レンタカーを予約して、沖縄のサンゴを守ろう! (たびらい×オリックスレンタカー)

2018年6月5日(火) 配信

たびらいとオリックスレンタカーが、「レンタカーに乗って、サンゴを増やそう 2018」キャンペーンを始めた

沖縄のサンゴを守ろう――。オンライン予約サイト・たびらい(運営=パム)とオリックスレンタカーはこのほど、サンゴ礁の保全を目的としたキャンペーンを期間限定で始めた。7月1日(日)~9月30日(日)間にレンタカーを利用すれば、利用料金の一部がサンゴの苗作りに寄付される。予約は、6月5日(火)から受け付ける。

 多くの生物の棲家であることから、海のオアシスとも言われるサンゴ礁。サンゴに生息する褐虫藻の分泌物はやがて、食物連鎖の基礎となるプランクトンの栄養分にもなる。見た目の美しさだけでなく、海中の環境維持でも大きな役割を果たしているのだ。一方近年は、密漁や、異常気象などの影響により生存の危機が脅かされていた。

 パムとオリックスレンタカーの2者は5年前から、保全活動につながるキャンペーンを開始。748本のサンゴを海に移植し、拠出金は260万円にのぼる。対象期間は夏休みに当たることから、ファミリーやグループ客によるレンタカー利用もピークを迎える。沖縄でバカンスを楽しむだけでなく、その美しい自然を守る環境保全活動にも興味を持ってほしい狙いもあるという。

 サンゴの苗作りに充てられるのは、利用料金の1%。オリックス宮内財団(公益財団法人)主催の保全活動をサポートする資金となる。オンライン予約サイト「たびらい」から、対象となるオリックスレンタカー車両(ハイブリッドカー)を選択することで参加できる。

「星のや京都」 秋の京都で文化体験 9月1日~11月15日

2018年6月5日(火) 配信 

【星のや京都】能イメージ

京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2018年9月1日(土)~11月15日(木)の期間、能と禅の体験を通して美しさを磨く2泊3日の滞在型プログラム「キレイのいろは」を開催する。通常立ち入ることのできない能舞台で能のプライベートレッスンを受け、美しい姿勢を学べるほか、秋草の美しい禅寺で講話を聴き、坐禅を組むことで美しく生きるヒントが得られる。

能舞台で美しい姿勢を学ぶプライベートレッスン

 「キレイのいろは」では、通常立ち入ることのできない能舞台で、能のプライベートレッスンが受けられる。レッスンを実施する能舞台は、京都御所(京都市上京区)の北西に位置し、1957年に建てられた「河村能舞台」。能の文化的背景のほか、仕舞(しまい)の基本である「型」と、謡(うたい)の基本である発声を、観世流の能楽師から教わる。能楽師が高齢になっても美しい姿勢で舞っていられるのは、型のトレーニングの賜物。その所作を学ぶことで、日常生活における姿勢や立ち居振る舞いを見直す機会となる。

【星のや京都】能の稽古(仕舞)

能のレッスンは、正絹の着物で 

 能のレッスンを本格的に楽しむために、着物の貸し出しと着付けを行う。着物は、能鑑賞や外出にふさわしい正絹の着物の中から参加者が事前に選ぶことができる。能のレッスン後には、学んだ所作を実践しながら着物姿で京都市内を観光することもおすすめ。

禅寺の教えに触れ、美しく生きるヒントを得る

 京都市右京区の「臨済宗大本山 妙心寺」で、秋草の美しい庭を愛でながら禅の講話を聴き、坐禅を組む。禅には「調身・調息・調心」という教えがある。これは、正しい姿勢と深い呼吸で坐禅を組めば、心身ともに調うという意味。また「無用の用」という禅語には、一見無用と思われるものが大切な役割を担うという意味がある。グラスに水を注ぐためには、グラスが空である必要があるように、人間も新しいことを吸収するためには、心を空にする時間が大切。こうした教えに触れることで、日常生活や自己を見つめ直すきっかけを提供する。

【星のや京都】妙心寺にて講話

毎朝自然の中で深呼吸をし、心を調える

 毎朝、星のや京都内の庭「奥の庭」にある樹齢約400年のオオモミジの下で、呼吸法を取り入れた体操「水辺の深呼吸」を行う。坐禅で教わった姿勢や呼吸を意識しながら、手足を伸ばし、奥嵐山の自然の空気を吸い込む。日常の喧騒から離れ、ゆっくりと呼吸をし、心を空にする時間を持つことで、心をおだやかに調えることができる。

【星のや京都】水辺の深呼吸・深秋

スケジュール例

【1日目】

 午後3:00 チェックイン

 午後5:00 禅寺での講話と坐禅

 午後7:00 夕食 星のや京都にて(別途料金)

【2日目】

 午前8:30 水辺の深呼吸

 午前9:00 朝食 星のや京都にて  (別途料金)

 午前10:00 着物着付け

 午後1:00 能舞台での能のプライベートレッスン

【3日目】

 午前8:30 水辺の深呼吸

 午前9:00 朝食 星のや京都にて(別途料金)

 正午0:00 チェックアウト

「キレイのいろは」概要

日程:2018年9月1日(土)~11月15日(木)

場所:星のや京都、河村能舞台(車で片道約40分)、妙心寺(車で片道約20分)

料金:1人7万5千円(税・サービス料10%別)*宿泊代・食事代別

含まれるもの:

 禅寺での講話と坐禅(60分)

 能舞台での能のプライベートレッスン(60分)

 着物レンタル、着付け、水辺の深呼吸(60分)

参加条件:星のや京都宿泊者

定員:1日1組限定(1組1~4人)

予約:ホームページより、14日前までに要予約

備考:上記のスケジュールは一例。予約時に申し出があれば、時間の変更が可能。

星のや京都

 平安貴族が別邸を構えた京都府・嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の私邸。京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、五味を自在に表現する日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常の世界を楽しめるリゾート。

所在地:〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2 

アクセス:阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分

電話番号:0570-073-066(星のや総合予約)

客室:25室 チェクイン午後3:00~/チェックアウト~正午0:00 

料金:8万1千円~(1室1泊あたり、食事別、税・サービス料10%込)

【星のや京都】水の庭

URL:

クラツー、ヴェルサイユ宮殿で特別貸切晩餐会開く

2018年6月5日(火) 配信

「十字軍の間」を特別貸切に

クラブツーリズムは10月15日(月)、フランスを代表する世界遺産ヴェルサイユ宮殿の「十字軍の間」を貸し切り、晩餐会を開催する。オリジナル特別企画の関連ツアー7コースを5月1日(火)から売り出している。

 貸切晩餐会ではベルサイユ宮殿が考案した、マリー・アントワネット王妃をイメージした優雅なディナーコース「マリー・アントワネット・メニュー」を用意。ミニコンサートでは、ハープ演奏の名手でもあった王妃が作曲した曲が披露される。

日本×フランス友好160周年 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」特別貸切 晩餐会

パリ・ヴェルサイユ芸術三昧とオペラ座で「椿姫」7日間(一例)

出発日: 2018年10月13日

出発地: 東京

旅行代金: 49万8千円(2人1室利用、1人料金)  

※燃油サーチャージほか諸税を除く

ポイント:

①「十字軍の間」で開催される貸切晩餐会では、特別メニューを用意

②「十字軍の間」で、“マリー・アントワネット自身が手がけた曲”のミニコンサート開催

③栄華~終焉まで・・・マリー・アントワネットゆかりの地を訪問し、王妃の命日にコンコルド広場を訪問

④オランジュリーとオルセー、マルモッタンの3つの印象派美術館訪問

⑤4つの音楽を楽しむ

・旧オペラ座ガルニエ内部見学 

・モンマルトルのシャンソン酒場での夕べ  

・オペラ座バスティーユにてオペラ「椿姫」鑑賞  

・「十字軍の間」でマリーゆかりの歌を聴く)

⑥パリに合計4泊、ヴェルサイユでは宮殿近くのホテルに宿泊

 

名鉄犬山ホテルを再開発、中部圏初の「ホテルインディゴ」に

2018年6月5日(火) 配信 

「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」の建物イメージ

名古屋鉄道(安藤隆司社長、愛知県名古屋市)は2018年6月4日(月)、「名鉄犬山ホテル(愛知県犬山市)」の再開発計画を発表した。インターコンチネンタル ホテルズグループ(IHG®)と提携し、中部圏初のインディゴブランドのホテルとなる「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」として2021年度下期の開業を目指す。

 名鉄犬山ホテルは、2つの国宝に彩られる稀有な存在で、国宝の犬山城に近接し、茶室「如庵」を敷地内に擁している。1965 (昭和40)年の創業以来、地元のみならず国内外からの利用も多い。今回の再開発で、「ホテルインディゴ」のブランド力とノウハウを活用して、唯一無二の顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)を提供し、インバウンド需要をさらに積極的に取り込んでいく考えだ。

 建物は名古屋鉄道が所有し、IHG の日本法人である IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(東京都港区)が運営を行う。なお、再開発計画に伴い、「名鉄犬山ホテル」としての営業は2019年8月末で終了する。

再開発計画の概要

新ホテル名称:ホテルインディゴ 犬山 有楽苑

所在地:愛知県犬山市犬山北古券107-1

客室数:150 室

付帯施設:レストラン、ラウンジ、宴会場、スパ、フィットネスほか

開業予定:2021年度下期

「ホテルインディゴ 犬山 有楽苑」(鳥瞰イメージ)

ITで、レンタカーの利便性を高める仕組みづくり

2018年6月5日(火) 配信

旅ナカでレンタカーを利用した人の数(個人旅行)。旅行・観光消費動向調査(観光庁)を基に、旬刊旅行新聞編集部が作成した

SNS(交流サイト)の普及により、これまで地元住民のみが知るスポットにも、FIT(個人旅行客)が押し寄せるようになった。インバウンドについても、リピーターの増加に伴い、地方部に赴く傾向が強まっている。国内の宿泊旅行(個人旅行)を見ると、旅ナカでレンタカーを利用した人の数は増加傾向にある【グラフ参照】。レンタカー事業者のなかには、ICT(情報通信技術)を活用し、ユーザーの利便性を高める仕組みづくりをするところも出てきた。

 トヨタレンタカー(運営=トヨタモビリティサービス)は4月、オリジナルスマートフォン端末用アプリをリリース。予約返却だけでなく、旅先のグルメ・観光情報にもアクセスできる仕組みを整えた。プレミアムクラスと称し、高級車・レクサスのレンタルも始めた。インバウンドを意識したサービスだが、購入を躊躇している国内客にレクサスの乗り心地を知ってもらう意図もある。

 トヨタレンタリース札幌の2店舗(札幌駅東店・札幌駅前店)では、SKB(スマートキーボックス)技術を活用し、24時間レンタルを実現した。専用のスマートフォン端末アプリをダウンロードすれば、店頭手続き不要でいつでも車を借りることができ、返却と精算も端末のみで済ませられる。

トヨタレンタリース札幌24h出発・返却サービス|トヨタレンタカー
https://rent.toyota.co.jp/skb_info/sapporo_trial/
あなたのスマホがレンタカーのカギになる!トヨタレンタリース札幌24h出発・返却サービストライアル実施!

 JR東日本レンタリース(JR東日本グループ)は昨年、IT大手のディー・エヌ・エー(DeNA)と提携。同社が保有するレンタカー車両をスマートフォン端末用アプリ(Anyca)で貸し出す実証実験を始めた。

 6月からはエリアを拡大。ホテルメトロポリタン仙台イーストとホテルメトロポリタン山形、ホテルメッツ水戸、ホテルメトロポリタン盛岡NEW WINGでも、アプリのみでレンタカーを利用できる。6月30日(土)まで、5千円から利用可能。なお、専用アプリ(Anyca)をダウンロードすれば、提携先のDeNAが進める個人間カーシェアリングサービスを利用できる。

ピーチ、機内食をリニューアル 釧路線就航に先駆けご当地グルメが登場

2018年6月5日(火) 配信

地元で「エスカロップ」は、喫茶店の定番メニューとしても人気(写真はイメージ)

ピーチ・アビエーションは6月1日(金)から、 機内食「PEACH DELI」を2018年夏メニューにリニューアル。 8月1日(水)から大阪(関西)―釧路線を開設することを記念し、 釧路が位置する「ひがし北海道」のご当地グルメを販売する。なお、販売期間は、 8月31日(金)まで。

 夏メニューの目玉は、根室名物の「エスカロップ」。タケノコ入りバターライスの上にカツを乗せ、濃厚なデミグラスソースをかけたボリューム満点の一品に仕上げた。このほか、釧路発祥でしっかりとした味付けが人気の鶏肉のから揚げ「ザンギ」や釧路駅名物「イワシの ほっかぶり寿司」など、北海道の名物をバランスよく集めた「北海道風弁当」も用意した。また、北海道特産のフルーツ・「ハスカップ」を使用した軽食や飲み物も楽しめる。

北海道風弁当(イメージ)

第1弾は北海道、JTBパブリッシングとおやつカンパニーがコラボ

2018年6月5日(火) 配信

SNS映えグルメを商品に

JTBパブリッシング(今井敏行社長)とおやつカンパニー(手島文雄社長)は6月4日(月)から、全国のコンビニエンスストアで「ベビースタードデカイラーメン」を売り出した。JTBパブリッシングの20~30代女性向けWebメディア「るるぶ&more.」とおやつカンパニーの商品がコラボしたもの。第1弾は北海道編として「うに」と「チーズ」に着目。SNS(交流サイト)でも話題の「うにく(うにと牛肉)味」と「ラクレットチーズ(とソーセージ)味」に仕上げた。

 北海道は梅雨がなく、初夏の旅先におすすめなことから今回取り上げた。両者は第2弾の予定もあるという。今後も各地のSNS映えグルメ味の商品に期待したい。

コラボ商品ラインナップ

商品名:ベビースタードデカイラーメン(うにく味/ラクレットチーズ味&ソーセージ味)

内容量:各66㌘

価格:オープン価格(店頭想定価格・各120円税別)

発売日:2018年6月4日(月)全国コンビニエンスストア

    2018年6月18日(月)全国のスーパーマーケットなど

※取り扱い状況は店舗により異なる。商品はスナック菓子。

ブッキング・ドットコムが表参道で期間限定のカフェオープン

2018年6月5日(火) 配信 

期間限定のカフェをオープン

ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)は6月15(金)~24(日)の10日間の期間限定で東京・表参道のCOMMUNE 2nd に、一足早い「夏の滞在」の雰囲気を表現した「ブッキング・ドットコム カフェ」をオープンする。

 長期休暇で国内・海外旅行に出掛けたくなる夏休みを目前に、一足先にリゾート休暇気分を味わい、夏休みの予定を楽しく計画してもらうため企画した。6月14日(木)は午後からプレオープンする。

 今回はCOMMUNE 2ndとの全面タイアップのもと実現した。内装のイメージは「夏休みにリゾートで休暇している気分を味わうことができるよう南国リゾート」。期間中は先着1万人に宿泊料金が3千円キャッシュバックされるクーポンを配布する。

 今回のカフェのアンバサダーに就任したお笑い芸人の「スピードワゴン」さんもおどろきの“あまーい”パンケーキなど、12店舗ある飲食店のうち6店舗でブッキング・ドットコムカフェのオリジナルメニューを提供する。

 世界227の国と地域に2800万室を登録する同社ならではの観点で提供するオリジナルメニューは、アメリカやタイ、イタリア、スペイン、中国、ハワイと世界各地の食のトレンドを反映した。

 

ホテル雅叙園が浴衣プラン発売!「百段階段」見学も

2018年6月5日(火) 配信

ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)はこのほど、浴衣の着付けと食事に、館内の東京都指定有形文化財「百段階段」の見学がセットとなった「涼やかな浴衣をまとい 日本のこころを満喫する浴衣プラン」を売り出した。9月30日(日)まで販売する。

 同プランでは、気に入った浴衣と帯を選び専門スタッフが着付けてくれる。選んだ浴衣セットは一式持ち帰り可能だ。ホテル内のダイニングでシェフ特製のスペシャルメニューを堪能したあとは、通常は一般公開していない保存建築「百段階段」の見学へ。

 また、「浴衣をまとって、すぐ横を流れる目黒川や徒歩10分の目黒不動尊と大鳥神社などの名所散策もおすすめ」(同ホテル)とし、和の装いで文化財に佇むという特別な体験が叶う。

 ディナープランを利用すると、花火製造所の老舗「筒井時政玩具花火製造所」こだわりの線香花火8本がもらえる。花火は、同ホテルの日本庭園の滝前で楽しめる。

プラン詳細

プラン名:涼やかな浴衣をまとい 日本のこころを満喫する浴衣プラン

プラン内容:浴衣セット(女性/男性)、着付け、食事、東京都指定有形文化財「百段階段」見学

価格:ランチ-女性 1万3千円/男性 1万4千円 ディナー-女性 1万6500円/男性 1万7500円

※ディナープラン利用で、花火製造所の老舗「筒井時政玩具花火製造所」こだわりの線香花火8本プレゼント

対象レストラン:中国料理「旬遊紀」、日本料理「渡風亭」、

         RISTORANTE“CANOVIANO”

時間:ランチ受け付け 午前10時~/ディナー受け付け 午後6時~

予約・問い合わせ:tel.050-3188-7570(レストラン総合案内)

※要予約

※渡風亭は「相席」の予約となる。

※料金は消費税・サービス料込。

 ファミリークラブ会員優待飲食料金 平日15%オフ/土日祝10%オフ

※宿泊浴衣プランも用意。詳細はホームページ参照。

民泊物件に、古民家を活用 全国古民家再生協会と連携 (ホームアウェイ×楽天ライフルステイ)

2018年6月4日(月) 配信

記者発表会では、ホームアウェイの木村日本支社長(左)と全国古民家再生協会の井上事務局長、楽天ライフルステイの太田宗克社長が登壇した

 民泊仲介大手のホームアウェイ(エクスペディアグループ)と楽天ライフルステイは6月4日(月)、全国古民家再生協会(園田正文理事長)との提携を発表した。古民家を活用した一棟貸しなど、各地域への送客・消費増実現する民泊展開を目指す。ホームアウェイと楽天ライフルステイが販売を担い、全国古民家再生協会が該当する古民家の安全性を認定する。認定に当たっては、楽天ライフルステイと協力し物件の収益性も調査する。投資額の回収など、先を見据えたアドバイスを行う。

 住宅宿泊事業法(民泊法)の施行が迫るなか、合法物件の確保が急がれていた。観光庁の発表によると、民泊の届け出は5月17日(木)時点で724件と極端に少ない。各仲介業者は施行日(6月15日(金))以降、違法物件を掲載できなくなるため、掲載数が一時的に落ち込むことも予測されている。安定した物件供給を実現するためにも、仲介業者自らによる物件発掘・開発が必要とされていた。

 家主不在型の一棟貸しに特化した民泊スタイル(バケーションレンタル)を推進するホームアウェイはすでに、欧米を中心にファミリー・グループのリピーター客を抱えていた。国内の古民家を再生・利活用することで、インバウンド需要を地域に波及させることも可能だとみる。

 6月4日(月)に行われた記者発表会で、ホームアウェイ日本法人の木村奈津子社長は、「バケーションレンタルなら、プライベートな空間を提供できる。宿泊形態を増やせば、多様化する国内外の観光客のニーズにも沿える」と、ホテルや都市型民泊との違いについて強調した。

 提携する全国古民家再生協会は、大工など職人らによって構成させる組織。古民家を知り尽くした300人のエキスパートが認定に当たり、宿泊施設となる古民家の安全性や泊まり心地を保証する。

 「調査費は一棟5万円を想定している。施工や運用面でノウハウを持つ楽天ライフルステイと協力して事に当たるため、投資額の回収を意識した古民家再生を実現できる」と、同協会の井上幸一事務局長は、報道陣に対し説明した。当初の認定目標数は30軒。1年間掛け、300軒を目指す。