日本旅行は今年度からスタートした中期経営計画「VALUE UP 2020」で、インバウンドを含めた地方創生を事業の大きな柱に据える。ポニーキャニオンは “人を楽しませる”エンターテインメント・コンテンツ制作のノウハウを活用し、2016年から地域プロモーション事業を展開。今年6月には「エリア・アライアンス部」を創設した。
ANAの志岐副社長とピーチの井上CEOは、エアビーが展開する多様性のある宿泊のパターンや、ホストとゲストとの間に生まれるコミュニケーションに大いに期待していることを報告。「今まで私たちはB to Cのコミュニケーションに力を入れてきたが、C to Cでのコミュニケーションはすごく新しい。そこに多様性を感じる」(志岐副社長)、「お客様とのコミュニケーションの取り方の部分でとても刺激を受ける。コラボレーションで多様な宿泊パターンが提供できる」(井上CEO)と述べ、多様性のある宿泊パターンが、日本に新たなムーブメントを与えると強調した。
エアビーとピーチによる取り組みでは、「人から検索する」新しい旅のスタイルを提案する。ピーチは同記者発表内で、来春にC to C型の旅予約サービス「COTABI」を開始することを発表。同サービスでは、個人が発信する情報から旅プランを見つけ出し、一括予約まで完結する個人間取引型サービスの開発を目指すことを目的としており、ピーチは両者間のプラットフォームとしてサービスの展開をはかっていく。