JAL、「どこかにマイル」3周年を記念した期間限定CP始める

2019年11月11日(月)配信

日本航空と野村総合研究所の共同開発サービス

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)は2019年11月11日(月)、野村総合研究所(NRI、此本臣吾会長兼社長)と共同開発した、国内線特典航空券「どこかにマイル」が発売から3周年を迎えることを記念し、「どこかにマイル3周年記念 3択サービス」を期間限定のキャンペーンとして実施すると発表した。

 「どこかにマイル」は、4つの行き先候補の中から、最終的な行き先の決定をJALに任せる特典航空券。思いもよらなかった地域を訪れ、新たな魅力や楽しみに出会える機会として、サービス開始から延べ約20万人(19年10月現在)を搭乗した。

 「どこかにマイル3周年記念 3択サービス」では、今まで行ったことのない地域を訪れる機会を増やしたいという利用客の声に応え、行き先候補4択のうち、候補から外したい地域を1つ選び、3択にできる期間限定サービスを始める。リピーターをはじめ、新規利用にとっても、行きたい地域が行き先になる可能性が高くなる。

「どこかにマイル3周年記念 3択サービス」の概要

除外する行き先候補を選ぶ(写真はイメージ)

利用方法:

 「どこかにマイル」申し込みの際、行き先候補の選択画面で行き先候補4択のうち、候補から外したい地域を1つ選び、3択に変更することが可能。

必要マイル数:

 通常は往復6千マイルのところ、3択サービスの場合は2千マイルを追加し、往復8千マイルが必要になる。

申し込み期間:

 2019年11月12日(火)午前11:00 ~ 2020年3月31日(火)深夜11:59

詳しくは下記URLからのご確認をお願いする

※3択サービスは、期間限定のキャンペーンとして実施する

「街を知り、街を堪能するためのホテル」を提案 ひらまつ2020年3月、「THE HIRAMATSU 京都」をオープン

2019年11月11日(月) 配信

「THE HIRAMATSU 京都」 イメージ

 ひらまつ(陣内孝也社長、東京都渋谷区)は2020年3月18日(水)、同社初の都市型富裕層向けホテル「THE HIRAMATSU 京都」(京都府京都市)をオープンする。“滞在するレストラン”をコンセプトにホテル展開を行ってきた同社が、初めて「街を知り、街を堪能するためのホテル」を提案する。

 ホテルは老舗商店が点在し、観光にも便利な京都の中心地、中京区の室町通りに立地する。地下鉄烏丸御池駅から徒歩約3分。新たな建物や庭を付け加え、既存の京町屋をホテルとして再開発する。客室数は全29室で、割烹とレストランが併設される。

 なお、内装やサービスなどは現在未定で、決定し次第発表される。

 宿泊予約は、11月11日(月)の正午から開始している。

JAL客室乗務職インターンシップ エントリー12月20日まで

2019年11月11日(月)配信

現役客室乗務員との交流をはじめ、実際の訓練を体験できる(写真はイメージ)

 日本航空(JAL、赤坂祐二社長)は、客室乗務職の業務体験を通じて、航空業界や客室乗務職の業務内容について理解を深めてもらうため、インターンシップ「AIだって憧れる仕事~essence of JAL CA~」を開く。開催日は、2020年1月下旬~2月末までの期間のうち2日間。応募方法はJAL採用サイトのエントリーページから申し込み必要があり、19年12月20日(金)正午まで受け付けている。

訓練施設を使った業務体験も受けられる(写真はイメージ)

 JALは、「『世界のJAL』×『一歩先を行く価値』=『常に成長』」をキーワードとするJAL Visionの実現に向けて、新たなチャレンジや成長に向けたさまざまな取り組みを進めている。

 同インターンシップでは、現役客室乗務員との交流や実際の訓練施設での業務体験を通じて、JALのおもてなしの心やJAL CAならではの魅力を体感できる。JALの客室乗務職に興味がある人を、文系・理系問わず多くの人の応募を求めている。

インターンシップ実施概要

対象:

 現在専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院(修士課程)に在籍していて、JALの客室乗務職の仕事に興味がある方(学年不問)。

インターンシップ内容:《全日程で現役客室乗務員がサポートする》

・航空業界、JALが大切にしていることについて

・JAL客室乗務職について

・訓練施設を使った業務体験(JALの安全やおもてなしの心を体感する)

※内容は変更になる場合がある

実施期間:2020年1月下旬から2月末までの期間のうち2日間

 ※詳細については、エントリーした人に案内される

場所:東京地区(羽田空港周辺を予定)

応募方法:採用WEBサイトからエントリーをお願いする。

 エントリー開始:2019年11月8日(金)

 エントリー締切:2019年12月20日(金)正午00:00予定

選考方法:

(1)書類選考(WEBエントリーシート・適性検査)

(2)面接選考

 ※詳細については、エントリーした人に案内される

問い合わせ先:

 日本航空株式会社 客室乗務職 インターンシップ事務局

 e-mail:k-saiyo@jal.com

※本イベントは、今後の採用選考とは関係ない

詳細サイト(JALウェブサイト内採用WEBページ):

19年秋の叙勲・褒章、小林氏(帝国ホテル会長)が旭日中綬章

2019年11月11日(月)配信

 政府は11月3日(日)付で、2019年度秋の叙勲および褒章受章者を発表した。本紙関連では、旭日中綬章に帝国ホテル会長の小林哲也氏ら、5人が受章した。

 国土交通省の叙勲伝達式は、12月11日に東京プリンスホテルで行われる。

 本紙関連の叙勲、受章者は次の各氏。

 【勲章】旭日中綬章 小林哲也(帝国ホテル会長)=元日本ホテル協会会長 観光事業振興功労

 旭日双光章 村木營介(矢太樓会長)=長崎県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会常務理事 生活衛生功労▽山本清藏(旅館紅鮎社長)=前滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会理事 生活衛生功労

 【褒章】藍綬褒章 岩﨑元孝(依山楼岩崎社長)=鳥取県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会常務理事 生活衛生功労

 黄綬褒章 磯田悠子(ホテル松島大観荘副社長・女将) 業務精励・旅館業務

ジャルパック×跡見女子大 大相撲に焦点 墨田区の魅力に 「スー女」視点で着地型商品へ

2019年11月11日(月) 配信

相撲についてレクチャーするようす

 ジャルパック(江利川宗光社長)と跡見学園女子大学(笠原清志学長)の篠原ゼミはこのほど、東京の〝下町〟墨田区の魅力倍増プロジェクトをスタートさせた。大相撲や、向島の花街、隅田川の花火など墨田区の伝統的な文化を生かした新たな着地型の都市観光コンテンツを開発し、国内外に発信していく。墨田区観光協会も協力する。 

 なかでも大相撲の聖地「両国国技館」を有する大相撲に焦点を当てる。同ゼミを担当する観光コミュニティ学部観光デザイン学科准教授の篠原靖氏は、「相撲をメジャーにすることで、江戸時代から息づくさまざまな墨田区の『本物文化』を掘り起こし、観光コンテンツの幅を広げたい」と意気込む。学生の新鮮な視点を取り入れながら、ジャルパックの商品化につなげたい考えだ。

篠原靖准教授

 10月10日(木)には、ジャルパックと跡見学園女子大学の相撲好き女子「スー女」が集合。「スー女の視線で国技・大相撲を世界ブランドに!」を目標に掲げ、相撲部屋の「木瀬部屋」と交流会を開いた。

 同部屋からは間島マネージャーと大志龍さん、八代海さん、古場さんらが出席した。会の冒頭では間島マネージャーが1年間の試合の流れや番付、力士の1日の過ごし方を説明した。

 スー女も力士に「力士になった理由」や「部屋の掟」などを質問。力士は「テレビで見て憧れた」や「ほかの部屋と比べて全体的に寛容だが『携帯料金は力士個人が払う』と決めている」など、相撲好きにはたまらない力士の日常生活を知る機会となった。 

 「ちゃんこ鍋・料理講座」も開いた。同講座では大志龍さんらが、味付けの方法や具材を入れる順番などをレクチャーした。スー女は教わったことを参考にして、ちゃんこ鍋作りに挑戦。完成したちゃんこ鍋を囲んで懇親会を開いた。

「ちゃんこ鍋・料理講座」のようす

 ジャルパックと跡見学園女子大学の篠原ゼミは昨年、インフラやジオツーリズムなどを盛り込んだ熊本県・南阿蘇の魅力開発を目指しプロジェクトを組んだ。今回は都市観光の開発に取り組む。

 10月中に墨田区の観光資源について現地調査し、12月に商品を発表。2020年2月の商品化を目指す。

懇親会も開いて交流を深めた

フォトジェニックな和洋いちごスイーツを北海道から発信 「十勝 銀龍苺 新千歳空港店」がリニューアル

2019年11月11日(月)配信

 北海道・十勝を中心に1年中を通していちごを栽培できる技術を持つ銀龍と農業生産法人ブルームは、熱海・伊豆を中心にいちごスイーツ専門店を展開する「いちごBonBonBERRY」とタッグを組み、新千歳空港内にある「十勝 銀龍苺 新千歳空港店」を新たに「GINRYU・BonBonBERRY」として11月15日(金、いいいちごの日)にリニューアルオープンする。

優れた技術で「一季成りいちご」の通年栽培に成功

 いちごには、年に1回冬から春に果実をつける「一季成り(いっきなり)いちご」と夏や秋にも果実をつける「四季成りいちご」の2種がある。四季成りいちごは通常、実の大きさが小さく甘みが少ないと言われているのに対し、一季成りいちごは低温下での果実の成熟期間が長く、糖度が高いと言われており、とちおとめ、さがほのかや章姫など有名な品種のほとんどは「一季成りいちご」と呼ばれている。

 同社の農園では、十数年の試行錯誤を繰り返し、日差しの量や温度、湿度、光合成を促す二酸化炭素の量をち密に調整することで、年に1回しか果実をつけない「一季成りいちご」として知られる「さがほのか」の通年栽培にいち早く成功した。強い甘みと程良い酸味が特徴のこのいちごを「銀龍苺(ぎんりゅういちご)」としてブランド化し、1年を通して生産・販売している。

いちごの魅力を世界に発信

 「銀龍苺」の魅力をより多くの人に伝えたい、その思いでいちごスイーツ専門店を展開する「いちごBonBonBERRY」(北海道初出店)とタッグを組み、「GINRYU・BonBonBERRY」としてリニューアルオープンする。「銀龍苺」をはじめ、その時々に旬を迎える全国から厳選したいちごを使用し、フォトジェニックな和洋いちごスイーツを販売する。同社の生産技術力と「いちごBonBonBERRY」の商品開発力でいちごの魅力を追求し、いちごのジャパンブランドとして北海道の玄関口から世界に向けて発信していく。

「GINRYU・BonBonBERRY」のコンセプト

 “BonBon”とは、フランス語で小さなかわいいお菓子のこと。“Bon”は、良いことを願うときにも使う言葉だ。「おいしい」と「楽しい」であふれる場所になるよう、とっておきのいちごスイーツを届けていく。

提供メニュー・商品について

 こだわりのいちごを使用した和洋オリジナルスイーツを販売する。いちごのソフトやいちご串など、その場で食べられるテイクアウトスイーツはもちろん、手土産に最適な土産品も多数揃える。

<テイクアウトスイーツ例>(価格は税別)

『ボンボンソフト』480円

 モンブランケーキのようないちごソフト。いちごを贅沢に使用した濃厚ないちご味にミルクのコクがマッチ

『おもっちーずいちご串』400円

 甘酸っぱいいちご、とろける「おもっちーず」、ふわふわのいちごバウムをワンハンドスイーツに

『いちごもちもちミルクパフェデラックス』1,600円

 たっぷりいちごを使用した贅沢パフェ!もちもちの白玉と相性抜群

『ストロベリーチーズケーキ』500円
 こだわりのチーズを使用したレアチーズケーキにいちごソースをトッピング

『ボンボンスムージー』600円
 いちごを贅沢に丸ごと使ったジューシーないちごスムージー

『いちご大福』300円
 もちもちの大福に銀龍苺を載せたちょこんとかわいいいちご大福

『いちごのバームクーヘン』1,500円
 苺・練乳・苺の3層でしっとりふわふわバームクーヘン

『いちごのポップコーン』1,350円
 銀龍苺パウダーを使用した甘酸っぱいいちご味と、やさしい甘さのミルク味のポップコーン

『苺かさね』6個 800円~
 銀龍苺のジャムを、さくっとした白あんで包み、いちごが香るチョコレートをまとわせた甘く爽やかないちごのお菓子

店舗概要

店舗名  : GINRYU・BonBonBERRY
オープン日: 2019年11月15日(金)
所在地  : 新千歳空港 国内線旅客ターミナルビル2階
TEL    : 0123-29-4480
営業時間 : 午前8:00-午後10:00

湯けむりサンド旅情篇in鳥取  県とポケモン「サンド」がコラボキャンペーン

2019年11月11日(月)配信

キャンペーンロゴ

 鳥取県は2019年11月16日(土)-2020年1月13日(月・祝)に、ポケモン「サンド」とコラボレーションした3度目のキャンペーン「湯けむりサンド旅情篇in鳥取」を実施する。

 株式会社ポケモン等の協力のもと行う地域活性化の取り組みだ。県は、 ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する「サンド」と「アローラサンド」を2018年12月に「とっとりふるさと大使」に任命し、ともに鳥取県の魅力をPRしている。

 今回のキャンペーンテーマは「鳥取の名湯」。鳥取県内の足湯を巡ってスタンプを集めると特製サンドグッズ(非売品)が当たる「湯けむりサンド足湯スタンプラリー」、県内の温泉地で『ポケモン GO』の「GOスナップショット」機能で撮影した写真をSNSに投稿する「湯けむりARフォトコンテスト」のほか、鳥取県の伝統工芸との新コラボレーショングッズも登場する。サンドとアローラサンドは期間中、毎月第3土曜日(サンドデー)の通常のグリーティングに加えて、県内の温泉地などにもおでかけする。

湯けむりサンド足湯スタンプラリー

 鳥取県の足湯を巡り、サンドのスタンプを2カ所集めると、もれなくサンドのオリジナル缶バッジをプレゼント。応募はがきで応募した人の中から、抽選で特製サンドグッズ(非売品)が当たる。

足湯スタンプラリー・手ぬぐい

応募方法:

 1)引換所で500円(税込)以上の買い物をして、キャンペーン名 「湯けむりサンド」を伝えると、「足湯スタンプラリー・手ぬぐい」(スタンプの台紙)を1枚プレゼント

 2)鳥取県内の温泉地を巡り、手ぬぐいに2個スタンプを押していただいた後、 引換所でその手ぬぐいを見せると、もれなく「缶バッジ」と「足湯スタンプラリー 応募はがき」がもらえる

 3)応募はがきに必要事項を記入のうえ投函する

プレゼント:

 全員 サンドのオリジナル缶バッジ

 抽選 
  1人        A.サンドの砂像フィギュア
  3人      B.サンドの暖簾
  5人      C.サンドの湯かご
  50人      D.3度送れるサンドのレターセット
  ※B、Cは鳥取県伝統工芸士が製作したもの

応募・引換期間:
 2019年11月16日(土)-020年1月13日(月・祝) ※当日消印有効

スタンプ設置場所・引換所:

その他の引換所:
 おみやげ楽市鳥取店(鳥取市東品治町111/JR鳥取駅構内)
 おみやげ楽市米子店(米子市弥生町15・16/JR米子駅前)

湯けむりARフォトコンテスト

 鳥取県内の温泉地で撮影した写真を投稿した人のなかから、入賞者に特製サンドグッズ等をプレゼントする。

応募方法:

 1)鳥取県内の温泉地で『ポケモン GO』の「GOスナップショット」機能で写真を撮影(ポケモンはサンド・アローラサンド以外でもOK)

 2)次のアカウントをフォローし、TwitterまたはInstagramに「#ポケモンGO」と「#yukemurisand」のハッシュタグをつけて投稿

  ・Twitter    @tottoripref
  ・Instagram   @tottoripref

プレゼント:
 最優秀賞(1人) アローラサンド砂像フィギュアと商品券1万円分
 優秀賞 (20人) 3度送れるサンドのレターセットと商品券3千円分

応募期間:
 2019年11月16日(土)午前零時-2020年1月13日(月・祝)午後11:59

県内限定 サンドのコラボレーショングッズ新商品 11月16日(土)から販売

サンドの土鈴(どれい)/アローラサンドの土鈴

 カラコロと素朴な音色が人気の土鈴。因州若桜焼の伝統工芸士が一つ一つ手作りで制作。

発売元:因州若桜焼(鳥取県伝統工芸士)
価格:各2,500円(税別)

サンドの手ぬぐい/アローラサンドの手ぬぐい

 筒書きの製法で染め上げたオリジナルの手ぬぐい。江戸時代から続く老舗の伝統と技が光る。

発売元:松田染物店(鳥取県伝統工芸士)
価格:各2,200円(税別)

サンドのおでかけ!

サンド特性サンバイザー

 キャンペーン期間中、「サンド」と「アローラサンド」が鳥取砂丘と鳥取県内の温泉地などにお出かけする。会いに来た人に、サンド特製サンバイザーをプレゼント。

スケジュール:

毎月第3土曜日は「サンドデー」:

 キャンペーン期間外も、サンドとアローロサンドは毎月第3土曜日に鳥取砂丘へお出かけする。

場所:鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取市福部町湯山2164-971)
時間:午前10:00-10:30、正午-午後0:30 午後1:30-2:00

ポケモン「サンド」をとっとりふるさと大使に任命

 鳥取県は株式会社ポケモンの協力を得て、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン「サンド」をとっとりふるさと大使に任命し、鳥取県のPRなど地域活性化に取り組んでいる。2018年12月-19年1月にはキャンペーン第1弾として、スタンプラリーや俳句フォトコンテストなどの「サンドおいでフェス in 鳥取」を、2019年4-5月には第2弾として、鳥取県内のサンドイッチ商品をPRする「とっとり春のサンドまつり2019」を開催した。

 

「古代」に焦点当てた初の特別展 岡田美術館で「DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―」開催中

2019年11月11日(月) 配信

「埴輪 壺をのせる女性 杯をもつ女性たち」古墳時代 5~ 6 世紀 岡田美術館蔵

 岡田美術館(神奈川県・箱根町)は2020年3月29日(日)まで、特別展「DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―」を開催している。土偶や埴輪、中国の青銅器など約80点を展示する、同館初の「古代」に焦点を当てた特別展。中国との交流の中で発展したペルシャ陶器11点も初公開するほか、美術館館所蔵の土偶5点と埴輪17点も初めて同時に展示している。

「土偶」縄文時代晩期 紀元前1000 ~紀元前400 年 岡田美術館蔵

 また特別展では、日本の縄文土器「深鉢形土器(火焔型土器)」と中国の青銅器「饕餮文方罍(とうてつもんほうらい)」や、いずれも墓の副葬品である「埴輪」(日本)と「俑」(中国)など、両国の同じジャンルの美術品の相違点の見比べも楽しめる。

「深鉢形土器(火焔型土器)」縄文時代中期 紀元前 3000 ~紀元前 2000年 岡田美術館蔵
「饕餮文方罍(とうてつもんほうらい)」 中国・ 殷(商)時代後期 紀元前14 ~紀元前11 世紀 岡田美術館蔵

 美術館学芸員は、「日本と中国、両国の美術品を収蔵する同館ならではの特別展です。ぜひ、両国の美術品を見比べられる貴重な機会を楽しんでください」とPRする。

DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード― 概要

会期:~ 2020年3月29日(日)

休館日:12月31日(火)、1月1日(水)

開館時間:午前9:00~午後5::00

※入館は、午後4:30まで

入館料 :一般・大学生2800円(2550円)。 小中高生1800円(1550円)

※( )内は前売り料金。前売券(JTBレジャーチケット、チケットぴあ)は、
主要コンビニエンスストアとチケットぴあで販売。

講演会

① 縄文世界の土偶 ―その多彩な造形と楽しみ方―

講演日:2019年12月1日(日)

講師:原田 昌幸氏(文化庁 美術学芸課主任文化財調査官)

② 土偶と埴輪の楽しさ

講演日:2020年3月14日(土)

講師:小林忠氏(岡田美術館 館長)

※いずれも午後1:00~午後2:30。会場は5階ホール。定員は80人で、参加費は無料。別途、入館料が必要。

申し込み方法:

電話で名前と人数、連絡先を伝える。

※定員に達し次第、応募を締め切る。

TEL:0460-87-3931

ギャラリートーク

① 小林館長のギャラリートーク

時間:午後1:30~

実施日:

2019年11月21日(木)、12月5日(木)・19日(木)

2020年1月3日(金)・15日(水)、2月6日(木)・20日(木)、3月5日(木)・19日(木)

② 学芸員のギャラリートーク

時間:午前11:00~

実施日:~2020年3月20日の毎週金曜日

※いずれも申し込み不要。参加費は無料だが、別途入館料が必要

海外ロングステイは過去最高の162万3千人 「ロングステイ調査統計2019」を発表 ロングステイ財団

2019年11月11日(月) 配信

「ロングステイ調査統計2019」表紙

 ロングステイ財団(田川博己会長)は11月7日(木)、ロングステイに関する最新市場動向をまとめた「ロングステイ調査統計2019」を発表した。2018年の日本人の海外ロングステイ人口(推定値)は、過去最高の162万3千人(前年比0.8%増)となった。目的は投資や年金の有効活用などの「資産運用」が増加したほか、「テレワーク」など働き方改革に関連する項目が新しく加わった。

インバウンドロングステイは154万人に

 国内ロングステイは同9.0%減少したものの773万8千人に達し、海外ロングステイと合わせて市場は約900万人規模となっている。インバウンドロングステイ人口(推定値)は153万8540人(同10.3%増)で、6年連続で過去最高となった。

 海外ロングステイの目的として、リタイア後の居場所のほか、疾患リスク対策、趣味、ボランティアなどがある。さらに今回の調査では、「テレワーク」と「ネットワーキング」が追加された。

 東京都内で開いた発表会で動向調査を説明した常岡武事業部長は、新しい目的について、「滞在先で仕事をし、休暇を楽しみ、かつ人脈を広げることに期待する層が増えている」と述べた。

希望先は13年連続で「マレーシア」が1位

 一方で、ロングステイ先として希望する国・地域は13年連続でマレーシアが1位となった。タイ、ハワイ、フィリピンと続き、上位10カ国・地域には共通する要素がある。語学習得などの「学び」と、快適な気候を求める「避暑・避寒」、「資産運用」のいずれか、または複数の要素を含んでいる。これらの要素は、滞在先を選択する際の条件の1つとなる。

 なかでも、「投資・資金管理」目的と回答した人の80.0%は、滞在先にマレーシアを希望している。同様にタイやフィリピンなど、アジア圏を中心に資産運用を目的とする傾向がある。今後、資産運用のために海外ロングステイを選択肢に入れる層は増加するとみられる。

 ロングステイの経済効果については、釧路市(北海道)の例を挙げた。空き家対策から長期滞在者誘致につながった同市は、18年に1353人がロングステイした。1回の平均滞在日数は15.0日で、経済効果は約3億8千万円にのぼる。定住人口に換算すると304人分になる。滞在日数は14年と比較して半減しながらも、消費額は約1.7倍となる調査結果となった。

2019年は「ロングステイ元年」

 常岡事業部長は、定住者と旅行者の消費額を比較した経済効果指数についても説明した。定住者1人は、ロングステイ3人に値し、訪日インバウンド8人、日本人宿泊旅行者24人、バス旅行者75人になるといい、「ロングステイを誘致するのは効果的」との考えを示した。

鶴田雄次郎事務局長

 同財団の鶴田雄次郎事務局長は、「ラグビーW杯で日本を訪れた外国人の中には、ロングステイをしている人もいた。来年は東京五輪もあり、今年は『ロングステイ元年』と捉えている。日本人がロングステイの良さに気づくきっかけになればと思う」と述べた。

 なお、同財団による「ロングステイ」は、現地滞在期間が国内は1週間以上、海外とインバウンドは2週間以上としている。

【No.539】G20観光大臣会合 北海道で開催 「北海道倶知安宣言」を採択

2019年11月11日(月) 配信

1776号イメージ

 G20観光大臣会合が10月25―26日、北海道・倶知安町で開かれた。初めて正式な関係閣僚会議として日本政府が位置付けた。招待国含め世界31の国・地域の観光担当大臣らが参加。会合では観光が世界経済をけん引し、SDGs(持続可能な開発目標)実現のすべてに貢献できるなどの認識を共有した。会合を踏まえ、観光公害対応などを盛り込んだ「北海道倶知安宣言」(=2面関連)を採択し、幕を閉じた。会期中、アイヌ文化に関する展示ブースやエクスカーション、地元主催の歓迎レセプションなど多彩な企画でもてなした。

G20観光大臣会合は、G20における初の正式な関係閣僚会議として開かれた

 会合では、観光はG20各国で世界のGDPの約10%を占め、全世界で約3億人以上の雇用を生み出すなど、急成長している分野との認識を明確にした。観光を通じ、世界の経済成長の一端を、またSDGs実現に貢献する役割を担うことを確認した。

 SDGs実現に向けた日本ならではの貢献として、各国が観光危機管理に協調して取り組むことを提案。宣言の附属書の「観光危機管理に関する行動」としてまとめた。

 自然災害やテロ、治安悪化などは観光の成長に重大な影響を及ぼす。日本では、自然災害時の観光客への情報提供や安全確保、風評被害対策、観光による被災地復興まで豊富な経験がある。

 会合で附属書の合意を受け「観光危機管理・復興イニシアチブ」に取り組むこととした。日本が持つ観光と危機管理に関する知見と経験をG20各国に共有し、それぞれが「観光の強じん性の強化」に取り組んでいく。

 一方、各国でオーバーツーリズム(観光公害)が共通の課題として認識があることが議論の中で分かった。

 自然環境の保護や安全・混雑対策のほか、住民との関係性に「数多くの困難を生み出す」と指摘された。宣言では、多様な地域への誘客に力を入れるとともに、観光による利益を地元経済に還元する「責任ある観光」の促進に取り組むことで合意した。

 会合の議長を務めた赤羽一嘉国土交通大臣は会見で「GDPの10%を占めるなど、観光は各国で経済的な効果を上げている。ただ、経済政策としてだけではなく、文化遺産や自然環境の保護なども考えていかなければならない」と述べ、「観光客と地域住民の双方に配慮した、持続可能な観光のマネジメントが求められている」とした。……

【全文は、本紙1776号または11月15日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】