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No.465 米山知事×野澤女将、「うまさぎっしり」新潟の魅力語る

2017年7月1日
編集部

米山知事×野澤女将
「うまさぎっしり」新潟の魅力語る

 7月5日、新潟県新潟市のホテル日航新潟で「全国旅館おかみの集い―第28回全国女将サミット2017 新潟」が開かれる。新潟県では初開催となる今回のテーマは「うまさぎっしり新潟」でおもてなし。開催を前に、新潟県の米山隆一知事、今大会運営委員長の野澤邦子女将(湯田上温泉 ホテル小柳)の対談が実現。「うまさぎっしり」の新潟県の魅力や、本大会にかける想い、初の試みとなる市内視察研修などについて語り合った。

【司会=石井 貞德社長、構成=松本 彩】

 
 
 ――新潟県の観光誘客に向けた取り組みについて。

米山:観光にはかなり力を入れて取り組んでいます。新潟は昔から観光が盛んなところだと思います。温泉の数も多く、とくに「うまさぎっしり新潟」のキャッチコピーに代表されるように、ご飯やお酒などもとても美味しいです。この魅力いっぱいの観光素材を生かして、訪日外国人観光客の誘客にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

 訪日外国人観光客の誘客に向けては、満足度の高い旅行体験を提供するため、旅行者のニーズに応じたコンテンツの磨き上げや観光案内の多言語化など、受入体制の整備に取り組んでいます。

 近年はSNS(交流サイト)の発展に伴い、旅行者が観光で訪れた場所や食べたものなどを、すぐにSNS上に投稿し、多くの人に共有できるようになりました。SNSがきっかけでリピーター増加にもつながるため、「案内表記がなかったため分かりにくかった」や「道に迷ってしまった」などのネガティブな要素を少しでも減らしていくことが、重要になってきます。

 県内各地では、地域に根差したお祭り、地域産業を生かしたイベント・産業観光などのさまざまな取り組みが行われています。こうした観光の魅力をより高めていくためには、その取り組みの由来、背景などを含め、ストーリー性を高めて発信していくことが大切だと考えています。

 また、観光に即したまちづくりも非常に重要になってきます。SNS上では、旅先の町並みや景観などの写真投稿をきっかけに、その地域への関心が高まり、写真映えのする撮影スポットには多くの観光客が訪れています。

 このようなニーズに対応するためにも、それぞれの地域で良い町並みを積極的に作っていく必要があります。地元の人しか知らない場所などを発信していき、より多くの人たちに訪れてもらえるよう、魅力的なまちづくりを進めていきます。

 ――7月5日に、ホテル日航新潟で「第28回全国旅館おかみの集い」が行われます。本大会に向けた意気込みを教えてください。

野澤:とにかく新潟は「うまさぎっしり」なので、全国各地からいらっしゃる女将さんたちには、食をはじめとした多くの〝うまさぎっしり〟のおもてなしを感じてほしいと思います。

 また、新潟を知っていただくため、今回は分科会ではなく、新潟市内視察研修として信濃川ウォーターシャトルに乗って新潟ふるさと村を訪れます。時間は限られていますが、お米やお味噌といった新潟県の食文化や風土、伝統を知っていただくことができるのではないかと思っています。

 市内視察研修後の懇親パーティーでは新潟県産の食材をふんだんに取り入れた料理で、訪れた皆さんをおもてなしします。

 そのなかでも、新潟はお米がとても美味しいので、そのものの味をしっかりと感じていただくために、塩のみでシンプルに味付けしたおにぎりを用意します。新潟県産のお米で作った塩にぎりは絶品なのでぜひとも味わってもらいたいです。…

 

※ 詳細は本紙1676号または7月6日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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