中部国際空港の本格フレンチ閉店、5月9日まで特別コース提供

2021年3月30日(火)配信

滑走路を間近に望む絶好のロケーションのアリスダイニング

 中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)第1ターミナル内にある本格フレンチレストラン「アリスダイニング」が、5月9日(日)をもって営業を終了する。16年間の感謝を込め、4月1日(木)から閉店までの約1カ月間、同店のプロデューサー・石鍋裕氏直伝の特別フレンチを提供する「QUEEN ALICE“THE FINAL”」を実施する。

 期間中、特別コースの「シェフおまかせコース」を提供する。ランチがウェルカムドリンク、前菜、温前菜、魚料理、肉料理、デザートの全6品。ディナーではここれにスープ、お口直しを追加した全8品となる。

写真はイメージ

 料金は、ランチが5000円(税・サ料込)、ディナーが1万円(同)。

 営業時間は、ランチが午前11:00~午後2:30(最終受入時間午後1:30)、ディナーは午後5:00~9:00(同7:00)まで。定休日は祝日を除く水曜日。予約方法は、電話もしくは一休.comウェブサイト内の同店ページから。いずれも来店希望日の3日前午後4:00までの要予約。

 なお、セントレア公式LINEでは、ランチコース料金が500円割引、ディナーコース料金が1000円割引となる、限定クーポンを配布している。1グループ4人まで、ほか優待・割引との併用は不可とする。

一島一旅館を貸し切り 「熊野別邸 中の島 夢のオールインクルーシブ100万円(税込) 独占貸切りプラン」発売

2021年3月30日(火)配信

「中ノ島」全島

 和歌山県南紀勝浦温泉の「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」はこのほど、一島一旅館を貸し切る「熊野別邸 中の島 夢のオールインクルーシブ100万円(税込)独占貸切りプラン/潮騒の音を聴く温泉に浸る極上の2day’s」を売り出す。

 島、旅館、温泉のすべてを独占で貸切利用できる夢のオールインクルーシブプランだ。当日、迎えるのは予約者御一行のみ。宿泊、料理、飲物をすべて含んだプランで、宿自慢の源泉かけ流し温泉を24時間プライベート貸切りで利用できる。

 カップルや家族、親しい友人同士のプライベートで利用できるプランは、“3密”を気にぜす安心して旅館ステイを楽しむことができる。宿は勝浦湾に浮かぶ島そのものが敷地となる「熊野別邸 中の島」。専用客船の出迎えに始まり、チェックイン後は、湯面と外の景色がつながって見えるように設計されたインフィニティ温泉「紀州潮聞之湯」を独占利用。天然温泉100%の豊富な湯量を誇る源泉かけ流しの湯は、肌がすべすべになると人気だ。

 利用可能日は2021年12月27日(月)までの、宿の休館日(毎週月、火曜日)の2日間。特に夕食、朝食は好みの食材を中心に料理長が目の前で一皿、一皿を丁寧に仕上げる。誰にも邪魔されない宿まるごと貸切りの贅沢空間は、「日常を忘れ、友人や大切な人と過ごすのに最適」(同館)とPRしている。

JPリゾート伊豆高原が4月1日に開業 かんぽの宿伊豆高原を全面改装

2021年3月30日(火) 配信

海が一望できる水盤テラス

 かんぽの宿を運営する日本郵政は4月1日(木)、静岡県伊東市のかんぽの宿伊豆高原を「JPリゾート伊豆高原」としてリニューアルオープンする。1年掛けて全面改装を行い、高級路線の新ブランドの宿として生まれ変わる。地域との共生をはかることに注力し、「きっと、その土地が好きになる」をテーマに掲げた。

奥山和也支配人(左)と宮城和人総支配人

 3月25日(木)に開いた会見で、宮城和人総支配人は「地域に開かれた施設として、地域の魅力の発信地になりたい」と述べた。具体的な取り組みとして、ホテルのロビーで月曜日を除く毎夜、ジオガイドなどを招いて地域を学ぶ、トークイベントの開催や、プライベートツアーの実施などを挙げた。

 また、改装の企画段階から手掛けていた奥山和也支配人は、スイートの新設やプレミアムラウンジ、温泉半露天風呂の客室設置など、施設のこだわりを紹介。「従来のかんぽの宿の保養所のイメージは払拭できたと思う」と自信をのぞかせた。

 あいさつに立った伊東市の小野達也市長は同施設が建つ伊豆高原エリアについて、「本市を代表する観光スポットなどが多い。さまざまな体験ができるため、『滞在型リフレッシュリゾート』を目指して政策を展開している」とし、積極的な支援を行っていることを報告。「同施設も周辺との連携をはかり、発展に協力してほしい。アフターコロナの起爆剤になると期待している」と力を込めた。

 JPリゾート伊豆高原は客室総数55室で、全室オーシャンビュー。プレミアムスイートルームは4室、プレミアムルームは18室、スタンダードルームが33室。展望レストランやインフィニティ露天風呂などが売り。料金は1人1泊2食付きで22200円から。

NAA、緊急宣言で大幅減 貨物便は約100%増と最高

2021年3月30日(火) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が3月25日(金)に発表した2021年2月の総発着回数は、前年同月比61%減の7625回と大幅に減少した。総旅客数は同95%減の15万1934人と過去最低だった。日本国内の新型コロナウイルスの再拡大による緊急事態宣言の発令などが主な要因。

 国際線旅客便の発着回数は同76%減の3106回。旅客数は同96%減の8万566人。

 一方、国際線貨物便の発着回数は同108%増の3611回で、貨物量は同24%増の18万7105㌧と過去最高だった。とくにプラスチック製品や自動車部品などが好調となった。

 旅客便の減便で運べる貨物量が減り、貨物臨時便が多数運航された。このほか、コロナ禍での通販需要の拡大で海上貨物コンテナが不足していることも影響した。

 同日に発表された3月1~20日までの国内線発着回数は前年同期比72・6%減の795回だった。

田村社長は「緊急事態宣言の解除を見越して、早めに便数を回復させた」と説明した。

書類の提示1回に 接触減で感染防止も

 NAAは4月13日(火)から、パスポートと搭乗券などの提示が1回で済むFace Expressの実証実験をスタートする。

 同システムは航空機への搭乗者が所定の手続きで顔写真を登録すると、チェックインや保安検査、搭乗ゲートなどで提示することなく通過できる。

 参加航空会社は全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)。今後、順次拡大する予定だ。

 実証実験では21年7月の本格運用に向けて、運用手順や細かな調整を進める。

 田村社長は「コロナ禍では、接触削減による感染防止対策にもなる」と効果をアピールした。

第18回「日本ハウス・ホテル&リゾートグループ料理コンテスト」開く 中島貴弘氏(ホテル東日本宇都宮)が最優秀賞に

2021年3月29日(月) 配信

(左から)武藤達哉氏、菊池夕奈氏、川崎哲一氏、阿部由紀子氏、中島貴弘氏、石川二郎氏

 日本ハウス・ホテル&リゾート(武藤清和社長)は3月25日(木)、ホテル東日本宇都宮(栃木県宇都宮市)で、第18回「日本ハウス・ホテル&リゾートグループ料理コンテスト」を開いた。

 グループの料理人の技術と創造性向上のために毎年開催しており、18回目を迎えた。今回のテーマは、新型コロナウイルスの影響で「テイクアウト料理」に注目。グループ各社から67人がエントリーした。

 本選では、勝ち抜いた6人によるテイクアウト料理を審査した。この結果、中島貴弘氏(ホテル東日本宇都宮)の中国料理にアレンジを加えた「春のヌーベルシノワBOX」が最優秀賞に輝いた。春野菜と紋甲烏賊、北海道産のアイナメを青山椒で炒め、蓋を開けた時に春を感じさせる点などが高評価を得た。

 優秀賞には、石川二郎氏(ホテル東日本宇都宮)の「贅沢肉づくし弁当」、特別賞に武藤達哉氏(ホテル森の風鶯宿)の「御花見弁当2021」が受賞した。

 アイデア賞には、菊池夕奈氏(ホテル四季の館那須)の「春のピクニック弁当」、川崎哲一氏「春の大地と海の恵み」、阿部由紀子氏の「ステーキとラップサンドBOX」が受賞した。

 武藤社長は「本選に勝ち抜いた6人だけでなく、挑戦した67人が料理人として和洋中の垣根を超えてチャレンジしてほしい。コロナを超えてⅤ字回復するまで一人ひとり進化してほしい」エールを贈った。

バスNAVITIME、「バス停チェックイン」機能始める

2021年3月29日(月)配信

訪れたバス停を記録・振り返ることで、バス移動をより楽しく

 ナビタイムジャパン(大西啓介社長、東京都港区)は3月29日(月)、バス専用ナビゲーションアプリ「バスNAVITIME」で、「バス停チェックイン」機能を始めた。全国のバス停に対応し、訪れたバス停を記録・振り返ることでバスの利用促進をサポートする。

 同機能は、地図の選択メニューから「チェックイン」に切り替え、GPSをオンにした状態で現在地周辺のバス停にチェックインすると、そのバス停を記録できる。すべての路線バス・コミュニティバスを網羅する同社のバスデータを活用するため、日本全国のバス停にチェックインが可能。訪れたバス停や、そのバス停にチェックインした回数を地図上で確認でき、チェックインした回数に応じたバッジを獲得することもできる。

「バス停チェックイン」機能のイメージ

 通勤・通学や外出時のバス移動で同機能を利用してもらい、バッジの獲得を目指したり、これまでに訪れたバス停の振り返りを楽しめたりする。とくにバス移動が好きな人や、バス停を記録して達成感を感じたい人におすすめとしている。

 なお、「バスNAVITIME」は、4月上旬からバスの1日乗車券などのデジタルチケット販売を開始する予定だ。今後はバス事業者と連携し、チェックインしたバス停の回数などに応じたプレゼントキャンペーンの実施を予定している。

開業前の「ロマンスカーミュージアム」公開 「走る喫茶室」当時のメニュー味わえるカフェも

2021年3月29日(月)配信

ロマンスカーギャラリー

 小田急電鉄はこのほど、4月19日(月)に開業する開業前の「ロマンスカーミュージアム」(神奈川県海老名市)をマスコミに公開した。1階「ロマンスカーギャラリー」には、特急ロマンスカー・SE(3000形)、NSE(3100形)、LSE(7000形)、HiSE(10000形)、RSE(20000形)を展示。一部の車両は乗車し、車内も楽しめる。

 高橋孝夫館長は、「近くで見るだけではなく、車内に入って旅の気分も味わってほしい」とPR。「ここを起点に小田急線沿線に旅に出ていただいたり、他の鉄道ミュージアムに出かけたり、ほかにはない企画も立案していきたい」と語った。

 2階ジオラマパークには、新宿から箱根までの沿線を模した巨大ジオラマを展開。映像と照明、ジオラマの建物の光が連動し刻々と移り変わる沿線の街並みのなかを列車が走るほか、映像と音響、照明で演出するジオラマショーも展開する。

ジオラマ(箱根湯本駅)

 同じく2階「ロマンスカーアカデミアⅡ」には、手の動きに合わせ路線が引かれ、学校や店などが駅を中心にできていくインタラクティブアート「電車とつくるまち」や、ロマンスカー・LSEの運転台を再利用したシミュレーターなど子供が楽しめるコンテンツを集積。シミュレーターは実際の運転席から撮影した映像を使用し。運転操作機器をそのまま活用することで、本格的な運転士体験が可能だ。難易度は3種類で、当日抽選制。

 入館者以外も利用できるミュージアムカフェ「ロマンスカーミュージアムクラブハウス」では、海老名駅に停車するロマンスカーや小田急の車両を眺めながら沿線食材を取り入れたスイーツなどを味わえ、タイミングによっては洗車される車両を見ることもできる。

クールケーキと日東紅茶のセット

 またカフェでは、かつて、ロマンスカーで提供され親しまれていたシートサービス「走る喫茶室」当時のメニュー「クールケーキと日東紅茶のセット」を再現して提供する。高橋館長は「私はかつてロマンスカーの運転手を務めていましたが、ロマンスカーと言えば走る喫茶室という方も多く、これを楽しみに旅行に出かけられた人も多かったです。ロマンスカーでの車内販売は3月で終了してしまいましたが、カフェで懐かしい時間をお過ごしいただければ」と思いを語った。

観光型スマートシティ「LINKED CITY」構築へ 国際観光施設協会「スマートシティ研究会」を発足

2021年3月29日(月) 配信

初回は参加企業が自社の取り組みをPR

 国際観光施設協会(鈴木裕会長)の旅館観光地分科会(川村晃一郎分科会長)は3月25日(木)、観光型スマートシティ「LINKED CITY」構築に向け「スマートシティ研究会」を発足した。地域資源とAI、IoTデジタルオープンプラットフォームによる事業インキュベーションで雇用の創出を目指す。都市と地域、地域と地域をつなげることによる分散型社会の構築を実現させたい考え。軸はワーケーションとビジネスマッチング。自治体と地方民間企業を連携させ、各省庁の助成金も活用し、実現に向けて22の企業が知恵を出し合い共創する。

 「LINKED CITY」は、同協会の旅館観光地分科会が研究を進める「町じゅう旅館・ホテル」の考え方を深化させたもの。「町じゅう旅館・ホテル」は、ホテルや旅館で働く人を起点とし、まちの施設やイベント、人をITでつなぎ、地方創生を目指す構想だ。

 参加22社は、観光MaaSのプラットフォームの構築(ジョルダンやジョルテ)、地域の人が活躍できるコンテンツ作り(角川文庫やTOSE)、宿のソリューション構築(構造計画研究所やTOA)、自治体のコンサルトブランディング(十勝シティデザインやウエダ本社)を担う。

鈴木裕会長

 同日行われた発足会で鈴木会長はLINKED CITYが①観光②教育③モノづくり④働き方⑤医療⑥モビリティーーーの6つのアイテムで構成されると説明した。そのうえで、「観光の語源は、国の光を見ること。日本が見せるべき国の光は、気候や四季折々の美しさであり、各地域には独自の文化や伝統が残っている。しかし活用できているとはいいがたい状況にあるので、これらを国の光として磨き上げ、地域に人を呼び込む」と力を込めた。

日観振と東観推が連携協定結ぶ 震災復興や地域活性化を

2021年3月29日(月) 配信

連携で地域活性化(イメージ)

 日本観光振興協会(山西健一郎会長)と、東北観光推進機構(松木茂会長)はこのほど、東北の観光振興と地域経済活性化をはかることを目的に、事業連携協定を結んだ。東日本大震災から 10 年が経過したが、連携による広域観光振興を通じて、震災やコロナ禍からのさらなる復興と活性化を狙う。

 具体的には 国内外における東北プロモーションや、観光人財育成における共同事業などを実施する。また、日観振の東北支部事務局を東観推の推進本部内に設置する。なお、いずれも 2021 年 4 月 1 日以降に行う。 

訪日再開へ道筋確認 管理型旅行の内容も共有 JATA経営フォーラム分科会C

2021年3月29日(月) 配信

(左から)磯康彦部長、蔵持京治室長、黒澤信也社長、緒方葉子執行役員、中山眞一部長

 日本旅行業協会(JATA、坂巻伸昭会長)は2月26日(金)、オンラインで「第29回JATA経営フォーラム2021」を開いた。分科会C会場では「訪日インバウンド復活へ向けたロードマップ」をテーマに、11月にビジネストラックとして来日したウィーンフィルハーモニー楽団の管理型旅行の具体的な内容を確認したほか、受入再開までに求められる考え方などを議論した。

 冒頭、JNTO企画総室の蔵持京治企画室長は現在の取り組みとして、海外に向けて日本の魅力を忘れないでもらうための情報発信や、再開後に日本を訪れてもらえるよう各国政府に働き掛けていることを報告した。

 蔵持室長は「とくに感染防止対策が求められる。アピールのための素材は完成間近」と伝えた。一方、受入側の考え方として「1カ国ごとの感染状況に合わせ、悪化した場合には、受け入れを中断するべき」との考えを示した。

 具体的な国として、2月現在では、これまで少なかったマレーシアの感染者数が増加したのに対し、ドイツは減少傾向にあることなどを挙げた。

ホテルと1週前交渉 チェックインは車内

 次にウィズコロナの訪日旅行に向けたワーキンググループ委員を務める東日観光営業第二部の中山眞一部長が管理型旅行の参考として、昨年11月にオーケストラの演奏会のために、ビジネストラックで来日したウィーンフィルハーモニー楽団の滞在のようすを伝えた。

 東日観光はホテルの1フロアを貸し切りにしたほか、ロビーで他の利用者との接触を避けるために、チェックインはバス車内で実施した。特別に許された新幹線での移動の際には、東日観光の社員20人が同楽団を取り囲みながら動いた。

 また、同楽団からは感染状況を間際まで見極めたい意向から、渡航の出発が正式に決定した日付は、1週間前だったという。

 ホテルとの交渉は「来日が確実になってから行えた」とし、今後のフロアや食事会場の貸し切りの交渉などについては、「通常より短い期間になるだろう」と強調した。

 JATAの訪日委員会副委員長を務め、JTBグローバルマーケティング&トラベルの黒澤信也社長は昨年10月に旅館・ホテルや観光施設など受入側を対象に実施したアンケート結果について話した。

 96%が国際的な往来再開に向けた運用ルールの下で、往来再開を望んだ。このほか、希望する旅行スタイルは旅程管理型旅行が最も多かった。

日本に安全求める声 〝感染しない対策を〟

 ディスカッションではこれまで登壇した蔵持室長と中山委員、黒澤副委員の3氏に加え、日本旅行の緒方葉子訪日旅行営業部長が登壇した。モデレーターはJATAの訪日旅行推進委員会で東武トップツアーズの磯康彦執行役員が務めた。

 黒沢氏は受入再開後の日本政府の方針として「陰性者のみを受け入れること」とし、「日本で感染しない対策の構築が訪日を促進する最も基本になる」との考えを示した。

 さらに、今後自由行動ができるまでは「コンビニの店員や路線バスの運転手など訪日客と関わるすべての人が、陰性であることを証明することが求められる」とした。

 中山氏はウィーンフィルハーモニー楽団員が入国の4カ月前から健康管理に気をつかったことを伝えた。そのうえで、「楽団員は旅行中に感染することを大変恐れていた。ホテルの従業員や移動中に接した駅員など受入側の健康管理について問う声もあった」と振り返った。

 緒方執行役員は旅行商品の営業について、日本には初めて来る人が多く人気の東京と京都を避けて販売することの難しさを話した。今後の販売には「(人気観光地は)混雑時間を避ける提案をする必要がある。観光の基本である人との触れ合いは、混雑が少ない地方で行うようにしたい」と話した。

 蔵持氏はニューヨーク(アメリカ)に住む妻が帰国した際の話として「電車での混雑に恐怖を覚えた」と紹介した。

 ソーシャルディスタンスへの意識が高い外国では、電車が混雑しないとし、「危険を冒してまで移動する人は少ない。日本は安全であることを発信する必要がある」と意見を述べた。

 磯氏は最後に「多くの訪日客向けのアンケートで、日本は訪れたい国とされている。一方で、安心・安全を求める声は癒しや快適さを抜いて最も多い。今後は感染防止策の発信が最も重要になるだろう」と総括した。