ぬいぐるみハワイモニターツアーを販売中 ジャルパック×ウナギトラベル

2021年10月5日(火) 配信

ぬいぐるみツアーのイメージ

 ジャルパック(江利川宗光社長)のハワイ現地法人JALPAK International Hawaii(JPIH)は10月11日(月)まで、「ぬいぐるみハワイモニター&研修ツアー6日間」を売り出している。ぬいぐるみ専門ツアーを展開するウナギトラベル(東園絵社長、東京都渋谷区)と協業するツアーで、顧客所有のぬいぐるみを預かり、実際にぬいぐるみがハワイ旅行を体験する。コロナ禍やさまざまな理由で実際に現地を訪れられない人々へ、ハワイの魅力を幅広く発信する。

 第1弾となる今回は、ウナギトラベルのベテランぬいぐるみガイド「ウナカッタ」が講師としてハワイを訪れ、初のぬいぐるみツアーに取り組むJPIH社員に座学や旅程のなかで研修を行うストーリー。今回参加を希望する客(ぬいぐるみ)は、研修に協力するモニターとしての参加となる。ツアーでは、シェラトンワイキキホテルに宿泊し、ワイキキの見どころを訪れる。また、ハワイならではのアクティビティも複数用意。ツアーのようすはウナギトラベルのSNSで顧客に配信されるため、ハワイの今を一緒に感じることができる。

 ハワイの滞在期間は11月8(月)~12日(金)。この期間にSNSで現地のようすを配信する。

 ツアーの催行は最小8体、最大10体まで。定員に達した時点で受付終了となる。価格は1体140ドル。申し込みはジャルパックのホームページから。

国内旅行は「来年春」 宣言解除前後の旅行意識を比較(atta調べ)

2021年10月4日(月) 配信

atta(春山佳久社長)はこのほど、国内旅行における意識調査を行った

 atta(春山佳久社長、東京都港区)は10月1日(金)、国内旅行における意識調査を行った。緊急事態宣言中の9月1日(水)に行った同様の調査と結果を比較し、宣言解除前後の変化をまとめた。

 今回の調査では、外出・移動の自粛が解除されて自由に国内旅行に出掛けられると思う時期は、「22年4~6月」という回答が20・7%と最も多かった。

 前回の調査では「24年以降」(9月調査時・22・1%)が最多だったため、前回よりも早いタイミングで国内旅行に出掛けられると答える人が多い結果となり、意識の変化が顕著に見られた。

 国内旅行へ自由に出掛けられる状態になるためには、「全国的に感染者数が減少する」と回答した人が69・5%だった(複数回答)。次いで、「治療方法の確立」(55・2%)、「緊急事態宣言などが発令されていない」(45・8%)と続いた。

 同社は、「Go Toトラベルのような旅行促進施策よりも、感染者の減少や治療方法の確立の方が必要という声が大きい」と分析した。

 また、訪れたい旅先に選ばれたのは前回と同様に「北海道」が45%と最多になった(複数回答)。次いで沖縄、関西、南関東、九州北部と続き、9月の調査と大きな差はなかった。

22年新春おせちの販売開始、高校生考案おせちなど全75商品 東武トップツアーズ

2021年10月4日(月) 配信

高校生が考案した地域のおせち(イメージ)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長)は10月1日(金)から、全国の高校生が考案したオリジナルおせち10商品をはじめとする、全75商品の2022年「新春の華やぎ おせち」を売り出した。

 同社オリジナルの「高校生おせち」は2018年から販売している。今年は10校が参画し、地域の食材を使ったおせち料理を地元の高校生が考案した。おせち料理を通じて、地域の食文化や地域そのものの魅力を発信するのが狙い。

  また、コロナ禍でも地域の味を楽しんでもらおうと、有名料理店や宿泊施設のおせち・ご当地お取り寄せグルメも多数掲載する。家庭で気軽に楽しめる3000円台のお取り寄せグルメから、企業の報奨などにも活用できる3万円台のおせちまで、幅広い価格帯の商品を取りそろえる。

 受付期間は一部商品を除き、12月3日(金)まで。申込方法はTABI YOSEサイトか近くの同社支店から。

佐渡市とJALが連携協定結ぶ 観光客へのおもてなし力向上を

2021年10月4日(月) 配信

連携締結式のようす

 新潟県佐渡市(渡辺竜五市長)と日本航空(JAL、赤坂祐二社長)はこのほど、サービス教育に関わる連携協定を結んだ。観光客へのおもてなし力向上を目指して、地域観光を盛り上げる“人財”の育成に取り組む。期間は2021年10月1日(金)~2022年9月30日(金)までの1年間。

 国内・訪日旅行需要の回復に向けて、JALが顧客へのサービスを通じて長年培ってきた経験やノウハウを生かしたサービス教育プログラム「JALビジネスキャリアサポート」を、佐渡市の観光を担う観光案内所や旅館などで実施。人材育成とサービス品質の向上をはかる。

 JALがこれまで大切にしてきたおもてなしの心や感知力、対応力を生かした接客コンサルティングを通じて、さまざまな場面での接客マナーの課題解決をはかれるよう、現地で1年間にわたりサポートする。

 連携協定締結の具体的な取り組み事項は次の4項目。①佐渡市における観光・サービスの現場視察による課題把握や実践的なアドバイスの実施②サービス品質向上を目的とした観光サービスリーダー向けマナー研修などの企画と実施③おもてなし力向上を目的とした佐渡市の観光を担うスタッフと意見交換会の開催④定期的なサービスチェック、フォローアップの実施――など。

ジェットスター、206億3000万円の損失 2期連続でコロナ赤字(21年6月期決算)

2021年10月4日(月) 配信

ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)はこのほど、21年6月期決算を発表した

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は10月1日(金)、2021年6月期決算(20年7月1日~21年6月30日)を発表した。当期純損失は206億3000万円(前年同期は77億5700万円の損失)と、前年度以上の赤字に落ち込んだ。営業収入は前年同期比66・8%減の159億1200万円、営業損失は196億9200万円。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、過去18カ月に渡って国内外の航空需要が大幅に減少した。この結果、総搭乗者数(有償ベース)は前年度から249万人減少し、同57・8%減の182万人となった。

 一方で、定時運航率は95・4%(前年は81・7%)と堅調に推移し、過去最高となった。年間平均搭乗率は67・5%となり、「厳しい試練が続くなか、安全や運航品質の向上、イノベーションに注力した」(同社)。

 グループ全体で感染予防対策「Fly Well」プログラムに取り組み、乗客の安全・安心な利用のため、空港や機内での手洗い、消毒、ソーシャルディスタンスの確保、夜間駐機中の客室の消毒などを行った。

 また、利用者の利便性向上に向け、以前から推進してきた搭乗手続きの「セルフサービス化」を、受託手荷物の自動チェックインにも採用。成田空港第3ターミナルで開始し、チェックインの時間を半分にまで短縮することで、より手厚いサービスを実現した。

 このほか、コロナ禍で修学旅行や社会科見学などが中止・延期になったことから、さまざまな企業と連携し、周遊チャーター機を活用した航空教室や、オンライン社会科見学などを行った。

 片岡社長は、「通年で減便や運休を余儀なくされたが、感染防止対策を強化し、路線網の維持に努めてきた」と今期を振り返り、利用客に感謝の意を示した。

ワクチン2回接種や陰性証明で特典 JALグループがキャンペーン

2021年10月4日(月) 配信

航空券などが当たるCP実施

 日本航空株式会社(JAL、赤坂 祐二社長、東京都品川区)とジャルパック(江利川宗光社長、同)、ジェットスター・ジャパン(片岡優社長、千葉県成田市)、JALUX(篠原昌司社長、東京都港区)はこのほど、新型コロナウイルスワクチンを2回接種済みであることや、PCR検査などの陰性を証明できる書類を提示すると、さまざまな特典が受けられるキャンペーンを開始すると発表した。搭乗客や現地で出迎える人々にとって、安全・安心な旅行を実現するため、ワクチン接種の奨励やPCR検査などの利用を促すのが目的。

 JALは2回のワクチン接種を証明する書類を持つ顧客で、専用ページから応募した人のなかから、抽選で100組200人に、JALグループ国内線往復無料航空券をプレゼントする。詳細は決定し次第、10月11日(月)ごろに同社サイトのキャンペーン専用ページで発表する。

 また、ジェットスターはキャンペーン期間中に2回のワクチン接種証明を持参して搭乗した人を対象にキャンペーンを行う。専用ページから応募すると、抽選で50人に、ジェットスターの航空券購入時に利用できるフライトバウチャー5,000円分をプレゼントする。こちらも詳細は決定し次第、10月11日(月)ごろ、ジェットスター Webサイトで案内するという。

 空港店舗では、国内空港にある「BLUE SKY」店舗と成田空港第3ターミナル内にある「Jetstar Shop」で、2回のワクチン接種かPCR検査や抗原検査などの陰性を証明する書類を提示すると、1000円以上の買物時に5%割引する。期間は10月6日(水)~年12月31日(金)まで。

 さらに、10月11日(月)からは特典付きの旅行商品も売り出す予定。航空券と宿泊を自由に組み合わせてオリジナルの旅を作る「JALダイナミックパッケージ」で、宿泊施設からのお得な特典が付く。宿泊施設チェックイン時に、2回のワクチン接種かPCR検査・抗原定量検査どちらかの陰性を証明する書類を提示すると、特典を受けられる。出発対象期間は2021年10月12日(火) ~ 2022年3月31日(木)出発まで。特典の一例は、部屋のグレードアップや館内利用券など。

 なお、宿泊施設を予約する「JALイージーホテル」でも、同様の宿泊プランを販売する。

 

海栄RYOKANS 開業40周年迎える 3月まで「大感謝祭」開催

2021年10月4日(月) 配信

40周年ロゴも作成

 愛知、三重、富山、愛媛、山梨で旅館を経営する海栄RYOKANS(渡邉玲緒社長、愛知県・南知多町)は今年10月に開業40周年を迎えることから、新たに開業40周年ロゴを作成した。各地の宿では10月1日から来年3月31日まで、「大感謝祭」と題して、さまざまな記念企画を実施する。

 40周年ロゴは、古来より日本で祝い事の贈り物などに用いられる水引のなかでも、1度結ぶと解くのが難しいことから「固く結ばれた絆」を意味する梅の花をかたどった「梅結び」をモチーフにデザイン。40周年を迎えることができたのは、お客との深い結びつきがあったからこそという感謝の気持ちと、今後もお客との絆、ご縁が続きますようにという願いが込められている。

 記念企画としては、10月1日から31日まで、松阪牛や伊勢海老、甲州牛などの地元名産品が当たる大抽選会を各グループ旅館で実施する。

 11月と1月、3月には、5地域13館の料理人がご当地会席料理で競う「料理対決宿泊プラン」を売り出す。同プランは、宿泊旅館で従来、提供される地元会席料理のほか、地域の異なる4館の会席料理も選べるユニークな企画。南知多「花乃丸」に宿泊の場合、「花乃丸」の会席のほか、松山「奥道後 壱湯の守」、伊勢「千の杜」、富山「つるぎ恋月」、蒲郡「ホテルたつき」の全5地域の会席料理から選ぶことができる。評価をした客には粗品がプレゼントされるほか、記念サービスとして山梨「甲府記念日ホテル」パティシエ監修のデザートも付く。

 このほか、“記念日には旅に出て祝う”という文化の醸成を目指し、今後は海栄RYOKANSとして「記念日コンシェルジュ」の育成に取り組む。「日本の宿おもてなし検定」取得支援のほか、独自の指標を策定し、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3制度を設定するなど、40周年を機に「記念日の宿」のおもてなしを強化していく。

 海栄RYOKANS では2017年に各館で休館日を導入したのをはじめ、外国人の雇用促進や食品ロスの削減など、SDGsに向けた取り組みも積極的に行っている。今年4月からは、全グループ旅館で施設近隣地域の清掃活動を定例化するなど、新たな取り組みも始めている。

「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」受講開始から1年に想う 竹内 敏彦氏「合理的配慮義務化への備えを」

2021年10月4日(月) 配信

竹内 敏彦氏 日本国際観光学会 福祉観光研究部会部会長 JTBトラベル&ホテルカレッジ講師

 ユニバーサルツーリズムを学ぶ資格、旅のユニバーサルデザインアドバイザーが開講してこの9月で1年が経った。
 
 一般社団法人ケアフィット推進機構が認定し、基本的な介助技術も学ぶこの資格に、当部会はその立ち上げから関わりを持ってきた。
 
 この1年、休館して講習を実施した老舗旅館、添乗員派遣会社の社員や、観光系の学生をはじめ、介護施設や病院勤務のスタッフなど多くの学びを提供した。もちろん、旅行会社からも志の高い多くの社員が受講している。
 
 しかしながら、旅行会社からはその数が限られているという。旅行業界は、「備えあれば患いなし」と認識しながら、このマーケットの重要性も分かってはいるが、行動が伴わない。もしかしたらコロナも影響し、旅行業務自体への想いや求心力が弱まってきているのではないか。そんなことまで危惧してしまう。
 
 このような現況でも、世の中は待ったなしである。先般、合理的配慮の提供を民間事業者にも義務付ける「改正障害者差別解消法」が公布された。これまで民間事業者には努力義務とされていた合理的配慮が義務化される改正法が、公布日(2021年6月4日)より3年以内に施行されるのである。
 
 合理的配慮とは、一言でいえば「個々のお客様からの要望」である。不当な差別的取り扱いの禁止に加え、合理的配慮の提供も義務化される。つまり、障害のあるお客様のリクエストに何も応えないことは法律違反となるのである。そして、個々のリクエストはお客様の権利である。3年以内にこの法律が施行され、丸腰で対応する旅行業界に危機感を抱かざるを得ない。
 
 もちろん、かなえられる要望とそうでない要望がある。できないものはできない。それは致し方ない。しかしながら、先ずは承り、最適案をお応えする。合理的配慮とは、「企業の最適案」でもある。よって、合理的配慮とは、「個々の事業者の企画、演出、商品、収入、倫理、社員教育といった『企業価値そのもの』といえる」のである。
 
 それでは、個々のお客様からの要望に応え、企業価値を高めていくにはどうすれば良いのであろうか。それには「備えあれば」、つまり事前準備が必要となる。
 
 個々の意思の表明に対して提供されるのが合理的配慮である。よって事前準備の精度が高ければ、合理的配慮の精度も高まることとなる。そして、個々に対する合理的配慮が徹底すれば、合理的配慮の求めは減少する。逆に、事前準備の精度が低ければそれだけ合理的配慮の内容が多岐にわたることになるのである。
 
 障害のあるお客様を含め、すべてのお客様の希望をかなえたい。その想いはすべての旅行会社がいだく願いであろう。
 
 東京2020オリンピック・パラリンピックによって、「多様性と共生社会」がテーマ化された。コロナで先が見えなくても、必ず夜は明ける。旅行業界は、そのときのための基礎力を養っておかなければならない。旅のユニバーサルデザインアドバイザーとして備えよう。一人ひとりの社員の学びが、共生社会の推進に貢献することになるのだから。

西日本鉄道と福岡国際空港 空港内バスで巡る 福岡観光の新価値へ

2021年10月3日(日) 配信

福岡オープントップバスの車両

 西日本鉄道(林田浩一社長、福岡県福岡市)と福岡国際空港(永竿哲哉社長、同)は11月6―7日、福岡市内観光で人気のオープントップバスで空港内を巡る新ツアー「福岡空港ビューんとツアー」を実施する。

 新型コロナの影響で落ち込んだ観光需要を回復させ、既存施設やサービスを活用した福岡観光の新たな価値の創造を目指したもの。

 普段は、飛行機までの旅客を輸送するランプバスや、許可された車両のみが走行するエリアを、屋根のない開放的なバスで走行することで、駐機場で待機する飛行機や、滑走路を離着陸する飛行機を間近に見られる。

 運行コースは3種類。Aコースは午前10時30分発で、福岡市の天神を発着点に、福岡空港国内線バス乗り場(手荷物検査場)から、国内線・国際線連絡バス専用道路で国際線に向かい、国際線側出入口(セキュリティ検査)から空港内を経て国内線側出入口など回る。

 Bコースは午後2時30分発と5時発の2本を運行する。空港内を回り、消防庁舎の空港用化学消防車も見せる。

 Cコースは午後8時に出発。滑走路に光り輝く無数の灯火を幻想的に体験する。

 ツアーは税込みで大人は3500円、4歳―小学生までの子供が2720円。申し込み期限は催行4日前まで。

淡路サンプラザ フレンチ会席提供 有田焼で色彩豊かに

2021年10月2日(土) 配信

オードブルの一例

 淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ(樫本文昭社長、兵庫県洲本市)はこのほど、有田焼の器を使い、本格フレンチと和食を融合させた「フレンチ会席」の提供を始めた。

 色彩と香りにこだわった本格フレンチに、淡路島産の魚介類の造りなどを合わせた新しいスタイルの和洋コースだ。

 コースは全9品。トリュフを添えたフォアグラのソテーや黒毛和牛ステーキ、パリパリ食感が楽しめる太刀魚のカダイフ揚げ、造り4種盛りのほか、冷製スープや燻製サーモン、サバのマリネなどを空色の丸い大皿に盛り付けたオードブルは、壮大な地球を表現するかのような独創的な一品に仕上げた。

 1日限定10食。料金は1人1万3200円(税込)。食事場所は、木の風合いを取り入れたモダンな雰囲気が特徴のメインダイニング「遊楽(ゆら)」となる。

 宿泊プランも設定し、上層階の客室確約で1人2万6400円(同)から。