 築地銀座 グランデ」(東京都中央区)を開業するホテル京阪は、2店舗のオープンを記念して「ホテル京阪」のイメージキャラクター、サラリーマン金太郎を起用したキャンペーン「キメるぜ爆笑!サラリーマン金太郎 カルタ大喜利グランプリ」を 12月1日(土)から開催している。

 キャンペーンサイトにアクセスし、サラリーマン金太郎に登場するキャラクターたちの好きなシーンを1つ選び、そのシーンに指定された頭文字から始まるオモシロい句を書き込めば完成。カルタ大喜利の頂点を目指して「爆笑な句」を募集している。1人何回でも応募する事が可能。

 グランプリ作品には10万円分の旅行券をプレゼント。さらに、各頭文字での入選作品を集めたホテル京阪オリジナルカルタを作成、入選者にプレゼントする。応募期間中は、キャンペーン公式ツイッターとFacebookを開設。シェア&コメントで豪華プレゼントもあたるキャンペーンも同時に開催する。

キャンペーン概要

応募期間:2018年12月1日(土)~12月20日(木)<第1弾>

賞 品: 【グランプリ】 旅行券10 万円分 1人
     【準グランプリ】ホテル京阪 ペア宿泊券 2組
     【入選】ホテル京阪オリジナルカルタ:第1弾15人・第2弾15人(各頭文字から1人ずつ)
    【シェア賞】第1弾 ace.パリセイドZ/
        第2弾 ace.コーナーストーンZ 各1人

応募資格: 日本国内に居住し、応募規約を理解のうえ、同意した人。
    (未成年者の場合は事前に保護者から承諾を得ている場合に限り応募可)

応募方法:
 キャンペーンサイトからキャンペーンページに移動し、「応募する」ボタンから専用応募フォームに進み、各絵札に指定された頭文字(濁音・半濁音も可)から始まる句を入力してご応募。入力できる文字数は30文字以内(1行10文字以内)。一度に複数の札を応募することも可能。

 受賞作品は、すべてのキャンペーンが終了後、当サイト上にて発表する予定。賞品発送は2019年2月の予定。

ホテル京阪 京都八条口

 JR京都駅から徒歩8分の立地で、大浴場のほか。大型バスの駐車スペースも確保するなど、観光ニーズにも対応し、京都観光を目的としたファミリーやグループ旅行をターゲットに展開する。
 観光拠点であるとともに宿泊特化型ホテルとしてビジネスやレジャー利用で欠かせない高機能設備を備えた快適なホテルステイを提供する。

所 在 地:  京都市南区東九条南山王町5番
開 業 日:  2018年12月1日(土)
規   模:  地上5階建て
延べ床面積:  約8,360平方㍍(約2,530坪)
客 室 数:  234室
料飲施設 :  レストラン1カ所(1階)大浴場1カ所(1階)

ホテル京阪 築地銀座 グランデ

 「寛ぎ・心休まる安心感」や「洗練されたおもてなし」をキーワードに、さまざまな層の宿泊客に上質のサービスを気軽に味わえる宿泊主体型のライフスタイルホテルとして展開。東京都心からの好アクセスによるビジネス利用や、銀座や観光地としても人気の高い築地場外市場にも近く、観光利用を見込んでいる。

名   称:  ホテル京阪 築地銀座 グランデ
所 在 地:  東京都中央区築地3丁目5-4
開 業 日:  2018年12月15日(金)
規   模:  地上14階建て
延べ床面積:  約1万平方㍍(約3,025坪)
客 室 数:  297室
料飲施設 :  レストラン1カ所(2階)

自主財源の運営難しく 世界水準のDMO有識者会議

2018年12月3日(月) 配信 

有識者会議のようす

観光庁は11月28日に東京都内で、「世界水準のDMO」(先駆的インバウンド型DMO)の第2回有識者を開いた。今回は既存の日本版DMOの取り組みについて聞き取りを行った。テーマは「地域の関係者間のマネジメント」に据えた。ただ財源と人手の不足が課題だとする声が多く、自主財源のみで運営するのは難しいとの意見があった。

 ヒヤリングは山陰インバウンド機構(福井善朗代表理事)と、秩父地域おもてなし観光公社(井上正幸事務局長)ら3者に実施した。山陰インバウンド機構は現在17人で24本の事業を抱える。地域間のマネジメントでは、縦割りでなく階層別で会議体を設け、合意形成をはかっているという。

 一方、福井代表理事は「とくに現場に出ることができる人材をいかに育てるか。これが地方部だと不足がちになる」と人口流出が多い地方部の悩みを吐露した。

 秩父地域おもてなし観光公社では、会議体を主導で進めるなど、地域間の事業者らをまとめるよう努めている。今後の課題について井上事務局長は「自主事業は増えてきているが、ヒト1人雇うことが精一杯だ」と国や自治体からの負担金や補助金、委託料などによる運営は厳しいと述べた。

 現状、DMOはジレンマに陥っている。出向者や自治体から派遣された人材が多いため、人件費は掛からないが中核的な人材が育ちにくい。一方、人件費をかけて人を雇えば、組織の運営が厳しくなるといった状況だ。いかに自主財源を確保し、組織を回せるかが今後の大きな壁となりそうだ。

 このほか同会では、前回有識者からの指摘を踏まえ、日本版DMO(86団体)のKPI達成状況などを調査した。KPIの設定時には「延べ宿泊者数」「旅行消費額」「来訪者満足度」「リピーター率」は必須項目となる。これらの単年度目標に対し、すでに4~5割の日本版DMOが達成率100%だったと報告された。

 さらに日本版DMO(候補含む208法人)の取り組み状況について、6つの大枠を設定して現在調査を進めている。調査項目に委員からの指摘が多かった「地域の関係者間のマネジメント」「DMOが実現を目指すビジネスモデル」「ヒト・モノ・カネに関する資源の確保や配分」の3つを含めることとした。調査内容はとりまとめている段階だという。なお、第3回の会議は12月13日に、第4回は20日に開く。

【平田観光  代表取締役CEO・大場喜満氏に聞く】「IT」駆使し新風を 強みのインバウンド伸ばす

2018年12月3日(月)配信

大場喜満氏

 沖縄県の八重山諸島で主に離島ツアーなどを販売する平田観光(石垣市)の新しい代表取締役CEOに今年5月、大場喜満氏が就任。東京でIT・コンサルティングの会社も経営する同氏に今後の事業ビジョンなどを聞いた。

【関西支社・土橋 孝秀】

 

 ――就任の経緯は。

 2年ほど前にセミナー講師として平田観光を訪れてから、お付き合いが始まった。現在の旅行業界は海外資本のOTA(オンライン旅行会社)の台頭など大きな構造転換が起きていて、それをリードしているのはIT。平田観光もネット戦略に舵を切っていくなかで、私のIT関連の知見が生かせると考えた。また、歴代社長と異なり、私は内地の人間。そして旅行業界の素人で、ましてやIT畑の人間。そういう新しい視点で経営を担えるのもメリットと捉えた。

 ――今後の事業展開について。

 就任にあたり、「インバウンド」「IT」「企画力」という3つのキーワードを打ち出した。修学旅行が前期比で大幅に増加していることを踏まえ、社内に教育事業部門を立ち上げる。同時に社内勉強会「平田サロン」を社内外問わずリニューアルし、事業をより包括的にスケールアップさせていく。その第1弾施策になるのが、「インバンド+教育事業」。10月に香港で行われた商談会に参加したが、そこで来年春の修学旅行誘致で具体的な引き合いがあった。大学生のインターン受け入れ要請もあり、今後の人的交流の活発化に期待がもてる。香港はヨーロッパへのハブ的な機能を持つところで、弊社のインバウンド戦略における重要市場の1つだ。

 加えて、海外企業向けに、教育的要素を織り込んだインセンティブツアーなどを造成しPRすることも考えている。

 弊社は元々、インバウンド誘客は沖縄県内で先駆けて取り組んできた。実績を積み上げ、弊社の強みの1つになっているが、そこをさらに伸ばしていきたい。

 ――ITの活用法は。

 海外資本のエージェントからAPI連携のオファーを頂いている。全世界のホテル・エアーをスマートフォンで予約・決済できるシステムに、弊社のシステムをつなぐことが実現すると、グローバルレベルでのプラットフォーム化が可能となる。我われのツアー商品の魅力が世界中の人々に直接リーチ可能となるメリットは計り知れない。八重山で離島ツアーを手掛ける会社は複数あるが、その部分は平田オリジナルとして打ち出していけるはずだ。

 インスタやユーチューブなどSNSを活用したプロモーションも積極的に行う。八重山の楽しさやアクティビティを全面に出すようなネットでの生配信も計画している。

 ――他業種コラボも進む。

 キーワードの1つ、企画力はオリジナルの旅行商品やコンテンツを作り上げていくこと。他業種コラボもその一環で、今夏に花魁と侍の演舞を店頭で実施し、NHKのニュースに取り上げられるなど好評だった。今後も継続的にコラボを展開し、賑わいを作りたい。

 従来の離島めぐりや水牛車観光はもちろん大事だが、それだけでは限界がある。弊社ではセグウェイツアーを実施し好評を頂いているが、同様のコンテンツの開発に取り組み始めている。

 ――平田観光の将来像は。

 平田1社だけでなく、共存しながら八重山全体のボトムアップを考えていく必要がある。世界の名だたるリゾート地と肩を並べることができるように、弊社がリーディングカンパニーとして努力していきたい。