自分名義の電話番号がないと、勤務先との連絡や役所の手続き、ネットサービスのSMS認証まで止まってしまいます。
早く番号を持ちたい一方で、また審査で断られるのではないか、怪しい業者に高い料金を請求されるのではないかと、申し込みをためらう人も多いはずです。
「格安SIM 審査なし」や「審査甘い」で探すと多くの会社名が出てきますが、この記事では検索上位の記事を当サイトで集計し、取り上げられることの多かった6社に絞りました。
そのうえで、各社の公式サイト・規約・個人情報の取扱いの文書だけを読み、「審査のときに何を見るか」を確かめています。
携帯料金の滞納、強制解約、クレジットカードの延滞、短期解約といった自分の過去の内容ごとに、どの会社から申し込めばよいかの順番がわかります。
金額はすべて税込で、2026年10月16日時点の公式の情報です。
審査なしの格安SIMは実在し携帯ブラックでも自分名義で契約できる

他社の不払い情報や信用情報を契約の審査に使わないと、公式サイトで明言している格安SIMの会社は実際にあります。
ただし、音声通話ができる回線の契約では、携帯電話不正利用防止法によって氏名・住居・生年月日の本人確認が必ず行われます。
審査がないことと、本人確認がないことは別の話です。
よく耳にする携帯ブラックは、携帯料金の不払い情報が登録され、審査に通りにくくなった状態を指す俗称で、正式な制度名ではありません。
過去に滞納があっても、自分の状況に合う会社を選べば自分名義の番号を持つ道はあります。
- 他社の未払いが残っている・強制解約された:誰でもスマホかだれでもモバイル
- 滞納は払い終えたがクレジットカードがない:楽天モバイルやLINEMOに口座振替かデビットカードで
- 店舗で相談しながら申し込みたい:UQモバイル
滞納の記録が残っていても信用情報を見ない独自審査の2社なら申し込める
他社での滞納の記録が残っている人は、独自の審査を行う誰でもスマホとだれでもモバイルなら申し込めます。
誰でもスマホは公式のFAQで「一般的な携帯電話会社が行う審査は行なっておりません」と答え、特徴のページでも「各社の過去の信用情報共有」は行わないと書いています。
だれでもモバイルは、携帯電話会社どうしで不払い情報を交換するTELESAの仕組みに加入していると明かしたうえで、「未払いの審査については一切ありません」と明言しました。
審査のページでは社内審査を自社での未払いと反社会的勢力の確認のみとしていますが、別のページでは本人確認などの所定の確認や与信判断にも触れています。
状況別の表では、他社の未払い・強制解約・債務整理中・自己破産のいずれも、申し込みは「可能」という扱いです。
誰でも受け付けるわけではなく、断る理由も公式に書かれています。
反社会的勢力にあたる人、その会社自身で未払いや規約違反があった人、18歳未満の人などです。
月額も一般的な格安SIMより高めで、誰でもスマホは3GBで3,250円、だれでもモバイルには2年の最低利用期間があります。
滞納を払い終えていれば口座振替を選べる大手系の4社も候補になる
滞納をすでに払い終えた人なら、楽天モバイル・LINEMO・UQモバイル・ahamoの大手系4社も申し込み先に入ります。
4社はいずれも、契約解除後に料金未払いがある人の情報を他の携帯電話会社に提供・交換すると公式の文書に書いています(UQモバイルは、不払者の情報を他社に通知することがあるという書き方です)。
それでも候補になるのは、交換の対象が限られているからです。
電気通信事業者協会「不払者情報の交換」は、料金を完済した人は対象外になると説明しています。
交換する期間も「契約解除後5年以内」で、過ぎれば自動的に消されます。
払い終えた携帯ブラックの人ほど、大手系の審査に通りやすい状態へ近づいていきます。
ただし、完済の事実がほかの会社にすぐ伝わらない場合があるとも書かれているため、払い終えた直後なら申し込み先の会社にその旨を伝えます。
クレジットカードがなくても申し込めます。
口座振替とデビットカードは4社すべてで選べます(楽天モバイルとahamoのデビットカードは一部のカードのみ)。
月額は、3GBまでで990円のLINEMOと1,078円の楽天モバイルなら、独自審査の2社の最安より安く抑えられます。
【2026年10月】審査なしと審査が通りやすい格安SIMおすすめ6選

ここからは、掲載する6社を順位の順に紹介します。
順位は、過去の携帯料金の不払い情報が審査に響きにくいか(不払い情報を審査に使うと公式に書いているか)を第一に、クレジットカードがなくても選べる支払い方法と本人確認の方法の多さを第二にして決めました。
6社は、他社の不払い情報を見ない独自審査の2社と、通常の審査を行う大手系の4社に分かれます。
携帯ブラックかもしれないと不安な人は、まず2つのグループの違いをつかんでから、それぞれの紹介を読み進めると迷いません。
6社は審査のタイプと支払い方法で2つのグループに分かれる
6社は、審査で他社の不払い情報を見るかどうかと、選べる支払い方法の違いによって2つのグループに分かれます。
1つ目は、誰でもスマホとだれでもモバイルの独自審査の2社です。
他社の不払い情報を審査に使わない代わりに、月額は誰でもスマホが3GBで3,250円と高めで、だれでもモバイルには2年の最低利用期間があります。
コンビニ払いを選べるので、クレジットカードも銀行口座もいりません。
2つ目は、楽天モバイル・LINEMO・UQモバイル・ahamoの大手系4社です。
3GBまで990円のLINEMOや1,078円の楽天モバイルは月額が安めですが、4社とも公式の文書で不払い情報の提供や交換に触れているため、滞納を払い終えてから申し込みます。
口座振替は4社に共通する支払い方法です。
どちらのグループから選ぶかは、他社の携帯料金の未払いが今も残っているかどうかで決まります。
残っていれば独自審査の2社、払い終えていれば大手系の4社が申し込み先です。
6社の月額と初期費用と支払い方法は一覧表でひと目でわかる
割引なしの基本料金で比べると最安の月額はLINEMOの990円で、初期費用が0円なのは楽天モバイルと、ahamoサイトで申し込んだ場合のahamoです。
クレジットカード以外の支払い方法は6社すべてにあり、最低利用期間を明記しているのはだれでもモバイルだけでした。
| 会社名 | 審査のタイプ | 最安の月額 | 初期費用 | クレカ以外の支払い方法 | 最低利用期間と解約時の費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 誰でもスマホ | 独自審査 | 3,250円(料金ページに載っているプランで最安) | 3,300円 | コンビニ/口座振替/デビット | なし |
| だれでもモバイル | 独自審査 | 1,990円 | 通常3,300円(現在はキャンペーンで実質無料) | コンビニ/口座振替/口座振込 | 2年(更新月以外の解約は月額1か月分) |
| 楽天モバイル | 通常の審査 | 1,078円 | 0円 | 口座振替(月110円)/デビット(一部) | 最低利用期間は公式に明記がなく要問い合わせ。1年以内の解約は解約事務手数料(最大1,100円。Rakuten最強プランは最大1,078円) |
| LINEMO | 通常の審査 | 990円 | 3,850円 | 口座振替/デビット | 12か月以内の解約は990円か1,100円 |
| UQモバイル | 通常の審査 | 2,948円 | 3,850円(店頭4,950円) | 口座振替/デビット | 1年以内の解約は最大1,100円 |
| ahamo | 通常の審査 | 2,970円(12月1日から40GBまで3,135円) | 0円(ahamoサイト。量販店などの店頭4,950円) | 口座振替/デビット(一部) | 2025年7月1日以降の新規契約は365日以内の解約で1,100円(8日以内キャンセルは対象外) |
各社の詳しい料金と申し込みの条件は、このあとの紹介で順に説明します。
誰でもスマホ|全プランに24時間かけ放題が付きコンビニ払いで契約できる

誰でもスマホは、株式会社アーラリンクが運営するドコモ回線の格安SIMです。
公式のFAQで、一般的な携帯電話会社が行う審査はしていないと明言しており、ほかの会社で滞納して契約できない人でも利用できると答えています。
FAQでは反社会的勢力にあたる人と過去に誰でもスマホ自身の規定に違反した人を断ると書き、規約では料金の支払いを怠っている人や申込内容の誤記・虚偽なども承諾しない理由に挙げています。
料金ページに載っているプランでは3GBの3,250円が最安で、どのプランにも国内の24時間かけ放題が含まれます。
初期費用はWeb申込みならコンビニ払い、店頭申込みなら店頭でも払えるため、クレジットカードや銀行口座がなくても申し込めます。
Webのほか、関東を中心とする店舗でも契約できます。
他社の不払い情報を見ないと公式に書いている点を最も重く見て、1位にしました。
- 公式のFAQが「一般的な携帯電話会社が行う審査は行なっておりません」と明言し、他社の滞納で契約できない人も利用できると答えている
- 料金ページの全プラン(3GB 3,250円から)に24時間の国内かけ放題が含まれ、仕事の電話が多くても通話料が増えない
- 初期費用はコンビニ払い(店頭申込みは店頭でも可)で、月額もコンビニ・口座振替・クレジットやデビットから選べる
- 最低利用期間も解約金もなく、新規契約なら店舗でその場でスマホを受け取れる(乗り換えは後日の発送)
- 他社の未払いが残っていて、大手や格安SIMの審査に通らなかった人
- クレジットカードも銀行口座も手元になく、コンビニで払いたい人
- 仕事や役所への電話が多く、通話料を気にせず使いたい人
- 月額をできるだけ安くしたい人:3GBでも3,250円で、月額をコンビニで払うと毎月550円が加わります
- 3回線以上を持ちたい人:契約できるのは1人2回線までです
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 3,250円(3GB・24時間かけ放題込み。料金ページに載っているプランで最安) | 3GB 3,250円/20GBのプランはない(近い容量は30GB 4,378円) | 国内通話は24時間かけ放題が月額に含まれる(104・0570などは対象外) | 3,300円(事務手数料。端末とセットなら端末代が加わる) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ドコモ回線(5Gは追加料金なしで使える) |
| データの繰り越しと追加料金 | 余ったデータは基本容量と同じ量まで翌月に繰り越せる(1,000GBプランは対象外)。追加は1GB 330円で、1回の申し込みごとに手数料220円 |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間も解約金もない |
| 支払い方法 | 初期費用はWeb申込みならコンビニ払い、店頭申込みなら店頭でも払える。月額はコンビニ(手数料550円)・口座振替・クレジットカードやデビットカード(契約後に変更) |
※ 事務手数料は料金ページの値です。提供回線のページには330円とあり、表記が分かれているため、申し込み前に確認してください。規約PDFには、料金ページにない1GBプラン(ガラケー用)2,948円や生活応援プラン1,496円も載っています。支払期日は翌月5日か15日(グループによる)で、最終支払期日の翌月25日までに払わないと、翌26日に強制解約になります。
だれでもモバイル|身分証があればクレカも銀行口座もなしで申し込める

だれでもモバイルは、だれでもモバイル株式会社が運営するドコモ回線の格安SIMです。
携帯電話会社どうしで不払い情報を交換するテレコムサービス協会の仕組みに加入していると公式に書いたうえで、未払いの審査は一切しないと明言しています。
社内審査は自社での未払いと反社会的勢力の確認のみと審査のページに書く一方、別のページには本人確認などの所定の確認や与信判断の記載もあります。
他社の未払いが残っている人、強制解約された人、債務整理中や自己破産をした人も、申し込みが「可能」と状況別の表で示しています。
コンビニ払いを選べば、身分証とスマホがあれば申し込めます。
10分かけ放題付きで1GB 1,990円から使え、eSIMにも対応します。
審査の扱いを最も細かく公表している一方、2年の最低利用期間があるため2位にしました。
- 他社の未払いが残っている人や強制解約された人も申し込めると、状況別の表で公式に示している
- 審査のページで、社内審査はだれでもモバイル自身での未払いと反社会的勢力の確認のみと書いている(本人確認などの所定の確認は別にある)
- コンビニ払いなら銀行口座もクレジットカードも要らず、口座振替や銀行振込も選べる
- 10分かけ放題付きで1GB 1,990円から使え、余ったデータは翌月末まで繰り越せる
- 強制解約された経験があり、どこに申し込めばよいか分からない人
- 債務整理中や自己破産後で、クレジットカードを持てない人
- 手持ちのスマホにeSIMで入れて、早く電話番号を持ちたい人
- 短い期間だけ使いたい人:最低利用期間が2年で、更新月以外に解約すると月額1か月分の解約金がかかります
- 電話を長くかける人:完全かけ放題のプランは3GBで5,500円と割高です
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 1,990円(10分かけ放題付き・1GB) | 3GB 3,700円/20GB 8,700円(10分かけ放題付き)。完全かけ放題付きは3GB 5,500円/20GB 11,110円 | 30秒20円。10分かけ放題付きのプランは1GB 1,990円から、完全かけ放題付きは1GB 3,300円から | 事務手数料は通常3,300円で、現在はキャンペーンで実質無料。初月の月額もキャンペーンで0円で、契約時に翌月分を前払いする(口座振替なら登録料550円が加わる) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ドコモ回線(かけ放題付きのプランは5Gオプションが無料。eSIMに対応) |
| データの繰り越しと追加料金 | 余った容量は翌月末まで繰り越せる。追加は1GB 1,100円(当月のみ)か1GB 1,610円(3か月有効) |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間は2年で自動更新。更新月以外の解約は月額1か月分の解約金 |
| 支払い方法 | コンビニ払い・口座振替(登録料550円)・口座振込。デビットカードは使えない |
※ 強制解約されたあとの申し込みには、10,000円の事務手数料(保証金)がかかります。料金は前払いで、支払いが遅れている間は通信速度が制限されるほか、順次利用停止にもなります。クレジットカードで払えるかは公式のページによって記載が分かれるため、申し込み前に確認してください。
楽天モバイル|使わない月は料金が自動で下がりRakuten Linkなら国内通話が無料になる

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、その月に使ったデータ量で月額が決まり、3GBまでなら1,078円です。
専用のRakuten Linkアプリから発信すれば国内通話が無料になります。
審査はあり、基準は公表していませんが、支払い方法は口座振替(毎月110円)や一部のデビットカードも選べるため、クレジットカードを持てない人でも申し込めます。
2026年4月の本人確認のルール変更のあとも、Webでは住民票の写しを郵送する方法や、届いたときに自宅で確認する方法が残っています。
ICチップ付きの身分証がなくても申し込める道があることから、大手系の4社の中では最も上の3位にしました。
- 3GBまで1,078円で、使わない月は自動でこの料金に下がる
- Rakuten Linkアプリからの国内通話は無料で、通話料を抑えられる
- 口座振替(毎月110円)や一部のデビットカードで払え、端末代は代金引換の現金払いも選べる
- Webの本人確認は、ICチップの読み取りのほか、住民票の写しの郵送や受け取り時の自宅での確認も選べる
- 滞納をすでに払い終えていて、月額を安く抑えたい人
- クレジットカードがなく、口座振替かデビットカードで払いたい人
- ICチップ付きの身分証やNFC対応のスマホが手元にない人
- 楽天カードなど楽天グループのサービスで規約に違反したことがある人:約款は楽天グループのサービスでの規約違反も、申し込みを断る理由に挙げています
- すぐに使い始めたい人:審査に最長2週間ほどかかることがあります
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 1,078円(3GBまで) | 3GB 1,078円/20GB 2,178円(20GBを超えると3,278円で上限) | Rakuten Linkアプリからの国内通話は無料(標準の電話アプリは30秒22円)。15分かけ放題は1,100円 | 0円(同じ名義で累計5回線目以降は3,850円) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | 楽天回線(一部はパートナー回線で、そのエリアでは5Gが使えない) |
| データの繰り越しと追加料金 | 繰り越しはない。使った量で月額が決まり、20GBを超えても3,278円で頭打ちになる |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間は公式に明記がなく要問い合わせ。使い始めてから1年以内の解約・契約解除は解約事務手数料(最大1,100円。Rakuten最強プランは最大1,078円) |
| 支払い方法 | クレジットカード・デビットカード(一部)・口座振替(毎月110円)・楽天ポイント(カード払いのときのみ) |
※ 端末の分割払いはクレジットカード会社の分割で、口座振替では端末代を払えません。累計の回線数には、2020年4月8日以降に契約した回線が入り、解約した回線や契約を解除された回線も含まれます。
LINEMO|口座振替やデビットカードで契約でき本人確認は配達時に済ませられる

LINEMOは、ソフトバンク株式会社が提供するオンライン専用のブランドです。
スマホ本体を販売していないため、端末の分割払いの審査がなく、手持ちのスマホにSIMかeSIMを入れて使います。
支払いは口座振替のほか、Visa・Mastercard・JCBのデビットカードでもかまいません。
本人確認は、アプリで身分証のICチップを読み取る方法と、申し込みで送った書類を配達のときに見せる方法の2つから選べます。
3GBまでなら990円です。
分割の審査が最初から関係しない仕組みと、クレジットカード以外の支払い手段の多さを評価し、4位にしました。
- 端末を販売していないため、端末の分割払いの審査が最初からない
- 口座振替とVisa・Mastercard・JCBのデビットカードで払える(J-Debitは不可)
- 本人確認は、アプリでのICチップの読み取りか、配達時の書類の確認かを選べる
- 3GBまで990円で、10GBまでは2,090円に自動で上がる
- クレジットカードの延滞があり、端末の分割払いの審査を避けたい人
- 手持ちのスマホがあり、SIMだけを契約したい人
- ICチップを読み取れるスマホがなく、配達時に本人確認を済ませたい人
- ソフトバンクやワイモバイルで未払いが残っている人:約款は、同じ会社のほかのサービスの未払いを申し込みを断る理由に挙げています
- 店舗で相談しながら申し込みたい人:契約はオンラインだけです
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 990円(LINEMOベストプラン・3GBまで) | 3GB 990円/20GBのプランはない(30GBまでのLINEMOベストプランVは2,970円) | 30秒22円。5分かけ放題550円・時間無制限1,650円(ベストプランVは5分以内が無料で、時間無制限は1,100円) | 3,850円(契約事務手数料) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ソフトバンク回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | 繰り越しはない。追加は1GB 550円 |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 使い始めた月から12か月以内の解約で契約解除料(ベストプラン990円・ベストプランV 1,100円) |
| 支払い方法 | 契約者と同じ名義のクレジットカード・Visa/Mastercard/JCBのデビットカード・口座振替。PayPay残高は契約後の設定で料金に充てられる |
※ 同じ名義で契約できるのは5回線までです。審査に通らなかった場合は、審査結果についてのお知らせのメールが届きます。
UQモバイル|店舗で相談しながら口座振替で申し込める

UQモバイルは、KDDIが提供するau回線の料金ブランドです。
全国のUQスポットやauショップで、スタッフに相談しながら申し込めます。
月々の支払いは口座振替やクレジットカードのほか、デビットカードも使えます。
毎月の料金に使えるデビットカードはFAQではVISAデビット・JCBデビット(とJCBプリペイド)ですが、オンラインショップの支払いページはMastercardデビットも挙げており、公式サイトの記載が分かれているためMastercardデビットは要問い合わせです。
店舗なら、マイナンバーカードや運転免許証に加えて、障がい者手帳やパスポートなども本人確認の書類に使えます。
新規で選べる料金プランはコミコミプランバリューとトクトクプラン2の2つで、トクトクプラン2ならデータを5GB以下に抑えた月は2,948円です。
店舗で書類や支払い方法を確かめながら進められる安心感がある一方、au・povoとの関係で審査に響く履歴が広いため5位にしました。
- UQスポットやauショップで、スタッフと書類や支払い方法を確かめながら申し込める
- 口座振替やVISA・JCBのデビットカードで払える(家族名義の口座やカードも条件付きで使える)
- 店舗なら住所の記載のある障がい者手帳やパスポートなども本人確認に使える(2020年2月以降に発行されたパスポートなど、一部は補助書類が必要)
- トクトクプラン2はデータを5GB以下に抑えた月が2,948円になり、余ったデータは翌月に繰り越せる
- 申し込みの手順に不安があり、店舗で相談しながら進めたい人
- 滞納を払い終えていて、ドコモやソフトバンクで解約された経験がある人
- クレジットカードがなく、口座振替で払いたい人
- au・povo・UQモバイルで利用停止や契約の解除を受けたことがある人:約款が、これらでの履歴を申し込みを断る理由に明記しています
- 本人確認書類の住所が今の住所と違う人:オンラインショップでは契約できません
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 2,948円(トクトクプラン2・5GB以下の月。ほかの割引なし) | 3GBは5GB以下の区分で2,948円/20GBの区分はない(30GBまで4,048円)(トクトクプラン2) | 30秒22円。通話放題ライト(1回10分以内)880円・通話放題1,980円・通話パック60 660円 | 3,850円(オンラインショップの契約事務手数料。店頭は4,950円) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | au回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | 余った容量は翌月に繰り越せる。追加は1GB 1,100円(データチャージ) |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 2025年10月1日以降の新規契約は、1年以内の解約で最大1,100円の契約解除料 |
| 支払い方法 | クレジットカード・デビットカード(FAQではVISA・JCB。Mastercardは公式の記載が分かれるため要問い合わせ)・口座振替。オンラインショップの新規申込みは本人名義のみで、家族名義(二親等以内など条件付き)の口座やカードも使える |
※ 同じ名義で契約できるのは累計5回線までで、auやpovoなどKDDIの通話できる回線も数に入ります。店舗で口座振替を選ぶときは、金融機関のキャッシュカードを持って行きます。
ahamo|5分以内の国内通話が無料で口座振替でも申し込める

ahamoは、NTTドコモが「オンライン専用料金プラン」と位置づけて提供する料金プランです。
2025年11月27日からは、量販店などの店頭(ドコモショップ店頭は対象外)でも新規契約と乗り換えを受け付けています。
1回5分以内の国内通話が無料で、30GBで月2,970円です(2026年11月30日まではキャンペーンで同じ料金のまま40GBまで使えます)。
2026年12月1日からは、使った量で月額が変わる1つのプラン(40GBまで3,135円・60GBまで4,125円・120GBまで5,115円)に変わりますが、5分以内の通話の無料は続きます。
支払いは契約者名義のクレジットカードと口座振替のほか、一部のデビットカードも使えるため、クレジットカードがなくても申し込めます。
Webの本人確認は2026年3月12日からICチップの読み取りだけになり、ICチップ付きの身分証とNFC対応のスマホが必要です。
Webの本人確認の方法が最も限られるため6位にしましたが、ドコモ以外で解約された人には候補になります。
- 1回5分以内の国内通話が無料で、2026年12月の料金改定のあとも続く
- クレジットカードがなくても、契約者名義の口座振替で申し込める
- ahamoサイトで申し込めば、事務手数料は新規も乗り換えも0円(量販店などの店頭では4,950円)
- SIMだけ、eSIMだけでも申し込め、端末の分割払いの審査を避けられる
- 滞納を払い終えていて、ドコモ以外の会社で解約された経験がある人
- 短い電話が多く、通話料を抑えたい人
- ICチップ付きの身分証とNFC対応のスマホを持っている人
- ドコモで未払いが残っている人:ドコモの約款は、ドコモのほかのサービスの未払いも申し込みを断る理由に挙げています
- ドコモショップで相談しながら申し込みたい人:ドコモショップ店頭は申し込みの対象外で、契約後の手続きもahamoサイトかアプリだけです
| 最安の月額(税込) | 3GBと20GBの月額(税込) | 通話料とかけ放題(税込) | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|
| 2,970円(30GB・2026年11月30日まで。この期間はキャンペーンで40GBまで使える)。12月1日からは40GBまで3,135円 | 3GBと20GBのプランはない(30GB 2,970円。12月1日からは40GBまで3,135円) | 1回5分以内の国内通話は無料、超えた分は30秒22円。かけ放題オプションは1,100円 | 0円(ahamoサイトでの申し込み。新規・乗り換えとも。量販店などの店頭は4,950円) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用回線 | ドコモ回線 |
| データの繰り越しと追加料金 | 繰り越しはない。追加は1GB 550円 |
| 最低利用期間と解約時の費用 | 最低利用期間の定めはない。2025年7月1日以降の新規契約は、365日以内の解約で契約解除料1,100円(8日以内キャンセルによる解約は対象外) |
| 支払い方法 | 契約者名義のクレジットカード・口座振替・デビットカード(一部。可否は発行会社に確認) |
※ Webの本人確認に使えるのは、ICチップ付きのマイナンバーカード・運転免許証・在留カード・特別永住者証明書です。ahamoサイトでは、書類の住所と今の住所が違うと手続きができません。同じ名義で持てるのは、ドコモの回線と合わせて5回線までです。
格安SIMの審査とは契約審査と分割審査の2つで見る情報が違う

格安SIMの申し込みで行われる審査は、大きく2つに分かれます。
1つは回線を契約するときの審査で、本人確認の結果と、その会社やほかの携帯会社での料金の不払い情報が確かめられます。
もう1つは端末を分割で買うときの審査で、こちらはCICなどの信用情報機関に登録されたクレジットやローンの記録まで照会されるのが特徴です。
2つの審査は見る情報も、記録が残る場所も別です。
携帯ブラックかもしれないと不安な人でも、手元のスマホにSIMだけを入れて使うなら、分割の審査はそもそも関係しません。
自分の過去がどちらの審査に響くのかを分けて考えると、申し込める会社が絞り込めます。
ここからは2つの審査の中身と、会社のグループ内での扱い、2026年4月に変わった本人確認のルールを順に見ていきます。
回線の契約では携帯料金の不払い情報と本人確認が確かめられる
回線の契約で確かめられるのは、申し込んだ人が本人であるかと、携帯料金を払わずに契約を解除された記録があるかの2点です。
後者は、携帯各社が「不払い者情報」を互いに交換する仕組みで調べられます。
電気通信事業者協会「不払者情報の交換」によると、交換は平成11年4月に始まりました。
対象は契約解除後に料金の不払いがある人で、自分から解約した場合も含みます。
交換される項目は氏名・生年月日・性別・住所・解除前の電話番号・連絡先電話番号・不払いの状況です。
期間は契約解除後5年以内で、料金を完済すれば対象外になります。
テレコムサービス協会(TELESA)も、格安SIMの会社を含めて同じ枠組みで交換しています。
この交換の根拠は、総務省と個人情報保護委員会の「電気通信事業における個人情報等の保護に関するガイドライン」第42条です。
交換した情報は「加入時の審査以外の目的のために使用しないことが適切である」と定められています。
大手系4社も、公式の文書で交換を明記しています。
| 会社 | 交換について書かれている公式の文書 |
|---|---|
| ahamo | ドコモの「同意事項」(料金未払いに関する第三者提供。交換する事業者としてドコモを含む32社を列挙) |
| LINEMO | 重要説明事項(電気通信事業者協会のページを名指しで案内) |
| 楽天モバイル | 「電気通信事業における個人情報等の取扱い」(不払い発生の防止のための提供) |
| UQモバイル | KDDIのプライバシーポリシー別掲4-1(不払者にかかる個人データの通知) |
ドコモが列挙する32社(ドコモ自身を含む。
ドコモ以外の交換先は31社)には「だれでもモバイル」も入っています。
ただし、だれでもモバイルは自社のページで、TELESAに加入しているものの「未払いの審査については一切ありません」と明記しています。
端末を分割で買うとクレカやローンの信用情報まで照会される
端末の代金を分割で払う場合は、回線の審査とは別に、信用情報機関への照会が加わります。
クレジットカードやローンの支払い状況まで見られるのはこの段階です。
ahamoのFAQ(No.3485)は、分割の審査を「携帯電話料金のお支払い状況、個人信用情報機関への照会結果、分割契約数、在留期限、お支払い方法」などで総合的に判断すると説明しています。
審査で分割を使えない人には、購入画面に一括払いだけが表示されます。
ドコモとKDDIはどちらもCICに加盟し、分割の契約の前に照会し、契約後の支払い状況を登録すると書いています。
KDDIは「支払延滞情報は完済から5年間は信用情報機関に記録が残ります」と明記し、延滞があると他社の分割払いやクレジットカードの作成もできなくなる場合があるとの案内です。
- LINEMO:スマホ本体を販売していないため、分割の審査がない
- 楽天モバイル:端末代の分割はクレジットカード会社の扱いで、楽天モバイル自身の分割払いはない
- 誰でもスマホ:端末一覧の表示は一括の価格のみで、分割の案内はない
- だれでもモバイル:審査のページに「分割審査は一切ありません」と明記
クレジットカードやローンの延滞が気になる人は、SIMのみか一括払いで申し込めば分割の審査を通らずに済みます。
同じグループの会社では強制解約や未払いの履歴が響くことがある
ブランドが違っても、運営会社が同じなら過去の利用停止や未払いが申し込みに影響します。
各社の契約約款には、自社の別のサービスでの履歴を断る理由に挙げる条文があります。
| 会社 | 約款の条文 | 断る理由に挙げている履歴 |
|---|---|---|
| UQモバイル | 第8条第4項(4)(5) | UQモバイル・au・povoで利用を停止された、または契約を解除された |
| ahamo | ドコモの約款 第9条第3項(1) | ドコモと「締結している若しくは締結していた」他の電気通信サービスの料金の未払い |
| LINEMO | 第8条第3項(4) | ソフトバンクと契約している他の電気通信サービスの料金の未払い |
| 楽天モバイル | 第8条第3項(7) | 楽天グループのサービスの約款に違反したこと |
グループの組み合わせは、ahamoとドコモとirumo、LINEMOとソフトバンクとワイモバイル、UQモバイルとauとpovoです。
ドコモの条文は過去に結んでいた契約まで含むため、解約済みの回線の未払いも対象になります。
UQモバイルは、au・povoで強制解約された履歴を断る理由に名指しで挙げています。
短期解約の履歴については、グループ内で響くと書いた公式の記載は見当たりませんでした。
会社単位では、だれでもモバイルの重要事項説明書に「当社との取引実績において契約/解約を繰り返すなど」転売などの不当な目的のおそれがある場合は申し込みを受けないことがある、と書かれています。
2026年4月からネット契約の本人確認はICチップの読み取りが基本になった
2026年4月1日から、ネットで携帯電話を契約するときの本人確認は、身分証のICチップを読み取る方法が原則になりました。
携帯電話不正利用防止法の施行規則が改正されたためです。
総務省「Q&A -携帯音声通信事業者向け-」は、本人確認書類の写しを送る方法と、写真付きの書類の画像を送る方法が廃止されたと説明しています。
代わりに認められるのは、ICチップの情報の送信、住民票の写しなどの原本の送付と転送不要郵便での端末の発送、本人限定受取郵便での発送などです。
6社の対応は次のとおりです。
| 会社 | Web申し込みの本人確認 |
|---|---|
| ahamo | 2026年3月12日からICチップの読み取り(JPKI・eKYC)のみ |
| 楽天モバイル | 3月30日以降はICチップの読み取り、住民票の写しの郵送、受け取り時の自宅での確認の3つ |
| LINEMO | アプリでのICチップの読み取りか、配達時の書類の確認 |
| UQモバイル | マイナンバーカードのJPKIか、ICチップの読み取りと顔の撮影。店舗でも申し込める |
| だれでもモバイル | eKYCか住民票等の原本の送付。物理SIMは本人限定受取郵便等にも対応 |
| 誰でもスマホ | 書類の画像を送り、受け取りのときに配達員が書類を確認 |
誰でもスマホは重要事項説明書で発送方法を本人限定受取郵便等と書いており、2025年12月15日のお知らせでも、法律の改正に伴ってWeb申込みのルールを厳格化すると告知しました。
健康保険証は、楽天モバイルとUQモバイルがすでに受け付けていません。
- ICチップ付きの身分証(マイナンバーカード・運転免許証)が手元にあるか
- 身分証の住所が、いま住んでいる住所と一致しているか
格安SIMの審査に落ちる原因は自分の過去から5つに絞れる

大手系の会社は、審査に落ちた理由を教えてくれません。
ahamoはFAQで審査結果の内容は案内できないと書き、楽天モバイルも審査基準を公表していないと明記しています。
それでも、各社の約款や公式の説明を読むと、断る理由として挙げている項目はほぼ共通しています。
読者の過去に当てはめると、原因は「携帯料金や端末代の滞納」「強制解約」「クレカやローンの延滞」「短期解約の繰り返し」「書類や名義の不備」の5つに整理できます。
携帯ブラックと呼ばれる状態に当たるのは最初の2つで、残りの3つは申し込み方を変えれば避けられるものです。
原因ごとに、どの審査で、どの記録が見られるのかを確かめておくと、次に申し込む会社を選びやすくなります。
強制解約後の携帯料金の未払いは不払い情報に載り端末代の延滞は信用情報に載る
携帯料金を払わないまま契約を解除されると、その未払いは不払い者情報として携帯各社の間で交換されます。
自分から解約した場合でも、払っていない料金が残っていれば同じ扱いです。
交換の対象は「契約解除後」に「料金不払い」がある人に限られます。
契約中に支払いが遅れただけで、その後に払い終えていれば交換の対象にはなりません。
ドコモの同意事項では、ドコモが回収のために債権を譲った先での支払い状況も交換する情報に含めています。
つまり、未払いが回収会社に移っていても、払い終えるまで記録は消えません。
端末代を分割で払っていた場合は、さらに記録が増えます。
KDDIは分割払いの延滞を信用情報機関に登録し、完済から5年間は記録が残ると書いています。
端末代の分割の延滞は、CICの信用情報に載り、分割の審査で不利になります。
一方、携帯会社どうしの不払い情報に端末の分割代金が含まれるかは公式に明記がなく、要問い合わせです。
強制解約された会社とそのグループでは契約しにくい
強制解約を受けた人は、その会社と同じグループのブランドを避けて申し込むのが現実的です。
前の章で見たとおり、UQモバイルはau・povoでの契約解除の履歴を、ahamoはドコモで過去に結んでいた契約の未払いを、断る理由に挙げています。
選び方は2つあります。
1つは、強制解約された会社と運営会社が違うブランドを選ぶ方法です。
たとえばauで解約された人なら、UQモバイルとpovoを外し、楽天モバイルやLINEMO、ahamoを候補にします。
ただし未払いが残っているなら、不払い者情報の交換でどの会社にも伝わる点は変わりません。
もう1つは、他社の履歴を見ない独自審査の2社です。
だれでもモバイルは、他社で強制解約された人も申し込めると公式に書いています。
ただし重要事項説明書には「強制解約後のお申し込みは、10,000円の事務手数料(保証金)が発生します」とあります。
他社と自社のどちらの強制解約を指すかは書かれておらず、公式サイトに記載がなく要問い合わせです。
誰でもスマホは、FAQで反社会的勢力と過去に誰でもスマホの規定に違反した人を断ると書いており、規約では料金の支払いを怠っている人や申込内容の誤記・虚偽なども承諾しない理由に挙げています。
クレカやローンの延滞は端末を分割で買うときに響く
クレジットカードやローンの延滞は、主に端末を分割で買うときの審査で照会されます。
回線だけの契約や一括払いなら、分割の審査そのものがありません。
ahamoの分割の審査には「個人信用情報機関への照会結果」が含まれ、ドコモもKDDIもCICに照会すると書いています。
一方で、回線の契約の審査にCICを使うと明記した公式の記載は、大手系4社のどこにも見当たりませんでした。
クレカやローンの延滞が心配な人は、SIMのみの契約か、端末の一括払いを選ぶと影響を避けやすくなります。
注意したいのは支払い方法です。
延滞でカードが止まっていると、月額の支払いにそのカードが使えません。
楽天モバイルの約款は、カード会社から無効扱いの通知を受けた場合を断る理由に挙げています。
- 口座振替:ahamo・LINEMO・楽天モバイル・UQモバイルの4社とも選べる(楽天モバイルは毎月110円)
- デビットカード:4社とも使える。LINEMOはVisa・Mastercard・JCBのデビットに対応し、UQモバイルはFAQでVISAデビット・JCBデビットを挙げる(Mastercardデビットは公式の記載が分かれるため要問い合わせ)。楽天モバイルとahamoは一部のデビットに対応
ahamoは、デビットカードが使えるかどうかはカードの発行会社に確認するよう案内しています。
短期解約を繰り返すと社内の審査ではじかれることがある
契約してすぐに解約することを繰り返すと、各社の社内の審査で断られることがあります。
各社は1年前後で解約した回線に契約解除料や解約事務手数料をかけており、この期間が「普通の使い方ではない」と見なす目安になっています。
| 会社 | 対象になる期間 | 解約時の費用 |
|---|---|---|
| ahamo | 契約から365日以内(2025年7月1日以降の新規契約。8日以内キャンセルによる解約は対象外) | 契約解除料1,100円 |
| LINEMO | 回線の提供開始月から12か月以内 | 契約解除料990円(ベストプラン)/1,100円(ベストプランV) |
| 楽天モバイル | 提供開始から1年以内 | 解約事務手数料(最大1,100円。Rakuten最強プランは最大1,078円) |
| UQモバイル | 契約から1年以内(2025年10月1日以降の新規契約) | 契約解除料(最大1,100円) |
ahamoは提供条件書で、この条件に当てはまる回線を「通常のご利用を目的とした契約ではない」と判断すると明記しています。
だれでもモバイルも、自社で「契約/解約を繰り返す」などの場合は申し込みを受けないことがあると書いています。
楽天モバイルには回線数の数え方にも決まりがあります。
同じ名義で累計5回線目以降は、事務手数料が1回線3,850円かかります。
この累計には2020年4月8日以降に契約したすべての回線が入り、解約した回線や契約解除された回線も含まれます。
短期解約を繰り返した人は、次の契約を長く使う前提で、解約時の費用まで確かめてから申し込んでください。
書類の不備や名義の食い違いだけで落ちることも多い
滞納の履歴がなくても、申し込みの内容に食い違いがあるだけで断られることがあります。
各社が具体的な例を公式に挙げているのは、名義と住所です。
- 申し込みの名義と、月々の支払いに使う口座やクレジットカードの名義が違う
- 乗り換え元の回線の名義と、申し込みの名義が違う
UQモバイルの約款第8条第4項(9)も、支払いに使うカードや口座の名義人が契約者と違うときは承諾しないことがあると定めています。
ただし、この定めは「当社が別に定める基準に該当する場合を除きます」という例外付きです。
オンラインショップの新規申込みでは本人名義に限られますが、二親等以内の家族などの条件を満たせば、家族名義の口座を登録でき、店舗では家族名義のクレジットカードも設定できます。
住所の食い違いも見落としやすい原因です。
ahamoは、身分証の住所と申告した現住所が違う場合はahamoサイトでの手続きができないと案内しています。
UQモバイルも、身分証の住所が現住所と違うとオンラインショップでは契約できないと明記しています。
引っ越しのあとに身分証の住所を変えていない人は、先に役所や警察署で住所を書き換えてから申し込んでください。
自分が携帯ブラックか確認する方法は信用情報の開示と滞納の有無で分かれる

携帯会社どうしで交換されている不払い者情報は、協会に問い合わせても中身を教えてもらえません。
電気通信事業者協会は、個々の利用状況は協会やTELESAではわからないため、利用していた事業者に問い合わせるよう案内しています。
だれでもモバイルも、他社が登録した個別の情報は自社でもTELESAでも確認できないと書いています。
そのため、携帯ブラックに当たるかどうかは2つの方法で確かめます。
1つは、以前に滞納していた携帯会社の窓口に連絡し、未払いの残高を確かめることです。
協会のページには、以前の事業者の窓口に申し出れば本人確認のうえで開示すると書かれています。
もう1つは、CICやJICCで自分の信用情報を開示し、端末代やクレカの延滞が載っていないかを見ることです。
CICの開示で端末代の分割の延滞が載っているかがわかる
端末代の分割やクレジットカードの延滞が記録されているかは、CICの本人開示で確かめられます。
ドコモとKDDIはCICに加盟していると公式に書いているため、両社で分割払いをしていた人はまずCICを見るのが確実です。
CIC「インターネット開示」の手数料は500円(消費税込)で、初回の開示から96時間以内なら再開示は無料です。
受付は8時から21時45分で、初回はマイナンバーカードを使いスマートフォンで手続きします。
支払いはPayPay・楽天ペイ・クレジットカード・キャリア決済から選べます。
情報がなかった場合でも手数料はかかります。
郵送で開示する場合の手数料は1,500円(申込書に税込と明記)で、コンビニで買う開示利用券は本人限定で1,650円です。
CICは「ブラックリストという名称のリストはありません」と説明しています。
延滞があれば、その事実が支払状況として登録されるという仕組みです。
JICC(日本信用情報機構)でも開示でき、スマホアプリは700円、郵送は2,177円です。
JICCはFAQで、携帯電話の本体を分割で購入している場合は割賦料金として登録され、延滞基準に当てはまれば延滞情報も登録されると説明しています(通話料金などだけの場合は登録されません)。
携帯料金の不払い情報は滞納を払い終えれば交換の対象から外れる
携帯料金の不払い情報は、滞納した料金を払い終えれば交換の対象から外れます。
電気通信事業者協会のページには、次のように書かれています。
平成11年4月1日以降に契約解除となり料金不払いのあるお客様※1を対象といたします(料金が完済された場合は対象外となります※2)。
注意点が1つあります。
完済の事実がほかの会社にすぐ伝わらず、記録が残っている場合があると同じページに書かれています。
払い終えたあとに審査で断られたら、申し込んだ会社に完済したことを伝えてください。
協会もそのように案内しています。
手順は次のとおりです。
以前に契約していた携帯会社の窓口に、本人であることを伝えて未払いの残高を確かめる。
回収会社に債権が移っている場合は、その会社の連絡先も聞く
案内された方法で未払いの料金を全額払う
完済後に審査で断られた場合は、申し込んだ会社に払い終えたことを申告する
なお、自己破産などで免責が決まった人は、交換の対象に含まれないと協会のページに書かれています。
延滞の記録は完済してから最長5年残る
延滞の記録が残る期間は、記録の種類によって数え始める日が違います。
どれも5年が上限ですが、起点が異なるため分けて押さえておく必要があります。
| 記録の種類 | 残る期間 | 根拠 |
|---|---|---|
| 端末代の分割の延滞(CICの信用情報) | 完済から5年間 | KDDIの分割の案内、ドコモの同意事項 |
| CICのクレジット情報全般 | 契約期間中と契約終了後5年間 | CIC「CICが保有する信用情報」 |
| 携帯料金の不払い者情報 | 契約解除後5年以内(完済すれば対象外) | 電気通信事業者協会・TELESA |
端末代の分割の延滞は、払い終えても5年間はCICに残ります。
一方、携帯料金の不払い者情報は、5年を待たなくても完済した時点で交換の対象から外れます。
つまり、携帯料金の滞納はいま払えば消え、端末代やクレカの延滞は完済から5年の経過を待つ必要があります。
携帯ブラックの状態から抜け出す近道は、まず携帯料金の未払いを払い終えることです。
信用情報には申し込んだ事実も残ります。
CICの申込情報は照会日から6か月間残るため、端末を分割で買う申し込みを短い間に何度も重ねると、その記録が積み上がります。
審査に通りやすいコツは申し込み前の準備で決まる

大手系の会社は審査の基準を公表していません。
それでも、各社の約款が「申し込みを断ることがある」場面には、料金の未払いや申込内容の誤りのほか、一部の会社では支払い方法の名義の食い違いも挙がっており、申し込む側が前もって整えられるものが含まれます。
申し込みボタンを押す前の準備で、断られる理由の多くは先に消しておけます。
携帯ブラックかもしれないと不安なときほど、思いつく会社に続けて申し込みたくなるものです。
その前に、次の5つを順番に片づけてください。
滞納が残っている会社に連絡し、払い終える
端末はセットにせず、SIMのみで申し込む
本人名義の口座かデビットカードを準備する
本人確認書類の住所と、申し込みで入れる住所を一致させる
1社に絞って申し込み、結果を見てから次を考える
滞納が残っている会社にはまず連絡して払い終える
大手系の4社を候補に入れたいなら、最初にやることは滞納していた会社への連絡です。
携帯会社どうしで交換している不払い者情報は、契約解除のあとも料金が残っている人が対象で、料金を払い終えると交換の対象から外れると業界団体が公表しています。
連絡先は、滞納していた会社の窓口です。
ただし時間がたっていると、請求の権利が回収会社に移っている場合があります。
ドコモは同意事項で、請求と回収のために債権を第三者へ譲ることと、その譲受人から支払いの状況を受け取ることを書いています。
回収会社から通知が届いていれば、その連絡先に払います。
一度に払えない金額なら、分割で払えるかを窓口に相談してください。
業界団体は、完済した事実が他社にすぐ伝わらず、情報が残る場合があるとも書いています。
払い終えたら、領収書や完済の連絡を手元に残しておくと、申し込み先に事情を伝えるときの材料になります。
払い終える前でも、誰でもスマホとだれでもモバイルは他社の未払いを審査に使わないと公式に書いており、申し込めます。
だれでもモバイルは、それでも以前の携帯会社への支払い義務はなくならないと明記しています。
端末はセットで買わずSIMのみで申し込む
SIMのみで申し込めば、端末代の分割払いの審査を受けずに済みます。
分割で端末を買うとき、ドコモ(ahamo)とKDDI(UQモバイル)は信用情報機関へ照会すると公式に書いており、クレジットカードやローンの延滞はこの照会で見つかります。
回線だけの契約なら、この分割の審査そのものがありません。
ahamoでは、分割の審査に通らなかった人の購入画面には一括払いしか表示されないと、FAQに書かれています。
端末を持っていない場合は、分割を使わずに手に入れる方法を選びます。
誰でもスマホは端末を一括の価格で売っており、新規契約価格はAQUOS wish4が5,180円、arrows Weが1,980円です。
端末代は初期費用と一緒に、Web申込みならコンビニで、店頭申込みなら店頭でも払えます。
楽天モバイルは、製品代金を代金引換(届いたときの現金払い)で払えます。
手持ちのスマホを使うなら、回線に合うかを先に確かめてください。
誰でもスマホとだれでもモバイルはどちらもドコモの回線で、ドコモの端末かSIMフリーの端末を用意するよう案内しています。
支払い方法はクレカではなく口座振替やデビットカードを選ぶ
クレジットカードがなくても、6社はいずれも口座振替などカード以外の払い方を用意しています。
誰でもスマホは月額をコンビニ・口座振替・クレジットカードやデビットカードから選べ、だれでもモバイルはコンビニ払い・口座振替・口座振込に対応しています。
楽天モバイル・LINEMO・UQモバイル・ahamoは、口座振替のほかデビットカードも使えます(楽天モバイルとahamoは一部のカード)。
気をつけたいのは名義です。
ahamoは支払い口座やカードの名義が申込者と違う場合を「受付できない例」に挙げ、UQモバイルもオンラインショップの新規申込みでは本人名義に限っています(UQモバイルは、条件を満たせば家族名義の口座やカードも使えます)。
LINEMOのクレジットカードは契約者と同一名義のみで、楽天モバイルも約款で他人名義の支払い方法を断る理由にしています。
会社や申し込み方によっては、家族のカードや口座で払おうとするだけで断られる理由になります。
手数料も会社ごとに違います。
楽天モバイルの口座振替は毎月110円かかります。
誰でもスマホは月額をコンビニで払うと毎月550円が上乗せされ、口座振替なら手数料はかかりません。
ただし、紙の口座振替依頼用紙で手続きすると完了まで約2か月かかり、その間はコンビニ払いになります(オンラインなら数日で完了)。
だれでもモバイルは口座振替の登録料が550円で、デビットカードは使えません。
申込情報は本人確認書類の住所と一字一句そろえる
申込フォームに入れる氏名と住所は、本人確認書類の表記どおりにそろえます。
ahamoは申し込みの流れで、書類に登録された氏名・住所と申込内容が一致する書類を選ぶよう求めており、書類の住所と現住所が違う場合はahamoサイトでの手続きができません。
UQモバイルのオンラインショップも、書類の住所が現住所と違うと契約できないと明記しています。
SIMの届け先も、書類の住所に固定されています。
LINEMOは本人確認書類に書かれた住所にSIMカードを送り、誰でもスマホも書類の住所以外には発送しません。
だれでもモバイルは書類の住所へ転送不可で送ります。
書類の住所に住んでいなければ、審査を通っても受け取れずに終わります。
誰でもスマホとだれでもモバイルの約款は、申込内容の誤記や記載漏れを、申し込みを断る理由の最初に挙げています。
番地や建物名の書き方の違いで疑われないように、書類の書き方をそのまま写すつもりで入力してください。
引っ越したあとなら、役所で住所を変え、運転免許証やマイナンバーカードの住所も書き換えてから申し込みます。
順番を逆にすると、書類の不備だけで断られます。
落ちた直後に何社も続けて申し込まない
断られた直後に別の会社へ次々と申し込むのは避けてください。
端末の分割払いを申し込んだ場合、その申込みの記録は信用情報機関に残ります。
ドコモとKDDIは、照会した日から6か月間登録されると書いています。
KDDIは、登録された情報を加盟するほかの会社も審査に使うと説明しています。
断られた理由も教えてもらえません。
ahamoはFAQで審査結果の内容は案内できないと書き、楽天モバイルも審査基準は案内していないとしています。
理由がわからないまま申し込みを重ねても、同じ原因でまた断られます。
まずは自分の過去から原因の見当をつけます。
住所の食い違いや支払い名義の違いなど書類の不備に心当たりがあるなら、直してから同じ会社にもう一度申し込みます。
滞納が残っているなら、不払い情報が原因の可能性が高いので、払い終えるまでは独自審査の2社に切り替えます。
端末の分割で断られたなら、SIMのみに変えて申し込み直すのが順当です。
「審査に通りやすい会社」を探して数を打つより、原因に合わせて申し込み先を1社選び直すほうが、早く番号を持てます。
審査なしの格安SIMを選ぶポイントは怪しい業者を見分けることから始まる

「審査なし」をうたう回線は、大手で断られた人にとって数少ない選択肢です。
ただ、同じ言葉を掲げていても中身はさまざまで、法律で決められた本人確認まで省く業者や、自分名義にならない貸し出し型、解約するときに高くつく契約も混じっています。
審査が甘いと宣伝する業者ほど、申し込む前に中身を確かめる必要があります。
見るべき点は、本人確認の有無、総務省への届出、初期費用と解約金を含めた総額、契約の名義の4つです。
どれも公式サイトと公的機関のページで確かめられます。
本人確認をしない業者は法律に違反している可能性がある
本人確認をしないで電話番号を渡す業者は使わないでください。
携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律(e-Gov法令検索)の第3条は、携帯会社が契約を結ぶときに、運転免許証の提示などの方法で相手の氏名・住居・生年月日を確かめるよう義務づけています。
「審査なし」と「本人確認なし」はまったく別物で、本人確認は審査のない会社でも省けません。
携帯電話をレンタルで貸し出す業者も同じです。
同法第10条は、有償で貸し出す業者に貸すときの本人確認を求めており、確認せずに渡した場合は2年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金、またはその両方の対象になります。
名義を借りる側も無関係ではありません。
同法は、契約者が携帯会社の承諾なしに端末やSIMを他人へ譲ることを、親族などへの譲渡を除いて禁じています。
譲り渡す相手が契約者ではないと知りながら、その人から譲り受けた人は50万円以下の罰金の対象です。
契約者本人から携帯会社の承諾なしに譲り受けた場合も、承諾のない譲渡だと知りながら業として有償で譲り受けたときは2年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金の対象になります。
「名義を貸してくれる人を紹介する」「身分証なしで即日渡す」といった誘いには応じないでください。
総務省に届け出た電気通信事業者かを確かめる
申し込む前に、運営会社が総務省に届け出た電気通信事業者かを確かめます。
届け出た会社は、総務省の届出電気通信事業者一覧でExcelの表として公開されています。
表をダウンロードし、会社名で検索すると、届出番号と法人番号が出てきます。
注意したいのは、サービス名と会社名が違う場合です。
先に公式サイトの会社概要や特定商取引法の表記で会社名を確かめてから一覧を探します。
誰でもスマホを運営するのは株式会社アーラリンクで、届出番号はA-23-12048です。
だれでもモバイルはだれでもモバイル株式会社が運営し、届出番号A-29-15843を会社概要に載せています。
どちらも公式サイトで番号を公開しています。
一覧に載っていれば安心というわけでもありません。
総務省は一覧の注意書きで、届出の事実を公表しているだけで、事業者の信頼性を保証するものではないと書いています。
届出番号が見つからない、運営会社の名前や所在地がサイトに書かれていない業者は候補から外し、載っている会社でも次の料金と名義の確認まで進めてください。
月額だけでなく初期費用と最低利用期間の解約金まで見る
月額の安さだけで決めず、初期費用・支払いの手数料・解約金まで足して1年の総額で見てください。
独自審査の2社でも、お金のかかり方は大きく違います。
誰でもスマホは、最低利用期間も解約金もありません。
料金ページの事務手数料は3,300円です。
3GBプランを口座振替で12か月使うと、3,250円×12か月+事務手数料3,300円で42,300円になります。
月額をコンビニで払うと毎月550円が加わり、1年で6,600円増えます。
支払いの最終期日は翌月25日で、過ぎると翌26日に強制解約されます。
だれでもモバイルは、最低利用期間が2年で、自動で更新されます。
更新月以外に解約すると、月額1か月分の解約金がかかり、最低利用期間中の強制解約でも同じです。
料金は翌月分を先に払う前払いで、公式FAQの例(キャンペーンを使わない場合)では1GBかけ放題プランの初期費用が合計10,450円です。
現在はキャンペーンで初月の月額が0円、事務手数料が実質無料になっています。
延滞している間は通信速度が制限されるほか順次利用停止にもなり、強制解約されたあとに申し込むと保証金10,000円が必要になります。
解約しやすさを取るなら誰でもスマホ、プランの選択肢を取るならだれでもモバイルというように、総額と縛りの両方を見て選びます。
自分名義の契約かレンタルかを申し込み前に確かめる
申し込む前に、自分が契約者になる契約なのかを確かめてください。
審査なしをうたうサービスには、業者名義の回線を借りて使うレンタル型もあります。
レンタル型では契約者が業者のままなので、電話番号は自分のものになりません。
今の番号を持ち込めなかったり、解約するとその番号を手放すことになったりします。
誰でもスマホとだれでもモバイルは、どちらも本人名義の契約です。
誰でもスマホは「ご本人様以外の名義でのご契約はできません」と案内し、他社からの番号の持ち込み(MNP転入)を受け付け、他社への持ち出しの手数料も無料です。
だれでもモバイルも、名義の異なるMNP転入はできないとしたうえで、未納がなければMNP転出の手続きができると書いています。
両社とも、契約後の名義変更は受け付けていません(改姓などの氏名の変更は両社とも受け付けます)。
最初に誰の名義で契約するかが、その後もずっと続くということです。
申し込み前には、約款や重要事項説明書で契約者が自分になるか、MNPの転入と転出の案内があるかを確認します。
「レンタル」「貸与」と書かれていれば、自分名義の契約ではありません。
格安SIMの審査に落ちた時の対処法は3つある

審査に落ちても、電話番号を持つ道がなくなるわけではありません。
今すぐ自分名義の番号を持つか、家族の力を借りるか、音声通話のない回線でしのぐか。
この3つから、自分の状況と、家族に知られてもよいかどうかで選びます。
おすすめの順番は、自分名義の番号を先に確保する方法が1番目で、家族名義は最後に回します。
音声SIMがすぐに持てないときは、データ通信だけの回線を短い期間のつなぎとして使います。
どの方法でも、他人の名義を借りることや、本人確認をしない業者の利用は選択肢に入れないでください。
審査なしの会社で先に番号を確保してから信用を立て直す
いちばん現実的なのは、独自審査の2社で自分名義の番号を先に持ち、その間に信用を立て直す方法です。
誰でもスマホとだれでもモバイルは、他社の不払い情報を審査に使わないと公式に書いています。
携帯ブラックの状態でも、仕事や本人確認に使う番号をすぐに用意できます。
番号を持ったあとは、毎月の料金を期日どおりに払い続けます。
だれでもモバイルは、自社で未払いになると強制解約され、他社で契約しにくくなる可能性があるとFAQで注意しています。
同時に、残っている滞納を払い終えます。
端末代の分割を延滞していた場合、信用情報機関の延滞の記録は完済から5年残るとKDDIが案内しています。
その記録が消えたあとで大手系に乗り換えれば、分割の審査でこの延滞を見られることはなくなります。
乗り換えるときは、それぞれの条件を確かめておきます。
誰でもスマホは最低利用期間がなく、番号の持ち出し(MNP転出)の手数料も無料です。
だれでもモバイルは、申請の時点で未納がないことがMNP転出の条件です。
2年の最低利用期間があり、更新月以外に解約すると月額1か月分の解約金がかかります。
乗り換える時期を更新月に合わせると、その分を払わずに済みます。
家族名義の契約は家族に知られるため最後の手段にする
家族の名義で契約する方法は、家族に知られずに済ませたい人には向きません。
家族名義にすると契約者は家族になり、料金の請求も契約に関する連絡も家族に届くため、事情を話して協力を頼む必要があります。
契約したあとに自分の名義へ移せない会社もあります。
誰でもスマホとだれでもモバイルは、名義変更を受け付けていないと公式に書いています(改姓などの氏名の変更は受け付けます)。
家族名義で始めると、信用を立て直したあとも番号は家族名義のまま残り、自分名義の契約へ番号を移す手続き(MNP)にも名義の壁が出ます。
だれでもモバイルは、名義の異なるMNP転入はできないとしています。
LINEMOやUQモバイルが案内している利用者の登録は、契約者の家族などを利用者として登録する仕組みで、18歳未満の子どもに限らず使えます。
ただし契約者は名義人の家族のままで、自分名義の契約になるわけではない点に注意してください。
まずは自分名義で申し込める独自審査の2社を検討し、それでも難しいときに限って家族に相談する順番が安全です。
家族ではない他人の名義を借りる契約は、先に説明したとおり法律に違反するおそれがあるため選ばないでください。
データ専用SIMとIP電話アプリで当座の連絡手段をつなぐ
電話番号付きの音声SIMをすぐに持てないときは、データ通信だけの回線でつなぐ方法があります。
だれでもモバイルには、通話はできないもののSMSが使える「SMS+データSIM」(3GBで月3,300円)と、SMSも使えない「データ専用SIM」(5GBで月3,300円)のプランがあります。
データ通信の回線に、050番号を使うIP電話のアプリを入れれば、ネット経由で電話をかけたり受けたりできます。
メッセージアプリの通話と組み合わせれば、仕事や家族との連絡は当面まかなえます。
ただし、あくまで一時しのぎです。
データ専用SIMでは110番や119番といった緊急通報にかけられず、050番号のIP電話も一般に緊急通報には対応していません。
SMSが使えないデータ専用SIMでは、本人確認のコードをSMSで受け取ることもできません。
050番号は、ネットサービスによってはSMS認証の番号として登録できない場合があります。
SMS認証を使いたいなら、少なくともSMS付きのプランを選びます。
緊急時の連絡とSMS認証の両方を考えると、音声SIMを持つまでのつなぎと割り切るのが無理のない使い方です。
並行して、先に紹介した独自審査の2社への申し込みを進めてください。
申し込める会社は自分の過去によって6社の中で分かれる

ここでは、自分の過去の内容ごとに、6社のどこから申し込めばよいかを判定します。
根拠にしたのは各社の公式の文書だけです。
読んだのは、他社と不払い者情報を交換すると書いているか、約款が申し込みを断る理由に何を挙げているか、同じグループの会社はどこか、クレジットカード以外の支払い方法を選べるか、SIMのみで申し込めるか、の5点でした。
ここで示すのは申し込める見込みが高い順番で、審査の結果を約束するものではありません。
携帯料金の滞納が残っている人は独自審査の2社から申し込む
携帯料金の滞納が残っている人は、誰でもスマホかだれでもモバイルから申し込みます。
楽天モバイル・LINEMO・UQモバイル・ahamoの4社は、契約解除後に料金の未払いがある人の情報を他の携帯電話会社に提供・交換すると公式の文書に書いています(UQモバイルは他社に通知することがあるという書き方)。
未払いが残っている間は、この4社は候補から外れると考えてください。
誰でもスマホは、特徴のページで「各社の過去の信用情報共有」は行わないと明記しています。
だれでもモバイルはTELESAの不払い者情報の交換に加入していると明かしたうえで、未払いの審査は「一切ありません」と書きました。
状況別の表でも「現在も他社への未払いがある方もお申し込みいただけます。」としています。
どちらで契約しても、前の会社への支払いは別に続ける必要があります。
だれでもモバイル自身も「以前の携帯会社に対する支払い義務がなくなるわけではありません」と添えています。
強制解約された人はその会社と同じグループ以外を選ぶ
強制解約された人は、解約された会社と同じグループのブランドを避けて選びます。
最もはっきり書いているのはUQモバイルです。
約款第8条第4項(4)(5)は、UQモバイル・au・povoで利用停止や契約解除を受けたことを、申し込みを断る理由に挙げています。
ahamoはドコモの料金プランのひとつで、ドコモの約款第9条第3項(1)は、過去に契約していたドコモの他のサービスの未払いも断る理由に含めます。
LINEMOはソフトバンクやワイモバイルと同じソフトバンク株式会社の提供です。
契約解除後に料金の未払いがある人の情報は他の携帯電話会社と交換して加入審査に使うと申込時の注意に書いていますが、未払いのない過去の解約の扱いは公式に記載がありません。
楽天モバイルの約款第8条第3項(6)は、楽天モバイルとの過去の契約での約款違反を理由に挙げています。
グループ内での利用停止や契約解除の履歴を断る理由に名指ししているのはUQモバイルで、未払いを払い終えたあとの過去の解約がahamoとLINEMOでどう扱われるかは公式に記載がなく要問い合わせです。
安全を取るなら、ドコモで解約された人はahamo以外、ソフトバンクかワイモバイルならLINEMO以外、au・povo・UQモバイルならUQモバイル以外を候補にしてください。
滞納を払い終えていれば、別のグループの大手系に申し込めます。
未払いが残っているなら独自審査の2社に絞ります。
だれでもモバイルでは、強制解約後の申し込みに保証金10,000円がかかります。
クレカの延滞がある人もSIMのみなら大手系が候補に入る
クレジットカードやローンの延滞があっても、携帯料金の滞納がなければ、SIMのみの申し込みで大手系の4社も候補に入ります。
各社がCICなどの信用情報を照会すると書いているのは、主に端末代を分割で払う場面だからです。
ahamoはFAQで、分割の審査に「個人信用情報機関への照会結果」などを使うと説明しつつ、SIMのみやeSIMのみの申し込みも受け付けています。
UQモバイルも分割の申し込み時に信用情報機関へ照会すると明記しており、SIMのみの申し込みが可能です。
LINEMOはそもそも端末を販売していません。
楽天モバイルの分割はクレジットカード会社の扱いで、SIMのみなら口座振替かデビットカードで契約できます。
注意したいのは楽天モバイルです。
約款第8条第3項(7)は、楽天グループのサービスでの約款違反を、申し込みを断る理由に挙げています。
楽天カードで延滞や強制解約の経験がある人は、楽天モバイル以外を選びます。
短期解約を繰り返した人は解約金のない会社で長く使う
短期解約を繰り返した人は、次の契約を1年以上使う前提で、解約金のない会社から選びます。
大手系の4社はいずれも、契約から1年以内の解約に料金を定めています。
ahamoは、2025年7月1日以降の新規契約を365日以内に解約すると「通常のご利用を目的とした契約ではない」と判断し、契約解除料1,100円を請求します(8日以内キャンセルによる解約は対象外)。
LINEMOは12カ月以内の解約で990円か1,100円、UQモバイルは1年以内で最大1,100円です。
楽天モバイルは1年以内の解約で解約事務手数料(最大1,100円。
Rakuten最強プランは最大1,078円)がかかり、同じ名義で累計5回線目以降は事務手数料3,850円が発生します。
この累計には、2020年4月8日以降に契約して解約した回線も含まれます。
独自審査の2社でも扱いは分かれます。
だれでもモバイルは重要事項説明書で、だれでもモバイル自身との取引で「契約/解約を繰り返す」などの場合は申し込みを受けないことがあると書きました。
他社での短期解約の扱いは書かれていません。
誰でもスマホには短期解約についての記載がなく、最低利用期間と解約金もありません。
短期解約の経験がある人ほど、解約金のない会社を選んで長く使うことが次の契約につながります。
6社の向き不向きは過去の内容ごとに一覧で確かめられる
表の判定は、公式に書かれている内容を短い言葉にまとめたものです。
「完済後なら候補」は不払い者情報の提供や交換を公式に書いている会社、「SIMのみなら候補」は端末の分割に審査がかかわる会社(ahamoとUQモバイルは信用情報機関に照会、楽天モバイルは分割がクレジットカード会社の扱い)、「候補」は端末を販売しておらず分割の審査がない会社を指します。
| 会社 | ①携帯料金の滞納が残っている | ②強制解約された | ③端末代の分割を滞納した(払い終えた) | ④クレカやローンを延滞した | ⑤短期解約を繰り返した | 本人確認の方法(Web) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 誰でもスマホ | 申し込める(FAQで「できます」と明記) | 他社で滞納した人は利用できるとFAQに記載(強制解約を名指しした記載はなし)/自社での解約は要問い合わせ(過去の規約違反は断ることがあると規約に記載) | 申し込める(信用情報共有を行わないと明記) | 申し込める(信用情報共有を行わないと明記) | 公式に記載なし(解約金なし) | 書類をアップロードし、配達時に配達員が確認 |
| だれでもモバイル | 申し込める(状況別の表で「可能」と明記) | 申し込める(状況別の表で「可能」、保証金10,000円) | 申し込める(分割審査は「一切ありません」と明記) | 申し込める(債務整理中・自己破産も「可能」と明記) | 自社との取引で契約/解約を繰り返す場合は「お受けしないことがある」と記載(他社での短期解約は記載なし) | eKYC/住民票などの原本を送付/本人限定受取郵便(SIMカード) |
| 楽天モバイル | 不払い情報の提供を明記(完済後の扱いは公式に記載がなく要問い合わせ) | 楽天モバイルでの約款違反は断る理由に明記(約款8条3項(6)) | SIMのみなら候補(分割はカード会社) | SIMのみなら候補(楽天グループでの約款違反は約款8条3項(7)) | 断る理由の記載なし(1年以内の解約で解約事務手数料。最大1,100円、Rakuten最強プランは最大1,078円) | ICチップ読み取り/住民票の写しを郵送/受け取り時に確認 |
| LINEMO | 完済後なら候補(不払い情報の交換を明記) | ソフトバンク・ワイモバイルと同じ会社(解約後に未払いがあれば他社と交換して審査に使うと明記。未払いのない過去の解約の扱いは公式に記載なし) | 完済後なら候補(端末の販売なし) | 候補(端末の販売なし、口座振替・デビット可) | 断る理由の記載なし(12カ月以内の解約で990円か1,100円) | アプリでICチップ読み取り/配達時に確認 |
| UQモバイル | 完済後なら候補(不払い者情報の通知を明記) | UQモバイル・au・povoで解約された人は断る理由に明記(約款8条4項(4)(5)) | SIMのみなら候補(分割は信用情報機関へ照会) | SIMのみなら候補(口座振替可) | 断る理由の記載なし(1年以内の解約で最大1,100円) | マイナンバーカード認証/ICチップ読み取り |
| ahamo | 完済後なら候補(不払い情報の交換を明記) | ドコモの未払いが残る人は断る理由に明記(ドコモ約款9条3項(1)) | SIMのみなら候補(分割は信用情報機関へ照会) | SIMのみ・eSIMのみなら候補(口座振替可) | 断る理由の記載なし(2025年7月1日以降の新規契約は365日以内の解約で1,100円。8日以内キャンセルは対象外) | ICチップ読み取りのみ |
※ 判定は2026年10月16日時点の各社の公式の文書の記載によるものです。審査の結果を保証するものではありません。
審査なしの格安SIMでよくある質問

基準を緩めている会社があるのではなく、他社の不払い情報や信用情報を審査に使わない独自審査の会社がある、というのが実態です。
一般に「審査が甘い」と呼ばれる誰でもスマホやだれでもモバイルも、本人確認と、自社での未払いや反社会的勢力に当たらないかの確認は行っています。
音声通話ができる回線である以上、本人確認を省く会社はありません。
だれでもモバイルは、状況別の表で「現在、債務整理中である」「自己破産をした」のどちらも申し込み「可能」と明記しています。
大手系のうち楽天モバイルとUQモバイルは、約款で破産の申立てなどがあった場合の契約解除を定めています。
申し込みの審査での扱いは、4社とも公式に書いていません。
信用情報を照会するのは端末代を分割で払うときなので、申し込むならSIMのみで、携帯料金の未払いが残っていないことが前提です。
なお電気通信事業者協会「不払者情報の交換」は、自己破産などで免責が決まった人を交換の対象に含めないとしています。
楽天モバイルは、審査に数日、長いと2週間程度かかる場合があるとFAQで案内しています。
LINEMOも、審査内容によっては数日かかる場合があると書いており、ahamoは審査の状況を電話やチャットでは案内していません。
誰でもスマホは、新規契約を店舗で申し込めば、初期費用の支払い後にその場で端末やSIMを受け取れます。
乗り換え(MNP転入)は後日の発送で、住民票で本人確認した場合は未開通の状態で渡されます。
だれでもモバイルはeSIMの審査が最短1時間で、19時以降の申し込みは翌営業日の審査になります。
UQモバイルはオンラインショップの審査に数日かかることがあると案内し、店舗なら即日で持ち帰れるとしています。
6社とも、ほかの会社からの番号の引き継ぎ(MNP転入)に対応しています。
携帯ブラックの状態でも、今の回線が契約中で予約番号を発行できれば番号は移せます。
予約番号の有効期限は、誰でもスマホが残り12日以上必要です。
だれでもモバイルはFAQでは残り10日以上、重要事項説明書では7日以上と公式サイトの記載が分かれているため要問い合わせです。
また、だれでもモバイルとahamoは名義が違う回線の転入を受け付けません。
すでに解約された回線の番号は引き継げず、誰でもスマホとだれでもモバイルは、解約になった番号で再契約できないと公式に書いています。
自分名義で契約し、支払いも自分名義の口座やカードにすれば、家族に知られる場面はほとんどありません。
ahamoは支払いを原則として契約者と同じ名義の口座・カードに限り(家族がドコモかahamoの契約者なら一括請求でまとめて払う方法もあります)、LINEMOのクレジットカードも契約者と同じ名義のみです。
UQモバイルはオンラインショップの新規申込みでは本人名義に限りますが、家族名義の口座やカードも条件付きで使えます。
SIMは本人確認書類に書かれた住所に届き、誰でもスマホは本人限定受取郵便など、だれでもモバイルは原則として本人の受け取りを求めているため、同居の家族が代わりに受け取れない場合があります。
家族名義で契約すると、名義人である家族に契約や請求の内容が伝わります。
まとめ 自分の過去に合う1社を選べば電話番号は取り戻せる

携帯料金の滞納や強制解約の経験があっても、自分の過去の内容に合う会社を選べば、自分名義の電話番号を持てます。
審査なしの格安SIMといっても本人確認はどの会社でも行われるので、身分証と住所をそろえてから申し込みましょう。
携帯ブラックかどうか迷っている人は、まず今も未払いが残っているかを確かめるところから始めてください。
- 他社の未払いが残っている:誰でもスマホかだれでもモバイル
- 滞納を払い終えた:解約された会社と同じグループ以外の大手系
- クレカやローンの延滞だけ:大手系にSIMのみで、口座振替を選んで申し込む
払い終えた携帯料金は不払い者情報の交換の対象から外れ、信用情報に残る延滞の記録も完済から5年で消えます。
今は独自審査の会社で番号を確保し、毎月の支払いを続けていけば、選べる会社は少しずつ増えていきます。

