大手キャリアで子どもの回線を契約すると、月額の見積もりが想像より高くて驚く親は少なくありません。
とはいえ格安SIMに切り替えるとなると、「有害なサイトを見てしまわないか」「知らないうちに課金しないか」「居場所は分かるのか」と、料金とは別の心配が次々に出てきます。
一方で、友達とのLINEに入れず子どもが困る状況も避けたいところです。
「格安SIM 子ども」と調べると、人気の会社を並べたおすすめランキングがたくさん出てきますが、月額の安さだけで並べた順位では子どもに合うかを判断できません。
この記事では、検索上位の記事で取り上げられることの多かった5社について、フィルタリングと見守りの中身を各社の公式サイトだけで確かめ、子どもを守る機能の範囲と、安全のための費用を足した月額で順位をつけました。
あわせて、自宅のWi-Fiにつないだときにもフィルタリングが効くかどうかと、申し込みの画面で親が選ぶ項目を会社ごとに整理しています。
小学校高学年から中学生の初めてのスマホを、家庭に合う1社で安心して渡せるように、選び方と契約の手順まで順に説明します。
金額はすべて税込で、2026年10月15日時点の公式の情報です。
初めてのスマホにはフィルタリングと見守りがそろう格安SIMがおすすめ

格安SIMでも、18歳未満の子どもが使う回線にはフィルタリングが用意されており、居場所の確認や利用時間の制限まで付けられる会社があります。
フィルタリングと見守りの料金を足しても、月1,000〜1,800円台に収まる家庭が多くなります。
この記事で取り上げる人気の5社のうち、安全にかかる費用まで含めて月3,000円を超えるのはワイモバイルだけです。
あとは「見守りの細かさ」「店舗で相談できるか」「月額の安さ」のどれを優先するかで、おすすめの会社が決まります。
金額はすべて税込です。
- 位置情報もアプリの制限も1つのサービスで済ませたい(Androidの場合):トーンモバイル(安全費用込みで月1,793円)
- 契約や設定を店員に相談しながら進めたい:ワイモバイル(あんしんフィルターは月0円)
- 12歳以下のうちは月額をできるだけ下げたい:楽天モバイル(12歳以下は条件を満たせば月1,078円)
Androidで見守りまで1社で済ませたい家庭にはトーンモバイルが合う
子どものスマホがAndroidなら、トーンモバイルは見守りの機能を別の会社のアプリで補わなくても足りる点で、5社の中で頭ひとつ抜けています。
iPhoneでは端末ロックとLINEの個別制限が使えず、年齢に合わせた制限はAppleのスクリーンタイムで設定するよう公式が案内しています。
月473円の「TONEファミリー」に、居場所の確認、利用時間の制限、アプリの制限がまとめて入っているからです。
位置情報は、子どもの今いる場所を最大180秒追いかける「追尾モード」と、学校や塾に着いたときに通知が届く「ジオフェンス」が、AndroidでもiPhoneでも使えます。
さらに、端末のAIが裸などの不適切な写真や動画の撮影を検知してブロックする機能もあり、これも両方のOSに対応しています。
公式は「100%防ぐことを保証するものではありません」と断ったうえで提供しています。
保護者がトーンモバイルを契約していなくても、「Oneファミリー」アプリで見守れます。
親1人から子ども最大4台までを1本分の料金で管理できるので、きょうだいで持たせる家庭でも見守りの費用は増えません。
月額は基本料金1,210円にTONEファミリー473円と、フィルタリングの強さを学年別に選べる「あんしんインターネットオプション」110円を足した1,793円です。
これは公式が「お子様の場合」として示している支払い例と同じ金額です。
見守りを重視する家庭に、5社の中で最もおすすめできる1社です。
店舗で相談しながら持たせたい家庭はワイモバイルを選ぶと安心
申し込みや初期設定を自分だけで進めるのが不安なら、ワイモバイルが向いています。
全国のワイモバイルショップで、契約からフィルタリングの設定まで店員に相談できるからです(公式サイトでは全国に2,000店以上と案内しています)。
フィルタリングの「あんしんフィルター」は月額0円で、強さを学年に合わせた4段階から選べます。
68種類のカテゴリから、見せてよいもの・見せたくないものを個別に決めることも可能です。
公式は、4G・5Gの回線だけでなくWi-Fiにつないだときにも効くと明記しています。
SIMだけを契約した場合、あんしんフィルターはWebのMy Y!mobileからは申し込めず、ワイモバイルショップでの手続きになります。
店舗を使う前提の家庭なら、この点はむしろ手間が省けます。
子どものスマホがAndroidなら、居場所を確かめたいときに検索する側が月220円の「位置ナビ」を付けると、現在地の検索や最大3日分の行動履歴が見られます。
子どもが12歳未満なら、子ども側で設定を変えられなくする「位置ナビ検索者設定」の申し込みが必須です。
料金は5社の中で最も高く、最小のシンプル3 S(5GB)で月3,278円です。
店頭で申し込むと初期費用は4,950円で、Webの3,850円より1,100円上がります。
相談できる安心に月額の差を払えるかどうかで決めてください。
初めての設定に不安がある親には、月額が高くてもおすすめできます。
3GB前後のプランで小学生の月額を抑えたい家庭には楽天モバイルが安い
光回線とのセット割やカード払いの割引を使わない場合、3GB前後の代表的なプランで比べると、12歳までの毎月の支払いを最も低くできるのは楽天モバイルです。
12歳以下が対象の「最強こども割」で、毎月最大440円が割り引かれます。
家族の誰かが楽天モバイルを契約していて「最強家族割」も使えると、3GBまでの月額は528円まで下がります。
18歳未満は月550円のフィルタリング「あんしんコントロール」の契約が原則必須なので(保護者が不要申出書を出した場合を除く)、足しても月1,078円です。
家族割を使わない場合でも、最強こども割で3GBまで638円になり、あんしんコントロールを足して1,188円です。
最強こども割を受けるには、子ども本人の名義で契約し、Rakuten Linkアプリを使うことが条件です。
楽天IDを使わずに申し込むと割引の対象外になります。
支払いは保護者名義のクレジットカードや口座でかまいません。
割引は13歳の誕生月の前月まで続き、13歳になる月からは110円引きの「最強青春割」へ自動で切り替わります。
国内通話はRakuten Linkアプリからかければ無料なので、子どもが家に電話をかけても通話料はかかりません。
一方で、データを使った量に応じて3GB超は2,178円、20GB超は3,278円へ自動で上がるため、動画をよく見る子どもには容量の使い方を一緒に決めておく必要があります。
【2026年10月】子ども向けの格安SIMおすすめ人気ランキング5選

ここでは、子どもに初めてスマホを持たせる家庭の目線で、人気の5社をおすすめの順に並べたランキングを紹介します。
基本の月額の安さだけで並べると、フィルタリングや見守りに追加でかかる費用が見えなくなります。
そこで、守れる範囲の広さと、安全にかかる費用まで含めた月額の2つで評価しています。
ランキングは子どもを守る機能の範囲と安全費用込みの月額で順位を決めた
順位は2つの基準で決めました。
1つ目は、フィルタリングに加えて位置情報・利用時間・アプリの制限が1つのサービスでどこまでそろうかです。
iPhoneでも使える機能が多い会社ほど高く評価しました。
2つ目は、基本料金にフィルタリングと見守りの料金を足した月額です。
1位のトーンモバイルは、追尾モードやジオフェンスといった居場所の機能と、不適切な自画撮りを防ぐ機能がiPhoneでも使えます。
安全費用込みで月1,793円と、機能の範囲に対して負担が軽い点も評価しました。
2位の楽天モバイルは、あんしんコントロール1つで位置情報とWebフィルタリングが両方のOSに対応し、月1,628円に収まります。
アプリの利用時間の制限はAndroidだけです。
3位のmineoは、月385円の安心フィルタリングに見守りまで入っています。
ただし位置情報の確認はAndroidに限られます。
4位のワイモバイルはフィルタリングが無料でWi-Fiでも効くものの、基本料金が月3,278円と高めです。
5位のIIJmioは月1,246円と、表の代表的なプランの中では割引なしで最も安い一方、位置情報は履歴の表示で対応OSが公式に明記されていないため、見守りの範囲で順位を下げました。
5社のフィルタリング込みの月額は一覧表でひと目でわかる
人気の5社の基本料金と、安全のために足す費用を1つの表にまとめました。
「安全費用込みの月額の例」は、表のサービスを付けたときの合計です。
| 会社名 | 基本の月額 | フィルタリング・見守りのサービスと月額 | 安全費用込みの月額の例 | 位置情報の確認(iPhone) | 位置情報の確認(Android) |
|---|---|---|---|---|---|
| トーンモバイル | 1,210円(動画以外使い放題) | TONEファミリー473円+あんしんインターネットオプション110円 | 1,793円 | 〇(追尾モード・ジオフェンス) | 〇(追尾モード・ジオフェンス) |
| 楽天モバイル | 1,078円(3GBまで) | あんしんコントロール550円 | 1,628円(12歳以下で家族割とこども割なら1,078円) | 〇(見守りエリア・移動経路) | 〇(見守りエリア・移動経路) |
| mineo | 1,298円(マイピタ3GB) | 安心フィルタリング385円 | 1,683円 | ×(iOS版は非対応) | 〇 |
| ワイモバイル | 3,278円(シンプル3 S 5GB) | あんしんフィルター0円(位置ナビを付けると220円) | 3,278円 | あんしんフィルターでは不可(位置ナビもiPhoneはみまもる側だけで、居場所を確かめられる側はAndroid 8.0以上のみ) | 〇(あんしんフィルターの居場所の履歴) |
| IIJmio | 850円(2ギガ) | i-フィルター for マルチデバイス396円 | 1,246円 | 位置情報履歴の表示あり(対応OSは要問い合わせ) | 位置情報履歴の表示あり(対応OSは要問い合わせ) |
※金額はすべて税込、2026年10月15日に各社公式サイトで確認。
表は各社の3GB前後の代表的なプランで計算しており、mineoには最大32kbpsのマイそく スーパーライト(月250円)など、表より安い低速のプランもあります。
ワイモバイルは「おうち割 光セット(A)」と「PayPayカード ゴールド」払いの割引を入れると、シンプル3 Sが月858円になります。
トーンモバイル|月473円の見守りでAIが不適切な自画撮りを防ぎ親は他社のままでも見守れる

トーンモバイルは、ドコモ回線を使うSIMだけの格安SIMで、月額は1,210円の1種類で(プランは使う端末で決まるAndroid用とiPhone用の2つ)、動画以外のデータを容量を気にせず使えます(動画は月2GB分まで)。
いちばんの特徴は、見守りオプション「TONEファミリー」(月473円・加入月は無料)です。
スマホの中のAIが裸などの不適切な写真や動画の撮影を見つけて止める機能や、子どもの今いる場所を最大180秒追いかける機能、学校や塾に着いたら通知する機能がそろいます。
保護者は他社の回線のままで、専用アプリから見守れます。
Androidなら時間や場所を決めてスマホをロックしたり、LINEの課金やオープンチャットを個別に止めたりもできます。
見守りを1社でいちばん細かくそろえられるため、ランキングでは1位にしました。
- TONEファミリーは月473円で、親1人から子ども最大4台まで見守れる(保護者は他社の回線のままでよい)
- 不適切な自画撮りをAIで止める機能と位置情報の追尾は、AndroidでもiPhoneでも使える
- Androidならアプリの追加を親の許可制にでき、時間と場所で端末をロックできる
- 全国約2,000のドコモショップで申し込め、親名義で契約して子どもを利用者にできる
- Androidのスマホを持たせ、アプリの追加の許可制や時間・場所での端末ロックまで親が管理したい家庭
- 親は今の大手キャリアのままで、子どもの居場所の確認と自画撮りの対策をしたい家庭:保護者は他社の回線のまま専用アプリで見守れます
- ドコモショップの店頭で、対面で申し込みたい家庭
- iPhoneで時間や場所での端末ロック、LINEの個別の制限まで使いたい家庭:この2つはiPhoneでは使えません
- 外で動画をたくさん見る中学生のいる家庭:動画は月2GB分までで、超えると1GBごとに220円かかります
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 1,210円(動画以外は使い放題。見守りとフィルタリングの強度設定を付けた公式の子どもの例は1,793円) | 容量別のプランはない。1,210円で動画以外は使い放題、動画は月2GB分を含み、超えると1GBごとに220円 | 国内通話は30秒11円。5分以内の国内通話のかけ放題は月770円 | 3,733円(契約事務手数料3,300円+SIMカード手配料433円) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ドコモ回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | 容量の繰り越しはない(動画以外は使い放題のため)。毎月含まれる動画のチケットはその月のうちが期限で、有料で買い足すチケット(1GB分220円)は購入日を含めて31日間使える |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間も違約金もない |
| 支払い方法 | 契約者本人名義のクレジットカード(契約後に口座振替へ変更できる) |
※ 専用のTONE端末は販売を終えており、今は手持ちのAndroid(Android 11以降の動作確認済み端末)かiPhone(iPhone 6s以降)に挿して使います。iPhoneでは、時間や場所での端末ロックとLINEの個別の制限が使えず、アプリの制限は対象の37アプリの通信を止める方式です。
楽天モバイル|12歳以下は3GBまで月528円になり子ども本人の名義で契約できる

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、その月に使ったデータ量で月額が自動で決まり、3GBまでなら1,078円です。
12歳以下の子どもは「最強こども割」で毎月最大440円引きになり、家族割と合わせると3GBまで月528円になります。
13歳になると自動で「最強青春割」(毎月110円引き)に切り替わります。
18歳未満も保護者の同意書があれば子ども本人の名義で契約でき、支払いは親名義のカードや口座でかまいません。
フィルタリングは独自の「あんしんコントロール」(月550円)で、位置情報の確認と専用ブラウザでのWebの制限はiPhoneでもAndroidでも使えます。
Rakuten Linkアプリからの国内通話は無料なので、子どもが電話をかけても通話料が増えにくい点も特徴です。
12歳以下の子どもがいる家庭におすすめで、光回線とのセット割やカード払いの割引を使わない場合に、3GB前後の代表的なプランで比べて月額をいちばん低く抑えられるため、2位にしました。
- 12歳以下は最強こども割と家族割で3GBまで月528円になる
- 18歳未満も子ども本人の名義で契約でき、支払いは親名義のカードや口座でよい
- あんしんコントロール(月550円)の位置情報と移動経路の確認は、iPhoneでもAndroidでも使える
- Rakuten Linkアプリからの国内通話は無料(0570などの番号は対象外)
- 12歳以下のうちは月額をできるだけ抑えたい家庭:家族割と最強こども割で3GBまで528円、あんしんコントロールを足しても1,078円です
- 子どもが家族によく電話をかける家庭:Rakuten Linkアプリからの国内通話は無料です
- 子ども本人の名義で回線を持たせ、成人後もそのまま使わせたい家庭
- 親名義の回線を子どもに使わせたい家庭:あんしんコントロールは18歳以上の契約者は申し込めないため、子どもの回線は子ども本人の名義で契約することになります
- iPhoneでアプリの利用時間を制限したい家庭:アプリの利用時間の制限と一時ロックはAndroidだけの機能です
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 3GBまでの月は1,078円(12歳以下で最強家族割と最強こども割なら528円) | 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円。20GBを超えると無制限で3,278円 | Rakuten Linkアプリからの国内通話は無料。標準の電話アプリは30秒22円。15分(標準)通話かけ放題は月1,100円 | 契約事務手数料0円(同じ名義で4回線目まで。5回線目からは3,850円) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | 楽天回線(一部のエリアはパートナー回線) |
| データの繰り越しと追加料金 | 繰り越しはない。使った量で月額が自動で上がるため、追加の購入は要らない |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間の有無は要問い合わせ。利用開始から1年以内の解約は解約事務手数料(最大1,078円) |
| 支払い方法 | クレジットカード、デビットカード、口座振替(手数料月110円)、楽天ポイント(未成年の契約でも親名義のカード・口座でよい) |
※ 18歳未満が使うにはあんしんコントロール(月550円)の契約が原則必要で、使わない場合は保護者の「フィルタリング・サービス不要申出書」の提出が要ります。あんしんコントロールは18歳以上の契約者は申し込めないため、子どもが使う回線は子ども本人の名義で契約します。アプリの利用時間の制限と一時ロックはAndroidだけの機能です。最強こども割は楽天IDを使った申し込みが条件です。
mineo|月385円の安心フィルタリングに位置情報や利用時間の見守りまで入っている

mineoは、au・ドコモ・ソフトバンクの3つの回線から選べる格安SIMで、3GBのマイピタは月1,298円です。
子ども向けには、日本PTA全国協議会推薦のi-フィルターを使った「安心フィルタリング」(月385円)があり、Webの制限に加えて、位置情報や通話履歴の確認、利用時間の制限といった見守りまで1つのオプションに入っています。
最初の申し込みは利用開始月とその翌月が無料です。
年齢別の設定は学年に合わせて6段階から選べます。
公式の書面では、スマホに入れる型のフィルタリングなので通信の種類に関係なく効くと説明しています。
18歳未満は契約できないため、親名義で申し込み、手続きの途中で子どもを利用者として登録します。
月額と見守りの範囲のつり合いがよく、Androidで見守りたい家庭におすすめなので、3位にしました。
- 安心フィルタリング(月385円)に位置情報・通話履歴の確認と利用時間の制限が含まれる
- 年齢別の設定を「ファミリー」「小学生」「中学生」「高校生」「大人」「フィルターOFF」の6段階から選べる
- 繰り越した容量を最大10回線で分け合え、親の余った容量を子どもに回せる
- 全国100店以上の店舗で申し込みや相談ができる
- Androidのスマホで、位置情報と利用時間の制限を月385円のオプション1つでまとめたい家庭
- 親もmineoを使っていて、余った容量を子どもの回線に回したい家庭:繰り越した容量を最大10回線で分け合えます
- 学年が上がるのに合わせて、制限の強さを段階的に緩めたい家庭:年齢別の設定を6段階から選べます
- iPhoneで子どもの居場所を確かめたい家庭:安心フィルタリングの位置情報の確認はAndroidだけの機能です
- 子ども本人の名義で契約したい家庭:18歳未満は契約できず、親名義で申し込んで子どもを利用者に登録します
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 250円(マイそく スーパーライト・最大32kbps)。容量で選ぶマイピタは3GB 1,298円から | 3GBは1,298円。20GBはなく、15GBが1,958円、30GBが2,178円 | 30秒22円(mineoでんわアプリなら30秒10円)。10分かけ放題は月550円、時間無制限は月1,210円 | 4,290円(契約事務手数料3,850円+SIMカード発行料440円。eSIMは発行料0円) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | au回線・ドコモ回線・ソフトバンク回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | マイピタは余った容量を翌月に繰り越せ、パケットシェアで最大10回線と分け合える。追加はパケットチャージで100MBごとに55円 |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間も解約手数料もない |
| 支払い方法 | 本人名義のクレジットカード(eo光を利用中で口座振替を選んでいる人は口座振替も可) |
※ 安心フィルタリングの位置情報の確認とアプリの制限はAndroidだけの機能で、iPhoneではWebの制限と専用ブラウザの利用時間の制限が中心になります。LINEの年齢確認は音声通話つき(デュアルタイプ)の回線だけが対象です。
ワイモバイル|あんしんフィルターが無料でWi-Fiにつないでも効き店舗で設定を相談できる

ワイモバイルは、ソフトバンクが提供するソフトバンク回線の料金ブランドで、5GBのシンプル3 Sは月3,278円です。
月額は5社の中で高めですが、i-フィルターの技術を使った「あんしんフィルター」を月額無料で使えます。
公式サイトでは、3G・4G・5G・Wi-Fiのすべての通信で効くと明記しています。
強度は学年に合わせた4種類で、68のカテゴリから見せる・見せないを選べます。
全国のワイモバイルショップで契約や設定を相談できるので、初めてのスマホの設定を店員と一緒に進めたい家庭に向いています。
位置の確認は「位置ナビ」(探す側が月220円。
居場所を確かめられる側はAndroidのみ)を使います。
月額は高めでも、フィルタリングの費用がかからず対面で相談できる点を評価し、店舗で相談したい家庭へのおすすめとして4位にしました。
- あんしんフィルターは月額無料で、モバイル通信でもWi-Fiでも効く
- フィルターの強度を4種類から選べ、68のカテゴリで細かく調整できる
- ワイモバイルショップで契約からフィルタリングの設定まで相談できる
- 家族割引で2回線目以降が月1,100円引きになる
- 初めてのスマホの設定を、店舗で店員と一緒に進めたい家庭
- iPhoneを持たせ、自宅のWi-Fiでも外のモバイル通信でも同じようにWebを制限したい家庭:あんしんフィルターは無料で、すべての通信で効くと公式に書かれています
- 親もワイモバイルで、家族割引(2回線目以降は月1,100円引き)を使える家庭
- 月額を最優先する家庭:割引なしのシンプル3 Sは月3,278円で、5社の中でいちばん高くなります
- iPhoneで居場所の履歴やアプリの制限まで使いたい家庭:ワイモバイルの案内では、あんしんフィルターのこの2つの機能はiPhoneでは使えません
- SIMだけをネットで申し込んで済ませたい家庭:SIMだけの契約だと、あんしんフィルターの申し込みは店舗での手続きになります
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 3,278円(シンプル3 S・5GB。割引なし) | 3GBと20GBのプランはない。Sは5GB 3,278円、Mは30GB 4,378円 | 30秒22円。1回10分以内のかけ放題は月880円、時間無制限は月1,980円(Lは1回10分以内の国内通話が追加料金なし) | ウェブでの新規契約は3,850円、店頭は4,950円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ソフトバンク回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | 余った容量は翌月まで繰り越せる(申し込み不要)。データ増量オプションは月550円 |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 12か月以内の解約は契約解除料(S・Mは858円、Lは1,100円) |
| 支払い方法 | クレジットカード、口座振替 |
※ SIMだけで契約した場合、あんしんフィルターの申し込みはワイモバイルショップでの手続きになります(My Y!mobileからは申し込めません)。ワイモバイルの案内では、iPhoneではアプリの利用制限と居場所の履歴が使えないため、iPhoneの機能(スクリーンタイム)と組み合わせます。オンラインストアでは未成年は契約できず、親名義で申し込みます(子どもを利用者として登録できるかは機種によるため要問い合わせ)。ワイモバ親子割は2026年6月1日で受付を終えています。
IIJmio|親と同じmioIDで契約すれば最大10回線でデータを無料で分け合える

IIJmioは、インターネットイニシアティブが提供するドコモ回線とau回線の格安SIMで、音声通話つきの2ギガは月850円から使えます。
子どもの回線を親と同じ契約(mioID)で持てば、最大10回線まで無料でデータ容量を分け合えるうえ、10MB単位で容量を贈ることもできます。
音声SIMは18歳未満が契約できないため、親名義で契約して子どもを利用者として登録し、その画面でフィルタリングを使うかどうかを選びます。
フィルタリングは「i-フィルター for マルチデバイス」(月396円・最初の1ライセンスは最大2か月無料)で、ウイルス対策とセットの「みまもりパック」(月550円)もあります。
見守りの機能は他社より少なめですが、13歳以上の子どもなら、光回線とのセット割やカード払いの割引を使わない場合に、3GB前後の代表的なプランで比べて安全費用込みの月額をいちばん低く抑えられ、親もIIJmioの家庭におすすめなので、5位にしました。
- 同じmioIDの回線なら最大10回線でデータを無料でシェアできる
- 音声通話つきの2ギガが月850円で、i-フィルター(月396円)を足しても1,246円に収まる
- ウイルス対策とi-フィルターのみまもりパックは月550円で、単品で付けるより121円安い
- 最低利用期間は利用開始月の末日までで、契約解除料はかからない
- 親もIIJmioを使っていて、子どもの回線を同じmioIDで管理し容量を分け合いたい家庭
- 13歳以上の子どもで、フィルタリング込みの月額を低く抑えたい家庭:2ギガ850円とi-フィルター396円で1,246円です
- iPhoneで子どもの居場所を確かめたい家庭:i-フィルターの位置情報履歴の表示がiPhoneで使えるかは公式に明記がなく要問い合わせです
- iPhoneでアプリを制限したい家庭:i-フィルターのiPhone版にはアプリのフィルタリング機能がありません
- 子ども本人の名義で契約したい家庭:音声SIMは18歳未満が契約できません
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 850円(ギガプラン 音声2ギガ) | 3GBと20GBのプランはない。2ギガ850円、5ギガ950円、15ギガ1,600円、25ギガ2,000円 | 30秒11円。5分かけ放題は月500円、10分は月700円、時間無制限は月1,400円 | 3,733円(初期費用3,300円+SIMカード発行手数料433円・ドコモ回線の場合) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ドコモ回線・au回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | 余った容量は翌月に繰り越せる。追加は1GB 220円(その月の末まで・繰り越し不可) |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間は利用開始月の末日まで。契約解除料は0円 |
| 支払い方法 | クレジットカードのみ(公式FAQに明記) |
※ i-フィルターのiPhone版にはアプリのフィルタリング機能がありません。i-フィルターには位置情報履歴の表示がありますが、対応OSは公式に明記がないため要問い合わせです。データシェアは、家族が別々のmioIDで契約していると使えません。
子ども用の格安SIMの選び方は5つのポイントをチェック

子ども用の回線を選ぶときは、月額の安さより先に、どこまで守れるかと、使い方に容量が合うかを確かめます。
18歳未満が使うスマホにはフィルタリングの決まりがあり、見守りの機能は会社ごと・OSごとに差が大きいからです。
ここでは、フィルタリングの決まり、見守り機能の範囲、データ容量、音声通話SIMかどうか、iPhoneとAndroidの違いの5つを順に見ていきます。
おすすめの5社の具体的な違いも、それぞれの項目の中で取り上げます。
どれか1つだけで決めると、契約後に「iPhoneでは居場所が見られなかった」「容量が足りず追加料金がかさんだ」といった食い違いが起きやすくなります。
18歳未満のスマホにはフィルタリングの設定が法律で義務づけられている
子どもが使うスマホには、原則としてフィルタリングが付きます。
青少年インターネット環境整備法が、携帯電話の事業者に対して、使う人が18歳未満かを確かめ、フィルタリングを提供するよう義務づけているからです。
法律では18歳に満たない人を「青少年」と呼びます。
事業者は契約の前に、契約する人が青少年かどうかを確かめなければなりません。
契約者が大人でも、実際に使う人が青少年かどうかの確認が必要です。
保護者の側にも、子どもに使わせる回線を契約するときはその旨を申し出る決まりがあります。
総務省も、携帯電話事業者には使用者が青少年なら原則としてフィルタリングを提供する義務がある、と案内しています。
詳しくは総務省「フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存じですか?」にまとまっています。
格安SIMも例外ではありません。
内閣府・総務省・経済産業省の事業者向けQ&Aは、法律の上でMVNOと大手キャリアは区別されておらず、SIMカードだけを提供する場合もフィルタリングの提供義務がかかると説明しています。
ただし、保護者が「利用しない」と申し出れば外せます。
トーンモバイルは「フィルタリングサービス非加入確認書」、IIJmioは「加入しない場合の理由」の提出を求めるなど、各社とも保護者からの申し出の手続きを設けています。
見守り機能は位置情報と利用時間とアプリの制限がそろうかを確かめる
見守りのサービスを選ぶときは、居場所の確認、使える時間の制限、アプリの制限の3つが1つのサービスに入っているかを見ます。
どれかが欠けると、端末の設定や別のアプリで補う手間が増えるためです。
5社のサービスを見ると、3つの機能の入り方はかなり違います。
トーンモバイルのTONEファミリー(月473円)は、追尾モードやジオフェンスのほかに、アプリごとの利用時間帯の制限まで1つで扱えます。
楽天モバイルのあんしんコントロール(月550円)も、見守りエリアや過去90日分の移動経路、アプリお休み時間割を備えています。
mineoの安心フィルタリング(月385円)は、利用時間の制限と位置情報の確認、通話履歴の確認がひとまとめです。
一方、ワイモバイルのあんしんフィルターは利用時間の管理と居場所の履歴を持つものの、現在地の検索は月220円の位置ナビを別に付ける形で、子どものスマホがAndroidの場合に限られます。
IIJmioはi-フィルター for マルチデバイス(月396円)が中心で、位置情報の履歴を表示する機能がありますが、対応OSは公式に明記がなく要問い合わせです。
課金の対策も確かめておきたい点です。
mineoの安心フィルタリングは両方のOSで購入ページをブロックでき、トーンモバイルはAndroidならアプリの追加を保護者の許可制にできます。
データ容量は小学生なら3GB前後で足り中学生は使い方に合わせて増やす
容量の目安は、小学生なら月3GB前後です。
連絡や調べものが中心で、動画を長く見なければこの範囲に収まりやすく、自宅にWi-Fiがあれば家で見る動画の分は通信量に数えずに済みます。
中学生になってSNSや外出先での動画が増えたら、その使い方に合わせて容量を上げます。
ここでの数字は公的な統計ではなく、一般的な使い方から見た目安です。
- トーンモバイル:月1,210円で動画以外は使い放題。動画は月2GB分が含まれ、超えたら1GB 220円のチケットを買う形で、購入を保護者の承認制にできます
- 楽天モバイル:使った量で3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、それ以上は3,278円へ自動で上がります
- mineo:マイピタ3GBが1,298円で、15GBは1,958円です。使い切っても最大200kbpsでつながり、自動で追加料金はかかりません
- ワイモバイル:最小がシンプル3 Sの5GBで3,278円、次は30GBの4,378円です
- IIJmio:2ギガ850円、5ギガ950円と細かく刻まれ、追加は1GB 220円です
使った分だけ月額が上がる楽天モバイルは、上限を決めずに渡すと請求が増えやすい点に注意が必要です。
連絡が途切れないように電話番号のある音声通話SIMを選ぶ
子どものスマホは、データ通信だけのSIMではなく、電話をかけられる音声通話SIMで契約します。
家族とすぐ電話で連絡が取れることに加えて、LINEの年齢確認の対象になるのが音声通話のSIMに限られる会社があるからです。
IIJmioは、LINEの年齢確認を音声SIM・音声eSIMだけで受け付けており、データSIMでは使えないと公式に書いています。
mineoも年齢確認を音声付きのデュアルタイプに限っています。
年齢確認ができない回線では、18歳以上になってもLINEのID検索などが使えないままです。
なお、18歳未満の利用者はどの会社でも、LINEのID検索や電話番号での友だち検索が使えません。
音声通話SIMでも、通話料の負担は工夫次第で抑えられます。
楽天モバイルはRakuten Linkアプリなら国内通話が無料で、トーンモバイルはTONE IP電話(050番号)を使えばトーンモバイル同士の通話が0円です。
トーンモバイルは、Androidで端末をロックしている時間でも保護者への電話はかけられます。
契約の名義にも注意します。
IIJmioとmineoは18歳未満が音声SIMを契約できないため、保護者が契約して子どもを利用者として登録します。
iPhoneかAndroidかで使える見守りの機能が変わる
同じ見守りサービスでも、子どものスマホがiPhoneだと使えない機能が5社すべてにあります。
OSの仕組みの違いから、アプリの制限や位置情報の取得がAndroidより限られるためです。
| 会社名 | iPhoneで使えない・制限される機能の例 |
|---|---|
| トーンモバイル | 時間や場所での端末ロック、LINEのオープンチャット・課金・カメラの個別制限 |
| 楽天モバイル | アプリお休み時間割(アプリの利用時間の制限)、一時ロック |
| mineo | 位置情報の確認、アプリのフィルタリング |
| ワイモバイル | アプリの利用制限、あんしんフィルターでの居場所の履歴 |
| IIJmio | アプリのフィルタリング |
トーンモバイルのiPhoneでのアプリ制限は、対象の37アプリの通信を止める方式で、アプリ自体は起動します。
楽天モバイルとトーンモバイルでは、iPhone標準のブラウザ「Safari」を止めておかないと、フィルタリングの付いた専用ブラウザを通らずに閲覧できてしまいます。
足りない部分は、端末に最初から入っている機能で補います。
ワイモバイルの公式サイトは、無料で使える標準機能として、iPhoneには「スクリーンタイム」を、Androidには「ファミリーリンク」を案内しています。
mineoの公式書面も、iPhoneのアプリの利用時間の管理にはスクリーンタイムを使うよう説明しています。
おさがりのiPhoneを使うつもりなら、契約前に見守りサービスとスクリーンタイムをどう組み合わせるかを決めておくと迷いません。
子どもに持たせる端末の選び方は親のおさがりか新品かで変わる

格安SIMは回線だけを契約する形が多く、端末をどう用意するかは親が決めます。
家に使わなくなったスマホがあれば、端末代をかけずに始められます。
ただし、契約する会社の回線で動くか、OSが新しいフィルタリングアプリに対応しているかの2点を満たさないと、子どもを守る設定そのものができません。
新しく買う場合は、格安SIMの会社が回線と一緒に売る端末を選ぶと、動作の心配が少なく済みます。
ここでは、おさがりを使うときに確かめる点と、新品を買うときの具体例を順に紹介します。
金額はすべて税込です。
前の機種を使うならSIMロックとOSの更新期間を確かめる
おさがりの端末は、「その会社の回線で動くか」と「フィルタリングアプリが入るOSか」の2点を確かめてから使います。
1点目は回線との相性です。
昔の大手キャリアの端末には、ほかの会社のSIMを入れても使えないSIMロックがかかっていることがあり、解除の手続きが要ります。
そのうえで、各社が公開する動作確認済み端末の一覧に載っているかを見ます。
トーンモバイルの場合、iPhoneは「iPhone 6s」以降(iOS 15以降)でドコモ回線に対応した端末、Androidは「Android 11以降」で同社が動作を確認した端末が対象です。
楽天モバイルも、家族のおさがりを使うときは楽天回線対応機種かどうかを公式ページで調べるよう案内しています。
2点目はOSです。
フィルタリングは端末にアプリを入れて動かす方式が中心で、アプリごとに対応OSが決まっています。
| 会社 | フィルタリング | iPhoneの対応OS | Androidの対応OS |
|---|---|---|---|
| mineo | 安心フィルタリング(i-フィルター) | iOS 13.0以降 | Android 6.0以降 |
| IIJmio | i-フィルター for マルチデバイス | iOS 12.0以降 | Android 6.0以降 |
| ワイモバイル | あんしんフィルター | iOS 13以降 | Android 8.0以上(一部機種を除く) |
メーカーのOS更新が止まった古い端末は、この条件を満たせず、フィルタリングが入らないことがあります。
手元の端末の設定画面でOSのバージョンを確かめ、表の条件と照らし合わせてから子どもに渡す流れが確実です。
新しく買うなら格安SIMの端末セットで安く手に入る
新品を買うなら、契約する格安SIMの会社が販売する端末を回線と一緒に選ぶ方法が手軽です。
その会社の回線で動くことが前提の機種なので、SIMロックや動作確認を自分で調べる手間がかかりません。
スマホに詳しくない親には、この買い方がいちばんおすすめです。
楽天モバイルは子ども向けのページで、nubia S2Rを製品価格22,001円の例として載せています。
楽天カードの48回払いなら月458円です。
ただし公式には「48回払いでの製品購入は18歳以上の方が行なってください」とあり、子ども本人の名義で回線を契約しても、分割払いの手続きは親が行う形になります。
中古の「Rakuten 認定中古」も扱っています。
トーンモバイルは、公式に「端末の販売は行っていません」と書いています。
その代わり、ドコモショップで契約するときはiPhoneやAndroidを同時に購入できます。
公式の購入案内では、AQUOS wish5、arrows We2、iPhone SE(第3世代)が例として挙がり、子ども向けにはGalaxy A25 5GとAQUOS sense8が紹介されています。
どの機種も価格は公式ページに書かれていないため、店頭で確かめる必要があります。
mineo・ワイモバイル・IIJmioの端末価格は今回の調査で確かめていないため、各社の公式ストアで最新の価格を見てください。
子どものスマホを契約する方法は親名義で子どもを利用者に登録するのが基本

小中学生のスマホは、親が契約者になり、実際に使う子どもを「利用者」として登録する形が一般的です。
法律でも、子どもに使わせる回線を契約する親は、使う人が18歳未満であることを会社に申し出る決まりがあります(青少年インターネット環境整備法 第13条)。
申し出を受けた会社は、原則としてフィルタリングを付けて回線を提供します。
ただし、楽天モバイルのように子ども本人の名義で契約する前提の会社もあり、会社によって手続きの形が違います。
ここでは名義の決まり、必要な書類、届いた日にやる設定の3つを順に整理します。
子ども本人の名義で契約できる会社は限られる
掲載5社のうち、18歳未満の子どもがWebでも店舗でも本人名義で契約できるのは楽天モバイルだけです。
ワイモバイルは店舗に限り、親権者の同意書があれば本人名義で契約できます。
ほかの3社は、親名義で契約して子どもを利用者に登録する形です。
| 会社 | 18歳未満の本人名義での契約 |
|---|---|
| 楽天モバイル | Web・店舗とも可(保護者の同意書が必要) |
| ワイモバイル | オンラインストアは不可。ショップは親権者の同意で可(何歳からかは公式サイトに記載がなく要問い合わせ) |
| mineo | 不可(親名義の回線に利用者登録) |
| IIJmio | 音声SIMは不可(親名義の回線に利用者登録) |
| トーンモバイル | 不可(法定代理人の同意があっても本人名義では契約できず、大人の契約に利用者として登録) |
楽天モバイルは、子ども向けの割引が名義と結びついています。
12歳以下向けの「最強こども割」は子ども名義の契約が条件です。
さらにフィルタリングの「あんしんコントロール」は、18歳以上の契約者は申し込めない仕組みです。
親名義の回線を子どもに使わせる形にすると、このフィルタリングが使えません。
楽天モバイルを選ぶなら、子どもの名義で契約し、支払いだけ親のカードや口座にする形が合っています。
親名義で契約する会社では、申し込みの途中で利用者の情報を入力する画面があります。
mineoは「ご利用者さま情報の登録」画面で、IIJmioは申し込みページの「利用者はどなたですか?」の欄で、それぞれ18歳未満の子どもを登録します。
申し込みには親と子それぞれの本人確認書類が要る
親名義で契約する場合も、子ども名義で契約する場合も、親と子の両方の書類をそろえておくと手続きが止まりません。
会社ごとに求める書類は次のとおりです。
| 会社 | 親(契約者・同意者)の書類 | 子ども(利用者・契約者)の書類 |
|---|---|---|
| トーンモバイル | 本人確認書類、契約者名義のクレジットカード、メールアドレス | 本人確認書類(契約者と利用者が違う場合)、メールアドレス |
| 楽天モバイル | 同意書(店舗では本人確認書類も) | 本人確認書類、楽天ID(学生証は不可) |
| ワイモバイル | 親名義なら本人確認書類と支払い用のカードか口座。子ども名義(店舗)なら親権者同意書と親権者の本人確認書類 | 子ども名義(店舗)なら本人の本人確認書類。親名義のオンライン申し込みで子どもの書類が要るかは要問い合わせ |
| mineo | 本人確認書類、本人名義のクレジットカード | 公式サイトに記載がなく要問い合わせ |
| IIJmio | 本人確認書類、クレジットカード | 公式サイトに記載がなく要問い合わせ |
注意したい点は2つあります。
楽天モバイルは「学生証は受け付けられません」と明記しています。
子どもの書類は、顔写真付きのマイナンバーカードなどを用意します。
トーンモバイルをドコモショップで申し込む場合、親と子の姓と住所がどちらも違うと、3か月以内に発行した戸籍謄本の原本が要ります。
申し込みの大まかな流れは、どの会社でも次の順になります。
申し込み画面や店頭で、使う人が子どもであることを申告します。
親名義なら利用者情報の欄に子どもの名前と生年月日を入れます。
子どもが使う回線では、フィルタリングの申し込みが原則として必要です。
付けない場合は、親が不要の申出書を出します。
本人確認書類をアップロードするか、店頭で提示します。
楽天モバイルの子ども名義の契約では同意書も出します。
届いたSIMを端末に入れ、各社の手順で開通させます。
子どもに渡すのは、次の見出しの設定を済ませてからです。
届いたその日にフィルタリングと見守りを設定してから渡す
SIMと端末が届いたら、子どもに渡す前に、親がフィルタリングと見守りの設定を最後まで済ませます。
申し込んだだけでは、守る機能が十分に働かない会社があるためです。
楽天モバイルの「あんしんコントロール」は、申し込み後にアプリでの初期設定が必要です。
公式には、初期設定が終わるまでは「脅威ブロック(ハッカー、マルウェア等)以外のフィルタリング機能をご利用になれません」と書かれています。
iPhoneを使う場合は、標準のブラウザであるSafariを止める設定も要ります。
トーンモバイルは、TONEファミリーの管理画面の「基本機能制限」でSafariを「制限する」に設定するよう案内しています。
楽天モバイルも、スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」でSafariをオフにし、専用のセキュアブラウザを使う手順を載せています。
Safariが使えるままだと、フィルタリングの付いたブラウザを通らずにサイトを見られてしまいます。
IIJmioでは、契約後に会員専用ページで「フィルタリング有効化完了のご申告」を行います。
mineoも、Webや電話で申し込んだ場合に有効化を確認できなければ、確認メールを送ることがあると書いています。
- フィルタリングアプリの初期設定が終わっている
- iPhoneはSafariを止め、専用ブラウザだけが使える
- IIJmioは会員専用ページで有効化完了を申告した
- 親のスマホで子どもの居場所や利用時間が見られる
格安SIMを子どもに持たせるときの注意点は5つある

格安SIMは月額を抑えられる一方で、大手キャリアと仕組みが違う部分があり、子どもに持たせる場面では知っておきたい点がいくつかあります。
通信が混む時間帯の速度、データ専用SIMの電話の制限、LINEの機能の制限、SIMだけを契約したときのフィルタリングの設定、課金と使いすぎの5つです。
どれも契約前に知っていれば、プランの選び方や家庭のルールで防げます。
逆に知らないまま渡すと、「緊急時に電話できない」「友達とLINEがつながらない」といった困りごとになりがちです。
順に、理由と対策を具体的に見ていきます。
昼や夕方の混雑する時間帯は通信が遅くなることがある
格安SIMは、昼休みや夕方など利用者が集中する時間帯に、通信速度が落ちることがあります。
多くの格安SIMの会社は、大手キャリアの回線の一部を借りてサービスを提供しています。
借りた回線の太さには限りがあり、同じ時間に多くの人が使うと、1人あたりの通信が細くなります。
小中学生が下校後に動画を見たり、友達とメッセージを送り合ったりする夕方は、まさに混みやすい時間帯です。
子どもとの連絡で大切なのは、データ通信が遅くても確実に届く手段を持たせることです。
電話番号の付いた音声通話のプランにしておけば、通常の通話は電話の回線を使うため、データ通信の混み具合に左右されにくくなります。
「迎えに来て」「今どこにいるの」といった急ぎの連絡は電話でする、と親子で決めておくと安心です。
回線の速さやつながりやすさを会社ごとに詳しく知りたい場合は、別の記事で扱っています。
データ専用SIMでは110番や119番に電話できない
データ専用SIMでは音声通話ができないため、110番や119番にも電話をかけられません。
子どもに持たせる回線は、音声通話のできるプランを選びます。
データ専用SIMは、インターネットの通信だけを行う契約です。
月額は音声通話付きより安くなりますが、電話の回線を使う機能がありません。
LINEの無料通話は使えても、警察や消防への通報はアプリの通話ではできません。
トーンモバイルの見守り用の通話サービスも、利用規約で「110番や119番等の緊急通報はできません」と定めています。
アプリ間の通話は、緊急通報の代わりにはならないということです。
格安SIMの会社によって、データ専用の呼び方は違います。
mineoは「シングルタイプ」がデータ通信のみで、音声通話付きは「デュアルタイプ」です。
IIJmioはデータSIMやSMS SIMにも電話番号が割り当てられますが、通信を見分けるための番号で通話には使えず、電話をかけられるのは音声SIMです。
申し込みの画面でどちらを選んでいるかを、必ず確かめてください。
登下校中のけがや、事件に巻き込まれそうになったときに、子どもが自分で通報できることは大切です。
月額の差が数百円であっても、子どもの回線は音声通話付きにしておくと安心です。
18歳未満の利用者はLINEのID検索が使えない
利用者が18歳未満の回線では、LINEのID検索や電話番号での友だち検索が使えません。
LINEが青少年を守るために、通信会社と連携して設けている制限です。
LINEみんなの使い方ガイド「年齢確認を行う」には、18歳未満は「LINEのID設定およびID検索、電話番号を利用した友だち検索、オープンチャットの一部機能」が使えないと書かれています。
判定に使われるのは、回線の契約者ではなく利用者の年齢です。
楽天モバイルの公式記事も、契約者情報ではなく実際に使う人の年齢で判定すると説明しています。
IIJmioも、登録した利用者情報で年齢を判定する仕組みです。
親名義で契約しても、子どもを利用者に登録していれば制限の対象になります。
友達とつながる方法は残っています。
楽天モバイルの公式記事は、QRコードを使う方法や、スマホの連絡先に登録した相手を自動で追加する方法、招待リンクやQRコードを友だちに送る方法を案内しています。
同じ記事では「グループへの招待」も制限の対象に挙がっているため、クラスのグループに入るときは、友達とQRコードで友だちになってから参加の手順を確かめると迷いません。
年齢確認に対応しているかどうかが関係してくるのは、子どもが18歳になってからです。
データ専用SIMなどでは年齢確認を使えないことはテレコムサービス協会 MVNO委員会のプレスリリースに書かれており、IIJmioとmineoの公式の案内も年齢確認を音声通話付きの回線に限っています。
18歳以降もLINEの全機能を使いたいなら、この点でも音声通話付きを選ぶ意味があります。
SIMだけの契約ではフィルタリングの設定を親が自分で行う
手持ちのスマホにSIMだけを契約する場合、フィルタリングのアプリを入れて設定するのは基本的に親の役目になります。
法律では、会社が子ども向けに端末を売るとき、販売時にフィルタリングを設定して使える状態にする「有効化措置」が義務になっています。
ところが、内閣府・総務省・経済産業省のQ&Aは、すでに持っているスマホで利用する場合は端末の販売に当たらないため、この義務の対象にならないとしています。
Web販売では例外的に、利用者側でアプリのインストールや設定を行うことがある、という記述も同じQ&Aにあります。
おさがりの端末にSIMを入れ、ネットで申し込む家庭は、まさにこの形です。
一方で、フィルタリングを提供すること自体は、SIMだけの契約でも会社の義務です。
申し込めばアプリとIDが案内されるので、親が手順どおりに入れて設定します。
会社によっては手続きの窓口が限られます。
ワイモバイルの「あんしんフィルター」は、SIMカードだけを契約した場合、ワイモバイルショップでの手続きになり、My Y!mobileからは加入できません。
SIMだけで契約するなら、フィルタリングの申し込み先と設定の手順を、契約前に公式サイトで確かめておきます。
課金と使いすぎは親子のルールと端末の設定の両方で防ぐ
ゲームの課金や長時間の利用は、家庭のルールだけでも、端末の設定だけでも防ぎきれません。
両方を組み合わせます。
国民生活センター「子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!」(2024年3月13日)によると、小中高生のオンラインゲームの相談は2022年度に4,024件あり、契約金額の平均は約33万円でした。
母親名義で契約し、中学生の息子を利用者登録したスマホで、5か月の間にキャリア決済で約5万円の課金をした事例も載っています。
親名義・子ども利用者という、この記事で紹介した契約の形そのものです。
国民生活センターは、キャリア決済の上限額を低くすることと、決済のたびにパスワードや指紋・顔認証での承認を求める設定を勧めています。
端末側では、トーンモバイルの仕組みが具体的です。
Androidで「TONEファミリー」を使うと、アプリの追加が保護者の許可制になり、課金のあるアプリを勝手に入れられません。
動画を見るための追加チケット(1GB分220円)も、保護者が承認したときだけ付与する設定にできます。
ルールづくりでは、こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」が参考になります。
家庭でネットの使い方の「ルールを決めている」と答えた保護者は、小学校に通う子どもの保護者で88.4%、中学生の保護者で81.9%でした。
課金の上限額、使ってよい時間、使う場所を、スマホを渡す日に親子で書き出しておくと、後から見直すときの基準になります。
スマホとキッズ携帯のどちらを持たせるかは学年と連絡の相手で決める

最初の1台をスマホにするかキッズ携帯にするかは、子どもが誰と連絡を取るかで決まります。
連絡の相手が家族だけなら、機能を絞ったキッズ携帯で足ります。
友達とのやり取りが始まる学年になると、LINEが使えないことが子どもの不便に直結します。
小学校の低学年と中学生では、必要な連絡の手段がまったく違います。
ここでは両者の機能の差と、国の調査から見える学年ごとの使い方を整理します。
格安SIMでスマホを持たせる場合の見守りの考え方もあわせて説明します。
フィルタリングと見守りを設定した子ども用のスマホは「キッズスマホ」と呼ばれることもあり、格安SIMでも同じ形に整えられます。
LINEやアプリが使えるかどうかに両者の違いが出る
両者のいちばん大きな違いは、LINEなどのアプリを入れられるかどうかです。
キッズ携帯は、通話や居場所の確認といった見守りに必要な機能だけに絞った端末で、LINEのようなアプリは基本的に使えません。
機能が少ないぶん、有害なサイトやゲームの課金に触れる心配はほとんどありません。
親と子が連絡を取り合い、親が居場所を確かめる用途なら、キッズ携帯で目的を果たせます。
一方で、子ども同士の連絡がLINEのグループで回るようになると事情が変わります。
クラスや習い事の連絡に入れないと、子どもが話の輪から外れてしまいます。
友達との連絡にLINEが要るかどうかが、スマホへ切り替える目安になります。
具体的な機種の機能や料金は端末ごとに異なるため、キッズ携帯を選ぶ場合は各社の公式サイトで確認してください。
小学校高学年から中学生はスマホに見守りを組み合わせるのが現実的
小学校高学年から中学生には、スマホを持たせてフィルタリングや見守りの機能を組み合わせる形が現実に合っています。
国の調査でも、この時期にスマホを使う子どもが一気に増えているためです。
こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」では、インターネットを使う機器としてスマホを挙げた割合が、小学生(10歳以上)で48.3%、中学生で84.8%でした。
契約していないスマホを含めた「スマートフォン(計)」で見ると、小学生66.5%、中学生90.4%に上ります。
| 学年 | ネット利用にスマホを使う割合 | スマホ(計) | スマホがこども専用の割合 |
|---|---|---|---|
| 小学生(10歳以上) | 48.3% | 66.5% | 74.9% |
| 中学生 | 84.8% | 90.4% | 95.4% |
出典:こども家庭庁 令和7年度調査(概要)。
数値は所有率ではなく、ネット利用に使う機器としての割合です。
使っているスマホがこども専用である割合も、中学生では95.4%です。
中学生になると、多くの子が自分専用のスマホでネットを使っていることになります。
そのため、持たせるかどうかより、持たせたあとにどう守るかを先に決めておく方が実際的です。
フィルタリングが自宅のWi-Fiでも効くかは仕組みで分かれる

フィルタリングを申し込めば、どこで使っても制限がかかると考える親は少なくありません。
実際には、制限をかける場所が通信会社の回線側か、スマホ本体の中かで、自宅の無線LANにつないだときの働き方が変わります。
自宅でWi-Fiにつないで使うスマホほど、この違いの影響を受けます。
国や自治体の資料で仕組みの差を確かめ、掲載5社の方法と申し込みで親が選ぶ項目を一覧にしました。
金額はすべて税込です。
通信会社の回線で効く制限は自宅の無線LANにつなぐと外れる
通信会社の回線の上でかける制限は、スマホが自宅の無線LANにつながった時点で働かなくなります。
通信が通信会社の回線を通らなくなるからです。
総務省は、スマホは公衆無線LANやアプリを通じた通信も行うため、ネットワーク上のフィルタリングのほかに、フィルタリング機能のあるアプリや端末の設定が必要だと説明しています(総務省「フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存じですか?」)。
内閣府・総務省・経済産業省の事業者向けQ&Aも、Wi-Fiにつなげる端末はネットワーク型だけでは閲覧を防ぎにくく(A4-7)、アプリの利用も制限できない(A4-9)としています。
自治体の資料はさらに直接的です。
島根県「インターネットトラブル事例集」は、無線LANでの接続ではフィルタリングが効かない場合が多いと指摘しています。
対策として、フィルタリングソフトの追加導入を挙げています。
回線側の制限だけに頼ると、自宅のWi-Fiでは制限のない状態でネットにつながります。
こうした事情もあり、ワイモバイルは回線側の「ウェブ安心サービス」を2025年3月31日で終えています。
スマホ本体に入れる制限はどの通信でも働く
スマホ本体にアプリを入れて制限する方法なら、モバイル回線でもWi-Fiでも同じように効きます。
制限をかけているのがスマホの中のアプリなので、どの経路でネットにつながっても判定が変わらないためです。
i-フィルターを提供するデジタルアーツは、今のスマホ用フィルタリングはブラウザー型なのでネットワークに関係なくかかり、Wi-Fiでも効くと公式に説明しています(デジタルアーツ公式の解説)。
ただし、この方法には弱点があります。
制限がかかるのは専用のブラウザで見たサイトだけです。
iPhoneに最初から入っているSafariを開けば、専用ブラウザを通らずにネットを見られてしまいます。
トーンモバイルは、フィルタリングを使う際はTONEファミリーの管理画面でSafariを「制限する」に設定する必要があると案内しています。
楽天モバイルも、スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシーの制限」でSafariをオフにしたうえで、専用のセキュアブラウザを使うよう求めています。
5社がどちらの方法で制限するかは一覧で確かめられる
掲載5社のフィルタリングは、5社ともスマホ本体にアプリを入れる型が中心です(ワイモバイルでは、5Gに対応していない端末だとあんしんフィルターの申し込みで回線側の「ウェブ利用制限(弱)プラス」にも自動で加入します)。
違いが出るのは、Wi-Fiで効くことを公式がどこまではっきり書いているかと、iPhoneで親が追加する設定です。
| 通信会社 | フィルタリングのサービス名 | 仕組み | Wi-Fiで効くかの公式の記載 | iPhoneで要る設定 |
|---|---|---|---|---|
| トーンモバイル | あんしんインターネット(Lite版は無料、強度設定は月110円のオプション) | 本体に入れるアプリ型(専用ブラウザ) | 公式に記載なし | TONEファミリーの管理画面でSafariを「制限する」に設定 |
| 楽天モバイル | あんしんコントロール(月550円) | 本体に入れるアプリ型 | 「ご家庭でも外出先でも」と記載(Wi-Fiの語はなし) | スクリーンタイムでSafariをオフにし、専用セキュアブラウザを使う |
| mineo | 安心フィルタリング(月385円) | 本体に入れるアプリ型(i-フィルター) | 公式の書面で「ネットワークに関係なく」可能と説明 | iOS版はアプリの制限が使えず、公式はスクリーンタイムでの管理を案内 |
| ワイモバイル | あんしんフィルター(無料・申し込みが必要) | 本体に入れるアプリ型(i-フィルターの技術) | 3G・4G・5G・Wi-Fiのすべての通信に対応と明記 | 閲覧はアプリのブラウザのみ。アプリの制限はiOSの機能制限で設定 |
| IIJmio | i-フィルター for マルチデバイス(月396円) | 本体に入れるアプリ型(i-フィルター) | IIJmioの公式に記載なし。提供元のデジタルアーツはWi-Fiでも効くと説明 | i-フィルター for iOSにアプリの制限はない。Safariの扱いは公式サイトに記載がなく要問い合わせ |
Wi-Fiでも効くと公式がはっきり書いているのは、ワイモバイルとmineoです。
トーンモバイルとIIJmioは公式に記載がありませんが、仕組みは本体に入れるアプリ型なので、Wi-Fiだから外れるという性質のものではありません。
iPhoneを持たせる場合は、どの会社でもSafariなど標準の機能を親が端末側で制限する作業が残ります。
申し込みの画面で親が選ぶ項目は会社ごとに違う
申し込みで親が迷いやすいのは、誰の名義で契約するかと、フィルタリングを使わない場合の手続きです。
法律で、18歳未満が使う回線にはフィルタリングを付けるのが原則とされており、外す場合は保護者の申し出が要ります。
その書類や名義の扱いが会社ごとに違います。
| 通信会社 | 契約の名義 | フィルタリングを使わない場合の手続き | LINEの年齢確認への対応 |
|---|---|---|---|
| トーンモバイル | 18歳未満は本人名義で契約できず、親名義で契約して子どもを利用者として登録 | 「フィルタリングサービス非加入確認書」で理由を提出 | 旧TONE端末向けの案内には「年齢確認はできません」とあり、現行のSIMプランでの扱いは要問い合わせ |
| 楽天モバイル | 18歳未満も本人名義で契約できる(保護者の同意書が必要)。親名義で子どもを利用者として登録するサービスは提供していないと公式FAQに明記 | 「フィルタリング・サービス不要申出書」を提出。Webでは選ばなくても自動で追加される | 対応 |
| mineo | 18歳未満は契約できず、親名義で契約して利用者として登録 | 保護者の申し出が必要。店頭では書面で申し出る | デュアルタイプのみ対応(公式スタッフブログ) |
| ワイモバイル | オンラインストアは親権者名義で申し込む(子どもを利用者として登録できるかは機種によるため要問い合わせ)。店舗で未成年本人名義にできる年齢は公式サイトに記載がなく要問い合わせ | 「フィルタリングサービスを利用しない旨の申出書」を提出。条例のある自治体では正当な理由を書いた書面が必要 | 対応 |
| IIJmio | 音声SIMは18歳未満の契約不可。親名義で契約し、利用者として登録 | 「加入しない場合の理由」を提出。使う場合も契約後に会員専用ページで有効化完了の申告が必要 | 音声SIMのみ対応 |
LINEの年齢確認ができても、18歳未満と判定された利用者はLINE IDでの友だち検索などが使えません。
この項目は、18歳を過ぎて全機能を使うときに関わります。
端末を買うときにフィルタリングの設定(有効化措置)を断る申し出について、国のQ&A(A4-6)は、保護者の意思を確実に確かめるため書面など記録が残る方法で行うことが望ましいとしています。
子ども向けの格安SIMでよくある質問

- 何歳からスマホを持たせる家庭が多い?
-
持たせ始めた年齢そのものの統計ではありませんが、小学校高学年で半数近く、中学生で大半がスマホを使っています。
こども家庭庁「令和7年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」では、ネット利用にスマホを使う割合が小学生(10歳以上)48.3%、中学生84.8%でした。
0〜9歳でも、ネットを使う機器としてスマホを挙げた割合は22.8%あります。
- 親と子どもで違う通信会社でも問題ない?
-
問題ありません。
トーンモバイルの見守り「TONEファミリー」は、保護者が他社の回線のままでも使えます。
ただし、IIJmioのデータシェアは同じmioIDで契約した回線どうし、mineoのパケットシェアはmineoの回線どうしが条件です。
家族割引も同じ会社で契約している家族が対象なので、割引やシェアを使いたいなら親子で会社をそろえる方が得になります。
- フィルタリングを外したいと子どもに言われたらどうする?
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保護者が申し出れば外せますが、会社ごとに決められた書面の提出が要ります。
いきなり外す前に、制限の強さを学年に合わせて緩める方法があります。
mineoは「ファミリー」から「フィルターOFF」までの6段階、ワイモバイルは4種類の強度と68種類のカテゴリ、トーンモバイルは学年別のモードで調整できます。
こども家庭庁の調査では「加入したが、解除した」保護者は総数で10.3%、高校生の保護者では15.1%でした。
- 子どもが使いすぎても料金が上がらないプランはある?
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トーンモバイルは月1,210円で、動画以外は使い放題です。
動画は月2GB分のチケットを超えると追加購入(1GB 220円)が必要で、その購入を保護者の承認制にできます。
楽天モバイルは使った量で3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、それ以上3,278円と自動で上がります。
IIJmioとmineoは追加データを自分で買う方式で、自動で追加料金がかかるという記載はありません。
- 小学生にeSIMと物理SIMのどちらを選ぶとよい?
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持たせるスマホがeSIMに対応しているかで決まります。
親のおさがりの端末が古い場合はeSIMに対応していないこともあるため、まず端末を確かめてください。
端末の対応が分からないときは、差し替えるだけで使える物理SIMがおすすめです。
楽天モバイル、ワイモバイル、IIJmioはeSIMに対応しています。
mineoはAプラン・DプランでeSIMを選べ、発行料は0円です。
トーンモバイルはeSIMでの新規契約ができず、SIMカードが届いたあとに切り替える形で、発行料352円がかかります。
まとめ 家庭に合う1社を選んで安全に使える初めてのスマホを渡そう

子ども用の格安SIMは、月額の安さだけで選ぶと、iPhoneでは見守りの機能が使えなかったり、フィルタリングの申し込みが店舗でしかできなかったりと、渡したあとに困る場面が出てきます。
先に決めておきたいのは、持たせる端末がiPhoneかAndroidか、親名義で契約するか子ども本人の名義にするか、そして見守りをどこまで1社でそろえたいかの3つです。
5社とも18歳未満向けのフィルタリングを用意しており、仕組みの中心はどれもスマホ本体にアプリを入れる型でした。
そのうえで、見守りの細かさならトーンモバイル、12歳までの月額なら楽天モバイル、対面での相談ならワイモバイルと、強みははっきり分かれます。
届いた日のうちにフィルタリングと見守りを設定し、使う時間や課金のルールを親子で決めてから渡せば、格安SIMでも大手キャリアと変わらない安全さで初めてのスマホを持たせられます。
人気ランキングの順位よりも、家庭の優先順位に合うかどうかでおすすめの1社を決めると、渡したあとに困りません。
- 位置情報や自画撮りの対策まで1社で見守りたい家庭はトーンモバイル
- 12歳以下の子どもの月額をできるだけ抑えたい家庭は楽天モバイル
- Androidで位置情報と利用時間の制限を月385円でまとめたい家庭はmineo
- 店舗で設定まで相談しながら持たせたい家庭はワイモバイル
- 親もIIJmioで、家族でデータを分け合いたい家庭はIIJmio

