【2026年】高速な格安SIMの最強はどれ?時短帯別の実測速度を調査しました

「格安SIMは昼になると動画が止まる」という声は、半分は正しく、半分は古い情報です。

2026年10月の実測を見ると、ワイモバイルやLINEMOのように昼12時台でも100Mbps前後を出す会社がある一方で、同じ時間帯に20Mbpsを割り込む会社もあり、差は5倍以上に開いています。

「格安SIM 高速」で調べている人が本当に知りたいのは、カタログの最大通信速度ではなく、自分がスマホを使う時間帯にどれだけ速度が残るかのはずです。

この記事では、人気の格安SIM10社について、みんなのネット回線速度に集まった直近3か月の計測から、朝・昼・夕方・夜の通信速度を同じ物差しで並べました。

あわせて、速さの差が生まれる回線の仕組みと、用途ごとに必要な通信速度の目安も公式の資料をもとに整理しています。

昼休みや帰宅時間帯に使う人ほど、平均ではなく時間帯の数字で選んでください。

目次

速い格安SIMは大手系のサブブランドとオンライン専用プランに集まる

通信速度が速い格安SIMを探すなら、まず候補を大手が自ら運営する人気のブランドに絞るのが近道です。

ワイモバイル・UQモバイルのような大手の別ブランド(一般にサブブランドと呼ばれます)と、ahamo・povo・LINEMOのようなオンライン専用プラン、それに自社回線を持つ楽天モバイルの6社は、昼12時台の平均下り速度が68〜112Mbpsでした。

一方、大手から回線を借りて提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)4社は、同じ昼12時台で12〜29Mbpsです。

総務省の携帯電話ポータルサイトの「携帯ブランドはこんなにある!」でも、UQmobileやY!mobileはahamo・povo・LINEMOと同じ「MNOブランド」に分類されています。

つまり、世間で格安SIMとひとまとめにされている会社の中に、大手の設備で通信する会社と、設備を借りて通信する会社が混ざっているわけです。

速さを求める人は、この線引きを最初に押さえておくと選び間違いが減ります。

速度の差は朝や夜より昼12時台に大きく開く

人気の10社の通信速度の差が最も大きく開くのは、昼12時台です。

大手の設備で通信する6社の昼の平均は約92Mbpsで、MVNO4社の平均は約19Mbpsでした。

終日の平均で比べると約119Mbpsと約73Mbpsなので、昼になるとMVNOの通信速度だけが一気に4分の1ほどまで沈む計算になります。

朝5〜8時台を見ると、MVNOでも日本通信SIMが約187Mbps、mineoが約148Mbpsと、大手系に引けを取らない数字を出しています。

MVNOが遅いのは常にではなく、利用者が一斉にスマホを開く時間帯に限られるという点が、ここから読み取れます。

総務省の携帯電話ポータルサイトの「格安スマホ/格安SIMってなに?」も、ネットワークの一部を借りている格安SIMは、お昼休みや通勤時間帯、夜間などに通信速度が下がる場合があると説明しています。

実測の数字は、この説明とそのまま重なります。

使う時間帯と用途で選ぶべきタイプは3つに分かれる

速さを重視する人の選び方は、スマホを使う時間帯と用途によって次の3タイプに分けられます。

時間帯と用途で分ける3タイプ
  • 昼休みや帰宅時間帯にも動画やゲームを使う人は、大手が運営するブランド(ワイモバイル・LINEMO・ahamo・povo・UQモバイル)から選ぶ
  • 写真や動画の投稿、ビデオ通話の発信が多い人は、上り速度が最も速かった楽天モバイルを候補に入れる
  • 昼はメッセージ程度で、朝や夜に使うことが多い人は、MVNO(mineo・日本通信SIM・IIJmio・イオンモバイル)でも不満は出にくい

1つ目のタイプは、昼12時台でも80Mbpsを超える5社が該当します。

この5社なら、YouTubeが公式に推奨する4K動画の速度(20Mbps)を昼でも平均で大きく上回ります。

昼休みに動画を見る人には、この5社がおすすめです。

2つ目のタイプは、下りより上りを気にする人です。

楽天モバイルは終日の平均上り速度が約27Mbpsで、10社の中で最も速い値でした。

投稿やビデオ通話の発信が多い人には、楽天モバイルがおすすめです。

3つ目のタイプは、昼の通信速度を割り切れる人です。

たとえばIIJmioは昼12時台に約17Mbpsまで下がりますが、夜20〜22時台には約79Mbpsまで戻ります。

【2026年10月】高速な格安SIMのおすすめ人気ランキング10選

ここからは、人気の格安SIM10社をランキング形式で紹介します。

10社は、「格安SIM」の通信速度を扱う検索上位の記事で紹介されることが多かった会社を、登場回数の多い順に選びました。

ランキングの順位は、みんなのネット回線速度の直近3か月の計測で、昼12時台の平均下り速度が速い順に並べています(同じ値のときは終日の平均下り速度が速いほうを上にします)。

混雑する時間帯に通信速度が残るかどうかを、最も重い判断材料にしたためです。

数値は2026年10月15日に取得したもので、利用者が任意に計測した結果の平均なので、場所や端末によって実際の通信速度は前後します。

10社の時間帯別の実測速度は一覧表で確かめられる

10社の通信速度を時間帯別に並べると、次のとおりです。

会社名を押すと、その会社の紹介に移動します。

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順位 会社 回線の種類 昼12時台 夕方16〜18時台 夜20〜22時台 終日の平均(下り) 終日の平均(上り)
1位 ワイモバイル 大手のブランド(ソフトバンク) 約112Mbps 約98Mbps 約112Mbps 約110Mbps 約15Mbps
2位 LINEMO オンライン専用(ソフトバンク) 約98Mbps 約83Mbps 約79Mbps 約118Mbps 約20Mbps
3位 ahamo オンライン専用(ドコモ) 約98Mbps 約115Mbps 約73Mbps 約127Mbps 約13Mbps
4位 povo オンライン専用(au) 約88Mbps 約118Mbps 約114Mbps 約118Mbps 約17Mbps
5位 UQモバイル 大手のブランド(au) 約85Mbps 約109Mbps 約108Mbps 約137Mbps 約20Mbps
6位 楽天モバイル 自社回線 約68Mbps 約70Mbps 約82Mbps 約101Mbps 約27Mbps
7位 mineo MVNO(3回線) 約29Mbps 約28Mbps 約75Mbps 約99Mbps 約20Mbps
8位 日本通信SIM MVNO(ドコモ回線) 約19Mbps 約33Mbps 約79Mbps 約68Mbps 約14Mbps
9位 IIJmio MVNO(ドコモ・au回線) 約17Mbps 約56Mbps 約79Mbps 約60Mbps 約12Mbps
10位 イオンモバイル MVNO(ドコモ・au回線) 約12Mbps 約84Mbps 約74Mbps 約64Mbps 約13Mbps

※ 出典:みんなのネット回線速度の各社の速度レポート(直近3か月の平均・2026年10月15日取得)。時間帯の区切りは同サイトの定義(昼12:00〜12:59、夕方16:00〜18:59、夜20:00〜22:59)に従っています。2位のLINEMOと3位のahamoの昼の差は0.08Mbpsで、ほぼ同じ速さです。イオンモバイルは直近3か月の計測が98件と少なく、数値が振れやすい点に注意してください。

表を見ると、ランキング上位5社は昼・夕方・夜のどの時間帯も70Mbpsを超えています。

一方、7位以下のMVNOは時間帯によって通信速度の上下が大きく、イオンモバイルのように昼は約12Mbpsでも夕方は約84Mbpsまで回復する会社もあります。

自分がよく使う時間帯の列を縦に見て、候補を絞り込むのがおすすめです。

ランキングの順位は昼の強さを表すもので、夜だけ使う人なら7位以下の会社が合う場合もあります。

ワイモバイル|昼12時台の速度が終日平均と変わらず昼休みに使う人におすすめ

概要

ワイモバイルはソフトバンク株式会社が運営するブランドで、ソフトバンクの回線をそのまま使います。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、昼12時台の平均下り速度が約112Mbpsで、終日の平均(約110Mbps)とほぼ同じでした。

掲載10社のうち、昼に通信速度がほとんど落ちなかったのはワイモバイルだけです。

全プランが5G(NSA方式)に対応し、ワイモバイルショップと、ソフトバンクショップのうちワイモバイル取扱店で対面のサポートを受けられます。

昼休みにスマホをよく使う人に、最初におすすめしたい1社です。

強み
  • 昼12時台の平均下り速度が約112Mbpsで、10社の中で最も速かった
  • 夕方16〜18時台も約98Mbpsと、混み合う時間帯の落ち込みが小さい
  • 容量を使い切ったあともM・Lは最大1Mbpsで通信できる
  • ワイモバイルショップとワイモバイル取扱店のソフトバンクショップで、契約や設定の相談ができる
向いている人
  • 昼休みに動画やSNSを見る人:昼12時台の平均下り速度が約112Mbpsで、終日の平均とほぼ同じでした
  • 夜20〜22時台にもよく使う人:夜も平均約112Mbpsを保っています
向いていない人
  • 写真や動画をよく投稿する人:終日の平均上り速度は約15Mbpsです。代わりに、上りが約27Mbpsで10社で最も速い楽天モバイルがおすすめです
  • Sプランで容量を使い切りそうな人:Sは使い切ると最大300kbpsに落ちます。代わりに、使い切っても最大1Mbpsで通信できるahamoがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
シンプル3 S(5GB)3,278円・割引適用前 3GBならS(5GB)3,278円、20GBならM(30GB)4,378円 22円/30秒、1回10分まで無料880円、時間無制限1,980円 Webでの新規契約3,850円(店頭は4,950円)
基本情報
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項目内容
利用回線ソフトバンク回線
データの繰り越しと追加料金余った分は翌月へ(上限は基本プランだけならS 5GB・M 30GB・L 35GB、データ増量オプション加入時はS 7GB・M 35GB・L 40GB)。追加は0.5GBごとに550円
最低利用期間と解約時の費用提供開始月から12か月以内に解約するとS・Mは858円、Lは1,100円
支払い方法クレジットカード・口座振替

※ 容量を使い切ったあとの通信速度は、Sが最大300kbps、M・Lが最大1Mbpsです。速度が落ちたあと、さらに規定容量の半分を使うと最大128kbpsになります。公式サイトには、回線の混雑状況などで通信速度が下がる場合があると書かれています。

ワイモバイルを公式サイトで見る

LINEMO|昼12時台も約98Mbps出てLINEの通信は容量を消費しない

概要

LINEMOは、ソフトバンクがオンライン専用ブランドとして提供するプランで、ソフトバンクの回線を使います。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、昼12時台の平均下り速度が約98Mbpsで、10社の中で2番目でした。

平均Ping値も約38msと10社で最も小さく、応答の速さを求めるゲームにも向きます。

LINEのトークや通話は容量を消費しない「LINEギガフリー」が付いています。

申し込みはオンラインだけで、問い合わせもチャットで受け付けています。

ソフトバンク・ワイモバイルの取扱店では、有料の「店頭スマホサポート」(フルプランは月990円)を受けられます。

応答の速さを求めるゲームや、LINEをよく使う人におすすめです。

強み
  • 昼12時台の平均下り速度が約98Mbpsで、10社中2位
  • 終日の平均Ping値が約38msと、10社で最も小さい
  • LINEのトークや通話はデータ容量を消費しない
  • 追加データを自動で買い足す設定ができ、速度の制限を避けやすい
向いている人
  • 応答の速さが大事なゲームをする人:終日の平均Ping値が約38msで、10社で最も小さい値でした
  • LINEの通話やトークが多い人:LINEの通信は容量を消費しないため、速度制限に近づきにくくなります
向いていない人
  • 夜20〜22時台によく使う人:夜は平均約79Mbpsまで下がります。代わりに、夜も約112Mbpsを保つワイモバイルがおすすめです
  • ベストプランで月10GBを超えそうな人:10GBを超えると最大300kbpsになります。代わりに、使い切っても最大1Mbpsで通信できるahamoがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
LINEMOベストプラン3GBまで990円 3GBは990円、20GB以上はベストプランV(30GB)2,970円 22円/30秒、5分550円・時間無制限1,650円(Vは5分以内が無料で時間無制限は1,100円) 契約事務手数料3,850円
基本情報
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項目内容
利用回線ソフトバンク回線
データの繰り越しと追加料金繰り越しはない。1GBの追加は550円
最低利用期間と解約時の費用提供開始月から12か月以内の解約は、ベストプラン990円・ベストプランV 1,100円
支払い方法クレジットカード・口座振替

※ 容量を使い切ったあとの通信速度は、ベストプランが10GB超で最大300kbps・15GB超で最大128kbps、ベストプランVが30GB超で最大1Mbps・45GB超で最大128kbpsです。料金ページには、時間帯により通信速度を制御する場合があると書かれています。

LINEMOを公式サイトで見る

ahamo|ドコモの回線で夕方16〜18時台も約115Mbpsを保てる

概要

ahamoはNTTドコモの料金プランで、ドコモの5G・4G回線を使います。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、終日の平均下り速度が約127Mbps、昼12時台が約98Mbps、夕方16〜18時台が約115Mbpsでした。

帰宅時間帯にあたる夕方でも通信速度が落ちにくいのが特徴です。

容量を使い切っても最大1Mbpsで通信でき、1GB(550円)を買い足すと元の通信速度に戻ります。

手続きはWebが基本で、ドコモショップでの手続きの補助は有料です。

帰宅時間帯の夕方にスマホを使う人におすすめです。

強み
  • 終日の平均下り速度が約127Mbpsで、10社中2番目に速い
  • 夕方16〜18時台も平均約115Mbpsと、帰宅時間帯に強い
  • 容量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信できる
  • 5分以内の国内通話が月額に含まれている
向いている人
  • 帰宅時間帯の夕方によく使う人:夕方16〜18時台も平均約115Mbpsでした
  • 容量の残りを気にしたくない人:使い切ったあとも最大1Mbpsで通信できます
向いていない人
  • 夜20〜22時台に動画をよく見る人:夜は平均約73Mbpsと、終日の平均より大きく下がります。代わりに、夜も約114Mbpsのpovoがおすすめです
  • 写真や動画をよく投稿する人:昼12時台の平均上り速度は約11Mbpsです。代わりに、昼の上りが約21Mbpsの楽天モバイルがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
30GBで2,970円(11月30日まで)。12月1日以降は40GBまで3,135円 3GB・20GBのプランはない(30GBで2,970円) 5分以内の国内通話は無料、超過分は22円/30秒。かけ放題オプション1,100円 Webでの申し込みは事務手数料0円(店頭のフェアでの契約は4,950円)
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線ドコモ回線
データの繰り越しと追加料金繰り越しはない。1GBの追加は550円
最低利用期間と解約時の費用2025年7月1日以降の新規契約(乗り換えを含む)は、365日以内に解約すると1,100円
支払い方法契約者名義のクレジットカード・口座振替

※ 料金ページの表示は30GBですが、提供条件書では2026年8月1日〜11月30日は40GBに自動で増量されています。12月1日から40GB・60GB・120GBの3段階の料金に変わり、大盛りオプションは11月30日で終わります。ドコモショップでの手続きの補助は3,300円です。

ahamoを公式サイトで見る

povo|夕方の速度が落ちず24時間使い放題を330円から足せるのがおすすめ

概要

povo(povo2.0)はKDDIが運営するau回線のオンライン専用プランで、基本料0円にデータ容量や通話を「トッピング」で足していく仕組みです。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、昼12時台の平均下り速度が約88Mbps、夕方16〜18時台が約118Mbpsで、夕方の通信速度は終日の平均(約118Mbps)と同じ水準でした。

動画を長く見る日だけ、24時間データ使い放題(330円〜)を足す使い方ができます。

サポートはアプリとWebだけです。

夕方から夜に動画を見る人におすすめです。

強み
  • 夕方16〜18時台の平均下り速度が約118Mbpsで、10社で最も速かった
  • 終日の平均Ping値が約40msと小さく、応答が速い
  • 24時間使い放題を330円から買い足せ、必要な日だけ容量を気にせず使える
  • 基本料0円で、データを使わない月は料金がかからない
向いている人
  • 夕方から夜に動画を見る人:夕方16〜18時台が約118Mbps、夜20〜22時台が約114Mbpsでした
  • 長時間の動画を見る日が決まっている人:その日だけ24時間使い放題を330円から足せます
向いていない人
  • 昼12時台の速さを最優先する人:昼は約88Mbpsで、終日の平均の75%まで下がります。代わりに、昼も通信速度が落ちなかったワイモバイルがおすすめです
  • 容量を買い足さずに使い続けたい人:データ容量が0GBのときは最大128kbpsです。代わりに、使い切っても最大1Mbpsで通信できるahamoがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
基本料0円(原則として180日以内に有料トッピングの購入が必要) 3GB(30日間)990円、20GB(30日間)2,700円 22円/30秒、5分かけ放題550円・時間無制限1,650円 契約事務手数料0円(同一名義6回線目以降は3,850円)
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線au回線
データの繰り越しと追加料金繰り越しはなく、トッピングごとの有効期間内に使う。1GB(7日間)390円などで追加できる
最低利用期間と解約時の費用契約期間の縛りはない。180日間有料トッピングを買わないと利用停止、さらに30日間買わないと契約解除。ただし180日間の通話料などの合計が660円を超えた場合や、指定のプリペイドコードを使った場合は利用停止の対象外
支払い方法クレジットカード・あと払い(ペイディ)

※ データ容量が0GBのときの速度は最大128kbpsです。使い放題のトッピング中や大量の通信をしたときは、混雑時に通信速度を制限する場合があります。公式サイトはベストエフォート型のサービスと明記しています。

povoを公式サイトで見る

UQモバイル|終日の平均下り速度が約137Mbpsで10社の中で最も速い

概要

UQモバイルはKDDIと沖縄セルラー電話が提供するブランドで、auのエリアで使えます。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、終日の平均下り速度が約137Mbpsで掲載10社のうち最も速く、朝5〜8時台は約204Mbpsでした。

昼12時台は約85Mbpsまで下がりますが、動画の視聴に困る水準ではありません。

全プランが5Gに対応し、au Style・auショップ・UQスポットで申し込みや相談ができます。

容量を使い切っても最大1Mbpsで通信できます。

朝の通勤前や夜にもよく使う人におすすめです。

強み
  • 終日の平均下り速度が約137Mbpsで、10社の中で最も速い
  • 朝5〜8時台の平均下り速度が約204Mbpsと、通勤前の時間帯に特に速い
  • 容量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信できる
  • au Style・auショップ・UQスポットの店頭で相談できる
向いている人
  • 朝の通勤前によく使う人:朝5〜8時台の平均下り速度は約204Mbpsで、10社で最も速い値でした
  • 夕方と夜にも使う人:夕方16〜18時台が約109Mbps、夜20〜22時台が約108Mbpsでした
向いていない人
  • 昼12時台の速さを最優先する人:昼は約85Mbpsで、終日の平均の6割ほどに下がります。代わりに、昼に約98Mbps出たLINEMOがおすすめです
  • 夕方16〜18時台の速さを特に重視する人:夕方は約109Mbpsです。代わりに、夕方に約118Mbps出たpovoがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
トクトクプラン2(月5GB以下)2,948円(自宅セット割・au PAY カードお支払い割の適用前) 3GBは2,948円、20GBは4,048円(トクトクプラン2) 22円/30秒、1回10分まで880円・時間無制限1,980円・月60分660円 オンラインショップ3,850円(店頭は4,950円)
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線au回線
データの繰り越しと追加料金余った容量は翌月末まで使える。データチャージは1GB 1,100円
最低利用期間と解約時の費用2025年10月1日以降の新規契約は、1年以内の解約で最大1,100円
支払い方法クレジットカード・口座振替

※ 容量を使い切ったあとは最大1Mbpsで、トクトクプラン2は40GB超、コミコミプランバリューは50GB超で最大128kbpsになります。現行の2プランは節約モードの対象外です。

UQモバイルを公式サイトで見る

楽天モバイル|上り速度が10社で最も速くSNSへ動画を投稿する人におすすめ

概要

楽天モバイルは自社の基地局を持つ携帯会社で、電波が届きにくい場所の一部はパートナー回線(au)で補っています。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、終日の平均上り速度が約27Mbps、昼12時台の上りも約21Mbpsで、どちらも10社で最も速い値でした。

昼12時台の下りは約68Mbpsです。

写真や動画をSNSに送る機会が多い人におすすめです。

5Gは料金に含まれますが、パートナー回線のエリアでは使えません。

強み
  • 終日の平均上り速度が約27Mbpsで、10社の中で最も速い
  • 昼12時台も上りが約21Mbps出て、昼休みの投稿が止まりにくい
  • データ量で区切った速度制限の数値がない(混雑時などに通信速度を制御する場合はある)
  • 5Gの利用料がプラン料金に含まれている
向いている人
  • SNSに写真や動画を投稿する人:終日の平均上り速度が約27Mbpsで、10社で最も速い値でした
  • 昼休みにビデオ通話をする人:昼12時台も上りが約21Mbps、下りが約68Mbps出ています
向いていない人
  • 夕方16〜18時台の下りを重視する人:夕方は約70Mbpsで、大手のブランド6社では最も遅い値でした。代わりに、夕方に約118Mbps出たpovoがおすすめです
  • 応答の速さが大事なゲームをする人:終日の平均Ping値は約51msです。代わりに、約38msのLINEMOがおすすめです
料金
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最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
Rakuten最強プラン3GBまで1,078円 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円 Rakuten Linkアプリの国内通話は無料(標準の電話アプリは22円/30秒)。15分かけ放題1,100円 0円(同一名義で累計5回線目以降は3,850円)
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線楽天回線(一部はパートナー回線)
データの繰り越しと追加料金繰り越しはない。使ったデータ量で月額が自動で決まる
最低利用期間と解約時の費用最低利用期間はない。利用開始から1年以内の解約は解約事務手数料(最大1,078円)
支払い方法クレジットカード・デビットカード・口座振替(手数料110円/月)・楽天ポイント

※ 公式サイトには、混雑時などに公平なサービス提供のため通信速度を制御する場合があると書かれています。具体的な基準の数値は公表されていません。データタイプは新規受付を一時停止しています。

楽天モバイルを公式サイトで見る

mineo|3社の回線から選べて夜や深夜に速さを求めるならおすすめ

概要

mineoはオプテージが運営するMVNO(大手から回線を借りて提供する事業者)で、使う回線をドコモ・ソフトバンク・auの中から1つ選んで契約します。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、深夜0〜4時台の平均下り速度が約173Mbpsと掲載10社で2番目に速い一方、昼12時台は約29Mbps、夕方16〜18時台は約28Mbpsまで下がりました。

動画を見るのが夜や深夜に偏っている人におすすめです。

契約後にほかの回線へ変更でき、手数料は3,850円です。

強み
  • 深夜0〜4時台の平均下り速度が約173Mbpsと速い
  • ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べ、契約後の変更もできる(3,850円)
  • 容量を使い切ったあとも、マイピタは最大200kbpsで通信できる
  • マイピタは余ったデータを翌月に繰り越せる
向いている人
  • 夜や深夜に動画を見る人:深夜0〜4時台は約173Mbps、夜20〜22時台は約75Mbpsでした
  • 回線を変えて速度を確かめたい人:ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選び直せます(3,850円)
向いていない人
  • 昼休みに動画を見る人:昼12時台は約29Mbpsで、昼のPing値は約95msと10社で最も大きい値でした。代わりに、昼に約112Mbps出たワイモバイルがおすすめです
  • 夕方16〜18時台に使う人:夕方も約28Mbpsにとどまります。代わりに、夕方に約115Mbps出たahamoがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
マイそく スーパーライト250円(最大32kbps) 3GBは1,298円、20GBのプランはない(15GB 1,958円・30GB 2,178円) 22円/30秒(mineoでんわアプリは10円/30秒)、10分550円・時間無制限1,210円 4,290円(事務手数料3,850円+SIMカード発行料440円。eSIMは発行料0円)
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線ドコモ・au・ソフトバンクから選ぶ
データの繰り越しと追加料金マイピタは翌月に繰り越せ、最大10回線で分け合える。追加はパケットチャージ100MBごとに55円
最低利用期間と解約時の費用最低利用期間・解約手数料・MNP転出手数料はいずれもない
支払い方法本人名義のクレジットカード(eoサービスで口座振替の実績がある人は合算で口座振替も可)

※ 速度で選ぶ「マイそく」は、月曜〜金曜の12時台は最大32kbps(プレミアムだけ最大200kbps)に落ちます。公式サイトは、混雑する時間帯は5Gにしても通信速度は改善しないと説明しています。eSIMはau回線とドコモ回線のプランだけで使えます。

mineoを公式サイトで見る

日本通信SIM|朝の下りが約187Mbpsと速く昼を避けて使うならおすすめ

概要

日本通信SIMは日本通信株式会社が提供するドコモ回線のMVNOです。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、朝5〜8時台の平均下り速度が約187Mbpsと掲載10社で2番目に速い一方、昼12時台は約19Mbpsまで下がりました。

夜20〜22時台は約79Mbpsまで戻ります。

通勤前や夜にまとめて動画を見て、昼はメッセージ程度にとどめる使い方なら通信速度の不満は出にくい会社です。

朝と夜に使う時間が集中している人におすすめです。

5Gオプションは0円で、店舗はありません。

強み
  • 朝5〜8時台の平均下り速度が約187Mbpsと速い
  • 夜20〜22時台も平均約79Mbpsまで通信速度が戻る
  • 5Gオプションを0円で付けられる
  • 月額の上限容量を自分で決めて、使い過ぎを防げる
向いている人
  • 通勤前の朝にまとめて使う人:朝5〜8時台の平均下り速度は約187Mbpsでした
  • 昼はメッセージ程度で、夜に動画を見る人:夜20〜22時台は約79Mbpsまで戻ります
向いていない人
  • 昼休みに動画を見る人:昼12時台は約19Mbpsまで下がります。代わりに、昼に約98Mbps出たahamoがおすすめです
  • 容量を超えて使う月がある人:超過後の通信速度は「短いテキストメッセージのやり取りができる程度」です。代わりに、M・Lプランなら使い切っても最大1Mbpsのワイモバイルがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
合理的シンプル290プラン(1GB)290円 3GB使った月は730円(シンプル290)、20GBは1,390円(合理的みんなのプラン) 11円/30秒。シンプル290は5分かけ放題・月70分無料通話が各390円、時間無制限1,600円。みんなのプランはどちらか1つが込み 初期手数料3,300円
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線ドコモ回線
データの繰り越しと追加料金繰り越しはない。基本容量を超えると1GBにつき220円(上限は自分で設定)
最低利用期間と解約時の費用最低利用期間・解約金・MNP転出手数料はない
支払い方法本人名義のクレジットカード・一部のデビットカード

※ 容量を使い切ったあとの通信速度は数値が公表されておらず、公式は「短いテキストメッセージのやり取りができる程度」と説明しています。低速のときに直近3日間で360MB以上使うと、さらに制限されます。「合理的かけほプラン」は2025年12月4日で新規受付を終えています。

日本通信SIMを公式サイトで見る

IIJmio|混雑時は軽い通信を優先する公平制御で夕方以降に速度が戻る

概要

IIJmioはインターネットイニシアティブ(IIJ)が運営するMVNOで、ドコモ網とau網から選べます。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、昼12時台の平均下り速度は約17Mbpsでしたが、夕方16〜18時台は約56Mbps、夜20〜22時台は約79Mbpsまで戻りました。

公式サイトによると、設備が混雑したときは、狭い帯域で足りる通信を優先する「公平制御」を行い、利用者の増加に合わせて毎月複数回の増速もしています。

契約後の回線の変更は2,200円です。

夕方以降にスマホを使うことが多い人におすすめです。

強み
  • 夕方16〜18時台に約56Mbps、夜20〜22時台に約79Mbpsまで通信速度が戻る
  • 利用者の増加に合わせた増速を毎月複数回行っていると公表している
  • ドコモ網とau網を選べ、あとから変更できる(変更手数料2,200円+SIMカード発行手数料)
  • 自分で最大300kbpsに切り替えて、高速通信の容量を節約できる
向いている人
  • 夕方以降に使うことが多い人:夕方16〜18時台は約56Mbps、夜20〜22時台は約79Mbpsまで戻ります
  • 回線を選び直したい人:ドコモ網とau網から選べ、変更手数料2,200円と別途SIMカード発行手数料(433.4円または446.6円)で変更できます
向いていない人
  • 昼休みに動画やビデオ会議を使う人:昼12時台は約17Mbpsです。代わりに、昼に約88Mbps出たpovoがおすすめです
  • 写真や動画をよく投稿する人:終日の平均上り速度は約12Mbpsで、10社で最も遅い値でした。代わりに、上りが約27Mbpsの楽天モバイルがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
ギガプラン2ギガ850円 3GB・20GBの区切りはない(2ギガ850円・5ギガ950円、15ギガ1,600円・25ギガ2,000円) 11円/30秒、5分500円・10分700円・時間無制限1,400円 3,733.4円(初期費用3,300円+ドコモ網のSIMカード発行手数料433.4円)
基本情報
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項目内容
利用回線ドコモ網・au網から選ぶ
データの繰り越しと追加料金翌月に繰り越せる。1GBの追加は220円(当月末まで)
最低利用期間と解約時の費用最低利用期間は利用開始月の末日まで。契約解除料・MNP転出手数料は0円
支払い方法クレジットカードのみ(口座振替は使えない)

※ 容量を使い切ったあとは最大300kbpsです。月額は公式サイトの表示に合わせて1円未満を省いています。ドコモ網のデータ専用eSIMなど、一部のSIMは5Gに対応していません。

IIJmioを公式サイトで見る

イオンモバイル|全国200店舗以上のイオンで手続きを相談したい人におすすめ

概要

イオンモバイルはイオンリテールが提供するMVNOで、ドコモ回線とau回線から選べます。

みんなのネット回線速度の直近3か月の計測では、昼12時台の平均下り速度が約12Mbpsと掲載10社で最も遅く、夕方16〜18時台は約84Mbpsでした。

ただし直近3か月の計測は98件と少なく、数値の振れ幅は大きいと考えてください。

全国200店舗以上のイオンで、プランの変更や故障の受付ができます。

5Gは追加料金なしで使えます。

夕方や夜を中心に使う人におすすめです。

強み
  • 全国200店舗以上のイオンで、プラン変更や故障の受付ができる
  • 夕方16〜18時台は平均約84Mbpsまで通信速度が戻る
  • 5Gを追加料金なしで使える
  • 余った容量を翌月まで繰り越せる
向いている人
  • 夕方に使うことが多い人:夕方16〜18時台は平均約84Mbpsでした
  • 夜に動画を見る人:夜20〜22時台は平均約74Mbpsでした
向いていない人
  • 昼休みに動画を見る人:昼12時台は約12Mbpsで、10社で最も遅い値でした。代わりに、昼に約85Mbps出たUQモバイルがおすすめです
  • 「やさしいプラン」で動画を見たい人:このプランは高速通信のときも下りが最大1Mbpsです。代わりに、高速通信のときに下りを1Mbpsに抑えるプランがないLINEMOがおすすめです
料金
スクロールできます
最安の月額(税込) 3GBと20GBの月額(税込) 通話料とかけ放題(税込) 初期費用(税込)
音声プラン0.5GB 803円 3GBは1,078円、20GBは1,958円 11円/30秒(イオンでんわ)、5分550円・10分935円・フルかけ放題1,650円 契約事務手数料3,300円(SIMカード代を含む)
基本情報
スクロールできます
項目内容
利用回線ドコモ回線・au回線
データの繰り越しと追加料金翌月まで繰り越せる。追加は1GBごとに528円
最低利用期間と解約時の費用最低利用期間はなく、解約金0円・MNP転出手数料も無料
支払い方法クレジットカードだけ(請求書払い・口座振替は不可)

※ 容量を使い切ったあとは最大200kbpsです。「やさしいプラン」は高速通信のときも下りが最大1Mbpsに抑えられます。ドコモ回線とau回線の間で、電話番号をそのままに回線を変えることはできません。料金は公式の料金表PDF(2024年4月版)の額です。

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格安SIMの通信速度が昼と夕方に遅くなるのは回線の仕組みに原因がある

格安SIMの通信速度が昼と夕方に落ちる原因は、端末や電波の強さよりも、その会社が回線をどう確保しているかにあります。

大手から借りた回線で通信するMVNOは、利用者が一斉にスマホを開く時間帯に、借りている回線の容量が足りなくなりやすいからです。

ここでは、MVNO・大手のブランド・楽天モバイルの3つで、回線の持ち方がどう違うかを整理します。

仕組みがわかると、ランキングの上位と下位で昼の通信速度が5倍以上も違う理由が見えてきます。

MVNOは大手から借りた帯域を利用者全員で分け合っている

MVNOは、大手3社(ドコモ・KDDI・ソフトバンク)から「帯域」と呼ばれる通信の通り道を一定量借り、その通り道を自社の利用者全員で分け合っています。

帯域は道路の車線にたとえるとわかりやすく、車線の数(借りた容量)が同じまま車(通信)が増えれば、渋滞して通信速度が落ちます。

昼12時台は、会社員や学生がいっせいにSNSやニュースを開く時間帯です。

MVNOが借りる帯域を昼のピークに合わせて増やせば、その分だけ費用が膨らみます。

その結果が、実測の数字に表れています。

mineoは終日の平均下り速度が約99Mbpsあるのに、昼12時台は約29Mbpsまで下がります。

IIJmioは、設備が混雑したときに狭い帯域で足りる通信を優先する「公平制御」を公式サイトで説明しており、混雑を前提にした運用であることがわかります。

サブブランドとオンライン専用プランは大手と同じ設備で通信している

ワイモバイル・UQモバイルなどのサブブランドと、オンライン専用プラン(ahamo・povo・LINEMO)は、いずれも大手キャリアが自前の設備の中で提供しているサービスです。

MVNOのように通り道を借りて分け合うのではなく、大手の利用者と同じネットワークの中で通信します。

この違いは、昼の通信速度の残り方にはっきり出ます。

ワイモバイルは昼12時台の平均下り速度が約112Mbpsで、終日の平均(約110Mbps)とほぼ同じでした。

povoとahamoも、昼に終日平均の7割台を保っています。

ただし、大手の設備で通信していても、通信速度が保証されるわけではありません。

povoとUQモバイルは公式サイトで「ベストエフォート型」のサービスと明記し、LINEMOも時間帯によって通信速度を制御する場合があると書いています。

ここで言えるのは、混雑時に通信速度が落ちる幅が、MVNOより小さいということです。

帯域を借りる料金の水準を知るとMVNOが混雑に弱い理由がわかる

MVNOが大手に払う帯域の料金(データ接続料)は、総務省の資料で公表されています。

総務省の「モバイル接続料の検証について」によると、10Mbpsの帯域を1か月借りる料金は、2024年度の精算値でドコモが12.8万円、KDDIが10.8万円、ソフトバンクが9.4万円でした。

2022年度はドコモが19.9万円だったので、2年で4割近く下がっています。

それでも、10Mbpsの帯域に月10万円前後かかる計算です。

仮に1,000人の利用者が昼休みに一斉に5Mbpsで動画を見ようとすると、それだけで5,000Mbps分の帯域が必要になり、月額に直すと数千万円規模になります。

月額数百円〜2,000円台の料金で利用者を集めるMVNOにとって、昼のピークに合わせて帯域を買い増すのは採算が合いません。

昼にMVNOの通信速度が落ちるのは、技術の問題というより、帯域の仕入れ値と月額料金のつり合いの問題です。

逆に言えば、IIJmioのように利用者の増加に合わせて毎月増速していると公表している会社は、その費用を負担してでも品質を保とうとしているわけです。

楽天モバイルは自社回線を持つためMVNOとは仕組みが違う

楽天モバイルは、自社で基地局を建てて通信する携帯会社(MNO)で、帯域を借りるMVNOとは立場が違います。

総務省の携帯電話ポータルサイトでも、ドコモ・KDDI・ソフトバンクと並んで、自社でネットワークを整備する携帯会社に挙げられています。

実測では、昼12時台の平均下り速度が約68Mbpsと、MVNO4社の約19Mbpsを大きく上回りました。

上り速度は終日平均が約27Mbpsで、10社の中で最も速い値です。

一方で、楽天回線の電波が届きにくい場所の一部は、パートナー回線(au回線)で補われています。

公式サイトによると、パートナー回線のエリアでは5Gを使えません。

自宅や職場が楽天回線のエリアに入っているかは、申し込む前に公式のエリアマップで確かめておくと安心です。

高速な格安SIMの選び方は4つのポイントをチェック

速さを優先して格安SIMを選ぶときは、人気や知名度、料金表より先に4つのポイントを確認します。

どれも各社の公式サイトと、みんなのネット回線速度のような公開されている実測データで、申し込む前に確かめられる項目です。

順番にも意味があります。

回線の種類で候補を大きく絞り、時間帯の実測で並べ替え、自分の用途に照らして足りるかを判断し、最後に容量を使い切ったあとの通信速度で万一の場合を確認する流れです。

回線の種類でサブブランドかMVNOかを見分ける

最初に見るのは、その会社が大手のブランド(サブブランド・オンライン専用プラン)なのか、MVNOなのかです。

この記事の10社でいえば、ワイモバイル・LINEMO・ahamo・povo・UQモバイル・楽天モバイルが前者、mineo・日本通信SIM・IIJmio・イオンモバイルが後者にあたります。

見分け方は簡単で、公式サイトの会社概要や利用規約で、運営会社がドコモ・KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルかどうかを見れば判断できます。

ahamoはNTTドコモの料金プラン、povoとUQモバイルはKDDI、ワイモバイルとLINEMOはソフトバンクが運営しています。

昼休みの速度を重視するなら、前者から選ぶのが確実です。

この記事のランキングでも、前者の6社が1〜6位を占めました。

後者を選ぶ場合は、次の項目で時間帯ごとの実測を必ず確認してください。

平均ではなく昼12時台と夕方の実測値を確かめる

格安SIMの通信速度は、終日の平均だけを見ると判断を誤ります。

たとえばmineoの終日の平均下り速度は約99Mbpsで、楽天モバイル(約101Mbps)とほとんど変わりません。

ところが昼12時台に限ると、mineoは約29Mbps、楽天モバイルは約68Mbpsと、2倍以上の差がつきます。

平均は、空いている深夜や朝の速い計測に引き上げられます。

mineoの深夜0〜4時台は約173Mbpsもあり、この数字が平均を押し上げています。

混雑する時間帯に使う人にとって、深夜の速さはあまり意味がありません。

みんなのネット回線速度の各社のページには、朝・昼・夕方・夜・深夜の時間帯別の平均が載っています。

申し込む前に、自分がスマホを最も使う時間帯の列を確認するのが、速度で後悔しないための一番の近道です。

自分がスマホを使う時間帯と用途から必要な速度を決める

必要な通信速度は、「いつ」「何に」使うかの組み合わせで決まります。

昼休みにYouTubeをフルHD(1080p)で見るなら、YouTubeが推奨する5Mbpsを昼12時台に上回っている会社を選べば足ります。

一方、通勤中の朝や帰宅後の夜にしか動画を見ない人なら、昼の通信速度はそれほど気にしなくて構いません。

たとえば日本通信SIMは昼12時台に約19Mbpsまで下がりますが、朝5〜8時台は約187Mbps、夜20〜22時台は約79Mbpsです。

用途ごとの具体的な目安は、次の「快適に使える速度の目安は用途ごとに決まる」で公式の数値をもとに整理しています。

目安と時間帯別の実測を突き合わせれば、自分に必要な通信速度を満たす会社が自然に絞り込めます。

データ容量を使い切ったあとの制限速度も確認する

見落としやすいのが、契約した容量を使い切ったあとの通信速度です。

容量を超えると各社とも通信速度を落としますが、落とし方には大きな差があります。

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会社容量を使い切ったあとの最大速度
ワイモバイルSは最大300kbps、M・Lは最大1Mbps
LINEMOベストプランは10GB超で最大300kbps、ベストプランVは30GB超で最大1Mbps
ahamo最大1Mbps
povoデータ容量0GBのとき最大128kbps
UQモバイル最大1Mbps(トクトクプラン2は40GB超で最大128kbps)
mineoマイピタは最大200kbps
日本通信SIM数値は非公表(短いテキストのやり取りができる程度)
IIJmio最大300kbps
イオンモバイル最大200kbps

※ 各社の公式サイトの記載(2026年10月15日時点)。楽天モバイルは国内でデータ量による通信速度の上限を設けていませんが、混雑時などに通信速度を制御する場合があると公式サイトに書かれています。

最大1Mbpsなら、YouTubeを360p(推奨は0.7Mbps)の画質で見たり、地図アプリを開いたりする程度はこなせます。

一方、128kbpsや200kbpsでは、メッセージの送受信以外は待ち時間が長くなります。

月末に容量が足りなくなりがちな人は、使い切っても最大1Mbpsで通信できるahamo、UQモバイル、LINEMOのベストプランV、ワイモバイルのM・Lを選んでおくと安心です。

快適に使える速度の目安は用途ごとに決まる

「何Mbpsあれば足りるのか」は、用途によって大きく変わります。

ここでは、YouTube・Netflix・Zoomなど、人気のサービスが公式のヘルプで示している推奨速度をもとに、用途ごとの目安を整理しました。

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用途公式が示す推奨速度
YouTube(480p)1.1Mbps
YouTube(1080p)5Mbps
YouTube(4K)20Mbps
Netflix(1080p)5Mbps以上
Netflix(4K)15Mbps以上
Zoom(1対1の1080pビデオ通話)上り3.8Mbps・下り3.0Mbps
Zoom(グループの720pビデオ通話)上り2.6Mbps・下り1.8Mbps
PlayStationのリモートプレイ5Mbps以上で利用可、15Mbps以上を推奨

※ 出典:[YouTubeヘルプ](https://support.google.com/youtube/answer/78358?hl=ja)、[Netflixヘルプセンター](https://help.netflix.com/ja/node/306)、[Zoomサポート](https://support.zoom.com/hc/ja/article?id=zm_kb&sysparm_article=KB0060748)、[PlayStation公式サイト](https://www.playstation.com/ja-jp/remote-play/)

この表の数字は、途切れずに使い続けるための推奨値です。

格安SIMの時間帯別の実測が、この推奨値を十分に上回っているかで判断します。

Web閲覧やSNSは数Mbpsあれば不満なく使える

ニュースサイトの閲覧や、文字と写真が中心のSNSは、動画ほど通信速度を必要としません。

YouTubeでさえ標準画質(480p)なら1.1Mbps、Zoomの音声だけの通話なら60〜80kbpsが公式の目安なので、写真が中心の閲覧は数Mbpsあれば待たされる場面はほとんどありません。

この水準なら、昼12時台に最も遅かったイオンモバイル(約12Mbps)でも平均では上回っています。

SNSを眺める程度の使い方なら、10社のどこを選んでも通信速度が不満の原因になることはまずありません。

ただし、SNSでも短い動画が自動で再生されるタイムラインは、動画の画質に応じて必要な速度が上がります。

動画の比率が高い使い方なら、次の項目の目安を基準にしてください。

高画質の動画やビデオ通話は求められる速度が一段上がる

フルHD(1080p)の動画は、YouTube・Netflixともに5Mbpsが推奨されています。

4Kになると、YouTubeは20Mbps、Netflixは15Mbps以上が必要です。

ビデオ通話は、下りだけでなく上りの速度も求められます。

Zoomの1対1の1080pビデオ通話は上り3.8Mbps・下り3.0Mbps、グループで720pなら上り2.6Mbps・下り1.8Mbpsが推奨です。

自分の映像を相手に送るため、上りが足りないと相手側で映像が止まります。

昼12時台の実測と照らすと、大手のブランド6社は4Kの20Mbpsも平均で3倍以上上回ります。

MVNO4社は、フルHDの5Mbpsは平均で上回るものの、4Kの20Mbpsを超えたのはmineo(約29Mbps)だけでした。

昼休みに高画質の動画を見たい人は、大手のブランドから選ぶほうが確実です。

オンラインゲームは下りの速さより応答時間のPingが効く

対戦型のオンラインゲームでは、下りの速さ以上に「Ping値」が快適さを左右します。

Ping値は、端末からサーバーにデータを送って返ってくるまでの時間で、ミリ秒(ms)で表し、小さいほど操作への反応が速くなります。

10社の終日の平均Ping値は、LINEMOが約38msで最も小さく、UQモバイル(約39ms)、povo(約40ms)が続きました。

最も大きかったのはmineoの約63msで、昼12時台に限ると約95msまで伸びます。

ゲームのデータそのものは小さいため、下りが数十Mbpsあれば足りる場合がほとんどです。

一方で、PlayStationのリモートプレイのように映像を受け取る遊び方は、5Mbps以上で利用でき、15Mbps以上が推奨されています。

対戦ゲームをするならPing値の小さい会社、リモートプレイをするなら昼でも15Mbpsを大きく超える会社を選ぶのがおすすめです。

SNSへの投稿や配信をする人は上り速度も確かめておく

写真や動画をSNSに投稿する、ライブ配信をする、ビデオ通話で自分の映像を送るといった使い方では、上りの通信速度が効いてきます。

下りが速くても上りが遅いと、投稿の送信やアップロードに時間がかかります。

10社の終日の平均上り速度は、楽天モバイルが約27Mbpsで最も速く、UQモバイル(約20Mbps)、mineo(約20Mbps)、LINEMO(約20Mbps)が続きました。

最も遅かったのはIIJmioの約12Mbpsです。

昼12時台の上りでも、楽天モバイルは約21Mbpsを保っており、下りほど時間帯による落ち込みがありません。

投稿や配信が多い人は、ランキングの順位だけでなく、上り速度の数字も確かめておくのがおすすめです。

昼休みの速度の落ち込み方は会社ごとに大きく違う

ランキングは昼12時台の速さで並べましたが、同じ「昼に遅い」でも、もともと速い会社が少し落ちるのと、ふだんの半分以下まで落ちるのとでは意味が違います。

そこで、各社の昼12時台と夕方16〜18時台の平均下り速度が、終日の平均の何割にあたるかを計算しました。

数字はすべて、ランキングと同じみんなのネット回線速度の直近3か月の計測(2026年10月15日取得)から求めています。

昼の速度が終日平均の何割残るかで混雑への強さがわかる

昼12時台の平均下り速度を終日の平均で割ると、各社の「混雑への強さ」が見えてきます。

スクロールできます
会社 昼12時台÷終日の平均 夕方16〜18時台÷終日の平均
ワイモバイル 101% 89%
LINEMO 83% 70%
ahamo 77% 90%
povo 75% 100%
楽天モバイル 67% 69%
UQモバイル 62% 80%
mineo 29% 28%
IIJmio 29% 94%
日本通信SIM 28% 49%
イオンモバイル 19% 132%

※ みんなのネット回線速度の直近3か月の平均下り速度から計算(小数点以下を四捨五入)。イオンモバイルは計測件数が98件と少なく、夕方の値が平均を上回っています。

大手のブランド6社は、昼も終日平均の6割以上を保ちました。

ワイモバイルは昼の通信速度が平均を上回っており、混雑する時間帯でも速度がほとんど落ちないことがわかります。

MVNO4社は、昼になると終日平均の2〜3割まで落ちます。

ただし夕方の残り方には差があり、IIJmioは94%まで戻る一方、mineoは28%のままでした。

夕方の帰宅時間帯にもよく使う人は、MVNOの中でも夕方の数字を見比べてから選ぶのがおすすめです。

昼休みに動画やビデオ通話まで使えるかは公式の推奨速度で判断できる

昼12時台の実測を、公式の推奨速度と照らし合わせると、昼休みにできることが会社ごとに見えてきます。

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会社 昼12時台の下り フルHD動画(5Mbps) 4K動画(YouTube 20Mbps) 1対1の1080pビデオ通話(上り3.8Mbps)
ワイモバイル 約112Mbps ◎ ◎ ◎(昼の上り約15Mbps)
LINEMO 約98Mbps ◎ ◎ ◎(約17Mbps)
ahamo 約98Mbps ◎ ◎ ○(約11Mbps)
povo 約88Mbps ◎ ◎ ◎(約13Mbps)
UQモバイル 約85Mbps ◎ ◎ ◎(約14Mbps)
楽天モバイル 約68Mbps ◎ ◎ ◎(約21Mbps)
mineo 約29Mbps ◎ ○ ◎(約15Mbps)
日本通信SIM 約19Mbps ◎ △ ◎(約14Mbps)
IIJmio 約17Mbps ◎ △ ○(約11Mbps)
イオンモバイル 約12Mbps ○ △ ○(約9Mbps)

※ ◎=推奨速度の3倍以上、○=推奨速度を上回る、△=推奨速度を下回る。昼12時台の平均値で判定し、ビデオ通話は昼12時台の上り速度で判定しています。平均なので、同じ時間帯でもこれを下回る計測が含まれます。

フルHDの動画とビデオ通話は、平均で見ると10社とも昼の推奨速度を上回っており、SNSや動画を標準的な画質で楽しむだけならどの会社もおすすめできます。

差が出るのは4K動画で、日本通信SIM・IIJmio・イオンモバイルの3社は昼の平均が20Mbpsに届きませんでした。

また、平均の数字に余裕がないほど、混み合った日や場所で推奨速度を割り込む可能性が高くなります。

昼休みに高画質の動画を見たり、ビデオ会議に参加したりするなら、昼の下りが4K動画の推奨速度の3倍以上ある上位6社から選ぶのが安全です。

格安SIMの速度が遅いと感じたときの対処法は端末側から順に試す

今使っている格安SIMが遅いと感じたら、乗り換えを決める前に、まず端末側の原因を取り除きます。

設定や一時的な不具合が原因なら、数分で通信速度が戻ることがあるからです。

試す順番は、計測で状況をつかむ、端末を整える、設定を見直す、それでもだめなら回線そのものを見直す、の4段階です。

まず計測アプリで今の速度を測っておく

最初にやるのは、今の通信速度を数字で把握することです。

みんなのネット回線速度のような計測サイトや、スマホ向けの速度測定アプリを使えば、下り・上りの速度とPing値を測れます。

計測するときは、Wi-Fiを切ってモバイル回線だけで測るのがポイントです。

昼12時台と夜など、時間帯を変えて2〜3回測っておくと、遅いのが一日中なのか、特定の時間帯だけなのかが判断できます。

測った数字は、この記事の「快適に使える速度の目安」の表と比べてください。

たとえば昼に3Mbpsしか出ていないなら、フルHD動画の推奨速度(5Mbps)を下回っているので、動画が止まるのは当然の結果です。

再起動とAPN設定の確認で直る場合がある

一日中遅い場合は、端末の再起動を試します。

通信の一時的な不具合なら、再起動だけで通信速度が戻ることがあります。

機内モードのオン・オフで回線をつなぎ直すのも、手軽な方法です。

それでも改善しない場合は、APN設定を確認します。

APN(アクセスポイント名)は、スマホがどの会社の回線につなぐかを決める設定で、乗り換え前の会社の設定が残っていると、正しくつながらなかったり通信速度が出なかったりします。

APNの正しい設定値は、各社の公式サイトのサポートページに載っているので、そこからコピーして入力するのがおすすめです。

iPhoneの場合は、以前の会社の構成プロファイルが残っていないかも確認してください。

省データ設定やWi-Fiの自動接続が速度を下げている場合もある

スマホの省データ設定(iPhoneの「省データモード」、Androidの「データセーバー」など)がオンになっていると、通信量を抑えるために動画の画質や更新の頻度が下がり、遅いと感じることがあります。

容量に余裕があるなら、設定をオフにして変化を見てください。

もう1つの落とし穴が、Wi-Fiの自動接続です。

駅や店舗の電波の弱いWi-Fiに自動でつながると、モバイル回線より遅くなることがあります。

速度が遅いと感じたら、画面上部のアイコンで、今どちらの回線で通信しているかを確かめます。

このほか、人気の動画アプリを長時間使った月は、容量を使い切って通信速度が制限されていないかも、各社のアプリやマイページで確認しておきましょう。

混雑する時間帯だけ遅いなら乗り換えが根本の解決になる

計測の結果、昼12時台や夕方だけが遅く、ほかの時間帯は速いなら、原因は端末ではなく回線の混雑です。

この場合、端末側でできることはほとんどありません。

根本的に解決するには、混雑する時間帯に強い会社へ乗り換えるのが確実です。

今の会社がMVNOで、昼の通信速度に不満があるなら、昼12時台の通信速度が終日平均とほぼ同じだったワイモバイルや、昼も約98MbpsだったLINEMO・ahamoのような大手のブランドが乗り換え先としておすすめです。

mineoやIIJmioのように、同じ会社の中で別の回線に変えられるMVNOもあります。

ただし、昼に遅くなる仕組みは回線を変えても同じなので、効果は限定的と考えてください。

格安SIMの通信速度でよくある質問

格安SIMの通信速度について、乗り換えを考える人がよく迷う点をまとめました。

大手キャリアから乗り換えると必ず遅くなる?

必ず遅くなるわけではありません。

ahamo・povo・LINEMOのようなオンライン専用プランや、ワイモバイル・UQモバイルは、大手キャリアと同じ設備で通信しているため、MVNOのように昼だけ通信速度が大きく落ちることは起きにくくなります。

遅くなりやすいのは、大手から回線を借りるMVNO(この記事のランキングでは7〜10位の4社)に乗り換えた場合で、特に昼12時台に差が出ます。

この記事の実測では、MVNO4社の昼の平均は約19Mbpsでした。

5G対応のプランなら速くなる?

5Gのエリア内で5G対応の端末を使えば、速くなる場合があります。

ただし、MVNOの混雑時間帯の遅さは5Gでは解消しません。

mineoは公式サイトで、5G通信は4G通信と設備を共用するため、混雑時の通信速度は必ずしも改善しないと説明しています。

昼に遅い原因が借りている帯域の不足である以上、通信の方式を5Gに変えても、通り道の混雑はそのまま残ります。

5Gの利用条件や料金は会社ごとに違うので、申し込む前に公式サイトで確認してください。

ahamoやLINEMOは大手キャリアとどう違う?

ahamoはNTTドコモ、LINEMOはソフトバンクが提供する人気のオンライン専用の料金プランで、使う回線は大手キャリアと同じです。

違いは主に、申し込みや手続きがWebやアプリ中心であることと、店舗でのサポートが限られることです。

ahamoはドコモショップでの手続きの補助が有料(3,300円)で、LINEMOは店舗で契約できず、問い合わせもチャットで受け付けています(有料の店頭スマホサポートはあります)。

通信速度は大手と同じ設備によるもので、実測でもahamoは昼12時台に約98Mbps、LINEMOも約98Mbpsでした。

契約したまま別の回線に変えられる?

複数の回線を扱うMVNOの中には、契約を続けたまま回線を変えられる会社があります。

mineoは3回線(ドコモ・ソフトバンク・au)の間で変更でき、変更事務手数料は3,850円(SIMカードの場合は発行料440円が加わります)です。

IIJmioはドコモ網とau網の間で変更でき、変更手数料2,200円のほかにSIMカード発行手数料(ドコモ網433.4円・au網446.6円)がかかります。

一方、イオンモバイルは同じ電話番号のままドコモ回線とau回線を変えることはできず、解約してから申し込み直す必要があります(電話番号が変わります)。

大手のブランドやオンライン専用プランは、そもそも使う回線が1つに決まっています。

eSIMとSIMカードで速度は変わる?

eSIMとSIMカードで通信速度に差が出るかどうかは、契約先に問い合わせて確認してください(要問い合わせ)。

ただし、会社やプランによっては、eSIMで使える回線や機能が限られます。

たとえばmineoのeSIMはau回線とドコモ回線のプランだけで使え、IIJmioはドコモ網のデータ専用eSIMが5Gに対応していません。

eSIMで申し込むなら、希望の回線とプランで使えるかを公式サイトで先に確認しておくのがおすすめです。

まとめ 自分が使う時間帯の実測で選べば格安SIMでも速度に後悔しない

格安SIMの通信速度は、会社の回線の持ち方と、使う時間帯で大きく変わります。

昼12時台の実測では、大手のブランド6社が68〜112Mbpsだったのに対し、MVNO4社は12〜29Mbpsで、差は最大で9倍ほどに開きました。

速さで選ぶときのポイント
  • 昼休みや帰宅時間帯にも動画やゲームを使うなら、ワイモバイル・LINEMO・ahamo・povo・UQモバイルから選ぶ
  • 写真や動画の投稿、ビデオ通話の発信が多いなら、上り速度が最も速い楽天モバイルを候補にする
  • 朝や夜に使うことが多く、昼はメッセージ程度なら、mineo・日本通信SIM・IIJmio・イオンモバイルでも足りる
  • 申し込む前に、自分がよく使う時間帯の実測と、容量を使い切ったあとの制限速度を確かめる

おすすめの1社を選ぶなら、ランキング1位で、昼の通信速度が終日平均とほぼ変わらなかったワイモバイルが、混雑に最も強い選択肢です。

応答の速さを求めるゲーム用途ならLINEMO、夕方から夜に使う人ならpovoやahamoが合います。

人気や料金の安さだけで決めず、自分がスマホを開く時間帯の数字で選べば、乗り換えてから「遅くて使えない」と後悔することはありません。

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